JPH0771889B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH0771889B2
JPH0771889B2 JP63038715A JP3871588A JPH0771889B2 JP H0771889 B2 JPH0771889 B2 JP H0771889B2 JP 63038715 A JP63038715 A JP 63038715A JP 3871588 A JP3871588 A JP 3871588A JP H0771889 B2 JPH0771889 B2 JP H0771889B2
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temperature
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郁太郎 野路
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栄司 藤田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation

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  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、車両用空調装置に関し、特に車室内の快適性
の向上を図るようにした車両用空調装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 近年においてはヒータ装置やオートエアコン装置などの
空調装置を車両に搭載して車室内の快適性を向上させる
ようにしている。このような従来の空調装置としては、
第6図に示すようなものが知られている。(実開昭58−
87610) 第6図において開度演算回路7は外気温センサもしくは
室内温度センサなどのセンサ9からの検出電圧を入力し
ており、このようなセンサの検出電圧に基づいて図示し
ないエアミックスドアの開度を演算する。このエアミッ
クスドアの開度を調整することにより、吹出口から吹出
される空気の温度を調整する。風量演算回路5は端子P6
を介して水温センサSN1およびモードスイッチSW2と接続
されており、エンジンの冷却水の温度情報を送出する水
温センサSN1からの検出情報、および吹出口のモードを
設定するためのモードスイッチSW2のスイッチ情報を入
力している。また、この風量演算回路5は端子P7を介し
てエアコンスイッチSW3に接続されており、エアコンス
イッチSW3のスイッチ情報を入力している。またさらに
風量演算回路5は前述の開度演算回路7からのエアミッ
クスドアの開度の演算結果の情報を入力している。風量
演算回路5はこのような各種スイッチ情報、水温センサ
SN1からの検出情報およびエアミックスドアの開度の演
算結果の情報などに基づいて、設定された吹出口から空
気を吹出す際の吹出しの風量を演算する。この風量演算
回路5は吹出風量の演算結果に基づいてトランジスタ
Q1、Q2およびQ3を制御しており、これらのトランジスタ
Q1、Q2、およびQ3を制御することにより、ブロアモータ
Mの回転速度を調整し、吹出風量を調整する。すなわ
ち、ファンスイッチSW1が閉じた状態において、風量演
算回路5からの出力信号に基づいてトランジスタQ1を導
通させると、リレーRY1の接点S1を閉じることにより、
ブロアモータMへ高い電圧を供給し、ブロアモータMを
高速で回転させる。これにより吹出口から吹き出される
空気の吹出風量が高い値に設定される。
また、風量演算回路5からの出力信号に基づいてトラン
ジスタQ2をオンさせると、リレーRY2を駆動し、接点S2
を閉じることにより、ブロアモータMに対して抵抗R2
介して電源を供給し、この抵抗R2の電圧降下に相当する
電圧だけ低い値の電圧がブロアモータMへ供給される。
したがって、ブロアモータMをやや高い回転速度で回転
させることにより、吹出口から吹出される空気の吹出風
量をやや高い値に設定する。
また、風量演算回路5からの出力信号に基づいてトラン
ジスタQ3を導通させると、リレーRY3を駆動し、スイッ
チS3を閉じることにより、ブロアモータMに対して抵抗
R2およびR3を介して電源を供給する。したがって、ブロ
アモータMは抵抗R2およびR3の電圧降下に相当する電圧
だけ低い値の電圧が供給されることから、ブロアモータ
Mは中程度の回転速度で回転し、吹出口から吹出される
空気の吹出風量を中程度の値に設定する。
したがって、風量演算回路5はセンサ9からの情報に基
