JPH077224B2 - 静電式複写機の帯電制御装置 - Google Patents

静電式複写機の帯電制御装置

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JPH077224B2
JPH077224B2 JP22480086A JP22480086A JPH077224B2 JP H077224 B2 JPH077224 B2 JP H077224B2 JP 22480086 A JP22480086 A JP 22480086A JP 22480086 A JP22480086 A JP 22480086A JP H077224 B2 JPH077224 B2 JP H077224B2
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/02Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
    • G03G15/0266Arrangements for controlling the amount of charge

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、放電ワイヤーと感光体の間に制御格子電極を
介在させた帯電器における印加電圧の制御に関するもの
である。
従来技術 感光体の表面電位を検知し、その情報をもとに放電ワイ
ヤーおよび制御格子電極への印加電圧をフィードバック
制御する従来の帯電装置は放電ワイヤー電圧と格子電極
電圧を共に独立に可変可能な電源より印加するもので、
初期電圧に対する感光体表面の電位から印加すべき電圧
を選択的に決定し、所要の感光体表面電位を得ようとす
るものである。
発明が解決しようとする問題点 しかるにこの方式による場合、格子電極が感光体に近い
ため、トナーによる汚れを生じたり、帯電器内で発生す
るオゾンによる感光体への障害(デレッション)のおそ
れがある。
そこで斯る不具合を防止するため格子電極を化学処理し
た場合でも、経時的に格子電極に放電生成物が付着し格
子電極表面が絶縁物に覆われて格子電流が流れにくくな
る。
格子電流が流れにくくなると、放電総電流に対する感光
体流入電流の割合が増すため結局必要とされる放電ワイ
ヤー電圧は低く制御される。
ワイヤー電圧が低くなると、放電ワイヤーの放電均一性
が失われ、感光体表面の帯電にムラを生じ、均一な画像
濃度を再現できなくなる。
本発明はかかる点に鑑みなされたもので、その目的とす
る処は、放電総電流と感光体流入電流の電流比が所定の
条件を満足するか否かを判断してその結果から放電ワイ
ヤー,制御格子電極のうちいずれか一方または双方の印
加電圧を制御することで、常に均一な画像濃度を得るこ
とができる帯電制御装置を供する点にある。
問題点を解決するための手段および作用 本発明の構成を第1図に示し説明する。
感光体の表面電位を検知し、その情報をもとに放電ワイ
ヤーおよび制御格子電極への印加電圧をフィードバック
制御する帯電装置Aにおいて、Bは帯電器の放電総電流
を検知する放電総電流検知手段であり、Cは感光体へ流
入する電流を検知する感光体流入電流検知手段である。
Dは前記両検知手段B,Cからの情報をもとに、その電流
比が一定条件を満たすか否かを判定し前記放電ワイヤ
ー,制御格子電極のうちいずれか一方または双方への印
加電圧を決定する印加電圧決定手段である。
放電総電流に対する感光体流入電流がある程度以上大き
くなると、前記の如く放電ワイヤー電圧が減少して感光
体表面の均一な帯電ができなくなるので、印加電圧決定
手段Dにより電流比が所定の条件を満たしているかを判
断し、その結果に基づき、印加電圧を決定することで放
電ワイヤー電圧をある程度以上に維持し感光体表面電位
を均一かつ適切に設定することができる。
実 施 例 以下第2図ないし第5図に図示した本発明に係る一実施
例について説明する。
第2図は本実施例に係るフラッシュ露光方式の複写機の
内部概略図である。
1はベルト状の感光体であって3個のプーリ2に架渡さ
れて矢印方向に回転移動する。
ベルト状感光体1の周辺には帯電器3,表面電位計9,除電
光源10,現像器11,転写コロトロン12,クリーニング器13
が回転方向順に配置されており、帯電器3と表面電位計
9との間が露光域4であって、その上方に結像レンズ5
およびプラテンガラス6,露光ランプ7,反射板8等よりな
るフラッシュ露光システムが位置する。
