JPH0774005A - チップ型セラミックサ−ミスタ - Google Patents
チップ型セラミックサ−ミスタInfo
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- JPH0774005A JPH0774005A JP24206393A JP24206393A JPH0774005A JP H0774005 A JPH0774005 A JP H0774005A JP 24206393 A JP24206393 A JP 24206393A JP 24206393 A JP24206393 A JP 24206393A JP H0774005 A JPH0774005 A JP H0774005A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 静電容量の小さいチップ型セラミックサーミ
スタを提供する。 【構成】 NTCチップ型サーミスタのセラミック基体
1の中に内部電極2、3を設けると共に、静電容量低減
用電極21〜24を設ける。セラミック基体1の側面に
は耐酸性絶縁膜6を設ける。セラミック基体1の一対の
端面9、10及び側面の一部に第1及び第2の外部電極
4、5を設ける。絶縁膜6を静電容量低減用電極21〜
24と外部電極側面延在部分4a、5aで挟むことによ
って絶縁膜6の両側の電位をほぼ等しくする。
スタを提供する。 【構成】 NTCチップ型サーミスタのセラミック基体
1の中に内部電極2、3を設けると共に、静電容量低減
用電極21〜24を設ける。セラミック基体1の側面に
は耐酸性絶縁膜6を設ける。セラミック基体1の一対の
端面9、10及び側面の一部に第1及び第2の外部電極
4、5を設ける。絶縁膜6を静電容量低減用電極21〜
24と外部電極側面延在部分4a、5aで挟むことによ
って絶縁膜6の両側の電位をほぼ等しくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水晶発振器の温度補償
等に使用するためのチップ型セラミックサーミスタに関
する。
等に使用するためのチップ型セラミックサーミスタに関
する。
【0002】
【従来の技術】回路基板に溶融半田によって表面実装形
式に固着するための従来のチップ型セラミックサーミス
タは、図1に示すように、温度によって抵抗値が変化す
るNTCサーミスタ用セラミック基体(素体)1と、第
1及び第2の内部電極2、3と、第1及び第2の外部電
極4、5と、保護用絶縁膜6とから成る。セラミック基
体1は六面体であって、一対の側面(主面)7、8と、
一対の端面9、10と、図1には表われていない別の一
対の側面とを有し、例えば酸化マンガン、酸化コバル
ト、原子価制御剤等で形成されている。第1及び第2の
内部電極2、3は、セラミック基体1に埋設され、一対
の端面9、10に露出する端部を有する。第1及び第2
の外部電極4、5は銀ペースト又は銀・パラジウムペー
ストを塗布して焼付けた下地層11とニッケルメッキ、
半田メッキが順次施されたメッキ層12とからそれぞれ
成り、セラミック基体1の一対の端面9、10と第1の
対の側面(主面)7、8の一部と第1の対の側面7、8
に対して直角な方向に延びている第2の対の側面の一部
の上に設けられている。保護絶縁膜6は、酸化アルミニ
ウム、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム等を含む耐酸性コ
ーティング材によってセラミック基体1の4つの側面に
形成されている。この保護絶縁膜6は外部電極4、5の
メッキ層12を電気メッキで形成する時に使用される酸
性のメッキ液によってセラミック基体1が腐蝕すること
を防ぐ。
式に固着するための従来のチップ型セラミックサーミス
タは、図1に示すように、温度によって抵抗値が変化す
るNTCサーミスタ用セラミック基体(素体)1と、第
1及び第2の内部電極2、3と、第1及び第2の外部電
極4、5と、保護用絶縁膜6とから成る。セラミック基
体1は六面体であって、一対の側面(主面)7、8と、
一対の端面9、10と、図1には表われていない別の一
対の側面とを有し、例えば酸化マンガン、酸化コバル
ト、原子価制御剤等で形成されている。第1及び第2の
内部電極2、3は、セラミック基体1に埋設され、一対
の端面9、10に露出する端部を有する。第1及び第2
の外部電極4、5は銀ペースト又は銀・パラジウムペー
ストを塗布して焼付けた下地層11とニッケルメッキ、
半田メッキが順次施されたメッキ層12とからそれぞれ
成り、セラミック基体1の一対の端面9、10と第1の
対の側面(主面)7、8の一部と第1の対の側面7、8
