JPH0773006A - 画像表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、例えば電子手帳や電子ゲーム機
等、予め記憶された画像データを表示する画像表示装置
において、機械的操作を行なわず、現実的な感覚で被表
示画像データを動かしあるいは変化させて表示すること
を目的とする。 【構成】 装置本体に設けられた発光素子14ｂ及び受光
素子15ｂの前方において、ユーザの手を非接触で移動通
過させることにより、該発光素子14ｂからの赤外反射光
を受光素子15ｂに受光させ、このユーザの非接触操作に
伴なう赤外反射光の受光検出に応じてＲＯＭアドレスＭ
の値を選択的に設定することにより、内蔵ＲＯＭに予め
記憶された悄気る犬やお手する犬等のそれぞれ動きの変
化した２つ１組の犬キャラクタデータ(1)(2)及びその効
果音データを選択的にＣＰＵに読出し、現在時刻に対応
して設定される切換え時間毎に、液晶表示部18に交互に
表示させると共に、対応する効果音もスピーカから発生
させる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子式の手帳や
電子ゲーム機等の電子機器において、予め記憶された画
像データを表示する画像表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の電子機器において、例えば動物等
のキャラクタを表示する画像表示装置にあっては、その
表示するキャラクタ画像を動かしたり変化させたりする
のは、通常、キー入力部からの複数のキー入力操作に応
じて行なわれる。

【０００３】すなわち、上記キャラクタ画像として例え
ば犬を表示する場合に、上下左右を示すカーソルキーを
選択的に操作することにより、それぞれの方向に首を振
った犬の表示等が行なえる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像表示装置では、表示するキャラクタ画像を変化
させたり動かしたりするのに、キー入力操作が必要であ
るため、例えば上記犬を“お手”させたり“お座り”さ
せたりして表示するにも、キー入力という機械的操作に
より命令が成されることになる。

【０００５】したがって、被表示キャラクタ画像を、ユ
ーザによる現実的な感覚の命令により動かしたり変化さ
せたりして表示することがでず、面白みに欠ける問題が
ある。

【０００６】本発明は上記課題に鑑みなされたもので、
キー入力という機械的操作を行なうことなく、身振り手
振りで実際に動物に命令するというような現実的な感覚
で被表示画像データを動かしあるいは変化させて表示す
ることが可能になる画像表示装置を提供することを目的
とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る第１の画像表示装置は、複数種類の画像データを記憶
する画像データ記憶手段と、使用者が装置本体に接触せ
ずにスイッチングされる非接触スイッチ手段と、この非
接触スイッチ手段のスイッチ動作に応じて前記画像デー
タ記憶手段に記憶された複数種類の画像データのうち少
なくとも１つの画像データを選択する画像データ選択手
段と、この画像データ選択手段により選択された画像デ
ータを表示する表示手段と、この表示手段に表示される
画像データを前記画像データ記憶手段に記憶されている
他の画像データに切換え表示する表示切換え手段と、現
在時刻を計時する計時手段と、この計時手段により計時
されている現在時刻に応じて前記表示切換え手段におけ
る表示の切換え時間を制御する表示制御手段とを備えて
構成したものである。

【０００８】また、本発明に係わる第２の画像表示装置
は、複数種類の画像データを記憶する画像データ記憶手
段と、使用者が装置本体に接触せずにスイッチングされ
る非接触スイッチ手段と、この非接触スイッチ手段のス
イッチ動作に応じて前記画像データ記憶手段に記憶され
た複数種類の画像データのうち少なくとも１つの画像デ
ータを選択する画像データ選択手段と、現在時刻を計時
する計時手段と、前記非接触スイッチ手段のスイッチ動
作の回数を計数するスイッチ動作計数手段と、前記計時
手段により計時される現在時刻及び前記スイッチ動作計
数手段により計数される非接触スイッチ手段のスイッチ
動作の回数に基づき前記画像データ選択手段により選択
された画像データを表示する表示手段とを備えて構成し
たものである。

【０００９】

【作用】つまり、前記第１の画像表示装置では、例えば
装置本体に使用者の手をもって赤外光を反射させてスイ
ッチングさせる非接触スイッチ手段のスイッチ動作に応
じて、画像データ記憶手段に予め記憶されている複数種
類の画像データのうちの少なくとも１つの画像データが
選択され、計時手段により計時される現在時刻に応じて
異なる切換え時間をもって、前記画像データ記憶手段に
記憶されている他の画像データと交互に切換え表示され
るので、犬等のキャラクタ画像にあっては、使用者の手
によるジェスチャ的な命令に即した画像の選択表示が行
なわれ、しかも、現在時刻が例えば昼間である場合には
動きの速い切換え表示が行なわれ、また、夜である場合
には動きの遅い切換え表示が行なわれるので、時刻に応
じたキャラクタの反応状態も表現されることになる。

【００１０】また、前記第２の画像表示装置では、例え
ば装置本体に使用者の手をもって赤外光を反射させてス
イッチングさせる非接触スイッチ手段のスイッチ動作に
応じて、画像データ記憶手段に予め記憶されている複数
種類の画像データのうちの少なくとも１つの画像データ
が選択され、計時手段により計時される現在時刻とスイ
ッチ動作計数手段により計数される非接触スイッチ動作
の回数とに基づき、前記選択された画像データが表示さ
れるので、例えば現在時刻が深夜である場合には、前記
使用者の手によって行なわれる非接触操作が予め設定さ
れた複数回数分成されて初めて、前記選択画像データが
表示されることになり、犬等のキャラクタ画像にあって
は、使用者の手によるジェスチャ的な命令に即した画像
の選択が行なわれるだけでなく、現在時刻に応じたキャ
ラクタの反応に従って該キャラクタ画像が表示されるこ
とになる。

【００１１】

【実施例】以下図面により本発明の一実施例について説
明する。図１は本発明の画像表示装置を搭載した電子手
帳の電子回路の構成を示すブロック図である。

【００１２】この電子手帳は、ＣＰＵ（中央処理装置）
１１を備えている。上記ＣＰＵ１１は、キー入力部１２
からのキー操作信号に応じて起動されるＲＯＭ１３に予
め記憶されたシステムプログラムに従って回路各部の動
作制御を司るもので、このＣＰＵ１１には、キー入力部
１２，ＲＯＭ１３の他、送信部１４，受信部１５、及び
ＲＡＭ１６が接続される。

