JPH0772858A - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JPH0772858A
JPH0772858A JP5242006A JP24200693A JPH0772858A JP H0772858 A JPH0772858 A JP H0772858A JP 5242006 A JP5242006 A JP 5242006A JP 24200693 A JP24200693 A JP 24200693A JP H0772858 A JPH0772858 A JP H0772858A
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performance data
reading
read
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musical performance
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JP5242006A
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Inventor
Katsuhiro Yachi
克浩 谷知
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Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】演奏データの読み出しに支障がある場合に、演
奏データ記憶手段に記憶された演奏データの残り演奏時
間に応じて、繰り返し読み出し回数を可変する。 【構成】FDに記録された演奏データを読み出して演奏
データ記憶手段に転送して記憶させ、演奏データ記憶手
段に記憶された演奏データを順次読み出して自動演奏す
る自動演奏装置において、FDに記録された演奏データ
を読み出すときに、演奏データの読み出しに支障がある
場合には繰り返して読み出し可能な読み出し手段と、演
奏データ記憶手段に記憶された演奏データの残り演奏時
間を記憶する演奏時間記憶手段と、演奏データの読み出
しに支障がある場合に演奏時間記憶手段に記憶された残
り演奏時間に基づき、読み出し手段による繰り返し読み
出しを行うか否かを判定する判定手段と、判定手段の判
定結果に基づいて、読み出し手段の繰り返し読み出しを
制御する繰り返し読み出し制御手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動演奏装置に関し、
さらに詳細には、フロッピー・ディスク・ドライブ(以
下、「FDD」と表記する。)を介して、フロッピー・
ディスク(以下、「FD」と表記する。)に記録された
演奏データを読み出すタイプの自動演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、FDDを介してFDに記録され
た演奏データを読み出して自動演奏装置本体に内蔵され
たランダム・アクセス・メモリ(RAM)に転送し、こ
うしてRAMに転送された演奏データを順次読み出して
再生するタイプの自動演奏装置が知られている。
【0003】こうしたタイプの自動演奏装置において
は、自動演奏装置本体に内蔵されたRAMの容量に応じ
て、FDDを介してFDに記録された演奏データを読み
出す方式が異なっている。
【0004】例えば、RAMの容量がFDに記録された
演奏データの容量より大きい自動演奏装置にあっては、
FDに記録された演奏データを一度にRAMに転送する
ことができる。このため、そのような自動演奏装置にお
いては、FDDによりFDに記録された演奏データを一
度に全て読み出して、FDに記録された全ての演奏デー
タを一度にRAMに転送するように構成されている。
【0005】一方、RAMの容量がFDに記録された演
奏データの容量より小さい自動演奏装置にあっては、F
Dに記録された演奏データを一度にRAMに転送するこ
とができない。このため、そのような自動演奏装置にお
いては、FDDによりFDに記録された演奏データの一
部を読み出してRAMに転送し、自動演奏装置によりR
AMに転送された演奏データの演奏が進むにつれてRA
Mに空き領域ができると、FDDによりFDに記録され
た演奏データの残りの一部を読み出してRAMの空き領
域に転送するという動作を、FDに記録された演奏デー
タをRAMに全て転送するまで繰り返すように構成され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した自動演奏装置
の中で、FDに記録された演奏データを一度にRAMに
転送することができない自動演奏装置にあっては、FD
に記録された演奏データがRAMに全て転送されるま
で、演奏中にFDに記録された演奏データを何回も読み