に対して直角な方向に延びている第2の対の側面の一部
の上に設けられている。保護絶縁膜6は、酸化アルミニ
ウム、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム等を含む耐酸性コ
ーティング材によってセラミック基体1の4つの側面に
形成されている。この保護絶縁膜6は外部電極4、5の
メッキ層12を電気メッキで形成する時に使用される酸
性のメッキ液によってセラミック基体1が腐蝕すること
を防ぐ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、表面実装を
容易且つ確実に達成するために、外部電極4、5を一対
の端面9、10のみでなく、第1の側面7、8及び第2
の側面に延在させる。この結果、外部電極4、5の側面
延在部分4a、5aが絶縁膜6を介してセラミック基体
1に対向し、ここに静電容量が生じる。この静電容量は
10pF程度であるので、低い周波数で使用する場合に
はほとんど問題にならないが、高い周波数領域で使用す
る場合には問題になる。
容易且つ確実に達成するために、外部電極4、5を一対
の端面9、10のみでなく、第1の側面7、8及び第2
の側面に延在させる。この結果、外部電極4、5の側面
延在部分4a、5aが絶縁膜6を介してセラミック基体
1に対向し、ここに静電容量が生じる。この静電容量は
10pF程度であるので、低い周波数で使用する場合に
はほとんど問題にならないが、高い周波数領域で使用す
る場合には問題になる。
【0004】そこで、本発明の目的は絶縁膜上に延在す
る電極に基づいて生じる静電容量を低減することができ
るチップ型セラミックサーミスタを提供することにあ
る。
る電極に基づいて生じる静電容量を低減することができ
るチップ型セラミックサーミスタを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、一対の端面と側面とを有するサーミスタ用
セラミック基体と、前記セラミック基体の側面に形成さ
れた絶縁膜と、前記セラミック基体の一対の端面及び前
記絶縁膜を介して前記側面上の一部に設けられた一対の
電極とを有するチップ型セラミックサーミスタにおい
て、前記一対の電極の前記絶縁膜の上に形成された側面
延在部分に前記絶縁膜を介して対向していると共に前記
一対の電極に接続されている静電容量低減用電極が設け
られ、前記静電容量低減用電極は前記サーミスタセラミ
ック基体に埋設され、前記静電容量低減用電極と前記絶
縁膜との間隔が前記一対の電極の相互間隔よりも小さく
設定されていることを特徴とするチップ型セラミックサ
ーミスタに係わるものである。なお、請求項3に示すよ
うに、静電容量低減用電極を絶縁膜に隣接させることが
できる。また、請求項2、4項に示すように内部電極を
設けることができる。
の本発明は、一対の端面と側面とを有するサーミスタ用
セラミック基体と、前記セラミック基体の側面に形成さ
れた絶縁膜と、前記セラミック基体の一対の端面及び前
記絶縁膜を介して前記側面上の一部に設けられた一対の
電極とを有するチップ型セラミックサーミスタにおい
て、前記一対の電極の前記絶縁膜の上に形成された側面
延在部分に前記絶縁膜を介して対向していると共に前記
一対の電極に接続されている静電容量低減用電極が設け
られ、前記静電容量低減用電極は前記サーミスタセラミ
ック基体に埋設され、前記静電容量低減用電極と前記絶
縁膜との間隔が前記一対の電極の相互間隔よりも小さく
設定されていることを特徴とするチップ型セラミックサ
ーミスタに係わるものである。なお、請求項3に示すよ
うに、静電容量低減用電極を絶縁膜に隣接させることが
できる。また、請求項2、4項に示すように内部電極を
設けることができる。
【0006】
【発明の作用及び効果】各請求項の発明においては、絶
縁膜が静電容量低減用電極とこれと実質的に同電位の電
極の側面延在部分とで挟まれた状態になるので、絶縁膜
に基づく静電容量が極めて小さくなり、高い周波数領域
で使用するために好適なチップ型セラミックサーミスタ
を提供することができる。
縁膜が静電容量低減用電極とこれと実質的に同電位の電
極の側面延在部分とで挟まれた状態になるので、絶縁膜
に基づく静電容量が極めて小さくなり、高い周波数領域
で使用するために好適なチップ型セラミックサーミスタ
を提供することができる。
【0007】
【第1の実施例】次に、図2及び図3を参照して第1の
実施例のチップ型セラミックサーミスタ及びその製造方
法を説明する。
実施例のチップ型セラミックサーミスタ及びその製造方
法を説明する。
【0008】まず、酸化マンガンと酸化コバルトと原子
