JPS60131311A - 車両用空気調和制御システムのためのブロワモ−タ駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は車両用空気調和制御システムに係り、１１ 特に当該空気調和制御システムのプロワモータを駆動す
るためのブロワモータ駆動装置に関する。

（従来技術） 従来、車両用空気調和制御システムにおいては、その自
動制御下における暖房初期にはヒータに流入する温水の
温度上昇の不足によりプロワモータからの冷風がそのま
ま車室内に吹出されることを考慮して、互いに作動温度
の異なる二つの水温スイッチを採用し、前記温水の温度
上昇に伴う両水温スイッチの経時的作動のもとにプロワ
モータを低速回転から自動制御状態に切換えるようにし
である。

しかしながら、このような□構成においては、前記各水
温スイッチをその各←温度との関連にてヒータ用温水配
管の互いに異なった部分に別々に設置しなければならな
いため、これら各水温スイッチの適切な設置部分の確保
がむづかしく、また両水温スイッチの混同によ！ｌｌ誤
結線を招くという不具合があった。

（発明の目的） 本発明はこのようなことに対処してなされたもので、そ
の目的とするところは、車両用空気調和制御システムの
ためのプロワモータ駆動装置において、プロワモータの
自動制御状態への切換制御に必要とされる水温スイッチ
の数を減少させるようにしたことにある。

（発明の構成） かかる目的の達成にあたり、本発明の構成上の特徴は、
車両の直流電源から給電されたとき回転しエアダクトか
ら車室内に向けて送風するプロワモータと、前記エアダ
クトの吹出口から車室内への風の吹出モードをヒートモ
ードにするとき操作されるヒートモー、ド操作手段と、
このヒートモード操作手段の操作のもとに還流水の加熱
により前記プロワモータからの風を温める加熱手段とを
備えた空気調和制御システムにおいて、前記プロワモー
タの回転速度を所定低速値に設定するとき操作されるプ
ロワスイッチと、前記ヒートモード操作手段に並列接続
されて前記還流水の温度が所定温度以下のとき非作動に
あり当該所定温度を超えると作動する水温スイッチと、
前記プロワスイッチ及びヒートモード操作手段の両操作
下にて前記水温スイッチの非作動のもとに前記直流電源
を前記プロワモータから遮断し前記水温スイッチの作動
に応答し前記直流電源から前記プロワモータへの給電を
許容する第１許容手段と、前記直流電源から給電された
とき前記吹出口における温度に応じて前記プロワモータ
の回転速度を制御する制御手段と、前記ヒートモード藻
作手段の操作のもとに前記水温スイッチの作動に応答し
て前記直流”電源から給電されて作動し所定時間だけタ
イマ信号を発生するタイマ手段と、前記水温スイッチの
非作動のもとに前記直流電源を前記制御手段から遮断し
前記プロワスイッチの操作のもとに前記水温スイッチの
作動に応答して前記直□流電源から前記制御手段への給
電を許容する第２許容手段とを設けたことにある。

（発明の効果） しかして、このように構成した本発明においては、例え
ば冷等時等に前記空気調和制御システムにより自動暖房
制御するにあたシ前記ヒートモード操作手段及びプロワ
スイッチを共に操作したとき前記加熱手段により加熱さ
れる還流水の温度が低く前記水温スイッチが非作動にあ
り前記第１と第２の許容手段がそれぞれ前記直流電源を
前記プロワモータ及び制御手段から遮断し、前記水温ス
前記第ｊ許容手−が前記直流電源から前記プロワモータ
に給電せしめてこのプロワモータを前記所定低速値にて
回転させるとともに前記タイマ手段がタイマ信号をｉ生
踵然る後このタイマ信号が消滅すると、前記第２許容手
段が前記直流電源か４前記制御手段に給電せしめて前記
プロワモータを自動制御下におくので、前記還流水の温
度検出手段としては単一の水温スイッチを採用するの゛
みでよく、その結果、本明細書の従来技術にて述べたよ
うな不具合を伴うことなく、前記水温センサを前記還流
水の流れる部分の適正な箇所に容易に設置し得るととも
に正しく結線し得る。

（実施例） 賃下、本発明の一突施例を図面により説明すると、図面
は、車両用空気□調和制御システムに適用された本発明
に係るプロワモータ駆動装置の一例を示している。空気
調和制御システムは、エアダクト１０内に配置したプロ
ワモータＭ１エアミツクスダンパ１１及びヒータ１２を
備えており、エアミックスダンパ１１は、ロッド１１ａ
を介しアクチュエータ１１ｂに連結されて、その開度を
、当該車両の車室内の現実の温度と設定温度との差に基
くアクチュエータ１１１）の作動に応じて調整する。ヒ
ータ１２は、当該車両の内燃機関冷却系統からの冷却水
を配管を通して受けて、この冷却水を直流電源Ｂからの
給電により加熱することによりプロワモータＭから後述
のごとくエアミックスダンパ１１を介し送られる風を温
める。