したがって帯電器3によりベルト状感光体1の表面が均
一に帯電させられ、前記露光システムによりプラテンガ
ラス6上に載置された原稿の像が感光体表面に結像され
静電潜像を形成する。
表面電位計9では潜像と潜像との間の感光体の表面電位
が検出され、次いで除電光源10によって潜像間および潜
像の両側の不要電荷が除去され、潜像は現像器11によっ
てトナーの付着を受け、さらに転写コロトロン12によっ
て用紙への転写がなされる。
転写後、感光体表面に残留したトナーはクリーニング器
13によって除去され、再び帯電器3による帯電がなされ
る。一方転写された用紙は図示されない定着器によって
定着を受けたのち、機外に排出される。
ここで帯電器3は第3図に示すように放電ワイヤー20と
感光体1との間に制御格子電極21が設けられ断面コの字
状のシールド22によって覆われた帯電器である。
そして放電ワイヤー20は放電ワイヤー電源23のマイナス
電極に接続され、そのプラス電極は電流計A2 25を介し
て電流計A1 26に接続され、同電流計A1 26は一端がアー
スされている。
制御格子電極21は格子電極電源24のマイナス電極に接続
され、そのプラス電極は前記電流計A1 26に接続されて
いる。
シールド22は前記電流計A1 26を介してアースされてい
る。
帯電器3は以上のように構成され、放電ワイヤー20およ
び制御格子電極21は互いに独立して放電ワイヤー電源23
および格子電極電源24によって電圧制御できるととも
に、電流計A2 25により放電総電流ITを検知でき、電流
計A1 26により感光体流入電流IDを検出することができ
るようになっている。
放電ワイヤー電源23による放電ワイヤー20からベルト状
感光体1に向う電流ITは一部制御格子電極21およびシー
ルド22に流れ、それぞれグリッド電流IG,シールド電流I
Sを形成するので、放電総電流ITは感光体流入電流ID,グ
リッド電流IGおよびシールド電流ISから成る。
ここで経時変化に伴い制御格子電極21に放電生成物が付
着等して制御格子電極21を流れるグリッド電流IGが低下
すると、ベルト状感光体1に流れる電流IDの割合が増す
ために、これを抑制し規定の感光体表面電位を実現する
ため放電ワイヤー電源23の電圧を下げるように制御され
る。
放電ワイヤー電源23の電圧がある程度下がると、感光体
表面の均一な帯電ができなくなり、濃度ムラや白筋が発
生するようになるので本発明にかかる制御がなされるこ
とになる。
すなわち感光体流入電流IDの放電総電流ITに対する割合
ID/ITが略1/10以下に維持されるようなら放電ワイヤー
電圧が一定以上に保たれて画像に不具合は生じないので
そのように制御される。
本実施例の制御系のブロック図を第4図に図示しかつそ
の動作手順を第5図にフローチャートとして示し説明す
る。
制御対象は前記の如く、放電ワイヤー電源23と格子電極
電源24であり、各電源にはその電圧を変化させるための
ワイヤー電圧可変リモート36およびグリッド電圧可変リ
モート37がそれぞれ付設されていて、コントローラ27か
らの制御信号により制御される。
コントローラ27には、前記表面電位計9から感光体の表
面電位VEが入力され、帯電器3の放電ワイヤー20に流れ
る電流を検知する電流計A2 25から放電総電流ITが入力
され、感光体に流入する電流を検知する電流計A1 26か
ら感光体流入電流IDが入力される。
この制御系の中枢はCPU33であり、ROM34に書き込まれた
プログラムにしたがって適宜RAM35を利用しつつコント
ローラ27との間で信号の入出力を行い情報処理を行って
いる。
表面電位計9および電流計A2 25,A1 26からの検知信号
はコントローラ27のA/Dコンバータ28,29,30によりデジ
タル化されてCPU33に入力され、同信号をもとにROM34に
記憶されたパラメータを利用して所定の感光体表面電位
VTにすべく放電ワイヤー電圧VWおよびグリッド電圧VG
計算し、その結果をコントローラ27のD/Aコンバータ31,
32を介してアナログ信号として前記ワイヤー電圧可変リ
モート36,グリッド電圧可変リモート37に出力され、放
電ワイヤー電源23,格子電極電源24の電圧が制御され
る。
以下第5図のフローチャートに基づいて動作手順を説明
する。
なお前記ROM34には設定すべき電圧の算出に必要な5個
のパラメータ即ちワイヤー初期電圧VWI、グリッド初期
電圧VGI、ワイヤー電圧変化幅△VW、グリッド電圧変化
幅△VG、比例制御係数Dを数値化情報として記憶してい
