JP2934289B2 - ラドル給湯制御方法および装置 - Google Patents

ラドル給湯制御方法および装置

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JP2934289B2 JP17759390A JP17759390A JP2934289B2 JP 2934289 B2 JP2934289 B2 JP 2934289B2 JP 17759390 A JP17759390 A JP 17759390A JP 17759390 A JP17759390 A JP 17759390A JP 2934289 B2 JP2934289 B2 JP 2934289B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ラドル給湯制御方法および装置に係り、
さらに詳しくは、使用ラドルの種類を指定するだけで注
湯時における最適のラドル回動速度およびラドル走行速
度を自動的に設定してこれを駆動制御するラドル給湯速
度制御方法および装置に関する。
[従来の技術] 従来、ラドル給湯装置のラドル回動速度およびラドル
走行速度は定速度で行われていた。
[発明が解決しようとする課題] すなわち、ラドルの回動速度が一定の場合、このラド
ルを注湯中のラドル内の溶湯量に関係なく一定速度で傾
斜させると、溶湯量が少なくなるにつれて流出入量も少
なくなり、スリーブ内への注湯時間が長くかかるため湯
温が低下して製品の品質が粗悪となり、また、ラドルを
傾斜させて注湯中の溶湯量が比較的多いときと少なくな
ってきた時の溶湯の流出位置がスリーブの注湯位置に対
し変化するため、湯こぼれが生じて給湯量の大幅なバラ
ツキが生ずる。これを防止するため、ラドルの回動速度
を一定低速に設定すると前述したように給湯時間が遅延
する難点を有していた。
さらに、ラドルの走行速度が手動、自動共に一定の場
合、手動運転時の一時停止またはハイサイクル自動運転
中で射出スリーブの注湯口へ注湯せずに保持炉内に戻る
(正常時は溶湯をスリーブ内に注湯して空の状態となる
ため高速で戻していた)場合、ラドル内の溶湯が漏出す
る危険性を有していた。
また、ラドル走行速度の設定は、複数のラドルの種類
に対して可能な範囲で高速にラドル走行速度を設定して
給湯サイクルを短縮するには、その都度の設定が繁雑と
なり、設定時間が長くかかる難点を有していた。
従って、本発明の目的は、複数のラドルの種類に対応
する最適なラドル回動速度とラドル走行速度およびこれ
らの同期速度を自動設定することにより、ラドル速度を
制御して、注湯時に湯こぼれすることなく、注湯せずに
ラドルに溶湯を残したまま戻るとき安全に駆動し、給湯
サイクルを最短にすべく個々の状況に応じて最適速度に
制御し、同時にラドルの傾斜中の注湯量を(流出量)を
一定にして注湯時間の短縮を計ると共にスリーブの給湯
口における溶湯の注湯位置を一定にしてスリーブ外への
湯こぼれを防止し、ラドルを最適な速度で駆動制御する
ことができ、さらにラドルの異常後退および手動運転中
の後退の安全を確保することのできるラドル給湯速度制
御装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するため、本発明の溶湯給湯時のラ
ドルの速度を制御するラドル給湯制御方法において、 使用ラドルの種類をラドル種類指定手段に指定したの
ち、ラドル回動軸に設けられたラドル回動範囲検出手段
により区分したラドル回動範囲をラドル回動指定手段に
より設定し、ラドルの回動範囲に対する回動速度をラド
ル回動速度設定手段に設定し、先に設定されたラドルの
種類およびラドルの回動範囲に対応するラドル回動速度
を制御装置に入力して記憶させたの、駆動制御部により
ラドルを設定された回動速度に駆動制御し、前記制御装
置に入力されたラドル回動範囲検出手段からの検出信号
に対しこれに対応する所定の回動速度を演算して前記駆
動制御部を速度制御することにより、ラドルの種類を入
力するのみで予め記憶された適正なラドル回動速度で駆
動することを特徴とする。
また、溶湯給湯時のラドルの速度を制御するラドル給
湯制御方法において、 使用ラドルの種類をラドル種類指定手段に指定したの
ち、駆動軸に設けられたラドル走行範囲検出手段に複数
に区分したラドルの走行範囲をラドル走行範囲指定手段
により設定し、ラドル走行範囲に対するラドル走行速度
を走行速度設定手段により設定し、先に設定されたラド
ルの種類およびラドルの走行範囲に対応するラドル走行
速度を制御装置に入力して記憶させたのち、駆動制御部
によりラドルを設定された走行速度に駆動制御し、前記
制御装置に入力されたラドル走行範囲検出手段からの検
出信号に対しこれに対応する所定の走行速度を演算して
前記駆動制御部を速度制御することにより、ラドルの種
類を入力するのみでラドルを予め記憶された適正なラド
ル走行速度で駆動することを特徴とする。
この場合、前記制御方法において、前記制御装置にOR
ゲートを設け、この制御装置にラドル走行範囲検出手段
で検出された可変速電動機の検出信号とダイカストマシ
