JPH07146770A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH07146770A
JPH07146770A JP5295067A JP29506793A JPH07146770A JP H07146770 A JPH07146770 A JP H07146770A JP 5295067 A JP5295067 A JP 5295067A JP 29506793 A JP29506793 A JP 29506793A JP H07146770 A JPH07146770 A JP H07146770A
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淳 大島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、例えば電子手帳や電子ゲーム機
等、予め記憶された画像データの切換え表示等を行なう
画像表示装置において、機械的操作を行なわず、現実的
な操作感覚で被表示画像データを切換えて表示すること
を目的とする。 【構成】 装置本体に設けられた発光素子14b及び受光
素子15bの前方で、ユーザの手を非接触で位置させるこ
とにより該発光素子14bからの赤外反射光を受光素子15
bに受光させ、この発光反射応答時間に相当するカウン
タ値に対応してカウンタ/距離変換テーブル13aより得
られる非接触操作距離に応じ、ROMアドレスレジスタ
Mの値を選択的に設定することにより、ROM13に予め
記憶された振向く犬やお手する犬等のそれぞれ動きの変
化した複数種類の犬キャラクタデータ及びその効果音デ
ータを選択的にCPU11に読出し、液晶表示部18に表示
させると共に、それぞれ対応する効果音もスピーカ20か
ら発生させる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子式の手帳や
電子ゲーム機等の電子機器において、予め記憶された画
像データを選択的に表示する画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子機器において、例えば動物等
のキャラクタを表示する画像表示装置にあっては、その
表示するキャラクタ画像を動かしたり変化させたりする
のは、通常、キー入力部からの複数のキー入力操作に応
じて行なわれる。
【0003】すなわち、前記キャラクタ画像として例え
ば犬を表示する場合に、上下左右を示すカーソルキーを
選択的に操作することにより、それぞれの方向に犬の移
動表示等が行なえる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の画像表示装置では、表示するキャラクタ画像を変化
させたり動かしたりするには、キー入力という機械的操
作により命令が成されることになる。
【0005】したがって、動物等の被表示キャラクタ画
像を、ユーザによる現実的な感覚の命令により動かした
り変化させたりして表示することができず、面白みに欠
けるという問題がある。
【0006】本発明は前記課題に鑑みなされたもので、
機械的なキー入力操作を行なうことなく、現実に動物等
に対し手振り操作によりその動物に対し命令や意思を伝
達させてその動物を動かしているというジェスチャー的
な操作感覚と同様な操作で動物等の被表示画像データを
動かしあるいは変化させて表示することが可能になる画
像表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る第1の画像表示装置は、複数種類の画像データを記憶
する画像データ記憶手段と、使用者が装置本体に接触せ
ずにスイッチングされる非接触スイッチ手段と、この非
接触スイッチ手段のスイッチ動作に基づき該非接触スイ
ッチ手段に対する非接触媒体の位置情報を検出する非接
触位置検出手段と、この非接触位置検出手段により検出
された非接触媒体の位置情報に応じて前記画像データ記
憶手段に記憶された複数種類の画像データのうち少なく
とも1つの画像データを選択する画像データ選択手段
と、この画像データ選択手段により選択された画像デー
タを表示する表示手段とを備えて構成したものである。
【0008】また、本発明に係わる第2の画像表示装置
は、前記第1の画像表示装置に対し、前記画像データ記
憶手段に記憶された複数種類の画像データのそれぞれに
対応して複数種類の音データを記憶する音データ記憶手
段と、前記表示手段による画像データの表示と共に、そ
の画像データに対応して前記音データ記憶手段に記憶さ
れている音データに応じた音を発生する音発生手段と
を、さらに備えて構成したものである。
【0009】
【作用】つまり、前記第1の画像表示装置では、装置本
体に使用者の手をもって赤外光等を反射させてスイッチ
ングさせる非接触スイッチ手段のスイッチ動作に基づき
検出される該スイッチ手段と使用者の手との距離又は手
の移動速度等に応じて、画像データ記憶手段に予め記憶
されている複数種類の画像データのうちの少なくとも1
つの画像データが選択され、表示手段により表示される
ので、使用者の手によるジェスチャ的な命令に即した犬
等のキャラクタ画像の選択表示が行なわれることにな
る。
【0010】また、前記第2の画像表示装置では、さら
に、表示手段により表示される画像データに対応した効
果音が発生されるので、より実際の命令に即した効果音
を伴ったリアルな画像表示が行なわれることになる。
【0011】
【実施例】以下図面により本発明の第1実施例について
説明する。図1は本発明の第1の画像表示装置を搭載し
た電子手帳の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0012】この電子手帳は、CPU(中央処理装置)
11を備えている。前記CPU11は、キー入力部12
からのキー操作信号に応じて起動されるROM13に予
め記憶されたシステムプログラムに従って回路各部の動
作制御を司るもので、このCPU11には、キー入力部
12,ROM13の他、送信部14,受信部15、及び
RAM16が接続される。
【0013】また、前記CPU11には、発振回路11
b及び分周回路11cからなるタイマ11aが接続さ
れ、さらに、表示駆動回路17を介して液晶表示部18
が接続されると共に、増幅回路19を介してスピーカ2
0が接続される。
【0014】前記キー入力部12には、手帳データとし
て登録させる「名前」や「電話番号」を入力するための