づいて開度演算回路7において演算される演算結果に基
づいて、すなわち外気温センサおよび室内温度センサな
どの温度を考慮しつつ、室内の温度が快適な温度となる
ように自動的に吹出口から吹出される吹出風量を制御す
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述したように従来の車両用空調装置に
おいては、ファンスイッチSW1をオートに設定した状
態、すなわちファンスイッチSW1を閉じた状態で、かつ
モードスイッチSW2およびエアコンスイッチSW3を開放状
態に設定し、かつ水温センサSN1からの温度情報が60℃
以下である場合には、ブロアモータMを低速で回転させ
るようにしている。
すなわち、第7図に示すようにエンジンをスタートさせ
た直後においては、エンジンの冷却水の温度が低いこと
から、ファンスイッチSW1が閉成されている場合には、
リレーRY4が動作し、スイッチS4が閉成することによ
り、ブロアモータMに対して抵抗R2、R3およびR4を介し
て電源が供給される。したがって、ブロアモータMは抵
抗R2、R3およびR4の電圧降下に相当する値だけ低い電圧
が供給される。このような抵抗R2、R3およびR4で電圧降
下された低い値の電圧がブロアモータMへ供給されるこ
とから、このブロアモータMは低速で回転する。ところ
が第7図に示すようにエンジンをスタートしてからエン
ジンの冷却水の温度が60℃に達する時刻t7に至るまでに
は所定の時間を要することから、吹出口から吹出される
空気の温度はそれほど高くない。特に第7図に示すよう
にエンジンをスタートしてから時刻t1に到達するまでの
期間においては、エンジンの冷却水が十分温たまってい
ないことから、不快な冷風が吹出口から吹出されてしま
い、運転者等の搭乗者に不快感を与えるという問題が生
じる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、エンジン
をスタートした直後等におけるエンジン冷却水の温度が
低い状態においても、車両内の空調を適切に制御するこ
とのできる車両要空調装置を提供することを目的とす
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明は、エンジンの冷却水
を熱源として空気を加熱するヒータコアと、このヒータ
コアを通して空気を車室内に送る送風機とを有し、この
送風機の回転数を制限してエンジンの起動初期における
車室内への送風量を制御するようにした車両用空調装置
において、前記エンジンの起動によって作動するタイマ
がセンサで検出された外気温度もしくは車両内の温度に
基づいて自動的に設定される時間を経過したか否かを判
定する第1の判定手段と、水温検出器からの検出信号に
より前記冷却水が所定温度より高いか否かを判定する第
2の判定手段と、前記第1の判定手段により設定された
時間が経過したと判定された場合は送風機を停止状態か
ら予め定めた低回転数に移行させ、また前記第2の判定
手段により前記冷却水が所定温度より高いと判定された
場合は前記送風機の駆動状態にかかわらず送風機の回転
数を自動制御に移行させる駆動制御手段とを有すること
を要旨とする。
(作用) 本発明が適用される車両用空調装置においては、前記エ
ンジンの起動によって作動するタイマがセンサで検出さ
れた外気温度もしくは車両内の温度に基づいて自動的に
設定される時間を経過したか否かを判定する第1の判定
手段により設定された時間が経過したと判定された場合
は送風機を停止状態から予め定めた低回転数に移行さ
せ、また前記水温検出器からの検出信号により前記冷却
水が所定温度より高いか否かを判定する第2の判定手段
により前記冷却水が所定温度より高いと判定された場合
は前記送風機の駆動状態にかかわらず送風機の回転数を
自動制御に移行させるので、エンジン始動直後の不快な
冷風の吹き出しが防止される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図および第2図は本発明の一実施例に係る車両用空
調装置の構成を示す図である。
まず、第2図において、車両用空調装置は、空調ダクト
51の最上流側に内気入口52と外気入口53とを有し、この
内気入口52と外気入口53とが二又に分かれる部分には内
外気切換ドア54が設けられ、この内外気切換ドア54によ
り空調ダクト51内に導入すべき空気を内気と外気とに選
択できるようになっている。
送風機55は、ブロアモータ55aとこのブロアモータ55aで
回転されるファン55bとを有し、ブロアモータ55aの電流
量に応じてファン55bの回転数が低速(LOW)、中速(ME