出す作業が必要となる。こうした読み出し作業中におい
て、演奏データの読み出しに支障がある場合(以下、読
み出し作業中における演奏データの読み出しの支障を
「エラー」と称する。)があり、エラーのために読み出
し作業中に演奏データの読み出しができなくなった場合
(以下、読み出し作業中に演奏データの読み出しができ
なくなることを、「ロード・エラー」と称する。)に
は、その時点で演奏が停止してしまうことになってい
た。
【0007】ところが、こうしたロード・エラーが発生
するか否かは、自動演奏装置によるFDに記録された演
奏データの演奏が終了するまで判明しないものであるた
め、自動演奏装置によるFDに記録された演奏データに
基づく演奏には、常に演奏が停止してしまうかもしれな
いという不安感が伴っているという問題点があった。
【0008】また、一般には、ロード・エラーによる演
奏の停止を防ぐために、演奏データの読み出し中にエラ
ーがあった場合には、エラー箇所を繰り返して読み出し
する作業(以下、演奏データの読み出し中にエラーがあ
った場合の繰り返しの読み出し作業を、「リトライ」と
称す。)を行っている。ところが、従来の自動演奏装置
においては、リトライ回数は「3回」とか「5回」とか
の所定回数に固定されていた。このため、FDから転送
された演奏データに基づく残り演奏時間が長時間残存し
ている場合においても、所定回数のリトライによりFD
から演奏データを読み出せないときには、ロード・エラ
ーとして演奏を停止してしまうことになっていた。
【0009】ところで、従来においてロード・エラーと
された場合であっても、リトライ回数を増加すればFD
から演奏データを読み出すことができる場合もあると考
えられる。しかしながら、従来の自動演奏装置にあって
は、上記したようにリトライ回数が所定回数に固定され
ているため、RAMに記憶されて演奏データの残り演奏
時間が長時間におよび、演奏を中断することなく所定回
数以上のリトライを繰り返す余裕が存在する場合でも、
一律に所定回数のリトライにより演奏データを読み出せ
ない場合には、ロード・エラーとされてしまうという問
題点があった。
【0010】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、FDに記録された演奏データを読み出す際のエ
ラー、リトライならびにロード・エラーなどの演奏デー
タ読み出し時の支障の発生状況を、FDに記録された演
奏データに基づく自動演奏開始前に短時間で確認するこ
とができるようにした自動演奏装置を提供しようとする
ものである。
【0011】また、本発明は、演奏データの読み出しに
支障がある場合に、自動演奏装置のRAMなどの演奏デ
ータ記憶手段に記憶された演奏データの残り演奏時間に
応じて、リトライ回数(繰り返し読み出し回数)を可変
することのできる自動演奏装置を提供しようとするもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による自動演奏装置は、フロッピー・ディス
クに記録された演奏データを読み出して演奏データ記憶
手段に転送して記憶させ、上記演奏データ記憶手段に記
憶された上記演奏データを順次読み出して自動演奏する
自動演奏装置において、上記フロッピー・ディスクに記
録された上記演奏データをセクター順に読み出すととも
に、上記演奏データの読み出しに支障がある場合に繰り
返し読み出しを行うセクター順読み出し手段と、上記セ
クター順読み出し手段による繰り返し読み出し回数に基
づいて、表示内容を可変する表示手段とを有するように
した。
【0013】また、本発明による自動演奏装置は、フロ
ッピー・ディスクに記録された演奏データを読み出して
演奏データ記憶手段に転送して記憶させ、上記演奏デー
タ記憶手段に記憶された上記演奏データを順次読み出し
て自動演奏する自動演奏装置において、上記フロッピー
・ディスクに記録された上記演奏データを読み出すとき
に、上記演奏データの読み出しに支障がある場合には繰
り返して読み出し可能な読み出し手段と、上記演奏デー
タ記憶手段に記憶された演奏データの残り演奏時間を記
憶する演奏時間記憶手段と、上記演奏データの読み出し
に支障がある場合に上記演奏時間記憶手段に記憶された
残り演奏時間に基づき、上記読み出し手段による繰り返
し読み出しを行うか否かを判定する判定手段と、上記判
定手段の判定結果に基づいて、上記読み出し手段の繰り
返し読み出しを制御する繰り返し読み出し制御手段とを
有するようにした。
【0014】
【作用】本発明の前者によれば、セクター順読み出し手
段によって、フロッピー・ディスクに記録された演奏デ
ータがセクター順に読み出されることになるので、フロ
ッピー・ディスクに記録された演奏データを短時間で全
て読み出すことができる。
【0015】そして、読み出しに支障がある場合におけ
る繰り返し読み出し回数に基づいて、表示手段による表
