JPH11173156A - 過給ガス・エンジン - Google Patents

過給ガス・エンジン

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JPH11173156A
JPH11173156A JP9354104A JP35410497A JPH11173156A JP H11173156 A JPH11173156 A JP H11173156A JP 9354104 A JP9354104 A JP 9354104A JP 35410497 A JP35410497 A JP 35410497A JP H11173156 A JPH11173156 A JP H11173156A
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JP
Japan
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intake
load
valve
compressor
carburetor
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JP9354104A
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Inventor
Akira Saito
晃 斉藤
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部分負荷運転時、燃料消費率を改善し、そし
て、減速運転時、過給機のコンプレッサに生じるサージ
ングを防止する。 【解決手段】 部分負荷運転時、吸気の一部が、絞り弁
12の全開状態において負荷およびブースト圧に応じて
吸気圧調整弁22でキャブレータ・バイパス21を経て
過給機13のコンプレッサ14の入口に戻され、そし
て、減速運転時、吸気がその絞り弁12の全閉状態にお
いて負荷に応じてその吸気圧調整弁22でそのキャブレ
ータ・バイパス21を経てそのコンプレッサ14のその
入口に戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の関係する分野】この発明は、過給ガス・エンジ
ンに関し、特に、自動車に適する過給ガス・エンジンに
関する。
【0002】
【背景技術】通常、この種の過給ガス・エンジンは、吸
気管の途中に配置される絞り弁で出力が制御されるの
で、部分負荷運転時、吸気絞りによるエンジンのポンピ
ング仕事が大きく燃料消費率が悪い。また、その絞り弁
がそのエンジンの高負荷状態から急激に閉じられる減速
時、過給機においてタービン回転が慣性のために空気流
量の減少に追隋できず、コンプレッサがサージングする
おそれがある。
【0003】
【発明の課題】この発明の課題は、部分負荷運転時、燃
料消費率が改善され、そして、減速時、過給機のコンプ
レッサがサージングすることを防止するところの過給ガ
ス・エンジンの提供にある。
【0004】
【課題に相応する手段およびそれの作用】この発明は、
部分負荷運転時、吸気の一部が、絞り弁の全開状態にお
いて負荷およびブースト圧に応じて吸気圧調整弁でキャ
ブレータ・バイパスを経て過給機のコンプレッサの入口
に戻され、そして、減速運転時、吸気が、その絞り弁の
全閉状態において負荷に応じてその吸気圧調整弁でその
キャブレータ・バイパスを経てそのコンプレッサのその
入口に戻される。
【0005】また、この発明は、部分負荷運転時、吸気
の一部が、絞り弁の全開状態において負荷およびブース
ト圧に応じて吸気圧調整弁でキャブレータ・バイパスを
経て過給機のコンプレッサの入口に戻され、同時に、排
気の一部が、その負荷およびブースト圧に応じてウェイ
スト・ゲート弁でその過給機のタービンをバイパスさ
れ、そして、減速運転時、吸気が、その絞り弁の全閉状
態において負荷に応じてその吸気圧調整弁でそのキャブ
レータ・バイパスを経てそのコンプレッサのその入口に
戻される。
【0006】さらに、この発明は、部分負荷運転時、吸
気が、負荷およびブースト圧に応じて吸気短絡弁で吸気
短絡回路を経てキャブレータに流れ、同時に、排気が、