【００１３】また、上記ＣＰＵ１１には、さらに、表示
駆動回路１７を介して液晶表示部１８が接続されると共
に、増幅回路１９を介してスピーカ２０が接続される。
上記キー入力部１２には、手帳データとして登録させる
「名前」や「電話番号」を入力するための文字キー及び
テンキー１２ａが設けられると共に、手帳モードと画像
表示モードとを切換える際に操作される「モード」キー
１２ｂ、手帳モードでは他の電子機器に対する手帳デー
タの送信開始キーとして操作され、画像表示モードでは
赤外光の発光開始キーとして操作される「スタート」キ
ー１２ｃ、手帳モードでは他の電子機器から受信される
手帳データの受信終了キーとして操作され、画像表示モ
ードでは赤外光の発光停止キーとして操作される「エン
ド」キー１２ｄ、手帳モードにおいて他の電子機器から
送信された手帳データを受信する際に操作される「受
信」キー１２ｅ、上記文字キー及びテンキー１２ａの操
作に応じて入力された手帳データ、あるいは他の電子機
器から受信された手帳データをＲＡＭ１６に登録させる
際に操作される「書込み」キー１２ｆ、ＲＡＭ１６に登
録された手帳データを検索表示する際に操作される「検
索」キー１２ｇ等が設けられる。

【００１４】上記ＲＯＭ１３には、ＣＰＵ１１を制御動
作させるためのシステムプログラムの他、複数種類の被
表示画像データと共に、その被表示画像データのそれぞ
れに対応した効果音データが予め記憶される。

【００１５】図２は上記電子手帳のＲＯＭ１３に予め記
憶される被表示画像データ及びその効果音データを示す
図である。すなわち、上記ＲＯＭ１３には、「Ｍ＝０〜
３」でアドレスされる４種類（組）の犬のキャラクタデ
ータがビットマップデータとしてそれぞれ２つ(1)(2)１
組で記憶されると共に、該４種類のキャラクタデータに
対応させた効果音データがＰＣＭデータとして記憶され
る。

【００１６】上記送信部１４には、送信回路１４ａ及び
発光素子１４ｂが備えられ、ＣＰＵ１１から与えられる
送信データに応じて赤外光を発光するもので、上記手帳
モードでは、文字キー及びテンキー１２ａの操作に応じ
て入力表示された手帳データ、あるいは「検索」キー１
２ｇの操作に応じて検索表示された手帳データが、「ス
タート」キー１２ｃの操作に応じて送信回路１４ａにて
変調され発光素子１４ｂを介し赤外発光データとして送
信出力される。

【００１７】また、画像表示モードでは、ＣＰＵ１１か
らの指令により所定周波数の赤外光が送信回路１４ａ及
び発光素子１４ｂを介して発光出力される。上記受信部
１５には、受信回路１５ａ及び受光素子１５ｂが備えら
れ、外部からの赤外発光信号を受光，受信するもので、
上記手帳モードでは、他の電子機器から赤外発光データ
として送信された手帳データが、「受信」キー１２ｅの
操作に応じて受光素子１５ｂを介し受信回路１５ａにて
受信復調され、液晶表示部１８に表示される。

【００１８】また、画像表示モードでは、外部からの赤
外光が受光素子１５ｂに受光され、その受光状態が受信
回路１５ａを介しＣＰＵ１１に通知される。図３は上記
電子手帳のＲＡＭ１６に備えられるレジスタの構成を示
す図である。

【００１９】すなわち、上記ＲＡＭ１６には、「名前」
及び「電話番号」からなる所定人数分の手帳データが手
帳データポインタＰで示されるアドレスに登録される手
帳データレジスタ１６ａ、液晶表示部１８に表示させる
べき被表示データがイメージデータとして書込まれる表
示レジスタ１６ｂ、ＣＰＵ１１に内蔵されるタイマ１１
ａからの計時データが順次更新セットされるタイムレジ
スタ１６ｃ、現在時刻が順次更新セットされる計時レジ
スタ１６ｄの他、手帳モードで“０”，画像表示モード
で“１”にセットされるモードフラグレジスタＮ、前記
ＲＯＭ１３に記憶されるキャラクタデータ及び効果音デ
ータのアドレスを示すＲＯＭアドレスレジスタＭ、前記
手帳モードにおける手帳データの受信状態にて“１”に
セットされる受信フラグレジスタＦ0 、前記画像表示モ
ードにおける赤外光の発光状態にて“１”にセットされ
る発光フラグレジスタＦ1 、前記画像表示モードにおい
て計時レジスタ１６ｄにセットされる現在時刻が「０：
０１」〜「４：５９」である場合での前記受信部１５に
おける赤外光の受光検出回数がセットされる受光計数レ
ジスタＨ、及びタイマ１１ａの計時動作中は“１”計時
停止中は“０”にセットされるタイマフラグレジスタＴ
が備えられる。

【００２０】上記液晶表示部１８には、手帳モードで
は、文字キー及びテンキー１２ａの操作に応じて入力さ
れた手帳データか、「検索」キー１２ｇの操作に応じて
ＲＡＭ１６の手帳データレジスタ１６ａから検索された
手帳データか、あるいは「受信」キー１２ｅの操作に応
じて受信部１５を介し受信された手帳データの何れかが
表示される。

【００２１】また、画像表示モードでは、ＲＡＭ１６の
ＲＯＭアドレスレジスタＭにて示されるＲＯＭアドレス
に応じてＲＯＭ１３から読出された少なくとも１組(1)
(2)のキャラクタデータが、計時レジスタ１６ｄにより
得られる現在時刻や受光計数レジスタＨにより得られる
赤外光の受光回数に基づいて１秒毎あるいは２秒毎に交
互に表示される。

【００２２】上記スピーカ２０からは、画像表示モード
において、前記液晶表示部１８におけるキャラクタデー
タの表示と共に、上記ＲＡＭ１６のＲＯＭアドレスレジ
スタＭにて示されるＲＯＭアドレスに応じてＲＯＭ１３
から読出された効果音データに基づく効果音が発生され
る。