ン本体の制御盤からの注湯信号を入力し、この制御装置
から出力される出力信号を駆動制御部に入力すると共
に、射出スリーブ上待機中所定の時間経過後に出力され
ない場合の異常後退信号または手動運転中の後退信号の
何れかの信号により前記ORゲートから出力された出力信
号により前記駆動制御部に備えられた速度設定回路を制
御し、異常後退時および手動運転中の後退時におけるラ
ドルを安全走行速度に設定することもできる。
さらに、本発明のラドル給湯方法を実施する装置は、
溶湯給湯時のラドルの速度を制御するラドル給湯制御装
置において、 駆動制御されるラドルの回動軸に設けられたラドル回
動範囲検出手段と、複数に区分されたラドルの回動範囲
に対応したラドル回動速度を設定するラドル回動速度設
定手段と、このラドル回動速度設定手段によってラドル
を設定されたラドル回動速度に駆動制御する駆動制御部
と、入力されたラドル回動範囲検出手段からの検出信号
に対しこれに対応する所定の回動速度を演算し前記駆動
制御部を加速度制御する制御装置とからなり、ラドルの
種類を入力することによりラドル回動範囲に対応するラ
ドルの回動速度を加速度制御するよう構成することを特
徴とする。
また、溶湯給湯時のラドルの速度を制御するラドル給
湯制御装置において、 駆動制御されるラドルの回動軸に設けられたラドル回
動範囲検出手段と、複数に区分されたラドルの回動範囲
に対応したラドル回動速度を設定するラドル回動速度設
定手段と、このラドル回動速度設定手段によってラドル
を設定されたラドル回動速度に駆動制御する駆動制御部
と、入力されたラドル回動範囲検出手段からの検出信号
に対しこれに対応する所定のラドル回動速度を演算し前
記駆動制御部を加速度制御する制御装置とからなり、ラ
ドルの種類を入力することによりラドル回動範囲に対応
するラドルの回動速度を加速度制御するよう構成するこ
とを特徴とする。
さらに、溶湯給湯時のラドルの速度を制御するラドル
給湯制御装置において、 駆動制御される駆動軸に設けられたラドル走行範囲検
出手段と、使用ラドルの種類を指定するラドル種類指定
手段と、前記ラドル走行範囲検出手段により複数に区分
したラドル走行範囲指定手段と、このラドル走行範囲に
対するラドル走行速度を入力して記憶する記憶手段と、
ラドルを入力された走行速度に駆動制御する駆動制御部
と、入力されたラドル走行範囲検出手段からの検出信号
に対しこれに対応する所定のラドル走行速度を演算し前
記駆動制御部を速度制御する制御装置とを備え、ラドル
の種類を入力することによりラドルを予め記憶されたラ
ドル走行速度に対応する適正な速度で回動制御するよう
構成することを特徴とする。
この場合、前記制御装置は、内部にORゲートを備え、
この制御装置にラドル走行範囲検出手段で検出された可
変速電動機の検出信号とダイカストマシン本体の制御盤
からの注湯信号を入力し、この制御装置から出力される
出力信号を駆動制御部に入力すると共に、射出スリーブ
上待機中所定の時間経過後に出力されない場合の異常後
退信号または手動運転中の後退信号の何れかの信号によ
り前記ORゲートから出力された出力信号により前記駆動
制御部に備えられた速度設定回路を制御し、異常後退時
および手動運転中の後退時におけるラドルを安全走行速
度に速度制御することもできる。
また、溶湯給湯時のラドルの速度を制御するラドル給
湯制御装置において、 ラドル回動角度に対応するラドル回動速度設定値と、
ラドル回動角度に同期したラドルの走行速度設定値とを
ラドルの種類に応じて制御装置に入力し記憶させること
により、ラドルの種類を指定するのみで予め入力された
設定値によりラドル回動軸とラドル走行軸とを同時2軸
制御し、溶湯注湯時におけるラドル回動軸の回動角度に
同期してラドル走行軸を駆動制御してラドルを走行させ
るよう構成することを特徴とする。
[作用] 本発明に係るラドル給湯速度制御方法あるいはその装
置によれば、 使用ラドルの種類をラドル種類設定手段に指定し、ラ
ドルの回動軸に設けられたラドル回動範囲検出手段によ
り区分したラドル回動範囲をラドル回動指定手段により
設定し、ラドルの回動範囲に対する回動速度をラドル回
動速度設定手段に設定し、設定されたラドルの種類およ
びラドルの回動範囲に対応するラドル回動速度を制御装
置に入力して記憶させたのち、駆動制御部によりラドル
を設定された回動速度に駆動制御し、前記制御装置に入
力されたラドル回動範囲検出手段からの検出信号に対し
これに対応する所定の回動速度を演算して駆動制御部を
最適速度に制御することができ、さらに、同様にラドル
種類指定手段により使用ラドルを指定し、駆動軸に設け
られたラドル走行範囲検出手段に複数に区分したラドル
の走行範囲をラドル走行範囲指定手段により設定し、ラ
ドル走行範囲に対するラドル走行速度を走行速度設定手
段により設定し、先に設定されたラドルの種類およびラ
ドルの走行範囲に対するラドル走行速度を制御装置に入
力して記憶させたのち、駆動制御部によりラドルを設定
された走行速度に駆動制御し、前記制御装置に入力され
たラドル走行範囲検出手段からの検出信号に対しこれら