プロワモータ駆動装置は、プロワスイッチ２０、プロワ
抵抗回路３０、プログラムスイッチ４０及びリレー５０
を備えており、プロワスイッチ２０は、ブロワモータＭ
を自動制御下におくとき接地導電片２１、両面定接点２
２．２３を摺動子２４により短絡させるように操作され
る。プログラムスイッチ４０は、ロッド１１ａの変位に
連動する摺動子４１により複数の固定接点４２〜４２を
導電片４６に選択的に短絡させるように構成されている
。プロワ抵抗回路３０は、複数の直列抵抗からなるもの
で、その一端にて接地されるとともにその他端にてブロ
ワモータＭの電機子巻線及びリレー５０の常開スイッチ
５１を介し直流電源Ｂの正側端子に接−続されている。

しかして、プロワ抵抗回路５０は、プロワスイッチ２０
或いはプログラムスイッチ４０との協働によりその直列
抵抗値を変化させる。このことは、ブロワモータＭが、
常開スイッチ５１の後述のごとき閉成下にて直流電源Ｂ
から給電されて、プロワスイッチ２０或いはプログラム
スイッチ４０との協働によるプロワ抵抗回路５０の直列
抵抗値による速度にて回転送風することを意味する。か
かる場合、プロワスイッチ２０及びプログラムスイッチ
４０が共に図示状態にあるときブロワモータＭの回転速
度は、プロワ抵抗回路′５０の直列最大抵抗値により規
定される低速値となる。

リレー５０は、上述した常開スイッチ５１及び電磁コイ
）ｖ５２を有しておシ、電磁コイ／ｌ１５２はその一端
にて当該車両のイグニッションスイッチェＧを介し直流
電源Ｂの正側端子に接続されるとともにその他端にてダ
イオード６０ａ及び前記空気調和制御システムのヒート
モード切換スイッチ１３を介しプロワスイッチ２０の固
定接点２２に接続されている。しかして、イグニッショ
ンスイッチェＧ及びヒートモード切換スイッチ１３の両
閉成下におけるプロワスイッチ２０の摺動子２４を介す
る導電片２１及び固定接点２２の短絡のもとに電磁コイ
／Ｌ１５２は直流電源Ｂから給電を受けて励磁される。

かかる場合、ヒートモード切換スイッチ１３は前記空気
調和制御シヌテムの吹出モード切換操作機構の一部を構
成し、その開状態にて前記空気調和制御システムの吹出
モードをヒートモードとして規定し、その閉状態にて前
記空気調和制御システムの吹出モードをヒートモード以
外のモードとして規定する。常開スイッチ５１は電磁コ
イ／ｌ１５２の励磁時にのみ閉成して直流電源Ｂからブ
ロワセータＭへの給電を許容する。なお、ダイオード６
０ａは、ヒートモード切換スイッチ１６から電磁コイ）
ｖ５２への電力の逆流を防止するものである。

水温スイッチ７０はヒータ１２の配管の一部に配設され
ている常開型のもので、前記配管を流れる冷却水の温度
が３０°Ｃに上昇したとき閉成する。

この水温スイッチ７０はその一端にてダイオード６０１
１Ｉ及び電磁コイ／Ｌ１５２を介しイグニッションスイ
ッチェＧＫ接続されるとともにその他端にてプロワスイ
ッチ２０の固定接点２２に接続されており、イグニッシ
ョンスイッチェＧの閉成下におけるヒートモード切換ス
イッチ１３の開状態のもとにプロワスイッチ２０が図示
状態にある場合においてその開成により電磁コイ／ｌ１
５２を消磁させ、その閉成により電磁コイ／１１５２を
励磁する。なお、ダイオード６０ｂは水温スイッチ７０
から電磁コイ／Ｌ１５２への電力の逆流を防止する。