示内容が変化されるので、自動演奏開始前に短時間でフ
ロッピー・ディスクに記録された演奏データの読み出し
状況を確認することができる。
【0016】また、本発明の後者によれば、演奏時間記
憶手段に記憶された残り演奏時間に基づいて、判定手段
が読み出し手段の繰り返し読み出しを行うか否かを判定
し、当該判定結果に基づいて、繰り返し読み出し制御手
段が読み出し手段の繰り返し読み出しを制御するので、
演奏データ記憶手段に記憶された演奏データの残り演奏
時間に応じて、繰り返しの読み出し回数を可変すること
ができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明による自
動演奏装置の実施例を詳細に説明する。
【0018】図1には、本発明の一実施例による自動演
奏装置のブロック構成図が示されている。
【0019】この自動演奏装置は、その全体の動作の制
御を中央処理装置(CPU)10を用いて制御するよう
に構成されている。このCPU10には、バス12を介
して、全体の動作の制御のための所定のプログラムなど
が格納されたリード・オンリ・メモリ(ROM)14
と、外部記録媒体としてのFD16から転送された自動
演奏のための演奏データを記憶する領域や後述するよう
なCPU10によるプログラムの実行に必要な後述する
各種レジスタ群などが設定されたワーキング・エリアと
してのランダム・アクセス・メモリ(RAM)18と、
自動演奏装置の演奏開始/演奏停止を指示するための操
作子などを含む後述する各種操作子群を備えた操作子部
20と、FD16に格納された演奏データを読み出して
RAM18に転送したり、あるいはRAM18に記録さ
れた演奏データをFD16へ出力して格納したりするた
めのFDD22を制御するフロッピー・ディスク・コン
トローラ(FDC)24と、CPU10と外部入力端子
ならびにCPU10と外部出力端子との間で、外部装置
としての音源などとMIDIによる演奏データの転送を
行うMIDI入出力部26と、後述するようなCPU1
0によるプログラムの実行に基づくFD16の読み出し
状況などを表示する表示部28とが接続されている。な
お、本実施例においては、表示部28は液晶ディスプレ
イにより構成されている。
【0020】操作子部20に配設された本発明の実施に
関連する操作子としては、スタート・スイッチ(SW)
と、ディスク・チェック・スイッチ(SW)と、エンタ
ー・スイッチ(SW)と、左矢印(←)スイッチ(S
W)と、右矢印(→)スイッチ(SW)とが設けられて
いる。以下に、上記した本発明の実施に関連する操作子
を詳細に説明する。
【0021】〔スタートSW〕FD16からRAM18
に転送された演奏データに基づく演奏を開始させる。
【0022】〔ディスク・チェックSW〕自動演奏装置
のモードをディスク・チェック・モードに設定する。
【0023】〔エンターSW〕ディスク・チェック・モ
ードにおいて、後述するディスク・チェック処理を開始
させる。
【0024】〔左矢印SWおよび右矢印SW〕ディスク
・チェック・モードにおいて、表示部28に表示するエ
ラー箇所を変更する。
【0025】以上の構成において、図2乃至図6に示す
フローチャートならびに図7および図8に示す表示部2
8の表示例を参照しながら、上記した自動演奏装置の作
用および動作について説明する。
【0026】なお、この自動演奏装置は、通常は図2に
示すメイン・ルーチンを高速で繰り返し実行している
が、メイン・ルーチン内において初期化終了後にクロッ
ク割り込みの発生が指示されるものであって、t時間
(例えば、5msecなど。)毎にクロック割り込みが
かけられ、図6に示す演奏処理ルーチンが実行されるこ
とになる。そして、演奏処理ルーチンの実行を終了する
と、再びメイン・ルーチンを繰り返し実行し続けるもの
である。
【0027】また、本実施例においては、理解を容易に
するために、以下の(1)乃至(7)に示す条件のもと
に動作するものとする。
【0028】(1)FD16に記録された演奏データを
最初に読み出すときのみ、リトライ回数を5回とする
(データ・ロード処理(図5)のステップS506)。
【0029】(2)RAM18の容量は12.8KB
(キロ・バイト)とする。
【0030】(3)FD16から一度に読み出す演奏デ
ータの容量は1KBとする。
【0031】(4)RAM18に記憶された演奏データ
の時間情報の合計時間Tの値が「10」以上のときにリ
トライを行うものとする(データ・ロード処理(図5)
のステップS518)。
【0032】(5)合計時間Tの計算のために、RAM
18の0.5KBの領域が使用されるものとする。
【0033】(6)エラーの発生箇所、エラーの発生回
数ならびにリトライ回数の記録のために、RAM18の
0.3KBの領域が使用されるものとする。
【0034】(7)リトライの場合には、例えば、FD
から1KBの演奏データを読み出しているときに、0.