ウェイスト・ゲート弁で過給機のタービンをバイパスさ
れ、そして、減速運転時、吸気が、絞り弁の全閉状態に
おいて負荷に応じて吸気圧調整弁でキャブレータ・バイ
パスを経てその過給機のコンプレッサの入口に戻され
る。
【0007】
【具体例の説明】以下、この発明の過給ガス・エンジン
の特定された具体例について、図面を参照して説明す
る。図1は、トラックに搭載されるところのこの発明の
過給ガス・エンジンの具体例10を示している。この過
給ガス・エンジン10は、全負荷運転時、吸気が過給機
13のコンプレッサ14で予圧され、そして、絞り弁1
2の全開状態で燃焼室に供給され、同時に、排気の一部
がウェイスト・ゲート弁20でその過給機13のタービ
ン15をバイパスされ、部分負荷運転時、吸気の一部が
その絞り弁12の全開状態において負荷およびブースト
圧に応じて吸気圧調整弁22でキャブレータ・バイパス
21を経てその過給機13のそのコンプレッサ14の入
口に戻され、そして、減速運転時、吸気がその絞り弁1
2の全閉状態において負荷に応じてその吸気圧調整弁2
2でそのキャブレータ・バイパス21を経てそのコンプ
レッサ14のその入口に戻されるところの出力制御を行
なう。
【0008】さらに詳細に説明するに、その過給ガス・
エンジン10は、吸気管17に配置されるキャブレータ
11と、そのキャブレータ11の下流でその吸気管17
に配置されるその絞り弁12と、そのコンプレッサ14
およびタービン15で組み立てられるその過給機13
と、そのキャブレータ11およびコンプレッサ14の間
でその吸気管17に配置されるインタ・クーラ16と、
そのタービン15の入口および出口において排気管18
に接続されるタービン・バイパス19と、そのタービン
・バイパス19に配置されるそのウェイスト・ゲート弁
20と、そのインタ・クーラ16の出口およびコンプレ
ッサ14の入口においてその吸気管17に接続されるキ
ャブレータ・バイパス21と、そのキャブレータ・バイ
パス21に配置されるその吸気圧調整弁22と、エア・
クリーナ23と、エンジン回転センサ25、負荷センサ
26、およびブースト圧センサ27の情報でその絞り弁
12、ウェイスト・ゲート弁20、および吸気圧調整弁
22を制御する電子制御ユニット24を備える。
【0009】そのキャブレータ11は、ベンチュリ構造
に作られ、そして、吸気と天然ガスを混合する。その天
然ガスはガス・ボンベ28から供給される。勿論、その
天然ガスは、そのガス・ボンベ28からそのキャブレー
タ11に流れる途中において減圧弁29で減圧されてそ
のキャブレータ11に供給される。
【0010】その絞り弁12は、バタフライ・バルブ3
0がアクチュエータ31で開閉され、そして、絞り調整
されるところの構造で具体化され、そして、そのキャブ
レータ11から供給される混合気の量を制御してその燃
焼室に供給する。
【0011】その過給機13は、そのタービン15をそ
の排気管18に、そのコンプレッサ14をその吸気管1
7にそれぞれ配置する構造でそのタービン15が排気で
回されてそのコンプレッサ14を駆動し、そいて、その
コンプレッサ14が吸気を予圧してその燃焼室に供給す
る。
【0012】そのインタ・クーラ16は、冷却水がラジ
エータに導かれて冷却され、そして、内部に再循環され
るところの通常の構造に作られ、そして、吸気がそのコ
ンプレッサ14で圧縮されて温度が上るので、その吸気
の温度を下げる。
【0013】そのタービン・バイパス19は、そのター
ビン15の入口側および出口側でその排気管18に接続
され、そして、そのタービン15を排気の全部あるいは
その排気の一部がバイパスされる。
【0014】そのウェイスト・ゲート弁20は、バタフ
ライ・バルブ32がソレノイド・コイル33で開閉さ
れ、そして、開度調整される構造で過給圧力を制御す
る。また、このウェイスト・ゲート弁20は部分負荷運
転時、排気圧を下げ、そして、エンジン・ポンピング・
ロスを低減する。その部分負荷運転時、その絞り弁12
が絞られると、そのコンプレッサ14には負荷が増加さ
れ、それに伴ってそのタービンにも負荷が増加されて排
気圧が上昇される。その結果、エンジン・ポンピング・
ロスが増加する。このウェイスト・ゲート弁20は、排
