JPH07235450A - 電子部品 - Google Patents

電子部品

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JPH07235450A
JPH07235450A JP2703494A JP2703494A JPH07235450A JP H07235450 A JPH07235450 A JP H07235450A JP 2703494 A JP2703494 A JP 2703494A JP 2703494 A JP2703494 A JP 2703494A JP H07235450 A JPH07235450 A JP H07235450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
magnetic layer
layer
layers
electrodes
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2703494A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Fujishiro
義和 藤城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
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Publication of JPH07235450A publication Critical patent/JPH07235450A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】薄型化を図りながら、コンデンサ層相互間の電
磁結合を阻止する。 【構成】少なくとも2つコンデンサ層C1及びC2と、
磁性層1とを含んでいる。磁性層1は2つのコンデンサ
層C1及びC2の間に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンデンサを含む電子
部品であって、主としてフィルタとして用いられる電子
部品に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルタとして用いられるコンデンサに
おいて、フィルタ特性を決める自己共振周波数を所定の
値に設定するために、容量値の異なる複数のコンデンサ
を組合せた構造をとることがある。このようなコンデン
サの例は、例えば実開平1ー60526号公報に開示さ
れている。この公知文献に記載されたチップコンデンサ
は、任意の自己共振周波数を持つ複数個のチップコンデ
ンサを重ね、電極を一体化した構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、重ねら
れて隣接する2つのチップコンデンサのコンデンサ電極
のうち、重ね合わせ側に最も近いそれぞれのコンデンサ
電極の間の距離が短い場合、これらのチップコンデンサ
間に相互インダクタンスによる電磁結合が発生し、フィ
ルタ特性が劣化する。
【0004】上述の電磁結合を回避するためには、2つ
のチップコンデンサに備えられたコンデンサ電極のう
ち、重ね合わせ側に最も近いコンデンサ電極相互間の距
離を増大させなければならない。これは、2つのコンデ
ンサの外装体の厚みが重ね合せ側において増大し、チッ
プコンデンサ全体としての厚みが増大し、形状が大型化
することを意味する。
【0005】上述した公知文献は、薄型化を図りなが
ら、コンデンサ相互間の電磁結合を阻止する手段を開示
していない。
【0006】本発明の課題は、薄型でありながら、電子
部品相互間の電磁結合を防止し得る電子部品を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係る電子部品は、少なくとも2つコンデン
サ層と、磁性層とを含んでおり、前記コンデンサ層及び
前記磁性層は、前記磁性層が前記2つのコンデンサ層の
間に配置される関係で重ねられている。
【0008】好ましい例では、前記2つのコンデンサ層
は、磁器基体を共用し、コンデンサ電極が前記磁器基体
の内部に埋設されており、前記磁性層は前記磁器基体の
内部に埋設されている。
【0009】
【作用】本発明に係る電子部品は、少なくとも2つコン
デンサ層と、磁性層とを含んでおり、コンデンサ層及び
磁性層は、磁性層が2つのコンデンサ層の間に配置され
る関係で重ねられているから、2つのコンデンサ層間に
おける電磁結合が磁性層によって遮断される。このた
め、2つのコンデンサ層間において、コンデンサ電極間
の距離を小さくしても、コンデンサ層間に電磁結合が生
じることがない。これにより、薄型化を図りながら、コ
ンデンサ層相互間の電磁結合を防止することが可能にな
る。
【0010】隣接する2つのコンデンサ層が磁器基体を
共用していて、コンデンサ電極が磁器基体の内部に埋設
されており、磁性層が磁器基体の内部に埋設されている
構造は、量産に適し、薄型化及び小形化を図るのに適し
ている。例えば、従来より知られている連続コーティン
グ法、印刷法等の積層技術を採用できるので、薄型の電
子部品を量産性良く製造できる。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る電子部品の断面図であ
る。本発明に係る電子部品は、少なくとも2つのコンデ
ンサ層C1、C2と、磁性層1とを含んでいる。コンデ
ンサ層C1及びコンデンサ層C2は間隔Dをおいて隣接
しており、磁性層1は2つのコンデンサ層C1及びC2
の間の間隔D内に配置されている。コンデンサ層C1は
コンデンサ電極E1及びE2を有し、コンデンサ電極E
1ーE2間の誘電体層の誘電率を利用して静電容量を取
得する。コンデンサ層C2はコンデンサ電極E3及びE
4を有し、コンデンサ電極E3ーE4間の誘電体層の誘
電率を利用して静電容量を取得する。コンデンサ層C1
及びC2のコンデンサ電極E1〜E4は、その一端が端
子電極3及び4に接続されている。