価制御剤とバインダとから成るNTCサーミスタ材料で
複数枚のグリーンシートを作る。次に、図2の内部電極
2、3を形成するためにAgペーストを所定パターンに
印刷した第1のグリーンシートと、図2に示す第1、第
2、第3及び第4の静電容量低減用電極21、22、2
3、24を得ることができるようにAgペーストを印刷
した第2のグリーンシートと、Agペーストを印刷しな
い第3のグリーンシートを用意し、これ等を図2の積層
構造が得られるように積層し、所定寸法に切断し、焼成
することによって、図2に示すように第1及び第2の内
部電極2、3と第1〜第4の静電容量低減用電極21〜
24を有するセラミック基体1を得る。温度によって抵
抗値が変化するNTCサーミスタ用のセラミック基体1
は、第1の対の側面(主面)7、8と、一対の端面9、
10と、第2の対の側面25、26とを有する六面体
(直方体)である。第1及び第2の内部電極2、3はサ
ーミスタの抵抗値を低くするために設けたものであり、
間隔D1 を有して先端面が互いに対向するように配置さ
れ且つこの主面がセラミック基体1の第1の対の側面
7、8に対して平行に延びている。第1〜第4の静電容
量低減用電極21〜24は第1の対の側面7、8に近接
配置されている。
価制御剤とバインダとから成るNTCサーミスタ材料で
複数枚のグリーンシートを作る。次に、図2の内部電極
2、3を形成するためにAgペーストを所定パターンに
印刷した第1のグリーンシートと、図2に示す第1、第
2、第3及び第4の静電容量低減用電極21、22、2
3、24を得ることができるようにAgペーストを印刷
した第2のグリーンシートと、Agペーストを印刷しな
い第3のグリーンシートを用意し、これ等を図2の積層
構造が得られるように積層し、所定寸法に切断し、焼成
することによって、図2に示すように第1及び第2の内
部電極2、3と第1〜第4の静電容量低減用電極21〜
24を有するセラミック基体1を得る。温度によって抵
抗値が変化するNTCサーミスタ用のセラミック基体1
は、第1の対の側面(主面)7、8と、一対の端面9、
10と、第2の対の側面25、26とを有する六面体
(直方体)である。第1及び第2の内部電極2、3はサ
ーミスタの抵抗値を低くするために設けたものであり、
間隔D1 を有して先端面が互いに対向するように配置さ
れ且つこの主面がセラミック基体1の第1の対の側面
7、8に対して平行に延びている。第1〜第4の静電容
量低減用電極21〜24は第1の対の側面7、8に近接
配置されている。
【0009】次に、セラミック基体1の第1の対の側面
7、8及び第2の対の側面25、26上に酸化アルミニ
ウム、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム等から成るコーテ
ィング材から成る絶縁膜6を形成する。
7、8及び第2の対の側面25、26上に酸化アルミニ
ウム、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム等から成るコーテ
ィング材から成る絶縁膜6を形成する。
【0010】次に、Ag−Pdペーストから成る導電性
ペーストをセラミック基体1の一対の端面9、10と第
1の対の側面7、8の両端領域と第2の対の側面25、
26の両端領域とに塗布し、焼付けることによって図2
に示す第1及び第2の外部電極4、5の下地層11をそ
れぞれ形成する。次に、電気バレルメッキ法によってニ
ッケルメッキ、半田メッキを順次施しメッキ層12を下
地層11の上に形成する。電気メッキのための溶液は酸
性であるが、耐熱性絶縁膜6がセラミック基体1の表面
にコーティングされているので、セラミック基体1の腐
蝕が防止される。
ペーストをセラミック基体1の一対の端面9、10と第
1の対の側面7、8の両端領域と第2の対の側面25、
26の両端領域とに塗布し、焼付けることによって図2
に示す第1及び第2の外部電極4、5の下地層11をそ
れぞれ形成する。次に、電気バレルメッキ法によってニ
ッケルメッキ、半田メッキを順次施しメッキ層12を下
地層11の上に形成する。電気メッキのための溶液は酸
性であるが、耐熱性絶縁膜6がセラミック基体1の表面
にコーティングされているので、セラミック基体1の腐
蝕が防止される。
【0011】外部電極4、5の側面延在部分4a、5a
は絶縁膜6上に形成され、絶縁膜6を介してセラミック
基体1に対向している。この延在部分4a、5aによる
静電容量を良好に低減するために、この延在部分4a、
5aの長さL1 よりも静電容量低減用電極21〜24の
長さL2 が長い。また、静電容量低減用電極21〜24
と絶縁膜6との間隔は第1及び第2の内部電極2、3の