を演算し前記駆動制御部を最適速度に制御することがで
きる。
また、前記制御装置内部にORゲートを備え、この制御
装置にラドル走行範囲検出手段で検出された可変速電動
機の検出信号とダイカストマシン本体の制御盤からの注
湯信号を入力し、この制御装置から出力される出力信号
を駆動制御部に入力すると共に、射出スリーブ上待機中
所定の時間経過後に出力されない場合の異常後退信号ま
たは手動運転中の後退信号の何れかの信号により前記OR
ゲートから出力された出力信号により駆動制御部に備え
られた速度設定回路を制御し、異常後退時および手動運
転中の後退によるラドルを安全走行速度に設定すること
ができる。
さらに、ラドル回動角度に対応するラドル回動速度設
定値と、ラドル回動角度に同期したラドルの走行速度設
定値とをラドルの種類に応じて制御装置に入力し記憶さ
せることにより、ラドルの種類を指定するのみで予め入
力された設定値によりラドル回動軸とラドル走行軸とを
同時2軸制御し、溶湯注湯時におけるラドル回動軸の回
動角度に同期してラドル走行軸を駆動制御してラドルを
走行させることにより、スリーブの給湯口における給湯
の注湯位置をほゞ一定位置になるよう制御して、ラドル
の注湯位置を一定位置に制御して注湯時間を短縮するこ
とができる。
[実施例] 次に、本発明に係るラドル給湯制御方法につき、この
方法を実施する装置との関係において、添付図面を参照
しながら以下詳細に説明する。
第1図は本発明のラドル給湯制御方法を実施する装置
の一実施例を示すもので、リンク式のラドル給湯装置の
概略図を示す。図において、参照符号10はアームを示
し、このアーム10の先端には一端にラドル12を固定した
回動軸14の他端が回動自在に支承されている。
また、参照符号16は溶湯保持炉を示しこの内部に溶湯
18が収容されている。図中Aの状態はラドル12を溶湯保
持炉16の溶湯18内に浸漬した状態を示し、前記アーム12
側面に備えられた湯面センサ20で検出される所定位置ま
でラドル12を沈めて炉中待機する。
参照符号22はラドル走行用可変速電動機で不図示の減
速歯車を介して駆動軸24を駆動し、この駆動軸24に固定
されたリンク26およびこれに枢支しているリンク28を介
してアーム10を移動させ、ラドル12を走行させるように
構成されている。
この場合、ラドル12の走行は点線Hで示した回動軸14
の軌跡上を移動し、ラドル12はこの軌跡上の3位置で位
置決めされ、この区間を所定の走行速度で走行する。
すなわち、この3位置はラドル12のAの状態(炉中待
機)、Bの状態(炉上一時停止)およびCの状態(射出
スリーブ上待機)を示す。
また、前記3位置はラドル走行範囲検出手段66である
前記駆動軸24に取着した円板30に設けられたドッグ32
と、このドッグ32に係合する位置検出センサ34で検出さ
れる。
さらに、参照符号36はラドルを回動する可変速電動機
を示し、この可変速電動機36により回動駆動される駆動
軸38、アーム10および回転軸14の所要箇所に不図示のス
プロケットを配設し、前記スプロケットに係合している
チェン40を介してラドル12の回動軸14を回動するよう構
成されている。
前記駆動軸38に設けられたラドル回動範囲検出手段42
は、この駆動軸38に取着された複数のドッグ44と、セン
サ43とで構成されている。また、第2図は第1図のラド
ル回動範囲検出手段42の一実施例を示す詳細図であり、
これはラドル回動角度に対するラドル回動速度変化を3
速とした場合で、3個のドッグ44とこれに対応するセン
サとしての3連のリミットスイッチ43とで構成されてい
る。
なお、ラドル回動範囲検出手段42は、前述の構成に限
定されるものではなく、ロータリエンコーダまたは近接
センサまたは光電センサでも良く。また、ラドル回動範
囲区分も3区分にげ定されるものではない。
第3図はラドル回動軸14を中心に回動するラドル回動
範囲を3区分(β1、β2、β3)に分割した場合を示
す。
すなわち、第1図において、点線Hで示した軌跡上を
走行移動してCの状態にあるラドル12は、回動軸14を中
心として回動しラドル12内の溶湯をダイカストマシンの
射出スリーブ46の注湯口48へ注入する。
この場合、溶湯は前記ラドル12からの流出量が多いと
点線Gで示す流出軌跡を描いて流出し、また流出量が少
ないと実線Fで示す流出軌跡を描いて流出する。従っ
て、点線Gで示すように流出量が多いと溶湯は注湯口48
の外へ漏出することになる。
また、第4図はラドル回動角度βに対応するラドル回
動速度Nの関係を示した速度線図であり、この線図はラ
ドル12の回動範囲β1、β2、β3に対応するラドル12
の回動速度をそれぞれN1、N2、N3に設定した場合を示し
たものである。
次に、第5図を基にラドル回動速度の設定およびラド
ル走行速度の設定につき説明する。
すなわち、第5図は本発明のブロック図を示し、ラド
ル種類指定手段50は複数のラドル12の種類の中から使用
ラドルを指定する手段で、例えばラドルの種類を1、
2、3、…nと番号で種類分けすれば、これをディジタ
ルスイッチ等で指定することができる。