タイマ回路８０は、充放電回路８１と、分圧回路８２と
、これら両回路８１．８２に接続したコンパレ＾り８３
と、両抵抗８４．８５を介しコンパレータ８３に接続し
たトランジスタ８６によって構成されている。充放電回
路８１は、抵抗８１ａを有しており、この抵抗８１ａは
その一端にてコンデンサ８１１）を介しイグニッション
スイッチェＧと電磁コイル５２との間に接続されるとと
もにその他端にてダイオード６０ｂと水温スイッチ７Ｏ
との間に接続されている。また、コンデンサ８１１）に
は抵抗８１Ｃが並列接続されており、この抵抗８１ｃの
抵抗値は抵抗８１ａの抵抗値に比べて非常に小さく定め
である。しかして、充放電回路８１は、イグニッション
スイッチェＧの閉成下における水温スイッチ７０の閉成
に応答して直流″電源Ｂからの給電電圧を面抵抗８１ａ
、８１Ｃにより分圧してこの分圧電圧を面抵抗８１１２
．８１Ｃの共通端から発生させるとともにかかる分圧電
圧を抵抗８１６を介するコンデンサ８１ｂの充電速度に
応じて低下させる。なお、抵抗８１ａからの分圧電圧は
イグニッションスイソチェＧの開成或いは水温スイッチ
７０の開成によるコンデンサ８１ｂの抵抗８１Ｃを介す
る放電に応じて消滅する。

分圧図ｖｔ８２は抵抗８２（Ｚを有しており、この抵抗
８２１１＋はその一端にてダイオード６０１）と水温ス
イッチ７０との間に接続されているとともにその他端に
て抵抗８２１）を介しイグニッションスイッチェＧと電
磁コイ／ｌ１５２との間に接続されている。しかして、
分圧回路８２は、イグニッションスイッチェＧの閉成下
における水温スイッチ７０の閉成に応答して直流電源Ｂ
からの給電電圧を両　゛抵抗８２ａ、８２ｂにより分圧
しこれを面抵抗８２ａ、８２ｂの共通端から基準電圧と
して発生する。かかる場合、この基準電圧は、ヒータ１
２の配管を流れる冷却水の温度が５０’Ｃから５０°Ｃ
に上昇するに要する所定低下時間に対応する。このこと
は、前記基準電圧が充放電回路８１からの分圧電圧の前
記所定低下時間の経過時における値に一致するように抵
抗ｓｉａ＋ｓｉｃの各抵抗値及ヒコンデンサ８１ｂの静
電容量が定められていることを意味する。

コンパレータ８３はイグニッションスイソチェＧの閉成
下における水温スイッチ７０の閉成に応答して直流電源
Ｂから給電されて作動し、充放電回路８１からの分圧電
圧が分圧回路８２からの基準電圧より高いときローレベ
ル信号を発生し、かつこのローレベル信号を充放電回路
８１の分圧電圧の前記基準電圧への到達により消滅させ
る。トランジスタ８６はそのベースにて面抵抗８４．８
５ヲ介シコンパレータ８３の出力端子に接続されており
、このトランジスタ８６のエミッタはダイオード６０ｂ
と水温スイッチ７０との間に接続され、一方トランジス
タロ０のコレクタはダイオード６０（１とヒートモード
切換スイッチ１６との間に接続されている。しかして、
トランジスタ８６は、コンパレータ８５からのローレベ
ル信号に応答して非導通となりそのコレクタからハイレ
ベルにてタイマ信号を発生し、このタイマ信号をコンパ
レ〜り８３からのローレベル信号の消滅に伴う導通によ
り消滅させる。このことは、トランジスタ８６からのタ
イマ信号の発生−間が前記所定低下時間に一致すること
を意味する。

リレー９０は、電磁コイ）ｖ９１と、常開スイッチ９２
を有しており、電磁コイ）ｖ９１はその一端ニテイグニ
ッションスイッチェＧと電磁コイル５２との間に接続さ
れるとともにその他端にてダイオード６０ａとヒートモ
ード切換スイッチ１６との間に接続されている。しかし
て、電磁コイ／ｌ／９１はヒートモード切換スイッチ１
３の開成下におけるトランジスタ８６からのタイマ信号
の発生中において消磁状態にあり、このタイマ信号の消
滅に応答して直流電源Ｂかもイグニッションスイッチェ
Ｇ・、電磁コイ１ｖ５２及びダイオード６０ａを介し給
電されて励磁される・。常開スイッチ９２はプロワスイ
ッチ２０の固定接点２６とプログラムスイッチ４０の導
電片４３との間に接続されており、電磁コイ／ｌ／９１
の励磁時のみ閉成して固定接点２３を導電片４３に短絡
させる。

以上のよう・・に構、成した本実施例において、例えば
冷寒時にお□いて前記空気調和制御システムによる自動
暖房制御を行うために、イグニソンヨン′スイッチェＧ
の開成のもとにヒートモード切換スイッチ１６を開くと
ともにプロワスイッチ２０を図示状態に操作すれば、ヒ
ータ１２の配管に流入する冷却水の温度が低いため、水
温スイッチ７０が各リレー５０．９０の常開スイッチ５
１．９２と共に開状態にあり、プロワモータＭが停止し
ている。このため、当該車両の車室内に冷風が吹出すこ
とはない。

