JPH0774634A - 波形記憶装置 - Google Patents
波形記憶装置Info
- Publication number
- JPH0774634A JPH0774634A JP23906793A JP23906793A JPH0774634A JP H0774634 A JPH0774634 A JP H0774634A JP 23906793 A JP23906793 A JP 23906793A JP 23906793 A JP23906793 A JP 23906793A JP H0774634 A JPH0774634 A JP H0774634A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- sampling
- signal
- trigger
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 波形記憶装置で用いるランダムサンプリング
方式において超高速の素子を用いず、サンプリング収束
時間を短縮することを目的とする。 【構成】 クロック発生回路、サンプル制御回路(トリ
ガとサンプルクロックの時間差を測定する手段を含
む)、複数のサンプルホルダ回路とAD変換器,メモリ
回路及びその数−1の遅延回路と、マイクロプロセッサ
により構成されるランダムサンプリング方式による波形
記憶装置。
方式において超高速の素子を用いず、サンプリング収束
時間を短縮することを目的とする。 【構成】 クロック発生回路、サンプル制御回路(トリ
ガとサンプルクロックの時間差を測定する手段を含
む)、複数のサンプルホルダ回路とAD変換器,メモリ
回路及びその数−1の遅延回路と、マイクロプロセッサ
により構成されるランダムサンプリング方式による波形
記憶装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタルオシロスコープ
を代表とする波形記憶装置のランダムサンプリングの改
良に関するものである。
を代表とする波形記憶装置のランダムサンプリングの改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に従来から広く知られている波形記
憶装置のブロック図を示す。同図において、1は増幅
器、アッテネータ等を含む入力回路、2はサンプルホー
ルド回路、3はA/D変換器、4はメモリ、5はトリガ
コンパレータ、6はサンプル制御回路、7はマイクロプ
ロセッサ、8はクロック発生回路である。Aは入力信
号、Bは入力回路1により適当なレベルに振幅制限され
た入力信号、Tはトリガ信号、Cはクロック信号、Sは
サンプリングクロック信号である。
憶装置のブロック図を示す。同図において、1は増幅
器、アッテネータ等を含む入力回路、2はサンプルホー
ルド回路、3はA/D変換器、4はメモリ、5はトリガ
コンパレータ、6はサンプル制御回路、7はマイクロプ
ロセッサ、8はクロック発生回路である。Aは入力信
号、Bは入力回路1により適当なレベルに振幅制限され
た入力信号、Tはトリガ信号、Cはクロック信号、Sは
サンプリングクロック信号である。
【0003】このような波形記憶装置によるランダムサ
ンプリングでは、トリガ信号発生後被観測信号とは非同
期の内部サンプリングクロック信号Sでサンプリングを
行い、入力信号を記憶する。通常、このようにして記憶
された入力信号データは図示しない表示装置(例えばマ
イクロプロセッサ7又はメモリ4に接続される)に表示
される。ここで、例えば表示された波形を時間軸方向に
拡大して観測するような場合、サンプリングクロック間
隔が相対的に広がり、波形が忠実に記憶、再現できない
ため、より多く(単位時間当り)のサンプリングが必要
となる。入力信号が低い周波数の場合はトリガ信号Tの
発生間隔が長くなるため、入力信号波形を所定数サンプ
リングし、収束させる為には速いサンプリングクロック
が必要となる。なお、ランダムサンプリングについては
本発明の実施例において詳細に説明する。
ンプリングでは、トリガ信号発生後被観測信号とは非同
期の内部サンプリングクロック信号Sでサンプリングを
行い、入力信号を記憶する。通常、このようにして記憶
された入力信号データは図示しない表示装置(例えばマ
イクロプロセッサ7又はメモリ4に接続される)に表示
される。ここで、例えば表示された波形を時間軸方向に
拡大して観測するような場合、サンプリングクロック間
隔が相対的に広がり、波形が忠実に記憶、再現できない
ため、より多く(単位時間当り)のサンプリングが必要
となる。入力信号が低い周波数の場合はトリガ信号Tの
発生間隔が長くなるため、入力信号波形を所定数サンプ
