JPH0772536B2 - ボ−ルジヨイントピストン式圧縮機の組立方法 - Google Patents

ボ−ルジヨイントピストン式圧縮機の組立方法

Info

Publication number
JPH0772536B2
JPH0772536B2 JP61114140A JP11414086A JPH0772536B2 JP H0772536 B2 JPH0772536 B2 JP H0772536B2 JP 61114140 A JP61114140 A JP 61114140A JP 11414086 A JP11414086 A JP 11414086A JP H0772536 B2 JPH0772536 B2 JP H0772536B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
cylindrical body
connecting rod
cylinder
crankshaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61114140A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62294784A (ja
Inventor
浩一 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP61114140A priority Critical patent/JPH0772536B2/ja
Publication of JPS62294784A publication Critical patent/JPS62294784A/ja
Publication of JPH0772536B2 publication Critical patent/JPH0772536B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はボールジョイントピストン式圧縮機の組立方法
に関する。
(ロ)従来の技術 従来、この種のボールジョイントピストン式圧縮機は、
特公昭51−21165号公報等に記載され第4図に示すよう
に、クランク軸30の軸受部31と、ピストン32が往復動す
るシリンダ33とを一体形成している枠体34を備え、か
つ、一端に球体35を他端に円筒体36を一体的に有する連
接棒37を備えてなり、この連接棒の球体35を前記ピスト
ン32に設けた球座38に軸支させる一方、円筒体36をクラ
ンク軸30のクランクピン39に挿入し、更に、この円筒体
36とクランクピン39の間にブッシュ40を嵌め込むことに
より、ピストン32とクランク軸30を連結する構成であっ
た。ここで、円筒体36の内径はクランクピン39の外径よ
りも大きく、かつ、クランク軸30のスラスト部41の外径
よりも小さく形成されている。これは、円筒体36とクラ
ンクピン39の間には上記したブッシュ40が嵌め込まれる
こと、及びピストン装置を小型軽量にするためには、円
筒体36をなるべく小さく形成することが必要であること
に起因する。そして、斯かる圧縮機は以下に説明する方
法によって組立てられる。
まず、球体35と円筒体36を一体形成してなる接続棒37を
カシメによってピストン32に接続する。次に、連接棒を
接続したピストン32をシリンダ33内へ挿入する一方、ク
ランク軸30を枠体34の軸受部31へ挿入する。この後、連
接棒37を第4図に示すように旋回させて円筒体36をクラ
ンクピン39に挿入する。最後に、ブッシュ40を円筒体36
とクランクピン39の間の隙間に嵌め込み、ピストン32と
クランク軸30とを連結する。
そして、上記構成の圧縮機は、枠体34にシリンダ33を一
体形成することにより、シリンダと枠体が分離されてい
るものに比べシリンダと枠体の接合面における面倒な研
磨加工やシリンダを枠体に取付けるためのボルト等を不
用にでき、作業工数の向上や部品点数の低減を図ること
ができる。加えて、斯かる圧縮機の構造によれば、上述
したように、クランク軸30を軸受部31に挿入した状態で
円筒体36とクランクピン39との組付けが行なえるため、
円筒体36の内径はクランクピン39の外径より大きくはな
るが(ブッシュを嵌め込むため)、クランク軸30で最も
径の大きい部分であるスラスト部41の外径よりは充分に
小さく形成することができ、クランク軸30を円筒体36の
上から挿入する方式のもの(スラスト部を円筒体内を通
過させるもの)に比べて、円筒体36をかなり小さく形成
することができ、ピストン装置の小型軽量化を図ること
ができるものである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の手段によると円筒体36とクランク
ピン39との組付けに際してはブッシュ40が必要であるた
め、部品点数が多くなるばかりでなく、圧縮機の輸送中
の衝撃によるブッシュ40の抜けを防ぐために抜け止めピ
ンを必要としたり、また、ブッシュ40を圧入によって強
