JPS63299899A

JPS63299899A - プレス装置

Info

Publication number: JPS63299899A
Application number: JP13174787A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Shioda; 浩塩田; Eiji Takamoto; 高本　英士; Kazunori Nagai; 永井　一則
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 1987-05-29
Filing date: 1987-05-29
Publication date: 1988-12-07
Anticipated expiration: 2010-08-09
Also published as: JPH0773800B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、プレス運転におけるダイハイト（ボルスタと
スライド間の距離）の調整に特徴を有するプレス運転方
法とプレス装置に関するものである。

（従来の技術）プレス装置の従来例は、第６図に示すようにフレーム（
１））上のボルスタ（ａ）に対し、クランク軸（ｅ）に
よシコネクティングロッド（ｄ）を介してスライド（０
）を矢示方向に上下動させて、ボルスタ（ａ）上の被加
工部材の打抜加工のほかに、コイニング、曲げ加工など
を行う構造になってお）、コイニングや曲げ加工を同時
に行う場合などのような加工種類によっては、スライド
（０）の下死点精度が問題になる場合があシ、ボルスタ
（ａ）とスライ）”（ａ）の下死点位置間の距離、即ち
ダイハイト（ロ）の精度が加工精度を確保するために重
要になっている。

第６図に示すよりな通常のプレス装置では、連続加工に
先立ち成品精度（コイニングや曲げ加工を含む場合にコ
イニング量や曲げ深さ）を確認する目的で試杓を行い、
スライ）’（ｃ）の下死点位置つまシグイ・・イト（５
）を調整した後に連続運転を開始している。

また、連続運転後にプレスを休止し、再度運転を開始す
る場合、休止中にプレス各部の温度変化（特にポスト、
コネクティングロッド９部分）によシダイハイトが変化
し、その−！！まの状態で運転を開始すると成品精度に
不都合が生じて稼動率、材料歩留シ悪化の原因になるた
め、再度の試打、ダイハイト調整が行われている。特に
休日明けの作業開始時などの長期間休止後に試打、ダイ
ハイト調整が必要となる。

（発明が解決しようとする問題点）従来の前記プレス加工においては、休止後の運転再開に
際し、再度の試打、ダイノ・イト調整を行う必要があシ
、多くの手数、時間を要し稼動率低下、材料歩留シ悪化
の原因になっているなどの問題点がある。

（問題点の解決手段）本発明は、前記のような問題点に対処するためのプレス
運転方法とプレス装置でありて、演算して記憶されたス
ライド９の下死点位置基準のダイハイト値、および同ダ
イハイト値と　運転再開の直前に求められたスライドの
下死点位置のダイハイト値との差値に基づきスライド位
置を自動調整したのち、運転を開始するプレス運転方法
になっておシ、その具体的な装置として、ボルスタとス
ライド間の距離を測定するダイハイト測定器と、クラン
ク軸の回転角度位置を検出する角度検出器と、ダイハイ
ト測定器と角度検出器で求められた値に基づきスライド
の下死点位置基準のダイハイト値と運転再開直前のダイ
ハイト値を算出して前記下死点位置基準のダイハイト値
および前記両ダイハイト値の差値に基づくスライド装置
調整信号を出力する演算処理装置と、前記下死点位置基
準のダイハイト値の記憶手段と、前記スライド°装置調
整信号によって制御されるスライド駆動装置を具備した
ことによシ、ダイハイト調整性能、加工信頼性とともに
成品精度を高めてプレス稼動率、材料歩留シを向上させ
ている。

（作用）ダイハイト測定器によシポルスタとスライド間の距離が
測定され、角度検出器によシフランク軸の回転角度位置
が検出されて、それらの測定値、検出値が演算処理装置
に入力され、演算処理装置によシブレス停止時あるいは
また連続運転中のスライドの下死点位置基準のダイハイ
ト値（記憶手段で記憶される）と運転再開直前のダイハ
イト値が算出され、前記下死点位置基準のダイハイト値
および両ダイハイト値の差値に基づくスライド装置調整
信号が出力され、該スライド装置調整信号によシスライ
ト０調整装置が作動されてスライド位置が自動調整され
、プレス運転の直前にダイハイトの誤差が自動時に解消
されて、優れた加工精度、信頼性が得られる。