リングし、収束させる為には速いサンプリングクロック
が必要となる。なお、ランダムサンプリングについては
本発明の実施例において詳細に説明する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術では、
ランダムサンプリングでより速く観測信号を収束させる
為にはより速いサンプリングクロックが必要となる。と
ころが、速いサンプリングクロックでサンプルホールド
回路を動作させるとホールド期間が短くなるので入力帯
域が広く、動特性の良いAD変換器が必要となる。ま
た、その変換結果を記憶させるメモリも高速のものが必
要となり、非常に高価なシステムになる。もしくはこれ
を実現する為の素子が現存しないという欠点がある。本
発明はこれらの欠点を除去し、ランダムサンプリングに
よる波形記憶装置においてより収束を速くすることを目
的とする。
ランダムサンプリングでより速く観測信号を収束させる
為にはより速いサンプリングクロックが必要となる。と
ころが、速いサンプリングクロックでサンプルホールド
回路を動作させるとホールド期間が短くなるので入力帯
域が広く、動特性の良いAD変換器が必要となる。ま
た、その変換結果を記憶させるメモリも高速のものが必
要となり、非常に高価なシステムになる。もしくはこれ
を実現する為の素子が現存しないという欠点がある。本
発明はこれらの欠点を除去し、ランダムサンプリングに
よる波形記憶装置においてより収束を速くすることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成する為に従来のサンプリング手段、すなわち、サンプ
ルホールド回路、AD変換器、メモリを複数個使用し、
個々のサンプリングクロックは遅延回路でずらし、個々
の動作周波数は上げずにトータルのサンプリング周波数
を上げるようにしたものである。
成する為に従来のサンプリング手段、すなわち、サンプ
ルホールド回路、AD変換器、メモリを複数個使用し、
個々のサンプリングクロックは遅延回路でずらし、個々
の動作周波数は上げずにトータルのサンプリング周波数
を上げるようにしたものである。
【0006】
【作用】その結果、複数段の遅延回路で遅延されたサン
プリングクロックにより、複数のサンプリング手段でサ
ンプリングされるため、1つのトリガ信号で従来の複数
倍のサンプリングデータが得られ、観測波形の収束時間
を大幅に短縮することができる。
プリングクロックにより、複数のサンプリング手段でサ
ンプリングされるため、1つのトリガ信号で従来の複数
倍のサンプリングデータが得られ、観測波形の収束時間
を大幅に短縮することができる。
【0007】
【実施例】ランダムサンプリング技術自体は周知である
が、初めに、デジタルオシロスコープにおるランダムサ
ンプリングについて簡単に説明する。披観測入力信号は
トリガ信号とは非同期のサンプリングクロックによりサ
ンプリングされる。トリガ信号は入力信号と同期してお
り、このトリガ信号と、サンプリングクロックの時間差
を計測し、得られたサンプリングデータをトリガ点を基
準にして上記時間差分ずらして並べ、表示器に、再生す
る。すなわち、図2に示す様に、第1回目のサンプリン
グクロックでサンプリングされたデータはs11、s1
2、s13…s17の部分である。得られたデータをト
リガ点(基準点)からt1(トリガ信号とサンプリング
クロックとの時間差)だけずらし、サンプリング周期t
の間隔を空けて表示メモリに書き込む。第2回目でサン
プリングされたデータはs21、s22、s23…s2
7の部分である。トリガ点からt2(2回目のトリガ信
号とサンプリングクロックとの時間差)ずらしtの間隔
を空けて表示メモリに書き込む。同じく、第3回目でサ
ンプリングされたs31〜s37のデータをトリガ点か
らt3(3回目のトリガ信号とサンプリングクロックと
の時間差)ずらしtの間隔を空けて表示メモリに書き込
む。以下同様にして何回もサンプリングを行い、入力信
号を記憶、表示器に再現し波形がつながるまで(以下、
観測波形の収束と称す)サンプリングを行う。以下この
発明の一実施例を図1により説明する。なお、同図にお
いて、図6と同一符号は同一物を示す。2a、2b、2
cはサンプリングクロックSA、SB、SCで動作する
サンプルホールド回路、3a、3b、3cは同じくA/
D変換器、4a、4b、4cは同じくメモリである。9
b、9cはサンプリングクロックSAをその周期の例え
ば1/3遅らせたサンプリングクロックSB、SCをそ
れぞれ発生する遅延回路である。なお、遅延回路等を用
いてサンプリングを行なう技術の一例は例えば特開平4
−60455等に記載されている。入力信号Aは増幅器
