JPH0773800B2 - プレス装置 - Google Patents

プレス装置

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JPH0773800B2
JPH0773800B2 JP62131747A JP13174787A JPH0773800B2 JP H0773800 B2 JPH0773800 B2 JP H0773800B2 JP 62131747 A JP62131747 A JP 62131747A JP 13174787 A JP13174787 A JP 13174787A JP H0773800 B2 JPH0773800 B2 JP H0773800B2
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JP62131747A
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浩 塩田
英士 高本
一則 永井
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0029Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing means for adjusting the space between the press slide and the press table, i.e. the shut height
    • B30B15/0041Control arrangements therefor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プレス運転におけるダイハイト(ボルスタと
スライド間の距離)の調整に特徴を有するプレス装置に
関するものである。
(従来の技術) プレス装置の従来例は、第6図に示すようにフレーム
(b)上のボルスタ(a)に対し、クランク軸(e)に
よりコネクティングロッド(d)を介してスライド
(c)を矢示方向に上下動させて、ボルスタ(a)上の
被加工部材の打抜加工のほかに、コイニング、曲げ加工
などを行う構造になっており、コイニングや曲げ加工を
同時に行う場合などのような加工種類によっては、スラ
イド(c)の下死点精度が問題になる場合があり、ボル
スタ(a)とスライド(c)の下死点位置間の距離、即
ちダイハイト(H)の精度が加工精度を確保するために
重要になっている。
第6図に示すような通常のプレス装置では、連続加工に
先立ち成品精度(コイニングや曲げ加工を含む場合にコ
イニング量や曲げ深さ)を確認する目的で試打を行い、
スライド(c)の下死点位置つまりダイハイト(H)を
調整した後に連続運転を開始している。
また、連続運転後にプレスを休止し、再度運転を開始す
る場合、休止中にプレス各部の温度変化(特にポスト、
コネクティングロッド部分)によりダイハイトが変化
し、そのままの状態で運転を開始すると成品精度に不都
合が生じて稼動率、材料歩留り悪化の原因になるため、
再度の試打、ダイハイト調整が行われている。特に休日
明けの作業開始時などの長期間休止後に試打、ダイハイ
ト調整が必要となる。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の前記プレス加工においては、休止後の運転再開に
際し、再度の試打、ダイハイト調整を行う必要があり、
多くの手数、時間を要し稼動率低下、材料歩留り悪化の
原因となっているなどの問題点がある。
(問題点の解決手段) 本発明は、前記のような問題点に対処するためのプレス
装置であって、演算して記憶されたスライドの下死点位
置基準のダイハイト値、および同ダイハイト値と運転再
開の直前に求められたスライドの下死点位置のダイハイ
ト値との差値に基づきスライド位置を自動調整したの
ち、運転を開始するプレス運転方法になっており、その
具体的な装置として、ボルスタとスライド間の距離を測
定するダイハイト測定器と、クランク軸の回転角度位置
を検出する角度検出器と、ダイハイト測定器と角度検出
器で求められた値に基づきスライドの下死点位置基準の
ダイハイト値と運転再開直前のダイハイト値を算出して
前記下死点基準のダイハイト値および前記両ダイハイト
値の差値に基づくスライド位置調整信号を出力する演算
処理装置と、前記下死点位置基準のダイハイト値の記憶
手段と、前記スライド位置調整信号によって制御される
スライド駆動装置を具備したことにより、ダイハイト調
整性能、加工信頼性とともに成品精度を高めてプレス稼
動率、材料歩留りを向上させている。