文字キー及びテンキー12aが設けられると共に、手帳
モードと画像表示モードとを切換える際に操作される
「モード」キー12b、手帳モードでは他の電子機器に
対する手帳データの送信開始キーとして操作され、画像
表示モードでは赤外光の発光開始キーとして操作される
「スタート」キー12c、手帳モードでは他の電子機器
から受信される手帳データの受信終了キーとして操作さ
れ、画像表示モードでは赤外光の発光停止キーとして操
作される「エンド」キー12d、手帳モードにおいて他
の電子機器から送信された手帳データを受信する際に操
作される「受信」キー12e、前記文字キー及びテンキ
ー12aの操作に応じて入力された手帳データ、あるい
は他の電子機器から受信された手帳データをRAM16
に登録させる際に操作される「書込み」キー12f、R
AM16に登録された手帳データを検索表示する際に操
作される「検索」キー12g等が設けられる。
【0015】前記ROM13には、CPU11を制御動
作させるためのシステムプログラムの他、複数種類の被
表示画像データと共に、その被表示画像データのそれぞ
れに対応した効果音データが予め記憶される。
【0016】図2は前記電子手帳のROM13に予め記
憶される被表示画像データ及びその効果音データを示す
図である。すなわち、前記ROM13には、「M=0〜
3」でアドレスされる4種類(組)の犬のキャラクタデ
ータがビットマップデータとしてそれぞれ2つ(1)(2)1
組で記憶されると共に、該4種類のキャラクタデータに
対応させた効果音データがPCMデータとして記憶され
る。
【0017】また、前記ROM13には、カウンタ/距
離変換テーブル13aが予め備えられるもので、このカ
ウンタ/距離変換テーブル13aには、発光された赤外
光が反射受光されるまでのカウント値に対応してその反
射位置までの距離を得るための変換データが予め記憶さ
れる。
【0018】前記送信部14には、送信回路14a及び
発光素子14bが備えられ、CPU11から与えられる
送信データに応じて赤外光を発光するもので、前記手帳
モードでは、文字キー及びテンキー12aの操作に応じ
て入力表示された手帳データ、あるいは「検索」キー1
2gの操作に応じて検索表示された手帳データが、「ス
タート」キー12cの操作に応じて送信回路14aにて
変調され発光素子14bを介し赤外発光データとして送
信出力される。
【0019】また、画像表示モードでは、CPU11か
らの指令により所定周波数の赤外光が送信回路14a及
び発光素子14bを介して発光出力される。前記受信部
15には、受信回路15a及び受光素子15bが備えら
れ、外部からの赤外発光信号を受光,受信するもので、
前記手帳モードでは、他の電子機器から赤外発光データ
として送信された手帳データが、「受信」キー12eの
操作に応じて受光素子15bを介し受信回路15aにて
受信復調され、液晶表示部18に表示される。
【0020】また、画像表示モードでは、外部からの赤
外光、あるいは前記送信部14により発光された赤外光
の反射光が受光素子15bに受光され、その受光状態が
受信回路15aを介しCPU11に通知される。
【0021】図3は前記電子手帳のRAM16に備えら
れるレジスタの構成を示す図である。すなわち、前記R
AM16には、「名前」及び「電話番号」からなる所定
人数分の手帳データが手帳データポインタPで示される
アドレスに登録される手帳データレジスタ16a、液晶
表示部18に表示させるべき被表示データがイメージデ
ータとして書込まれる表示レジスタ16b、前記送信部
14より発光された赤外光が反射されて前記受信部15
に受光されるまでのCPU11におけるカウント値が書
込まれるカウンタレジスタ16c、手帳モードで
“0”,画像表示モードで“1”にセットされるモード
フラグレジスタN、前記ROM13に記憶されるキャラ
クタデータ及び効果音データのアドレスを示すROMア
ドレスレジスタM、及び前記手帳モードにおける手帳デ
ータの受信状態にて“1”にセットされる受信フラグレ
ジスタF0 が備えられる。
【0022】前記液晶表示部18には、手帳モードで
は、文字キー及びテンキー12aの操作に応じて入力さ
れた手帳データか、「検索」キー12gの操作に応じて
RAM16の手帳データレジスタ16aから検索された
手帳データか、あるいは「受信」キー12eの操作に応
じて受信部15を介し受信された手帳データの何れかが
表示される。
【0023】また、画像表示モードでは、RAM16の
ROMアドレスレジスタMにて示されるROMアドレス
に応じてROM13から読出された少なくとも1組(1)
(2)のキャラクタデータが、1秒毎に交互に表示され
る。
【0024】前記スピーカ20からは、画像表示モード
において、前記RAM16のROMアドレスレジスタM
にて示されるROMアドレスに応じてROM13から読
出された効果音データに基づく効果音が発生される。
【0025】一方、前記タイマ11aは、例えば32Hz
のタイマ信号をCPU11に供給するもので、この32
Hzのタイマ信号に対応してそのタイマ計時データTが加
算され、例えばT=32で1秒、T=64で2秒として
判断される。
【0026】ここで、前記画像表示モードにおいて、R
AM16内のカウンタレジスタ16cから読出される赤
外光の送受光カウント値に対応して前記ROM13内の
カウンタ/距離変換テーブル13aより得られる赤外光
反射位置までの距離が、例えば30cm以内である場合に
は、前記ROMアドレスレジスタMに“1”がセットさ
れ、また、31〜60cmである場合には、前記ROMア
ドレスレジスタMに“2”がセットされ、さらに、61
〜90cmである場合には、前記ROMアドレスレジスタ
Mに“3”がセットされる。
【0027】すなわち、前記ROMアドレスレジスタM
には、ユーザの手による非接触操作により送信部14よ
り発光された赤外光が受信部15に受光された際に、該
送受信部14,15から赤外光反射位置までの距離、つ
まり、非接触操作による手までの距離に応じたアドレス
値がセットされることになる。
【0028】次に、前記構成による電子手帳の動作につ
いて説明する。図4は前記電子手帳の全体処理を示すフ
ローチャートである。すなわち、キー入力部12におけ
る「モード」キー12bを操作した際に、RAM16の
モードフラグレジスタNに“0”がセットされている場
合、つまり、現在、CPU11が手帳モードに設定され