8KBの演奏データが読み出しが終わった時点でエラー
が発生しても、演奏データの先頭から読み出し直すもの
とする。
【0035】次に、図2を参照しながらメイン・ルーチ
ンを説明するが、この自動演奏装置に電源が投入される
と、まずステップS202において、CPU10はRA
M18に設定されたFD16から転送される演奏データ
の記憶領域や各種レジスタの初期化を行う。そして、上
記したようにクロック割り込みの発生が指示されて、t
時間毎にクロック割り込みがかけられ、演奏処理ルーチ
ン(図6)の実行が開始される。
【0036】ステップS202の処理を終了すると、ス
テップS204へ進み、ディスク・チェックSWがオン
(ON)操作されたか否かを判断する。
【0037】ステップS204の判断結果が肯定
(Y)、即ち、ディスク・チェックSWがオン操作され
てディスク・チェック・モードとされた場合には、ステ
ップS206へ進み、ディスク・チェック・モード処理
を行う。
【0038】図3には、ステップS206におけるディ
スク・チェック・モード処理のサブ・ルーチンのフロー
チャートが示されている。
【0039】このディスク・チェック・モードにおいて
エンターSWがオン操作されたら、ステップS302に
おいて、FD16のリード・チェックを開始する。
【0040】ここにおいて、FD16の演奏データのリ
ード(読み出し)は、「サイド1」の「セクター1」か
ら順に開始されるものである。そして、「サイド1」の
全てのセクターのリードを完了したら、同様に「サイド
2」の「セクター1」から順にリードし、「サイド1」
および「サイド2」の全セクターをリードする。
【0041】ステップS302の処理の次には、ステッ
プS304へ進み、ステップS302の読み出し時にエ
ラーがないか判断する。
【0042】ステップS304の判断結果が否定
(N)、即ち、ステップS302の読み出し時にエラー
があった場合には、ステップS306へ進み、エラーが
発生する度に当該エラーの発生箇所と発生回数をRAM
18に記憶する。
【0043】ステップS306の処理の次には、ステッ
プS308へ進み、同じエラー箇所でのリトライ回数が
3回以上になったかを判断する。
【0044】ステップS308の判断結果が否定、即
ち、同じエラー箇所でのリトライ回数が2回までの場合
には、再度同じエラー箇所のリトライを行うためにステ
ップS302へ戻る。
【0045】一方、ステップS308の判断結果が肯
定、即ち、同じエラー箇所でのリトライ回数が3回にな
った場合(同じ箇所で3回リトライしても演奏データを
読み出せない場合)には、ステップS310へ進む。
【0046】ステップS310では、FD16から完全
に演奏データを読み出すことができないロード・エラー
として、図7(a)に示す表示1を表示部28に表示
し、このディスク・チェック・モード処理のサブ・ルー
チンを終了する。
【0047】一方、ステップS304の判断結果が肯
定、即ち、ステップS302の読み出し時にエラーがな
かった場合には、ステップS312へ進み、FD16に
まだ読み出すべき演奏データが残存しているか否かを判
断する。
【0048】このステップS312の判断結果が肯定、
即ち、FD16にまだ読み出すべき演奏データが残存し
ている場合には、ステップS314へ進み、FD16に
記録されている次の演奏データ読み出すためにFDD2
2のヘッドを移動させてステップS302へ戻り、上記
した処理を繰り返す。こうして、FD16に記憶された
全ての演奏データに対する処理を行う。
【0049】一方、ステップS312の判断結果が否
定、即ち、FD16に記憶された全ての演奏データの読
み出しを完了して、FD16に読み出すべき演奏データ
がなくなった場合にはステップS316へ進み、FDD
22のヘッドの移動を停止してリード・チェックを終了
する。
【0050】ステップS316の処理を終了すると、ス
テップS318へ進み、FD16に記録された全ての演
奏データのリード・チェック中に、エラーが全くなかっ
たかが判断される。
