JP2652408B2 - 送風温度制御回路 - Google Patents

送風温度制御回路

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JP2652408B2 JP63120118A JP12011888A JP2652408B2 JP 2652408 B2 JP2652408 B2 JP 2652408B2 JP 63120118 A JP63120118 A JP 63120118A JP 12011888 A JP12011888 A JP 12011888A JP 2652408 B2 JP2652408 B2 JP 2652408B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ヘアードライヤの様に熱風を用いて所定
の加熱処理を行なう装置における送風温度の制御回路に
関する。
[従来の技術] 従来この種の送風温度の制御方法として、熱風の風下
側に温度検知手段を備え、該手段の検知温度に対応して
加熱手段に供給する電力を制御することにより、熱風温
度を略一定に保つものが多い。
しかし、温度検知手段それ自体が熱容量を持つため、
加熱初期には実際の熱風温度と検知温度との間にずれが
発生することは避けられず、その結果、より大きい電力
を加熱手段に供給する方向への制御がかかり、異常に高
い熱風が送風されるとともに、加熱手段それ自体の破損
をきたす危険があった。この危険は、近年、加熱電力を
増大するに伴い、益々顕著になってきている。
かかる問題に対し、加熱手段への通電を開始してから
一定期間、加熱手段への供給電力を強制的に制限するこ
とが考えられる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、ヘアードライヤの様な加熱装置は起動
と停止を頻繁に繰り返しながら使用することが多く、上
記した方法では、異常高温による危険が防止できる反
面、起動毎に安全機構が働いて、ともすると熱風温度が
必要以上に抑えられ、十分高い温度の熱風が送られるま
でに時間がかかるなど、敏速な加熱、冷却を行えない虞
れがある。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであって、
起動初期に異常高温状態となる危険を未然に防止すると
ともに、頻繁な起動、停止に追随した電力制御が行なわ
れ、十分に高い温度の熱風が得られる送風温度制御回路
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 第1図は上記目的を達成するために構成された送風温
度制御回路の基本的構成を示すものであって、送風手段
から送られる空気を加熱する手段と、加熱された熱風の
温度を検知する手段と、検知手段による検知温度に対応
して加熱手段に供給する電力を制御する手段と、加熱手
段への通電開始時に起動して、加熱手段に供給される電
力を所定時間だけ制限する手段とを備えている。
本発明は、前記した制限手段による電力の制限時間
を、加熱手段に対する通電開始直前における通電停止時
間が短いほで短くなる様にしたことを特徴とする。
[作用] 上記構成により、スイッチをオンして装置を起動する
と、送風手段に通電されて、加熱手段に向けて送風が開
始される。
それと同時に制御手段が始動し、商用交流電源8から
加熱手段に電力を供給して送風の加熱を始める。しかし
その時、制限手段も同時に始動するので、加熱手段に対
する供給電力を制限した状態で加熱が行なわれる。
かかる電力を制限する時間は、加熱手段へ通電が開始
される前に停止されていた時間の長短に対応して設定さ
れる。従って、検知手段による検知温度が制御温度にま
で上昇するのとタイミングを合わせて、制限手段による
加熱手段への電力供給の制限状態が終わり、検知手段と
制御手段による通常の温度制御状態へと移行するのであ
る。
[実施例] 以下本発明を,送風のみを行う手持ち式のヘアードラ
イヤに実施した一例を示すが,カール用ブラシあるいは
加熱ゴテを備えた頭髪処理装置、あるいは食器乾燥機な
ど、熱風式の各種加熱装置にも略同様に実施できること
は勿論である。
本発明にかかるドライヤは,第2図に示す如く,略円
筒状の本体ケース1内に加熱部2を備え、本体ケース1
の基端側に備えた送風部3から加熱部2へ向けて送風を
行なう。更に、本体ケース1の基端側から下方へ向けて
ハンドル4を延ばすとともに、該ハンドル4内には、送
風部3と加熱部2への通電開始時期を規制するメインス
イッチ5と,加熱部2に対する電力制御を行なう電気回
路6とを備え、電源プラグ7を介して商用電源から電力
を供給可能とする。
送風部3は,第3図に示す如く、全波整流用のダイオ
ードブリッジ10と,ファン11を回転駆動する直流モータ
12とからなり,ダイオードブリッジ10の入力側の一端を
メインスイッチ5を介して電源プラグ7の一端に接続す
る一方,他端を電圧降下用の抵抗14、加熱部2および温
度ヒューズ15を介して電源プラグ7の他端に接続するこ
とにより、メインスイッチ5のオン操作と連繋してモー
タ12に通電し、ファン11を回転駆動して加熱部2へ向け
送風を行なう。
加熱部2は,所定の電力容量を持つ第1及び第2のヒ
ータ16・17を直列接続したものであって、第2ヒータ17
と並列にスイッチ18を設け、該スイッチ18のオン時に第
2ヒータ17の両端をバイパスすることにより、加熱部2
全体の発熱量をハイとローとの2段階に切り換え可能と
する。なお容量の切り換えは、ヒータと直列にダイオー
ドを介装することによっても行える。
送風温度を制御する電気回路6は、加熱部2に供給さ
れる電力を制御して風温を略一定の制御温度に維持可能
とする制御部20と、メインスイッチ5をオンして送風動
作中に加熱部2への通電を強制的に停止可能とする急冷
スイッチ30と、加熱初期における所定時間だけ加熱部2
に供給する電力を制限するタイマー部31と、電力制御時
に発生する雑音を防止する回路13とから構成される。
制御部20は、トライアックなどの双方向性のサイリス
タを位相制御素子21として使用するとともに、SBSなど
の双方向性のスイッチング素子22を、位相制御素子21に
対するトリガー信号発生用として備える。更に、熱風温
度の検知素子23として加熱部2の風下側に、制御温度を
超えると抵抗値が急増する正特性のサーミスタを備え、
検知素子23とコンデンサ24とで充放電回路25を構成して
いる。従って、入力される商用交流電圧の半周期毎に、
充放電回路25のコンデンサ24には該回路25の時定数で決
まる速度で充放電が行なわれ、コンデンサ24の両端電圧
が所定値を超えたときにスイッチング素子22をオンし、
位相制御素子21にトリガー信号を送って所定の位相制御
を行なわせる。ここで充放電回路25の時定数は、検知素
子23として備えたサーミスタの抵抗値で変化するが、該
サーミスタは正特性であって所定の制御温度以上に上昇
しようとすると抵抗値が急増する。かかる抵抗値の増加
が充放電回路25の時定数を大きくして制御角を増大さ
せ、加熱部2に供給する電力を絞って風温を制御温度以
上に上昇しない様にするのである。
急冷スイッチ30は、熱風と冷風とを頻繁に切り替え
て、髪のくせ付けなどの頭髪処理動作を容易に行い得る
様にするものであって、例えば送風部3と加熱部2間で
あって本体ケース1の上部に操作ノブ32を備えることに
より、本体ケース1を握ったままの状態で、操作ノブ32
を押圧操作するだけで、冷風と熱風を容易かつ確実に変
更できる様にしている。すなわち、操作ノブ32の押圧動
作時に垂下する操作杆33の先端で急冷スイッチ30の接点
を切り替え、上記した制御部20のコンデンサ24の両端を
スイッチ接点でショートさせ、かかるショートにより位
相制御素子21へのトリガー信号の入力を強制的に絶って
制御素子21を常時オフ状態とし、加熱部2への通電を停
止する。
タイマー部31は、起動してからの所定時間、加熱部2
に対する供給電力を制限可能とするものであって、所定
の直流電圧を形成する電源回路34と、該電源回路34によ
り形成された直流電圧の印加により充放電動作をおこな
ってタイマー時間を決定するタイマー時間制御回路35
と、この充放電動作によりオンオフ動作するスイッチン
グ回路36と、該スイッチング回路36のオン時に制御部20
のコンデンサ24に対する充電電流を、商用交流電圧の各
半周期の間だけバイパスするダイオード37とから構成さ
れる。
電源回路34は、電源プラグ7を介して入力された商用
交流電圧をダイオード38で整流したあと、ツェナーダイ
オード39および大容量のコンデンサ40で十分安定化した
直流電圧を形成する。なお、コンデンサ40と並列に抵抗
41を接続することにより、電源回路34へ入力電圧の印加
が絶たれると同時にコンデンサ40を放電させ、タイマー
時間制御回路35への印加電圧を早期に停止できる様にし
ている。
タイマー時間制御回路35は、コンデンサ42と抵抗43・
44・45からなり、メインスイッチ5のオン時、あるいは
急冷スイッチ30の急冷動作停止時に電源回路34から出力
される電圧で抵抗43・44を介してコンデンサ42への充電
を開始し、メインスイッチ5のオフ時、あるいは急冷ス
イッチ30の急冷操作時に放電を行なう。
スイッチング回路36は、タイマー時間制御回路35のコ
ンデンサ42に流れる充電電流による抵抗44両端の降下電
圧で、ダーリントン接続したトランジスタ46・47をオン
オフ制御するものであって、トランジスタ47のコレクタ
・エミッタ間をダイオード37を介して制御部20のコンデ
ンサ24の両端と並列に接続している。従って、スイッチ
ング回路36のオン動作中、制御部20のコンデンサ24の両
端が、ダイオード37により商用交流電圧の半周期間毎に
ショートされて位相制御素子21の制御を停止し、温度検
知素子23を用いて電力制御がなされた場合の半分の電力
を加熱部2に供給する。
ここで、ドライヤの始動初期あるいは急冷状態から加
熱状態に移行した直後の10秒程度は、検知素子23それ自
体の温度は熱風温度よりも低く、該素子23の抵抗値は低
い値を維持するため、制御部20は加熱部2に対して略全
期間通電する無制御状態となり、電力容量の限界に近い
電力を加熱部2に供給しようとする。しかし本実施例で
は、タイマー部31により加熱部2に供給する電力を強制
的に約半分に制限することにより、熱風が制御温度を超
える異常高温になるのが防止される一方、かかる供給電
力の制限時にあっても、十分大きい電力を加熱部2に供
給し、熱風温度が異常に低下するのが防止される。
また、加熱部2への通電停止時間が短い場合には、検
知素子23の温度が完全には冷えきっておらず、タイマー
部31による制限時間は上記した10秒よりも短くてもよ
い。そこで本実施例にあっては、タイマー部31への通電
を絶つと同時に、検知素子23の降温特性に対応した時定
数でコンデンサ42の放電をさせ、例えば30秒程度のオフ
時間で完全に放電される様に抵抗値を設定することによ
り、検知素子23それ自体の温度特性に対応した制御が行
なわれる様にしている。
[発明の効果] 本発明は上記の如く、加熱手段への通電初期に所定時
間だけ供給電力を制限するとともに、該制限時間を、通
電開始以前の停止時間が短いほど短くなるように設定し
たので、加熱手段に対する通電と停止を頻繁に繰り返し
ても、検知温度と熱風温度の差に起因する異常高温が未
然に防止されるとともに、電力の制限時間が可及的に減
少され、適正な温度制御が行なわれるなど優れた利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成を示す概略図である。 第2図および第3図は本発明をドライヤに実施した一例
を示し、第2図は全体形状を示す一部を破断した正面
図、第3図は電気回路図である。 2……加熱部、 3……送風部、 5……メインスイッチ、 20……制御部、 23……検知素子、 30……急冷スイッチ、 31……タイマー部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送風手段から送られる空気を加熱する手段
    と、 加熱された熱風の温度を検知する手段と、 検知手段による検知温度に対応して加熱手段に供給する
    電力を制御する手段と、 加熱手段への通電開始時に起動して、加熱手段に供給さ
    れる電力を所定時間だけ制限する手段とを備え、 前記制限手段による電力の制限時間を、加熱手段に対す
    る通電開始直前における通電停止時間が短いほど短くな
    る様に設定することを特徴とする送風温度制御回路。
  2. 【請求項2】送風手段から送られる空気を加熱する手段
    と、 加熱された風温の変化に対応して抵抗値が変化し、所定
    の制御温度を超えると抵抗値が急増する検知素子(23)
    と、 検知素子(23)と直列に繋いだコンデンサ(24)の充放
    電特性を利用して位相制御素子(21)に対する制御角を
    制御し、加熱手段に供給する電力を自動制御する制御部
    (20)と、 加熱手段へ通電を開始してから所定時間、制御部(20)
    のコンデンサ(24)に対する充電電流を商用交流電源
    (8)の半周期毎にバイパスするタイマー部(31)とを
    備え、 該タイマー部(31)によるバイパス期間を、所定の設定
    時間を上限とし、加熱手段に対する通電開始直前におけ
    る通電停止時間が短いほど短くなる様に設定したことを
    特徴とする送風温度制御回路。
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