【００２３】一方、上記ＣＰＵ１１に内蔵されるタイマ
１１ａは、画像表示モードにおける「スタート」キー１
２ｃの操作により送信部１４から赤外光が発光出力され
る状態で、受信部１５にてその反射赤外光が受光された
際にスタートされ１秒経過後にクリアされるもので、こ
のタイマ１１ａによる計時データは、前記ＲＡＭ１６内
のタイムレジスタ１６ｃに書込まれて監視される。

【００２４】この場合、タイマ１１ａの計時動作中は、
前記受信部１５にて反射赤外光が再受光されても、その
まま計時動作が継続される。ここで、前記画像表示モー
ドにおける「スタート」キー１２ｃの操作により送信部
１４から赤外光が発光出力される状態では、前記タイマ
１１ａが計時動作する１秒間に受信部１５にてその反射
赤外光が受光される毎に、前記ＲＯＭアドレスレジスタ
Ｍの値が（＋１）されて更新される。

【００２５】つまり、画像表示モードにおいて、受信部
１５における反射赤外光の最初の受光を含み１秒経過す
るまでの間に、例えば合計２回の受光があった場合に
は、ＲＯＭアドレスレジスタＭの値は“２”にセットさ
れる。

【００２６】次に、上記構成による電子手帳の動作につ
いて説明する。図４は上記電子手帳の全体処理を示すフ
ローチャートである。すなわち、キー入力部１２におけ
る「モード」キー１２ｂを操作した際に、ＲＡＭ１６の
モードフラグレジスタＮに“０”がセットされている場
合、つまり、現在、ＣＰＵ１１が手帳モードに設定され
ている場合には、該モードフラグレジスタＮに“１”が
セットされ、ＣＰＵ１１は画像表示モードに切換え設定
される（ステップＳ１→Ｓ２→Ｓ３）。

【００２７】上記ＣＰＵ１１が画像表示モードに設定さ
れると、ＲＯＭアドレスレジスタＭに“０”がセットさ
れる（ステップＳ４）。また、上記「モード」キー１２
ｂを操作した際に、ＲＡＭ１６のモードフラグレジスタ
Ｎに“１”がセットされている場合、つまり、現在、Ｃ
ＰＵ１１が画像表示モードに設定されている場合には、
該モードフラグレジスタＮに“０”がセットされ、ＣＰ
Ｕ１１は手帳モードに切換え設定される（ステップＳ１
→Ｓ２→Ｓ５）。

【００２８】そして、上記ＲＡＭ１６のモードフラグレ
ジスタＮに“０”がセットされている手帳モードにあっ
ては、ＣＰＵ１１により手帳モード処理（図５参照）が
実行される（ステップＳ６→ＳＡ）。

【００２９】また、モードフラグレジスタＮに“１”が
セットされている画像表示モードにあっては、ＣＰＵ１
１により画像表示モード処理（図６〜図１３参照）が実
行される（ステップＳ６→ＳＢ）。

【００３０】図５は上記電子手帳における手帳モード処
理を示すフローチャートである。すなわち、ＲＡＭ１６
のモードフラグレジスタＮに“０”がセットされている
手帳モードにあって、キー入力部１２の文字キー及びテ
ンキー１２ａを操作して「名前」「電話番号」等の手帳
データを入力すると、そのキー入力手帳データは、ＣＰ
Ｕ１１から表示駆動回路１７を介して液晶表示部１８に
順次表示される（ステップＡ１→Ａ２，Ａ３）。

【００３１】また、キー入力部１２の「書込み」キー１
２ｆを操作すると、現在、液晶表示部１８に表示されて
いる手帳データがＲＡＭ１６の手帳データレジスタ１６
ａに登録される（ステップＡ４→Ａ５）。

【００３２】また、キー入力部１２の「検索」キー１２
ｇを操作すると、そのキー操作毎にＲＡＭ１６の手帳デ
ータポインタＰが（＋１）されて更新され、手帳データ
レジスタ１６ａに登録されている所定人数の手帳データ
が順次検索されると共に、該検索された手帳データはＣ
ＰＵ１１に読出され、表示駆動回路１７を介して液晶表
示部１８に表示される（ステップＡ６→Ａ７，Ａ３）。

【００３３】また、キー入力部１２の「スタート」キー
１２ｃを操作すると、現在、液晶表示部１８に表示され
ている手帳データが送信部１４の送信回路１４ａにて赤
外波長に変調され、発光素子１４ｂから他の電子機器に
対し、赤外発光データとして送信される（ステップＡ８
→Ａ９）。

【００３４】また、キー入力部１２の「受信」キー１２
ｅを操作すると、ＲＡＭ１６の受信フラグレジスタＦ0
に“１”がセットされ、他の電子機器から赤外発光デー
タとして送信された手帳データが受信部１５によって受
信され、ＣＰＵ１１から表示駆動回路１７を介し液晶表
示部１８に表示される（ステップＡ１０→Ａ１１，Ａ１
２，Ａ３）。

【００３５】そして、キー入力部１２の「エンド」キー
１２ｄを操作すると、ＲＡＭ１６の受信フラグレジスタ
Ｆ0 に“０”がセットされ、上記他の電子機器から赤外
発光データとして送信された手帳データの受信処理が停
止される（ステップＡ１３→Ａ１４，Ａ１５）。

【００３６】図６は上記電子手帳における画像表示モー
ド処理を示すフローチャートである。図７は上記電子手
帳における画像表示モード処理に伴なう受光検出処理を
示すフローチャートである。

【００３７】図８は上記電子手帳における画像表示モー
ド処理に伴なう画像表示処理を示す前半フローチャート
である。図９は上記電子手帳における画像表示モード処
理に伴なう画像表示処理を示す後半フローチャートであ
る。

【００３８】図１０は上記電子手帳における画像表示モ
ード処理に伴なう「スタート」キー１２ｃ操作の際のキ
ャラクタ表示状態を示す図である。図１１は上記電子手
帳における画像表示モード処理に伴なうユーザによる非
接触操作が１回で現在時刻が「５：００」〜「１９：０
０」である場合のキャラクタ表示状態を示す図である。