D)、高速(HI)に切り換えられるようになっており、
内気又は外気を回転数に応じて空調ダクト51の後流側に
送るようになっている。
送風機55の後流側には、エバポレータ56とヒータコア57
が設けられ、このヒータコア57の前方には第1のエアミ
ックスドア58が、ヒータコア57をバイパスする通路には
第2のエアミックスドア59がそれぞれ設けられている。
第1のエアミックスドア58の開度を調節することで、ヒ
ータコア57を通過する空気とこれをバイパスする空気の
量が変えられ、第2エアミックスドア59の傾度を調節す
ることで、ヒータコア57を通過した空気とこれをバイパ
スした空気との混合状態が制御できるようになってい
る。また、ヒータコア57は、その熱源としてエンジン60
を冷却するための冷却水が用いられ、かかる冷却水は、
空調ダクト51を介して引き出される配管61により流入、
流出される。
さらに、空調ダクト51の最後流側は、上部吹出口62、足
下吹出口63及びベント吹出口64に分かれて車室内に開口
し、その開口された部分には、それぞれデフドア65、ヒ
ートドア66及びベントドア67a,67bが設けられている。
これらの各ドアを操作することにより所望の吹出口モー
ドが得られるようになっている。
上述した内外気切換ドア54、第1及び第2のエアミック
スドア58,59、デフドア65、ヒートドア66及びベントド
ア67a,67bは、それぞれアクチュエータ68a〜68gに連結
されて動かされるようになっている。そして、これらの
アクチュエータ68a〜68g及び送風機55のブロアモータ55
aへの通電は、それぞれアクチュエータ駆動回路69a〜69
c及び送風機駆動回路70を介して例えばマイクロコンピ
ュータで構成されるコントロールユニット1からの制御
信号に応じて制御される。
第1図において、コントロールユニット1には送風機駆
動回路70を構成する複数のリレーRY1、RY2、RY3、RY5
それぞれが接続されている。具体的に説明すると、リレ
ーRY1はコイルC1と常開接点である接点S1とで構成され
ており、コイルC1の一端はコントロールユニットの端子
P1に接続されている。またリレーRY2は常開接点である
接点S2とコイルC2とで構成されており、このコイルC2
一端はコントロールユニット1の端子P2に接続されてい
る。また、リレーRY3は常開接点である接点S3とコイルC
3で構成されており、このコイルC3の一端はコントロー
ルユニット1の端子P3に接続されている。
これらのコイルC1、C2、およびC3のそれぞれの他端側
は、コントロールユニット1の端子P9および所定の電源
のプラス側に接続されている。また接点S1、S2、S3のそ
れぞれの一端側は相互に接続されると共に、この接点
S1、S2およびS3の一端側はリレーRY4の接点S4の一端側
及び接点S5を介して抵抗R4の一端に接続されている。こ
の抵抗R4は抵抗R3と抵抗R2と直列に接続され、抵抗R2
ブロアモータ55aの一端側に接続されている。このブロ
アモータ55aの他端側は前述の所定の電源のプラス側に
接続されている。
また、接点S1の他端側はブロアモータ55aと抵抗R2の接
続点へ接続されている。また接点S2の他端側は抵抗R2
抵抗R3の接続点へ接続されている。さらに接点S3の他端
側は抵抗R3と抵抗R4の接続点へ接続されている。リレー
RY4は常開接点である接点S4とコイルC4とで構成されて
おり、コイルC4の一端側は前述の電源のプラス側に接続
されている。またこのコイルC4の他端側はファンスイッ
チSW1およびコントロールユニット1の端子P4へ接続さ
れている。リレーRY4の接点S4の他端側および前述のフ
ァンスイッチSW1の他端側はそれぞれ接地されている。
リレーRY5は常閉接点である接点S5とコイルC5とで構成
されている。コイルC5の一端側はコントロールユニット
1の端子P5に接続されるとともに、コイルC5の他端側は
コイルC4及び所定の電源のプラス側に接続されている。
接点S5の一端側は抵抗R4に接続されるとともに、接点S5
の他端側は接点S1,S2,S3,S4のそれぞれの一端に接続さ
れている。
またコントロールユニット1の端子P6は水温センサSN1
およびモードスイッチSW2のそれぞれの一端側に接続さ
れている。またこの水温センサSN1の他端およびモード
スイッチSW2の他端はそれぞれ接地されている。コント
ロールニット1の端子P7はエアコンスイッチSW3を介し
て端子P9および所定の電源のプラス側に接続されてい
る。
次にコントロールユニット1の内部構成を説明する。
端子P9は定電圧変換回路3へ接続されており、この定電
