JPH0773477B2 - 保健食品組成物の製造方法 - Google Patents

保健食品組成物の製造方法

Info

Publication number
JPH0773477B2
JPH0773477B2 JP29415889A JP29415889A JPH0773477B2 JP H0773477 B2 JPH0773477 B2 JP H0773477B2 JP 29415889 A JP29415889 A JP 29415889A JP 29415889 A JP29415889 A JP 29415889A JP H0773477 B2 JPH0773477 B2 JP H0773477B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
materials
food composition
health food
crush
fruits
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP29415889A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03153629A (ja
Inventor
進徳 林
Original Assignee
進徳 林
株式会社武蔵野免疫研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 進徳 林, 株式会社武蔵野免疫研究所 filed Critical 進徳 林
Priority to JP29415889A priority Critical patent/JPH0773477B2/ja
Publication of JPH03153629A publication Critical patent/JPH03153629A/ja
Publication of JPH0773477B2 publication Critical patent/JPH0773477B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は脂質過酸化抑制に有効な保健食品組成物の製造
方法に関するものである。更に詳しくは生体内において
過剰に生成された活性酸素・フリーラジカルを捕捉消去
し、過酸化脂質の生成を抑制する動脈硬化老化、癌化等
を改善ないしは予防し健康を保つために有用な食品を提
供しようとするものである。
(従来技術及びその問題点) 近年、動脈硬化、老化、癌化、虚血等の細胞障害機構の
一つとして活性酸素・フリーラジカルや過酸化脂質によ
る膜障害の関与が注目され、その標的臓器として、脳、
心、肺、消化管、肝、腎等全身の臓器が挙げられてい
る。通常生体内においては、スーパーオキサイドジムス
ターゼやカタラーゼを初めとする酵素系の他、食事等に
より摂取されたビタミンE、ビタミンC、ビタミンA、
フラボノイド類、ポリフェノール類などの低分子物質類
が、過剰な活性酸素やフリーラジカルを有効に除去して
いる。ところが、これら制御物質類が先天的(遺伝子異
常、etc.)、後天的(加齢、合成不良、偏食、etc.)な
要因により機能低下したり、又はその制御能力以上に活
性酸素やフリーラジカルが増産された場合には力量的な
バランスが崩れ種々の弊害が惹起される。
従来これら過剰活性酸素・フリーラジカルを捕捉消去
し、過酸化脂質の生成を抑制する物質については、前述
以外にも幾つか見出され使用されている。然しその大部
分は化学合成物質であって、弊害も多く問題がある。
又弊害の少ないものとして漢方薬剤を加味した食品があ
るが、その効果が余り優れたものと云えない欠点があ
る。
昔の中国には纏足の習慣があり、纏足を作るのに骨をや
わらかくする目的と、纏足女性の健康保持の目的で用い
られたという「回童」という処方が発明者の家に伝わっ
ている。詳細は明らかでないが、鹿の骨の煮汁で山桃・
木苺・桑実を調合し、澱粉質で固めた菓子のようなもの
であったらしい。「回童」は骨をやわらかくするほか、
栄養を補い、特に腹や骨の弱い人・貧血で脾の弱い人に
用いて効果があるとされている。脾が弱い人は造血力が
低下し、骨が弱く、貧血や生理不順を起している。纏足
した女性はこのような状態になりやすいと思われ、健康
保持にと用いたらしい。
現代人は自然食から遠ざかり保存食品や加工食品に偏る