ている場合には、該モードフラグレジスタNに“1”が
セットされ、CPU11は画像表示モードに切換え設定
される(ステップS1→S2→S3)。
【0029】前記CPU11が画像表示モードに設定さ
れると、ROMアドレスレジスタMに“0”がセットさ
れる(ステップS4)。また、前記「モード」キー12
bを操作した際に、RAM16のモードフラグレジスタ
Nに“1”がセットされている場合、つまり、現在、C
PU11が画像表示モードに設定されている場合には、
該モードフラグレジスタNに“0”がセットされ、CP
U11は手帳モードに切換え設定される(ステップS1
→S2→S5)。
【0030】そして、前記RAM16のモードフラグレ
ジスタNに“0”がセットされている手帳モードにあっ
ては、CPU11により手帳モード処理(図5参照)が
実行される(ステップS6→SA)。
【0031】また、モードフラグレジスタNに“1”が
セットされている画像表示モードにあっては、CPU1
1により画像表示モード処理(図6〜図11参照)が実
行される(ステップS6→SB)。
【0032】図5は前記電子手帳における手帳モード処
理を示すフローチャートである。すなわち、RAM16
のモードフラグレジスタNに“0”がセットされている
手帳モードにあって、キー入力部12の文字キー及びテ
ンキー12aを操作して「名前」「電話番号」等の手帳
データを入力すると、そのキー入力手帳データは、CP
U11から表示駆動回路17を介して液晶表示部18に
順次表示される(ステップA1→A2,A3)。
【0033】また、キー入力部12の「書込み」キー1
2fを操作すると、現在、液晶表示部18に表示されて
いる手帳データがRAM16の手帳データレジスタ16
aに登録される(ステップA4→A5)。
【0034】また、キー入力部12の「検索」キー12
gを操作すると、そのキー操作毎にRAM16の手帳デ
ータポインタPが(+1)されて更新され、手帳データ
レジスタ16aに登録されている所定人数の手帳データ
が順次検索されると共に、該検索された手帳データはC
PU11に読出され、表示駆動回路17を介して液晶表
示部18に表示される(ステップA6→A7,A3)。
【0035】また、キー入力部12の「スタート」キー
12cを操作すると、現在、液晶表示部18に表示され
ている手帳データが送信部14の送信回路14aにて赤
外波長に変調され、発光素子14bから他の電子機器に
対し、赤外発光データとして送信される(ステップA8
→A9)。
【0036】また、キー入力部12の「受信」キー12
eを操作すると、RAM16の受信フラグレジスタF0
に“1”がセットされ、他の電子機器から赤外発光デー
タとして送信された手帳データが受信部15によって受
信され、CPU11から表示駆動回路17を介し液晶表
示部18に表示される(ステップA10→A11,A1
2,A3)。
【0037】そして、キー入力部12の「エンド」キー
12dを操作すると、RAM16の受信フラグレジスタ
F0 に“0”がセットされ、前記他の電子機器から赤外
発光データとして送信された手帳データの受信処理が停
止される(ステップA13→A14,A15)。
【0038】図6は前記電子手帳における画像表示モー
ド処理を示すフローチャートである。図7は前記電子手
帳における画像表示モード処理に伴なう画像表示処理を
示すフローチャートである。
【0039】図8は前記電子手帳における画像表示モー
ド処理に伴なう赤外光の発光及び受光タイミングの一例
を示すタイミングチャートである。図9は前記電子手帳
における画像表示モード処理の設定に伴なうキャラクタ
表示状態を示す図である。
【0040】図10は前記電子手帳における画像表示モ
ード処理に伴なうユーザによる非接触操作距離が30cm
以内である場合のキャラクタ表示状態を示す図である。
図11は前記電子手帳における画像表示モード処理に伴
なうユーザによる非接触操作距離が31〜60cmである
場合のキャラクタ表示状態を示す図である。
【0041】まず、前記図4で示した電子手帳における
全体処理において、キー入力部12の「モード」キー1
2bの操作により、RAM16内のモードフラグレジス
タNに“1”がセットされると共に、ROMアドレスレ
ジスタMに“0”がセットされ、CPU11が画像表示
モードに設定されると、図6における画像表示モード処
理が起動される(ステップS1〜S4,SB)。
【0042】すなわち、この画像表示モードにおいて、
「スタート」キー12cが操作されない状態では、図7
における画像表示処理が起動される(ステップB1→B
C)。
【0043】この場合、前記図4におけるステップS4
において、RAM16のROMアドレスレジスタMには
“0”が初期設定されているので、そのROMアドレス
「M=0」に対応した1組のキャラクタデータ(1)(2)
(図2参照)がROM13からCPU11に読出され、
そのキャラクタデータ(1)(2)、つまり、犬小屋(1) と該
犬小屋(1) から顔を出した犬(2) との組合せからなる犬
小屋から出入りする犬キャラクタデータが、図9で示す
ように、液晶表示部18に対し1秒毎に表示される(ス
テップC1→C2)。
【0044】ここで、ROMアドレス「M=0」に対応
する効果音データの出力処理が行なわれるものの、本実
施例におけるROMアドレス「M=0」に対応するRO
M13内の効果音データは「無音」であるので、スピー
カ20から実際の効果音は発生されず、前記ステップC
1→C2における画像表示処理が継続的に実行される
(ステップC3)。
【0045】一方、キー入力部12の「スタート」キー
12cを操作すると、送信部14における発光素子14
bからの赤外光の発光出力が開始されると共に、RAM
16内のカウンタレジスタ16cがリセットされてカウ
ントスタートされる(ステップB1→B2,B3)。
【0046】ここで、送信部14及び受信部15に対し
ユーザによる非接触操作が行なわれず、受信部15にお
ける受光素子15bに対しユーザの手を介した反射赤外
光が一定時間受光されない場合には、再度、赤外光の送
信処理が繰返され、前記カウンタレジスタ16cがリセ
ット・スタートされる(ステップB4→B5→B2,B
3)。
【0047】このステップB2〜B5において、前記送
信部14からの赤外発光に伴なうカウンタレジスタ16
cのリセット・スタートが繰返される状態で、図10あ
るいは図11に示すように、ユーザの手を、発光素子1
4b及び受光素子15bの前方に非接触で位置させる