固に嵌め込もうとすると、ブッシュ40と円筒体36の間、
或いは、ブッシュ40とクランクピン39の間の圧入面を高
い寸法精度で加工しなければならないという問題があっ
た。更に、シリンダ33は枠体34に一体形成されているこ
と、及び、連接棒37には予め、球体35や円筒体36が一体
的に形成されていることから、ピストン32のトップ寸法
出しは、上述したピストン装置の組立後に行なわなけれ
ばならず、また、トップ寸法出しに際してはシリンダ33
の開口端面等にトップ寸法調整用のガスケットが必要と
なるという問題があった。
本発明は斯かる点に鑑みなされたもので、枠体にシリン
ダを一体形成して、面倒な研磨加工やボルトの使用をな
くしたり、組立時に、枠体の軸受部へクランク軸を挿入
した後でピストン装置を組付けられるようにして、該装
置の小型軽量化を図るといった従前の利便さを保ちつ
つ、ピストン装置を構成する部品の点数を低減し、更
に、ピストンのトップ寸法出しも組立作業と同時にしか
もトップ寸法調整用のガスケット等を使うことなく行な
うことができるボールジョイントピストン式圧縮機の組
立方法を提供することを目的とする。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、クランク軸の軸受部及びピストンが往復動す
るシリンダを一体形成している枠体を備え、かつ、一端
に球体を他端に円筒体を設けた連続棒を有してなり、こ
の連続棒の球体を前記ピストンに設けた球座に当接させ
る一方、円筒体を前記クランク軸のクランクピンに挿入
させることにより、ピストンとクランク軸を連結してい
るボールジョイントピストン式圧縮機において、前記円
筒体に連接棒の接続穴を設ける一方、前記ピストンに球
体を介して連接棒を装着し、この連接棒を有するピスト
ンをシリンダ内へ挿入すると共に前記枠体の軸受部へク
ランク軸を挿入した後、クランクピンに挿入された円筒
体の接続穴へ連接棒を挿入し、連接棒と円筒体を接合し
たものである。
(ホ)作用 本発明のボールジョイントピストン式圧縮機は上記の手
段により、シリンダを一体形成した枠体であっても、枠
体の軸受部へクランク軸を挿入した後で、連接棒とクラ
ンクピンを組付けることができ、面倒な研磨加工やボル
トの廃止、及び円筒体の小型軽量化といった従前の利便
さを維持しつつ、また、連接棒と円筒体との接合を最後
に行なうことにより、円筒体とクランクピンの間に介在
されていたブッシュを不用として、部品点数の低減、寸
法精度の緩和を図り、更に、円筒体に設けた連接棒の接
続穴により、連接棒の接続穴への挿入深さを調整しなが
ら該連接棒と円筒体とを接合することができ、トップ寸
法調整用のガスケットを使うことなく、連接棒と円筒体
の接合と同時にピストンのトップ寸法出しを行なえるよ
うにしたものであ。
(ヘ)実施例 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
1は密閉ケース2内の上部に圧縮機部3を下部に電動機
部4を収納し、かつ、これら両機部3、4をクランク軸
5で連結してなる密閉型圧縮機である。6は前記圧縮機
部3を構成する枠体である。この枠体6には、クランク
軸5の軸受部7と、ピストン8が往復動するシリンダ9
と、電動機部4のステータコア10に固定される取付脚11
とが一体形成されている。12は、一端に球体13を、他端
に円筒体14を取付けてなる連接棒である。この連接棒
は、前記ピストン8に設けた球座15に球体13を当接さ
せ、この球体をピストン8の後端部でカシメ固定する一
方、円筒体14をクランク軸5のクランクピン16に挿入す
ることにより、ピストン8とクランク軸5とを連結し
て、ボールジョイント式のピストン装置を構成してい
る。ここで、前記円筒体14の外周面には該円筒体の軸線
と垂直方向に延びる接続穴17が形成されている。
このように構成された密閉型圧縮機において、組立方法
を以下に説明する。まず、枠体6の軸受部7にクランク
軸5を挿入し該軸にローター19を固定しておく。次に、
電動要素4のステータコア10に上記の枠体6をボルト18
により固定し、下ケース2a内に収納する。一方、連接棒
12の一端に球体13を接合し、更に、この球体13をピスト
ン8の球座15に当接させつつピストン8の後端部をカシ
メて連接棒12にピストン8を装着しておく。この後、連
接棒12を有するピストン8をシリンダ9内へ挿入する。
また、円筒体14をクランクピン16へ挿入する。この状態
から、ピストン8、連接棒12、及び円筒体14を動かして
連接棒12を円筒体14の接続穴17へ挿入する。ここで、接
続穴17への連接棒12の挿入深さは、シリンダ9内におけ
るピストン8のトップ寸法を調整しながら適当な深さで
セットされる。そして、このセットされた状態で第2図
中Aで示す部分を全周に亘ってレーザー溶接することに
より、連接棒12と円筒体14とが連結される。最後に、下
ケース2aに上ケース2bを被せ、両ケース2a、2bを溶接す
