JPS63299850A - 給湯量調節装置 - Google Patents

給湯量調節装置

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JPS63299850A
JPS63299850A JP13686387A JP13686387A JPS63299850A JP S63299850 A JPS63299850 A JP S63299850A JP 13686387 A JP13686387 A JP 13686387A JP 13686387 A JP13686387 A JP 13686387A JP S63299850 A JPS63299850 A JP S63299850A
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JP
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ladle
molten metal
hot water
water supply
weight
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Masaharu Anami
阿南 正治
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Toyota Motor Corp
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鋳型に流し込む給湯量を調節する装置に関す
る技術である。
〔従来の技術〕
第5図は、従来の給湯量調節装置の縦断面図である。
第5図において、lは溶湯保持炉、2はラドルである。
第5図のものは、溶湯保持炉lに一時的に保持されてい
る溶湯4をラドル2ですくって鋳型(図示しない)に流
し込むものである。
ラドル2は符号5が付されている部分を支点にして矢印
A−B方向に回動可能とされており、それによって溶湯
4をすくうことが出来る。ラドル2の回動角度θは傾転
角あるいは湯切り角と呼ばれている。
鋳型に流し込む量はキャビティの大きさに応じた適量で
なければならない、給湯量が少なすぎると、ii重力鋳
造場合には押し湯がきかないことになり、不良品が出来
る。グイキャスト鋳造の場合にはビスケットが薄くなっ
て圧力が掛からなくなる。
逆に給湯量が多すぎると1重力鋳造の場合には湯がこぼ
れて作業環境が悪化するし8ダイキヤスト鋳造の場合に
はビスケットが厚くなってビスケットをつかむチャック
が干渉し1品物の取り出しが困難になる。
鋳型に流し込む給湯量、即ちラドル2がすくう溶湯の量
はラドル2の傾転角θによって決まるし。
またラドル2で溶湯をすくったときに溢れでる溶湯9の
量によって決まる。
従来、給湯量は、ラドル2の傾転角を調節したり、溶湯
保持炉1から溶湯をすくってラドル2を持ち上げたとき
に溢れ出る量を、溶湯保持炉1がらラドル2を持ち上げ
た瞬間からの時間で見当を付けて(具体的にはタイマで
測って)微調整するようにしていた。
しかしながら、このようなやり方ではどうしても正確に
給湯量を制aすることは困難である。給湯量を正確に制
御するためには、ラドル2から溶湯保持炉1に戻す溶湯
9の量をフィードバック制御する必要がある。
このようなフィードバック制御による給湯lt調節装置
を開示した従来技術文献としては、たとえば特開昭55
−88976がある。
第6図は、従来の他の給湯量調節装置の側面図であり、
特開昭55−88976の中の図面を転載したものであ
る。
第6図に示される従来の技術は1図から分かるように、
鋳込用台車71の中の溶湯の量を荷重検出手段72によ
って測定して、その値に基づいて取鍋73から鋳込用台
車71に移す溶湯の世、即ち鋳型75に流し込む溶湯の
量をフィードバック制御する技術である。
取鍋73から鋳込用台車71に移す溶湯の量を制御する
場合には、取鍋73を回動させる角速度を調節すること
によって行う。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記した従来のフィードバック技術をそ
のまま第5図の装置に適用することは困難である。
なぜならば、第5図のものでは、ラドル2は細長い給湯
アーム11の下端に取付けられているので、ラドル2の
傾転角の大きさによって給湯アーム11が微妙に曲げら
れることがある。このため。
給湯アーム11にロードセル等の荷重検出手段を取付け
ておいても0曲げの影響によってラドル2の給湯量を正
確に測定すること自体が非常に困難であるからである。
また、ラドル2は長い間使用していると溶湯の中に溶は
出してラドル2自体の重量も変わってくるからである。
本発明は、このような従来の技術の問題点を解決するも
のである。
本発明の技術的課題は、細長い給湯アームの下端にラド
ルが取付けられているものにおいて、ラドルの中に入っ
ている溶湯の重量を正確に測定出来るようにすることに
より、もって鋳型に給湯する量を最適値にフィードバッ
ク制御出来るようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この技術的課題を達成するために1本特定発明にあって
は次のような手段が講じられている。
即ち1本特定発明に係る給湯量調節装置というのは、溶
湯を溜めている溶湯保持炉と、細長い給湯アームと、該
給湯アームの下端に取付けられており前記溶湯保持炉の
中から溶湯を汲み出して鋳型に流し込むラドルと、前記
ラドルの傾転角を変えるラドル駆動手段と、前記給湯ア
ームに取付けられており重量を検出する荷重検出手段と
、前記鋳型に流し込む給湯量を設定する給湯量設定手段
と、該給湯量設定手段と前記荷重検出手段の出力信号を
受けてそれらに基づいて前記ラドル駆動手段をして前記
ラドルを傾斜せしめる制御手段とから構成されており。
該制御手段は、いくつかの給湯量に対応する前記ラドル
の傾転角を記憶している第1の手段と。
前記溶湯保持炉に前記ラドルを浸す前に前記給湯量設定
手段に設定された給湯量にほぼ対応する傾転角を前記第
1の手段から読み出して前記ラドル駆動手段をして前記
ラドルをその傾転角に設定せしめその状態で前記荷重検
出手段の出力信号に基づいて前記ラドルの空重量を測定
する第2の手段と。
前記傾転角に設定された状態の前記ラドルを前記溶湯保
持炉に浸して溶湯を汲み出し、前記ラドルが前記溶湯保
持炉から溶湯を汲み出したときに前記ラドルとその溶湯
との合計重量を前記荷重検出手段の出力信号に基づいて
測定する第3の手段と。
該第3の手段によって測定された重量と前記第2の手段
によって測定された2!量との差から前記ラドルの中に
ある溶湯の真の重量を求める第4の手段と。
その値を基にして前記ラドルの中にある溶湯量が前記給
湯量設定手段に設定された給湯量になるように前記ラド
ルの傾転角を変化させる第5の手段から構成されている
ことを特徴とする。
また、第1の本併合発明に係る給湯量調節装置というの
は、溶湯を溜めている溶湯保持炉と、細長い給湯アーム
と、該給湯アームの下端に取付けられており前記溶湯保
持炉の中から溶湯を汲み出して鋳型に流し込むラドルと
、前記ラドルの傾転角を変えるラドル駆動手段と、前記
給湯アームに取付けられており重量を検出する荷重検出
手段と。
前記鋳型に流し込む給湯量を設定する給湯量設定手段と
、該給湯量設定手段と前記荷重検出手段の出力信号を受
けてそれらに基づいて前記ラドル駆動手段をして前記ラ
ドルを傾斜せしめる制御手段とから構成されており。
該制御手段は、いくつかの給湯量に対応する前記ラドル
の傾転角を記憶している第1の手段と。
前記溶湯保持炉に前記ラドルを浸す前に前記給湯量設定
手段に設定された給湯量よりも少ない給湯量にほぼ対応
