JPH0774049A - チップコンデンサ - Google Patents

チップコンデンサ

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JPH0774049A
JPH0774049A JP15923393A JP15923393A JPH0774049A JP H0774049 A JPH0774049 A JP H0774049A JP 15923393 A JP15923393 A JP 15923393A JP 15923393 A JP15923393 A JP 15923393A JP H0774049 A JPH0774049 A JP H0774049A
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Japan
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ground
inner conductor
signal
chip capacitor
external electrode
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Kikuo Wakino
喜久男 脇野
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グランド側に発生する残留インダクタンスが
小さく、高周波帯域での挿入損失特性が優れたチップコ
ンデンサを得る。 【構成】 誘電体シート2、グランド内部導体4及び信
号内部導体5にて積層体が形成されている。この積層体
の実装面にはグランド内部導体4に電気的に接続された
グランド外部電極9が形成されている。積層体の上面に
は信号内部導体5に電気的に接続された信号外部電極8
が形成されている。信号外部電極8の表面には貫通端子
10,11が電気的に接続されている。そして、誘電体
シート2、グランド内部導体4及び信号内部導体5が、
前記積層体の実装面に対して垂直に配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々の電子回路に組み
込まれてノイズフィルタ等として利用されるチップコン
デンサに関する。
【0002】
【従来の技術と課題】図6に示すように、従来のチップ
コンデンサ31は、貫通内部導体36を表面に設けた誘
電体シート34、グランド内部導体38を表面に設けた
誘電体シート34及び保護層としての誘電体シート34
にて構成されている。これらの誘電体シート34を積み
重ねた後、圧着、焼成することにより、図7に示すチッ
プコンデンサ31が得られる。チップコンデンサ31の
奥側及び手前側の側面部には入出力外部電極42、43
が形成され、両端部にはグランド外部電極45,46が
形成されている。貫通内部導体36は入出力外部電極4
2,43に電気的に接続し、グランド内部導体38はグ
ランド外部電極45,46に電気的に接続している。
【0003】図8はチップコンデンサ31の電気等価回
路図である。貫通内部導体36とグランド内部導体38
とにより、コンデンサ素子を形成している。ところで、
このコンデンサ素子のグランド内部導体38に発生する
残留インダクタンスは、チップコンデンサ31が高周波
帯域において使用される場合には、無視することができ
なくなる。従って、貫通内部導体36から一旦グランド
内部導体38にバイパスされたノイズ等の高周波信号が
再び貫通内部導体36に戻り易くなる。その結果、チッ
プコンデンサ31の高周波帯域での挿入損失特性が悪く
なるという問題があった。
【0004】そこで、本発明の課題は、グランド側に発
生する残留インダクタンスが小さく、高周波帯域での挿
入損失特性が優れたチップコンデンサを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用】以上の課題を解決
するため、本発明に係るチップコンデンサは、(a)グ
ランド内部導体と信号内部導体を、誘電体を挟んで対向
するように積み重ねて積層体とし、(b)前記グランド
内部導体と前記信号内部導体と前記誘電体に対して垂直
面となる前記積層体の実装面にグランド外部電極を設
け、前記グランド内部導体を前記グランド外部電極に電
気的に接続し、(c)前記積層体の実装面に対向する面
に信号外部電極を設け、前記信号内部導体を前記信号外
部電極に電気的に接続し、(d)貫通端子を前記信号外
部電極の表面に電気的に接続した、ことを特徴とする。
【0006】以上の構成からなるチップコンデンサを、
例えば印刷配線板等に実装する際、グランド外部電極が
印刷配線板等に設けられたグランド回路導体に直接に接
触して電気的に接続されるため、チップコンデンサのグ
ランド内部導体と印刷配線板等のグランド回路導体との
距離が短くなり、チップコンデンサのグランド側に発生
する残留インダクタンスが小さくなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るチップコンデンサの一実
施例について添付図面を参照して説明する。図1に示す
ように、チップコンデンサ1は、グランド内部導体4を
表面に設けた誘電体シート2、信号内部導体5を表面に
設けた誘電体シート2及び表裏面に導体を設けない誘電
体シート2にて構成されている。各誘電体シート2は例
えばセラミックス材料からなる。
【0008】内部導体4,5の端部は、誘電体シート2
の縁部に露出している。内部導体4,5は、導電性ペー
ストを印刷等の手段により誘電体シート2の表面に塗
布、乾燥して形成される。導電性ペーストとしては、A
gやAg−Pd等の金属粉末をバインダ及び溶剤にて混
練したものを用いる。内部導体4,5を表面に設けた誘