(作用) ダイハイト測定器によりボルスタとスライド間の距離が
測定され、角度検出器によりクランク軸の回転角度位置
が検出されて、それらの測定値、検出値が演算処理装置
に入力され、演算処理装置によりプレス停止時あるいは
また連続運転中のスライドの下死点位置基準のダイハイ
ト値(記憶手段で記憶される)と運転再開直前のダイハ
イト値が算出され、前記下死点位置基準のダイハイト値
および両ダイハイト値の差値に基づくスライド位置調整
信号が出力され、該スライド位置調整信号によりスライ
ド調整装置が作動されてスライド位置が自動調整され、
プレス運転の直前にダイハイトの誤差が自動時に解消さ
れて、優れた加工精度、信頼性が得られる。
(実施例) 第1図ないし第4図に本発明の一実施例を示し、第1、
2図において(1)はフレーム(2)上に配設されたボ
ルスタ、(3)はクランク軸(5)により複数のコネク
ティングロッド(4)を介して矢示方向に上下動される
スライドであって、クランク軸(5)に角度検出器
(6)を付設し、ポルスタ(2)とスライド(2)間に
距離を測定するダイハイ測定器(7)を設けるとととも
に、角度検出器(6)およびダイハイト測定器(7)に
操作盤(8)が接続されており、前記角度検出器(6)
は、クランク軸(5)のクランク角度(θ)を検出し、
前記ダイハイト測定器(7)は、ボルスタ(2)とスラ
イド(3)間の距離(h)を測定するために、電磁誘導
式検出器の1種であるインダクトシンスケール(7a)を
備えている。
第2図に示すように、スライド(3)の下死点位置、即
ちダイハイト(H)の演算に際し、クランク軸(5)が
任意角度(位置)で停止しても、第2図(A)の状態の
クランク角度(θ)を検出すれば、クランク偏心量
(γ)のコネクティングロッド(4)の長さ(l)との
関係、距離(h)の測定値から、第2図(B)に示すよ
うにスライド(3)の下死点位置におけるダイハイト
(H)値を算出できる。該算出に際し、クランク角度位
置(停止位置)によっては、検出角度の精度により求め
るダイハイト精度に与える影響が大となるため(θ≒0
゜とθ≒90゜の近傍では、検出角度の精度が同じならば
求めるダイハイト精度はθ≒0゜の方が良い)、必要と
すす成品精度を考慮して角度検出器の分解能力が考慮さ
れる。
前記操作盤(8)の制御機構は、第3図に示すようにク
ランク角度検出回路(6a)と、ダイハイト測定回路(7
a)と、演算処理装置(11)と、前記各回路と前記演算
処理装置とのインターフェース(10)と、演算したダイ
ハイト値を記憶して指示する記憶手段、即ちダイハイト
記憶スイッチ(14)と、クランク角度(θ)の表示器
(15)と、演算処理装置とスライド駆動装置(13)との
インターフェース(12)からなり、演算処理装置(11)
(コンピューター)は、角度検出器(6)とダイハイト
測定器(7)で求められた値に基づきスライド(3)の
下死点位置基準のダイハイト値と運転再開直前のダイハ
イト値を算出して両ダイハイト値の差に基づくスライド
位置調整信号をスライド駆動装置(13)に出力して制御
する。
該実施例のプレス運転方法を、第4図に示すフローチャ
ートによって説明すると、先ず成品精度を高めるための
試打を行い最適なダイハイト(H)を求める(ステップ
20)。
次に、プレスを停止して、角度検出器(6)でクランク
角度(θ)を検出し、ダイハイト測定器(7)でボルス
タ(2)とスライド(3)間の距離(h)を測定する
(ステップ21,22)。該検出信号および測定信号は、ク
ランク角度検出回路(6a)、距離測定回路(7a)および
インターフェース(10)を経て演算処理装置(11)に入
力され、演算処理装置(11)によりスライド(3)の下
死点位置基準のダイハイト(HS)が演算され(ステップ
23)、該ダイハイト(HS)が記憶されて(ステップ2
4)、プレスの連続運転が開始する(ステップ25)。
連続運転実施後にプレスが休止されて、運転再開の直前
に、クランク角度(θ)が検出され距離(h1)が測定
されて(ステップ26,27)、スライド(3)の下死点位
置基準のダイハイト(H1)が演算される(ステップ2
8)。
演算された該ダイハイト(H1)値と記憶しているダイハ
イト(HS)値の比較が行われて変動量が差値として求め
られ、判定の結果がHS>H1の場合にはスライド駆動装置
(13)により前記差値に相当するスライド(3)の上げ
調整が行われ、HS<H1の場合にはスライドが下げ調整さ
れたのち(ステップ29,30,31)、プレスの連続運転が再
開される(ステップ32)。
以上の運転手順以外に、運転中のプレスの熱変位による