ほか、野菜は緑黄色野菜が少ないなど、自然の解毒作用
即ち過酸化物生成の防止・除去能力が食生活の面で不足
し、保存剤・防腐剤等の影響も受けやすく、腸内細菌叢
が損なわれ、腸粘膜機能の異常を来たしている。正常な
腸内細胞叢は腸内粘膜叢の吸収性を抑止、便秘を防ぎ免
疫力を高め、汚染防御にも寄与している。腸内細胞叢を
正常化するのに本発明者の経験によれば桑・クサギ・シ
ャク等の新芽・若葉が有効である。
又桑葉葉古来種々の修治法により民間薬として用いられ
てきたが、発明者の家には卵白をもって修治する方法が
伝わっている、肌艶を良くし、肝斑を防ぎ老化を抑制す
る。
他にも腸を活性化し、吸収機能を高め・肝機能を良くす
るものとして、シャクの新芽を独特の修治法で用いてき
た。これは経験によると脂質の分解をも助けるようであ
る。又クサギの新芽は豚の骨と共に湯煎し牛黄に似た作
用を発揮させることができると伝わっている。
発明者はこのように、「回童」その他の伝承を念頭に
置き、現代人の健康保持に常用できる植物性の材料を
主体として、細胞の新生を促し、骨の代謝や腸の蠕動
を活発にし、解毒作用や免疫力・循環機能を高める処方
を模索して40年以上にわたり診療活動の中で試行錯誤を
重ねてきた、その結果本発明の加工法を完成したもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は以上のような課題を解決すべく研究されたもの
であり、クワ、シャク、クサギ、ヤマクワ、モミジイチ
ゴ、ヤマモモ、ホウレンソウ等を素材として乾燥、加
熱、攪拌、熟成等の工程を経ることにより動脈硬化、老
化、癌化、虚血性疾患、炎症性疾患、自己免疫疾患、老
年病、肝臓疾患障害、消化器系疾患(便秘も含む。)、
婦人科系疾患、糖尿病、放射線障害などに対し顕著な改
善或は予防効果を有し且つ副作用の無い保健食品組成物
の製造方法を見出した。
本発明を詳記すると先ず下記の〜の材料をを予め用
意する。
,清浄な水で水洗したクワ(新芽)30部、シャク
(葉、新芽)10部、クサギ(葉)15部を竹製篭などにい
れて水気を切り、室内にて風乾を行って水分を取る。
これら各材料の水分含量、硬度などを考慮の上同時或は
各々を攪拌機にかけ液汁を得る。
この液汁、約1kg当たりに卵2個分の卵白を加え再度攪
拌する。
これを木製の容器に入れて表面の水分を発散させ、荒乾
きの状態と成ってから揉み解す。
,ヤマクワ(果実)15部と、モミジイチゴ(果実)15
部の各々を半乾燥した木板をくり抜いた反転式加熱用具
に入れ、同反転式加熱用具で合わせ蓋をして籾殻、木炭
などの直火で焼き、反転式加熱用具の片表面に泡が生じ
たら反転させる加熱工程を約2時間繰り返す。加熱後反
転式加熱用具のまま約4〜5時間放置する。放置後反転
式加熱用具を開封して内容物を浅い木製の反転式加熱用
具に入れ替え、火力を弱めて前同様の操作で約3時間半
加熱する。これをそのまま約10〜12時間静置して材料を
得る。加熱時間、放置時間、静置時間等は材料の状態に
より適宜変更できる。
,ヤマモモ(果実、種子)15部を天日乾燥にて水分を
除き完全乾燥する。これを石臼などにて破砕し、破砕し
た後に木炭などで約60℃に保った土鍋、セラミック鍋、
鉄鍋(鋳物)等で約2時間煎って粉末状態の材料を得
る。
次にホウレンソウ(全草)を攪拌機にかけそ液汁の濾過
液中に、前記〜の前処理をした材料を加えて熟成に
よる低分子化操作を行うが、具体的には20〜30分間攪拌
を続けることにより、初め黒色の異物(酸化された原
料)が浮遊してくるが、これを取り除き、ついで有効成
分が浮上し白い泡が生じてくる。この段階で全部を木製
のトレイに入れ替え室内にて絶えず送風し、表面を木製
のしゃもじ等で掻きならしながら表面の水分を発散させ
る。この操作を数回繰返し水分の大部分をとってから生
乾きの状態とし、掻解しながら残った水分を取り除く。
次いで陰干しを約4日間行う。
上記攪拌時間、発散時間、陰干し日数等は材料、天候な
どの諸条件により適宜変更することが出来る。
このように本発明法により得た保健食品組成物の作用、
効果としては次のようなことが考えられる。
〔作用連環一例〕
脂質過酸化抑制作用(ラジカルスカベンジ作用) ↓ 活性酸素、フリーラジカル及び過酸化脂質に起因する肝
