JPS60111759A - 扇形注湯機の運転制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は鋳造に用いる扇形注湯機の運転を制御する方法
に関する。

（従来技術） 従来の扇形注湯機は、例えは第１図（ａ）〜（ｃ）に示
すように、架台１と、該架台ｌ上に反転軸受２を介して
反転自在に設けられた反転フレーム３と、該反転フレー
ム３上にローラ４，４　を介して傾動自在に設けられた
扇形トリペ５とを備えており、前記扇形トリベ５にけ注
湯口６、受湯ロア並びに排湯口８が設けられている０ま
た架台１には反転シリンダ９が取付けられて１その出力
軸端を反転フレーム３に連結すると共に・扇形トリベ５
に隣接してモータ１０が取付けられて、チェーン１１を
介して扇形トリベ５の下端に取付けた係合部材１２と連
結している０そして、Ｆ面水平状態で受湯ロアから溶湯
を受けた後、″モータ１０を駆動１［２て扇形トリベ５
を傾動させると、注湯口６からＡ矢印のごとく図示を略
した鋳型に向けて溶湯が注入され、一方反耘シリンダ９
を駆動１すれば、反転フレーム３が反転軸受２を支点に
反転して、排湯口８からＢ矢印のごとく図示を略した排
湯トリベヘ向けて溶湯が排出される。

しかして、かかる扇形注湯機を運転制御するには、従来
、局形トリベ５の傾動角速度を一定にして、その傾狙；
、−ヒ界、同″Ｆ降、停止時間をタイマ設定により制御
し、またブリレベル出しく溶湯を注湯口６の開口かられ
ずか低位に保持する操作）は作業者が目視で行っていた
。このなめ、一般に注湯速度や注湯量を高精度に制御す
ることが困雛で、鋳型の湯口カップからのオーバーフロ
ーによる歩留り低下、押か不足による品質不良等を来た
して、実質完全自動逆転が困難な状態にあった。

（発田１の目的） 本発明は上記従来技術のｐ照点に鑑み、注湯速量、注湯
量等埒注湯精度の向上を計ると共に・扇形トリベ周りか
ら干渉部１分を可及的に排除し・もってダト造歩留りの
向上、鋳造品質の向上、作業性の向上に寄与し、かつ完
全自ｌｉｐ、化を達成し得る扇形注湯機の運転制御方法
を提供することを目的とする。

（発明の構成）　− そして、この目的は、予め扇形トリベを傾動させて湯面
検知器により初期のブリレベルを決宝し、次に角度デー
タにもとづいてまたは扇形トリベを計シすることによっ
て得た重量データ・にもとづいて、前記扇形トリベを前
記プリレペまで扇形トリベを戻すようにした扇形注湯機
の運転制御方法によって達成される。

（実ｈ５例） ＤＩＦ、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。

第２図（ａ）〜（ｃ）は本発明の方法の実施対象である
扇形注−湯機の構造の一例を示したものである。なお第
１図（ａ）〜（ｃ）に示した部分と同一構成要素には同
一符号を付し、その説明は省略する。本帛形注湯機の特
徴とするところは、架台１の上端に計量器１３．１３　
を設け、この計量器１３の上に反転フレーム３を載置す
るようにしたこを、反転軸受２を架台１に取付けたジヤ
ツキアップシリンダ１４に連結し、このジヤツキアップ
シリンダ１４と反転シリンダ９とを、下死点時に反転フ
レーム３に対してフリーとし、かつジヤツキアップシリ
ンダ１４より反転シリンダ９の方をストローク大とした
こと、扇形トリベ５を反転フレーム３に取付けた傾動シ
リンダ１５によって傾動可能としたこと、扇形トリベ５
のほぼ傾動軸芯Ｃの反注湯口側に、水平状態で注湯口６
よりわずか高位置となる排湯口８を設けたこと、注湯口
６に近接して湯Ｉｆｉ′ｉ検知器１６を、排湯口８の筒
部に接して角度計１７をそれぞれ設けたこと、にある。