気の一部にそのタービン15をバイパスさせてそのエン
ジン・ポンピング・ロスの増加を抑制する。そのように
して排気圧がそのウェイスト・ゲート弁20で下げられ
てそのエンジン・ポンピング・ロスが下がる結果、燃焼
消費率が改善される。
【0015】そのキャブレータ・バイパス21は、一端
がそのキャブレータ11とそのインタ・クーラ16との
間でその吸気管17に接続され、一方、他端がそのコン
プレッサ14の入口側でその吸気管17に接続され、そ
して、そのキャブレータ11に供給される吸気の全部あ
るいはその吸気の一部をそのコンプレッサ14の入口に
戻すのに準備される。
【0016】その吸気圧調整弁22は、ピストン形バル
ブ34がアクチュエータ35で開閉され、そして、開度
調整される構造で吸気の全部あるいはその吸気の一部に
そのキャブレータ11をバイパスさせる。実際のところ
通常、部分負荷運転はその絞り弁12が絞られるので、
吸気の温度はその絞り弁12の絞り損失で低下され、そ
して、その吸気の温度が低下される分の仕事損失が生ず
る。それで、この吸気圧調整弁22は部分負荷運転時、
その絞り弁12を全開状態に置いて吸気の一部をそのコ
ンプレッサ14のその入口にキャブレータ・バイパス2
1を経て戻しながらそのキャブレータ11に供給される
吸気の流量を変化させて負荷制御する。その結果、その
部分負荷運転時、全体として燃料消費率が改善される。
【0017】また、この吸気圧調整弁22は、減速運転
時、すなわち、アクセル・ペダル36が高負荷状態から
急激に戻される際、その絞り弁12が全閉されて吸気圧
力が上昇するので、吸気の全部をそのコンプレッサ14
のその入口にそのキャブレータ・バイパス21を経て戻
し、そして、コンプレッセ圧力比を小さくしてそのコン
プレッサ14のサージングを回避する。そのようにし
て、この吸気圧調整弁22は、減速時、そのコンプレッ
サ14がサージ域に入るおそれを未然に防ぐ。勿論、こ
の吸気圧調整弁22は、そのアクチュエータ35にソレ
ノイド・コイルが使用される。
【0018】その電子制御ユニット24は、入力信号を
変換する入力インタフェース、決められた手順で入力デ
ータを演算処理するマイクロコンピュータ、およびその
結果をアクチュエータ動作信号に変換する出力インタフ
ェースで構成され、そして、そのマイクロコンピュータ
に必要な安定した電源を得るところの定電圧電源を備え
る。
【0019】その入力インタフェースは、A/Dコンバ
ータおよびディジタル入力バッファを備え、そして、そ
のエンジン回転センサ25、負荷センサ26、およびブ
ースト圧センサ27に電気的に接続され、そして、それ
らセンサ25、26、27の情報がそのマイクロコンピ
ュータで扱えられるところの値に変換する。その負荷セ
ンサ26は、アクセル開度センサが用いられる。
【0020】そのマイクロコンピュータは、中央情報処
理装置、メモリ装置、入力ポート、および出力ポートな
どで構成され、予めそのメモリ装置に書き込まれている
プログラムに従ってその入力データの演算処理を行な
い、そして、その結果をそのメモリ装置に格納したり、
また、その出力インタフェースを通してそれらアクチュ
エータ31、33、35に出力し、そして、そのアクチ
ュエータ31、33、35を駆動させる。
【0021】その出力インタフェースは、出力バッファ
でガバナ駆動回路、ソレノイド駆動回路、モータ駆動回
路、リレー駆動回路、および表示装置駆動回路などを備
え、そして、その絞り弁12、ウェイスト・ゲート弁2
0、および吸気圧調整弁22のアクチュエータ31、3
3、35などに電気的に接続され、そして、そのマイク
ロコンピュータの演算結果をアクチュエータ動作信号に
変換してそのアクチュエータ31、33、35などに必
要な電力までその変換値を増幅させ、そして、そのアク
チュエータ31、33、35などに出力してそのアクチ
ュエータ31、33、35などを動作させる。
【0022】次に、そのトラックの走行に関連してその
過給ガス・エンジン10の運転を説明する。そのトラッ
クは荷物を積載して高速で舗装道路に走行される。その
際、その過給ガス・エンジン10は全負荷の状態で運転