圧変換回路3は端子P9を介して図示しない電源、例えば
バッテリからの電力を受電すると、予め設定される一定
の直流電圧に安定化し、この定電圧化した直流電圧を各
回路部へ供給する。また定電圧変換回路3は抵抗R1を介
して端子P6へ接続されている。
風量演算回路5は端子P6と接続されており、水温センサ
SN1からのエンジンの冷却水の温度情報およびモードス
イッチSW2からのスイッチ情報を入力する。また風量演
算回路5は端子P7と接続されており、エアコンスイッチ
SW3からのスイッチ情報を入力する。さらに風量演算回
路5は開度演算回路7からの演算結果の情報を入力して
いる。この開度演算回路7はセンサ9と接続しており、
例えばアンビセンサ等の外気温センサおよびインカーセ
ンサ等の室内温度センサなどのセンサ9からの検出電圧
を入力している。したがって、この開度演算回路7は外
気温度および車両内の温度を考慮してエアミックスドア
の開度を演算する。例えば、外気温度が低い場合も、も
しくは車両内の温度が低い場合には、車両内の温度をさ
らに上昇させるべく、エアミックスドアの開度を演算す
る。
風量演算回路5は前述の各情報すなわち水温センサSN1
からの温度情報、モードスイッチSW2、エアコンスイッ
チSW3からのスイッチ情報および前述の開度演算回路7
からの演算結果の情報に基づいて設定されたモードによ
って設定される吹出口から吹出す空気の吹出しの風量を
演算する。風量演算回路5は吹出口から吹出される風量
の演算結果に基づいて、トランジスタQ1、Q2およびQ3
制御する。具体的に説明すると、風量演算回路5はトラ
ンジスタQ1、Q2、Q3のそれぞれのベースへ独立に接続さ
れている。また、トランジスタQ1のコレクタは端子P1
接続されるとともに、トランジスタQ1のエミッタは接地
されている。また、トランジスタQ2のコレクタ端子P2
接続されると共に、トランジスタQ2のエミッタは接地さ
れている。また同様にトランジスタQ3のコレクタは端子
P3へ接続されると共に、トランジスタQ3のエミッタは接
地されている。また、風量演算回路5はトランジスタQ4
のコレクタに接続されると共に、トランジスタQ4のベー
スは抵抗R5を介して端子P4へ接続されている。したがっ
て、ファンスイッチSW1を閉じた場合には、リレーRY4
コイルC4へ励磁電流が流れ、接点S4が閉成すると共に、
このファンスイッチSW1のスイッチ情報がトランジスタQ
4を介して風量演算回路5へ送出される。すなわち、フ
ァンスイッチSW1が閉成された場合はトランジスタQ4
オフすることにより、ファンスイッチSW1のスイッチ情
報を風量演算回路5へ送出する。このファンスイッチSW
1はオートすなわち自動に設定された場合には閉成状態
に設定される。したがって、ファンスイッチSW1がオー
トに設定された場合には、Lレベルの電圧が端子P4へ与
えられ、トランジスタQ4を導通不能状態に設定する。
また、風量演算回路5はトランジスタQ5のベースに接続
されている。このトランジスタQ5のコレクタは端子P5
接続されるとともに、トランジスタQ5のエミッタは接地
されている。
次に、風量演算回路5の制御動作について説明する。風
量演算回路5からのHレベルの出力信号に基づいてトラ
ンジスタQ1を導通させると、リレーRY1を駆動し、接地S
1を閉成することにより、抵抗R2、R3およびR4を短絡
し、ブロアモータ55aに対して電圧V3を供給する。また
風量演算回路5からのHレベルの出力信号に基づいてト
ランジスタQ2が導通すると、リレーRY2を駆動し、接点S
2が閉成されることにより、抵抗R3およびR4を短絡し
て、前述の電圧V3より低い値の電圧V2をブロアモータ55
aへ供給する。次に風量演算回路5からのHレベルの出
力信号に基づいてトランジスタQ3が導通すると、リレー
RY3を駆動し、接点S3が閉成することにより、抵抗R4
短絡して、前述の電圧V2より低い値の電圧V1をブロアモ
ータ55aへ供給する。
タイマ11はマイクロコンピュータを内蔵すると共に、図
示しないクロック発生器から送出される所定周期毎のク
ロックパルスのパルスをカウントして、所定のカウント
値、例えば90秒から150秒の適宜の時間に相応するカウ
ント値に到達した場合には、カウントアップした旨の信
号を風量演算回路5へ送出する。尚、前述の風量演算回
路5は図示しないイグニッションスイッチがオンされた
ときに起動信号をタイマ11へ送出しており、タイマ11は
この風量演算回路5からの起動信号に基づいてタイマ動
作を開始する。また風量演算回路5は水温センサSN1
らの温度情報に基づいてエンジンの冷却水の温度が60℃