【００３９】図１２は上記電子手帳における画像表示モ
ード処理に伴なうユーザによる非接触操作が１回で現在
時刻が「１９：０１」〜「０：００」である場合のキャ
ラクタ表示状態を示す図である。

【００４０】図１３は上記電子手帳における画像表示モ
ード処理に伴なう現在時刻が「０：０１」〜「４：５
９」である場合のユーザによる非接触操作とそのキャラ
クタ表示状態を示す図である。

【００４１】すなわち、図６における画像表示モード処
理おいて、キー入力部１２の「スタート」キー１２ｃを
操作すると、発光フラグレジスタＦ1 に“１”がセット
され、送信部１４の発光素子１４ｂによる赤外光の発光
出力が開始される（ステップＢ１→Ｂ２）。

【００４２】そして、ＲＡＭ１６のＲＯＭアドレスレジ
スタＭに“０”がセットされ、図８における画像表示処
理が実行される（ステップＢ３，ＢＣ）。すなわち、前
記ステップＢ３において、ＲＡＭ１６のＲＯＭアドレス
レジスタＭに“０”がセットされると、そのＲＯＭアド
レス「Ｍ＝０」に対応した１組のキャラクタデータ(1)
(2)（図２参照）がＲＯＭ１３からＣＰＵ１１に読出さ
れ、そのキャラクタデータ(1)(2)、つまり、犬小屋(1)
と該犬小屋から顔を出した犬(2) との組合せからなる犬
小屋から出入りする犬キャラクタデータが、図１０で示
すように、液晶表示部１８に対し１秒毎に交互に表示さ
れる（ステップＣ１→Ｃ２）。

【００４３】ここで、図１１で示すように、ユーザの手
を、発光素子１４ｂ及び受光素子１５ｂの前方で非接触
で移動通過させると、発光素子１４ｂから発光出力され
ている赤外光は、ユーザの手に反射されて受光素子１５
ｂに受光され、図７における受光検出処理が実行される
（ステップＢ４→ＢＤ）。

【００４４】すなわち、上記ユーザの手による赤外反射
光が、上記ステップＢ４において、受信部１５の受光素
子１５ｂを介し受光検出された際に、タイマフラグレジ
スタＴが“０”、つまり、タイマ停止状態では、該タイ
マフラグレジスタＴは“１”にセットされタイマ１１ａ
による計時動作が開始され、そのタイマ計時時間がタイ
ムレジスタ１６ｃに順次更新されて書込まれる（ステッ
プＤ１→Ｄ２）。

【００４５】前記タイマ１１ａのスタートの際には、Ｒ
ＯＭアドレスレジスタＭの値が“０”に初期セットされ
る（ステップＤ３）。そして、ＲＯＭアドレスレジスタ
Ｍの値が（＋１）加算されて“１”にセットされる（ス
テップＤ４）。

【００４６】ユーザの手が上記発光素子１４ｂ及び受光
素子１５ｂの前方から離れて、その反射赤外光の受光検
出が無くなると、タイムレジスタ１６ｃから読出される
タイマ１１ａの計時時間が１秒経過したか否か判断され
る（ステップＤ５→Ｄ６）。

【００４７】ここで、前記タイマ１１ａによる計時時間
が１秒経過する以前に、前記ユーザの手による非接触操
作が繰返し行なわれた場合には、その都度、ＲＯＭアド
レスレジスタＭの値は（＋１）加算され、「Ｍ＝２」→
「Ｍ＝３」→…と更新される（ステップＤ１→Ｄ４，Ｄ
５）。

【００４８】そして、前記タイムレジスタ１６ｃから読
出されるタイマ１１ａの計時時間が１秒経過すると、タ
イマフラグレジスタＴは“０”にセットされタイマ１１
ａはクリアされる（ステップＤ６→Ｄ７）。

【００４９】すなわち、前記図７における受光検出処理
では、発光素子１４ｂ及び受光素子１５ｂに対するユー
ザの非接触操作により最初の反射赤外光が受光されタイ
マ１１ａによる計時時間が１秒経過するまでに、該最初
の受光検出を含み何度受光検出されたか、つまり、発光
素子１４ｂ及び受光素子１５ｂに対し何度非接触操作さ
れたかに応じてＲＯＭアドレスレジスタＭの値がセット
される。

【００５０】一方、前記受光検出処理のステップＤ５に
おいて、ユーザの手が発光素子１４ｂ及び受光素子１５
ｂの前方から離れることで、その反射赤外光の受光検出
が無くなったと判断された際には、図６における画像表
示モード処理の主要ルーチンにおいても、発光フラグレ
ジスタＦ1 が“１”であるか、つまり、送信部１４にお
いて赤外発光中であることが確認された後、タイムレジ
スタ１６ｃから読出されるタイマ１１ａの計時時間が１
秒経過したか判断され、タイマフラグレジスタＴが
“０”にセットされてタイマ１１ａはクリアされる（ス
テップＢ４→Ｂ５→Ｂ６→Ｂ７）。

【００５１】ここで、ユーザによる発光素子１４ｂ及び
受光素子１５ｂに対する非接触操作が、図１１で示した
ように、「５：００」〜「１９：００」の間に一度だけ
行なわれた場合には、ＲＯＭアドレスレジスタＭの値は
前記受光検出処理に従って“１”にセットされ、また、
現在時刻は計時レジスタ１６ｄに基づき確認される。

【００５２】すなわち、前記ステップＢ７あるいはＤ７
において、タイマフラグレジスタＴに“０”がセットさ
れタイマ１１ａがクリアされると、図８における画像表
示処理において、該タイマフラグレジスタＴに“０”が
セットされたことが確認されると共に、前記計時レジス
タ１６ｄから読出される現在時刻が「５：００」〜「１
９：００」であると判断される（ステップＣ３→Ｃ
４）。

