JPH0774611B2 - エンジンの過給装置 - Google Patents
エンジンの過給装置Info
- Publication number
- JPH0774611B2 JPH0774611B2 JP61094291A JP9429186A JPH0774611B2 JP H0774611 B2 JPH0774611 B2 JP H0774611B2 JP 61094291 A JP61094291 A JP 61094291A JP 9429186 A JP9429186 A JP 9429186A JP H0774611 B2 JPH0774611 B2 JP H0774611B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- mechanical supercharger
- control valve
- supercharger
- exhaust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はエンジンの過給装置の改良に関する。
（従来技術） 従来、過給機付エンジンにおいて、エンジンにより駆動
される機械式過給機（スーパーチャージャ）と、排気ガ
スにより駆動される排気ターボ過給機（ターボチャージ
ャー）とが、吸気通路中に直列に設けられ、該吸気通路
に、機械式過給機のみをバイパスするバイパス通路が設
けられたものが提案されている（特開昭57−212331号公
報、実開昭59−96332号公報参照）。
される機械式過給機（スーパーチャージャ）と、排気ガ
スにより駆動される排気ターボ過給機（ターボチャージ
ャー）とが、吸気通路中に直列に設けられ、該吸気通路
に、機械式過給機のみをバイパスするバイパス通路が設
けられたものが提案されている（特開昭57−212331号公
報、実開昭59−96332号公報参照）。
しかしながら、当該過給機付エンジンでは、過給の必要
のない軽負荷・低回転時でも排気ターボ過給機のコンプ
レッサで吸気が過給されるため、これがコンプレッサの
負荷となり、コンプレッサの回転上昇が抑制されるの
で、逆に加速時の過渡応答性が悪くなるという問題があ
った。
のない軽負荷・低回転時でも排気ターボ過給機のコンプ
レッサで吸気が過給されるため、これがコンプレッサの
負荷となり、コンプレッサの回転上昇が抑制されるの
で、逆に加速時の過渡応答性が悪くなるという問題があ
った。
（発明の目的） 本発明は上記従来の問題を解消するためになされたもの
で、機械式過給機と排気ターボ過給機とを直列に設けた
エンジンの過給装置において、低負荷・低回転時からの
加速時の過渡応答性を向上させることを目的とするもの
である。
で、機械式過給機と排気ターボ過給機とを直列に設けた
エンジンの過給装置において、低負荷・低回転時からの
加速時の過渡応答性を向上させることを目的とするもの
である。
（発明の構成） このため本発明は、エンジンにより駆動される機械式過
給機と、排気ガスにより駆動される排気ターボ過給機と
が、吸気通路中に直列に設けられたエンジンの過給装置
において、低回転・低負荷域で機械式過給機の駆動を停
止させる駆動制御手段と、上記吸気通路に設けられ両過
給機をバイパスするバイパス通路と、バイパス通路に設
けられ該バイパス通路の通気量を制御する制御弁と、上
記駆動制御手段による機械式過給機の駆動停止時に制御
弁を開制御する一方、上記駆動制御手段による機械式過
給機の駆動開始時に制御弁を閉制御する制御弁制御手段
とが設けられていることを特徴とするものである。
給機と、排気ガスにより駆動される排気ターボ過給機と
が、吸気通路中に直列に設けられたエンジンの過給装置
において、低回転・低負荷域で機械式過給機の駆動を停
止させる駆動制御手段と、上記吸気通路に設けられ両過
給機をバイパスするバイパス通路と、バイパス通路に設
けられ該バイパス通路の通気量を制御する制御弁と、上
記駆動制御手段による機械式過給機の駆動停止時に制御
弁を開制御する一方、上記駆動制御手段による機械式過
給機の駆動開始時に制御弁を閉制御する制御弁制御手段
とが設けられていることを特徴とするものである。
（発明の効果） 本発明によれば、低負荷・低回転時には制御弁制御手段
によって制御弁が開かれ、したがってバイパス通路が開
かれ排気ターボ過給機のコンプレッサに吸気が流れなく
なり、コンプレッサの負荷が低減されてその回転が上昇
するので、加速時の過渡応答性が向上する。
によって制御弁が開かれ、したがってバイパス通路が開
かれ排気ターボ過給機のコンプレッサに吸気が流れなく
なり、コンプレッサの負荷が低減されてその回転が上昇
するので、加速時の過渡応答性が向上する。
（実施例） 以下、本発明の実施例を添付図面について詳細に説明す
る。
る。
第１図に示すように、エンジン１にはピストン２が嵌合
され、該ピストン２の上方に燃焼室３が形成され、該燃
焼室３に吸気ポート４と排気ポート５が形成されてい
て、吸気ポート４には吸気弁６、排気ポート５には排気
弁７が設けられている。
され、該ピストン２の上方に燃焼室３が形成され、該燃
焼室３に吸気ポート４と排気ポート５が形成されてい
て、吸気ポート４には吸気弁６、排気ポート５には排気
弁７が設けられている。