以下であることを判別し、かつトランジスタQ4を介して
得られるファンスイッチSW1のスイッチング情報に基づ
いてファンスイッチSW1がオート、すなわち自動に設定
されたことを判別した場合には、前述のタイマ11により
設定された所定のタイマ時間の間だけHレベルの電圧を
トランジスタQ5のベースへ与えることにより、タイマ11
で設定された所定のタイマ時間の間だけトランジスタQ5
を導通して、リレーRY5を駆動し、接点S5を開放させる
ことにより、吹出手段であるブロアモータ55aの作動を
停止する。
ここで、所定のタイマ時間としては、空調に関する種々
の情報に基づいて適宜変更するようにしている。すなわ
ち、タイマ11はセンサ9に接続されており、タイマ11は
外気温度もしくは車両内の温度などのセンサ9からの検
出電圧に基づいてタイマ時間を自動的に変更設定するよ
うにしているのである。
具体的に説明するとセンサ9はセンサ等によって検出さ
れる外気温度もしくはインカーセンサ等によって検出さ
れる車両内の温度が上昇するに応じて検出電圧の値が小
さくなり、逆に外気温度または車両内の温度が低くなる
に応じて検出電圧が高くなる。したがって、第4図に示
すようにタイマ11はセンサ9からの検出電圧が高くなる
に応じてタイマ時間を時間T1からT3、T5へ順次長くなる
ように変更設定する。したがって、第3図に示すよう
に、外気温度もしくは車両内の温度が比較的高い場合に
おいては、タイマ11のタイマ時間を比較的短い時間T1
設定する。また、外気温度もしくは車両内の温度が常温
である場合には、タイマ11のタイマ時間を時間T1より長
い時間T3に設定する。また、外気温度もしくは車両内の
温度が比較的に低い場合には、タイマ11のタイマ時間を
時間T3より長い時間T5に設定する。これにより外気温度
もしくは車両内の温度が比較的に低い場合においては、
吹出手段であるブロアモータ55aの動作を通常より長い
時間、制限することにより冷たい空気が車両内へ吹出さ
れるのを防止する。
所定のタイマ時間をこのように設定するようにしたこと
から、吹出手段であるブロアモータ55aの動作を制限す
るための制限時間の長さを空調に関する情報、すなわち
外気温度もしくは車両内の温度に応じて適宜変更するこ
とができ、車両内の温度制御をさらに適切に実行するこ
とができる。
次に第5図を参照して本実施例の動作を説明する。
車両走行用のエンジンがスタートし、モードスイッチSW
2およびエアコンスイッチSW3が共に開放状態であり、か
つファンスイッチSW1がオートに設定されている状態に
おいては、第5図に示すようにタイマ11でセンサ9から
の検出電圧に基づいて設定された所定のタイマ時間、例
えばT3の間だけブロアモータ55aの動作を禁止する。具
体的に説明すると、上記エンジンのスタート直後におい
ては、エンジンの冷却水がそれほど温たまっていないこ
とから、温風演算回路5は水温センサSN1からの温度情
報に基づいてエンジンの冷却水の温度が60℃以下である
ことを判別する。風量演算回路5はこのようにエンジン
の冷却水が低温の状態で、エンジンがスタートされた場
合には、エンジンのスタート(時刻t0)と同時に起動信
号をタイマ11へ送出してタイマ11を起動する。また風量
演算回路5はトランジスタQ4を介してファンスイッチSW
1がオートに設定されたことを判別すると、タイマ11で
設定された所定のタイマ時間T3の間だけHレベルの電圧
をトランジスタQ5のベースへ送出する。したがって、第
5図に示すようにタイマ11で設定された所定のタイマ時
間T3の期間においてはトランジスタQ5が導通状態に設定
され、ブロアモータ55aへ電力が供給されないことか
ら、ブロアモータ55aの動作を確実に停止する。これに
より、第5図の曲線Aに示すようにエンジンの冷却水の
温度が低い状態においては、冷たい空気が車内に吹出さ
れるのを確実に防止する。
次に第5図に示すように、時刻t3において、タイマ11で
設定されたタイマ時間T3が経過したとすると、風量演算
回路5はトランジスタQ5のベースへLレベルの電圧を供
給する。これによりトランジスタQ5がオフし、リレーRY
5のコイルC5の励磁電流が遮断され、接点S5が復旧して
閉成状態に設定される。接点S5が閉成されると、電圧V2
より低い値の電圧V1をブロアモータ55aへ供給する。こ
れによりブロアモータ55aが低い速度で回転し、少ない
風量の空気を吹出口から吹出させる。
次に第5図に示すように、時刻t7において、エンジンの
冷却水の温度が60℃に達したとすると、風量演算回路5
が各種の情報に基づいて吹出口から吹出される空気の風
量を制御する。すなわち、風量演算回路5からの出力信