（実施例）第１図ないし第４図に本発明の一実施例を示し、第１．
２図において（１）はフレーム（２）上に配設されたボ
ルスタ、（３）はクランク軸（５）によシ複数のコネク
ティングロッｌ’（４）を介して矢示方向に上下動され
るスライドであって、クランク軸（５）に角度検出器（
６）を付設し、ボルスタ（２）とスライ）’（３）間に
距離を測定するダイハイ測定器（力を設けるとともに、
角度検出器（６）およびダイハイト測定器（７）に操作
盤（８）が接続されておシ、前記角度検出器（６）は、
クランク軸（５）のクランク角度（θ）を検出し、前記
ダイハイト測定器（７）は、ボルスタ（２）とスライド
（３）間の距離（ｈ）を測定するために、！磁誘導式検
出器の１種であるインダクトシンスケール（７ａ）を備
えている。

第２図に示すようＫ、スライド（３）の下死点位置、即
ちダイハイト（ロ）の演算に際し、クランク軸（５）が
任意角度（位置）で停止しても、第２図（７！の状態の
クランク角度（θ）を検出すれば、クランク偏心量（ｒ
）トコネクティングロッド（４）の長さく１）との関係
、距離（ｈ）の測定値から、第２図（至）に示すように
スライ）”（３）の下死点位置におけるダイハイト（ロ
）値を算出できる。該算出に際し、クランク角度位置（
停正位置）によっては、検出角度の精度によシ求めるダ
イハイト精度に与える影響が大となるため（θ中０°と
θ中９０″の近傍では、検出角度の精度が同じならば求
めるダイハイト精度はθ中０″の方が良い）、・必要と
する成品精度を考慮して角度検出器の分解能力が考慮さ
れる。

前記操作盤（８）の制御機構は、第３図に示すようにク
ランク角度検出回路（６ａ）と、ダイハイト測定回路（
７ａ）と、演算処理装置（１１）と、前記各回路と前記
演算処理装置とのインターフェース（１のと、演算した
ダイハイト値を記憶して指示する記憶手段、即ちダイハ
イト記憶スイッチ（１４）と、クランク角度（θ）の表
示器（１５）と、演算処理装置とスライド駆動装置（１
３）とのインターフェース（１２）からなシ、演算処理
袋ａｔ（１１）　（コンビエータ−）は、角度検出器（
６）とダイハイト測定器（７）で求められた値に基づき
スライ）’　（３）の下死点位置基準のダイハイト値と
運転再開直前のダイハイト値を算出して両ダイハイト値
の差に基づくスライド装置調整信号をスライド９駆動装
置（１３）に出力して制御する。

該実施例のプレス運転方法を、第４図に示すフローチャ
ートによって説明すると、先ず成品精度を高めるための
試打を行い最適なダイハイト（ロ）を求める（ステップ
２０）。

次に、プレスを停止して、角度検出器（６）でクランク
角度（θ）を検出し、ダイハイト測定器（７）でボルス
タ（２）とスライｔ；　（ａ）間の距離（ｈ）を測定す
る（ステップ２１．２２　）。該検出信号および測定信
号は、クランク角度検出回路（６ａ）、距離測定回路（
７ａ）およびインターフェース（１０）を経て演算処理
装置（１１）に入力され、演算処理装置（１１）によシ
スライド（３）の下死点位置基準のダイハイ）　（Ｈ８
）が演算され（ステップ２３）、該ダイハイト（Ｈｓ）
が記憶されて（ステップ２４）、プレスの連続運転が開
始する（ステップ２５）。

連続運転実施後にプレスが休止されて、運転再開の直前
に、クランク角度（０１）が検出され距離（ｈ８）が測
定されて（ステップ２６．２７　）、スライド（３）の
下死点位置基準のダイハイ）（Ｈ，）が演算される（ス
テップ２８）。

