JPH0749144B2 - ダイキャスト鋳造のための給湯量調節装置 - Google Patents

ダイキャスト鋳造のための給湯量調節装置

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JPH0749144B2
JPH0749144B2 JP12746487A JP12746487A JPH0749144B2 JP H0749144 B2 JPH0749144 B2 JP H0749144B2 JP 12746487 A JP12746487 A JP 12746487A JP 12746487 A JP12746487 A JP 12746487A JP H0749144 B2 JPH0749144 B2 JP H0749144B2
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water supply
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ladle
supply amount
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D39/00Equipment for supplying molten metal in rations
    • B22D39/02Equipment for supplying molten metal in rations having means for controlling the amount of molten metal by volume
    • B22D39/026Equipment for supplying molten metal in rations having means for controlling the amount of molten metal by volume using a ladler

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,ダイキャスト鋳造において金型に流し込む給
湯量を最適値に設定する装置に関する技術である。
〔従来の技術〕
ダイキャスト鋳造のための給湯量調節装置を開示した従
来技術文献としては,たとえば特開昭56−131061号公報
がある。
第3図は,従来のダイキャスト鋳造のための給湯量調節
装置の縦断面図である。
第3図において,2はラドル,10は金型,8はピストン,6は
プランジャ−スリーブである。
また,22は溶湯量を検出するための荷重検出手段,23はイ
ンタフェース,24は中央制御装置,26はコントローラ,28
はインタフェース,25は給湯量設定手段である。
第3図のものは,溶湯保持炉(図示しない)に一時的に
保持されている溶湯をラドル2ですくってプランジャ−
スリーブ6に流し込んだ場合に,位置センサー17によっ
て射出ストローク(あるいはビスケット18の厚さ)を検
出し,その値をフィードバックして,次のショットでは
最適な射出ストローク(あるいは最適なビスケット18の
厚さ)になるように給湯量を制御するものである。
給湯量はキャビティの大きさに応じた適量でなければな
らない。給湯量が少なすぎると,ビスケット18は薄くな
って圧力が掛からなくなるし,品物を取取り出す場合に
ビスケット18をつかむのが困難になるので,品物を取り
出すのが難しくなる。
逆に給湯量が多すぎると,ビスケット18が厚くなり過ぎ
て,同様にビスケット18をつかむのが難しくなるので,
品物の取り出しが困難になるし,またビスケット18とい
う無駄な部分が多くなるので,ビスケット18を再溶解す
る手間とエネルギが損になる。
(発明が解決しようとする問題点〕 第3図に示されている従来の技術では給湯量を常に最適
値に制御することは困難であった。
なぜならば,第3図のものでは,射出した結果で給湯量
の過不足を判定するために,少なくとも一度は給湯量が
不足していたりあるいは過剰であったりする場合が必ず
あるからである。
本発明は,このような従来の技術の問題点を解決するも
のである。
本発明の技術的課題は,ダイキャスト鋳造のための給湯
量調節装置において,給湯量を常に最適値に制御するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この技術的課題を達成するために,本発明にあっては次
のような手段が講じられている。
即ち,第1の発明に係るダイキャスト鋳造のための給湯
量調節装置というのは,溶湯を保持している溶湯保持炉