されると、そのマイクロコンピュータは、そのエンジン
回転センサ25、アクセル開度センサ26、およびブー
スト圧センサ27から情報を入力してその情報の演算処
理を行ない、そして、その演算結果をそのアクチュエー
タ31およびソレノイド・コイル33に出力する。その
アクチュエータ31およびソレノイド・コイル33はそ
のマイクロコンピュータの出力で駆動され、そして、そ
の絞り弁12はそのアクチュエータ31で、全開され、
一方、そのウェイスト・ゲート弁20はそのソレノイド
・コイル33でその運転状態に見合う開度に開かれる。
そのように、その絞り弁12およびウェイスト・ゲート
弁20がその電子制御ユニット24で開かれて開度調整
されるので、この過給ガス・エンジン10はこの全負荷
運転時、吸気がその過給機13のそのコンプレッサ14
で予圧され、そして、その絞り弁12の全開状態でその
燃焼室に供給され、同時に、排気の一部がその運転状態
に見合って開かれるそのウェイスト・ゲート弁20でそ
の過給機13のそのタービン15をバイパスされるとこ
ろである。
【0023】また、そのトラックは低中速でその舗装道
路に走行される。その際、その過給ガス・エンジン10
は部分負荷状態で運転されるので、そのマイクロコンピ
ュータは、そのエンジン回転センサ25、アクセル開度
センサ26、およびブースト圧センサ27から情報を入
力してその情報の演算処理を行ない、そして、その演算
結果をそのアクチュエータ31およびソレノイド・コイ
ル35に出力する。そのアクチュエータ31およびソレ
ノイド・コイル35はそのマイクロコンピュータの出力
で駆動され、そして、その絞り弁12はそのアクチュエ
ータ31で全開され、また、その吸気圧調整弁22はそ
のソレノイド・コイル35でその運転状態の負荷および
ブースト圧に見合う開度に開かれる。そのように、その
絞り弁12がその電子制御ユニット24で全開され、同
時に、その吸気圧調整弁22がその電子制御ユニット2
4で開かれて開度調整されるので、この過給ガス・エン
ジン10はこの部分負荷運転時、その絞り弁12の全開
状態で吸気の一部がその運転状態の負荷およびブースト
圧に応じてその吸気圧調整弁22でそのキャブレータ・
バイパス21を経てそのコンプレッサ14の入口に戻さ
れ、同時に、その吸気の残りがそのキャブレータ11に
供給されるところである。
【0024】その過給ガス・エンジン10の部分負荷運
転では、その絞り弁12が全開状態に置かれて吸気の一
部分がその吸気圧調整弁22でそのコンプレッサ14の
その入口にそのキャブレータ・バイパス21を経て戻さ
れてそのキャブレータ11に供給される吸気の流量が制
御されるので、その絞り弁12の絞り効果が解かれ、そ
の絞り効果によるコンプレッサ負荷増、タービン負荷増
が回避され、そのタービン負荷増に伴う排気圧の上昇も
回避されてエンジン・ポンピング・ロスが下げられ、ま
た、吸気は、温度がその絞り弁12の絞り損失で低下さ
れることを避けられてその吸気温度の低下分の仕事損失
も避けられ、そして、燃料消費率が改善される。
【0025】さらに、そのトラックが高速走行で減速さ
れると、そのアクセル・ペダル36が高速高負荷状態か
ら急激に戻されるので、そのマイクロコンピュータはそ
のエンジン回転センサ25、アクセル開度センサ26、
およびブースト圧センサ27から情報を入力してその情
報の演算処理を行ない、そして、その演算結果をそのア
クチュエータ31およびソレノイド・コイル35に出力
する。そのアクチュエータ31およびソレノイド・コイ
ル35はそのマイクロコンピュータの出力で駆動され、
そして、その絞り弁12はそのアクチュエータ31で全
閉され、また、その吸気圧調整弁22はそのソレノイド
・コイル35で全開される。そのように、その絞り弁1
2がその電子制御ユニット24で全閉され、同時に、そ
の吸気圧調整弁22がその電子制御ユニット24で全開
されるので、この過給ガス・エンジン10はこの減速運
転時、その絞り弁12の全閉状態で吸気がその吸気圧調
整弁22でそのキャブレータ・バイパス21を経てその
コンプレッサ14のその入口に戻されるところである。
【0026】その過給ガス・エンジン10の減速運転で
は、その絞り弁12が全閉されて吸気圧力が上昇される
