JPH0156864B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0156864B2
JPH0156864B2 JP57116477A JP11647782A JPH0156864B2 JP H0156864 B2 JPH0156864 B2 JP H0156864B2 JP 57116477 A JP57116477 A JP 57116477A JP 11647782 A JP11647782 A JP 11647782A JP H0156864 B2 JPH0156864 B2 JP H0156864B2
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JP
Japan
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ladle
hot water
time
pouring
sensor
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Application number
JP57116477A
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JPS597473A (ja
Inventor
Yasuo Suzuki
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Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Malleable Iron Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Malleable Iron Co Ltd filed Critical Asahi Malleable Iron Co Ltd
Priority to JP11647782A priority Critical patent/JPS597473A/ja
Publication of JPS597473A publication Critical patent/JPS597473A/ja
Publication of JPH0156864B2 publication Critical patent/JPH0156864B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D37/00Controlling or regulating the pouring of molten metal from a casting melt-holding vessel

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、鋳造における取鍋の注湯方法に関す
るものである。
(従来の技術) 従来、取鍋の出湯口での出湯があつてから出湯
を停止するまでの取鍋の動作制御を、特開昭57−
64471号公報に示されるように、タイマリレーの
みによつて行う場合は、出湯回数の進行とともに
取鍋の出湯口が縮小するなどして出湯流量が変化
したとき、その都度タイマリレーを調整して、各
鋳型への出湯量が等しくなるようにしなければな
らない。
これに対し、鋳型での注湯状態をセンサによつ
て監視することにより、取鍋の出湯口での出湯が
あつてから出湯を停止するまでの取鍋の動作制御
に自由度を持たせるようにしたものとして、特開
昭53−106343号公報、特開昭54−95931号公報、
特開昭51−79637号公報および特開昭52−114533
号公報の各公報に記載されるているように、様々
な注湯方法がある。
これらの注湯方法で採用されている取鍋複帰方
式は、いずれも1段階取鍋復帰方式であり、取鍋
復帰指令が発せられると、取鍋が出湯停止状態ま
で一度に復帰動作するものである。
(発明が解決しようとする問題点) 前記各公報に示された1段階取鍋復帰方式は、
鋳型への注湯完了を検知してから完全に出湯を停
止するまでに行われる無駄な注湯が多い。
本発明は、この無駄な注湯をなくすことを目的
とするものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は、取鍋32からの出湯を検知すること
により、タイマリレーを作動して取搭鍋32の傾
動を設定された時間T1行うとともに、その後タ
イマリレーによつて設定された時間T2′、取鍋3
2の傾動を停止させて出湯を続行し、その後タイ
マリレーによつて設定された時間T2″、取鍋32
を復帰方向に駆動するとともに、その後取鍋32
の復帰を一時停止させて出湯流量を少なくし、受
湯中の鋳型12での変化を検知することにより、
