JPS6138758Y2 - - Google Patents

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JPS6138758Y2
JPS6138758Y2 JP13893984U JP13893984U JPS6138758Y2 JP S6138758 Y2 JPS6138758 Y2 JP S6138758Y2 JP 13893984 U JP13893984 U JP 13893984U JP 13893984 U JP13893984 U JP 13893984U JP S6138758 Y2 JPS6138758 Y2 JP S6138758Y2
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hot water
ladle
casting
furnace
water supply
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は鋳造用注湯装置に関し、特に保温炉と
注湯を受けるべき鋳型との間に取鍋を介在させ、
この取鍋の傾動によつて鋳型に注湯するようにし
た鋳造用注湯装置に関する。
〔従来の技術及び問題点〕
保温炉から鋳型へ注湯させる手段としては、電
磁ポンプ、電磁樋、空気圧、耐火性ストツパー棒
などが知られている。然るに、これらの手段は、
大流量の注湯動作には問題はないが、例えば鋳鉄
を考えた場合、1Kg/sec以下の流量の注湯で
は、その制御が難しく誤差が許容量を越える場合
が多い。また、湯面を広く取るために温度低下が
問題となる場合もある。また、ストツパー棒を用
いた場合には、小流量の注湯動作では非常に細く
しなければならず、これがために寿命が著しく短
かくなつて採算性が悪くなる。更に接種剤を必要
とする場合、その溶湯時間と撹拌による一様化の
面で問題がある。
上述の手段はいづれも保温炉と一体化されてい
るので、複数個の独立した鋳型がライン搬送の1
ユニツト内に配置されている場合には、上述の手
段は保温炉と共にラインに沿つて移動しなければ
ならないが、全体の重量が大きいために敏速な移
動動作に難点がある。
以上の欠点を克服する方法として、取鍋を保温
炉と鋳型との間に介在させて、その受湯、注湯、
位置移動に対して油圧あるいは電気的駆動手段を
用いて自動化しているものが知られている。然る
に、この方法では取鍋への所要量の検出を、ロー
ドセルにより行なつているため、受湯時の振動で
正確な湯の供給を行うことができない。
〔考案の目的及び構成〕
本考案は以上の点に鑑みてなされたもので、以
上述べた従来の手段の欠点を除去する全く新規な
鋳造用注湯装置を提供することを目的とする。こ
の目的は本考案によれば鋳造用湯を貯蔵する炉、
この炉からの給湯を制御する給湯手段、昇降可能
かつ傾動可能に設けられた取鍋、この取鍋の前記
炉から鋳造用湯を受けるための上昇位置に対向し
て配設され、該取鍋内の鋳造用湯面と当接するこ
とにより該取鍋内の鋳造用湯のレベルを検知し、
かつ上下方向に移動可能な電極体から成り、前記
取鍋は前記上昇位置で、前記給湯手段の操作によ
り前記炉から鋳造用湯を供給され、所要量の鋳造
用湯を供給されたとき、該所要量に応じた位置に
設定された前記電極体が前記取鍋内の鋳造用湯と
当接し、これにより該取鍋との間に電流が流れて
所要レベルを検知し、この検知信号により前記給
湯手段の給湯操作を停止させると共に、前記取鍋
を鋳型に注湯するための下方位置に向つて下降さ
せるようにしたことを特徴とする鋳造用注湯装置
によつて達成される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例による鋳造用注湯装置
につき、図面を参照して説明する。
図において、1は注湯炉もしくは保温炉の湯口
部を示し、これにノズル2が固定されている。こ
のノズル2の下方に昇降可能に取鍋3が設けられ
ている。本実施例では取鍋3は点線で示す上昇位
置、一点鎖線で示す中間位置及び実線で示す下降
位置をとるように構成されている。保温炉1の側
方には上下方向に移動可能に電極ロツド6が設け
られ、取鍋3への湯の所要供給量に応じてその位
置がセツトされる。
取鍋3はその注湯口の位置が、この取鍋3の傾
動中心となるように、図で点線で示すように軸4
で支承されている。このような構成により、下降
位置において2点鎖線で示すように、取鍋3が傾
動するとき、鋳型5への受湯口に対する取鍋3の
注湯口の相対位置は変化しないので安定な鋳型注
湯操作ができる。
なお、図示しないが、保温炉1には、ノズル2
からの給湯を制御する手段が設けられ、更に取鍋
3の昇降装置上昇位置、中間位置及び下降位置を
検知する手段及び、中間位置で停止する時間をセ
ツトするタイマーが設けられているものとする。
次に、以上のように構成される鋳造用注湯装置
の操作について説明する。
まず、適宜操作開始指令により、空になつてい
る取鍋3はその下降位置から点線で示す上昇位置
へと上昇する。こゝで、その位置に達したことを
検知し、保温炉1の給湯制御手段が働らいて、ノ
ズル2から湯が排出される。この排出と共に、取
鍋3内の湯のレベル7が上昇し、図示するように
電極ロツド6の先端部に接すると電極ロツド6−
湯−取鍋3に電流が流れる。これにより、所要量
の湯のレベルを検知する信号を得る。このレベル
検知信号は保温炉1の給湯制御手段及び取鍋3の
昇降装置に与えられる。これにより、給湯制御手
段の給湯操作は停止し、取鍋3は下降し始めると
共に、電極ロツド6の先端部は湯のレベル7から
離れる。取鍋3が一点鎖線で示す中間位置に達す
ると、こゝでタイマーによりセツトされた時間だ
け停止する。なお、上述のように給湯制御手段の
給湯操作を停止しても、直ちにノズル2からの湯
の排出が停止されず若干の時間遅れがあり、また
ノズル2の口から湯のレベル7までの距離に応じ