上記吸気ポート４には吸気通路10が接続され、該吸気通
路10には、上流側から下流側に向ってエアクリーナ11,
エアフロメータ12,排気ターボ過給機13のコンプレッサ1
3a,機械式過給機14,インタークーラ15,スロットル弁16,
サージタンク17がそれぞれ設けられている。
路10には、上流側から下流側に向ってエアクリーナ11,
エアフロメータ12,排気ターボ過給機13のコンプレッサ1
3a,機械式過給機14,インタークーラ15,スロットル弁16,
サージタンク17がそれぞれ設けられている。
上記排気ポート15に接続された排気通路18には排気ター
ボ過給機13のタービン13bが設けられ、該タービン13bと
コンプレッサ13aとは駆動軸13cで連結されている。
ボ過給機13のタービン13bが設けられ、該タービン13bと
コンプレッサ13aとは駆動軸13cで連結されている。
上記機械式過給機14は、エンジンの駆動軸1aに電磁クラ
ッチ19を介して連結されている。該電磁クラッチ19はエ
ンジン１の運転状態に応じて、後述するマイクロコンピ
ュータ23によりオン・オフ制御される。
ッチ19を介して連結されている。該電磁クラッチ19はエ
ンジン１の運転状態に応じて、後述するマイクロコンピ
ュータ23によりオン・オフ制御される。
上記排気ターボ過給機13のタービン13aの上流側と、上
記インタークーラ15とスロットル弁16との間の吸気通路
10とはバイパス通路20で連結され、該バイパス通路20に
はリリーフ兼バイパス弁21が設けられている。
記インタークーラ15とスロットル弁16との間の吸気通路
10とはバイパス通路20で連結され、該バイパス通路20に
はリリーフ兼バイパス弁21が設けられている。
該リリーフ兼バイパス弁21はステッピングモータ22で開
度が調節され、該ステッピングモータ22は車載のマイク
ロコンピュータ23で制御される。
度が調節され、該ステッピングモータ22は車載のマイク
ロコンピュータ23で制御される。
該マイクロコンピュータ23には、スロットル弁16の開度
を検出するスロットルポジションセンサ24と、機械式過
給機14の下流側の吸気通路10の圧力を検出する圧力セン
サ25とが接続されるとともに、エンジン回転数検出信号
が入力される。
を検出するスロットルポジションセンサ24と、機械式過
給機14の下流側の吸気通路10の圧力を検出する圧力セン
サ25とが接続されるとともに、エンジン回転数検出信号
が入力される。
なお、リリーフ兼バイパス弁21は特許請求の範囲に記載
された制御弁に相当する。また、マイクロコンピュータ
23は特許請求の範囲に記載された駆動制御手段及び制御
弁制御手段を含む制御装置である。
された制御弁に相当する。また、マイクロコンピュータ
23は特許請求の範囲に記載された駆動制御手段及び制御
弁制御手段を含む制御装置である。
上記のような構成であれば、エンジン１の軽負荷・低回
転時は、電磁クラッチ19がオフされ、リリーフ兼バイパ
ス弁21が開弁されているので、バイパス通路20を介して
エンジン１に自然吸気されるようになる。
転時は、電磁クラッチ19がオフされ、リリーフ兼バイパ
ス弁21が開弁されているので、バイパス通路20を介して
エンジン１に自然吸気されるようになる。
このとき、排気ターボ過給機13のコンプレッサ13aに吸
気が流れないので、コンプレッサ13aの負荷が低減して
回転が上昇するので、加速時の過渡応答性が向上して、
出足感が良好となる。
気が流れないので、コンプレッサ13aの負荷が低減して
回転が上昇するので、加速時の過渡応答性が向上して、
出足感が良好となる。
また、バイパス通路20を通った吸気は、インタークーラ
15で冷却されることなくエンジン１に吸入されるので、
燃料の微粒化も改善される。
15で冷却されることなくエンジン１に吸入されるので、
燃料の微粒化も改善される。
エンジン１の軽負荷・中回転時は、電磁クラッチ19がオ
ンされ、リリーフ兼バイパス弁21が閉弁されるので、排
気ターボ過給機13と機械式過給機14とで過給された吸気
がエンジン１に供給されるようになる。
ンされ、リリーフ兼バイパス弁21が閉弁されるので、排
気ターボ過給機13と機械式過給機14とで過給された吸気
がエンジン１に供給されるようになる。
このとき、排気ターボ過給機13のコンプレッサ13aが機
械式過給機14の吸引力で回転が高められるので、加速時
の過渡応答性が向上する。
械式過給機14の吸引力で回転が高められるので、加速時
の過渡応答性が向上する。
また、エンジン１の運転状態に応じてリリーフ兼バイパ
ス弁21の開度が調節され、バイパス通路20によりインタ
ークーラ15で冷却された過給吸気の一部が排気ターボ過
給機13のコンプレッサ13aの上流側にリリーフされるの
で、排気ターボ過給機13及び機械式過給機14に吸入され
る吸気温度の上昇を防ぐことができる。
ス弁21の開度が調節され、バイパス通路20によりインタ
ークーラ15で冷却された過給吸気の一部が排気ターボ過
給機13のコンプレッサ13aの上流側にリリーフされるの
で、排気ターボ過給機13及び機械式過給機14に吸入され
る吸気温度の上昇を防ぐことができる。
なお、機械式過給機14を排気ターボ過給機13の下流側に
設けると機械式過給機14の下流側の吸気通路10の通路長