る。
まず電源投入後、複写開始指令があると(ステップ
)、放電ワイヤー20に対しワイヤー初期電圧VWI、格
子電極21に対しグリッド初期電圧VGIが設定される(ス
テップ)。
このVWIおよびVGIは、その初期設定値が得られる表面電
位計9の位置における感光体表面電位VEが目標とする制
御中央値VTに対して十分低くなるように予め決定されて
いるものである。
したがって次のステップにおいて初めに検知される感
光体表面電位VEIは常に目標値VTより低い。
VEIが検知され、A/Dコンバータ28によりデジタル化され
てCPU33に入力されると、ROM34に記憶されている目標値
VTとの差△VP(=VT−VEI)を計算する(ステップ
)。
そして感光体表面電位を上昇させるために放電ワイヤー
電圧を変更すべく、その変更電圧VWの計算を行い(ステ
ップ)、コロナワイヤー20に対しVWが設計される(ス
テップ)。
ここで設定される電圧VWは、初期設定VEIに前記目標VT
と検出値VEIとの差に応じた電圧D・△VPが加算された
ものであり、このようにして設定されたVWと前記VGI
下で検出される感光体表面電位VEが平均的感光体におい
て目標値VTより若干低い値となるように係数Dは決めら
れているものである。
この操作により、感光体表面電位VEが早く目標値VTに収
束するようワイヤー電圧VWを上昇させることになり、ま
た感光体の帯電特性及び劣化の状態に応じて適当な上昇
率を得るVWが設定されることになる。
そして次に述べる第2の制御段階においてワイヤー電圧
VWとグリッド電圧VGとの更新電圧の組合せがこのVWの設
定値によって異なり、感光体の経時劣化に対処できる。
次に電流計A2 25により放電総電流ITが検知され、A/Dコ
ンバータ29によりデジタル化されてCPU33に入力される
と(ステップ)、ワイヤー電流負荷より決まる上限値
から閾値ISが予め設定されており、同ISとITとの比較が
なされ(ステップ)、検出値ITが閾値ISに達しないと
きはステップに進む。
ステップでは再び感光体表面電位VE(n)が検出さ
れ、同検出値VE(n)が目標値VTに対して設けられた所
定の範囲内に入っているか否か判断され(ステップ
)、未だその範囲内にないときはステップに進行す
る。
ステップではVW(2)=VW(1)+△VWおよびVG(2)=VG(1)
+△VG(ただしVG(1)=VGI)の計算がなされ、ワイヤー
電圧を△VWだけ上昇させたVW(2)およびグリッド電圧を
△VGだけ上昇させたVG(2)の設定がなされ(ステップ
)、再びステップに戻る。IT<ISおよびVT−V
E(n)≧δの状態ではステップからステップまで
が繰り返えされ、ワイヤー電圧VWおよびグリッド電圧VG
は徐々に上昇させられる。
このようにVWとVG双方を同時に上昇更新させるのはたと
えばVWのみを増加させるとグリッド電圧が低下すること
から放電総電流ITが早目に上昇してしまうおそれがある
ことと、VGのみを上昇させると、帯電直後電位VOとVG
の関係がVG>VOのように逆転して感光体表面電位の帯電
ムラを抑える当該帯電器本来の効果がなくなる虞れがあ
るからである。
したがってVGを増加させて放電総電流ITの増加を抑制
し、VWを増加させることでVGとVOとの相対電位差を維持
するように図っているものである。
そして表面電位計9による感光体表面電位の検出値V
E(n)が目標値VTの所定範囲内に入ったときに、ステ
ップからステップに飛び、放電総電流ITおよび感光
体流入電流IDを検知し、ID/IT<1/10の条件を満足する
か否かが判別され(ステップ)、条件を満足しないと
きは、ステップに進みグリッド電圧VGを10%程低い値
に変更し、ステップ〜のフィードバック制御ルーチ
ンに戻る。
VGが減少したことから格子電流IGが増加し、その結果放
電総電流ITは上昇し感光体表面の電位は減少するが、ス
テップないしステップのフィードバックルーチンで
表面電位は規定範囲内に回復する。
しかもこのフィードバックルーチンでは放電ワイヤー電
圧VWおよびグリッド電圧VGが同時に変更されかつ放電ワ
イヤー電圧VWが常に放電総電流ITに大きく影響するので
規定値以下の電位に対する制御ステップは常に放電総電
流ITを増加させることになり、低下させることはない。
このようにして経時劣化に伴うID/ITの上昇による画像
濃度ムラの発生を防止すべくID/ITを1/10以下に維持す
ることができる。
通常は以上の電圧制御がなされるのであるが、感光体の