て、取鍋3の下方移動後も多少の湯が取鍋3内に
落下する。この落下分を中間位置で受ける。取鍋
3の上昇位置と中間位置との距離は例えば20mm程
度であり、中間位置で湯が落下して来ても、湯の
飛散は極力抑えられる。すなわち、上昇位置で、
給湯時に湯の飛散を極力抑えるために、ノズル2
の口は出来るだけ取鍋3内に入り込むように、取
鍋3の上昇位置が規制されているが、レベル検知
後の時間遅れによる湯の落下分を湯の飛散を少な
くして受けるために中間位置が設定されている。
次いで取鍋3は下降し、実線で示す下降位置に
至ると停止する。こゝで、軸4を中心にして取鍋
3が2点鎖線で示すように傾動し、鋳型5に湯が
供給される。なお、複数の鋳型5に湯を供給する
場合には、この鋳型5群に沿つて取鍋3が移動し
ながら順次、傾動をくり返して鋳型5に湯が供給
される。
以上、述べたように、取鍋3はその上昇位置
で、所要量の湯を受けると直ちに下方へと移動し
て電極ロツド6の先端が取鍋3内の湯のレベル7
から離れるので、高温の湯に浸漬して損傷される
危険性がない。従つてその電極となる先端部を特
に高価な材質から形成する必要がなく、普通鋼の
棒材を電極ロツド6として使用することができ
る。なお、上述したように下降位置で取鍋3を軸
4の位置に相当する注湯口のまわりで傾斜させる
場合、取鍋3の後端部は2点鎖線で示すように大
きく上方に移動するが、図示するように保温炉
1、ノズル2、電極ロツド6などに衝突すること
がないように下降位置は設定されているものとす
る。
以上、本考案の実施例につき説明したが、本考
案は勿論、これに限定されることがなく、本考案
の技術的思想に基づいて種々の変形が可能であ
る。
例えば、以上の実施例では取鍋3を中間位置で
一たん停止させたが、レベル検知後の時間遅れに
よる給湯量が非常に少ない場合にはこの必要がな
く、直接上昇位置から下降位置に取鍋3を移動さ
せてもよく、この移動過程でこの少量の湯を受け
るようにしてもよい。
また、以上の実施例ではレベル検知手段として
電極ロツド6が用いられたが、これに代えて湯の
レベルと接する電極が板状の手段であつてもよ
い。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の鋳造用注湯装置によ
れば、電極体は取鍋に給湯するときに鋳造用湯が
所要のレベルに達するとこの湯面に当接すること
によりレベルを検知し、この検知信号により給湯
操作を停止させると共に、取鍋を下降させるよう
にしてあるので、電極体の下端部が高温の湯に当
接するのは極めて短時間である。従つて電極体の
使用寿命を長くすることができる。又は低コスト
の材質を用いることができる。また、湯を所要量
供給された取鍋は炉から下方へと移動するので、
比較的自由な空間で鋳型に注湯することができ、
炉のノズルやレベル検知手段で傾動を妨げられる
ことはない。更にまた、電極体を上下方向に移動
可能としているので、取鍋の上昇位置が一定であ
つても簡単な構造で容易に給湯量を調節すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例による鋳造用注湯装置
の概略側面図を示す。 なお、図において、1……保温炉、3……取
鍋、6……電極ロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋳造用湯を貯蔵する炉、この炉からの給湯を制
    御する給湯手段、昇降可能かつ傾動可能に設けら
    れた取鍋、この取鍋の前記炉から鋳造用湯を受け
    るための上昇位置に対向して配設され、該取鍋内
    の鋳造用湯面と当接することにより該取鍋内の鋳
    造用湯のレベルを検知し、かつ上下方向に移動可
    能な電極体からなり、前記取鍋は前記上昇位置
    で、前記給湯手段の操作により前記炉から鋳造用
    湯を供給され、所要量の鋳造用湯を供給されたと
    き、該所要量に応じた位置に設定された前記電極
    体が前記取鍋内の鋳造用湯と当接し、これにより
    該取鍋との間に電流が流れて所要レベルを検知
    し、この検知信号により前記給湯手段の給湯操作
    を停止させると共に、前記取鍋を鋳型に注湯する
    ための下方位置に向つて下降させるようにしたこ
    とを特徴とする鋳造用注湯装置。
JP13893984U 1984-09-13 1984-09-13 鋳造用注湯装置 Granted JPS6066671U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13893984U JPS6066671U (ja) 1984-09-13 1984-09-13 鋳造用注湯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13893984U JPS6066671U (ja) 1984-09-13 1984-09-13 鋳造用注湯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6066671U JPS6066671U (ja) 1985-05-11
JPS6138758Y2 true JPS6138758Y2 (ja) 1986-11-07

Family

ID=30311580

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13893984U Granted JPS6066671U (ja) 1984-09-13 1984-09-13 鋳造用注湯装置

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JPS6066671U (ja) 1985-05-11

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