と、あるタイミングで発光素子14bから発光出力され
た赤外光は、ユーザの手に反射されて受光素子15bに
受光され、前記カウンタレジスタ16cに対するカウン
ト動作が停止される(ステップB2,B3,B4→B
6)。
【0048】つまり、前記カウンタレジスタ16cに
は、図8で示すように、送信部14から発光された赤外
光がユーザの手により反射され受信部15に受光される
までの反射応答時間に対応するカウンタ値Aが得られる
もので、このカウンタ値Aに対応させて、ROM13内
のカウンタ/距離変換テーブル13aが参照され、発光
及び受光素子14b,15bに対するユーザの手による
非接触操作距離がCPU11に読出される(ステップB
7)。
【0049】ここで、前記ステップB7において、RO
M13内のカウンタ/距離変換テーブル13aからCP
U11に読出された発光及び受光素子14b,15bに
対する非接触操作距離が、30cm以内であると判断され
た場合(図10参照)には、ステップB9にて前記RA
M16内のROMアドレスレジスタMは“1”にセット
され、このROMアドレス「M=1」に従って画像表示
処理が実行される(ステップB8→B9,BC)。
【0050】すなわち、図7における画像表示処理にお
いて、前記更新されたROMアドレス「M=1」に対応
した1組のキャラクタデータ(1)(2)(図2参照)がRO
M13からCPU11に読出され、そのキャラクタデー
タ(1)(2)、つまり、犬小屋の前で後を向いている犬(1)
と手前に振向いた犬(2) との各キャラクタデータが、前
記図9で示したROMアドレス「M=0」に対応するキ
ャラクタデータ(1)(2)に換って、図10で示すように、
液晶表示部18に対し1秒毎に交互に表示される(ステ
ップC4→C5)。
【0051】また、前記ROMアドレス「M=1」に対
応するROM13内の効果音データ「ウー」がCPU1
1に読出され、前記ROMアドレス「M=1」に対応す
る各キャラクタデータの表示と共に、増幅回路19を介
しスピーカ20から発生出力される(ステップC6)。
【0052】一方、前記ステップB7において、ROM
13内のカウンタ/距離変換テーブル13aからCPU
11に読出された発光及び受光素子14b,15bに対
する非接触操作距離が、31〜60cmの範囲内であると
判断された場合(図11参照)には、ステップB11に
て前記RAM16内のROMアドレスレジスタMは
“2”にセットされ、このROMアドレス「M=2」に
従って画像表示処理が実行される(ステップB10→B
11,BC)。
【0053】すなわち、図7における画像表示処理にお
いて、前記更新されたROMアドレス「M=2」に対応
した1組のキャラクタデータ(1)(2)(図2参照)がRO
M13からCPU11に読出され、そのキャラクタデー
タ(1)(2)、つまり、犬小屋の前でお手をしている犬(1)
と舌を出してお手をしている犬(2) との各キャラクタデ
ータが、前記図9で示したROMアドレス「M=0」に
対応するキャラクタデータ(1)(2)に換って、図11で示
すように、液晶表示部18に対し1秒毎に交互に表示さ
れる(ステップC7→C8)。
【0054】また、前記ROMアドレス「M=2」に対
応するROM13内の効果音データ「ワンワン」がCP
U11に読出され、前記ROMアドレス「M=2」に対
応する各キャラクタデータの表示と共に、増幅回路19
を介しスピーカ20から発生出力される(ステップC
9)。
【0055】一方、前記ステップB7において、ROM
13内のカウンタ/距離変換テーブル13aからCPU
11に読出された発光及び受光素子14b,15bに対
する非接触操作距離が、61〜90cmの範囲内であると
判断された場合には、ステップB13にて前記RAM1
6内のROMアドレスレジスタMは“3”にセットさ
れ、このROMアドレス「M=3」に従って画像表示処
理が実行される(ステップB12→B13,BC)。
【0056】すなわち、図7における画像表示処理にお
いて、前記更新されたROMアドレス「M=3」に対応
した1組のキャラクタデータ(1)(2)(図2参照)がRO
M13からCPU11に読出され、そのキャラクタデー
タ(1)(2)、つまり、犬小屋の前で伏せをしている犬の各
キャラクタデータが、前記図9で示したROMアドレス
「M=0」に対応するキャラクタデータ(1)(2)に換っ
て、液晶表示部18に対し1秒毎に交互に表示される
(ステップC7→C10)。
【0057】また、前記ROMアドレス「M=3」に対
応するROM13内の効果音データ「クー」がCPU1
1に読出され、前記ROMアドレス「M=3」に対応す
る各キャラクタデータの表示と共に、増幅回路19を介
しスピーカ20から発生出力される(ステップC1
1)。
【0058】したがって、前記構成の電子手帳によれ
ば、装置本体に設けられた発光素子14b及び受光素子
15bの前方において、ユーザの手を非接触で位置させ
ることにより、該発光素子14bからの赤外反射光を受
光素子15bに受光させ、この発光反射応答時間に相当
するカウンタ値に対応してカウンタ/距離変換テーブル
13aより得られる非接触操作距離に応じて、ROMア
ドレスレジスタMの値を選択的に設定することにより、
ROM13に予め記憶された振向く犬やお手する犬等の
それぞれ動きの変化した複数種類の犬キャラクタデータ
及びその効果音データを選択的にCPU11に読出し、
液晶表示部18に表示させると共に、それぞれ対応する
効果音もスピーカ20から発生させるので、従来の画像
表示装置のように、キー入力という機械的操作により命
令を行なう必要はなく、使用者の手の動きによる実際に
即した命令により、例えば前記振向く犬やお手する犬の
キャラクタデータ等を選択的に表示させることができ、
キャラクタ表示の面白みを大幅に向上させることができ
る。
【0059】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。この第2実施例としての第2の画像表示装置を搭載
した電子手帳の電子回路のブロック構成は、前記図1で
示した第1の画像表示装置を搭載した電子手帳の電子回
路のブロック構成と同一であるので、その説明を省略す
る。
【0060】図12は前記第2の画像表示装置を搭載し
た電子手帳のROM13に予め記憶される被表示画像デ
ータを示す図である。すなわち、前記ROM13には、
「M=0〜3」でアドレスされる4種類(組)の犬のキ