1により適当な値に調整され、サンプルホールド回路2
a、2b、2cによりサンプリングされ、AD変換器3
a、3b、3cでデジタルデータとなりメモリ4a、4
b、4cへ記憶される。このサンプリング動作は、クロ
ック発生回路8のクロックCを基準として発生するサン
プリングクロックSA、SB、SCの制御により行われ
る。一方、ランダムサンプリングで基準となるトリガ信
号Tは入力信号と、基準電圧レベル(トリガレベル)を
トリガコンパレータ5で比較して発生する。トリガコン
パレータ5が出力するトリガ信号Tは、入力信号に同期
した信号となる。このトリガ信号Tとクロック発生回路
8のクロックCはサンプルコントロール部6に入力す
る。サンプル制御回路6はサンプリングの停止制御や、
トリガ信号TとサンプリングクロックSAとの時間差測
定を行っている。なお、このサンプル制御回路6につい
ては後に詳しく説明する。トリガ信号Tとサンプリング
クロックSAとの時間差はGのデータバスを通して7の
マイクロプロセッサに読み込まれる。図1の実施例では
サンプリング系統を3系統とした例を示す。すなわち、
トリガ信号Tにより、サンプリングクロックSAが発生
し、サンプルホールド2aにその時の入力信号Bがホー
ルドされる。次にこの入力信号値はA/D変換器3aで
デジタルデータに変換され、メモリ4aに記憶される。
次にサンプリングクロックSAは遅延回路9bにより、
所定時間Δt(例えばサンプリングクロックEの1/3
周期)遅延したサンプリングクロックSBとなり、サン
プルホールド回路2b、A/D変換器3b、メモリ4b
に供給される。サンプルホールド回路2bにはその時の
入力信号Bの値がホールドされ、A/D変換の後、メモ
リ4bに記憶される。同じようにして、メモリ4cにも
データが記憶される。図3は、入力波形Bとサンプリン
グの関係を示したものである。従来技術では入力信号B
をサンプリングクロックSAのみでサンプリングしてい
たが、本実施例では、更にサンプリングクロックSB、
SCでもサンプリングする。すなわち、この実施例では
△tの遅延後に1回、更に△tの遅延後に1回サンプリ
ングを行っているため、sa1、sb1、sc1、sa
2、sb2、sc2…と図2の場合と比較し、1回のサ
ンプリングパルスで3回分のデータを得ることができ
る。なお、△tは任意の値で良い。図3に示す様に3相
のクロックの場合、従来1サンプル動作中に得られるサ
ンプルデータsa1〜sanに対し本実施例では更なる
サンプルデータsb1〜sbn、sc1…scnが得ら
れ同じ時間で従来技術の3倍のサンプルデータが一度に
得られる。このため、波形収束時間は3分の1で済むこ
とになる。次に図1のサンプル制御回路6について説明
する。同図に示すようにサンプル制御回路6はサンプル
数制御回路62と時間計測回路61に分けられる。サン
プル数制御回路62は、サンプリングを開始し、トリガ
信号Tが来て何サンプルしてサンプリングを止めるかを
制御する。この制御によりトリガの前後のデータ数を制
御できる。この回路は例えばメモリ4a、4b、4cが
1000ワードの容量として、トリガ信号後500ワー
ドでサンプリングを止めたとすると、トリガ前500ワ
ード、トリガ後500ワードが1回のサンプリングで得
られることになる。この場合トリガを中心に観測が可能
な、いわゆるプレトリガとなる。サンプル数制御回路6
2は、主にカウンタ回路で構成される。時間計測回路6
1は、ランダムサンプリングで重要となるトリガ信号と
サンプリングクロックの時間関係を計測する回路であ
る。図4に時間計測回路61の回路の詳細ブロック図を
示す。図5にそのタイミング図を示す。トリガ信号を入
力すると積分器611が充電を開始し、出力電圧がリニ
アに上昇する。充電は、トリガ信号入力後サンプリング
クロックが2回入ったら止まる(特に2回に制限するも
のではない)。充電が止まると積分器611は放電を始
め、リニアに出力電圧を下降させる。コンパレータ61
2は、積分器611出力をパルス幅に変換する。カウン
タ613はそのパルス幅分のクロックCをカウントす
る。積分器611は充電と放電の比率により、トリガ信
号からサンプルクロック2個目までの時間差τ(図5参
照)をコンパレータ612の出力のパルス幅εに増幅す
る。このε間のクロックをカウンタ613によりカウン
トすることによりτとカウント値が対応づけられる。こ
のようにして、トリガ信号とサンプリングクロックの時
間差を計測する。表示は、マイクロプロセッサ7が時間
計測回路61の時間計測結果(カウント値)を読み、メ
モリ4a、4b、4cに記憶されたサンプリングデータ
を表示用回路10中のビデオRAM(図示せず)に書き
込む。書き込みは次のような動作で行なわれる。3図に