と,該溶湯保持炉の中の溶湯を汲み出して該溶湯をダイ
キャスト鋳造用のプランジャ−スリーブの中へ流し込む
ラドルと,前記ラドルの傾斜角を変えるラドル駆動手段
と,ダイキャスト鋳造用の金型に取付けられている温度
センサーと,該温度センサーの出力信号に基づいて前記
金型の温度に応じた最適な給湯量を決定する制御手段と
から構成されており,該制御手段は,前記金型のいくつ
かの温度に対する最適な給湯量を記憶している第1の手
段と,前記温度センサーによって測定された金型の温度
に対応する最適な給湯量の値を前記第1の手段から読み
出して前記ラドル駆動手段をしてダイキャスト鋳造用の
プランジャ−スリーブの中へ供給する給湯量を前記最適
値に設定する第2の手段とから構成されていることを特
徴とする。
また,第2の発明は,溶湯を保持している溶湯保持炉
と,該溶湯保持炉の中の溶湯を汲み出して該溶湯をダイ
キャスト鋳造用のプランジャースリーブの中へ流し込む
ラドルと,前記ラドルの傾斜角を変えるラドル駆動手段
と,ダイキャスト鋳造用の金型に取付けられている温度
センサーと,該温度センサーの出力信号に基づいて前記
金型の温度に応じた最適な給湯量を決定する制御手段と
から構成されており,該制御手段は,前記金型のいくつ
かの温度に対する最適な給湯量を記憶している第1の手
段と,前記温度センサーによって測定された金型の温度
に対応する最適な給湯量の値を前記第1の手段から読み
出し,読み出された最適な給湯量より所定量多くすくい
取るように前記ラドル駆動手段を制御するとともに,前
記ラドル駆動手段をしてラドル内の溶湯を,その余剰分
を残してダイキャスト鋳造用のプランジャースリーブの
中へ給湯するように制御する第2の手段とから構成され
ていることを特徴とする。
〔作用〕
一般に給湯量が同じ場合,金型の温度が高いときにはビ
スケットが薄くなり,金型の温度が低いときにはビスケ
ットが厚くなるというように,金型の温度とビスケット
の厚みとには相関関係がある。
この点に着目して第1の発明では,上記したような温度
センサーと第1の手段と第2の手段とが備えられている
ので,金型の温度がその都度測定されて常に給湯量が最
適値になるように制御される。
従って,給湯量を最適値に制御することが可能になる。
たとえば,設備トラブル等で金型の温度が急に下がった
場合,前記第3図のものでは給湯量過剰になるときが一
度はあるが,第1の発明では金型温度を常時測定して給
湯量が最適値となるように制御されているため,すぐさ
ま適正給湯量になる。
また,第2の発明では,ラドルの中にある給湯量は最適
値以上とされ,ダイキャスト鋳造用のプランジャ−スリ
ーブの中へ流し込まれるときには,余剰分をラドル内に
残すことによって給湯量が最適値になるように制御され
る。従って,非常に正確に給湯量が制御される 〔実施例〕 第1図は,本発明の一実施例に係るダイキャスト鋳造の
ための給湯量調節装置の縦断面図である。
第1図において,2はラドル,11は給湯アームである。
ラドル2は図示しない溶湯保持炉の中の溶湯をすくっ
て,溶湯をプランジャ−スリーブ6の中に流し込むため
のものである。20は溶湯を流しむ給湯口である。10は金
型,8はピストン,30はキャビティである。
給湯アーム11はラドル2を溶湯保持炉とプランジャ−ス
リーブ6の給湯量20の間を往復させる機能を備えてい
る。
図から分かるように,給湯アーム11は中空の比較的細長
いものである。その下端にラドル2が支持軸12によって
回動可能に取付けられている。
支持軸12とラドル2とは固定されており,支持軸12は図
示しないベアリングによって給湯アーム11に回動可能に
軸支されている。
給湯アーム11の上端には駆動軸13が図示しないベアリン
グによって回動可能に軸支されている。駆動軸13と支持
軸12にはそれぞれスプロケット14,15が固定されてお
り,スプロケット14とスプロケット15との間にはチェー
ン1が巻回されている。チェーン16によって駆動軸13か
ら支持軸12へ回転が伝達されるようになっている。
駆動軸13は,ラドル2の傾斜角を変えるラドル駆動手段
としてのモータ19によって駆動される。モータ19として
はたとえばパルスモータが用いられている。モータ19の
軸は減速機21を介して駆動軸13に連結されている。
給湯アーム11の下端には荷重検出手段22が取付けられて
いる。荷重検出手段22としてはロードセルが用いられて
いる。荷重検出手段22はラドル2の中の溶湯の重量を測
定するものである。
23はインタフェースであり,荷重検出手段22の出力信号
を受け取ってそれを電圧に変換し,中央制御装置24に送
る。