する傾転角を前記第1の手段から読み出して前記ラドル
駆動手段をして前記ラドルをその傾転角に設定せしめそ
の状態で前記荷重検出手段の出力信号に基づいて前記ラ
ドルの空重量を測定する第2の手段と。
前記傾転角に設定された状態の前記ラドルを前記溶湯保
持炉に浸して溶湯を汲み出し、前記ラドルが前記溶湯保
持炉から溶湯を汲み出したときに前記ラドルとその溶湯
との合計重量を前記荷重検出手段の出力信号に基づいて
測定する第3の手段と。
該第3の手段によって測定された重量と前記第2の手段
によって測定された重量との差から前記ラドルの中にあ
る溶湯の真の重量を求める第4の手段と。
その値を基にして前記ラドルの中にある溶湯量が前記給
湯量設定手段に設定された給湯量になるように前記ラド
ルの傾転角を変化させる際1段々と前記ラドルの傾転角
を大きくして行って溶湯のオーバフロー速度を最初は速
く、あとの方になる程ゆっくりにしてゆく第5の手段か
ら構成されていることを特徴とする。
また、第2の本併合発明に係る給湯量調節装置というの
は、溶湯を溜めている溶湯保持炉と、細長い給湯アーム
と、該給湯アームの下端に取付けられており前記溶湯保
持炉の中がら溶湯を汲み出して鋳型に流し込むラドルと
、前記ラドルの傾転角を変えるラドル駆動手段と、前記
給湯アームに取付けられており重量を検出する荷重検出
手段と。
前記鋳型に流し込む給湯量を設定する給湯量設定手段と
、該給湯量設定手段と前記荷重検出手段の出力信号を受
けてそれらに基づいて前記ラドル駆動手段をして前記ラ
ドルを傾斜せしめる制御手段とから構成されており。
該制御手段は、いくつかの給湯量に対応する前記ラドル
の傾転角を記憶している第1の手段と。
前記溶湯保持炉に前記ラドルを浸す前に前記給湯量設定
手段に設定された給湯量よりも多い給湯量に対応する傾
転角を前記第1の手段から読み出して前記ラドル駆動手
段をして前記ラドルをその傾転角に設定せしめその状態
で前記荷重検出手段の出力信号に基づいて前記ラドルの
空重量を測定する第2の手段と。
前記傾転角に設定された状態の前記ラドルを前記溶湯保
持炉に浸して溶湯を汲み出し、前記ラドルが前記溶湯保
持炉から溶湯を汲み出したときに前記ラドルとその溶湯
との合計重量を前記荷重検出手段の出力信号に基づいて
測定する第3の手段と。
該第3の手段によって測定された重量と前記第2の手段
によって測定された重量との差から前記ラドルの中にあ
る溶湯の真の重量を求める第4の手段と。
その値を基にして前記ラドルの中にある溶湯量が前記給
湯量設定手段に設定された給湯量になるように前記ラド
ルの傾転角を変化させる際、最初は一旦前記ラドルの傾
転角を大きくして溶湯のオーバフロー速度を早め1段々
とオーバフロー速度をゆっくりにしてゆく第5の手段が
ら構成されていることを特徴とする。
また、第3の本併合発明に係る給湯量調節装置というの
は、溶湯を溜めている溶湯保持炉と、細長い給湯アーム
と、該給湯アームの下端に取付けられており前記溶湯保
持炉の中から溶湯を汲み出して鋳型に流し込むラドルと
、前記ラドルの傾転角を変えるラドル駆動手段と、前記
給湯アームに取付けられており重量を検出する荷重検出
手段と。
前記鋳型に流し込む給湯量を設定する給湯量設定手段と
、該給湯量設定手段と前記荷重検出手段の出力信号を受
けてそれらに基づいて前記ラドル駆動手段をして前記ラ
ドルを傾斜せしめる制御手段とから構成されており。
該制御手段は、いくつかの給湯量に対応する前記ラドル
の傾転角を記憶している第1の手段と。
前記溶湯保持炉に前記ラドルを浸す前に前記給湯量設定
手段に設定された給湯量よりも多い給湯量に対応する傾
転角を前記第1の手段から読み出して前記ラドル駆動手
段をして前記ラドルをその傾転角に設定せしめその状態
で前記荷重検出手段の出力信号に基づいて前記ラドルの
空重量を測定する第2の手段と。
前記傾転角に設定された状態の前記ラドルを前記溶湯保
持炉に浸して溶湯を汲み出し、前記ラドルが前記溶湯保
持炉から溶湯を汲み出したときに前記ラドルとその溶湯
との合計重量を前記荷重検出手段の出力信号に基づいて
測定する第3の手段と。
該第3の手段によって測定された重量と前記第2の手段
によって測定された重量との差から前記ラドルの中にあ
る溶湯の真の重量を求める第4の手段と。
その値を基にして前記ラドルの中にある溶湯量が前記給
湯量設定手段に設定された給湯量になるように前記ラド
ルの傾転角を変化させる際、前記第2の手段によって設
定された傾転角を段々と大きくして行く第5の手段から
構成されていることを特徴とする。
また、第4の本併合発明に係る給湯量調節装置というの
は、溶湯を溜めている溶湯保持炉と、細長い給湯アーム
と、該給湯アームの下端に取付けられており前記溶湯保
持炉の中から溶湯を汲み出して鋳型に流し込むラドルと
、前記ラドルの傾転角を変えるラドル駆動手段と、前記
給湯アームに取付けられており重量を検出する荷重検出
手段と。
前記鋳型に流し込む給湯量を設定する給湯量設定手段と
、該給湯量設定手段と前記荷重検出手段の出力信号を受
けてそれらに基づいて前記ラドル駆動手段をして前記ラ
ドルを傾斜せしめる制御手段とから構成される装置 該制御手段は、いくつかの給湯量に対応する前記ラドル
の傾転角を記憶している第1の手段と。
前記溶湯保持炉に前記ラドルを浸す前に前記給湯量設定
手段に設定された給湯量にほぼ対応する傾転角を前記第
1の手段から読み出して前記ラドル駆動手段をして前記
ラドルをその傾転角に設定せしめその状態で前記荷重検
出手段の出力信号に基づいて前記ラドルの空重量を測定
する第2の手段と。
前記傾転角に設定された状態の前記ラドルを前記溶湯保
持炉に浸して溶湯を汲み出し、前記ラドルが前記溶湯保
持炉から溶湯を汲み出したときに前記ラドルとその溶湯
との合計重量を前記荷重検出手段の出力信号に基づいて
測定する第3の手段と。
該第3の手段によって測定された重量と前記第2の手段
によって測定された重量との差から前記ラドルの中にあ
る溶湯の真の重量を求める第4の手段と。
その値を基にして前記ラドルの中にある溶湯量が前記給
湯量設定手段に設定された給湯量になるように前記ラド
ルの傾転角を変化させる第5の手段と。
前記第1の手段から前記第5の手段の作動が完了したら
その結果に基づいて給湯量に対応する前記ラドルの傾転
角を学習し、前記第1の手段の記憶を学習制御によって
補正する学習制御手段から構成されていることを特徴と
する。
また、第5の本併合発明に係る給湯量調節装置というの
は、溶湯を溜めている溶湯保持炉と、細長い給湯アーム
と、該給湯アームの下端に取付けられており前記溶湯保
持炉の中から溶湯を汲み出して鋳型に流し込むラドルと
、前記ラドルの傾転角を変えるラドル駆動手段と、前記
給湯アームに取付けられており重量を検出する荷重検出
手段と。
前記鋳型に流し込む給湯量を設定する給湯量設定手段と
、該給湯量設定手段と前記荷重検出手段の出力信号を受
けてそれらに基づいて前記ラドル駆動手段をして前記ラ
ドルを傾斜せしめる制御手段とから構成されており。
該制御手段は、いくつかの給湯量に対応する前記ラドル
の傾転角を記憶している第1の手段と。
前記溶湯保持炉に前記ラドルを浸す前に前記給湯量設定
手段に設定された給湯量よりも少ない給湯量にほぼ対応
する傾転角を前記第1の手段から読み出して前記ラドル
駆動手段をして前記ラドルをその傾転角に設定せしめそ
の状態で前記荷重検出手段の出力信号に基づいて前記ラ
ドルの空重量を測定する第2の手段と。
前記傾転角に設定された状態の前記ラドルを前記溶湯保
持炉に浸して溶湯を汲み出し、前記ラドルが前記溶湯保
持炉から溶湯を汲み出したときに前記ラドルとその溶湯
との合計重量を前記荷重検出手段の出力信号に基づいて
測定する第3の手段と。