【００５３】すると、前記ユーザの非接触操作により更
新されたＲＯＭアドレス「Ｍ＝１」に対応した１組のキ
ャラクタデータ(1)(2)（図２参照）がＲＯＭ１３からＣ
ＰＵ１１に読出され、そのキャラクタデータ(1)(2)、つ
まり、犬小屋の前で悄気ている犬のキャラクタデータ
が、前記図１０で示したＲＯＭアドレス「Ｍ＝０」に対
応する犬小屋から出入りする犬のキャラクタデータに換
って、図１１で示すように、液晶表示部１８に対し１秒
毎に交互に表示される（ステップＣ５→Ｃ６）。

【００５４】また、これと共に、ＲＯＭアドレス「Ｍ＝
１」に対応するＲＯＭ１３内の効果音データ「ウー」が
ＣＰＵ１１に読出され、前記ＲＯＭアドレス「Ｍ＝１」
に対応する悄気る犬のキャラクタデータの表示と共に、
増幅回路１９を介しスピーカ２０から１秒間隔で発生出
力されるようになる（ステップＣ７）。

【００５５】すなわち、現在時刻が「５：００」〜「１
９：００」である早朝から夕方に掛けて、つまり、犬が
活動的な時間帯において、ユーザの手で発光素子１４ｂ
及び受光素子１５ｂに対し一度の非接触操作を行なう
と、上記液晶表示部１８には悄気る動作の犬キャラクタ
(1)(2)が１秒毎に交互に表示されると共に、その効果音
「ウー」も１秒毎にスピーカ２０から発生されるように
なる。

【００５６】一方、同時刻「５：００」〜「１９：０
０」において、ユーザによる非接触操作が１秒間に２度
行なわれたことで、ＲＯＭアドレスレジスタＭが“２”
にセットされていた場合には、そのＲＯＭアドレス「Ｍ
＝２」に対応するお手をする犬キャラクタデータ(1)(2)
及び効果音データ「ワンワン」（図２参照）がそれぞれ
ＲＯＭ１３からＣＰＵ１１に読出され、上記同様、液晶
表示部１８に１秒毎に交互に表示されると共に、スピー
カ２０から１秒毎に効果音「ワンワン」が発生される
（Ｃ８→Ｃ９，Ｃ７）。

【００５７】さらに、同時刻「５：００」〜「１９：０
０」において、ユーザによる非接触操作が１秒間に３度
行なわれたことで、ＲＯＭアドレスレジスタＭが“３”
にセットされていた場合には、そのＲＯＭアドレス「Ｍ
＝３」に対応する伏せをする犬キャラクタデータ(1)(2)
及び効果音データ「クー」（図２参照）がそれぞれＲＯ
Ｍ１３からＣＰＵ１１に読出され、上記同様、液晶表示
部１８に１秒毎に交互に表示されると共に、スピーカ２
０から１秒毎に効果音「クー」が発生される（Ｃ８→Ｃ
１０，Ｃ７）。

【００５８】一方、前記「スタート」キー１２ｃの操作
により、送信部１４から赤外光が発光されると共に、図
１０で示したように、ＲＯＭアドレス「Ｍ＝０」に対応
する犬キャラクタデータが液晶表示部１８に表示された
状態（ステップＢ１→Ｂ２，Ｂ３，ＢＣ（Ｃ１，Ｃ
２））で、ユーザによる発光素子１４ｂ及び受光素子１
５ｂに対する非接触操作が、図１２で示すように、「１
９：０１」〜「０：００」の間に一度だけ行なわれた場
合には、ＲＯＭアドレスレジスタＭの値は前記受光検出
処理（ステップＢ４→ＢＤ（図７））に従って“１”に
セットされ、また、現在時刻は計時レジスタ１６ｄに基
づき確認される。

【００５９】すなわち、前記ステップＢ７あるいはＤ７
において、タイマフラグレジスタＴに“０”がセットさ
れタイマ１１ａがクリアされると、図８，図９における
画像表示処理において、該タイマフラグレジスタＴに
“０”がセットされたことが確認されると共に、前記計
時レジスタ１６ｄから読出される現在時刻が「１９：０
１」〜「０：００」であると判断される（ステップＣ３
→Ｃ４→Ｃ１１）。

【００６０】すると、前記ユーザの非接触操作により更
新されたＲＯＭアドレス「Ｍ＝１」に対応した１組のキ
ャラクタデータ(1)(2)（図２参照）がＲＯＭ１３からＣ
ＰＵ１１に読出され、そのキャラクタデータ(1)(2)、つ
まり、犬小屋の前で悄気ている犬のキャラクタデータ
が、前記図１０で示したＲＯＭアドレス「Ｍ＝０」に対
応する犬小屋から出入りする犬のキャラクタデータに換
って、図１２で示すように、液晶表示部１８に対し２秒
毎に交互に表示される（ステップＣ１２→Ｃ１３）。

【００６１】また、これと共に、ＲＯＭアドレス「Ｍ＝
１」に対応するＲＯＭ１３内の効果音データ「ウー」が
ＣＰＵ１１に読出され、前記ＲＯＭアドレス「Ｍ＝１」
に対応する悄気る犬のキャラクタデータの表示と共に、
増幅回路１９を介しスピーカ２０から２秒間隔で発生出
力されるようになる（ステップＣ１４）。

【００６２】すなわち、現在時刻が「１９：０１」〜
「０：００」である夕方から夜半に掛けて、つまり、犬
の活動がやや鈍い時間帯において、ユーザの手で発光素
子１４ｂ及び受光素子１５ｂに対し一度の非接触操作を
行なうと、上記液晶表示部１８には悄気る動作の犬キャ
ラクタ(1)(2)が２秒毎に交互に表示されると共に、その
効果音「ウー」も２秒毎にスピーカ２０から発生される
ようになる。

【００６３】一方、同時刻「１９：０１」〜「０：０
０」において、ユーザによる非接触操作が１秒間に２度
行なわれたことで、ＲＯＭアドレスレジスタＭが“２”
にセットされていた場合には、そのＲＯＭアドレス「Ｍ
＝２」に対応するお手をする犬キャラクタデータ(1)(2)
及び効果音データ「ワンワン」（図２参照）がそれぞれ
ＲＯＭ１３からＣＰＵ１１に読出され、上記同様、液晶
表示部１８に２秒毎に交互に表示されると共に、スピー
カ２０から２秒毎に効果音「ワンワン」が発生される
（Ｃ１５→Ｃ１６，Ｃ１４）。