【0051】このステップS318の判断結果が肯定、
即ち、リード・チェック中にエラーが全くなかった場合
には、ステップS320へ進み、FD16から全ての演
奏データをエラーなしに読み出すことができたとして、
図7(b)に示す表示2を表示部28に表示し、このデ
ィスク・チェック・モード処理のサブ・ルーチンを終了
する。
【0052】一方、ステップS318の判断結果が否
定、即ち、リード・チェック中にエラーが1回でもあっ
た場合には、ステップS322へ進み、リード・チェッ
ク中のエラーの回数が10回未満であるかを判断する。
【0053】このステップS322の判断結果が肯定、
即ち、リード・チェック中のエラーの回数が10回未満
である場合には、ステップS324へ進み、図7(c)
に示すようにエラーに伴うリトライ回数を表示する表示
3を表示部28に表示し、このディスク・チェック・モ
ード処理のサブ・ルーチンを終了する。なお、図7
(c)には、「リトライ回数2回(2TIME RET
RY)」の状態が表示されている。
【0054】一方、ステップS322の判断結果が否
定、即ち、リード・チェック中のエラーの回数が10回
以上である場合には、ステップS326へ進み、FD1
6の演奏データを読み出すことはできたが、エラー回数
が多くて実際に演奏するには危険な状態であるとして、
図7(d)に示す表示4を表示部28に表示し、このデ
ィスク・チェック・モード処理のサブ・ルーチンを終了
する。
【0055】そして、上記したディスク・チェック・モ
ード中に左矢印SWあるいは右矢印SWが操作される
と、ステップS208のエラー表示モード処理が実行さ
れることになる。
【0056】図4には、ステップS208におけるエラ
ー表示モード処理のサブ・ルーチンのフローチャートが
示されている。
【0057】このエラー表示モード処理のサブ・ルーチ
ンにおいては、まずステップS402において、FD1
6のリード・チェックにおける最初のエラーたる「エラ
ー1」の箇所と回数を、表示部28に表示する。図8に
は表示部28における表示例が示されており、図8に示
す表示状態は、「サイド1(SIDE=1)、トラック
1(TRK=01)、セクター8(SEC=8)」で2
回(TIME=2)エラーが起きたが、3回目のリトラ
イで読み出せたときの表示である。
【0058】ステップS402の処理を終了すると、ス
テップS404へ進み、何かのSWがオン操作されたか
否かが判断される。このステップS402の判断結果が
否定、即ち、何らのSWもオン操作されていない場合に
は、ステップS404の判断処理を繰り返し、何かのS
Wがオン操作されてステップS404の判断結果が肯定
となったときに、ステップS406へ進むことになる。
【0059】従って、何かのSWもオン操作されない限
りは、表示部28には、ステップS402における「エ
ラー1」の表示が継続して表示される。
【0060】そして、ステップS406へ進むと、オン
操作されたSWが左矢印SWあるいは右矢印SWである
か、あるいはそれ以外のSWであるかが判断される。
【0061】ステップS406の判断結果が肯定、即
ち、左矢印SWか右矢印SWがオン操作されたならば、
ステップS408へ進み、エラーは1回であるかを判断
する。
【0062】ステップS408の判断結果が肯定、即
ち、エラーが1回だけである場合には、「エラー1」以
外の他のエラーの表示を行うことはできないので、ステ
ップS404へ戻り、「エラー1」の表示を継続する。
【0063】一方、ステップS408の判断結果が否
定、即ち、エラーが2回以上ある場合には、ステップS
410へ進み、左矢印SWがオン操作されたかが判断さ
れる。
【0064】ステップS410の判断結果が否定、即
ち、右矢印SWがオン操作された場合には、ステップS
412へ進み、現在表示されているエラーより一つ先の
エラーの箇所と回数とを、図8と同様に表示してステッ
プS404へ戻る。
【0065】一方、ステップS410の判断結果が肯
定、即ち、左矢印SWがオン操作された場合には、ステ