出湯完了を指令して取鍋32を復帰方向に駆動
し、出湯を停止する注湯方法である。
(作用) 本発明は、受湯中の鋳型12での変化を検知し
て出湯を停止する前に、あらかじめタイマリレー
によつて設定された時間T2″、取鍋32を復帰方
向に駆動して出湯流量を少なくしておく。
(実施例) 以下、本発明を図面に示す実施例を参照して詳
細に説明する。
第1図に図示するように、平面的に見て4角形
状に配設された鋳型搬送ライン1に沿つて、中子
収め部2、注湯部3、堰折りに障害となる物を除
去するための鋳型反転部4、湯口折り部5、揚り
折り部6、抜型部7および鋳型冷却または加熱部
8を順次配列する。なお各々の鋳型搬送プレート
11には2個の鋳型12,13が固定されてい
る。
次に、第2図に図示するように、上記注湯部3
では、旋回支柱21に旋回フレーム22を固定
し、この旋回フレーム22に支持枠23を固定
し、この支持枠23に右側の取鍋支持体24を着
脱自在に係着し、また上記旋回支柱21に取付け
枠25を介して回転量制御可能の電動モータ26
の本体を固定し、このモータ26の回転軸に接続
したねじ軸27を上下動枠28の上部に螺合し、
この上下動枠28の下部に左側の取鍋支持体29
を着脱自在に係着し、上記左右両側の取鍋支持体
24,29の下側に設けた球面軸受31によつ
て、縦断面形状が扇形の取鍋32を、この取鍋3
2の左右両側面の傾動支軸33を介して回動自在
に支持する。上記取鍋32には2個の出湯口3
4,35が設けられており、またこの出湯口3
4,35から取鍋32内の湯面に向けて図示しな
いガスバーナーがセツトされている。なお上記旋
回フレーム22は、取鍋32の交換時、残湯の排
出時、出湯口34,35の修正時などにおいて、
鋳型搬送ライン1の外側に逃げるように回動する
が、出湯時は第2図の状態に固定される。
また第2図において、上記取鍋32の右側に取
鍋32の縦断面と相似の扇形の傾動板41を配置
し、上記支持枠23の右側に設けた軸受42によ
つて上記傾動板41の軸43を回動自在に支持す
る。この軸43は取鍋32の傾動動支軸33に対
し同心状にかつ別体に設ける。また上記旋回フレ
ーム22の右側下部に流体圧シリンダ44のピス
トンロツド45の先端部46を軸着し、この流体
圧シリンダ44の本体の基端部47と上記扇形の
傾動板41の下端部48とをチエン49によつて
連結する。このチエン29は、旋回フレーム22
の右側上部に回動自在に軸支したスプロケツトホ
イル50に巻掛けるとともに上記扇形の傾動板4
1の円弧状面51に巻掛ける。そして上記取鍋3
2の右側面から傾動板41側に係合凸部53を突
設するとともに上記傾動板41から取鍋32側に
係合片52を突設し、係合凸部53の下側に係合
片52を係合する。
そうして、上記取鍋32を交換するときなど
は、上記旋回支柱21を回動して、旋回フレーム
22を鋳型搬送ライン1の外側に開き、取鍋32
と一体的に両側の取鍋支持体24,29を支持枠
23および上下動枠28から外し、傾動板41は
支持枠23に残すようにする。
次に、第3図aに図示するように、3基の検知
センサS1,S2,S3を設ける。この検知センサS1
S2,S3は、たとえば放射高温計(フオトセンサ)
を用いて受光部55で溶湯の光を検知するように
する。
そして出湯検知センサS1は、取鍋32の左側の
出湯口34に向けて図示しない支持台上に設け
る。また第1および第2の揚り湯検知センサS2
S3は、鋳型搬送プレート11上の2個の鋳型1
2,13の揚り部56,57の開口に向けてそれ
ぞれ設ける。なお各鋳型12,13はそれぞれ2
箇所の揚り部56,57があるが、上記センサ
S2,S3はそれぞれ左側の揚り部56,57の開口
部に向けて設ける。58は注湯がなされる湯口部
である。
次に、第3図aに図示すように、上記取鍋32
の出湯口34,35を下方に傾動して鋳型12,
13の湯口部58に注湯を行うときは、上記流体
圧シリンダ44の本体を定位置にピストンロツド
45に対し流体圧により下降させ、チエン49に
よつて傾動板41を上方に回動し、この傾動板4
1の係合片52によつて取鍋32の係合凸部53
を押上げ、取鍋32の2個の出湯口34,35を
下方に傾動する。なお湯口部58から鋳型12,
13の内部に注入された溶湯は鋳型12,13内
で満杯になると最後に揚り部56,57に溢れ
る。
また第3図bに示するように、上記取鍋32の
2個の出湯口34,35のバランスを調整すると
きは、、たとえば第3図aに図示するように右側
の出湯口35の溶湯流出量が多すぎる場合は、電
動モータ26を駆動してねじ軸27を回転し、こ
のねじ軸27に螺合した上下動枠28を下げ、こ
の上下動枠28によつて支持された取鍋32の左
側部を所定量下げ、左右の出湯口34,35の溶
湯流出量を同一にする。