ャラクタデータがビットマップデータとして記憶される
もので、ROMアドレス「M=0」のアドレス領域に
は、2つのキャラクタデータ(1) (2) で1組となる犬小
屋から出入りする犬キャラクタデータが記憶され、RO
Mアドレス「M=1」のアドレス領域には、11個 (1)
〜(11)のキャラクタデータで1組となる遠くへ投げた棒
を拾って戻る犬キャラクタデータが記憶され、ROMア
ドレス「M=2」のアドレス領域には、9個 (1)〜(9)
のキャラクタデータで1組となる普通に投げた棒を拾っ
て戻る犬キャラクタデータが記憶され、ROMアドレス
「M=3」のアドレス領域には、7個 (1)〜(7) のキャ
ラクタデータで1組となる近くに投げた棒を拾って戻る
犬キャラクタデータが記憶される。
【0061】また、前記ROM13には、前記第1の画
像表示装置を搭載した電子手帳と同様にして、カウンタ
/距離変換テーブル13aが予め備えられるもので、こ
のカウンタ/距離変換テーブル13aには、発光された
赤外光が反射受光されるまでのカウント値に対応してそ
の反射位置までの距離を得るための変換データが予め記
憶される。
【0062】図13は前記第2の画像表示装置を搭載し
た電子手帳のRAM16に備えられるレジスタの構成を
示す図である。すなわち、前記RAM16には、「名
前」及び「電話番号」からなる所定人数分の手帳データ
が手帳データポインタPで示されるアドレスに登録され
る手帳データレジスタ16a、液晶表示部18に表示さ
せるべき被表示データがイメージデータとして書込まれ
る表示レジスタ16b、前記送信部14より発光された
赤外光が反射されて前記受信部15に受光されるまでの
CPU11における最初のカウント値が非接触操作の初
期位置(移動開始位置)として書込まれるカウンタレジ
スタA、同様にして前記送信部14より発光された赤外
光が反射されて前記受信部15に受光されるまでのCP
U11における最終のカウント値が非接触操作の終了位
置(移動停止位置)として書込まれるカウンタレジスタ
B、前記非接触操作の初期位置と終了位置との間におい
て前記送信部14より一定時間毎に発光された赤外光が
反射されて前記受信部15に受光されるまでのCPU1
1における各カウント値が逐次更新されて書込まれるカ
ウンタレジスタC、手帳モードで“0”,画像表示モー
ドで“1”にセットされるモードフラグレジスタN、前
記ROM13に記憶されるキャラクタデータのアドレス
を示すROMアドレスレジスタM、前記手帳モードにお
ける手帳データの受信状態にて“1”にセットされる受
信フラグレジスタF0 、前記カウンタレジスタCに逐次
書込まれるカウント値に基づき非接触操作媒体(この場
合、ユーザの手)の移動操作が検出された際に“1”に
セットされる移動検出フラグレジスタG、前記送信部1
4より発光された赤外光が反射されて前記受信部15に
最初に受光された際に“1”にセットされる受光フラグ
レジスタH、及び前記カウンタレジスタCのカウント値
が逐次更新されて書込まれる状態、つまり、非接触操作
媒体の移動に伴なう経過時間が書込まれるタイムレジス
タ16dが備えられる。
【0063】ここで、前記画像表示モードにおいて、前
記RAM16内のカウンタレジスタAに書込まれた非接
触操作の移動開始位置に対応するカウント値とカウンタ
レジスタBに書込まれた移動停止位置に対応するカウン
ト値との差に相当する非接触操作媒体の移動距離は、前
記ROM13内のカウンタ/距離変換テーブル13aよ
り得られるもので、このカウンタ/距離変換テーブル1
3aから得られる非接触操作媒体の移動距離と前記RA
M16内のタイムレジスタ16dから得られる非接触操
作媒体の移動時間とに基づきCPU11により算出され
る非接触操作媒体の移動速度が、例えば1.0〜1.5
m/s である場合には、前記ROMアドレスレジスタMに
“3”がセットされ、また、1.6〜2.0m/s である
場合には、前記ROMアドレスレジスタMに“2”がセ
ットされ、さらに、2.1m/s 以上である場合には、前
記ROMアドレスレジスタMに“1”がセットされる。
【0064】すなわち、前記ROMアドレスレジスタM
には、ユーザの手による非接触操作により送信部14よ
り発光された赤外光が受信部15に受光された際に、該
送受信部14,15と赤外光反射位置との間での操作移
動距離及びその移動時間に基づく移動速度、つまり、非
接触操作による手の移動速度に応じたアドレス値がセッ
トされることになる。
【0065】次に、前記構成による第2の画像表示装置
を搭載した電子手帳の動作について説明する。ここで、
この第2の画像表示装置を搭載した電子手帳の全体処理
及び手帳モード処理は、前記図4及び図5で示した第1
の画像表示装置を搭載した電子手帳の全体処理及び手帳
モード処理と同一であるので、その説明を省略する。
【0066】図14は前記第2の画像表示装置を搭載し
た電子手帳における画像表示モード処理を示すフローチ
ャートである。図15は前記第2の画像表示装置を搭載
した電子手帳における画像表示モード処理に伴なうRO
MアドレスMの設定処理を示すフローチャートである。
【0067】図16は前記第2の画像表示装置を搭載し
た電子手帳における画像表示モード処理に伴なう画像表
示処理を示すフローチャートである。図17は前記第2
の画像表示装置を搭載した電子手帳における画像表示モ
ード処理での非接触操作媒体の移動に伴なう赤外光の発
光及び受光タイミングの一例を示すタイミングチャート
である。
【0068】図18は前記第2の画像表示装置を搭載し
た電子手帳における画像表示モード処理に伴なう非接触
操作の移動速度が2.0m/s 以上である場合のキャラク
タ表示状態を示す図である。
【0069】まず、前記図4で示した全体処理におい
て、キー入力部12の「モード」キー12bの操作によ
り、RAM16内のモードフラグレジスタNに“1”が
セットされると共に、ROMアドレスレジスタMに
“0”がセットされ、CPU11が画像表示モードに設
定されると、図14における画像表示モード処理が起動
される(ステップS1〜S4,SB)。
【0070】すなわち、この画像表示モードにおいて、
「スタート」キー12cが操作されない状態では、図1
4における画像表示処理が起動される(ステップB1→
BC)。
【0071】この場合、前記図4におけるステップS4
において、RAM16のROMアドレスレジスタMには
“0”が初期設定されているので、そのROMアドレス