相互間隔及び第1及び第2の外部電極4、5の相互間隔
よりも小さい。更に、静電容量低減用電極21〜24の
サーミスタ抵抗値への影響を少なくするために、静電容
量低減用電極21と22、及び23と24との相互間隔
が第1及び第2の内部電極2、3の相互間隔D1 よりも
大きい。
は絶縁膜6上に形成され、絶縁膜6を介してセラミック
基体1に対向している。この延在部分4a、5aによる
静電容量を良好に低減するために、この延在部分4a、
5aの長さL1 よりも静電容量低減用電極21〜24の
長さL2 が長い。また、静電容量低減用電極21〜24
と絶縁膜6との間隔は第1及び第2の内部電極2、3の
相互間隔及び第1及び第2の外部電極4、5の相互間隔
よりも小さい。更に、静電容量低減用電極21〜24の
サーミスタ抵抗値への影響を少なくするために、静電容
量低減用電極21と22、及び23と24との相互間隔
が第1及び第2の内部電極2、3の相互間隔D1 よりも
大きい。
【0012】図2に示すように構成すると、左側におい
て絶縁膜6が互いに同電位の延在部分4aと左側の静電
容量低減用電極21、23とで挟まれ、また右側におい
て絶縁膜6が同電位の延在部分5aと静電容量低減用電
極22、24で挟まれるので、絶縁膜6に基づく静電容
量が小さくなり、第1及び第2の外部電極4、5間の静
電容量は2pF以下になる。
て絶縁膜6が互いに同電位の延在部分4aと左側の静電
容量低減用電極21、23とで挟まれ、また右側におい
て絶縁膜6が同電位の延在部分5aと静電容量低減用電
極22、24で挟まれるので、絶縁膜6に基づく静電容
量が小さくなり、第1及び第2の外部電極4、5間の静
電容量は2pF以下になる。
【0013】
【第2の実施例】次に、図4〜図6を参照して第2の実
施例のチップ型セラミックサーミスタを説明する。但
し、図4〜図6において図1〜図3と共通する部分には
同一の符号を付してその説明を省略する。
施例のチップ型セラミックサーミスタを説明する。但
し、図4〜図6において図1〜図3と共通する部分には
同一の符号を付してその説明を省略する。
【0014】この第2の実施例では、まず図4に示すよ
うに、第1及び第2の内部電極2、3と中継電極31、
32とを内部に有するサーミスタ用セラミック基体1を
形成する。なお、この図4のセラミック基体1には図2
に示した静電容量低減用電極21〜24は埋設されてい
ない。
うに、第1及び第2の内部電極2、3と中継電極31、
32とを内部に有するサーミスタ用セラミック基体1を
形成する。なお、この図4のセラミック基体1には図2
に示した静電容量低減用電極21〜24は埋設されてい
ない。
【0015】次に、セラミック基体1の一対の端面9、
10と第1の対の側面7、8と第2の対の側面の両端領
域にAg−Pdペースト等の導電性ペーストを塗布して
焼成して外部電極の下地層11aと静電容量低減用電極
21a、22aを形成する。
10と第1の対の側面7、8と第2の対の側面の両端領
域にAg−Pdペースト等の導電性ペーストを塗布して
焼成して外部電極の下地層11aと静電容量低減用電極
21a、22aを形成する。
【0016】次に、図5に示すように第1の実施例と同
一の耐酸性コーティング材から成る絶縁膜6を第1の対
の側面7、8及び第2の対の側面から成る4側面上に形
成する。この時、絶縁膜6の形成を能率的に進めるため
及びセラミック基体1の保護を完全に達成するために静
電容量低減用電極21a、22aの上にも絶縁膜6を形
成する。
一の耐酸性コーティング材から成る絶縁膜6を第1の対
の側面7、8及び第2の対の側面から成る4側面上に形
成する。この時、絶縁膜6の形成を能率的に進めるため
及びセラミック基体1の保護を完全に達成するために静
電容量低減用電極21a、22aの上にも絶縁膜6を形
成する。
【0017】次に、図6に示すようにAg−Pdペース
トから成る導電性ペーストを塗布し、焼付けることによ
って第2の下地層11bを形成する。第2の下地層11
bは第1の下地層11aの上に形成すると共に、4つの
側面の絶縁膜6の上に延在するように形成する。次に、
電気メッキ法によってニッケルメッキ層12を第2の下
地層11bの上に形成し、第1及び第2の外部電極4、
5を完成させる。
トから成る導電性ペーストを塗布し、焼付けることによ
って第2の下地層11bを形成する。第2の下地層11
bは第1の下地層11aの上に形成すると共に、4つの
側面の絶縁膜6の上に延在するように形成する。次に、
電気メッキ法によってニッケルメッキ層12を第2の下
地層11bの上に形成し、第1及び第2の外部電極4、
5を完成させる。
【0018】第2の実施例においても、実質的に同電位