上述した冷却水の温度がヒータ１２の直流電源Ｂからの
受電による加熱作用のもとに上昇し６０°Ｃに達すると
水温スイッチ７０が閉成し、リレー５Ｏが直流電源Ｂか
らの給電に応答する電磁コイＪＶ５２の励磁によシ常開
スイッチ５１を閉成し直流電源ＢからプロワモータＭへ
のに軍を許容する。

このとき、プロワスイッチ２０が図示状態にあり、タイ
マ回路８０が水温スイッチ７０の閉成に応答してタイマ
信号を発生しリレー９０の電磁コイル９１を消磁状態に
維持することによりプログラムスイッチ４０の導′屯片
４３から直流電源Ｂを離断しているためプロワ抵抗回路
３Ｏの直列抵抗値が最大となっている。これにより、プ
ロワモータＭが低速度にて回転送風する。その結果、上
述した冷却水温の上昇に合致した風量にて適度にヒータ
１２によＶ温められた風として車室内に吹出されるので
、冷風と感じることはない。

然る後、タイマ回路８０からのタイマ信号が消滅すると
、リレー９０の電磁コイル９１が直流電源Ｂからイグニ
ッションヌイソチＩＧ、電磁コイ／Ｖ５２及びダイオー
ド６０ａを介し給電されて励磁され、これに応答して常
開スイッチ９２が閉成して直流電源Ｂからイグニッショ
ンスイッチェＧ。

電磁コイ）ｖ　５２　、ダイオード６０ｂ、水温スイッ
チ７０、プロワスイッチ２０の固定接点２２、摺動子２
４及び固定接点２３を通しプログラムスイッチ４０の導
電片４６に給電せしめる。これにより、プログラムスイ
ッチ４０がアクチュエータ１１ｂのロッド１１ａの反位
に応じて作動してプロワ抵抗回路６０の直列抵抗値を調
整しプロワモータＭの回転速度、即ち送風量を自動制御
下におく。このことは、二つの水温センサに代えて単一
の水温センサ７０及びタイマ回路８０を採用することに
より、本明細書の従来技術にて述べた不具合を伴うこと
なく、ヒータ１２の配管に流入する冷却水の温度の適切
な上昇を待ってプロワモータＭを自動制御下におき得る
ことを意味する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明装置の一実施例を示す電気回路図である。 符号の説明 Ｂ・・・直流電源、Ｍ・・・プロワモータ、１Ｏ・・・
エアダクト、１２・・・ヒータ、１６・・・ヒートモー
ド切換スイッチ、２０・・・プロワスイッチ、６０・・
・抵抗回路、４０・・・プログラムスイッチ、５０．９
０・・・リレー、７Ｏ・・・水温スイッチ、８０・・・
タイマ回路。 出願人　日本電装株式会社 代理人　弁理士　長　谷　照　−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 車両の直流電源から給電されたとき回転しエアダクトか
   ら車室内に向けて送風するプロワモータと、前記エアダ
   クトの吹出口から車室内への風の吹出モードをヒートモ
   ードにするとき操作されるヒートモード操作手段と、こ
   のヒートモーＦ　ｍ　作手段の操作のもとに還流水の加
   熱によジ前記グロワモータからの風を温める加熱手段と
   を備えた空気調和制御システムにおいて、前記プロワモ
   ータの回転速度を所定低豊値に設率するとき操作される
   プロワスイッチと、前記ヒートモード操作手段に並列接
   続されて前記還流水の舛埠が所定温度以下のとき非作動
   にあり当該所定温度を超えると作動する水温スイッチと
   、前記プロとスイッチ及び８１′−１作手段″″″ｊ　
   ｍ　ｆ！″下、に″′Ｃ前記水温フインチの非作動のも
   とに前記直流電源を前記プロワモータから遮断し前記水
   温スイッチの作動に応答し門記竺流電源から前記ブ・ワ
   モータへの検電を許容する第１許容手段と、前記直流電
   源から給電されたとき前記吹出口における温度に応じて
   前１□ 記プロワモータの回転速度を制御する制御手段と、前記
   ヒートモード操作手段の操作のもとに前記水温スイッチ
   の作動に応答して前記直流電源から給電されて作動し所
   定□時間だけタイマ信号を発生するタイマ手段と、前記
   水温スイッチの非作動のも１□ とに前記直流電源を前記制御手段から遮断し前記プロワ
   スイッチの操作のもとに前記水温スイッチの作動に応答
   して前記直流電源から前記制御手段への給電を許容する
   第２許容手段とを設けたことを特徴とする車両用空気調
   和制御システムのためのブロワモータ駆動装置。