ップS414へ進み、ステップS412の処理とは逆
に、現在表示されているエラーより一つ前のエラーの箇
所と回数とを、図8と同様に表示してステップS404
へ戻る。
【0066】そして、ステップS406の判断結果が否
定の場合、即ち、左矢印SWならびに右矢印SW以外の
SWがオン操作されたときには、ステップS416へ進
み、エラー表示モード処理を終了することになる。
【0067】従って、エラー表示モードを終了した場合
には、左矢印SWならびに右矢印SW以外のSWをオン
操作すればよいことになる。
【0068】上記のようにしてエラー表示モードを終了
した場合およびステップS204の判断結果が否定の場
合(ディスク・チェックSWがOFF(オフ)の場合)
には、ステップS210へ進む。
【0069】ステップS210では、スタートSWがオ
ンされているかが判断され、この判断結果が肯定、即
ち、スタートSWがオンされている場合には、ステップ
S212のデータ・ロード処理が実行されることにな
る。
【0070】図5には、ステップS212におけるデー
タ・ロード処理のサブ・ルーチンのフローチャートが示
されている。
【0071】このデータ・ロード処理のサブ・ルーチン
においては、まずステップS502において、t時間毎
の割り込み処理(図6)によりFD16に記録された演
奏データに基づく演奏処理を行うために、FD16に記
録された演奏データを1KB分正常に読めるかを否かを
判断する。
【0072】ステップS502の判断結果が否定、即
ち、FD16に記録された演奏データを読めなかった場
合には、ステップS504へ進み、リトライ回数をRA
M18に記録する。従って、最初のステップS504の
処理の際には、リトライ回数として「1回」が記録され
る。
【0073】ステップS504の処理を終了すると、ス
テップS506へ進み、ステップS504で記録された
リトライ回数が5回以上であるか否かを判断する。
【0074】ステップS506の判断結果が否定、即
ち、リトライ回数が5回未満である場合には、ステップ
S502へ戻り、リトライ回数が5回になるまで演奏デ
ータの読み出しを行う。
【0075】一方、ステップS506の判断結果が肯
定、即ち、リトライ回数が5回になったときには、ステ
ップS508へ進み、ロード・エラーとしてエラー処理
(表示部28にロード・エラー発生の表示)を行うこと
になる。そして、メイン・ルーチンへリターンする。
【0076】ステップS502の判断結果が肯定、即
ち、FD16に記録された演奏データを1KB分正常に
読めた場合には、ステップS510へ進み、t時間毎の
割り込み処理(図6)における演奏処理のために当該演
奏データをRAM18に転送する。
【0077】ステップS510の処理を終了すると、ス
テップS512へ進み、RAM18に転送されて記録さ
れているとともに、t時間毎の割り込み処理(図6)中
の演奏処理に用いられていない残り演奏データの演奏時
間を示す時間情報を合計して、残り演奏時間を示す時間
情報Tを求める。そして、この時間情報TをRAM18
の所定のエリアに記録する。
【0078】ステップS512の処理を終了すると、ス
テップS514へ進み、RAM18の演奏データを記録
するエリア中の空白エリアが、10KB以上あるか否か
を判断する。そして、このステップS514の判断結果
が否定、即ち、RAM18の空白エリアが10KB未満
である場合には、以降の処理を行うことなく、メイン・
ルーチンにリターンする。
【0079】一方、ステップS514の判断結果が肯
定、即ち、RAM18に10KB以上の空白エリアがあ
る場合にはステップS516へ進み、ステップS502
と同様に、t時間毎の割り込み処理(図6)によりFD
16に記録された演奏データに基づく演奏処理を行うた
めに、FD16に記録された演奏データを1KB分正常
に読めるかを否かを判断する。
【0080】ステップS516の判断結果が肯定、即
ち、FD16に記録された演奏データを1KB分正常に
読めた場合には、ステップS510へ戻り、t時間毎の
割り込み処理(図6)における演奏処理のために当該演