組織障害の防御乃至は改善 ↓ 肝臓機能の清浄化・活性化 ○解毒分解作用(血液の清浄化作用) ○血液循環の調節 〔膜リン脂質過酸化反応抑制能に関する試験〕 膜リン脂脂過酸化反応抑制率は後述のグラフ1のように
表れた。尚本発明保健食品組成物(TJ−108)の脂質過
酸化抑制(ラジカルスカベンジ)能は、脂質の過酸化反
応時における酸素消費を本発明組成物がどの程度抑制し
たかにより示され、50%抑制を呈示した濃度を以て評価
の基準とした。尚対照物質としてはestriolを用いた。
その結果及び考察として次のことが云える。
estriolの脂質過酸化抑制能は、上記50%抑制置でα−t
ochopherolの4〜6倍の濃度に相当し、脂肪酸の化学構
造変化を指標とした抗酸化能試験においても、過酸化反
応による多価不飽和脂肪酸の開裂を有意に抑制したこと
が報告されている(K.Sugioka,Y.Shimosegawa,M.Nakano
FEBS Lett.,vol.210,37〜,1987)。今回TJ−108試験値
について、estriol試験値と比較を行った結果、TJ−108
は抗酸化物質のみを対象とした分離精製処理を行ってい
ないにも拘らず、estriol(純品)と同等の値を示し
た。よってTJ−108の強力な脂質過酸化抑制能が証明さ
れ、使用効果を裏付ける有意義な結果が得られたものと
考えられる。又、α−tochopherol,estriolなど脂溶性
物質は、全体的に遅効性であるのに対し、TJ−108には
水・脂溶性の抗酸化物質類(ラジカルスカベンジャー)
がそれぞれ含まれており、速効性及び効果の持続性が認
められる。故に、少量で目的とする障害の改善ないしは
予防が期待できる。
〔効果〕
1,使用成績は後述の表1〜5の通りであった。
2,改善自覚症状は後述の表6の通りであった。
尚本発明方により得られたものは、所期の目的に適うほ
か予想以上に、妊婦に与えると骨盤が軟らかくなるのか
お産が軽く発育の良いアレルギー体質のない(それ以前
の兄姉がアレルギー体質)子が生まれたり、便秘が解消
し腸の働きが良くなり健康を取り戻すとともに頭痛・偏
頭痛・膝の痛み・眼の疲れ・不眠・肩凝り・生理不順・
冷え症・手足の痺れ・肝斑・目のくま・アトピー性皮膚
炎等が消退ないし解消したり・酒量が増えたとか牛乳を
飲むと下痢をする人がしなくなった・尿糖がでなくなっ
た・乾燥肌が潤ってきた・化粧乗りが良くなった・詰め
の伸びが早くなった・緊張したときでも失禁しなくなっ
た・疲れを感じなくなった等の体質や機能の多角的な改
善作用のあることが認められ、高齢化時代を迎えて体調
を整え健康を保つのに極めて有用な食品を提供すること
ができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の〜の前処理を施した材料を用意
    し、 ,水洗いしたクワ(新芽)、シャク(葉、新芽)、ク
    サギ(葉)を水切りし、破砕した粥状物に卵白を加えて
    撹拌した後乾燥した材料、 ,ヤマクワ(果実)と、モミジイチゴ(果実)を木製
    容器に蓋をして加熱して得た材料、 ,ヤマモモ(果実、種子)を乾燥して破砕した後に土
    鍋或はセラミック鍋、金属鍋等で煎った材料、 次に前記〜の材料を粉砕し、これをホウレンソウ
    (全草)を破砕した粥状物中に加えて攪拌し、水分を発
    散させ、揉解して陰乾しすることを特徴とする保健食品
    組成物の製造方法。
JP29415889A 1989-11-13 1989-11-13 保健食品組成物の製造方法 Expired - Lifetime JPH0773477B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29415889A JPH0773477B2 (ja) 1989-11-13 1989-11-13 保健食品組成物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29415889A JPH0773477B2 (ja) 1989-11-13 1989-11-13 保健食品組成物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03153629A JPH03153629A (ja) 1991-07-01
JPH0773477B2 true JPH0773477B2 (ja) 1995-08-09