25は給湯量設定手段であり,給湯量設定手段25によって
金型10に流し込む給湯量を設定する。給湯量設定手段25
によって設定された給湯量の信号は,中央制御装置24に
送られる。
26は中央制御装置24の出力信号に基づいてモータ19を駆
動制御するためのコントローラである。
金型10には金型10の温度を測定して信号を出力する温度
センサー29が取付けられている。
28はインタフェースであり,温度センサー29の出力信号
を受け取ってそれを電圧に変換し,中央制御装置24に送
る。
第2図は,第1図の給湯量調節装置の作動状態を説明す
るための説明図である。
第2において,11は給湯アーム,2はラドル,1は溶湯保持
炉である。溶湯保持炉1は耐火材で出来た炉体31と,炉
体31の中に配置されている坩堝32から構成されている。
坩堝32の中には溶湯4が溜めてある。溶湯4はたとえば
アルミニウム合金あるいは亜鉛合金などである。溶湯4
を常に高温に保持しておくために,炉体31の中には図示
されないヒータが設置されている。
第2図は,ラドル2によって溶湯4をすくって,ラドル
2が持ち上げられたとき,ラドル2から余分な溶湯9が
溢れ出ている状態を表している。
ラドル2ですくい上げられた溶湯の重量を荷重検出手段
22(第1図)で測定して,その値に基づいてラドル2か
ら溶湯保持炉1へ戻される溶湯9の量を制御し,それに
よって給湯量を定めるいわゆるフィーバック制御が行わ
れる。本実施例では,これに金型10の温度による補正が
加えられる。これについて詳細に説明する。
第1図において一般に給湯量が同じ場合,金型10の温度
が高いときにはビスケット18が薄くなり,金型10の温度
が低いときにはビスケット18が厚くなるというように,
金型10の温度とビスケット18の厚みとには相関関係があ
る。
中央制御装置24には,金型10のいくつかの温度に対する
最適な給湯量を記憶している第1の手段51と,温度セン
サー29によって測定された金型10の温度に対応する最適
な給湯量の値を第1の手段51から読み出してモータ19を
してラドル2をその傾斜角に設定せしめ,プランジャ−
スリーブ6の給湯口20の中へ供給する給湯量を最適値に
設定する第2の手段52が備えられている。
本実施例では,金型10の温度をショットの都度測定し
て,常に給湯量が最適値になるようにされる。この点が
本実施例の特徴である。従って,本実施例によれば,金
型10に給湯する量を常に最適値に制御することが可能に
なる。
従って,給湯量が少なすぎて,ビスケットが薄くなって
圧力が掛からなくなることもないし,給湯量が多すぎて
品物の取り出しが困難になることもない。
前にも述べたように前記第3図(従来)のものは,射出
した結果で給湯量の過不足を判定するものであるため
に,少なくとも一度は給湯量が不足していたりあるいは
過剰であったりする場合が必ずあったが,本実施例で
は,金型10の温度を測定してショット前に給湯量を決め
ているので,このようなことはない。
たとえば,設備トラブル等で金型10の温度が下がった場
合,前記第3図ものでは給湯量過剰になることが一度は
あるが,本実施例ではすぐさま補正がかかり適正給湯量
になる。
本実施例の第2の手段52は,温度センサー29によって測
定された金型10の温度に対応する最適な給湯量の値を第
1の手段51から読み出してモータ19をしてラドル2の中
にある溶湯量が最適値になるようにせしめ,それを全部
ダイキャスト鋳造用のプランジャ−スリーブ6に供給し
て,もってダイキャスト鋳造用のプランジャ−スリーブ
6の中へ最適な量の給湯を行うようなものであるが,第
2のの手段52としては,温度センサー29によって測定さ
れた金型10の温度に対応する最適な給湯量の値を第1の
手段51から読み出してモータ19をしてラドル2の中の溶
湯量が,前記最適な給湯量より多くなるように制御され
る。そして,ラドル2からダイキャスト鋳造用のプラン
ジャ−スリーブ6の中へ給湯するときに余剰分をラドル
内に残すことによって,給湯量が前記最適値となるるよ
うに制御することもできる。
前者(本実施例)のようにすれば,ラドル2の中にある
溶湯量が常に最適値となるようにされ,ラドル2の中に
ある溶湯すべてがダイキャスト鋳造用のプランジャ−ス
リーブ6の中へ流し込まれるので,非常に正確に給湯量
が制御されるし,後者のようにすれば,ラドル2の中に
ある溶湯量は最適値よりも常に所定量だけ多くなるよう
に制御され,ダイキャスト鋳造用のプランジャ−スリー
ブ6の中へ流し込まれるときに溶湯の余剰分をラドル2
内に残すことによって給湯量が最適値となるように,ラ