「M=0」に対応した1組のキャラクタデータ(1)(2)
(図12参照)がROM13からCPU11に読出さ
れ、そのキャラクタデータ(1)(2)、つまり、犬小屋(1)
と該犬小屋(1) から顔を出した犬(2) との組合せからな
る犬小屋から出入りする犬キャラクタデータが、前記図
9で示すように、液晶表示部18に対し1秒毎に表示さ
れる(ステップC1→C2)。
【0072】一方、キー入力部12の「スタート」キー
12cを操作すると、送信部14における発光素子14
bからの赤外光の発光出力が開始されると共に、RAM
16内のカウンタ16eがリセットされてカウントスタ
ートされる(ステップB1→B2,B3)。
【0073】ここで、送信部14及び受信部15に対し
ユーザによる非接触操作が行なわれず、受信部15にお
ける受光素子15bに対しユーザの手を介した反射赤外
光が一定時間受光されない場合には、再度、赤外光の送
信処理が繰返され、前記カウンタ16eがリセット・ス
タートされる(ステップB4→B5→B2,B3)。
【0074】このステップB2〜B5において、前記送
信部14からの赤外発光に伴なうカウンタ16eのリセ
ット・スタートが繰返される状態で、図18に示すよう
に、ユーザの手を、発光素子14b及び受光素子15b
の前方に非接触で位置させると、あるタイミングで発光
素子14bから発光出力された赤外光は、ユーザの手に
反射されて受光素子15bに受光され、前記カウンタ1
6eに対するカウント動作が停止される(ステップB
2,B3,B4→B6)。
【0075】つまり、現時点で前記カウンタ16eに
は、図17で示すように、送信部14から発光された赤
外光がユーザの手により反射され受信部15に受光され
るまでの初期の反射応答時間に対応するカウンタ値
(A)が得られるもので、このカウント値(A)は、図
18の破線iで示すように、ユーザの手による非接触操
作の初期位置(移動開始位置)としてカウンタレジスタ
Aに書込まれ、受光フラグレジスタHには“1”がセッ
トされる(ステップB7→B8,B9)。
【0076】ここで、ユーザの手が前記破線iで示す初
期位置で静止される状態では、前記ステップB2〜B6
の処理を経て、再びカウンタ16eに同一のカウンタ値
(A)が得られ、前記受光フラグレジスタHが“0”で
はないとの判断に従って、該カウンタ値(A)はカウン
タレジスタCに書込まれる(ステップB7→B10)。
【0077】すると、前記カウンタレジスタCに書込ま
れたカウンタ値と直前にカウンタ16eにて得られたカ
ウンタ値との一致/不一致が比較判断されるもので、こ
の場合、比較対象となる各カウンタ値は何れもユーザの
手が前記破線iで示す同位置に静止されている状態での
カウンタ値(A)なので、「カウンタ値一致」、つま
り、非接触操作によるユーザの手の移動無しと判断さ
れ、移動検出フラグレジスタGには“0”がセットされ
たまま再び赤外光の送信処理が繰返され、前記カウンタ
16eがリセット・スタートされる(ステップB11→
B12→B2,B3)。
【0078】つまり、ユーザの手が前記初期位置iに静
止されたままの状態では、前記ステップB2〜B4→B
6,B7→B10〜B12の処理が繰返し実行される。
そして、ユーザの手を、図18の破線矢印jで示すよう
に、その初期位置iから発光及び受光素子14b,15
bの方向へ移動させると、カウンタ16eにより得られ
るカウント値は、図17で示すように、順次(A)→
(B)→(C)→(D)と小さくなる方向に変化するの
で、前記カウンタレジスタCに書込まれるカウンタ値と
直前にカウンタ16eにて得られるカウンタ値との一致
/不一致の比較判断処理では、「カウンタ値不一致」、
つまり、非接触操作によるユーザの手の移動有りと判断
され、その移動開始直後にカウンタレジスタCにカウン
ト値(B)が書込まれた際に、移動開始フラグレジスタ
Gに“1”がセットされ、タイムレジスタ16dにおけ
る非接触操作移動開始からの経過時間の計時がスタート
される(ステップB2〜B4→B6,B7→B10,B
11→B13,B14)。
【0079】この後、ユーザの手が引続き発光及び受光
素子14b,15bの方向に移動され、その移動位置ま
での距離に相当するカウンタ値(B),(C),(D)
が順次カウンタレジスタCに更新されて書込まれる状態
では、前記ステップB2〜B4→B6,B7→B10,
B11→B13の処理が繰返し実行される。
【0080】ここで、ユーザの非接触操作による手の移
動が、図18の実践kで示すように、発光及び受光素子
14b,15bの直前で停止されると、ステップB6に
てカウンタ16eにより得られるカウンタ値(D)は、
ステップB10にて繰返しカウンタレジスタCに書込ま
れるので、ステップB11にて「カウンタ値一致」と判
断されると共に、移動検出フラグレジスタGは“1”に
セットされているとの判断に従って、前記カウンタ値
(D)は、ユーザの手による非接触操作の終了位置(移
動停止位置)としてカウンタレジスタBに書込まれる
(ステップB11→B12→B15)。
【0081】すなわち、現時点(ステップB15)にお
いて、RAM16内のカウンタレジスタAには、非接触
操作の移動開始位置iに対応するカウンタ値(A)が、
また、カウンタレジスタBには、その移動停止位置kに
対応するカウンタ値(D)が得られたもので、すると、
前記移動検出フラグレジスタGに“0”がセットされる
と共に、前記タイムレジスタ16dにおける非接触操作
移動開始からの経過時間の計時がストップされ、前記カ
ウンタレジスタA−カウンタレジスタB、つまり、非接
触操作の移動距離に対応するカウンタ値“(A)−
(D)”が算出される(ステップB16,B17)。
【0082】ここで、前記ステップB17にて算出され
た非接触操作の移動距離に対応するカウンタ値“(A)
−(D)”に対応させて、ROM13内のカウンタ/距
離変換テーブル13aが参照され、発光及び受光素子1
4b,15bに対するユーザの手による非接触操作の移
動距離がCPU11に読出される(ステップB18)。
【0083】すると、前記ステップ18にてROM13
のカウンタ/距離変換テーブル13aから読出された非
接触操作の移動距離と、前記タイマレジスタ16dから
読出された非接触操作の移動時間とに基づき、その移動
速度が算出される(ステップB19)。
【0084】そして、前記タイマレジスタ16dがクリ
アされた後、前記ステップB19において算出された非
接触操作の移動速度に従ってROMアドレスMの設定処