示す様に第1回目のサンプリングクロックでサンプリン
グされたデータsa1をトリガ点(基準点)からt1だ
けずらし、サンプリングクロックの周期Tの間隔を空け
て表示用回路10内のメモリに書き込む。次に遅延回路
9bにより、Δt遅延したサンプリングクロックSBに
よりサンプリングされたデータはsb1、前記データs
a1に対しΔtずらし、表示メモリ10に書き込む。3
相目のサンプリングクロックSCでサンプリングされた
データsc1は前記データsb1に対し、遅延時間Δt
ずらし表示メモリに書き込む。以下同様にして波形のデ
ータ点が連続し、観測波形が収束するまでサンプリング
を繰り返す。このようにして、入力信号を記憶し、表示
器11に再現していく。
が、初めに、デジタルオシロスコープにおるランダムサ
ンプリングについて簡単に説明する。披観測入力信号は
トリガ信号とは非同期のサンプリングクロックによりサ
ンプリングされる。トリガ信号は入力信号と同期してお
り、このトリガ信号と、サンプリングクロックの時間差
を計測し、得られたサンプリングデータをトリガ点を基
準にして上記時間差分ずらして並べ、表示器に、再生す
る。すなわち、図2に示す様に、第1回目のサンプリン
グクロックでサンプリングされたデータはs11、s1
2、s13…s17の部分である。得られたデータをト
リガ点(基準点)からt1(トリガ信号とサンプリング
クロックとの時間差)だけずらし、サンプリング周期t
の間隔を空けて表示メモリに書き込む。第2回目でサン
プリングされたデータはs21、s22、s23…s2
7の部分である。トリガ点からt2(2回目のトリガ信
号とサンプリングクロックとの時間差)ずらしtの間隔
を空けて表示メモリに書き込む。同じく、第3回目でサ
ンプリングされたs31〜s37のデータをトリガ点か
らt3(3回目のトリガ信号とサンプリングクロックと
の時間差)ずらしtの間隔を空けて表示メモリに書き込
む。以下同様にして何回もサンプリングを行い、入力信
号を記憶、表示器に再現し波形がつながるまで(以下、
観測波形の収束と称す)サンプリングを行う。以下この
発明の一実施例を図1により説明する。なお、同図にお
いて、図6と同一符号は同一物を示す。2a、2b、2
cはサンプリングクロックSA、SB、SCで動作する
サンプルホールド回路、3a、3b、3cは同じくA/
D変換器、4a、4b、4cは同じくメモリである。9
b、9cはサンプリングクロックSAをその周期の例え
ば1/3遅らせたサンプリングクロックSB、SCをそ
れぞれ発生する遅延回路である。なお、遅延回路等を用
いてサンプリングを行なう技術の一例は例えば特開平4
−60455等に記載されている。入力信号Aは増幅器
1により適当な値に調整され、サンプルホールド回路2
a、2b、2cによりサンプリングされ、AD変換器3
a、3b、3cでデジタルデータとなりメモリ4a、4
b、4cへ記憶される。このサンプリング動作は、クロ
ック発生回路8のクロックCを基準として発生するサン
プリングクロックSA、SB、SCの制御により行われ
る。一方、ランダムサンプリングで基準となるトリガ信
号Tは入力信号と、基準電圧レベル(トリガレベル)を
トリガコンパレータ5で比較して発生する。トリガコン
パレータ5が出力するトリガ信号Tは、入力信号に同期
した信号となる。このトリガ信号Tとクロック発生回路
8のクロックCはサンプルコントロール部6に入力す
る。サンプル制御回路6はサンプリングの停止制御や、
トリガ信号TとサンプリングクロックSAとの時間差測
定を行っている。なお、このサンプル制御回路6につい
ては後に詳しく説明する。トリガ信号Tとサンプリング
クロックSAとの時間差はGのデータバスを通して7の
マイクロプロセッサに読み込まれる。図1の実施例では
サンプリング系統を3系統とした例を示す。すなわち、
トリガ信号Tにより、サンプリングクロックSAが発生
し、サンプルホールド2aにその時の入力信号Bがホー
ルドされる。次にこの入力信号値はA/D変換器3aで
デジタルデータに変換され、メモリ4aに記憶される。
次にサンプリングクロックSAは遅延回路9bにより、
所定時間Δt(例えばサンプリングクロックEの1/3
周期)遅延したサンプリングクロックSBとなり、サン
プルホールド回路2b、A/D変換器3b、メモリ4b
に供給される。サンプルホールド回路2bにはその時の
入力信号Bの値がホールドされ、A/D変換の後、メモ
リ4bに記憶される。同じようにして、メモリ4cにも
データが記憶される。図3は、入力波形Bとサンプリン
グの関係を示したものである。従来技術では入力信号B
をサンプリングクロックSAのみでサンプリングしてい
たが、本実施例では、更にサンプリングクロックSB、