【００６４】さらに、同時刻「１９：０１」〜「０：０
０」において、ユーザによる非接触操作が１秒間に３度
行なわれたことで、ＲＯＭアドレスレジスタＭが“３”
にセットされていた場合には、そのＲＯＭアドレス「Ｍ
＝３」に対応する伏せをする犬キャラクタデータ(1)(2)
及び効果音データ「クー」（図２参照）がそれぞれＲＯ
Ｍ１３からＣＰＵ１１に読出され、上記同様、液晶表示
部１８に２秒毎に交互に表示されると共に、スピーカ２
０から２秒毎に効果音「クー」が発生される（Ｃ１５→
Ｃ１７，Ｃ１４）。

【００６５】一方、図１３（Ａ）に示すように、現在時
刻が「０：０１」〜「４：５９」である夜半から早朝に
掛けて、「スタート」キー１２ｃの操作により、送信部
１４から赤外光が発光されると共に、ＲＯＭアドレス
「Ｍ＝０」に対応する犬キャラクタデータが液晶表示部
１８に表示された状態（ステップＢ１→Ｂ２，Ｂ３，Ｂ
Ｃ（Ｃ１，Ｃ２））で、ユーザによる発光素子１４ｂ及
び受光素子１５ｂに対する１回目の非接触操作が一度だ
け行なわれると、ＲＯＭアドレスレジスタＭの値は前記
受光検出処理（ステップＢ４→ＢＤ（図７））に従って
“１”にセットされ、また、現在時刻は計時レジスタ１
６ｄに基づき確認される。

【００６６】すなわち、前記ステップＢ７あるいはＤ７
において、タイマフラグレジスタＴに“０”がセットさ
れタイマ１１ａがクリアされると、図８，図９における
画像表示処理において、該タイマフラグレジスタＴに
“０”がセットされたことが確認されると共に、前記計
時レジスタ１６ｄから読出される現在時刻が「０：０
１」〜「４：５９」であると判断される（ステップＣ３
→Ｃ４→Ｃ１１）。

【００６７】すると、前記現在時刻が「０：０１」〜
「４：５９」である犬の活動が非常に鈍い夜半から早朝
に掛けての時間帯では、前記１回目の非接触操作に対応
してＲＡＭ１６の受光計数レジスタＨが（＋１）されて
“１”にセットされ、該レジスタＨの値が“３”になっ
たか否か、つまり、計時レジスタ１６ｄにて得られる現
在時刻が「０：０１」〜「４：５９」においてユーザに
より３回の非接触操作が成されたか否か判断される（ス
テップＣ１１→Ｃ１８，Ｃ１９）。

【００６８】このステップＣ１９において「ＮＯ」、つ
まり、受光計数レジスタＨの値は現段階で“１”であ
り、現在時刻「０：０１」〜「４：５９」における非接
触操作が３回目には達してないと判断されると、液晶表
示部１８には、図１３（Ａ）で示すように、ＲＯＭアド
レス「Ｍ＝０」に対応する犬キャラクタデータが表示さ
れたままの状態となる。

【００６９】こうして、現在時刻「０：０１」〜「４：
５９」における１回目の非接触操作により、ＲＯＭアド
レス「Ｍ＝０」に対応する犬キャラクタデータが液晶表
示部１８に表示されたままの状態で、図１３（Ｂ）で示
すように、ユーザによる発光素子１４ｂ及び受光素子１
５ｂに対する２回目の非接触操作が一度だけ行なわれる
と、ＲＯＭアドレスレジスタＭの値は前記受光検出処理
（ステップＢ４→ＢＤ（図７））に従って“１”にセッ
トされ、タイマフラグレジスタＴに“０”がセットされ
タイマ１１ａがクリアされる。

【００７０】すると、図８，図９における画像表示処理
において、該タイマフラグレジスタＴに“０”がセット
されたことが確認されると共に、前記計時レジスタ１６
ｄから読出される現在時刻が「０：０１」〜「４：５
９」であると判断される（ステップＣ３→Ｃ４→Ｃ１
１）。

【００７１】そして、現在時刻が「０：０１」〜「４：
５９」である犬の活動が非常に鈍い夜半から早朝に掛け
ての時間帯では、前記２回目の非接触操作に対応してＲ
ＡＭ１６の受光計数レジスタＨが（＋１）されて“２”
にセットされ、該レジスタＨの値が“３”になったか否
か、つまり、計時レジスタ１６ｄにて得られる現在時刻
が「０：０１」〜「４：５９」においてユーザにより３
回の非接触操作が成されたか否か判断される（ステップ
Ｃ１１→Ｃ１８，Ｃ１９）。

【００７２】この場合、ステップＣ１９において「Ｎ
Ｏ」、つまり、受光計数レジスタＨの値は現段階で
“２”であり、現在時刻「０：０１」〜「４：５９」に
おける非接触操作が３回目には達してないと判断される
ので、液晶表示部１８には、図１３（Ｂ）で示すよう
に、引続きＲＯＭアドレス「Ｍ＝０」に対応する犬キャ
ラクタデータが表示されたままの状態となる。

【００７３】こうして、現在時刻「０：０１」〜「４：
５９」における２回目の非接触操作により、ＲＯＭアド
レス「Ｍ＝０」に対応する犬キャラクタデータが液晶表
示部１８に表示されたままの状態で、さらに、図１３
（Ｃ）で示すように、ユーザによる発光素子１４ｂ及び
受光素子１５ｂに対する３回目の非接触操作が一度だけ
行なわれると、ＲＯＭアドレスレジスタＭの値は前記受
光検出処理（ステップＢ４→ＢＤ（図７））に従って
“１”にセットされ、タイマフラグレジスタＴに“０”
がセットされタイマ１１ａがクリアされる。

【００７４】すると、図８，図９における画像表示処理
において、該タイマフラグレジスタＴに“０”がセット
されたことが確認されると共に、前記計時レジスタ１６
ｄから読出される現在時刻が「０：０１」〜「４：５
９」であると判断される（ステップＣ３→Ｃ４→Ｃ１
１）。