理が実行される(ステップB20,BD)。
【0085】すなわち、図15におけるROMアドレス
Mの設定処理において、前記ステップB19にてCPU
11により算出された非接触操作の移動速度が、2.1
m/s以上であると判断された場合(図18参照)には、
ステップD6にて前記RAM16内のROMアドレスレ
ジスタMは“1”にセットされ、このROMアドレス
「M=1」に従って画像表示処理が実行される(ステッ
プBD「D5→D6」,BC)。
【0086】すなわち、図16における画像表示処理に
おいて、前記更新されたROMアドレス「M=1」に対
応した1組のキャラクタデータ (1)〜(11)(図12参
照)がROM13からCPU11に順次読出され、その
キャラクタデータ (1)〜(11)、つまり、遠くへ投げた棒
を拾って戻る犬キャラクタデータが、前記図9で示した
ROMアドレス「M=0」に対応するキャラクタデータ
(1)(2)に換って、図18で示すように、アニメーション
の如く、液晶表示部18に対し順番に表示されるように
なる(ステップC3→C4)。
【0087】一方、図15におけるROMアドレスMの
設定処理において、前記ステップB19にてCPU11
により算出された非接触操作の移動速度が、1.6〜
2.0m/s の範囲内であると判断された場合には、ステ
ップD4にて前記RAM16内のROMアドレスレジス
タMは“2”にセットされ、このROMアドレス「M=
2」に従って画像表示処理が実行される(ステップBD
「D3→D4」,BC)。
【0088】すなわち、図16における画像表示処理に
おいて、前記更新されたROMアドレス「M=2」に対
応した1組のキャラクタデータ (1)〜(9) (図12参
照)がROM13からCPU11に順次読出され、その
キャラクタデータ (1)〜(9) 、つまり、普通に投げた棒
を拾って戻る犬キャラクタデータが、前記図9で示した
ROMアドレス「M=0」に対応するキャラクタデータ
(1)(2)に換って、アニメーションの如く、液晶表示部1
8に対し順番に表示されるようになる(ステップC5→
C6)。
【0089】一方、図15におけるROMアドレスMの
設定処理において、前記ステップB19にてCPU11
により算出された非接触操作の移動速度が、1.0〜
1.5m/s の範囲内であると判断された場合には、ステ
ップD2にて前記RAM16内のROMアドレスレジス
タMは“3”にセットされ、このROMアドレス「M=
3」に従って画像表示処理が実行される(ステップBD
「D1→D2」,BC)。
【0090】すなわち、図16における画像表示処理に
おいて、前記更新されたROMアドレス「M=3」に対
応した1組のキャラクタデータ (1)〜(7) (図12参
照)がROM13からCPU11に順次読出され、その
キャラクタデータ (1)〜(7) 、つまり、近くに投げた棒
を拾って戻る犬キャラクタデータが、前記図9で示した
ROMアドレス「M=0」に対応するキャラクタデータ
(1)(2)に換って、アニメーションの如く、液晶表示部1
8に対し順番に表示されるようになる(ステップC5→
C7)。
【0091】したがって、前記構成の第2の画像表示装
置を搭載した電子手帳によれば、装置本体に設けられた
発光素子14b及び受光素子15bの前方において、ユ
ーザの手を非接触で移動させることにより、該発光素子
14bからの赤外反射光を受光素子15bに受光させ、
その移動開始位置及び移動停止位置での各発光反射応答
距離とその移動所要時間とに基づき算出される非接触操
作の移動速度に応じて、ROMアドレスレジスタMの値
を選択的に設定することにより、ROM13に予め記憶
された遠くや近くに投げた棒を拾って戻る犬等、前記非
接触操作の移動速度に関連してそれぞれ動きの変化した
複数種類のキャラクタデータを選択的にCPU11に読
出し、液晶表示部18に表示させるので、従来の画像表
示装置のように、キー入力という機械的操作により命令
を行なう必要はなく、使用者の手の動きによる実際に即
した命令により、例えば前記遠くや近くに投げた棒を拾
って戻る犬のキャラクタデータを選択的に表示させるこ
とができ、キャラクタ表示の面白みを大幅に向上させる
ことができる。
【0092】なお、前記各実施例では、装置本体から発
光された赤外光の反射を利用してユーザの手による非接
触操作の有無を検出しているが、例えば外部光の手によ
る遮断や装置本体から発射された音波(例えば超音波)
の手による反射、外部からの音波の手による遮断、ある
いはユーザの手に持った磁性体からの磁気の変化等を検
出し、ユーザが装置本体に接触せずにジェスチャー等で
行なった手振り等による意思表示や命令に従って、本体
側の表示部に表示されている被表示画像を切換え表示す
る構成としてもよい。
【0093】また、前記赤外光や音波,磁気等の波形変
化を検出して、非接触操作の移動距離や移動速度を求
め、被表示画像を切換え表示する構成としてもよい。さ
らに、前記各実施例では、非接触操作状態に応じて表示
部に表示されている被表示画像を切換え表示する構成と
したが、画像表示のみに限らず、装置本体にて機械的動
作を切換える等、異なる制御処理を行なわせるものとし
てもよい。
【0094】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の画像表示装
置によれば、装置本体に使用者の手をもって赤外光等を
反射させてスイッチングさせる非接触スイッチ手段のス
イッチ動作に基づき検出される該スイッチ手段と使用者
の手との距離又は手の移動速度等に応じて、画像データ
記憶手段に予め記憶されている複数種類の画像データの
うちの少なくとも1つの画像データが選択され、表示手
段により表示されるので、使用者の手によるジェスチャ
的な命令に即した犬等のキャラクタ画像の選択表示を行
なうことができる。
【0095】また、本発明の第2の画像表示装置によれ
ば、さらに、表示手段により表示される画像データに対
応した効果音が発生されるので、より実際の命令に即し
た効果音を伴ったリアルな画像表示を行なうことができ
る。
【0096】このため、機械的なキー入力操作を行なう
ことなく、現実に動物等に対し手振り操作によりその動
物に対し命令や意思を伝達させてその動物を動かしてい
るというジェスチャー的な操作感覚と同様な操作で動物
等の被表示画像データを動かしあるいは変化させて表示
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる第1の画像表示装
