JPH0227173A

JPH0227173A - 圧縮機のピストン装置

Info

Publication number: JPH0227173A
Application number: JP17761788A
Authority: JP
Inventors: Kiyoshi Tanaka; 清田中; Ryuji Watanabe; 隆二渡辺
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1988-07-15
Filing date: 1988-07-15
Publication date: 1990-01-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は冷蔵庫や冷凍ショーケース等に使用される圧縮
機のピストン装置に関する。

〈口）従来の技術従来、この種の圧縮機、すなわち、シリンダを一体形成
したモーターケースを備えた圧縮機のピストン装置は、
そのままでは、ピストンとクランク軸の接続ができない
ため、例えば実公昭５６２０５４８号公報等に開示され
ているように、連接棒の一端に第１の半円筒体を設けて
おき、モーターケースの所定の位置にクランクピンをセ
ットする一方、連接棒の他端に接続されたピストンをシ
リンダ内に挿入しつつ、第１の半円筒体がクランクピン
の周面に当接するよう位置決めをし、この状態で第２の
半円筒体を第１の半円筒体にボルト締めすることにより
、連接棒とクランクピンを連結して構成されている。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかしながら上記の構成によると連接棒とクランクピン
の連結は２分割された第１及び第２の半円筒体のボルト
による締結で行なわれているため、組立作業が煩雑であ
るばかりでなく、両生円筒体の加工に高い寸法精度（真
円度）を要しコスト高になると共に、クランクピンまわ
りの質量増加（ボルトやボルト締付用リブの質量分）に
・より、回転方向の振動が増長し、圧縮機の内部振動が
大きくなるという問題があった。

本発明は斯る点に鑑みなされたもので、ボルトを廃止し
て組立作業性を向上すると共に、高い寸法精度に仕上げ
る加工を不要として生産性を高め、更に、圧縮機の振動
を低減することを目的とする。

（二〉課題を解決するための手段本発明は、密閉ケース内に圧縮機部とこれを駆動する電
動機部を収納すると共に、これら同機部をクランク軸で
連結してなり、かつ、前記電動機部に固定されたモータ
ーケースに圧縮機部を構成するシリンダを一体形成する
一方、このシリンダ内を往復動するピストンと、クラン
ク軸のクランクビンを、連接棒で連結しているものにお
いて、前記連接棒の一端に、反負荷側を持たない片体を
設け、乙の片体を、クランクビンの周面に当接きせると
共にＣ形バネでクランクピンに連結したものである。

（ホ）作用本発明の圧縮機のビス１ヘン装置は上記の構成により、
片体をクランクピンの周面に当接許ぜつつＣ形バネを装
着するという簡単な方法でピストン装置を組立てること
ができ、組立作業性を向上できる。このとき、片体のな
い部分はほとんど応力を受けない反負荷側であるためピ
ストンの往復運動に支障を来すことはない。また、片体
は一部にクランクビンの周面に相当する面を持った板材
等でも良いので、高い寸法精度に加工する必要はなくな
り、生産性を向上できる。更に、ノ」＼さな片体と軽い
Ｃ形バネの構成によってクランクビンまわりの質量を低
減でき、回転方向の振動を抑制して圧縮機の振動を低減
できるものである。

（へ）実施例以下本発明の実施例を図面に基ついて説明する。

１は密閉ケース２内に圧縮機部３とこれを駆動する電動
機部４を収納すると共に、これら同機部３．４をクラン
ク軸５で連結してなる密閉型圧縮機である。６は電動機
部４に固定きれたモータケースである。このモーターケ
ースは、電動機部４への取付脚７とクランク軸５の軸受
部８とシリンダ９を一体形成している。１０は圧縮機部
３を構成するピストン装置であり、一端に球体１１を他
端に半円筒状の片体１２を有する連接棒１３と、前記球
体１１にポールジヨイント方式により接続されシリンダ
９内を摺動するピストン１４と、前記クランク軸５の上
端に形成され片体１２に周接するクランクピン１５と、
前記片体１２の溝１６，１６に係止され該片体とクラン
クピン１５とを上下２箇所に亘って連結する２個のＣ形
バネ１７．１７とから構成されている。１８はクランク
軸５に形成されたバランサーであり下面にスラスト面を
有する。

このように構成された圧縮機のピストン装置は次のよう
な方法で組立てられる。まず、クランクビン１５及びバ
ランサー１８を一体的に有するクランク軸５をモーター
ケース６の軸受部８に上方から挿入する。一方、半円筒
形状の片体１２を有する連接棒１３に連結されたピスト
ン１４を、シリンダ９内に挿入する。そして、前記片体
１２の内面をクランクピン１５の周面に当接させつつ、
該片体とクランクビン１５を包み込むように、しかも、
その１部が片体１２の溝１６．１６に嵌まり込むように
２個のＣ形バネ１７，１７を装着し、連接棒１３とクラ
ンク軸１５を連結する。

斯る方法にて組立てられたピストン装置は、片体１２を
クランクピン１５の周面に当接させつつ、Ｃ形バネ１７
，１７を装着するという簡単な方法で組立てられるため
、従来のような２つの半円筒体の位置合せやボルト締め
といった面倒な作業が不用となり、組立作業性を向上で
きる。ここで、片体１２のない部分はピストン圧縮時の
応力をほとんど受けない反負荷側であるため、ピストン
１４の往復運動が支障を来すことはない。また、片体１
２は反負荷側を持たないので寸法精度の粗い板材や管材
等が使え、加工工数を低減して生産性を向上できる。更
に、反負荷側を持たない小さな片体１２と比較的軽いＣ
形バネ１７の構成により、クランクピン１５まわりの質
量を低減することができ、回転方向の振動を抑制して圧
縮機の内部振動を低減できる。

（ト）発明の効果以上のように本発明によれば、従来構成のボルトを廃止
すると共に精度の高い加工を不用化して組立作業性並び
に生産性を向上することができる。また、クランクピン
まわりの軽量化により回転方向の振動を抑制し圧縮機の
内部振動を低減できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す密閉型圧縮機の縦断面図
、第２図はピストン装置の断面図、第３図は同じくピス
トン装置の要部平面図である。５・・・クランク軸、　　６・・・モーターケース、　
　９・・・シリンダ、　　１０・・・ピストン装置、　
　１２・・・片体、　　１３・・・連接棒、　　１４・
・・ピストン、　　１５・・・クランクピン、　　１７
・・・Ｃ形バネ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）密閉ケース内に圧縮機部とこれを駆動する電動機
部を収納すると共に、これら両機部をクランク軸で連結
してなり、かつ、前記電動機部に固定されたモーターケ
ースに圧縮機部を構成するシリンダを一体形成する一方
、このシリンダ内を往復動するピストンと、クランク軸
のクランクピンを、連接棒で連結しているものにおいて
、前記連接棒の一端に、反負荷側を持たない片体を設け
、この片体を、クランクピンの周面に当接させると共に
Ｃ形バネでクランクピンに連結したことを特徴とする圧
縮機のピストン装置。