【００７５】そして、現在時刻が「０：０１」〜「４：
５９」である犬の活動が非常に鈍い夜半から早朝に掛け
ての時間帯では、前記３回目の非接触操作に対応してＲ
ＡＭ１６の受光計数レジスタＨが（＋１）されて“３”
にセットされ、計時レジスタ１６ｄにて得られる現在時
刻が「０：０１」〜「４：５９」においてユーザにより
３回の非接触操作が成されたと判断される（ステップＣ
１１→Ｃ１８，Ｃ１９）。

【００７６】すると、前記受光計数レジスタＨには
“０”がセットされてリセットされた後、前記３回目の
ユーザの非接触操作により更新されたＲＯＭアドレス
「Ｍ＝１」に対応した１組のキャラクタデータ(1)(2)
（図２参照）がＲＯＭ１３からＣＰＵ１１に読出され、
そのキャラクタデータ(1)(2)、つまり、犬小屋の前で悄
気ている犬のキャラクタデータが、前記図１３（Ａ）及
び図１３（Ｂ）で示したＲＯＭアドレス「Ｍ＝０」に対
応する犬小屋から出入りする犬のキャラクタデータに換
って、図１３（Ｃ）で示すように、液晶表示部１８に対
し２秒毎に交互に表示される（ステップＣ１９→Ｃ２
０，Ｃ１２→Ｃ１３）。

【００７７】また、これと共に、ＲＯＭアドレス「Ｍ＝
１」に対応するＲＯＭ１３内の効果音データ「ウー」が
ＣＰＵ１１に読出され、前記ＲＯＭアドレス「Ｍ＝１」
に対応する悄気る犬のキャラクタデータの表示と共に、
増幅回路１９を介しスピーカ２０から２秒間隔で発生出
力されるようになる（ステップＣ１４）。

【００７８】すなわち、現在時刻が「０：０１」〜
「４：５９」である夜半から早朝に掛けて、つまり、犬
の活動が非常に鈍い時間帯では、ユーザの手で発光素子
１４ｂ及び受光素子１５ｂに対する一度の非接触操作を
３回行なうことで、初めて上記液晶表示部１８に悄気る
動作の犬キャラクタ(1)(2)が２秒毎に交互に表示される
と共に、その効果音「ウー」も２秒毎にスピーカ２０か
ら発生されるようになる。

【００７９】一方、同時刻「０：０１」〜「４：５９」
において、ユーザによる３回の非接触操作が行なわれた
ことで、その３回目の非接触操作にて、ユーザの手が発
光素子１４ｂ及び受光素子１５ｂの前方を２度通過し、
ＲＯＭアドレスレジスタＭが“２”にセットされていた
場合には、受光計数レジスタＨに“０”がセットされた
後、ＲＯＭアドレス「Ｍ＝２」に対応するお手をする犬
キャラクタデータ(1)(2)及び効果音データ「ワンワン」
（図２参照）がそれぞれＲＯＭ１３からＣＰＵ１１に読
出され、上記同様、液晶表示部１８に２秒毎に交互に表
示されると共に、スピーカ２０から２秒毎に効果音「ワ
ンワン」が発生される（Ｃ１９→Ｃ２０，Ｃ１２→Ｃ１
５，Ｃ１６，Ｃ１４）。

【００８０】さらに、同時刻「０：０１」〜「４：５
９」において、ユーザによる３回の非接触操作が行なわ
れたことで、その３回目の非接触操作にて、ユーザの手
が発光素子１４ｂ及び受光素子１５ｂの前方を３度通過
し、ＲＯＭアドレスレジスタＭが“３”にセットされて
いた場合には、受光計数レジスタＨに“０”がセットさ
れた後、ＲＯＭアドレス「Ｍ＝３」に対応する伏せをす
る犬キャラクタデータ(1)(2)及び効果音データ「クー」
（図２参照）がそれぞれＲＯＭ１３からＣＰＵ１１に読
出され、上記同様、液晶表示部１８に２秒毎に交互に表
示されると共に、スピーカ２０から２秒毎に効果音「ク
ー」が発生される（Ｃ１９→Ｃ２０，Ｃ１２→Ｃ１５，
Ｃ１７，Ｃ１４）。

【００８１】したがって、上記構成の電子手帳によれ
ば、装置本体に設けられた発光素子１４ｂ及び受光素子
１５ｂの前方において、ユーザの手を非接触で移動通過
させることにより、該発光素子１４ｂからの赤外反射光
を受光素子１５ｂに受光させ、このユーザの非接触操作
に伴なう赤外反射光の受光検出に応じて、ＲＯＭアドレ
スレジスタＭの値を選択的に設定することにより、ＲＯ
Ｍ１３に予め記憶された悄気る犬やお手する犬等のそれ
ぞれ動きの変化した２つ１組の犬キャラクタデータ(1)
(2)及びその効果音データを選択的にＣＰＵ１１に読出
し、現在時刻に対応して設定される切換え時間毎に、液
晶表示部１８に交互に表示させると共に、対応する効果
音もスピーカ２０から発生させるので、従来の画像表示
装置のように、キー入力という機械的操作により命令を
行なう必要はなく、使用者の手の動きによる実際に即し
た命令により、例えば上記悄気る犬のキャラクタデータ
やお手する犬のキャラクタデータ等を選択的に表示させ
ることができ、しかも、現在時刻が例えば昼間である場
合には動きの速い切換え表示を行ない、また、夜である
場合には動きの遅い切換え表示を行なうことで、時刻に
応じたキャラクタの反応状態も表現でき、キャラクタ表
示の面白みを大幅に向上させることができる。

【００８２】また、現在時刻が例えば夜中である場合に
は、前記発光素子１４ｂ及び受光素子１５ｂに対する非
接触操作を３回繰返し行なうことで、初めて、犬キャラ
クタデータが選択され、しかも、動きの遅い切換え表示
が成されるので、より現実的な犬の活動状況に対応させ
たキャラクタ表示を行なうことができる。

【００８３】なお、上記実施例では、赤外反射光の受光
回数に応じて複数種類の犬キャラクタデータが選択され
る構成としたが、該赤外反射光の反射受光波形に応じて
データ選択される構成としてもよい。