奏データをRAM18に転送し、以降の処理を繰り返
す。
【0081】一方、ステップS516の判断結果が否
定、即ち、FD16に記録された演奏データを読めなか
った場合には、ステップS518へ進み、時間情報Tの
値が10以上であるか否かを判断する。
【0082】ステップS518の判断結果が肯定、即
ち、時間情報Tの値が10以上である場合には、リトラ
イに必要な時間分以上の演奏時間の演奏データがRAM
18に記録されていることになるので、ステップS51
6へ戻りリトライを行うことになる。
【0083】従って、時間情報Tの値が10以上である
限りは、何回でもリトライが行われることになる。
【0084】そして、時間情報Tの値は、後述するよう
に、t時間毎の割り込み処理(図6)においてtづつデ
クリメントされるものであり、時間情報Tの値が10未
満になったときは、ステップS508へ進み、上記と同
様にエラー処理を行い、メイン・ルーチンへリターンす
ることになる。
【0085】上記したステップS212におけるデータ
・ロード処理を終了すると、ステップS214へ進み、
自動演奏装置の処理において一般的に必要とされる公知
の処理を行ってステップS204へ戻り、上記した処理
を繰り返す。
【0086】次に、図6に示すフローチャートに基づい
て、t時間毎の割り込み処理ルーチンを説明する。この
t時間毎の割り込み処理ルーチンは、上記したようにt
時間毎に起動されるルーチンである。
【0087】このt時間毎の割り込み処理ルーチンにお
いては、ステップS602において、公知の技術により
RAM18に記録された演奏データに基づく演奏処理が
行われる。なお、RAM18に演奏データが記録されて
いない場合には、演奏が行われない。
【0088】そして、ステップS602の処理を終了す
ると、ステップS604へ進み、時間情報Tをtだけデ
クリメントして時間情報Tの値を更新し、このt時間毎
の割り込み処理ルーチンを終了する。
【0089】上記したt時間毎の割り込み処理ルーチン
により、自動演奏装置による演奏が行われることにな
る。
【0090】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0091】フロッピー・ディスクに記録された演奏デ
ータを読み出して演奏データ記憶手段に転送して記憶さ
せ、演奏データ記憶手段に記憶された演奏データを順次
読み出して自動演奏する自動演奏装置において、フロッ
ピー・ディスクに記録された演奏データをセクター順に
読み出すとともに、演奏データの読み出しに支障がある
場合に繰り返し読み出しを行うセクター順読み出し手段
と、セクター順読み出し手段による繰り返し読み出し回
数に基づいて、表示内容を可変する表示手段とを有する
ようにしたため、セクター順読み出し手段によって、フ
ロッピー・ディスクに記録された演奏データがセクター
順に読み出されることになるので、フロッピー・ディス
クに記録された演奏データを短時間で全て読み出すこと
ができ、しかも読み出しに支障がある場合における繰り
返し読み出し回数に基づいて、表示手段による表示内容
が変化されるので、自動演奏開始前に短時間でフロッピ
ー・ディスクに記録された演奏データの読み出し状況を
確認することができるようになる。
【0092】また、フロッピー・ディスクに記録された
演奏データを読み出して演奏データ記憶手段に転送して
記憶させ、演奏データ記憶手段に記憶された演奏データ
を順次読み出して自動演奏する自動演奏装置において、
フロッピー・ディスクに記録された演奏データを読み出
すときに、演奏データの読み出しに支障がある場合には
繰り返して読み出し可能な読み出し手段と、演奏データ
記憶手段に記憶された演奏データの残り演奏時間を記憶
する演奏時間記憶手段と、演奏データの読み出しに支障
がある場合に演奏時間記憶手段に記憶された残り演奏時
間に基づき、読み出し手段による繰り返し読み出しを行
うか否かを判定する判定手段と、判定手段の判定結果に
基づいて、読み出し手段の繰り返し読み出しを制御する