影響と、成品精度との関係からステップ(29)における
判定時のダイハイト(HS)値は、連続運転途中でプレス
を瞬時停止させて測定、あるいは連続運転を停止した直
後(ステップ25の直後)に測定、演算したダイハイト値
を用いる方法もある。
また、該プレス運転方法は、運転中における下死点自動
制御手段としてプレスに適用すれば極めて有効な手段と
なる。
一般的なプレス装置におけるストローク数の変化とダイ
ハイト値(下死点位置)変化の関係は第5図に示すよう
になり、下死点自動制御機能のないプレス装置では、ダ
イハイト値はストローク数の増加に伴って図中点線のよ
うに変化する (N2spmでΔh′下がる)。
一方、自動制御機能付きの場合は、N1spmで下死点位置
(aレベル)を決定し以後N2spmまでストロークを上昇
させればN1spmで決定した不死点位置aレベルを常に保
持するため、図中一点鎖線のようにダイハイト値をΔ
h″上昇させることになり、この状態でプレスを停止し
たのち、再びN1spmで運転すれば、ダイハイトがΔh″
だけ上昇しているために運転直後の数パンチは下死点自
動制限付きでも成品精度上で問題となるケースが生じる
が、本プレス運転方法でダイハイト調整を実施して前記
のようなダイハイト調整を実施すれば、前記のような問
題が解消される。
(発明の効果) 本発明のプレス装置は、前述のようになっており、運転
直前に自動的にダイハイト調整が行われ、ダイハイト調
整性能、加工信頼性とともに成品精度が高められてプレ
ス稼動率、材料歩留りが著しく向上されている。
以上本発明を実施例について説明したが、勿論本発明は
このような実施例にだけ局限されるものではなく、本発
明の精神を逸脱しない範囲内で種々の設計の改変を施し
うるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すプレス装置の構成図、
第2図(A)(B)はダイハイト算出の説明図、第3図
は制御機構図、第4図(A)(B)はプレス運転方法を
示すフローチャート図、第5図はダイハイト調整の説明
図、第6図は従来のプレス装置の機構図である。 1:ボルスタ、3:スライド 5:クランク軸、6:角度検出器 7:ダイハイト測定器、11:演算処理装置 13:スライド駆動装置 14:記憶手段(ダイハイト記憶スイッチ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボルスタとスライド間の距離を測定するダ
    イハイト測定器と、クランク軸の回転角度位置を検出す
    る角度検出器と、前記ダイハイト測定器と前記角度検出
    器で求められた値に基づきスライドの下死点位置基準の
    ダイハイト値と運転再開直前のダイハイト値を算出して
    前記下死点位置基準のダイハイト値および前記両ダイハ
    イト値の差値に基づくスライド位置調整信号を出力する
    演算処理装置と、前記下死点位置基準のダイハイト値の
    記憶手段と、前記スライド位置調整信号によつて制御さ
    れるスライド駆動装置を具備したことを特徴とするプレ
    ス装置。
  2. 【請求項2】ポルスタとスライド間の距離を測定するダ
    イハイト測定器と、クランク軸の回転角度位置を検出す
    る角度検出器と、前記ダイハイト測定器と前記角度検出
    器で求められた値に基づきスライドの下死点位置基準の
    ダイハイト値と運転再開直前のダイハイト値を算出して
    前記下死点位置基準のダイハイト値および前記両ダイハ
    イト値の差値に基づくスライド位置調整信号を出力する
    演算処理装置と、前記下死点位置基準のダイハイト値の
    記憶手段と、前記スライド位置調整信号によって制御さ
    れるスライド駆動装置を具備したことを特徴とするプレ
    ス装置。
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JPS63299899A JPS63299899A (ja) 1988-12-07
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JP2571423B2 (ja) * 1988-09-14 1997-01-16 アイダエンジニアリング 株式会社 プレスのスライド位置自動補正装置
JP5052406B2 (ja) 2008-05-12 2012-10-17 アイダエンジニアリング株式会社 下死点位置補正制御手段を備えたプレス機械
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