状態になるにもかかわらず吸気の全部がその吸気圧調整
弁22でそのコンプレッサ14のその入口にそのキャブ
レータ・バイパス21を経て戻されるので、そのコンプ
レッサ14の圧力比が小さくできてそのコンプレッサ1
4に生ずるサージングが未然に回避される。
【0027】また、この発明の過給ガス・エンジンは、
図1に示されたその過給ガス・エンジン10に同じ構成
で部分負荷運転の出力制御をより改善する。この発明の
過給ガス・エンジンの具体例40は、図1を参照して説
明するに、全負荷運転時、吸気がその過給機13のその
コンプレッサ14で予圧され、そして、その絞り弁12
の全開状態でその燃焼室に供給され、同時に、排気の一
部がそのウェイスト・ゲート弁20でその過給機13の
そのタービン15をバイパスされ、部分負荷運転時、吸
気の一部がその絞り弁12の全開状態において負荷およ
びブースト圧に応じてその吸気圧調整弁22でそのキャ
ブレータ・バイパス21を経てそのコンプレッサ14の
その入口に戻され、同時に、排気の一部がその負荷およ
びブースト圧に応じてそのウェイスト・ゲート弁20で
その過給機13のそのタービン15をバイパスされ、そ
して、減速運転時、吸気がその絞り弁12の全閉状態に
おいて負荷に応じてその吸気圧調整弁22でそのキャブ
レータ・バイパス21を経てそのコンプレッサ14のそ
の入口に戻されるところの出力制御を行なう。
【0028】この過給ガス・エンジン40の出力制御
は、その前述された過給ガス・エンジン10のそれに同
様であるので、その説明は省く。
【0029】さらに、この発明の過給ガス・エンジン
は、図1に示されたその過給ガス・エンジン10に吸気
短絡回路51および吸気短絡弁53を加える構成で部分
負荷運転の出力制御を改善する。その部分負荷運転は、
その過給機13が止められ、そして、吸気がピストンの
下降によって吸入されるところの出力制御が行われる。
この発明の過給ガス・エンジンの具体例50は、図2を
参照して説明する。全負荷運転時、吸気がその過給機1
3のそのコンプレッサ14で予圧され、そして、その絞
り弁12の全開状態でその燃焼室に供給され、同時に、
排気の一部がそのウェイスト・ゲート弁20でその過給
機13のそのタービン15をバイパスされ、部分負荷運
転時、吸気が負荷およびブースト圧に応じてその吸気短
絡弁53でその吸気短絡回路51を経てそのエア・クリ
ーナ23からそのキャブレータ11に流れ、同時に、排
気がそのウェイスト・ゲート弁20の全開状態でその過
給機13のそのタービン15をバイパスされ、そして、
減速運転時、吸気がその絞り弁12の全閉状態において
負荷に応じて吸気圧調整弁22でそのキャブレータ・バ
イパス21を経てその過給機13のそのコンプレッサ1
4のその入口に戻されるところの出力制御を行なう。
【0030】その吸気短絡回路51は、そのキャブレー
タ・バイパス21を兼用し、そして、その吸気圧調整弁
22の入口および出口でそのキャブレータ・バイパス2
1にバルブ・バイパス52を接続するところで構成され
る。この吸気短絡回路51は、その吸気管17から見た
補助吸気管である。
【0031】その吸気短絡弁53は電磁弁が用いられて
いる。その電磁弁53は、ソレノイド・コイル54をそ
の電子制御ユニット24のその出力インタフェースに電
気的に接続させ、そして、その電子制御ユニット24の
そのマイクロコンピュータの出力で駆動されて開閉され
る。
【0032】この過給ガス・エンジン50は、その前述
された過給ガス・エンジン10に同様にしてその電子制
御ユニット24で出力が制御されるので、その出力制御
の詳細は説明を省く。
【0033】先に図面を参照して説明されたところのこ
の発明の特定された具体例から明らかであるように、こ
の発明の属する技術の分野における通常の知識を有する
者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(na
ture)および本質(substance)に由来
し、そして、それらを内在させると客観的に認められる
別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容