繰り返し読み出し制御手段とを有するようにしたため、
演奏時間記憶手段に記憶された残り演奏時間に基づい
て、判定手段が読み出し手段の繰り返し読み出しを行う
か否かを判定し、当該判定結果に基づいて、繰り返し読
み出し制御手段が読み出し手段の繰り返し読み出しを制
御するので、演奏データ記憶手段に記憶された演奏デー
タの残り演奏時間に応じて、繰り返しの読み出し回数を
可変することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動演奏装置の一実施例を示すブ
ロック構成図である。
【図2】メイン・ルーチンのフローチャートである。
【図3】ディスク・チェック・モード処理ルーチンのフ
ローチャートである。
【図4】エラー表示モード処理のフローチャートであ
る。
【図5】データ・ロード処理のフローチャートである。
【図6】t時間毎の割り込み処理ルーチンのフローチャ
ートである。
【図7】(a)乃至(d)はそれぞれ表示部の表示態様
を示す説明図であり、(a)はFDから完全に演奏デー
タを読み出すことができないロード・エラーの場合の表
示たる表示1を示し、(b)はFDから全ての演奏デー
タをエラーなしに読み出すことができた場合の表示たる
表示2を示し、(c)はエラーに伴うリトライ回数を表
示する場合の表示たる表示3を示し、(d)はエラー回
数が多くて実際に演奏するには危険な状態である場合の
表示たる表示4を示す。
【図8】エラー表示モードにおける表示部の表示態様の
一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 CPU 12 バス 14 ROM 16 フロッピー・ディスク(FD) 18 RAM 20 操作子部 22 フロッピー・ディスク・ドライブ(FDD) 24 フロッピー・ディスク・コントロール(FD
C) 26 MIDI入出力部 28 表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロッピー・ディスクに記録された演奏
    データを読み出して演奏データ記憶手段に転送して記憶
    させ、前記演奏データ記憶手段に記憶された前記演奏デ
    ータを順次読み出して自動演奏する自動演奏装置におい
    て、 前記フロッピー・ディスクに記録された前記演奏データ
    を読み出すときに、前記演奏データの読み出しに支障が
    ある場合には繰り返して読み出し可能な読み出し手段
    と、 前記演奏データ記憶手段に記憶された演奏データの残り
    演奏時間を記憶する演奏時間記憶手段と、 前記演奏データの読み出しに支障がある場合に前記演奏
    時間記憶手段に記憶された残り演奏時間に基づき、前記
    読み出し手段による繰り返し読み出しを行うか否かを判
    定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて、前記読み出し手段
    の繰り返し読み出しを制御する繰り返し読み出し制御手
    段とを有することを特徴とする自動演奏装置。
  2. 【請求項2】 フロッピー・ディスクに記録された演奏
    データを読み出して演奏データ記憶手段に転送して記憶
    させ、前記演奏データ記憶手段に記憶された前記演奏デ
    ータを順次読み出して自動演奏する自動演奏装置におい
    て、 前記フロッピー・ディスクに記録された前記演奏データ
    をセクター順に読み出すとともに、前記演奏データの読
    み出しに支障がある場合に繰り返し読み出しを行うセク
    ター順読み出し手段と、 前記セクター順読み出し手段による繰り返し読み出し回
    数に基づいて、表示内容を可変する表示手段とを有する
    ことを特徴とする自動演奏装置。
JP5242006A 1993-09-02 1993-09-02 自動演奏装置 Pending JPH0772858A (ja)

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