先ず、ラドルの回動速度を設定する場合、前記ラドル
種類指定手段50によりラドル12の種類が指定されると、
次のラドル回動範囲指定手段52でラドル回動範囲の区分
としてのβ1を1、β2を2、β3を3…としてそれぞ
れディジタルスイッチ等で指定することができる。
次いで回動速度設定手段54で指定されたラドル回動範
囲に対応する回動速度をディジタルスイッチで設定す
る。このようにしてラドル種類指定手段50、ラドル回動
範囲指定手段52および回動速度設定手段54で指定された
数値はマイクロコンピュータを内蔵する制御装置56に記
憶させることができる。
一方、ラドルを回動する可変速電動機(M1)36の回動
範囲はこの可変速電動機36に備えられたラドル回動範囲
検出手段42で検出され、この検出信号は前記制御装置56
に入力される。この入力信号によって前記制御装置56で
演算されたラドル回動範囲に対応する回動速度は、この
制御装置56に接続された駆動制御部58を介して可変速電
動機(M1)36に出力され、これにより可変速電動機
(M1)36は所定の回動速度で駆動される。
次に、ラドル走行速度の設定について説明する。先
ず、第6図はラドル走行範囲区分図を示し、この走行範
囲は第1図に示すラドルの各状態A、B、C、Dに対応
して区分され、それぞれ区分毎に走行速度が設定され
る。
すなわち、ラドルの走行区分は前進走行が3区分[L
(炉上前進)、O(高速前進)、M(低速前進)]およ
び後退走行が2区分[K(高速後退)、N(炉上後
退)]の合計5区分に分割される。
第5図において、ラドルの種類指定手段50によりラド
ル12の種類が指定されると、次のラドル走行範囲指定手
段60により走行範囲を前述した5区分にディジタルスイ
ッチ等で指定し、次にこの指定されたラドル走行範囲に
対応し、前述した走行速度L、O、MおよびK、Nを順
次ディジタルスイッチ等で走行速度設定手段62に設定
し、これを制御装置56に入力する。さらに、ラドルを走
行するラドル走行範囲はこの可変速電動機(M2)22に備
えられたラドル走行範囲検出手段66で検出され、この検
出信号は前記制御装置56に入力される。
この入力信号によって前記制御装置56で演算されたラ
ドル走行範囲に対応する走行速度は、この制御装置56に
接続された駆動制御部65を介して可変速電動機(M2)22
に出力され、これにより可変速電動機(M2)22は所定の
走行速度で駆動される。
また、第7図はラドル回動速度制御における速度設定
盤の一実施例を示す外観図であり、参照符号68は複数の
ラドルの種類を表示するラドル種類別表で、ラドル容量
10kg、15kg、20kg、30kg、40kgのように5種類のラドル
を容量別に示している。参照符号51はディジタルスイッ
チを示し、例えば、ラドルの種類20kgを指定する場合
は、表よりディジタルスイッチ51で3を設定すればよ
い。また、参照符号70は回動速度すなわち注湯速度設定
用の注湯速度表であり、注湯速度1、注湯速度2、注湯
速度3(第4図の速度線図におけるN1、N2、N3に相当)
および注湯戻り速度4と4速の速度を設定することがで
きる。例えば注湯速度2を設定する場合は、ディタルス
イッチ53で2を設定すればよい。また、参照符号55は2
桁のディジタルスイッチを示し、ラドル回動速度(注湯
速度)を%で設定することができる。すなわち、ラドル
を回動する可変速電動機36の最高速度をラドル回動速度
の最高速度としてこれを100%とし、所要のラドル回動
速度(注湯速度)を%値で設定する。例えば、50%を設
定する場合は50と設定すればよい。このように設定され
た注湯速度は7セグメントの発光ダイオードLEDを2桁
に配設した表示器72に%値で表示される。さらに、設定
された設定値は、その都度押ボタン74を押して制御装置
56すなわち、プログラマブルシーケンサのマイクロコン
ピュータに入力して記憶される。
また、ラドル走行速度の設定についても同様に、ラド
ル走行速度の表76を基に所定の速度をディジタルスイッ
チで数値(5〜9)を入力することができる。
この場合、第1図のラドル走行用の可変速電動機22の
最高速度をラドル走行速度の最高速度として、それを10
0%とし、所要のラドル走行速度をその%値で入力すれ
ばよい。
尚、この設定値は%値に限定されるものではなく、速
度そのものを設定してもよい。
このように設定された数値は表示器72に表示され、前
述のように押ボタン74を押して制御装置56に入力して記
憶される。
次に、ラドル回動速度制御の他の実施例を説明する。
すなわち、第8図に示すブロック線図において、ラドル
回動検出手段42は第2図で説明した検出手段で、複数の
ドッグ44とセンサ43で第3図に示すラドル回動範囲β
1、β2、β3を検出し、これらの検出信号をそれぞれ
駆動制御部84に接続されている3個の速度設定手段であ
る速度設定器78,80,82に入力し、この駆動制御部84を介
して回動するラドル12を各回動範囲に対応し、可変速電
動機36を加速度制御している。
また、ラドル走行速度制御の他の実施例を示す第9図
のブロック線図は、ラドル12が射出スリーブ46上待機中
で所定時間経過後も注湯信号が出力されない場合の異状
後退および手動運転中で後退走行時におけるラドル走行
速度の安全運転手段である。
すなわち、ラドルの異状後退あるいは手動運転中の後
退走行時に第6図のKで示したラドル走行範囲を高速後
退する時、ラドルからの湯こぼれを防止するためラドル
走行速度を安全速度に制限したものである。
このブロック線図において、ラドル走行用の可変速電
動機22とラドル走行範囲検出手段66は第5図のものと同
じ構成のものであり、ラドル給湯制御盤86は第5図に示
す制御装置56と同じ構成のものでもよく、またマイクロ
コンピュータを内蔵しない通常の制御盤でもよい。
ラドル給湯制御盤86にはラドル走行範囲検出手段66で
検出された可変速電動機22の検出信号とダイカストマシ
ン本体の制御盤からの注湯信号88が入力される。次い
で、ラドル給湯制御盤86内のORゲート94は、射出スリー
ブ上待機中所定の時間経過後に注湯信号が出力されない
場合の異状後退信号90または手動運転中の後退信号92の
何れかの信号が入力されると前記ORゲート94が開き、制
御信号96が出力される。そして、駆動制御部98はラドル
給湯制御盤86からの出力信号を入力し、また前記制御信
号96によって駆動制御部98内に備えられた速度設定回路
100を制御してラドル走行用の可変速電動機22が駆動制
御され、異状後退時および手動運転中の後退によるラド
ル12を安全走行速度に設定することができる。
この場合、安全走行速度はメーカー側で設定され、ユ
ーザー側のオペレータには操作できないように保護され
ている。
次に、第10図乃至第13図を基にラドル注湯時における
ラドルの回動速度とラドル走行速度の同期制御につき説
明する。
すなわち、第10図に示すブロック線図において、参照
符号57はマイクロコンピュータを内蔵する制御装置を示
し、この制御装置57はラドル回動速度とラドル走行速度
を同時に制御することのできる同時2軸制御装置であ
る。
この制御装置57にはインターフェイス57aを介して入
力装置49が接続されている。
一方、参照符号E1およびE2はそれぞれラドル回動範囲
検出手段およびラドル走行範囲検出手段として用いられ
るロータリエンコーダを示し、これらはラドル回動電動
機M1およびラドル走行電動機M2に取着され、これも同様
に制御装置57に接続されている。
また、第11図は線図を示し、第11図(a)はラドル回
動速度線図、第11図(b)はラドル走行速度線図、第11
図(c)はラドル走行位置線図をそれぞれ示している。
図において、縦軸にはラドル回転速度、ラドル走行速
度およびラドル走行位置をとり、横軸にラドル回動角度
をとる。
すなわち、回動角度を β…低速度で回転する範囲 β…注湯開始(注湯初期) β…注湯中期 β…注湯後期 に区分してこれらのラドル回動角度に対応するラドル回
動速度NS、N1、N2、N3を β…NS β…N1 β…N2 β…N3 と設定する。
また、ラドル回動角度範囲の内、注湯後期βを2分
割してその開始時にラドル走行速度V1をラドル回動角度
β31の範囲に設定し、ラドル走行位置をラドル回動角度
β31で走行位置S1に達するように設定する。
このように、ラドル回動角度範囲を5分割としたが、
さらに多分割とすれば連続曲線に近付けることもでき
る。
以上の設定値(ラドル回動速度、ラドル走行速度およ
びラドル走行位置)は第10図に示す入力装置49(キーボ
ード)によりそれぞれ入力される。
第12図はラドル駆動電動機の外観図を示し、ラドル回
動軸およびラドル走行時を駆動する可変速電動機にはそ
れぞれサーボモータ22,36を使用し、これを検出する検
出手段としてロータリエンコーダ45,35を前記サーボモ
ータの出力軸にそれぞれ取着する。
そして、ラドル回動速度NS、N1、N2、N3はロータリエ
ンコーダ35から検出信号として出力され、さらにラドル
走行速度V1も同様にロータリエンコーダ45により検出信
号として出力される。
このように検出された信号はインターフェイス56aを
介して制御装置57に入力される。
そして、予め入力・記憶された設定値に基づいて比較
演算され、制御装置57からインターフェイス57bを介し
て出力された出力信号は駆動制御部64,58介してラドル
回動およびラドル走行用サーボモータ36,22を駆動制御
し、ラドル回動軸38とラドル走行軸24とを同時2軸制御
することができる。
従って、第13図に示すようにラドル注湯時において、
ラドルから流出する溶湯の流出曲線はスリーブの給湯口
におけるほゞ中央位置に容易に集中させることができ
る。
[発明の効果] 前述した実施例から明らかなように、本発明のラドル
給湯速度制御方法によれば、 使用ラドルの種類をラドル種類指定手段に指定し、ラ
ドルの回動軸に設けられたラドル回動範囲検出手段によ
り区分したラドル回動範囲をラドル回動指定手段により
設定し、ラドルの回動範囲に対する回動速度をラドル回
動速度設定手段に設定し、設定されたラドルの種類およ
びラドルの回動範囲に対応するラドル回動速度を制御装