かかる構成により、予め反転シリンダ９とジヤツキアッ
プシリンダ１４とで、該ジヤツキアップシリンダ１４の
ストローク分傾動フレーム３を持ち上げて、計量器１３
に荷重がかからない状態としておき、他のトリベから受
湯ロアを通して溶湯を受ける。その後、反転シリンダ９
とジヤツキアップシリンダ１４とをＦ降させて、計量器
１３上に反転フレーム３を着座させ、以降、傾動シリン
ダ１５を駆動して扇形トリベ５を傾動、上昇させれば、
注湯口６が排湯口８よりも低位置にあるため、溶湯は注
湯口６のみを１イシて出湯され、所定の鋳造が行われる
。

鋳造作業後、残湯を排湯しようとする場合位・反転シリ
ンダ９とジヤツキアップシリンダ１４とを再び駆動して
反転フレーム３をジヤツキアップシリンダ１４のストロ
ーク分持ち上げ、さらに反転シリンダ９を残りのストロ
ーク分上昇させれば、排湯口８が注湯口６よりも低位置
きなってその後の傾動シリンダ１５の上昇によって、残
湯は排湯口８のみを通して排出されるようになる０ しかして、本法においては、Ｌ記注湯に際して以下に記
すような注湯制御を行う。

先ず、自シ！１沖湯に先立って初期のブリレベルを決定
する。すなわち、り動シリンダｂを駆動して扇形トリベ
５を傾動させ、注湯口６から流出しようとする溶湯を湯
面検知器１６でゆ出し、該湯面検知器１６からの信号に
より前記傾動シリンダ１５を下降させて扇形トリベ５を
設定した一定角度だけ戻す。この位置がブリレベルであ
り、以降の注湯の操作上の基準となる。なお、前記ブリ
レベルの決定に際しては、湯面を波釘たせずにかつ注湯
口６から多量に出湯させないように扇形トリベ５の傾動
、戻しけ微速で行うようにする。

次に、傾動シリンダ１５を再び駆動して扇形トリベ５を
前記ブリレベルから設定注湯速度が得られる角度まで傾
動させる。具体的には、扇形トリベ５の形状特性により
、該扇形トリベ５の傾動角度と注湯速度との間に比例関
係があることに着目し、角度計１７によって衿な角度デ
ー々にもとづいて、すなわち角度偏差値によって注湯速
度をめる０そして、前記演算によってめた注湯速度を設
定値と比較し、設定値に達した時を傾動の停止タイミン
グとして、扇形トリベ５の傾動を停止し、そのままの姿
勢で該扇形トリベ５を保持する。

その間、計量器１３により反転フレーム３を含む扇形ト
リベ５の重を変化量しなかって注湯量を連続的に検出し
、その注湯量が設定（ｍｌに達したら、直ちに傾動シリ
ンダ１５を下降すなわち扇形トリペ５を逆傾動させて次
のブリレベルまで戻す。ここで、初期のブリレベルと次
のブリレベルとの＃動角度差は前記初回の注湯量に比例
するので、予め注湯量との相関において次のケリレベル
を決定しておき、その角度まで扇形トリベ５を房すよう
にする０このようにして注湯の１サイクルが柊了し、そ
の後は次のブリレベルから次サイクルの注湯をスカート
させる。

な卦、鋳込パターンによっては「上昇−停止−ＦＢ′ｆ
Ｊの停止初間中に微速、上昇させても良い０まか、注湯
量・精度を向上させるために、すなわち扇序トリベ５の
下降中の出湯を少くするなめに２段注湯を行う場合があ
ゆ、この場合は前記扇Ｆ：　）　リベ５の戻しを２段に
公社て行う０また、上記実施例では角度デー次にもとづ
いて注湯速度をめるようにしたが、これに代えて、計量
器１３から得な有量変化量にもとづいて、すなわち計か
偏差値を微分してめるようにしても良い。

第３図は上記のごと〈実施したときの鋳込ノぐ々−ンを
、時ｆＩＪｆｆに対する扇１じトリベ５の傾動角、度変
化として示したもので、実線Ｍが１段注湯の場合を、破
線Ｎが２段注湯の場合を表わす。

これより、傾動角度は、湯面検知により決定された初期
のブリｌ／ベルＰを起点に、始め所定の注湯？１ミ度か
１詮られる角度ＱまでｉＭＭ的に増大し１その後このレ
ベルで計量話？足点Ｒに達するまで平行＆移し、後火の
ブリレベルＳまで直線的にあＺ・いは多段に汗し、その
間に注湯の１サイクルが実行される。その後、傾動角度
は次のブリレベルＳを起点に次サイクルへと推移する。