該第3の手段によって測定された重量と前記第2の手段
によって測定された重量との差から前記ラドルの中にあ
る溶湯の真の重量を求める第4の手段と。
その値を基にして前記ラドルの中にある溶湯量が前記給
湯量設定手段に設定された給湯量になるように前記ラド
ルの傾転角を変化させる際1段々と前記ラドルの傾転角
を大きくして行って溶湯のオーバフロー速度を最初は速
く、あとの方になる程ゆっくりにしてゆく第5の手段と
前記第1の手段から前記第5の手段の作動が完了したら
その結果に基づいて給湯量に対応する前記ラドルの傾転
角を学習し、前記第1の手段の記憶を学習制御によって
補正する学習制御手段から構成されていることを特徴と
する。
また、第6の本併合発明に係る給湯M調節装置というの
は、溶湯を溜めている溶湯保持炉と、細長い給湯アーム
と+j亥給湯アームの下端に取付けられており前記溶湯
保持炉の中から溶湯を汲み出して鋳型に流し込むラドル
と、前記ラドルの傾転角を変えるラドル駆動手段と、前
記給湯アームに取付けられており重量を検出する荷重検
出手段と。
前記鋳型に流し込む給湯量を設定する給湯量設定手段と
、該給湯量設定手段と前記荷重検出手段の出力信号を受
けてそれらに基づいて前記ラドル駆動手段をして前記ラ
ドルを傾斜せしめる制御手段とから構成されており。
該制御手段は、いくつかの給湯量に対応する前記ラドル
の傾転角を記憶している第1の手段と。
前記溶湯保持炉に前記ラドルを浸す前に前記給湯量設定
手段に設定された給湯量よりも多い給湯量に対応する傾
転角を前記第1の手段から読み出して前記ラドル駆動手
段をして前記ラドルをその傾転角に設定せしめその状態
で前記荷重検出手段の出力信号に基づいて前記ラドルの
空重量を測定する第2の手段と。
前記傾転角に設定された状態の前記ラドルを前記溶湯保
持炉に浸して溶湯を汲み出し、前記ラドルが前記溶湯保
持炉から溶湯を汲み出したときに前記ラドルとその溶湯
との合計重量を前記荷重検出手段の出力信号に基づいて
測定する第3の手段と。
該第3の手段によって測定された重量と前記第2の手段
によっ、て測定された重量との差から前記ラドルの中に
ある溶湯の真の重量を求める第4の手段と。
その値を基にして前記ラドルの中にある溶湯量が前記給
湯量設定手段に設定された給湯量になるように前記ラド
ルの傾転角を変化させる際、最初は一旦前記ラドルの傾
転角を大きくして溶湯のオーバフロー速度を早め2段々
とオーバフロー速度をゆっくりにしてゆく第5の手段と
前記第1の手段から前記第5の手段の作動が完了したら
その結果に基づいて給湯量に対応する前記ラドルの傾転
角を学習し、前記第1の手段の記憶を学習制御によって
補正する学習制御手段から構成されていることを特徴と
する。
〔作用〕
本特定発明では、ラドルですくい上げられた溶湯の重量
が荷重検出手段によって測定されて、その値に基づいて
給湯量を正確に目標値にする。いわゆるフィードバック
制御が行われる。
たとえば鋳型に流し込む溶湯の最適量が9Kgである場
合を例にして説明する。給湯量設定手段に9Kgをセッ
トすると、ラドルが溶湯保持炉の溶湯に浸される前に、
はぼ9Kgの溶湯をラドルですくったと仮定した場合の
傾転角になるようにラドルがセットされる。そして、そ
の状態でラドルの空重量が測定される。
これは、先に述べた第1の手段と第2の手段によって成
される。
次に、先にセットした傾転角の状態でラドルは溶湯保持
炉の溶湯に浸される。
そして、ラドルが溶湯保持炉から溶湯を汲み出したとき
にラドルとその溶湯との合計重量が測定され、その値と
第2の手段によって測定された重量との差からラドルの
中にある溶湯の真の重量が求められる。
そして、ラドルの中にある溶湯量が給湯量設定手段に設
定された給湯量になるようにラドルの傾転角が変化され
、最終的に給湯量は厳密に9Kgにされる。これらは先
に述べた第3の手段と第4の手段と第5の手段によって
なされる。
上記説明から分かるように1本特定発明では。
ラドルですくい上げられた溶湯の重量が測定されて、そ
の値に基づいて給湯量が正確に目標値にフィードバック
制御されるが、ラドルですくい上げられた溶湯の重量を
測定する場合に、傾斜した状態で空のラドルの重量が先
ず測定され2次にその傾転角でラドルに溶湯を入れたと
きにラドルも含めて溶湯の重量が測定され、それらの差
として溶湯の重量が求められている。
溶湯アームは比較的細長いものであるために。
ラドルが傾斜していると溶湯アームにおおかれすくなか
れ曲げモーメントが作用し、このためラドルの傾斜度合
によっては荷重検出手段によって測定される重量に多少
の違いが出てくるが9本発明では、上記したように、ラ
ドルの傾転角を同じにした状態で空のラドルの重量と溶
湯を入れたラドルの重量が測定されその差として給湯量
が求められるので、誤差が発生する余地はない。
また、ラドルを使用しているとラドルの材料が溶湯に溶
は出すために、ラドル自体の重量が変わってくるが2本
特定発明では、上記したように予めラドルの重量を測定
するので、このような理由にもとづく誤差も発生しない
従って1本特定発明によれば、極めて正確に溶湯の重量
を測定することが出来るので、鋳型に給湯する量を最適
値にフィードバック制御することが可能になる。
また、第1の本併合発明によれば、ラドルによって溶湯
を溶湯保持炉から汲み出すときにはラドルの傾転角は大
きくされており、その状態で溶湯を汲み出し1段々と傾
転角が小さくされるので。
溶湯は最初は急速度でオーバフローし段々とオーバフロ
ー速度は緩慢になる。従って、能率良くしかも精度良く
ラドルの中の溶湯量を目標値に一致させることが可能に
なる。
第2の本併合発明によれば、溶湯保持炉から溶湯を汲み
出す場合にはラドルの傾転角は小さくされており、従っ
て充分な量の溶湯が一旦は汲み出される。それから一旦
ラドルの傾転角が天き(され、その後段々と傾転角が小
さくされるので、最初は急速度でオーバフローし段々と
オーバフロー速度は緩慢になる。従って、能率良くしか
も精度良くラドルの中の溶湯量を目標値に一致させるこ
とが可能になると同時に、最初に充分な量の溶湯を汲み
出しているので、溶湯を汲み出したときに少なすぎたと
いう問題が発生する余地がない。
第3の本併合発明によれば、溶湯保持炉から溶湯を汲み
出す場合にはラドルの傾転角は小さくされており、従っ
て充分な量の溶湯が汲み出される。
それから段々と傾転角が大きくされるので1時間はかか
るが極めて精度よくラドルの中の溶湯量を目標値に一致
させることが出来る。また、最初に充分な量の溶湯を汲
み出すので、溶湯を汲み出したときに既に少なすぎたと
いう問題が発生する余地がない。
第4の本併合発明によれば、前記本特定発明において溶
湯量とラドルの傾転角とを学習制御しているので1時の
経過にかかわらずいつの時点でも前記本特定発明におい
て極めて精度良く溶湯量を制御することが可能になる。
第5の本特定発明によれば、前記第1の本併合発明にお
いて溶湯量とラドルの傾転角とを学習制御しているので
1時の経過にかかわらずいつの時点でも前記第1の本併
合発明において極めて精度良く溶湯量を制御することが
可能になる。
第6の本併合発明によれば、前記第2の本併合発明にお
いて溶湯量とラドルの傾斜角とを学習制御しているので
1時の経過にかかわらずいつの時点でも前記第2の本併
合発明において極めて精度良く溶湯量を制御することが
可能になる。
〔実施例〕
第1図は2本発明の第1の実施例に係る給湯量調節装置
の縦断面図である。
第1図において、2はラドル、11は給湯アームである
。ラドル2は図示しない溶湯保持炉の中の溶湯をすくっ
て、鋳型(図示しない)に流し込むためのものである。
給湯アーム11はラドル2を溶湯保持炉と鋳型の間を往
復させる機能を備えている。