【0012】上述したように、磁性層1は2つのコンデ
ンサ層C1及びC2の間に配置されているから、2つの
コンデンサ層C1ーC2間における電磁結合が磁性層1
によって遮断される。このため、2つのコンデンサ層C
1ーC2間において、コンデンサ電極間の距離を小さく
しても、コンデンサ層C1ーC2間に電磁結合が生じる
ことがない。これにより、薄型化を図りながら、コンデ
ンサ層C1及びC2の相互間の電磁結合、より具体的に
はコンデンサ層C1のコンデンサ電極E2とコンデンサ
層C2のコンデンサ電極E3との間の電磁結合を阻止す
ることが可能になる。
【0013】図示のコンデンサ層C1及びC2は磁器基
体2を共用している。コンデンサ電極E1〜E4は磁器
基体2の内部に埋設されており、磁性層1は磁器基体2
の内部に埋設されている。かかる電子部品は、量産に適
した積層型であり、薄型化及び小形化を図るのに適して
いる。
【0014】コンデンサ層C1及びC2は、コンデンサ
電極E1〜E4の面が相対する方向に積層され、それぞ
れのコンデンサ電極E1〜E4の一つが磁器基体2によ
る間隔Dを隔てて互いに隣り合っている。磁性層1は、
間隔Dを隔てて隣り合うコンデンサ電極E2ーE3間に
配置されている。かかる電子部品は、従来より知られて
いる連続コーティング法、印刷法等の積層技術を採用で
きるので、薄型の電子部品を量産性良く製造できる。
【0015】コンデンサ層C1及びC2の容量値は、当
該電子部品をフィルタとして用いる場合、フィルタ特性
を決める自己共振周波数を所定の値に設定するために必
要な値に選定される。必要とされる自己共振周波数によ
って、コンデンサ層C1及びC2の容量値が互いに異な
る場合もあり、ほぼ同じであることもある。
【0016】磁性層1は、例えば、フェライト磁性体、
または磁性粉と絶縁材とを混合した複合磁性体によって
構成できる。複合磁性体に用いられる絶縁材はセラミッ
クスが好ましい。磁性層1がフェライト磁性体やセラミ
ック型複合磁性体である場合は、コンデンサ層C1及び
C2を構成する誘電体磁器と同様の工程で、磁性層1を
形成できるという利点を有するとともに、誘電体磁器と
磁性層1との間の熱膨張係数を近似させ、熱ストレス等
に起因する両者間の剥離、ギャップまたはクラック等を
防止するのに有効である。磁性層1は、電磁結合をより
完全に阻止するという観点から、コンデンサ層C1及び
C2を構成するコンデンサ電極E2、E3のほぼ全面と
向きあうような平面積を持つことが望ましい。
【0017】コンデンサ層C1及びC2は、磁器基体2
を共用しているものに限らず、互いに別部品として完成
したものであってもよい。別部品として完成した2つの
コンデンサ層を、磁性層を介して結合するような構造で
あってもい。
【0018】また、コンデンサ層C1及びC2の個数、
回路構成、電極数等は任意である。例えば第2図に示す
ように、コンデンサ層C1及びC2とは別に、任意数の
コンデンサ層C3〜C6を有する電子部品であってもよ
い。
【0019】磁性層1も1層に限らない。電磁結合阻止
の必要な領域が複数あれば、それに対応して設けること
ができる。例えば第3図に示すように、コンデンサ層C
3とコンデンサ層C4との間の電磁結合を阻止する必要
があれば、コンデンサ層C1及びC2の間の磁性層11
と共に、コンデンサ層C3とコンデンサ層C4との間に
磁性層12を設けることもできる。
【0020】更に、図示はされていないけれども、イン
ダクタ、抵抗等の他の受動回路素子または各種の半導体
素子を含んでいてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、薄
型でありながら、電子部品相互間の電磁結合を防止し得
る電子部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品の断面図である。
【図2】本発明に係る電子部品の断面図である。
【図3】本発明に係る電子部品の断面図である。
【符号の説明】
C1〜C6 コンデンサ層 1、11、12 磁性層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つコンデンサ層と、磁性層
    とを含む電子部品であって、 前記コンデンサ層及び前記磁性層は、前記磁性層が前記
    2つのコンデンサ層の間に配置される関係で重ねられて
    いる電子部品。
  2. 【請求項2】 前記2つのコンデンサ層は、磁器基体を
    共用し、コンデンサ電極が前記磁器基体の内部に埋設さ
    れており、 前記磁性層は、前記磁器基体の内部に埋設されている請
    求項1に記載の電子部品。
JP2703494A 1994-02-24 1994-02-24 電子部品 Withdrawn JPH07235450A (ja)

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JP2703494A JPH07235450A (ja) 1994-02-24 1994-02-24 電子部品

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007081008A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 積層コンデンサ及びモールドコンデンサ
EP2109123A1 (en) * 2008-04-11 2009-10-14 Northern Lights Semiconductor Corp. Apparatus for storing electrical energy
US20170084392A1 (en) * 2015-09-17 2017-03-23 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Multilayer ceramic capacitor

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