置を搭載した電子手帳の電子回路の構成を示すブロック
図。
【図2】前記電子手帳のROMに予め記憶される被表示
画像データ及びその効果音データを示す図。
【図3】前記電子手帳のRAMに備えられるレジスタの
構成を示す図。
【図4】前記電子手帳の全体処理を示すフローチャー
ト。
【図5】前記電子手帳における手帳モード処理を示すフ
ローチャート。
【図6】前記電子手帳における画像表示モード処理を示
すフローチャート。
【図7】前記電子手帳における画像表示モード処理に伴
なう画像表示処理を示すフローチャート。
【図8】前記電子手帳における画像表示モード処理に伴
なう赤外光の発光及び受光タイミングの一例を示すタイ
ミングチャート。
【図9】前記電子手帳における画像表示モード処理の設
定に伴なうキャラクタ表示状態を示す図。
【図10】前記電子手帳における画像表示モード処理に
伴なうユーザによる非接触操作距離が30cm以内である
場合のキャラクタ表示状態を示す図。
【図11】前記電子手帳における画像表示モード処理に
伴なうユーザによる非接触操作距離が31〜60cmであ
る場合のキャラクタ表示状態を示す図。
【図12】本発明の第2実施例に係わる第2の画像表示
装置を搭載した電子手帳のROMに予め記憶される被表
示画像データを示す図。
【図13】前記第2の画像表示装置を搭載した電子手帳
のRAMに備えられるレジスタの構成を示す図。
【図14】前記第2の画像表示装置を搭載した電子手帳
における画像表示モード処理を示すフローチャート。
【図15】前記第2の画像表示装置を搭載した電子手帳
における画像表示モード処理に伴なうROMアドレスM
の設定処理を示すフローチャート。
【図16】前記第2の画像表示装置を搭載した電子手帳
における画像表示モード処理に伴なう画像表示処理を示
すフローチャート。
【図17】前記第2の画像表示装置を搭載した電子手帳
における画像表示モード処理での非接触操作媒体の移動
に伴なう赤外光の発光及び受光タイミングの一例を示す
タイミングチャート。
【図18】前記第2の画像表示装置を搭載した電子手帳
における画像表示モード処理に伴なう非接触操作の移動
速度が2.0m/s 以上である場合のキャラクタ表示状態
を示す図。
【符号の説明】
11…CPU(中央処理装置)、11a…タイマ、11
b…発振回路、11c…分周回路、12…キー入力部、
12a…文字キー及びテンキー、12b…「モード」キ
ー、12c…「スタート」キー、12d…「エンド」キ
ー、12e…「受信」キー、12f…「書込み」キー、
12g…「検索」キー、13…ROM、13a…カウン
タ/距離変換テーブル、14…送信部、14a…送信回
路、14b…発光素子、15…受信部、15a…受信回
路、15b…受光素子、16…RAM、16a…手帳デ
ータレジスタ、16b…表示レジスタ、16c…カウン
タレジスタ、16d…タイムレジスタ、16e…カウン
タ、A,B,C…カウンタレジスタ、N…モードフラグ
レジスタ、M…ROMアドレスレジスタ、F0 …受信フ
ラグレジスタ、P…手帳データポインタ、G…移動検出
フラグレジスタ、H…受光フラグレジスタ、17…表示
駆動回路、18…液晶表示部、19…増幅回路、20…
スピーカ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の画像データを記憶する画像デ
    ータ記憶手段と、 使用者が装置本体に接触せずにスイッチングされる非接
    触スイッチ手段と、 この非接触スイッチ手段のスイッチ動作に基づき該非接
    触スイッチ手段に対する非接触媒体の位置情報を検出す
    る非接触位置検出手段と、 この非接触位置検出手段により検出された非接触媒体の
    位置情報に応じて前記画像データ記憶手段に記憶された
    複数種類の画像データのうち少なくとも1つの画像デー
    タを選択する画像データ選択手段と、 この画像データ選択手段により選択された画像データを
    表示する表示手段と、を具備したことを特徴とする画像
    表示装置。
  2. 【請求項2】 複数種類の画像データを記憶する画像デ
    ータ記憶手段と、 この画像データ記憶手段に記憶された複数種類の画像デ
    ータのそれぞれに対応して複数種類の音データを記憶す
    る音データ記憶手段と、 使用者が装置本体に接触せずにスイッチングされる非接
    触スイッチ手段と、 この非接触スイッチ手段のスイッチ動作に基づき該非接
    触スイッチ手段に対する非接触媒体の位置情報を検出す
    る非接触位置検出手段と、 この非接触位置検出手段により検出された非接触媒体の
    位置情報に応じて前記画像データ記憶手段に記憶された
    複数種類の画像データのうち少なくとも1つの画像デー
    タを選択する画像データ選択手段と、 この画像データ選択手段により選択された画像データを
    表示する表示手段と、 この表示手段による画像データの表示と共に、その画像
    データに対応して前記音データ記憶手段に記憶されてい
    る音データに応じた音を発生する音発生手段と、を具備
    したことを特徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記非接触位置検出手段は、前記非接触
    スイッチ手段のスイッチ動作に基づき該非接触スイッチ
    手段と非接触媒体との距離を検出し、前記画像データ選
    択手段は、前記検出された非接触媒体との距離に応じて
    前記画像データ記憶手段に記憶された複数種類の画像デ
    ータのうち少なくとも1つの画像データを選択すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記非接触位置検出手段は、前記非接触
    スイッチ手段のスイッチ動作に基づき該非接触スイッチ
    手段に対する非接触媒体の移動速度を検出し、前記画像
    データ選択手段は、前記検出された非接触媒体の移動速
    度に応じて前記画像データ記憶手段に記憶された複数種
    類の画像データのうち少なくとも1つの画像データを選
    択することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画
    像表示装置。
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