経時劣化が大きく、途中で放電総電流ITが閾値ISを越え
たときにはステップからステップに移り、グリッド
電圧VGのみ更新される制御に入いる。
すなわち表面電位計9による感光体表面電位VE(n)が
検知され(ステップ)、目標値VTの所定範囲内に入っ
ているかを判断し(ステップ)、範囲内にないときは
VG(n)=VG(n−1)+△VGの計算がなされ(ステッ
プ)、グリッド21への電圧VG(n)のみが更新設定さ
れる(ステップ)。
このようにしてワイヤー電圧VWはその時点での設定に固
定し、グリッド電圧VGのみを上昇させるのは、VGの上昇
で格子電極21に流れる電流を減少させ、よって放電総電
流ITを減少させて、放電ワイヤー20の破断の発生を未然
に防止し、かつ感光体表面電位を上昇させるためであ
る。
そして感光体表面電位VE(n)が目標値VTの所定範囲内
に入るまでステップからが繰り返されて、所定範囲
内に入ったときに(ステップ)、前記ステップに進
行する。
以上のように本実施例による制御は大きく4つのブロッ
クに分かれており、ステップからまでの最初のブロ
ックではワイヤー電位VWの電圧上昇により感光体表面電
位VEを感光体の経時劣化に相応して早期に目標値VTに近
づけ、次のステップからまでの第2ブロックではワ
イヤー電圧VWとグリッド電圧VGとを同時に徐々に上昇さ
せて、放電総電流ITの上昇を抑制しつつ目標値VTに収束
させ、ステップからの本発明に係る第3ブロックで
はID/IFが条件を満足すべくグリッド電圧VGを制御して
放電ワイヤー電圧の低下に伴う画像の濃度ムラ等を防止
し、ステップからの第4ブロックでは放電総電流IT
が所定閾値ISを越えるようなことがあれば、グリッド電
圧VGを制御して放電総電流ITの上昇による放電ワイヤー
の切断を防止している。
なおステップからの第3ブロックにおいてグリッド
電圧VGを制御したが別の方法として放電ワイヤー電圧VW
を制御あるいはVWとVGを同時に制御する等の方法も可能
である。
さらにステップにおいてID/ITの条件を1/10以下とし
てが1/10に拘わることなく、この値の近傍で別の適当な
値とすることができる。
またステップの0.9についても同様である。
発明の効果 本発明は感光体に流入する電流の放電総電流に対する割
合に基づいて帯電器の電圧制御がなされ、放電ワイヤー
電圧の低下に伴う画像濃度のムラ等の不具合の発生を防
止して常に均一な画像濃度を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクレーム対応図、第2図は本発明に係
る複写機の実施例の内部概略図、第3図は本実施例の帯
電器の説明図、第4図は本実施例の制御系のブロック
図、第5図は同制御系による動作手順を示すフローチャ
ートである。 1……ベルト状感光体、2……プーリー、3……帯電
器、4……露光域、5……結像レンズ、6……プラテン
ガラス、7……露光ランプ、8……反射板、9……表面
電位計、10……除電光源、11……現像器、12……転写コ
ロトロン、13……クリーニング器、 20……放電ワイヤー、21……制御格子電極、22……シー
ルド、23……放電ワイヤー電源、24……格子電極電源、
25……電流計A2、26……電流計A1、27……コントロー
ラ、28,29,30……A/Dコンバータ、31,32……D/Aコンバ
ータ、33……CPU、34……ROM、35……RAM、36……ワイ
ヤー電源可変リモート、37……格子電圧可変リモート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体の表面電位を検知し、その情報をも
    とに放電ワイヤーおよび制御格子電極への印加電圧をフ
    ィードバック制御する帯電装置において、帯電器の放電
    総電流を検知する放電総電流検知手段と、感光体へ流入
    する電流を検知する感光体流入電流検知手段と、前記両
    検知手段からの情報をもとにその電流比が一定条件を満
    たすか否かを判定し前記放電ワイヤー,制御格子電極の
    うちいずれか一方または双方への印加電圧を決定する印
    加電圧決定手段とを備えたことを特徴とする静電式複写
    機の帯電制御装置。
JP22480086A 1986-09-25 1986-09-25 静電式複写機の帯電制御装置 Expired - Fee Related JPH077224B2 (ja)

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