ることにより圧縮機は完成される。
このような方法で組立てられる密閉型圧縮機において、
シリンダ9は枠体6に一体形成されているため、シリン
ダが別体とされているものと比べた場合、シリンダ取付
面の面倒な研磨加工やシリンダ取付用のボルトを必要と
することはない。また、円筒体14はクランク軸5を軸受
部7へ挿入した後でクランクピン16へ挿入すれば良く、
円筒体14の内孔にクランク軸5の最も径の大きい部分で
あるスラスト部20を挿通させる必要もないため、円筒体
14の内径はクランクピン16の外径より僅かに大きく形成
するだけ(嵌合寸法だけ)で良く、円筒体14を小型で軽
量に形成できる。また、円筒体14とクランクピン16との
組付けに際しては、従来のようなブッシュは不要となる
ため、部品点数を低減できると共に円筒体14とクランク
ピン16との間の寸法管理を緩和できる。(嵌合寸法の管
理だけで良くなる。)更に、連接棒12と円筒体14の接続
は、円筒体14に設けた接続穴17への連接棒12の挿入、及
び適当な挿入深さ位置での接合としたので、従来のよう
にシリンダ9の開口端面にトップ寸法調整用のガスケッ
ト等を設けたりすることなく、連接棒12と円筒体14の接
合と同時に、シリンダ9内におけるピストン8のトップ
寸法出しを行なうことができる。
また、第3図は他の実施例を示し、連接棒21の円筒体22
側の端部に雄ネジ部23を形成する一方、円筒体22の接続
穴24に雌ネジ部25を形成し、連接棒21をピストン26の周
方向に回転させることにより、両ネジ部23、25を螺合さ
せ、連接棒21の挿入深さを調整した後、該連接棒と円筒
体22の図中B部分をレーザー溶接で接合したものであ
り、この場合には、連接棒21と円筒体22との接合前の位
置決めをより正確にしておくことができる。
(ト)発明の効果 以上のように本発明のボールジョイントピストン式圧縮
機の組立方法によれば、連接棒と円筒体との接合は、ク
ランク軸を枠体の軸受部に挿入し、かつ、連接棒を有す
るピストンをシリンダ内へ挿入した後に行なわれるた
め、シリンダを一体に有する枠体であっても、円筒体と
クランクピンの間にブッシュ等の介在部品を必要とする
ことなく、ピストンとクランク軸とを連結させることが
でき、従前のように円筒体の小型軽量化を図りつつ部品
点数を低減させることができる。更に、連接棒は、円筒
体の接続穴部または接続突部によって適当な挿入深さに
調整されながら該円筒体に接合されるため、従来のよう
にトップ寸法調整用のガスケットを必要とすることな
く、連接棒と円筒体の接合と同時にピストンのトップ寸
法出しを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す密閉型圧縮機の要部切
欠断面図、第2図は第1図の要部拡大断面図、第3図は
他の実施例を示す圧縮機の要部断面図、第4図は従来例
を示す圧縮機の要部断面図である。 1……密封型圧縮機、5……クランク軸、6……枠体、
7……軸受部、8……ピストン、9……シリンダ、12…
…連接棒、13……球体、14……円筒体、16……クランク
ピン、17……接続穴。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク軸の軸受部及びピストンが往復動
    するシリンダを一体形成している枠体を備え、かつ、一
    端に球体を他端に円筒体を設けた連続棒を有してなり、
    この連続棒の球体を前記ピストンに設けた球座に当接さ
    せる一方、円筒体を前記クランク軸のクランクピンに挿
    入させることにより、ピストンとクランク軸を連結して
    いるボールジョイントピストン式圧縮機において、前記
    円筒体に連接棒の接続穴部または連続突部を設ける一
    方、連接棒に円筒体の接続突部または接続穴部を設け、
    前記ピストンに球体を介して連接棒を装着し、この連接
    棒を有するピストンをシリンダ内へ挿入すると共に前記
    枠体の軸受部へクランク軸を挿入した後、クランクピン
    に挿入された円筒体の接続穴部または接続突部へ連接棒
    の接続突部または接続穴部を挿入し、連接棒と円筒体を
    接合したことを特徴とするボールジョイントピストン式
    圧縮機の組立方法。
JP61114140A 1986-05-19 1986-05-19 ボ−ルジヨイントピストン式圧縮機の組立方法 Expired - Fee Related JPH0772536B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61114140A JPH0772536B2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19 ボ−ルジヨイントピストン式圧縮機の組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61114140A JPH0772536B2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19 ボ−ルジヨイントピストン式圧縮機の組立方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62294784A JPS62294784A (ja) 1987-12-22