図から分かるように、給湯アーム11は中空の比較的細
長いものである。その下端にラドル2が支持軸12によ
って回動可能に取付けられている。
支持軸12とラドル2とは固定されており、支持軸12
は図示しないベアリングによって給湯アーム11に対し
て回動可能に軸支されている。
給湯アーム11の上端には駆動軸13が図示しないベア
リングによって回動可能に軸支されている。駆動軸13
と支持軸12にはそれぞれスプロケット14.15が固
定されており、スプロケット14とスプロケット15と
の間にはチェーン16が巻回されている。チェーン16
によって駆動軸13から支持軸12へ回転が伝達される
ようになっている。
駆動軸13は、ラドル2の傾転角を変えるラドル駆動手
段としてのモータ17によって駆動される。モータ17
としてはたとえばパルスモータが用いられている。モー
タ17の軸は減速機21を介して駆動軸13に連結され
ている。
給湯アーム11の下端には荷重検出手段22が取付けら
れている。荷重検出手段22としてはロードセルが用い
られている。荷重検出手段22はラドル2の中の溶湯の
ff1lを測定するものである。
23はインタフェースであり、荷重検出手段22の出力
信号を受は取ってそれを電圧に変換し。
中央制御装置24に送る。
25は給湯量設定手段であり、給湯量設定手段25によ
って鋳型(図示しない)に流し込む給湯量を設定する。
給湯量設定手段25へ設定された給湯量の信号は、中央
制御装置24に送られる。
26は中央制御装置24の出力信号に基づいてモータ1
7を駆動制御するためのコントローラである。
第2図は、第1図の給湯量調節装置の作動状態を説明す
るための説明図である。
第2図において、11は給湯アーム、2はラドル、lは
溶湯保持炉である。溶湯保持炉1は耐火材で出来た炉体
31と、炉体31の中に配置されている坩堝32から構
成されている。坩堝32の中には溶湯4が溜めである。
溶湯4はたとえばアルミニウム合金あるいは亜鉛合金な
どである。溶湯4を常に高温に保持しておくために、炉
体lの中には図示されないヒータが設置されている。
第2図は、ラドル2によって溶湯4をすくって。
ラドル2が持ち上げられたとき、ラドル2から余分な溶
湯9が溢れ出ている状態を表している。
第3図は、第1図の給湯量調節装置の作動説明図である
第3図において、2はラドル、11は給湯アーム、21
は減速機、17はモータ、22は荷重検出手段、23は
インタフェース、26はコントローラ、24は中央制御
装置、25は給湯量設定手段である。
説明の都合上、モータ17はラドル2に対して90度回
転して描かれている。
給湯量設定手段25では給湯量を設定するのみならず、
そのときに使用するラドル2の種類も設定する。少ない
量の溶湯を給湯する場合にはそれに応じた大きさのラド
ル2を使用しなければならないからである(太きなうド
ルで少ない給湯量を制御しようとすると誤差が多くなる
ので)。
設定されたラドル2がラドルaであると仮定し。
設定された給湯量がW(0)とする。
給湯量設定手段25にW(0)が設定されると。
中央制御装置24は次の算式によってW(1)からW(
6)までを決定する。
W(1) =W(0) xO,95 W(2) = (W(1) +W(0) ) /2W(
3) = (W(2)  +W(0) )、 /2W(
4) =W(0)  X 1.  IW(5) = (
W(4)  +W(0) ) / 2W(6) = (
W(5)  +W(0) ) /2符号100が付され
ているものは、幾つかのラドルa、b、c−・−−−−
−に対応する溶湯量と傾転角θのグラフである。このグ
ラフはマツプの形で中央制御装置24の中の第1の手段
(第1図の符号61)に記憶されている。θはラドル2
が水平状態にあるときを基準にして決められている。
中央制御装置24はW(1)を初期値W(s)とする。
W (1)が初期値とされると、第1の手段(第1図の
符号61)すなわち符号100が付されているグラフか
らW (1)の溶湯を保持するための傾転角θ(1)が
読みだされ、ステップ101とコントローラ2Gとモー
タ17によってラドル2の傾転角がその値に設定される
傾転角をθ(1)にするべくモータ17によってラドル
2が傾転されている間も荷重検出手段22によってステ
ップ102においてラドル2の重量W (L)が測定さ
れている。
傾転が完了しラドル2の傾転角が8(1)に設定された
らステップ103.104において、そのときのラドル
2の重量W (L)をラドル2の空の重量W (LO)
として中央制御装置24は記憶する。これは第2の手段
(第1図の符号62)によってなされる。
次にラドル2は傾転角をθ(1)に保ったまま下降され
、溶湯保持炉に浸けられて溶湯保持炉から溶湯を汲み出
し、再び上昇される。
上昇開始してから上昇が終了するまでの間、何度もラド
ル2の重量W (L)は測定され続ける。これは第3の
手段(第1図の符号63)によってなされる。
またこの間、ステップ102,103,105において
ラドル2の中の真の溶湯の重量WがW=W(L)−W(
LO)によって求められる。これは第4の手段(第1図
の符号64)によってなされる。
ラドル2の傾転角をθ(1)に設定して溶湯保持炉から
溶湯をすくいあげた結果、ラドル2の中にある溶湯の重
1wがたまたま目標値のW(0)に等しい場合には、ス
テップ102,103,105゜106.107と進ん
で、ラドル2をθ=0の水平に戻し、ダイキャスト装置
あるいは鋳造装置の方へ計量が完了した旨の報告がなさ
れる。するとダイキャスト装置あるいは鋳造装置の方ヘ
ラドル2が移動され、給湯が行われる。
ラドル2の中にあるt8湯の重1wがW(4)よりも多
い場合には、ステップ105,106,108が繰り返
される。このステップを繰り返す間にラドル2の傾転角
はθ(1)に保たれたままであるので、溶湯は急速度で
オーバフローして流れ落ちており、溶湯の量は段々少な
くなる。
溶湯の量が減って溶湯の重量がW(5)よりも多いがW
(4)以下になった場合には、矢印201で示されるご
とくθ(2)が読みだされ、θ(2)の値にラドル2の
傾転角が設定される。θ(2)に設定されるとオーバフ
ローする速度は若干遅くなるが。
それでも依然として溶湯はオーバフローしている。
更に溶湯の量が減って溶湯の重量がW(6)よりも多い
がW(5)以下になった場合には、矢印202で示され
るごとくθ(3)が読みだされ、θ(3)の値にラドル
2の傾転角が設定される。θ(3)に設定されるとオー
バフローする速度は更に遅くなる力く、それでもン容湯
がオーバフローしていることに変わりはない。
更に溶湯の量が減って溶湯の重量がW(0)よりも多い
がW(6)以下になった場合には、ラドル2の傾転角は
θ(3)のまま保持され、ステップ105.106のル
ープが繰り返される。
やがてW = W (0)となるときが来る。そうなっ
たら、ステップ105,106,107と進んで。
ラドル2はθ=0の水平に戻され、ダイキャスト装置あ
るいは鋳造装置の方へ計量が完了した旨の報告がなされ
る。するとダイキャスト装置あるいは鋳造装置の方ヘラ
ドル2が移動され、給湯が行われる。
以上の如くラドルの傾転角を変化させて溶湯量を設定値
W(0)にするのは第5の手段(第1図の符号65)に
よってなされる。
この場合、ラドル2の傾転角はθ(1)から8(2)か
らθ(3)と変化されるために、ラドル2からオーバフ
ローする溶湯のオーバフロー速度は最初は速く1段々と
遅(なる(θ(1)が一番大きくθ(2)、θ(3)と
段々と小さくなる故)。従って。
能率よくしかも精度よ(ラドル2の中の溶湯量が最終的
に目標値W(0)に定まる。
第3図の説明から分かるように1本実施例では。
ラドル2ですくい上げられた溶湯の重量が荷重検出手段
22によって測定されて、その値に基づいてラドル2か
ら溶湯保持炉lへ戻される溶湯9の世を制御し、それに
よってラドル2の中にある給湯量を正確に目標値にする
。いわゆるフィードバック制御が行われる。
この要点をたとえば図示しない鋳型に流し込む溶湯の最
適量が9Kgである場合を例にして要約すると、第1図
において、給湯量設定手段25に9Kgをセットすると
、ラドル2が溶湯保持炉lの溶湯4(第2図参照)に浸
される前に、はぼ9Kgの溶湯をラドル2ですくったと
仮定した場合の傾転角になるようにラドル2がセットさ
れる。
これは中央制御装置24のメモリーの中に第1の手段6
1によって溶湯の重量とそれだけの重さの溶湯をすくう
ために必要なラドル2の傾転角とがマツプの形で記憶さ
れているので、それを読みだすことによって行われる。
これが第3図で述べたθ(1)である。
前記した傾転角の状態で先ず空のラドル2の重量が荷重
検出手段22によって測定される。これが第2の手段6
2によってなされる。
次に、ラドル2は溶湯保持炉1の溶湯4に浸される。
ラドル2に溶湯が満たされたらラドル2は持ち上げられ
る。すると、ラドル2から溢れて流れ落ちる溶湯9があ
るが、そのとき2時々刻々とラドル2も含めた溶湯の重
量が荷重検出手段22によって検出される。これが第3
の手段63によってなされる。
この重量から先に測定されたラドル2の空重量を差し引
いたものが真にラドル2の中にある真の溶湯の重量であ
る。これが第4の手段64によってなされる。
この重量が9Kgになるように、ラドル2の傾転角がフ
ィードバック制御される。これが第5の手段によってな
される。
この制御の際、最初はラドル2の傾転角を比較的大きく
して溶湯が速(流出するようにされ、9Kgに近づくに
従って段々と傾転角を小さくして溶湯が少しづつ流出す
るようにされる。そして。
最終的に溶湯は厳密に9Kgにされる。
上記説明から分かるように2本実施例では、ラドル2で
すくい上げられた溶湯の重量が測定されて、その値に基
づいて給湯量(ラドル2の中にある溶湯量)が正確に目
標値にされるが、ラドル2ですくい上げられた溶湯の重
量を測定する場合に。
傾斜した状態で空のラドル2の重量が先ず測定され2次
にその傾転角でラドル2に溶湯−を入れたときにラドル
2も含めて溶湯の重量が測定され、それらの差として溶
湯の重量が求められている。この点が本実施例の特徴で
ある。
第1図から分かるように、溶湯アーム11は比較的細長
いものであるために、ラドル2が傾斜していると溶湯ア
ーム11におおかれすくなかれ曲げモーメントが作用す
るから、ラドル2の傾斜度合によっては荷重検出手段2
2によって測定される重量に多少の違いが出てくる。し
かしながら。
本実施例では、上記したように、ラドル2の傾転角を同
じにした状態で空のラドル2の重量と溶湯を入れたラド
ル2の重量が測定されるので、誤差が発生する余地はな
い。
また、ラドル2を使用しているとラドル2の材料が溶湯
に溶は出すために、ラドル2自体の重量が変わってくる
が9本実施例では、上記したようにラドル2の空重量を
測定するので、このような理由にもとづく誤差も発生し
ない。
従って1本実施例によれば、極めて正確に溶湯の重量を
測定することが出来る。このため、鋳型に給湯する量を
最適値に制御することが可能になる。
従って、給湯量が少なすぎて、押し湯がきかなくなり不
良品が出来たり(重力鋳造の場合)、ビスケットが薄く
なって圧力が掛からなくなったりする(グイキャスト鋳
造の場合)こともないし。
給湯量が多すぎて湯がこぼれて作業環境が悪化したり1
品物の取り出しが困難になることもない。
第4図は2本発明の第2の実施例に係る給湯量調節装置
の作動状態を説明するための説明図である。
第4図において、2はラドル、11は給湯アーム、21
は減速機、17はモータ、22は荷重検出手段、23は
インタフェース、26はコントローラ、24は中央制御
装置、25は給湯量設定手段である。
ここでもモータ17はラドル2に対して、説明の都合上
90度回転させて描かれている。
前記第1の実施例のものは、一番最初に溶湯保持炉から
溶湯をすくうときには、ラドル2の傾転角をθ(1)と
大きくしていたために、もともと必要な量の溶湯をすく
えなくなるおそれがあったが。
この実施例のものは一番最初に溶湯保持炉から溶湯をす
くうときには、ラドル2の傾転角をθ(4)と小さくし
て最初に充分な量の溶湯をすくい、先に述べたような不
具合の発生の可能性をなくしたものである。
第4図においても、給湯量設定手段25では給湯量を設
定するのみならず、そのときに使用するラドル2の種類
を設定する。
設定されたラドル2がラドルaであると仮定し。
設定された給湯量がW(0)とする。
給湯量設定手段25にW(0)が設定されると。
中央制御装置24は次の算式によってW (1)からW
(6)までを決定する。
W(1) =W(0) x O,95 W(2) = (W(1)  +W(0) ’) /2
w(3)  =  (W(2)  +w(0)  ) 
 /2W(4)  =W(0)  xi、  1w(5
)  −(W(4)  +W(0)  )  /2W(
6)  =  (W(5)  +W(0)  ) /2
符号100が付されているものは、幾つかのラドルa、
b、c−・−に対応する溶湯量と傾転角θのグラフであ
る。このグラフはマツプの形で中央制御装置24の中の
第1の手段(図示しない)に記憶されている。θはラド
ル2が水平状態にあるときを基準にして決められている
中央制御装置24はW(4)を初期値W(s)とする、
W(4)が初期値とされると、第1の手段(図示しない
)からW(4)の溶湯を保持するための傾転角e(4)
が読みだされ、ステップ101とコントローラ26とモ
ータ17によってその値にラドル2の傾転角が設定され
る。
傾転角を8(4)にするべくモータ17によってラドル
2が傾転されている間も青電検出手段22によってステ
ップ102においてラドル2の重量W (L)が測定さ
れている。
傾転が完了しラドル2の傾転角がθ(4)に設定された
らステップ102,103,104においてそのときの
ラドル2の重IW(L)をラドル2の空の重I W (
LO)として中央制御装置24は記憶する。これは第2
の手段(図示しない)によってなされる。
次にラドル2は傾転角をθ(4)に保ったまま下降され
、溶湯保持炉に浸けられて溶湯保持炉から溶湯を汲み出
し、再び上昇する。
上昇開始してから上昇が終了するまでの間、何度もラド
ル2の重量W (L)は測定され続ける。これは第3の
手段(図示しない)によってなされる。
またこの間、ステップ102,103,105において
ラドル2の中の真の溶湯の重IWがW=W(L)−W(
LO)によって求められる。これは第4の手段(図示し
ない)によってなされる。
ラドル2の傾転角をθ(4)に設定して溶湯保持炉から
溶湯をすくいあげた結果、ラドル2の中にある溶湯の重
量Wがたまたま目標値のW(0)に等しい場合には、ス
テップ102,103,105゜106.107と進ん
で、ラドル2をθ−0の水平に戻し、ダイキャスト装置
あるいは鋳造装置の方へ計量が完了した旨の報告がなさ
れる。するとダイキャスト装置あるいは鋳造装置の方ヘ
ラドル2が移動され、給湯が行われる。
ラドル2の中にある溶湯の重量WがW(4)よりも多い
場合には、ステップ105,106,108.109,
110と進んで、ステップ110において初期値W(s
)をW (1)に変更する。初期値W(s)をW(1)
に変更するとそれに伴ってラドル2の傾転角はθ(4)
からe(1)に変更される。そして、先に述べたと同じ
動作が繰り返される。
それでもラドル2の中にある溶湯の重1wがW(4)よ
りも多い場合には、ステップ105,106.108.