の低減用電極21a、22aと外部電極4、5の側面延
在部分4a、5aとで絶縁膜6が挟まれているので、絶
縁膜6に基づく静電容量を低減させることができる。
の低減用電極21a、22aと外部電極4、5の側面延
在部分4a、5aとで絶縁膜6が挟まれているので、絶
縁膜6に基づく静電容量を低減させることができる。
【0019】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 内部電極2、3を図1の高さ方向において段差
を有するように配置すると共に、平面的に見て互いに重
なる領域が生じるように配置することができる。また、
内部電極2、3を省き、外部電極4、5間で所望の抵抗
を得るように構成することができる。 (2) 第1の実施例において静電容量低減用電極21
〜24の幅は内部電極2、3の幅以上であることが望ま
しいが、これに限ることなく適当に調整することができ
る。 (3) 外部電極側面延在部分4a、5aは4つの側面
7、8、25、26の全部に設けることが望ましいが、
場合によっては回路基板に対向する1つの側面のみに設
けること、又は上側面を除く3つの側面のみに設けるこ
とができる。 (4) 図2において静電容量低減用電極21〜24の
内の少なくとも1つを設けるのみであってもそれなりの
効果が得られる。また、図6において静電容量低減用電
極21a、22aをセラミック基体1の4つの側面の内
の少なくとも1つに設けるのみでもそれなりの効果が得
られる。 (5) 内部電極は2対以上でもよいこの場合、内部電
極の対が多いと図示されていない別の一対の側面の表面
に形成された保護絶縁膜により生じる静電容量も減少さ
せることができる。 (6) セラミック基体1を円柱状に変形することがで
きる。
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 内部電極2、3を図1の高さ方向において段差
を有するように配置すると共に、平面的に見て互いに重
なる領域が生じるように配置することができる。また、
内部電極2、3を省き、外部電極4、5間で所望の抵抗
を得るように構成することができる。 (2) 第1の実施例において静電容量低減用電極21
〜24の幅は内部電極2、3の幅以上であることが望ま
しいが、これに限ることなく適当に調整することができ
る。 (3) 外部電極側面延在部分4a、5aは4つの側面
7、8、25、26の全部に設けることが望ましいが、
場合によっては回路基板に対向する1つの側面のみに設
けること、又は上側面を除く3つの側面のみに設けるこ
とができる。 (4) 図2において静電容量低減用電極21〜24の
内の少なくとも1つを設けるのみであってもそれなりの
効果が得られる。また、図6において静電容量低減用電
極21a、22aをセラミック基体1の4つの側面の内
の少なくとも1つに設けるのみでもそれなりの効果が得
られる。 (5) 内部電極は2対以上でもよいこの場合、内部電
極の対が多いと図示されていない別の一対の側面の表面
に形成された保護絶縁膜により生じる静電容量も減少さ
せることができる。 (6) セラミック基体1を円柱状に変形することがで
きる。
【図1】従来のチップ型セラミックサーミスタを示す中
央縦断面図である。
央縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例のチップ型セラミックサ
ーミスタを図3のA−A線で示す断面図である。
ーミスタを図3のA−A線で示す断面図である。
【図3】図2のサーミスタの平面図である。
【図4】第2の実施例のチップ型セラミックサーミスタ
の製造方法を説明するためにセラミック基体に外部電極
下地層を形成したものを示す断面図である。
の製造方法を説明するためにセラミック基体に外部電極
下地層を形成したものを示す断面図である。
【図5】図4のセラミック基体に絶縁膜を形成したもの
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図6】第2の実施例の完成したサーミスタを示す断面
図である。
図である。
1 サーミスタセラミック基体 2、3 内部電極 4、5 外部電極 4a、5a 延在部分 6 絶縁膜 21、22、23、24 静電容量低減用電極
Claims (4)
- 【請求項1】 一対の端面と側面とを有するサーミスタ
用セラミック基体と、前記セラミック基体の側面に形成
された絶縁膜と、前記セラミック基体の一対の端面及び
前記絶縁膜を介して前記側面上の一部に設けられた一対
の電極とを有するチップ型セラミックサーミスタにおい
て、 前記一対の電極の前記絶縁膜の上に形成された側面延在