【００８４】また、上記実施例では、赤外光の反射を利
用してユーザの手による非接触操作を検出しているが、
例えば光の遮断や音波の反射、あるいは磁気の変化等、
要するに、ユーザが装置本体に接触せずにジェスチャー
等で行なった命令が、本体側にて検出される構成とすれ
ばよい。

【００８５】

【発明の効果】以上のように、本発明の第１の画像表示
装置によれば、例えば装置本体に使用者の手をもって赤
外光を反射させてスイッチングさせる非接触スイッチ手
段のスイッチ動作に応じて、画像データ記憶手段に予め
記憶されている複数種類の画像データのうちの少なくと
も１つの画像データが選択され、計時手段により計時さ
れる現在時刻に応じて異なる切換え時間をもって、前記
画像データ記憶手段に記憶されている他の画像データと
交互に切換え表示される構成とし、また、本発明の第２
の画像表示装置によれば、例えば装置本体に使用者の手
をもって赤外光を反射させてスイッチングさせる非接触
スイッチ手段のスイッチ動作に応じて、画像データ記憶
手段に予め記憶されている複数種類の画像データのうち
の少なくとも１つの画像データが選択され、計時手段に
より計時される現在時刻とスイッチ動作計数手段により
計数される非接触スイッチ動作の回数とに基づき、前記
選択された画像データが表示される構成としたので、何
れの場合にも、機械的操作を行なうことなく、現実的な
感覚で被表示画像データを動かしあるいは変化させて表
示することができ、しかも、時刻に応じた画像データの
反応状態も表現することが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の画像表示装置の一実施例に係わる電子
手帳の電子回路の構成を示すブロック図。

【図２】上記電子手帳のＲＯＭに予め記憶される被表示
画像データ及びその効果音データを示す図。

【図３】上記電子手帳のＲＡＭに備えられるレジスタの
構成を示す図。

【図４】上記電子手帳の全体処理を示すフローチャー
ト。

【図５】上記電子手帳における手帳モード処理を示すフ
ローチャート。

【図６】上記電子手帳における画像表示モード処理を示
すフローチャート。

【図７】上記電子手帳における画像表示モード処理に伴
なう受光検出処理を示すフローチャート。

【図８】上記電子手帳における画像表示モード処理に伴
なう画像表示処理を示す前半フローチャート。

【図９】上記電子手帳における画像表示モード処理に伴
なう画像表示処理を示す後半フローチャート。

【図１０】上記電子手帳における画像表示モード処理に
伴なう「スタート」キー操作の際のキャラクタ表示状態
を示す図。

【図１１】上記電子手帳における画像表示モード処理に
伴なうユーザによる非接触操作が１回で現在時刻が
「５：００」〜「１９：００」である場合のキャラクタ
表示状態を示す図。

【図１２】上記電子手帳における画像表示モード処理に
伴なうユーザによる非接触操作が１回で現在時刻が「１
９：０１」〜「０：００」である場合のキャラクタ表示
状態を示す図。

【図１３】上記電子手帳における画像表示モード処理に
伴なう現在時刻が「０：０１」〜「４：５９」である場
合のユーザによる非接触操作とそのキャラクタ表示状態
を示す図。

【符号の説明】

１１…ＣＰＵ（中央処理装置）、１１ａ…タイマ、１２
…キー入力部、１２ａ…文字キー及びテンキー、１２ｂ
…「モード」キー、１２ｃ…「スタート」キー、１２ｄ
…「エンド」キー、１２ｅ…「受信」キー、１２ｆ…
「書込み」キー、１２ｇ…「検索」キー、１３…ＲＯ
Ｍ、１４…送信部、１４ａ…送信回路、１４ｂ…発光素
子、１５…受信部、１５ａ…受信回路、１５ｂ…受光素
子、１６…ＲＡＭ、１６ａ…手帳データレジスタ、１６
ｂ…表示レジスタ、１６ｃ…タイムレジスタ、１６ｄ…
計時レジスタ、Ｎ…モードフラグレジスタ、Ｍ…ＲＯＭ
アドレスレジスタ、Ｆ0 …受信フラグレジスタ、Ｆ1 …
発光フラグレジスタ、Ｐ…手帳データポインタ、Ｈ…受
光計数レジスタ、Ｔ…タイマフラグレジスタ、１７…表
示駆動回路、１８…液晶表示部、１９…増幅回路、２０
…スピーカ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数種類の画像データを記憶する画像デ
   ータ記憶手段と、 使用者が装置本体に接触せずにスイッチングされる非接
   触スイッチ手段と、 この非接触スイッチ手段のスイッチ動作に応じて前記画
   像データ記憶手段に記憶された複数種類の画像データの
   うち少なくとも１つの画像データを選択する画像データ
   選択手段と、 この画像データ選択手段により選択された画像データを
   表示する表示手段と、 この表示手段に表示される画像データを前記画像データ
   記憶手段に記憶されている他の画像データに切換え表示
   する表示切換え手段と、 現在時刻を計時する計時手段と、 この計時手段により計時されている現在時刻に応じて前
   記表示切換え手段における表示の切換え時間を制御する
   表示制御手段と、を具備したことを特徴とする画像表示
   装置。
2. 【請求項２】 複数種類の画像データを記憶する画像デ
   ータ記憶手段と、 使用者が装置本体に接触せずにスイッチングされる非接
   触スイッチ手段と、 この非接触スイッチ手段のスイッチ動作に応じて前記画
   像データ記憶手段に記憶された複数種類の画像データの
   うち少なくとも１つの画像データを選択する画像データ
   選択手段と、 現在時刻を計時する計時手段と、 前記非接触スイッチ手段のスイッチ動作の回数を計数す
   るスイッチ動作計数手段と、 前記計時手段により計時される現在時刻及び前記スイッ
   チ動作計数手段により計数される非接触スイッチ手段の
   スイッチ動作の回数に基づき前記画像データ選択手段に
   より選択された画像データを表示する表示手段と、を具
   備したことを特徴とする画像表示装置。
3. 【請求項３】 前記非接触スイッチ手段は、光，音波，
   磁気等を利用したスイッチ手段からなることを特徴とす
   る請求項１又は請求項２記載の画像表示装置。