次に、第4図に図示するように、取鍋32の傾
動と2個の出湯口34,35のバランスとを制御
する制御系を設ける。
すなわち図示しない流体圧源から上記流体圧シ
リンダ44に対して切換弁81を介して流体圧を
給排する流体給排管82の一部に、逆止弁83と
第5図に図示する可変絞り式の流量調整弁84と
からなるスピードコントローラ85を介設し、上
記流量調整弁84を調整回動軸86にピニオン軸
87を接続し、このピニオン軸87のピニオン8
8にローラ89によつて下側面を支持されたラツ
ク90を噛合させ、このラツク90に流体圧シリ
ンダ91のピストンロツド92を接続し、この流
体圧シリンダ91の本体に切換弁93を介して図
示しない流体圧源を接続する。
また上記出湯検知センサS1および第1、第2の
揚り湯検知センサS2,S3を制御装置94の入力端
子に接続し、この制御置94の出力端子を上記切
換弁81,93のソレノイドに接続するとともに
上記電動モータ26に接続する。
次に、取鍋32の基本的な注湯方法を第4図お
よび第6図に基づいて説明する。
取鍋32に多数の鋳型分を溶湯し分配してお
き、スタート信号によつて切換弁81を操作して
上記流体圧シリンダ44の本体を下降し、取鍋3
2の出湯口34,35を下方に傾動し、出湯口3
4,35から溶湯が出湯すると、この出湯検知セ
ンサS1が検知する。
このセンサS1の出湯検知によつて制御装置94
のタイマリレーTRが作動し、取鍋32の傾動を
設定された時間T1行うと切換弁81を中立位置
に戻して取鍋32の傾動を停止し、その状態で出
湯を続行する。なおこの停止状態はタイマリレー
TRによつて設定された時間T2の間保持する。
正常な場合は、この時間T2が完了する前に、
鋳型12の揚り部56の開口まで溶湯が揚つてく
るのを第1の揚り湯検知センサS2が検知するよう
にし、このセンサS2の検知によつて注湯完了の指
令を発して切換弁81を逆方向に操作し、流体圧
シリンダ44の本体を上昇して取鍋32を復帰方
向に回動し、出湯を停止する。この取鍋32の復
帰に要する時間T3もタイマリレーTRによつて設
定する。なお第7図bに図示するように、タイマ
リレーTRによつて設定された時間T2が完了して
も第1の揚り湯検知センサS2の検知がない場合
は、タイマリレーTRの指令によつて強制的に取
鍋32を復帰させる。
このような傾動操作を制御装置94を中心に幾
度も繰り返し行つて取鍋32内の溶湯を間欠搬送
されるプレート11上の鋳型12,13内に順次
注湯する。
また取鍋32内の残りの溶湯量確認について説
明すると、あらかじめ鋳込み重量から出湯回数を
計算して、第1回目の出湯時に、傾動板41の中
間付近に設けた図示しない第1の凸部材によつて
図示しない定位置の第1のリミツトスイツチを動
作し、その動作信号から制御装置94の計数リレ
ーの指示によつて所要の出湯回数(たとえば10
回)を傾動したら、取鍋32内の溶湯量が容量不
足として、取鍋32を水平姿勢に復帰させる。ま
た所要の出湯回数に達しなくても、容量不足を生
ずる場合は傾動板41が所要の傾動角まで到達し
たら、この傾動板41の上部に設けた図示しない
第第2の凸部材によつて図示しない定位置の第2
のリミツトスイツチを動作し、その動作信号を受
けて取鍋32を水平姿勢に復帰させる。なお上記
第1および第2のリミツトスイツチは旋回フレー
ム22などに設ける。
次に、取鍋32の傾動速度の基本的な調整方法
を第4図および第7図に基づいて説明する。
第7図aに図示するように、上記時間T1と時
間T2との和すなわち出湯検知センサS1による出
湯検知からタイマリレーTRにより取鍋32を一
定時間後に復帰指令するまでに要する時間T4と、
そのセンサS1による出湯検知から第1の揚り湯検
知センサS2による揚り湯検知までに要する時間
T5とを制御装置94で比較し、時間T4に対し時
間T5が短かければ、時間T5が多少変動しても差
しつかえなく、そのセンサS2による揚り湯検知と
同時に取鍋32の復帰を指令し、また第7図bに
図示するように、逆に時間T4に対し時間T5が長
いときは、取鍋32の出湯口34の縮小化などに
よつて注湯能率が劣つてきたことを意味するの
で、時間T4の終了と同時に取鍋32の復帰を指
令し、次回の取鍋32の傾動にあたつて、制御装
置94の指令によつて切換弁93を操作し、流体
圧シリンダ91を駆動し、ピニオン・ラツク機構
を介して流量調整弁84の絞り度を調整すること
により、その取鍋32の傾動速度を速くする。そ
の結果、第7図cに図示するように、出湯検知セ
ンサS1が出湯を検知してから取鍋32が停止する
までの時間T1内の出湯量を増加させることがで
きる。
次に、第4図および第8図を参照して、本発明
の注湯方法を説明すると、出湯検知センサS1が出
湯口34からの出湯を検知した時点からタイマリ