SCでもサンプリングする。すなわち、この実施例では
△tの遅延後に1回、更に△tの遅延後に1回サンプリ
ングを行っているため、sa1、sb1、sc1、sa
2、sb2、sc2…と図2の場合と比較し、1回のサ
ンプリングパルスで3回分のデータを得ることができ
る。なお、△tは任意の値で良い。図3に示す様に3相
のクロックの場合、従来1サンプル動作中に得られるサ
ンプルデータsa1〜sanに対し本実施例では更なる
サンプルデータsb1〜sbn、sc1…scnが得ら
れ同じ時間で従来技術の3倍のサンプルデータが一度に
得られる。このため、波形収束時間は3分の1で済むこ
とになる。次に図1のサンプル制御回路6について説明
する。同図に示すようにサンプル制御回路6はサンプル
数制御回路62と時間計測回路61に分けられる。サン
プル数制御回路62は、サンプリングを開始し、トリガ
信号Tが来て何サンプルしてサンプリングを止めるかを
制御する。この制御によりトリガの前後のデータ数を制
御できる。この回路は例えばメモリ4a、4b、4cが
1000ワードの容量として、トリガ信号後500ワー
ドでサンプリングを止めたとすると、トリガ前500ワ
ード、トリガ後500ワードが1回のサンプリングで得
られることになる。この場合トリガを中心に観測が可能
な、いわゆるプレトリガとなる。サンプル数制御回路6
2は、主にカウンタ回路で構成される。時間計測回路6
1は、ランダムサンプリングで重要となるトリガ信号と
サンプリングクロックの時間関係を計測する回路であ
る。図4に時間計測回路61の回路の詳細ブロック図を
示す。図5にそのタイミング図を示す。トリガ信号を入
力すると積分器611が充電を開始し、出力電圧がリニ
アに上昇する。充電は、トリガ信号入力後サンプリング
クロックが2回入ったら止まる(特に2回に制限するも
のではない)。充電が止まると積分器611は放電を始
め、リニアに出力電圧を下降させる。コンパレータ61
2は、積分器611出力をパルス幅に変換する。カウン
タ613はそのパルス幅分のクロックCをカウントす
る。積分器611は充電と放電の比率により、トリガ信
号からサンプルクロック2個目までの時間差τ(図5参
照)をコンパレータ612の出力のパルス幅εに増幅す
る。このε間のクロックをカウンタ613によりカウン
トすることによりτとカウント値が対応づけられる。こ
のようにして、トリガ信号とサンプリングクロックの時
間差を計測する。表示は、マイクロプロセッサ7が時間
計測回路61の時間計測結果(カウント値)を読み、メ
モリ4a、4b、4cに記憶されたサンプリングデータ
を表示用回路10中のビデオRAM(図示せず)に書き
込む。書き込みは次のような動作で行なわれる。3図に
示す様に第1回目のサンプリングクロックでサンプリン
グされたデータsa1をトリガ点(基準点)からt1だ
けずらし、サンプリングクロックの周期Tの間隔を空け
て表示用回路10内のメモリに書き込む。次に遅延回路
9bにより、Δt遅延したサンプリングクロックSBに
よりサンプリングされたデータはsb1、前記データs
a1に対しΔtずらし、表示メモリ10に書き込む。3
相目のサンプリングクロックSCでサンプリングされた
データsc1は前記データsb1に対し、遅延時間Δt
ずらし表示メモリに書き込む。以下同様にして波形のデ
ータ点が連続し、観測波形が収束するまでサンプリング
を繰り返す。このようにして、入力信号を記憶し、表示
器11に再現していく。
【0008】
【発明の効果】本発明のよれば超高速のAD変換、メモ
リを使用することなくランダムサンプリングの波形収束
時間の短縮を図ることができる。
リを使用することなくランダムサンプリングの波形収束
時間の短縮を図ることができる。
【図1】本発明の実施例を示すブロック図。
【図2】サンプリング動作の概念を示す説明図。
【図3】本発明のサンプリング動作の概念を示す説明
図。
図。
【図4】本発明の実施例における時間計測回路のブロッ
ク図。
ク図。
【図5】図4のタイミング図。
【図6】従来例のブロック図。
1 入力回路 2、2a、2b、2c サンプルホールド回路 3、3a、3b、3c AD変換器 4、4a、4b、4c メモリ回路 5 トリガコンパレータ 6 サンプル制御回路 61 時間計測回路 62 サンプル数制御回路 7 マイクロプロセッサ 8 クロック発生回路 9b9c 遅延回路
Claims (1)
- 【請求項1】 被観測入力信号をデジタル信号に変換し
記憶する波形記憶装置において、 被観測入力信号を振幅制限する入力回路と、 該入力回路により振幅制限された前記入力信号対して複
数組並列に設けた前記入力信号のサンプルホールド回路