なお、この傾動角度変化は、そのまま傾動シリンダ１５
の上昇、下降動作としてとら身ることができる。

しかして、上記各動作は全て制御装−により自動制御さ
れるようになっており、いまその制御回路を一括して示
すと第４ＰＡのとおりとなる。

すなわち、計量器１３０信号処理系には、ＫＪ如１加速
度、溶湯の振動、油圧ホースや作動油両型等に対応すべ
く波形成形部２］、Ａ−Ｄ変Ｍ部ｎ１補正部乙等が設番
寸られる他、馴形トリベ５の眞量変化量すなわち注湯量
をめる偏差回路ス、前記注Ｓ量を設定値と比較する設定
・比較部局、注湯速度をめるための微分回路２６等が設
けられ、一方角度計１７の信号処理系には扇彫トリベ５
の傾動角度をめる偏差回路’１７Ｓ前記傾動角度を設定
値と比較する設ポ・比較部路およびトリベ傾動速度をめ
るプとめの微分回路四が設けられている。そして、これ
らの信号処理系からの信号は出力部間に集約され、傾動
シリンダ１５への上昇・下降指令、速度ｌ指令等として
、ま。

た表示・生産管叩部３１へσ５指令として適宜出力され
るようになっている。なお、注湯速度を角度データにも
とづいてめる場合には計量器１３側の微分回路かが省略
される。

（発明の効果） 以上、詳細に説明したように、本発明＃−ｉ湯面検知器
により初期のブリレベルを決定すると共に、注湯速度と
注湯釦を常時検出して、設定値との比較により扇形注湯
機の連転を自動制御するようにしなもので、これにより
注湯精度が著°シ〈向上するように寿って、鋳造歩留り
および鋳造品質が大きく向上する効果が得られたＯｆな
、千−夕駆動系に代えてシリンダ駆動系を採用したこと
により、扇形トリベ周りから干渉剖・分を可及的に排除
することが可能となって注湯の作を性が品まり、才た局
ｊし注湯挾自体の信頼性が向卜する効果が得られを。

【図面の簡単な説明】

第１し１（ａ）〜（ｃ）は従来の扇形注湯機の構造を示
したもので、（ａ）ｒＩ′ｉイ［＋、’ｌ　１ｆＴｉ　
図、（ｂ）　は平面図、（ｃ）は正面図、第２図（ａ）
〜（ｃ）　ｌｄ本発明の方法の実施対象である扇形注湯
枦の構造を示したもので、（ａ）灯叫Ｉ＠南、（ｂ）　
は平面図、（ｃ）は正面図、第３図は本法による鋳込パ
ターンを示す特性図、第４図岐本法を実行する制御回路
図である。 ５・・−扇形トリベ　１３・・・計量器１５・・・＃動
シリンダ　］６・・・湯面検知器１７・・・角度計 （ｆｆか１名） 牙１図 （ｂ） ら 牙２　図 （０） （ｂ）〜

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）予め扇形トリベを傾Ｌす手段で傾動させて湯面検
   知器により初期のプリレベルを決定し、次に、角度計に
   より得た角変データにもとづいて前記扇形トリベを前記
   プリレベルから設定注湯速度が・得られる角度まで傾動
   せしめ、その間の注湯量を前記扇形トリベの重量変化か
   らめて、該注湯量が設定値に達したら次のブリレベルま
   で角度計により得た角度データにもとづいて前記扇形ト
   リベを戻すことを特徴とする扇形注湯機の運転制御方法
   。
2. （２）予め扇形トリベを傾動手段で傾動させて湯面検知
   器により初期のブリレベルを決定し、次に前記扇形トリ
   ベを計量することにより得た重量データにもとづいて前
   記扇形トリペを前記プリレベルから設定注湯速度が得ら
   れる角度まで傾動せしめ、その間の注湯量を前記節ｉＦ
   ｌ；　）　ＩＪべの重量変化からめて１該注湯量が設定
   価に達したら次のブリレベルまで前記扇形トリベを戻す
   ことを特徴とする扇形注湯機の運転制御方法。
3. （３）扇形トリベの計量の偏差値を微分して注湯速度を
   得ることを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の扇形
   注湯機の運転制御方法。