号に基づいてトランジスタQ1、Q2およびQ3を制御するこ
とにより、ブロアモータ55aに対する印加電圧を調整す
る。すなわち、電圧V1から電圧V2の範囲内において調整
する。したがって、ブロアモータ55aに対する印加電圧
に応じて吹出口から吹出される空気の風量が制御され
る。
上述したように本実施例においては、エンジンの駆動
後、外気温度もしくは車両内の温度に基づいて自動設定
されるタイマ時間が経過してから、エンジン冷却水を熱
源にして温めた空気の吹出量を抑制して車室内に吹出す
ようにした。従って不快な冷風の吹出しを防止すること
ともに、より早い段階での吹出しの開始を実現すること
によって搭乗者にさらに快適な走行を提供することがで
きる。
なお、本実施例において、エンジンの冷却水の水温が所
定のタイマ時間(例えばT3)よりも早く60℃を越えるよ
うな場合、例えば外気温がさほど低温でなく水温の立上
がりが早い場合や、エンジンの停止後にあまり間をおか
ずに再びエンジンを起動させた場合などにおいては、風
量演算回路5が所定のタイマ時間(T3)以内であって
も、直ちに吹出口から吹出される空気の風量制御に移行
する。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、エンジンの
起動によって作動するタイマがセンサで検出された外気
温度もしくは車両内の温度に基づいて自動的に設定され
る時間を経過したか否かを判定する第1の判定手段によ
り設定された時間が経過したと判定された場合は送風機
を停止状態から予め定めた低回転数に移行させ、また前
記水温検出器からの検出信号により前記冷却水が所定温
度より高いか否かを判定する第2の判定手段により前記
冷却水が所定温度より高いと判定された場合は前記送風
機の駆動状態にかかわらず送風機の回転数を自動制御に
移行させるようにしたので、エンジン始動直後の不快な
冷風の吹き出しを防止して、エンジンを始動した直後等
におけるエンジン冷却水の温度が低い状態においても、
車両内の空調を適切に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した回路図、第2図は当
該一実施例の全体構成図、第3図は第1図の動作を示す
説明図、第4図は第1図に示したタイマにおけるタイマ
時間の変更設定を示した説明図、第5図は第1図の動作
を示した説明図、第6図は従来例を示した回路図、第7
図は第6図の動作を示した説明図である。 1……コントロールユニット 7……開度演算回路 9……センサ 11……タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 能瀬 敏光 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 入江 一博 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 藤田 栄司 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 吉田 真一郎 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 ヂーゼル機器株式会社江南工場内 (56)参考文献 実開 昭61−186614(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの冷却水を熱源として空気を加熱
    するヒータコアと、このヒータコアを通して空気を車室
    内に送る送風機とを有し、この送風機の回転数を制限し
    てエンジンの起動初期における車室内への送風量を制御
    するようにした車両用空調装置において、 前記エンジンの起動によって作動するタイマがセンサで
    検出された外気温度もしくは車両内の温度に基づいて自
    動的に設定される時間を経過したか否かを判定する第1
    の判定手段と、 水温検出器からの検出信号により前記冷却水が所定温度
    より高いか否かを判定する第2の判定手段と、 前記第1の判定手段により設定された時間が経過したと
    判定された場合は送風機を停止状態から予め定めた低回
    転数に移行させ、また前記第2の判定手段により前記冷
    却水が所定温度より高いと判定された場合は前記送風機
    の駆動状態にかかわらず送風機の回転数を自動制御に移
    行させる駆動制御手段とを有することを特徴とする車両
    用空調装置。
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