JPH05319076A - 車両用暖房装置 - Google Patents

車両用暖房装置

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Publication number
JPH05319076A
JPH05319076A JP4121647A JP12164792A JPH05319076A JP H05319076 A JPH05319076 A JP H05319076A JP 4121647 A JP4121647 A JP 4121647A JP 12164792 A JP12164792 A JP 12164792A JP H05319076 A JPH05319076 A JP H05319076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
ceramic heater
air
blower fan
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP4121647A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Ito
伊藤  嘉浩
Takashi Torii
孝史 鳥井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05319076A publication Critical patent/JPH05319076A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 暖房運転が指示されたときは暖かい空気を早
急に送風すると共に、送風温度を簡単に制御する。 【構成】 制御手段12は、暖房運転が指示されると、
セラミックヒータ4に通電すると共に、温度センサ5か
らの温度信号が基準電圧信号を上回るとブロアファン3
を駆動する。このとき、暖房運転開始時は温度信号が基
準電圧信号を下回っているので、制御手段12は、ブロ
アファン3の運転を拘束し、温度信号が基準電圧信号を
上回ったところでブロアファン3を運転して暖かい空気
を送風する。すると、送風によりセラミックヒータ4の
温度が低下してブロアファン3の駆動が停止すると共
に、送風の停止によりセラミックヒータ5の温度が上昇
するので、送風温度は所定温度に制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PTCヒータにより暖
められた空気を送風機の駆動により車内に送風する車両
用暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車においては、エンジン
冷却水を熱源とする暖房装置が備えられている。ところ
が、この種の暖房装置はエンジン冷却水が十分に暖めら
れた状態でその機能を発揮するようになっているので、
暖房装置が機能するまでに比較的長時間を要していた。
【0003】そこで、近年、エンジンが暖機するまでの
間に用いる補助ヒータとしてPTCヒータを利用したも
のが供されている。このPTCヒータは通電により短時
間で温度が上昇するので、PTCヒータに通電すると同
時に送風を開始することにより直ちに暖かい空気を車内
に送風することができる。
【0004】ところで、PTCヒータは、所定温度以上
となるとその抵抗値が急激に上昇して自己の発熱量を自
動的に抑制する自己温度制御作用を呈するようになって
いる。従って、PTCヒータを利用した場合、PTCヒ
ータの発熱量を制御装置を用いることなく所定の温度に
制御できるので、ニクロム線ヒータを用いる構成に比べ
て、安全性の高いヒータを提供することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のものでは、PTCヒータの発熱量は小さいの
で、暖機運転の開始と同時に強く送風する場合には、P
TCヒータの温度が十分に上昇していない状態で送風す
ることになり、暖かい空気が送風されるまでに時間を要
する。
【0006】また、PTCヒータは自己温度制御作用を
有しているので、送風を停止若しくは送風量を小さく設
定することによりPTCヒータを最大発熱量に維持する
ことができるものの、それでは送風量を確保することが
できない。これに対して、送風量を大きく設定した場合
には、送風量を確保することができるものの、今度はP
TCヒータの温度が低下してしまって送風温度が極端に
低下しまう。以上の理由により、送風量を確保した状態
で送風温度を制御できないという課題が未解決のまま残
されていた。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、PTCヒータを用いて暖房運転するも
のにおいて、暖房運転が指示されたときはPTCヒータ
により暖かい空気を早急に送風すると共に、送風量を確
保しながら送風温度を制御することができる車両用暖房
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、PTCヒータ
により暖められた空気を送風機の駆動により車内に送風
する車両用暖房装置において、前記PTCヒータの温度
若しくはその出力に応じて変動する変動値を検出する検
出手段を設け、暖房運転が指示されたときは前記PTC
ヒータに通電した状態で前記検出手段による検出値が目
標値に達するまで前記送風機の駆動を拘束すると共に当
該送風機による送風量を上記検出値が目標値となるよう
に調整する制御手段を設けたものである。
【0009】
【作用】暖房運転が指示されると、制御手段はPTCヒ
ータに通電する。このとき、通電開始時においては、P
TCヒータは発熱していないので、検出手段による検出
値は目標値よりも低い。これにより、制御手段は、送風
機の駆動を拘束するので、PTCヒータの温度は急速に
上昇し、それに応じて検出手段による検出値が上昇す
る。
【0010】そして、PTCヒータの温度上昇に伴って
検出手段による検出値が目標値に達すると、制御手段
は、送風機を駆動すると共にその送風量を検出手段によ
る検出値が目標値に一致するように調整するので、送風
開始により暖かい空気を送風することができると共に、
送風温度を任意に設定することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1及び図2を
参照して説明する。全体の構成を概略的に示す図1にお
いて、ダクト1内にはモータ2により駆動される送風機
たるブロアファン3が配設されており、そのブロアファ
ン3による駆動により車内若しくは車外の空気が吹出口
1aから車内に送風されるようになっている。ダクト1
の吹出口1aにはPTCヒータたるセラミックヒータ4
が配設されている。このセラミックヒータ4は、所定温
度以上となるとその抵抗値が急激に上昇する自己温度制
御作用を呈するようになっている。ここで、セラミック
ヒータ4には検出手段たる温度センサ5が添設されてお
り、これは、セラミックヒータ4の温度に応じた温度信
号を出力するようになっている。
【0012】バッテリ6と接続された電源ライン7,8
間にはオルタネータ9が接続されている。ブロアファン
3駆動用のモータ2の一端は電源ライン7と接続され、
他端はリレースイッチ10を介して電源ライン8と接続
されており、リレースイッチ10のオンに応じてモータ
2に通電されるようになっている。セラミックヒータ4
の一端は電源ライン7と接続され、他端はリレースイッ
チ11を介して電源ライン8と接続されており、リレー
スイッチ11のオンに応じてセラミックヒータ4に通電
されるようになっている。
【0013】さて、上記各リレースイッチ10,11を
駆動するための制御手段12が設けられている。この制
御手段12において、リレー駆動回路13はスイッチ1
4がオンしたときにリレースイッチ11をオンする。
尚、スイッチ14は図示しないモード切換レバーが暖房
運転に設定されたときにオンするようになっている。
【0014】また、スイッチ14の出力はインバータ1
5により反転されてアンド回路16の一方の入力端子に
与えられている。比較器17の非反転入力端子(+)は
信号入力端子17aと接続されており、その信号入力端
子17aを通じて温度センサ5からの温度信号を入力す
ると共に、反転入力端子(−)に基準電圧信号を入力し
ている。従って、比較器17は、温度信号の信号レベル
が基準電圧信号を上回ったときにハイレベル信号をリレ
ー駆動回路18に出力する。リレー駆動回路18はアン
ド回路16からハイレベル信号の入力期間はリレースイ
ッチ10をオンする。この場合、基準電圧信号として
は、図2に示すように零レベルから正方向にオフセット
された三角波形に設定されている。
【0015】次に上記構成の作用について説明する。図
示しないモード切換レバーを暖房に設定すると、スイッ
チ14がオンする。すると、リレー駆動回路13により
リレースイッチ11がオンするので、セラミックヒータ
4に通電されて発熱する。
【0016】一方、スイッチ14がオンすると、アンド
回路16の一方の入力レベルがハイレベルになる。この
とき、セラミックヒータ4は非通電状態によりその温度
は低いので、比較器17に入力される温度センサ5から
の温度信号は基準電圧信号を下回っている。これによ
り、比較器17からはロウレベル信号が出力されている
ので、スイッチ10がオンすることはない。従って、ブ
ロアファン3の運転が拘束されるので、セラミックヒー
タ4の温度は発熱により急上昇する。
【0017】そして、セラミックヒータ4の温度上昇に
より温度センサ5からの温度信号の信号レベルが図2に
示すように基準電圧信号を上回ると、比較器17からハ
イレベル信号が出力される。すると、リレースイッチ1
0がオンしてモータ2が駆動するので、ブロアファン3
により送風される。このとき、基準電圧信号は三角波形
状に設定されているので、図2に示すように温度センサ
5からの温度信号は基準電圧信号を間欠的に上回ると共
に、その期間は徐々に長くなる。この結果、ブロアファ
ン3による送風は間欠的に行われると共にその送風時間
が長くなるので、送風量は徐々に増大するようになり、
それに応じて暖かい空気が車内に送風される。
【0018】さて、ブロアファン3による送風開始時に
おいては、セラミックヒータ4に対して送風されるもの
の、その送風量は小さいので、送風にかかわらずセラミ
ックヒータ4の温度が上昇する。これにより、温度セン
サ5からの温度信号の信号レベルが上昇して温度信号が
基準電圧信号を上回っている時間が長くなるので、それ
だけ送風量が増大するようになる。この結果、送風量の
増大に伴ってセラミックヒータ4の放熱が促進されてこ
れの温度上昇が抑制され、ついにはその温度が低下する
ようになる。
【0019】そして、セラミックヒータ4の温度が低下
するようになると、今度は温度センサ5からの温度信号
が基準電圧信号を下回っている期間が長くなり、それに
応じてブロアファン3による送風量が低下してセラミッ
クヒータ4の温度低下が抑制されるようになる。
【0020】上述ような制御の結果、セラミックヒータ
4の温度に応じて送風量が調整されるので、図2に示す
ようにセラミックヒータ4の温度は所定温度に維持され
ると共に送風量も所定量に維持され、以てダクト1から
の送風温度は所定温度に維持される。従って、基準電圧
信号を適宜設定することにより、セラミックヒータ4の
発熱量を最大に維持しながら、暖かい空気を効率良く送
風することができると共に、送風量を調整することによ
り送風温度を任意の温度に設定することが可能となる。
このことは、例えば1KWのセラミックヒータの温度
を、0.1kw程度のブロアファンにより正確に調整で
きることを意味している。
【0021】上記構成のものによれば、暖房運転が指示
されたときは、セラミックヒータ4の温度を検出するた
めの温度センサ5からの温度信号が基準電圧信号を上回
るまでブロアファン3の駆動を拘束するようにしたの
で、送風開始時にはセラミックヒータ4を十分に発熱さ
せて送風開始により直ちに暖かい空気を送風することが
できる。従って、セラミックヒータへの通電と同時に送
風を開始する従来例と違って、短時間で暖かい空気を送
風することができる。
【0022】また、暖房運転中においては、セラミック
ヒータ4の温度に応じてブロアファン3による送風量を
調整することによりセラミックヒータ4の温度を一定と
なるように制御するようにしたので、セラミックヒータ
の温度にかかわらず一定の送風量が設定されている従来
例と違って、送風量の調整により送風温度を任意に設定
することができる。
【0023】尚、温度センサ5をダクト1の吹出口1a
に設け、ダクト1から送風される空気の温度を検出する
ようにしてもよい。この場合、比較器17に与える基準
電圧信号としては、図2に示す三角波形状の基準電圧信
号を零レベルからのオフセットを無くして設定する。
【0024】図3は本発明の第2実施例を示しており、
第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略
し、異なる部分についてのみ説明する。つまり、セラミ
ックヒータ4にはこれの通電量を検出するための検出手
段たる電流検出器19が設けられており、その電流検出
器19による電流値に基づいてブロアファン3の駆動が
制御されるようになっている。
【0025】この第2実施例の場合、セラミックヒータ
4の出力に応じてこのセラミックヒータ4の通電電流が
変動するので、第1実施例と同様に、セラミックヒータ
4の通電電流に応じてブロアファン3による送風量を調
整することにより、送風温度を制御することができる。
【0026】図4は本発明の第3実施例を示しており、
第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略
し、異なる部分についてのみ説明する。つまり、バッテ
リ6にはこれの電圧を出力するための検出手段たる電圧
出力線20が設けられており、その電圧出力線20から
の電圧に基づいてブロアファン3の駆動が制御されるよ
うになっている。
【0027】この第3実施例の場合、セラミックヒータ
4の出力に応じてバッテリ6の出力電圧が変動するの
で、第1実施例と同様に、セラミックヒータ4の出力に
応じてブロアファン3による送風量を調整することによ
り、送風温度を制御することができる。
【0028】尚、上記各実施例では、リレー10,11
及びリレー駆動回路13,18を使用したが、これに代
えて、半導体スイッチ及びその駆動回路に変更するよう
にしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の車両用暖房装置によれば、PTCヒータの温度若しく
はその出力に応じて変動する変動値を検出する検出手段
を設けると共に、暖房運転が指示されたときはPTCヒ
ータに通電した状態で前記検出手段による検出値が目標
値に達するまで前記送風機の駆動を拘束すると共に当該
送風機による送風量を上記検出値が目標値となるように
調整する制御手段を設けたので、PTCヒータを用いて
暖房運転するものにおいて、暖房運転が指示されたとき
はPTCヒータにより暖かい空気を早急に送風すると共
に、送風量を確保しながら送風温度を制御することがで
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体の概略構成図
【図2】信号波形図
【図3】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図4】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1はダクト、3はブロアファン(送風機)、4はセラミ
ックヒータ(PTCヒータ)、5は温度センサ(検出手
段)、12は制御手段、19は電流検出器(検出手
段)、20は電圧出力線(検出手段)である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PTCヒータにより暖められた空気を送
    風機の駆動により車内に送風する車両用暖房装置におい
    て、 前記PTCヒータの温度若しくはその出力に応じて変動
    する変動値を検出する検出手段と、 暖房運転が指示されたときは前記PTCヒータに通電し
    た状態で前記検出手段による検出値が目標値に達するま
    で前記送風機の駆動を拘束すると共に当該送風機による
    送風量を上記検出値が目標値に一致するように調整する
    制御手段とを備えたことを特徴とする車両用暖房装置。
JP4121647A 1992-05-14 1992-05-14 車両用暖房装置 Pending JPH05319076A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4121647A JPH05319076A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 車両用暖房装置

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JP4121647A JPH05319076A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 車両用暖房装置

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JPH05319076A true JPH05319076A (ja) 1993-12-03

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JP4121647A Pending JPH05319076A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 車両用暖房装置

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JP (1) JPH05319076A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010076652A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Denso Corp 送風装置及び覚醒装置
WO2014049663A1 (ja) * 2012-09-28 2014-04-03 三洋電機株式会社 蓄電システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010076652A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Denso Corp 送風装置及び覚醒装置
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