電体シート2を複数枚それぞれ交互に積層し、かつ必要
に応じて表裏面に導体を設けない誘電体シート2を重ね
た後、圧着、焼成して積層体とする。
【0009】図2に示すように、この積層体の上面及び
実装面にはそれぞれ信号外部電極8及びグランド外部電
極9が形成されている。信号外部電極8の表面には、貫
通端子10,11のそれぞれの一方の端部が半田付け等
の手段にて固定され、電気的に接続している。図3に示
すように、誘電体シート2と内部導体4,5は実装面に
対して垂直に配設されている。そして、グランド内部導
体4はグランド外部電極9に電気的に接続され、信号内
部導体5は信号外部電極8に電気的に接続している。グ
ランド内部導体4と信号内部導体5は、その間に静電容
量が発生し、コンデンサ素子を形成している。
【0010】こうして得られたチップコンデンサ1は、
例えばノイズフィルタとして使用する場合には、印刷配
線板15に表面実装される。すなわち、グランド外部電
極9は印刷配線板15の表面に設けられたグランド回路
導体16に半田にて電気的に接続され、固定される。そ
して、貫通端子10又は11を伝わる高周波ノイズは信
号外部電極8から信号内部導体5、グランド内部導体4
及びグランド外部電極9を介してグランド側に除去され
ることになる。グランド外部電極9はグランド回路導体
16に直接に接触して電気的に接続しているので、グラ
ンド内部導体4とグランド回路導体16との距離が短く
なり、チップコンデンサ1のグランド側に発生する残留
インダクタンスが小さくなる。この結果、チップコンデ
ンサ1は高周波帯域での挿入損失特性が優れたものにな
る。図4は、チップコンデンサ1の電気等価回路図であ
る。
【0011】なお、本発明に係るチップコンデンサは前
記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で
種々に変形することができる。貫通端子の形状は任意で
あり、図5に示すように、一本のリード線20を信号外
部電極8に電気的接続するものであってもよい。また、
前記実施例は、内部導体が形成された誘電体シートを重
ねた後、一体的に焼成するものであるが、必ずしもこれ
に限定されない。例えば、以下に説明する製法によって
チップコンデンサを作製してもよい。印刷等の手段によ
りペースト状の誘電体材料を塗布、乾燥して誘電体膜を
形成した後、その誘電体膜の表面にペースト状の導電体
材料を塗布、乾燥して任意の内部導体を形成する。次
に、ペースト状の誘電体材料を前記導体の上から塗布、
乾燥して誘電体膜とする。こうして、順に重ね塗りする
ことによって積層構造を有するチップコンデンサが得ら
れる。
【0012】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、グランド外部電極を実装面に配設したので、例
えばこのチップコンデンサを印刷配線板等に実装する
際、グランド外部電極が印刷配線板等に設けられたグラ
ンド回路導体に直接に接触して電気的に接続されること
になる。従って、チップコンデンサのグランド内部導体
と印刷配線板等のグランド回路導体との距離が短くな
り、チップコンデンサのグランド側に発生する残留イン
ダクタンスを抑えることができる。
【0013】この結果、グランド側に発生する残留イン
ダクタンスが小さく、高周波帯域での挿入損失特性が優
れたチップコンデンサが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチップコンデンサの一実施例を示
す組立て斜視図。
【図2】図1に示したチップコンデンサの外観を示す斜
視図。
【図3】図2に示したチップコンデンサの断面図。
【図4】図2に示したチップコンデンサの電気等価回路
図。
【図5】他の実施例を示す斜視図。
【図6】従来例を示す組立て斜視図。
【図7】図6に示した従来例の外観を示す斜視図。
【図8】図6に示した従来例の電気等価回路図。
【符号の説明】
1…チップコンデンサ 2…誘電体シート 4…グランド内部導体 5…信号内部導体 8…信号外部電極 9…グランド外部電極 10,11…貫通端子 20…リード線(貫通端子)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グランド内部導体と信号内部導体を、誘
    電体を挟んで対向するように積み重ねて積層体とし、 前記グランド内部導体と前記信号内部導体と前記誘電体
    に対して垂直面となる前記積層体の実装面にグランド外
    部電極を設け、前記グランド内部導体を前記グランド外
    部電極に電気的に接続し、 前記積層体の実装面に対向する面に信号外部電極を設
    け、前記信号内部導体を前記信号外部電極に電気的に接
    続し、 貫通端子を前記信号外部電極の表面に電気的に接続し
    た、 ことを特徴とするチップコンデンサ。
JP5159233A 1993-06-29 1993-06-29 チップ貫通コンデンサ Expired - Fee Related JP2982561B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005257442A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Denso Corp 圧力センサ

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JP2005257442A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Denso Corp 圧力センサ

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