109で構成されるループが何度も繰り返される。
このループが繰り返されている間、ラドル2の傾転角は
θ(1)に保たれたままであるので、溶湯はオーバフロ
ーして急速度で流れ落ちており、溶湯の量はみるみる少
なくなる。
溶湯の量が減って溶湯の重量がW(5)よりも多いがW
(4)以下になった場合には、矢印101で示されるご
とくθ(2)が読みだされ、θ(2)の値にラドル2の
傾転角が設定される。θ(2)に設定されるとオーバフ
ローする速度は若干遅くなるが。
それでも依然として溶湯はオーバフローしている。
更に溶湯の量が減って溶湯の重量がW(6)よりも多い
がW(5)以下になった場合には、矢印202で示され
るごとくθ(3)が読みだされ、θ(3)の値にラドル
2の傾転角が設定される。e(3)に設定されるとオー
バフローする速度は更に遅くなるが、それでも溶湯がオ
ーバフローしていることに変わりはない。
更に溶湯の量が減って溶湯の重量がW(0)よりも多い
がW(6)以下になった場合には、ラドル2の傾転角は
θ(3)のまま保持され、ステップ105.106のル
ープが繰り返される。そして遂にW = W (0)と
なるときが来る。そうなったら、ステップ105,10
6,107と進んで、ラドル2をO=Qの水平に戻し、
ダイキャスト装置あるいは鋳造装置の方へ計量が完了し
た旨の報告がなされる。するとグイキャスト装置あるい
は鋳造装置の方ヘラドル2が移動され、給湯が行われる
以上の如くラドルの傾転角を変化させて溶湯量を設定値
w (0)にするのは第5の手段(図示しない)によっ
てなされる。この場合、ラドル2の傾転角はθ(1)か
らθ(2)からθ(3)と変化されるために、ラドル2
からオーバフローする溶湯のオーバフロー速度は最初は
速く2段々と遅くなる。
従って、能率よくしかも精度よくラドル2の中の溶湯量
が目標値W(0)に定まる。
この実施例の場合には溶湯保持炉から汲み出すときのラ
ドル2の傾転角はθ(1)ではなくθ(4)であるため
に、充分な量の溶湯を汲み出すことが出来る。従って、
汲み出したときにそもそも溶湯が不足していたというよ
うな不具合は発生しない。。
第4図に示される実施例についてその他の事柄は前記第
1の実施例と全く同じであるので、この実施例について
これ以上の説明は省略する。
なお第4図のものでは、ラドル2の傾転角をθ(4)か
らθ(1)からθ(2)からθ(3)と変化させたが、
θ(4)からe(5)からθ(6)からθ(0)と変化
させるようにしてもよい。
このようにすれば、当然ながら時間は掛かるが非常に精
密に溶湯量を決めることが出来る。
以上2本発明の実施例について説明したが9本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではなく。
特許請求の範囲内において種々の実施態様が包含される
ものである。
たとえば、第3図ないし第4図の符号100が付されて
いるグラフはラドルを使用しているうちに段々とWとθ
との関係がほんの僅かではあるが少しずつづれてくる。
これはラドルを構成している金属が段々と溶湯に溶は出
してラドルが痩せて(るからである。従って、前記第1
の実施例及び第2の実施例とも、ラドル2の中の溶湯の
重量が目標値W(0)になったとき、それまでの傾転角
と溶湯量との関係を学習し、θ(0)〜θ(4)を学習
制御によって補正する学習制御手段を設ければ。
より精密に溶湯量を決定することが出来る。
また、最終的にラドルの中の溶湯量が目標値W(0)に
なるときのラドルの傾転角はθ(3)であるので、学習
した結果のθ(3)でラドルの空重量を測定するように
すれば、より精密に溶湯量を決定することが出来る。
また、溶湯量が目標値W(0)になってからラドルを水
平にするまでにはある程度時間がかかるので、その間に
も溶湯は流れ落ちているはずであるから、この分を見込
んでラドルを水平にする指令を出すタイミングを決定す
れば、より精密に溶湯量を決定することが出来る。
〔発明の効果〕
本特定発明によれば、ラドルに入っている溶湯の重量が
きわめて正確に測定出来るので、細長い溶湯アームの下
端にラドルを付けそのラドルで給湯するものであっても
、給湯量のフィードバック制御によって鋳型に給湯する
量を最適値に制御することが出来るという効果を奏する
第1の本併合発明によれば9本特定発明の効果に加えて
、能率よくしかも精度よく給湯量を目標値に一致させる
ことが可能になるという効果を奏する。
第2の本併合発明によれば1本特定発明の効果に加えて
、能率よくしかも精度よくラドルの中の溶湯量を目標値
に一致させることが可能になると同時に、最初に充分な
量の溶湯を汲み出すので。
溶湯を汲み出したときに少なすぎたという問題が発生す
る余地はない。
第3の本併合発明によれば2本特定発明の効果に加えて
、前記第1の本併合発明および前記第2の本併合発明よ
りも更に精度よ(ラドルの中の溶湯量を目標値に一致さ
せることが可能になる。
第4の本併合発明によれば、前記本特定発明においてい
つの時点でも極めて精度よく溶湯量を制御することが可
能になる。
第5の本特定発明によれば、前記第1の本併合発明にお
いていつの時点でも極めて精度良く溶湯量を制御するこ
とが可能になる。
第6の本併合発明によれば、前記第2の本併合発明にお
いていつの時点でも極めて精度良く溶湯量を制御するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の第1の実施例に係る給湯量調節装置
の縦断面図。 第2図は、第1図の給湯量調節装置の作動状態を説明す
るための説明図。 第3図は、第1図の給湯量−調節装置の作動説明図。 第4図は2本発明の第2の実施例に係る給湯量調節装置
の作動説明図。 第5図は、従来の給湯量調節装置の縦断面図。 第6図は、従来の給湯′M調節装ff(特開昭551−
・−・−・溶湯保持炉 2−・−・・ラドル 4−・−・−・溶湯 11・−・・−・・給湯アーム I7−・・−・・−モータ(ラドル駆動手段)22−−
−−−・−荷重検出手段 23、 24. 26−・・・−(制御手段)23・−
−一−−−−インタフェース 24−・・・−中央制御装置 26・・−・・・−コントローラ 25−・・・−・給湯量設定手段 41−・−鋳型 61−・−第1の手段 62−・・・−第2の手段 63−・・−・第3の手段 64・−・・−第4の手段 65・−・・−・第5の手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶湯を溜めている溶湯保持炉と、細長い給湯アー
    ムと、該給湯アームの下端に取付けられており前記溶湯
    保持炉の中から溶湯を汲み出して鋳型に流し込むラドル
    と、前記ラドルの傾転角を変えるラドル駆動手段と、前
    記給湯アームに取付けられており重量を検出する荷重検
    出手段と、前記鋳型に流し込む給湯量を設定する給湯量
    設定手段と、該給湯量設定手段と前記荷重検出手段の出
    力信号を受けてそれらに基づいて前記ラドル駆動手段を
    して前記ラドルを傾斜せしめる制御手段とから構成され
    ており、 該制御手段は、いくつかの給湯量に対応する前記ラドル
    の傾転角を記憶している第1の手段と、前記溶湯保持炉
    に前記ラドルを浸す前に前記給湯量設定手段に設定され
    た給湯量にほぼ対応する傾転角を前記第1の手段から読
    み出して前記ラドル駆動手段をして前記ラドルをその傾
    転角に設定せしめその状態で前記荷重検出手段の出力信
    号に基づいて前記ラドルの空重量を測定する第2の手段
    と、 前記傾転角に設定された状態の前記ラドルを前記溶湯保
    持炉に浸して溶湯を汲み出し、前記ラドルが前記溶湯保
    持炉から溶湯を汲み出したときに前記ラドルとその溶湯
    との合計重量を前記荷重検出手段の出力信号に基づいて
    測定する第3の手段と、 該第3の手段によって測定された重量と前記第2の手段
    によって測定された重量との差から前記ラドルの中にあ
    る溶湯の真の重量を求める第4の手段と、 その値を基にして前記ラドルの中にある溶湯量が前記給
    湯量設定手段に設定された給湯量になるように前記ラド
    ルの傾転角を変化させる第5の手段から構成されている
    ことを特徴とする給湯量調節装置。
  2. (2)溶湯を溜めている溶湯保持炉と、細長い給湯アー
    ムと、該給湯アームの下端に取付けられており前記溶湯
    保持炉の中から溶湯を汲み出して鋳型に流し込むラドル
    と、前記ラドルの傾転角を変えるラドル駆動手段と、前
    記給湯アームに取付けられており重量を検出する荷重検
    出手段と、前記鋳型に流し込む給湯量を設定する給湯量
    設定手段と、該給湯量設定手段と前記荷重検出手段の出
    力信号を受けてそれらに基づいて前記ラドル駆動手段を
    して前記ラドルを傾斜せしめる制御手段とから構成され
    ており、 該制御手段は、いくつかの給湯量に対応する前記ラドル
    の傾転角を記憶している第1の手段と、前記溶湯保持炉
    に前記ラドルを浸す前に前記給湯量設定手段に設定され
    た給湯量よりも少ない給湯量にほぼ対応する傾転角を前
    記第1の手段から読み出して前記ラドル駆動手段をして
    前記ラドルをその傾転角に設定せしめその状態で前記荷
    重検出手段の出力信号に基づいて前記ラドルの空重量を
    測定する第2の手段と、 前記傾転角に設定された状態の前記ラドルを前記溶湯保
    持炉に浸して溶湯を汲み出し、前記ラドルが前記溶湯保
    持炉から溶湯を汲み出したときに前記ラドルとその溶湯
    との合計重量を前記荷重検出手段の出力信号に基づいて
    測定する第3の手段と、 該第3の手段によって測定された重量と前記第2の手段
    によって測定された重量との差から前記ラドルの中にあ
    る溶湯の真の重量を求める第4の手段と、 その値を基にして前記ラドルの中にある溶湯量が前記給
    湯量設定手段に設定された給湯量になるように前記ラド
    ルの傾転角を変化させる際、段々と前記ラドルの傾転角
    を大きくして行って溶湯のオーバフロー速度を最初は速
    く、あとの方になる程ゆっくりにしてゆく第5の手段か
    ら構成されていることを特徴とする給湯量調節装置。
  3. (3)溶湯を溜めている溶湯保持炉と、細長い給湯アー
    ムと、該給湯アームの下端に取付けられており前記溶湯
    保持炉の中から溶湯を汲み出して鋳型に流し込むラドル
    と、前記ラドルの傾転角を変えるラドル駆動手段と、前
    記給湯アームに取付けられており重量を検出する荷重検
    出手段と、前記鋳型に流し込む給湯量を設定する給湯量
    設定手段と、該給湯量設定手段と前記荷重検出手段の出
    力信号を受けてそれらに基づいて前記ラドル駆動手段を
    して前記ラドルを傾斜せしめる制御手段とから構成され
    ており、 該制御手段は、いくつかの給湯量に対応する前記ラドル
    の傾転角を記憶している第1の手段と、前記溶湯保持炉
    に前記ラドルを浸す前に前記給湯量設定手段に設定され
    た給湯量よりも多い給湯量に対応する傾転角を前記第1
    の手段から読み出して前記ラドル駆動手段をして前記ラ
    ドルをその傾転角に設定せしめその状態で前記荷重検出
    手段の出力信号に基づいて前記ラドルの空重量を測定す
    る第2の手段と、 前記傾転角に設定された状態の前記ラドルを前記溶湯保
    持炉に浸して溶湯を汲み出し、前記ラドルが前記溶湯保
    持炉から溶湯を汲み出したときに前記ラドルとその溶湯
    との合計重量を前記荷重検出手段の出力信号に基づいて
    測定する第3の手段と、 該第3の手段によって測定された重量と前記第2の手段
    によって測定された重量との差から前記ラドルの中にあ
    る溶湯の真の重量を求める第4の手段と、 その値を基にして前記ラドルの中にある溶湯量が前記給
    湯量設定手段に設定された給湯量になるように前記ラド
    ルの傾転角を変化させる際、最初は一旦前記ラドルの傾
    転角を大きくして溶湯のオーバフロー速度を早め、段々
    とオーバフロー速度をゆっくりにしてゆく第5の手段か
    ら構成されていることを特徴とする給湯量調節装置。
  4. (4)溶湯を溜めている溶湯保持炉と、細長い給湯アー
    ムと、該給湯アームの下端に取付けられており前記溶湯
    保持炉の中から溶湯を汲み出して鋳型に流し込むラドル
    と、前記ラドルの傾転角を変えるラドル駆動手段と、前
    記給湯アームに取付けられており重量を検出する荷重検
    出手段と、前記鋳型に流し込む給湯量を設定する給湯量
    設定手段と、該給湯量設定手段と前記荷重検出手段の出
    力信号を受けてそれらに基づいて前記ラドル駆動手段を
    して前記ラドルを傾斜せしめる制御手段とから構成され
    ており、 該制御手段は、いくつかの給湯量に対応する前記ラドル
    の傾転角を記憶している第1の手段と、前記溶湯保持炉
    に前記ラドルを浸す前に前記給湯量設定手段に設定され
    た給湯量よりも多い給湯量に対応する傾転角を前記第1
    の手段から読み出して前記ラドル駆動手段をして前記ラ
    ドルをその傾転角に設定せしめその状態で前記荷重検出
    手段の出力信号に基づいて前記ラドルの空重量を測定す
    る第2の手段と、 前記傾転角に設定された状態の前記ラドルを前記溶湯保
    持炉に浸して溶湯を汲み出し、前記ラドルが前記溶湯保
    持炉から溶湯を汲み出したときに前記ラドルとその溶湯
    との合計重量を前記荷重検出手段の出力信号に基づいて
    測定する第3の手段と、 該第3の手段によって測定された重量と前記第2の手段
    によって測定された重量との差から前記ラドルの中にあ
    る溶湯の真の重量を求める第4の手段と、 その値を基にして前記ラドルの中にある溶湯量が前記給
    湯量設定手段に設定された給湯量になるように前記ラド
    ルの傾転角を変化させる際、前記第2の手段によって設
    定された傾転角を段々と大きくして行く第5の手段から
    構成されていることを特徴とする給湯量調節装置。
  5. (5)溶湯を溜めている溶湯保持炉と、細長い給湯アー
    ムと、該給湯アームの下端に取付けられており前記溶湯
    保持炉の中から溶湯を汲み出して鋳型に流し込むラドル
    と、前記ラドルの傾転角を変えるラドル駆動手段と、前
    記給湯アームに取付けられており重量を検出する荷重検
    出手段と、前記鋳型に流し込む給湯量を設定する給湯量
    設定手段と、該給湯量設定手段と前記荷重検出手段の出
    力信号を受けてそれらに基づいて前記ラドル駆動手段を
    して前記ラドルを傾斜せしめる制御手段とから構成され
    ており、 該制御手段は、いくつかの給湯量に対応する前記ラドル
    の傾転角を記憶している第1の手段と、前記溶湯保持炉