Family

ID=17804064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29415889A Expired - Lifetime JPH0773477B2 (ja) 1989-11-13 1989-11-13 保健食品組成物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0773477B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3326589B2 (ja) * 1996-10-26 2002-09-24 祥之 亀山 桑葉、梅肉、梅仁、紫蘇葉等を素材とする健康食品
JP2000083619A (ja) * 1998-07-15 2000-03-28 Oju Seiyaku:Kk 健康食品とその製造方法
KR100489520B1 (ko) * 2002-05-27 2005-05-12 손의동 누리장나무 잎 추출물로부터아피게닌-7-오-베타-디-글루쿠로니드를 분리하는 방법 및이 화합물을 함유하는 위염 및 역류성 식도염 질환 예방및 치료를 위한 조성물
WO2008101404A1 (fr) * 2007-02-07 2008-08-28 Chengcan Zhou Additif alimentaire et pour le thé, ainsi qu'aliments sains obtenus à partir de myrica rubra

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03153629A (ja) 1991-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100984399B1 (ko) 돈피를 이용한 묵 및 묵 제조방법
CN106962906A (zh) 一种用于排毒养颜的组合物、含其的食疗冲料及其制备方法
CN110025013A (zh) 一种富硒营养代餐粉
KR102085436B1 (ko) 생누에를 이용한 식품원료의 가공방법
JPH0773477B2 (ja) 保健食品組成物の製造方法
KR100816079B1 (ko) 기능성 쌀의 제조방법 및 제조된 곡물
KR101029133B1 (ko) 홍삼 및 난황이 함유된 마늘환 건강보조식품의 제조방법
KR20100027537A (ko) 홍삼 및 난황이 함유된 마늘환 건강보조식품의 제조장치 및방법
KR100863407B1 (ko) 전복한방유황오리환의 제조
JP2002186457A (ja) ケール加工物を含む美容健康食品
JP2009060915A (ja) 麦若葉由来の素材を含む美容健康食品
CN106617014A (zh) 一种鳄鱼阿胶及其制备方法
KR101890496B1 (ko) 김치환 및 이의 제조방법
JP2001314170A (ja) 麦若葉由来の素材を含む抗コレステロール食品
JP2002065205A (ja) 麦若葉由来の素材を含む美容健康食品
CN106260284A (zh) 一种美容养颜红米茶的制备方法
KR100596223B1 (ko) 매실과 다시마가 첨가된 청국장환 및 그 제조방법
KR102513853B1 (ko) 사과 성분이 함유된 기능성 흑양파 농축액의 제조방법
KR101596418B1 (ko) 장어를 주원료로 한 피로회복 및 면역력 개선용 기능성식품 제조방법
KR101216629B1 (ko) 쑥 마늘의 제조방법
KR20110086218A (ko) 도토리 국수 제조 방법 및 도토리 국수
KR20060102806A (ko) 건강보조식품 환
KR20180106052A (ko) 김치의 제조방법 및 이를 이용하여 제조된 김치
KR20180021988A (ko) 홍삼 및 견운모를 함유한 기능성 소금 및 그 제조방법
KR20090117567A (ko) 위장질환 개선을 위한 건강기능식품을 제조하는 방법

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080809

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090809

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090809

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100809

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100809

Year of fee payment: 15