部分に前記絶縁膜を介して対向していると共に前記一対
の電極に接続されている静電容量低減用電極が設けら
れ、 前記静電容量低減用電極は前記サーミスタセラミック基
体に埋設され、 前記静電容量低減用電極と前記絶縁膜との間隔が前記一
対の電極の相互間隔よりも小さく設定されていることを
特徴とするチップ型セラミックサーミスタ。 - 【請求項2】 更に、前記セラミック基体に埋設され且
つ前記一対の電極に接続された少なくとも一対の内部電
極が設けられていることを特徴とする請求項1記載のチ
ップ型セラミックサーミスタ。 - 【請求項3】 一対の端面及び側面を有するサーミスタ
用セラミック基体と、前記セラミック基体の側面に形成
された絶縁膜と、前記セラミック基体の一対の端面及び
前記絶縁膜を介して前記側面上の一部に設けられた一対
の電極とを有するチップ型セラミックサーミスタにおい
て、 前記一対の電極の前記絶縁膜上に形成された側面延在部
分に対して前記絶縁膜を介して対向していると共に前記
一対の電極に接続されている静電容量低減用電極が設け
られ、 前記静電容量低減用電極は前記絶縁膜に隣接配置されて
いることを特徴とするチップ型セラミックサーミスタ。 - 【請求項4】 更に、前記セラミック基体に埋設され且
つ前記一対の電極に接続された少なくとも一対の内部電
極が設けられていることを特徴とする請求項3記載のチ
ップ型セラミックサーミスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24206393A JPH0774005A (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | チップ型セラミックサ−ミスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24206393A JPH0774005A (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | チップ型セラミックサ−ミスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0774005A true JPH0774005A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=17083733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24206393A Pending JPH0774005A (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | チップ型セラミックサ−ミスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0774005A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6606783B1 (en) | 1997-08-07 | 2003-08-19 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Method of producing chip thermistors |
JP2005512317A (ja) * | 2001-12-04 | 2005-04-28 | エプコス アクチエンゲゼルシャフト | 負の温度係数を有する電気デバイス |
-
1993
- 1993-09-02 JP JP24206393A patent/JPH0774005A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6606783B1 (en) | 1997-08-07 | 2003-08-19 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Method of producing chip thermistors |
JP2005512317A (ja) * | 2001-12-04 | 2005-04-28 | エプコス アクチエンゲゼルシャフト | 負の温度係数を有する電気デバイス |
JP2010258482A (ja) * | 2001-12-04 | 2010-11-11 | Epcos Ag | 負の温度係数を有する電気デバイス |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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