    に前記ラドルを浸す前に前記給湯量設定手段に設定され
    た給湯量にほぼ対応する傾転角を前記第1の手段から読
    み出して前記ラドル駆動手段をして前記ラドルをその傾
    転角に設定せしめその状態で前記荷重検出手段の出力信
    号に基づいて前記ラドルの空重量を測定する第2の手段
    と、 前記傾転角に設定された状態の前記ラドルを前記溶湯保
    持炉に浸して溶湯を汲み出し、前記ラドルが前記溶湯保
    持炉から溶湯を汲み出したときに前記ラドルとその溶湯
    との合計重量を前記荷重検出手段の出力信号に基づいて
    測定する第3の手段と、 該第3の手段によって測定された重量と前記第2の手段
    によって測定された重量との差から前記ラドルの中にあ
    る溶湯の真の重量を求める第4の手段と、 その値を基にして前記ラドルの中にある溶湯量が前記給
    湯量設定手段に設定された給湯量になるように前記ラド
    ルの傾転角を変化させる第5の手段と。 前記第1の手段から前記第5の手段の作動が完了したら
    その結果に基づいて給湯量に対応する前記ラドルの傾転
    角を学習し、前記第1の手段の記憶を学習制御によって
    補正する学習制御手段から構成されていることを特徴と
    する給湯量調節装置。
  6. (6)溶湯を溜めている溶湯保持炉と、細長い給湯アー
    ムと、該給湯アームの下端に取付けられており前記溶湯
    保持炉の中から溶湯を汲み出して鋳型に流し込むラドル
    と、前記ラドルの傾転角を変えるラドル駆動手段と、前
    記給湯アームに取付けられており重量を検出する荷重検
    出手段と、前記鋳型に流し込む給湯量を設定する給湯量
    設定手段と、該給湯量設定手段と前記荷重検出手段の出
    力信号を受けてそれらに基づいて前記ラドル駆動手段を
    して前記ラドルを傾斜せしめる制御手段とから構成され
    ており、 該制御手段は、いくつかの給湯量に対応する前記ラドル
    の傾転角を記憶している第1の手段と、前記溶湯保持炉
    に前記ラドルを浸す前に前記給湯量設定手段に設定され
    た給湯量よりも少ない給湯量にほぼ対応する傾転角を前
    記第1の手段から読み出して前記ラドル駆動手段をして
    前記ラドルをその傾転角に設定せしめその状態で前記荷
    重検出手段の出力信号に基づいて前記ラドルの空重量を
    測定する第2の手段と、 前記傾転角に設定された状態の前記ラドルを前記溶湯保
    持炉に浸して溶湯を汲み出し、前記ラドルが前記溶湯保
    持炉から溶湯を汲み出したときに前記ラドルとその溶湯
    との合計重量を前記荷重検出手段の出力信号に基づいて
    測定する第3の手段と、 該第3の手段によって測定された重量と前記第2の手段
    によって測定された重量との差から前記ラドルの中にあ
    る溶湯の真の重量を求める第4の手段と、 その値を基にして前記ラドルの中にある溶湯量が前記給
    湯量設定手段に設定された給湯量になるように前記ラド
    ルの傾転角を変化させる際、段々と前記ラドルの傾転角
    を大きくして行って溶湯のオーバフロー速度を最初は速
    く、あとの方になる程ゆっくりにしてゆく第5の手段と
    、 前記第1の手段から前記第5の手段の作動が完了したら
    その結果に基づいて給湯量に対応する前記ラドルの傾転
    角を学習し、前記第1の手段の記憶を学習制御によって
    補正する学習制御手段から構成されていることを特徴と
    する給湯量調節装置。
  7. (7)溶湯を溜めている溶湯保持炉と、細長い給湯アー
    ムと、該給湯アームの下端に取付けられており前記溶湯
    保持炉の中から溶湯を汲み出して鋳型に流し込むラドル
    と、前記ラドルの傾転角を変えるラドル駆動手段と、前
    記給湯アームに取付けられており重量を検出する荷重検
    出手段と、前記鋳型に流し込む給湯量を設定する給湯量
    設定手段と、該給湯量設定手段と前記荷重検出手段の出
    力信号を受けてそれらに基づいて前記ラドル駆動手段を
    して前記ラドルを傾斜せしめる制御手段とから構成され
    ており、 該制御手段は、いくつかの給湯量に対応する前記ラドル
    の傾転角を記憶している第1の手段と、前記溶湯保持炉
    に前記ラドルを浸す前に前記給湯量設定手段に設定され
    た給湯量よりも多い給湯量に対応する傾転角を前記第1
    の手段から読み出して前記ラドル駆動手段をして前記ラ
    ドルをその傾転角に設定せしめその状態で前記荷重検出
    手段の出力信号に基づいて前記ラドルの空重量を測定す
    る第2の手段と、 前記傾転角に設定された状態の前記ラドルを前記溶湯保
    持炉に浸して溶湯を汲み出し、前記ラドルが前記溶湯保
    持炉から溶湯を汲み出したときに前記ラドルとその溶湯
    との合計重量を前記荷重検出手段の出力信号に基づいて
    測定する第3の手段と、 該第3の手段によって測定された重量と前記第2の手段
    によって測定された重量との差から前記ラドルの中にあ
    る溶湯の真の重量を求める第4の手段と、 その値を基にして前記ラドルの中にある溶湯量が前記給
    湯量設定手段に設定された給湯量になるように前記ラド
    ルの傾転角を変化させる際、最初は一旦前記ラドルの傾
    転角を大きくして溶湯のオーバフロー速度を早め、段々
    とオーバフロー速度をゆっくりにしてゆく第5の手段と
    、 前記第1の手段から前記第5の手段の作動が完了したら
    その結果に基づいて給湯量に対応する前記ラドルの傾転
    角を学習し、前記第1の手段の記憶を学習制御によって
    補正する学習制御手段から構成されていることを特徴と
    する給湯量調節装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5012855A (en) * 1987-09-30 1991-05-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Industrial robot
JP2012071317A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Ryoei Engineering Kk 給湯装置及びその方法
CN104907548A (zh) * 2014-11-18 2015-09-16 秦皇岛燕大现代集成制造技术开发有限公司 铝合金车轮强力铸造加液系统
GB2616928A (en) * 2022-03-24 2023-09-27 Chengde Petroleum College Steel Ladle Scale Weighting Device, Weighing Method and System Without Drift

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GB2616928B (en) * 2022-03-24 2024-03-20 Chengde Petroleum College Steel Ladle Scale Weighting Device, Weighing Method and System Without Drift

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