は、その発明の課題に相応し(be commensu
rate with)、そして、その発明の成立に必須
である。
【0034】
【発明の便益】上述から理解されるように、この発明の
過給ガス・エンジンは、部分負荷運転時、吸気の一部
が、絞り弁の全開状態において負荷およびブースト圧に
応じて吸気圧調整弁でキャブレータ・バイパスを経て過
給機のコンプレッサの入口に戻され、そして、減速運転
時、吸気が、その絞り弁の全閉状態において負荷に応じ
てその吸気圧調整弁でそのキャブレータ・バイパスを経
てそのコンプレッサのその入口に戻されるので、この発
明の過給ガス・エンジンでは、その部分負荷運転時、そ
の絞り弁の絞り効果が解かれ、その絞り効果によるコン
プレッサ負荷増、タービン負荷増が回避され、排気圧の
上昇も回避されてエンジン・ポンピング・ロスが下げら
れ、また、その絞り弁の絞り損失による吸気温度の低下
が避けられ、その吸気温度の低下分の仕事損失も避けら
れ、そして、燃料消費率が改善され、さらに、減速運転
時、吸気の全部がキャブレータをバイパスされ、そのコ
ンプレッサのその入口に戻されてそのコンプレッサの圧
力比が小さくされ、そして、そのコンプレッサに生ずる
サージングが未然に回避され、その結果、自動車にとっ
て非常に有用で実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラックに搭載されるところのこの発明の過給
ガス・エンジンの具体例と、負荷に出力制御をより釣り
合わせるところのこの発明の過給ガス・エンジンの具体
例とを重ねて示した概説図である。
【図2】図1に示されたその過給ガス・エンジンが改善
されてトラックに搭載されるところのこの発明の過給ガ
ス・エンジンの具体例を示した概説図である。
【符号の説明】
11 キャブレータ 12 絞り弁 13 過給機 14 コンプレッサ 15 タービン 19 タービン・バイパス 20 ウェイスト・ゲート弁 21 キャブレータ・バイパス 22 吸気圧調整弁 24 電子制御ユニット 51 吸気短絡回路 52 バルブ・バイパス 53 吸気短絡弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 23/00 F02B 37/00 303A F02M 21/02 301 37/12 301F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部分負荷運転時、吸気の一部が、絞り弁
    の全開状態において負荷およびブースト圧に応じて吸気
    圧調整弁でキャブレータ・バイパスを経て過給機のコン
    プレッサの入口に戻され、そして、減速運転時、吸気
    が、その絞り弁の全閉状態において負荷に応じてその吸
    気圧調整弁でそのキャブレータ・バイパスを経てそのコ
    ンプレッサのその入口に戻されるところの過給ガス・エ
    ンジン。
  2. 【請求項2】 部分負荷運転時、吸気の一部が、絞り弁
    の全開状態において負荷およびブースト圧に応じて吸気
    圧調整弁でキャブレータ・バイパスを経て過給機のコン
    プレッサの入口に戻され、同時に、排気の一部が、その
    負荷およびブースト圧に応じてウェイスト・ゲート弁で
    その過給機のタービンをバイパスされ、そして、減速運
    転時、吸気が、その絞り弁の全閉状態において負荷に応
    じてその吸気圧調整弁でそのキャブレータ・バイパスを
    経てそのコンプレッサのその入口に戻されるところの過
    給ガス・エンジン。
  3. 【請求項3】 部分負荷運転時、吸気が、負荷およびブ
    ースト圧に応じて吸気短絡弁で吸気短絡回路を経てキャ
    ブレータに流れ、同時に、排気が、ウェイスト・ゲート
    弁で過給機のタービンをバイパスされ、そして、減速運
    転時、吸気が、絞り弁の全閉状態において負荷に応じて
    吸気圧調整弁でキャブレータ・バイパスを経てその過給
    機のコンプレッサの入口に戻されるところの過給ガス・
    エンジン。
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