と該サンプルホールド回路にサンプリングされた前記入
力信号をデジタルデータに変換するA/D変換回路と該
A/D変換回路により変換されたデジタルデータを記憶
するメモリにより成る直列回路と、 前記入力回路により振幅制限された前記入力信号とトリ
ガレベルとを比較しトリガ信号を発生するするトリガコ
ンパレータと、 該トリガコンパレータからのトリガ信号に対応して発生
するサンプリングクロックを前記直列回路に供給するサ
ンプル数制御回路と、 前記直列回路の内の一組の直列回路を除く他の直列回路
のサンプリングクロック入力部と前記サンプル数制御回
路の間に接続され前記サンプリングクロックを遅延させ
る遅延回路と、 前記サンプル数制御回路からのサンプリングクロックと
前記トリガコンパレータからのトリガ信号との時間差を
計測する時間計測回路と、 前記直列回路のメモリと前記サンプル数制御回路と時間
計測回路とバスラインを介して接続されこれらを制御す
るマイクロプロセッサより成ることを特徴とする波形記
憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23906793A JPH0774634A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 波形記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23906793A JPH0774634A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 波形記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0774634A true JPH0774634A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=17039370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23906793A Pending JPH0774634A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 波形記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0774634A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08292069A (ja) * | 1995-04-21 | 1996-11-05 | Sony Corp | 波形測定装置 |
JPH11142485A (ja) * | 1997-11-10 | 1999-05-28 | Ando Electric Co Ltd | 電気光学プローブの信号処理回路 |
JPH11153625A (ja) * | 1997-11-21 | 1999-06-08 | Hitachi Denshi Ltd | 波形記憶装置 |
JP2000338136A (ja) * | 1999-05-31 | 2000-12-08 | Sharp Corp | データ記録装置 |
JP2002171658A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-14 | Mitsubishi Electric Corp | 回路遮断器 |
JP3569275B2 (ja) * | 2000-05-29 | 2004-09-22 | 株式会社アドバンテスト | サンプリングデジタイザ、その方法及びサンプリングデジタイザを備えた半導体集積回路試験装置 |
JP2005030867A (ja) * | 2003-07-10 | 2005-02-03 | Anritsu Corp | ジッタ測定装置 |
JP2010187092A (ja) * | 2009-02-10 | 2010-08-26 | Dkk Toa Corp | ピークホールド回路 |
JP2020521977A (ja) * | 2017-06-05 | 2020-07-27 | カッツフォース インコーポレイテッドCutsforth,Inc. | 接地装置用のモニタリングシステム |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP23906793A patent/JPH0774634A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08292069A (ja) * | 1995-04-21 | 1996-11-05 | Sony Corp | 波形測定装置 |