置に入力して記憶させたのち、駆動制御部によりラドル
を設定された回動速度に駆動制御し、前記制御装置によ
り入力されたラドル回動範囲検出手段からの検出信号に
対しこれに対応する所定の回動速度を演算して駆動制御
部を最適速度に制御することができ、 また、同様にラドル種類指定手段により使用ラドルを
指定し、駆動軸に設けられたラドル走行範囲検出手段に
複数に区分したラドルの走行範囲をラドル走行範囲指定
手段により設定し、ラドル走行範囲に対するラドル走行
速度を走行設定手段により設定し、設定されたラドルの
種類およびラドルの走行範囲に対するラドル走行速度を
制御装置に入力して記憶させたのち、駆動制御部により
ラドルを設定された走行速度に駆動制御し、前記制御装
置に入力されたラドル走行範囲検出手段からの検出信号
に対しこれらを演算し前記駆動制御部を最適速度に制御
することができる。
また、このラドル給湯速度制御方法を実施する装置
は、 駆動制御されるラドルの回動軸に設けられたラドル回
動範囲検出手段と、使用ラドルの種類を指定するラドル
種類指定手段と、ラドルの回動範囲に対応したラドルの
回動速度を設定するラドル回動速度設定手段と、前記ラ
ドルの種類およびラドルの回動範囲に対応するラドル回
動速度設定値を入力して記憶する記憶手段と、ラドルを
設定された回動速度に駆動制御する駆動制御部と、入力
された回動範囲検出手段からの検出信号に対しこれに対
応する所定の回動速度を演算し前記駆動制御部を速度制
御する制御装置とで構成され、 さらに、駆動制御されるラドルの回動軸に設けられた
ラドル回動範囲検出手段と、複数に区分されたラドル回
動範囲に対応したラドル回動速度を設定するラドル回動
速度設定手段と、このラドル回動速度設定手段によって
ラドルを設定されたラドル回動速度に駆動制御する駆動
制御部と、入力されたラドル回動範囲検出手段からの検
出信号に対しこれに対応する所定の回動速度を演算し前
記駆動制御部を加速度制御する制御装置とで構成され、 また、駆動制御される駆動軸に設けられたラドル走行
範囲検出手段と、使用ラドルの種類を指定するラドル種
類指定手段と、前記ラドル走行範囲検出手段により複数
に区分したラドル走行範囲指定手段と、このラドル走行
範囲に対するラドル走行速度を入力して記憶する記憶手
段と、ラドルを入力された走行速度に駆動制御する駆動
制御部と、入力されたラドル走行範囲検出手段からの検
出信号に対しこれに対応する所定のラドル走行速度を演
算し前記駆動制御部を速度制御する制御装置とで構成す
ることにより、ラドルの速度を最適に制御し、注湯時に
湯こぼれを防止しつつ給湯サイクルを短縮させ、作業中
の安全性を一段と向上させることができる。
さらに、ラドル回動角度に対応するラドル回動速度設
定値と、ラドル回動速度に同期したラドルの走行速度設
定値とをラドルの種類に応じて制御装置に入力し記憶さ
せることにより、ラドルの種類を指定するのみで予め入
力された設定値によりラドル回動軸とラドル走行軸を駆
動してラドルを走行させるよう構成することにより、ラ
ドルの種類を指定するのみで予め入力された設定値によ
りラドル回動軸とラドル走行軸とを同時2軸制御し、溶
湯注湯時のラドル回動軸の回動角度に同期してラドル走
行軸を駆動制御させるよう構成することにより、複数の
ラドルの種類に対して使用ラドルの種類を指定するだけ
で、次の鋳造ロットでは最適のラドル回動速度とラドル
走行速度を自動的に設定することができ、またラドル注
湯時にラドル回動速度に対応してラドル走行速度を同期
させることにより、スリーブの給湯口における溶湯の注
湯位置をほゞ一定位置になるようにして湯こぼれを防止
し、かつ、ラドルの注湯位置を一定にするようにして注
湯時間を短縮することができる。
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、こ
のラドル回動角度自動設定装置は前述の実施例に限定さ
れることなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内におい
て種々の設計変更をなし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のラドル給湯制御方法を実施する装置の
一実施例を示すリンク式のラドル給湯装置の概略図、第
2図はラドル回動範囲検出手段の部分説明図、第3図は
ラドル回動範囲の区分を示す説明図、第4図はラドルの
回動範囲に対する回動速度の変化を示す速度線図、第5
図はブロック線図、第6図はラドル走行範囲の区分を示
す線図、第7図は本発明の速度設定盤の外観図、第8図
はラドル回動速度制御の他の実施例を示すブロック線
図、第9図はラドル走行速度制御の他の実施例を示すブ
ロック図、第10図は注湯時におけるラドルの回動速度に
対するラドル走行速度を同期制御するブロック図、第11
図はラドルの動作線図であり、第11図の(a)はラドル
回動速度、(b)はラドル走行速度、(c)はラドル走
行位置をそれぞれ示し、第12図は注湯時におけるラドル
の回動速度に対するラドル走行速度を同期制御する一実
施例を示すリンク式のラドル給湯装置の概略図であり、