が短くでき、この点からも過渡応答性が向上する。
設けると機械式過給機14の下流側の吸気通路10の通路長
が短くでき、この点からも過渡応答性が向上する。
第２図は機械式過給機14を排気ターボ過給機13の上流側
に設けるとともに、スロットル弁16をバイパス通路20の
上流側の吸気通路10に設けた構成である。
に設けるとともに、スロットル弁16をバイパス通路20の
上流側の吸気通路10に設けた構成である。
この構成であれば、機械式過給機14の上流側にスロット
ル弁16、下流に排気ターボ過給機13があるため、機械式
過給機14の吸排気脈動による騒音が低減できるという効
果がある。
ル弁16、下流に排気ターボ過給機13があるため、機械式
過給機14の吸排気脈動による騒音が低減できるという効
果がある。
第１図は本発明に係るエンジンの過給装置の構成図、第
２図は第１図の変形例の構成図である。 １……エンジン、10……吸気通路、 13……排気ターボ過給機、 13a……コンプレッサ、14……機械式過給機、 15……インタークーラ、 19……電磁クラッチ、20……バイパス通路。 21……リリーフ兼バイパス弁。
２図は第１図の変形例の構成図である。 １……エンジン、10……吸気通路、 13……排気ターボ過給機、 13a……コンプレッサ、14……機械式過給機、 15……インタークーラ、 19……電磁クラッチ、20……バイパス通路。 21……リリーフ兼バイパス弁。
Claims (1)
- 【請求項１】エンジンにより駆動される機械式過給機
と、排気ガスにより駆動される排気ターボ過給機とが、
吸気通路中に直列に設けられたエンジンの過給装置にお
いて、 低回転・低負荷域で機械式過給機の駆動を停止させる駆
動制御手段と、上記吸気通路に設けられ両過給機をバイ
パスするバイパス通路と、バイパス通路に設けられ該バ
イパス通路の通気量を制御する制御弁と、上記駆動制御
手段による機械式過給機の駆動停止時に制御弁を開制御
する一方、上記駆動制御手段による機械式過給機の駆動
開始時に制御弁を閉制御する制御弁制御手段とが設けら
れていることを特徴とするエンジンの過給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61094291A JPH0774611B2 (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | エンジンの過給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61094291A JPH0774611B2 (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | エンジンの過給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62248827A JPS62248827A (ja) | 1987-10-29 |
| JPH0774611B2 true JPH0774611B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=14106156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61094291A Expired - Lifetime JPH0774611B2 (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | エンジンの過給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0774611B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9416723B2 (en) * | 2013-04-08 | 2016-08-16 | Kenneth W. Cowans | Air supply concepts to improve efficiency of VCRC engines |
| JP6201524B2 (ja) * | 2013-08-26 | 2017-09-27 | マツダ株式会社 | 車両用エンジンのターボ過給装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5996332U (ja) * | 1982-12-20 | 1984-06-29 | 三菱自動車工業株式会社 | 排気タ−ビン過給機付エンジン |
| JPS60133132U (ja) * | 1984-02-17 | 1985-09-05 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の加減速応答性向上装置 |
-
1986
- 1986-04-22 JP JP61094291A patent/JPH0774611B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62248827A (ja) | 1987-10-29 |
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