JPH0239196Y2 - - Google Patents

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JPH0239196Y2
JPH0239196Y2 JP1897986U JP1897986U JPH0239196Y2 JP H0239196 Y2 JPH0239196 Y2 JP H0239196Y2 JP 1897986 U JP1897986 U JP 1897986U JP 1897986 U JP1897986 U JP 1897986U JP H0239196 Y2 JPH0239196 Y2 JP H0239196Y2
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furnace body
tilting
furnace
angle
pouring
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JP1897986U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、定量注湯機構を改良した誘導溶解炉
に関するものである。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
一般に溶解保持炉は、高低周波電源を用いた誘
導加熱あるいはアーク加熱などにより溶解された
金属を受けて加熱保持し、注湯樋や鋳型に注湯す
るものである。
この溶解保持炉は一般に第5図および第6図に
示すように、炉体1の湯口2側を、支持台3の上
部に回動自在に支持し、この支持台3に取付けた
シリンダー4のピストン5の先端を、炉体1の両
側部に回動自在に連結し、ピストン5の伸出によ
り傾動回転軸6を中心として傾動させ、注湯する
構造となつている。
しかしながら、この誘導溶解炉の湯口2は第6
図に示すように上部が開口した断面U字形状をな
し、ここを流出する溶湯7の断面が、炉体1の傾
動角度により変化する。このため、タイマー等の
設定により、炉体1の傾動復帰を制御する方式で
は、注湯量にバラツキを生じる。また支持台3に
ロードセルを設けて、その重量の減少から注湯量
を制御する方式もあるが、シリンダー4に残る油
圧の影響を受け易く、従来の方法は何れも連続的
に定量注湯を高精度に行うことができなかつた。
〔考案の目的〕
本考案は、上記欠点を除去し、簡単な制御シス
テムを付加することにより、注湯量のバラツキを
なくし、精度の高い定量注湯を可能にした溶解保
持炉を得ることを目的とするものである。
〔考案の概要〕 本考案は、炉体を支持台に回動自在に取付け、
前記支持台と炉体を連結するシリンダーのピスト
ンの伸出により炉体を傾動させて炉内の溶湯を注
湯する溶解保持炉において、炉体の傾動角度に対
応するパルス数を検出するパルス検出回路と、設
定注湯量に必要な炉体傾動角度に対応するパルス
数を設定するパルス設定回路と、この設定された
パルスと、検出されたパルス数とを比較演算し、
一致したときに炉体の傾動停止信号を出す比較演
算回路と、傾動停止角度と設定注湯量とから炉体
を停止させながら注湯する注湯時間を演算する傾
動停止時間演算回路と、傾動停止時間経過後、湯
切れ位置までの炉体復帰角度を演算して、炉体を
復帰させる復帰角度演算回路とから成り、注湯量
指令により炉体の傾動−停止−復帰−停止を自動
的に制御して、順次繰り返して定量注湯すること
を特徴とするものである。
〔考案の実施例〕
以下本考案を図面に示す実施例を参照して詳細
に説明する。
第1図は本考案の一実施例による溶解保持炉を
示すもので、炉体1の湯口2側を支持台3の上部
に回動自在に支持し、この支持台3に取付けたシ
リンダー4のピストン5の先端が、炉体1の両側
部に回動自在に連結されている。支持台3と炉体
1を連結する傾動回転軸6の端部にはパルス発信
受信装置8が取付けられ、歯車等を介して取付け
ることにより、傾動角度に対応するパルス数を正
確に検出することができる。
また第2図は本考案の他の実施例を示すもの
で、シリンダー4の側面にピニオンラツク9を取
付け、ピストン5の先端に接続したアーム10に
ピニオンギヤ付きのパルス発信受信装置8を取付
け、ピストン5の押出量に応じた傾動角度をパル
スで検出するようにしたものである。
第3図は定量注湯の制御システムを示すもの
で、注湯指令11により動作する電磁弁12の弁
切換によつて、シリンダー4のピストン5が伸出
して炉体1を傾動させ、また収縮によつて復帰さ
せるようになつている。
また炉体1に取付けたパルス発信受信装置8の
パルス発信器13から発信したパルスは、炉体1
の傾動角度に対応したパルス数としてパルスカウ
ンター14に検出され、このパルス数は比較演算
器15に出力される。
パルスの方向から傾動と復帰の方向を判別し、
傾動方向には設定した注湯量と、傾動角度に応じ
て角度設定が自動的に行われる炉体傾動角度設定
器16が設けられ、この出力信号は前記比較演算
器15に入力するようになつている。
またパルスカウンター14と比較演算器15と
の間には、炉体傾動角度記憶器17が設けられ、
これは更に復帰方向に設けられた炉体復帰角度演
算器18に接続されている。
また前記比較演算器15は、検出パルス数と設
定パルス数が一致したときに炉体傾動停止出力1
9を電磁弁12に出し、同時に傾動停止時間演算
器20が動作して、ここで演算された傾動停止経
過信号21と、炉体復帰角度演算器18からの炉
体復帰出力22が出力されると、電磁弁12によ
り炉体が復帰するようになつている。
また炉体復帰角度演算器18は比較演算器15
に接続され、炉体復帰時の復帰角度に対応するパ
ルス数を設定して比較演算器15に送り、これと