演算された該ダイハイ）（Ｈ□）値と記憶しているダイ
ハイ）（Ｈ８）値の比較が行われて変動量が差値として
求められ、判定の結果がＨ８）Ｈｌの場合にはスライド
駆動装置（１３）によシ前記差値に相当するスライ）’
（３）の上げ調整が行われ、Ｈ，（Ｈｌの場合にはスラ
イドが下げ調整されたのち（ステップ２９，３０．３１
）、プレスの連続運転が再開される（ステップ３２）。

以上の運転手順以外に、運転中のプレスの熱変位による
影響と、成品精度との関係からステップ（２９）におけ
る判定時のダイハイ）（Ｈ８）値は、連続運転途中でプ
レスを瞬時停止させて測定、あるいは連続運転を停止し
た直後（ステップ２５の直後）Ｋ測定、演算したダイハ
イト値を用いる方法もある。

また、該プレス運転方法は、運転中における下死点自動
制御手段としてプレスに適用すれば極めて有効な手段と
なる。

一般的なプレス装置におけるストローク数の変化とダイ
ハイト値（下死点位置）変化の関係は第５図に示すよう
になシ、下死点自動制御機能のないプレス装置では、ダ
イハイト値はストローク数の増加に伴りて図中点線のよ
うに変化する（Ｎ２ｓｐｍでΔｈ′下がる）。

一方、自動制御機能付きの場合は、ＮＮ１５ｐで下死点
位置（ａレベル）を決定し以後Ｎ２ａｐｍｔでストロー
クを上昇させればＮＮ１５ｐで決定した下死点位置ａレ
ベルを常に保持するため、図中一点鎖線のようにダイハ
イト値をΔｈ“上昇させることになシ、この状態でプレ
スを停止したのち、再びＮＮ１５ｐで運転すれば、ダイ
ハイトがΔｈ“だけ上昇しているために運転直後の数パ
ンチは下死点自動制限付きでも成品精度上で問題となる
ケースが生じるが、本プレス運転方法でダイハイ）Ｈ整
を実施して前記のようなダイハイト調整を実施すれば、
前記のような問題が解消される。

（発明の効果）本発明のプレス運転方法、プレス装置は、前述のようＫ
なっておシ、運転直前に自動的にダイハイト調整が行わ
れ、ダイハイト調整性能、加工信軸性とともに成品精度
が高められてプレス稼動率、材料歩留シが著しく向上さ
れている。

以上本発明を実施例について説明したが、勿論本発明は
このような実施例にだけ局限されるものではなく、本発
明の精神を逸脱しない範囲内で種々の設計の改変を施し
うるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すプレス装置の機構図、
第２図（Ａ＞　（Ｂ）はダイハイト算出の説明図、第３
図は制御機構図、第４図（Ａ）（Ｂ）はプレス運転方法
を示すフローチャート図、第５図はダイハイト調整の説
明図、第６図は従来のプレス装置の機構図である。１：ボルスタ　　　　３ニスライド５；クランク軸　　　６：角度検出器７：ダイハイト測定器　１１：Ｍ算処理装置１３ニスラ
イド駆動装置１４；記憶手段（ダイハイト記憶スイッチ）ｑ）妨２図（Ａ）　　　　　　　　　　（Ｂ）嬬３図第４図ＣＡ）備４区ＣＢ）第５図銚６図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）演算して記憶されたスライドの下死点位置基準の
ダイハイト値、および同ダイハイト値と運転再開の直前
に求められたスライドの下死点位置のダイハイト値との
差値に基づきスライド装置を自動調整したのち、運転を
開始することを特徴とするプレス運転方法。
（２）ボルスタとスライド間の距離を測定するダイハイ
ト測定器と、クランク軸の回転角度位置を検出する角度
検出器と、前記ダイハイト測定器と前記角度検出器で求
められた値に基づきスライドの下死点位置基準のダイハ
イト値と運転再開直前のダイハイト値を算出して前記下
死点位置基準のダイハイト値および前記両ダイハイト値
の差値に基づくスライド装置調整信号を出力する演算処
理装置と、前記下死点位置基準のダイハイト値の記憶手
段と、前記スライド装置調整信号によって制御されるス
ライド駆動装置を具備したことを特徴とするプレス装置
。