レーTRによつて設定された時間T1取鍋32の傾
動速度を速めるとともに、この時間T1経過後は
タイマリレーによつて設定された時間T2′、取鍋
32の傾動を停止させて出湯を続行し、その後、
第1の揚り湯検知センサS2が揚り湯を検知する前
に、タイマリレーによつて設定された時間T2′、
取鍋32を復帰方向に回動するとともに、その
後、取鍋32の復帰動作を一時停止させて、少量
の出湯流量で注湯を続行し、第1の揚り湯検知セ
ンサS2が受湯中の鋳型12から揚り湯を検知した
ら、出湯完了を指令し、タイマリレーTRによつ
て設定された時間T3′取鍋32を復帰方向に回動
し、出湯を停止する。このようにすれば、そのセ
ンサS2が揚り湯を検知してから実際に出湯が停止
されるまでの時間を短かくすることができるとと
もに、むだな出湯を少なくすることができる。
なお上記第1のセンサS2が一方の鋳型12の揚
り湯を検知する前に、第2のセンサS3が他方の鋳
型13の揚り湯を先に検知したら、この第2のセ
ンサS3の検知信号を注湯完了指令として、取鍋3
2を復帰させるようにしてもよい。
次に、取鍋32の2個の出湯口34,35のバ
ランス調整方法を、第4図および第9図に基づい
て説明する。
2個の出湯口34,35からの溶湯流出量が異
なるときは、一方の鋳型12の揚り部56の揚り
湯を検知する第1の揚り湯検知センサS2と、他方
の鋳型13の揚り部57の揚り湯を検知する第2
の揚り湯検知センサS3との間に検知差が生ずるの
で、この検知時間に差とセンサS2,S3の検知順と
によつて出湯口34,35が相対的にどれだけア
ンバランスであるかを制御装置94によつて比較
検討し、そのアンバランス状態に応じて、次回の
出湯の前に、制御装置94の指令によつて電動モ
ータ26を正または逆方向に選択的に所定量駆動
して上下動枠28の上方または下方に所定量調整
する。このバランス修正は、取鍋32の復帰中か
または復帰後に行うとよい。
上記バランス修正量および方向は、第1のセン
サS2が第2のセンサS3よりも0.3秒以上先に揚り
湯を検知した場合(+0.3秒以上)では、第1の
センサS2側の出湯口34からの流出量が多すぎる
のであるから、制御装置94から動作量を指令さ
れた電動モータ26により取鍋32の第1のセン
サS2側の出湯口34を5ピツチ上昇修正させ、ま
た第1のセンサS2が第2のセンサS3よりも0.2〜
0.3秒先に揚り湯を検知した場合(+0.2〜+0.3
秒)では、第1のセンサS2側の出湯口34を3ピ
ツチ上昇修正させ、また第1のセンサS2が第2の
センサS3よりも0.1〜0.2秒先に揚り湯を検知した
場合(+0.1〜0.2秒)では、第1のセンサS2側の
出湯口34を2ピツチ上昇修正させ、また第1の
センサS2と第2のセンサS3との間の検知時間の差
が±0.1秒以内では、電動モータ26による上下
動修正を行わず、また第2のセンサS3が第1セン
サS2よりも0.1〜0.2秒先に揚り湯を検知した場合
(−0.1〜−0.2秒)では、第1のセンサS2側の出
湯口34からの流出量が少なすぎるのであるか
ら、制御装置94からの動作量を指令された電動
モータ26により取鍋32の第1のセンサS2側の
出湯口34を2ピツチ下降修正させ、また第2の
センサS3が第1のセンサS2よりも0.2〜0.3秒先に
揚り湯を検知した場合(−0.2〜−0.3秒)では、
第1のセンサS2側の出湯口34を3ピツチ下降修
正させ、また第2のセンサS3が第1のセンサS2
りも0.3秒以上先に揚り湯を検知した場合(−0.3
秒以上)では、第1のセンサS2側の出湯口34を
5ピツチ下降修正させるように、複数段階の上昇
修正領域と、無修正領域と、複数段階の下降修正
領域とを制御装置94内に設定しておく。なお1
ピツチは所定の長さを表わし、その具体的数値は
現場の状況に応じて決め、また各領域の修正量を
何ピツチにするかの問題や、揚り湯検知センサ
S2,S3の検知時間の差と修正量との関係は、現場
での状況に応じて決定する。
たとえば、第4図および第9図に図示するよう
に、第1杯目の取鍋32が第1回目の出湯に行つ
た結果、センサS2,S3間の検知時間の差が−0.3
秒以上であつたので、制御装置94の指令によつ
て電動モータ26により取鍋32の第1の揚り湯
検知センサS2側の出湯口34を5ピツチ下降修正
して第2回目の出湯を行つた。その結果第2回目
の出湯では上記検知時間の差が−0.1〜−0.2秒ま
で修正されたが、まだ2ピツチ下降修正領域にあ
つたので、その修正を行つて第3回目の出湯を行
つた。その結果第3回目の出湯では上記検知時間
の差が±0.1秒以内に修正されたので、修正する
ことなく第4回目の出湯を行つた。その結果第4
回目の出湯では上記検知時間の差が+0.2〜+0.3
秒まで拡大してしまつたので、第1のセンサS2