第13図はラドル注湯状態を示す説明図である。 10……アーム、12……ラドル 14……回動軸、16……溶湯保持炉 18……溶湯、20……湯面センサ 22,36……可変速電動機 24……駆動軸(ラドル走行軸) 26,28……リンク、30……円板 32……ドッグ、34……位置検出センサ 35,45……ロータリエンコーダ 38……駆動軸(ラドル回動軸) 40……チェン 42……ラドル回動範囲検出手段 43……センサ(リミットスイッチ) 44……ドッグ、46……射出スリーブ 48……注湯口、49……入力装置 50……ラドル種類指定手段 51,53,55……ディジタルスイッチ 52……ラドル回動範囲設定手段 54……ラドル回動速度設定手段 56,57……制御装置 57a,57b……インターフェイス 58,64……駆動制御部 60……ラドル走行範囲指定手段 62……ラドル走行速度設定手段 66……ラドル走行範囲検出手段 68……ラドル種類別表、70……注湯速度表 72……表示器、74……押ボタン 76……走行速度表 78,80,82……速度設定手段 84……駆動制御部 86……ラドル給湯制御盤 88……注湯信号、90……異状後退信号 92……手動運転中の後退信号 94……ORゲート、96……制御信号 98……駆動制御部、100……速度設定回路 NS、N1、N2、N3……ラドル回動速度 V1……ラドル走行速度 S1……ラドル走行位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 段田 千昭 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目5676番 地 東芝機械株式会社相模事業所内 (72)発明者 朝隈 和隆 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目5676番 地 東芝機械株式会社相模事業所内 (72)発明者 別所 工 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目5676番 地 東芝機械株式会社相模事業所内 (72)発明者 松村 健一 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目5676番 地 東芝機械株式会社相模事業所内 (72)発明者 中本 利則 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目5676番 地 東芝機械株式会社相模事業所内 (56)参考文献 特開 昭61−126958(JP,A) 特開 昭62−197270(JP,A) 特開 昭57−103774(JP,A) 特開 平2−6043(JP,A) 特開 昭63−309367(JP,A) 特開 昭62−16867(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 17/30 B22D 17/32 B22D 39/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶湯給湯時のラドルの速度を制御するラド
    ル給湯制御方法において、 使用ラドルの種類をラドル種類指定手段に指定したの
    ち、ラドル回動軸に設けられたラドル回動範囲検出手段
    により区分したラドル回動範囲をラドル回動指定手段に
    より設定し、ラドルの回動範囲に対する回動速度をラド
    ル回動速度設定手段に設定し、先に設定されたラドルの
    種類およびラドルの回動範囲に対応するラドル回動速度
    を制御装置に入力して記憶させたのち、駆動制御部によ
    りラドルを設定された回動速度に駆動制御し、前記制御
    装置に入力されたラドル回動範囲検出手段からの検出信
    号に対しこれに対応する所定の回動速度を演算して前記
    駆動制御部を速度制御することにより、ラドルの種類を
    入力するのみで予め記憶された適正なラドル回動速度で
    駆動することを特徴とするラドル給湯制御方法。
  2. 【請求項2】溶湯給湯時のラドルの速度を制御するラド
    ル給湯制御方法において、 使用ラドルの種類をラドル種類指定手段に指定したの
    ち、駆動軸に設けられたラドル走行範囲検出手段に複数
    に区分したラドルの走行範囲をラドル走行範囲指定手段
    により設定し、ラドル走行範囲に対するラドル走行速度
    を走行速度設定手段により設定し、先に設定されたラド
    ルの種類およびラドルの走行範囲に対応するラドル走行
    速度を制御装置に入力して記憶させたのち、駆動制御部
    によりラドルを設定された走行速度に駆動制御し、前記
    制御装置に入力されたラドル走行範囲検出手段からの検
    出信号に対しこれに対応する所定の走行速度を演算して
    前記駆動制御部を速度制御することにより、ラドルの種
    類を入力するのみでラドルを予め記憶された適正なラド
    ル走行速度で駆動することを特徴とするラドル給湯制御