JPH11142485A (ja) * | 1997-11-10 | 1999-05-28 | Ando Electric Co Ltd | 電気光学プローブの信号処理回路 |
JPH11153625A (ja) * | 1997-11-21 | 1999-06-08 | Hitachi Denshi Ltd | 波形記憶装置 |
JP2000338136A (ja) * | 1999-05-31 | 2000-12-08 | Sharp Corp | データ記録装置 |
JP3569275B2 (ja) * | 2000-05-29 | 2004-09-22 | 株式会社アドバンテスト | サンプリングデジタイザ、その方法及びサンプリングデジタイザを備えた半導体集積回路試験装置 |
JP2002171658A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-14 | Mitsubishi Electric Corp | 回路遮断器 |
JP2005030867A (ja) * | 2003-07-10 | 2005-02-03 | Anritsu Corp | ジッタ測定装置 |
JP2010187092A (ja) * | 2009-02-10 | 2010-08-26 | Dkk Toa Corp | ピークホールド回路 |
JP2020521977A (ja) * | 2017-06-05 | 2020-07-27 | カッツフォース インコーポレイテッドCutsforth,Inc. | 接地装置用のモニタリングシステム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0774634A (ja) | 波形記憶装置 | |
US5578917A (en) | Repetitive digital sampling circuit using two delay lines for improved time accuracy | |
EP0212766B1 (en) | High speed data acquisition utilizing multiplex charge transfer devices | |
JP4266350B2 (ja) | テスト回路 | |
US4631697A (en) | Signal controlled waveform recorder | |
US6377902B1 (en) | Arrangement for continuous and uninterrupted reading of a large volume of data from an electronic measuring device into a memory | |
JP3323121B2 (ja) | 半導体装置の測定方法及び測定装置 | |
JPH052030A (ja) | デイジタルストレ−ジオシロスコ−プ | |
JP2971307B2 (ja) | 波形記録装置 | |
JPS6067869A (ja) | タイミング信号発生器 | |
JPH10319097A (ja) | 半導体試験装置用タイミング発生器 | |
JPH0563128U (ja) | 高速a/d変換回路 | |
JP3945389B2 (ja) | 時間電圧変換器及び方法 | |
JP3444573B2 (ja) | 波形記憶装置 | |
JP3439565B2 (ja) | 波形記憶装置 | |
JPH08201483A (ja) | タイミング発生器 | |
SU1644378A1 (ru) | Устройство дл контрол функционировани аналого-цифровых преобразователей в динамическом режиме | |
JP2573226B2 (ja) | 信号時間測定装置 | |
JP3013767B2 (ja) | フレームタイミング位相調整回路 | |
USRE34843E (en) | Signal controlled waveform recorder | |
JPS6129671B2 (ja) | ||
JP3429993B2 (ja) | 波形記憶装置 | |
Jones et al. | APV5-RH-a 128 channel analogue pipeline for LHC | |
Jones et al. | APV5-RH-a 128 channel analogue pipeline for LHC | |
SU1339541A1 (ru) | Устройство дл ввода информации |