の出湯口34をピツチ上昇修正して第5回目の出
湯を行つた。以下このような試行錯誤を繰り返し
行つて2個の鋳型12,13の揚りが同時に完了
するように修正を繰り返し行う。
次に、取鍋32の形状や出湯口34,35の形
状のアンバランスなどの取鍋32に備わつた特定
の性質によつて、2個の出湯口34,35を一旦
バランスするように修正しても、この取鍋32の
特性の性質によつて、取鍋32の出湯回数を重ね
てゆくと、上記バランスに狂いが生ずるもので、
同一の取鍋32によつて第2杯目の出湯を行う前
に、制御装置94によつて第1杯目の各回の出湯
を総合的に検討して、その取鍋32に備わつた特
定の性質を判断し、第2杯目の出湯に入る前に、
取鍋32の総合的なバランス調整を行うものであ
る。
たとえば第1回目および第2回目の出湯回数
は、取鍋32の最初の取付け誤差が現われている
と思われるが、第3回目以降は一旦無修正領域に
入つておきながら全体的に見て上昇修正を受ける
傾向が強い。
そしてこの上昇修正を受ける度合を簡単に検出
する方法としては、揚り湯検知センサS2,S3の検
知時間の差が最初に無修正領域に入つた時点の第
3回目以降の上昇修正量と上昇修正量とを差し引
きして残りを求めることができる。たとえば第5
回目の2ピツチ下降修正と第7回目の2ピツチ上
昇修正とが相殺され、そして第4回目の3ピツチ
上昇修正が残る。
したがつてこの取鍋32は総合的に見て3ピツ
チ上昇修正を受ける傾向があると判断し、この取
鍋32によつて第2杯目の出湯を行う前に、第1
杯目が終了したときの状態の第10回目に対して3
ピツチ上昇修正をして第2杯目の注湯に入る。
これによつて、揚り湯検知センサS2,S3の検知
時間の差は、第2杯目以降の取鍋32では、第1
回目の出湯から終了まで、無修正領域から大きく
外れることがない。
なお検知センサS1,S2,S3としては、放射高温
計(フオトセンサ)のように溶湯の光を無接触で
検知するものが望ましいが、通電性の検出針を出
湯口34および鋳型12,13の揚り部56,5
7の上部に挿入しておき、これを溶湯に接触させ
て検知するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、受湯中の鋳型での変化を検知
する前に、あらかじめタイマリレーによつて設定
された時間取鍋を復帰方向に駆動して出湯流量を
少なくするようにしたから、鋳型への注湯完了を
検知してから完全に出湯を停止するまでに行われ
る無駄な注湯を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例に係るもので、第1図は
鋳型搬送ラインの平面図、第2図は注湯装置の斜
視図、第3図a,bはその作用を示す斜視図、第
4図はその制御系の回路図、第5図は流量調整弁
の作動部の斜視図、第6図は基本的な注湯方法を
示すグラフ、第7図は取鍋の傾動速度の調整方法
を示すグラフ、第8図は本発明の注湯方法を示す
グラフ、第9図は取鍋のバランス調整方法を示す
グラフである。 12,13……鋳型、32……取鍋。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 取鍋からの出湯を検知することにより、タイ
    マリレーを作動して取鍋の傾動を設定された時間
    行うとともに、その後タイマリレーによつて設定
    された時間、取鍋の傾動を停止させて出湯を続行
    し、その後タイマリレーによつて設定された時
    間、取鍋を復帰方向に駆動するとともに、その後
    取鍋の復帰を一時停止させて出湯流量を少なく
    し、受湯中の鋳型での変化を検知することによ
    り、出湯完了を指令して取鍋を復帰方向に駆動
    し、出湯を停止することを特徴とする注湯方法。
JP11647782A 1982-07-05 1982-07-05 注湯方法 Granted JPS597473A (ja)

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JP11647782A JPS597473A (ja) 1982-07-05 1982-07-05 注湯方法

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JPS597473A JPS597473A (ja) 1984-01-14
JPH0156864B2 true JPH0156864B2 (ja) 1989-12-01

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JPS597473A (ja) 1984-01-14

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