    方法。
  3. 【請求項3】前記制御方法において、使用する制御装置
    にORゲートを設け、この制御装置にラドル走行範囲検出
    手段で検出された可変速電動機の検出信号とダイカスト
    マシン本体の制御盤からの注湯信号を入力し、この制御
    装置から出力される出力信号を駆動制御部に入力すると
    共に、射出スリーブ上待機中所定の時間経過後に出力さ
    れない場合の異常後退信号または手動運転中の後退信号
    の何れかの信号により前記ORゲートから出力された出力
    信号により前記駆動制御部に備えられた速度設定回路を
    制御し、異常後退時および手動運転中の後退時における
    ラドルを安全走行速度に設定するよう構成してなる請求
    項2記載のラドル給湯制御方法。
  4. 【請求項4】溶湯給湯時のラドルの速度を制御するラド
    ル給湯制御装置において、 駆動制御されるラドルの回動軸に設けられたラドル回動
    範囲検出手段と、使用ラドルの種類を指定するラドル種
    類指定手段と、ラドルの回動範囲に対応したラドル回動
    速度を設定するラドル回動速度設定手段と、前記ラドル
    の種類およびラドルの回動範囲に対応するラドル回動速
    度設定値を入力して記憶する記憶手段と、ラドルを設定
    された回動速度に駆動制御する駆動制御部と、入力され
    たラドル回動範囲検出手段からの検出信号に対しこれに
    対応する所定の回動速度を演算し前記駆動制御部を速度
    制御する制御装置とを備え、ラドルの種類のみを入力す
    ることによりラドルを予め記憶された回動範囲に対応す
    る適正な速度で回動制御するよう構成することを特徴と
    するラドル給湯速度制御装置。
  5. 【請求項5】溶湯給湯時のラドルの速度を制御するラド
    ル給湯制御装置において、 駆動制御されるラドルの回動軸に設けられたラドル回動
    範囲検出手段と、複数に区分されたラドルの回動範囲に
    対応したラドル回動速度を設定するラドル回動速度設定
    手段と、このラドル回動速度設定手段によってラドルを
    設定されたラドル回動速度に駆動制御する駆動制御部
    と、入力されたラドル回動範囲検出手段からの検出信号
    に対しこれに対応する所定のラドル回動速度を演算し前
    記駆動制御部を加速度制御する制御装置とからなり、ラ
    ドルの種類を入力することによりラドル回動範囲に対応
    するラドルの回動速度を加速度制御するよう構成するこ
    とを特徴とするラドル給湯速度制御装置。
  6. 【請求項6】溶湯給湯時のラドルの速度を制御するラド
    ル給湯制御装置において、 駆動制御される駆動軸に設けられたラドル走行範囲検出
    手段と、使用ラドルの種類を指定するラドル種類指定手
    段と、前記ラドル走行範囲検出手段により複数に区分し
    たラドル走行範囲指定手段と、このラドル走行範囲に対
    するラドル走行速度を入力して記憶する記憶手段と、ラ
    ドルを入力された走行速度に駆動制御する駆動制御部
    と、入力されたラドル走行範囲検出手段からの検出信号
    に対しこれに対応する所定のラドル走行速度を演算し前
    記駆動制御部を速度制御する制御装置とを備え、ラドル
    の種類を入力することによりラドルを予め記憶されたラ
    ドル走行速度に対応する適正な速度で回動制御するよう
    構成することを特徴とするラドル給湯速度制御装置。
  7. 【請求項7】前記制御装置は、内部にORゲートを備え、
    この制御装置にラドル走行範囲検出手段で検出された可
    変速電動機の検出信号とダイカストマシン本体の制御盤
    からの注湯信号を入力し、この制御装置から出力される
    出力信号を駆動制御部に入力すると共に、射出スリーブ
    上待機中所定の時間経過後に出力されない場合の異常後
    退信号または手動運転中の後退信号の何れかの信号によ
    り前記ORゲートから出力された出力信号により前記駆動
    制御部に備えられた速度設定回路を制御し、異常後退時
    および手動運転中の後退時におけるラドルを安全走行速
    度に速度制御するよう構成してなる請求項6記載のラド
    ル給湯速度制御装置。
  8. 【請求項8】溶湯給湯時のラドルの速度を制御するラド
    ル給湯制御装置において、 ラドル回動角度に対応するラドル回動速度設定値と、ラ
    ドル回動角度に同期したラドルの走行速度設定値とをラ
    ドルの種類に応じて制御装置に入力し記憶させることに
    より、ラドルの種類を指定するのみで予め入力された設
    定値によりラドル回動軸とラドル走行軸とを同時2軸制
    御し、溶湯注湯時におけるラドル回動軸の回動角度に同
    期してラドル走行軸を駆動制御してラドルを走行させる
    よう構成することを特徴とするラドル給湯制御装置。
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