ドル2の傾きが制御されるので,非常に正確に給湯量が
制御されると同時に,ラドル2の中にある溶湯量が多い
ので,溶湯保持炉(第2図の符号1)からダイキャスト
鋳造用のプランジャ−スリーブ6まで溶湯が運ばれる間
に溶湯の温度が低下しないので,品質が安定するという
利点がある。
以上,本発明の特定の実施例について説明したが,本発
明はこの実施例に限定されるものではなく,特許の範囲
内において種々の実施態様が包含されるものである。
〔発明の効果〕
第1の発明によれば,ダイキャスト鋳造のための給湯量
調節装置において,金型の温度を測定して温度に応じて
その都度給湯量を決めているので,給湯量を常に最適値
に制御することが出来るという効果を奏する。
従って,設備トラブル等で金型の温度が下がった場合に
でも,すぐさま適正な給湯量となる。
また,第2の発明によれば,給湯量の最適値より所定量
多くすくい取るように制御するとともに,給湯時に溶湯
の余剰分をラドル内に残して給湯するように制御する第
2の手段を備えているので、非常に正確に給湯量が制御
されると同時に,ラドル内に給湯する量より多い量の溶
湯がすくい取られているため,溶湯保持炉からダイキャ
スト鋳造用のプランジャ−スリーブまで溶湯が運ばれる
間に溶湯の温度が低下しないので,品質が安定するとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は,本発明の一実施例に係るダイキャスト鋳造の
ための給湯量調節装置の縦断面図, 第2図は,第1図の給湯量調節装置の作動状態を説明す
るための説明図, 第3図は,従来のダイキャスト鋳造のための給湯量調節
装置の縦断面図である。 1……溶湯保持炉 2……ラドル 4……溶湯 6……プランジャ−スリーブ 10……金型 19……モータ(ラドル駆動手段) 24,26,28……(制御手段) 24……中央制御装置 26……コントローラ 28……インタフェース 29……温度センサー 51……第1の手段 52……第2の手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶湯を保持している溶湯保持炉と,該溶湯
    保持炉の中の溶湯を汲み出して該溶湯をダイキャスト鋳
    造用のプランジャースリーブの中へ流し込むラドルと,
    前記ラドルの傾斜角を変えるラドル駆動手段と,ダイキ
    ャスト鋳造用の金型に取付けられている温度センサー
    と,該温度センサーの出力信号に基づいて前記金型の温
    度に応じた最適な給湯量を決定する制御手段とから構成
    されており,該制御手段は,前記金型のいくつかの温度
    に対する最適な給湯量を記憶している第1の手段と,前
    記温度センサーによって測定された金型の温度に対応す
    る最適な給湯量の値を前記第1の手段から読み出して前
    記ラドル駆動手段をしてダイキャスト鋳造用のプランジ
    ャースリーブの中へ供給する給湯量を前記最適値に設定
    する第2の手段とから構成されていることを特徴とする
    ダイキャスト鋳造のための給湯量調節装置。
  2. 【請求項2】溶湯を保持している溶湯保持炉と,該溶湯
    保持炉の中の溶湯を汲み出して該溶湯をダイキャスト鋳
    造用のプランジャースリーブの中へ流し込むラドルと,
    前記ラドルの傾斜角を変えるラドル駆動手段と,ダイキ
    ャスト鋳造用の金型に取付けられている温度センサー
    と,該温度センサーの出力信号に基づいて前記金型の温
    度に応じた最適な給湯量を決定する制御手段とから構成
    されており,該制御手段は,前記金型のいくつかの温度
    に対する最適な給湯量を記憶している第1の手段と,前
    記温度センサーによって測定された金型の温度に対応す
    る最適な給湯量の値を前記第1の手段から読み出し,読
    み出された最適な給湯量より所定量多くすくい取るよう
    に前記ラドル駆動手段を制御するとともに,前記ラドル
    駆動手段をしてラドル内の溶湯を,その余剰分を残して
    ダイキャスト鋳造用のプランジャースリーブの中へ給湯
    するように制御する第2の手段とから構成されているこ
    とを特徴とするダイキャスト鋳造のための給湯量調節装
    置。
JP12746487A 1987-05-25 1987-05-25 ダイキャスト鋳造のための給湯量調節装置 Expired - Lifetime JPH0749144B2 (ja)

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