検出パルス数が一致したときに電磁弁12に炉体
復帰停止出力23を出力すようになつている。
次に上記制御回路による定量出湯時の動作につ
いて説明する。
先ず図示しない油圧ポンプを運転して、炉体傾
動操作油圧を作る。操作油圧が正常で、定量注湯
の注湯指令11が与えられると、電磁弁12が作
動して、シリンダー4のピストン5が伸出して炉
体1を傾動させ、湯口2から溶湯7を図示しない
樋や鋳型に注湯する。この状態は第4図のグラフ
にA1で示す範囲である。
このピストン5の伸出に伴つて、炉体1の傾動
機構に取付けたパルス発信受信装置8が作動し、
第3図に示すように、パルス発信器13から発信
されたパルスが、炉体1の傾動角度に対応したパ
ルス数としてパルスカウンター14でカウントさ
れる。
一方、注湯指令11により、傾動方向側に設け
られた炉体傾動角度設定器16が動作し、設定注
湯量に応じた炉体傾動角度を演算して、これに対
応するパルス数を設定して、比較演算器15に出
力する。
比較演算器15では、パルスカウンター14で
カウントされたパルス数と、設定されたパルス数
を比較演算し、両者が一致したときに、電磁弁1
2に炉体傾動停止出力19を出して、炉体1の傾
動を停止させる。このときの炉体傾動角度はグラ
フのB1点で示される。
またこの停止出力と同時に、停止した傾動角度
と、設定注湯量の残量とから注湯時間(炉体を傾
動停止させながら注湯する時間)を傾動停止時間
演算器20で演算し、この間炉体1を停止させた
まま注湯を続ける。この状態はグラフのA2の部
分で示される。
一方、パルスのカウントにより、傾動停止した
炉体1の角度を、炉体傾動角度記憶器17で記憶
し、この傾動角度を基準として、注湯後の湯切れ
に必要な復帰角度を炉体復帰角度演算器18で演
算する。ここで演算された復帰パルス数は、比較
演算器15に出力されると共に、同時に出力され
た炉体復帰出力22と前記傾動停止時間演算器2
0からの傾動停止時間経過信号21とのアンド条
件で、電磁弁12を作動させて炉体1を復帰させ
る。この状態をグラフで示すとB2点で復帰を開
始し、A3の範囲で、復帰しながら注湯が続けら
れる。
炉体1の復帰動作に伴つて、パルスカウンター
14で復帰角度に対応するパルスをカウントし
て、これを比較演算器15に入力し、炉体復帰角
度演算器18で設定された復帰停止角度に対応す
るパルス数と比較演算する。両者が一致したとき
に、炉体復帰停止出力23を電磁弁12に出し
て、炉体1の傾動を湯切れ位置で停止させる。こ
の状態はグラフのB3点で示され、次の注湯指令
11があるまで、この角度で傾動したまま待機す
る。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案によれば、炉体の傾
動角度に対応したパルスを検出し、設定注湯量に
対応したパルス数と比較演算して、必要な角度だ
け炉体を傾動させて注湯し、更に演算された必要
注湯時間だけ停止させながら注湯し、この後湯切
れに必要な角度だけ炉体を復帰させることによ
り、注湯量のバラツキがなく、高精度に定量注湯
を行える溶解保持炉を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例によるパルス発生受信
装置を傾動回転軸に取付けた溶解保持炉の側面
図、第2図はパルス発信受信装置をシリンダーに
取付けた溶解保持炉の側面図、第3図は本考案の
制御回路を示すブロツク図、第4図は本考案の制
御方式による炉体の傾動角度の変化を示すグラ
フ、第5図は従来の誘導溶解炉を示す側面図、第
6図は湯口を示す第5図のX−X線矢視図であ
る。 1……炉体、2……湯口、4……シリンダー、
6……傾動回転軸、7……溶湯、8……パルス発
信受信装置、11……注湯指令、12……電磁
弁、13……パルス発信器、14……パルスカウ
ンター、15……比較演算器、16……炉体傾動
角度設定器、18……炉体復帰角度演算器、19
……炉体傾動停止出力、20……傾動停止時間演
算器、21……傾動停止時間経過信号、22……
炉体復帰出力、23……炉体復帰停止出力。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炉体を支持台に回動自在に取付け、前記支持台
    と炉体を連結するシリンダーのピストンの伸出に
    より炉体を傾動させて炉内の溶湯を注湯する溶解
    保持炉において、炉体の傾動角度に対応するパル
    ス数を検出するパルス検出回路と、設定注湯量に
    必要な炉体傾動角度に対応するパルス数を設定す
    るパルス設定回路と、この設定されたパルス数
    と、検出されたパルス数とを比較演算し、一致し
    たときに炉体の傾動停止信号を出す比較演算回路
    と、傾動停止角度と設定注湯量とから炉体を停止
    させながら注湯する注湯時間を演算する傾動停止
    時間演算回路と、傾動停止時間経過後、湯切れ位
    置までの炉体復帰角度を演算して、炉体を復帰さ
    せる復帰角度演算回路とから成ることを特徴とす
    る溶解保持炉。
JP1897986U 1986-02-13 1986-02-13 Expired JPH0239196Y2 (ja)

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JP1897986U JPH0239196Y2 (ja) 1986-02-13 1986-02-13

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JPS62130395U JPS62130395U (ja) 1987-08-18
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