JPH0772536B2 true JPH0772536B2 (ja) 1995-08-02

Family

ID=14630140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61114140A Expired - Fee Related JPH0772536B2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19 ボ−ルジヨイントピストン式圧縮機の組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0772536B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3892094B2 (ja) * 1997-01-14 2007-03-14 松下冷機株式会社 往復ピストン圧縮機
KR100402461B1 (ko) 2000-12-08 2003-10-22 주식회사 엘지이아이 밀폐형 압축기의 피스톤핀 설치구조
KR100724996B1 (ko) 2000-12-11 2007-06-04 신닛테츠가가쿠 가부시키가이샤 에폭시 수지, 그 제조방법, 에폭시 수지 조성물 및 경화물
KR100395950B1 (ko) * 2000-12-29 2003-08-27 주식회사 엘지이아이 밀폐형 압축기의 오일공급구조
KR100452996B1 (ko) * 2002-05-09 2004-10-15 엘지전자 주식회사 밀폐형 압축기의 피스톤 연결구조
CN106121969B (zh) * 2016-08-24 2019-02-26 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 活塞及具有其的压缩机

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56175582U (ja) * 1980-05-30 1981-12-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62294784A (ja) 1987-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU657594B2 (en) Enclosed motor compressor of a two cylinder type
CA1204922A (en) Connecting rod arrangement
JPH1075547A (ja) ピストンポンプおよびピストンポンプ駆動用の電動モータの組付け方法
JP2633729B2 (ja) ロッカーアーム組立体
JPH0772536B2 (ja) ボ−ルジヨイントピストン式圧縮機の組立方法
JP2807761B2 (ja) クランク軸の製造法
JPH07151134A (ja) クランク軸受
US5709184A (en) Piston pin and rod bushing for non-round piston
US4624156A (en) Crankshaft assembly
US5977673A (en) Armature shaft support structure for use in an electric motor
JPH07259838A (ja) クランクシャフトの製造方法
WO2010051843A1 (en) Dismountable multi-piece crankshaft
JP3657374B2 (ja) 内燃機関用クランク軸のクランクアーム構造
JPS62294786A (ja) 密閉型圧縮機の組立方法
JP3892094B2 (ja) 往復ピストン圧縮機
JP2588848Y2 (ja) 偏心軸受ユニット
US20040035244A1 (en) Crankshaft assembly and method for manufacturing same
JP2004245388A (ja) 軸受構造
JPH05306710A (ja) スラストメタルの取付構造
JP3246225B2 (ja) 組立式クランクシャフト
JP2835046B2 (ja) クランクシャフト
JPS645095Y2 (ja)
KR200230842Y1 (ko) 압축기의메인프레임구조
JPH0457887B2 (ja)
JPH0227173A (ja) 圧縮機のピストン装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees