JP5171528B2 - Ptcヒータ制御装置及び室温変化判定装置 - Google Patents

Ptcヒータ制御装置及び室温変化判定装置 Download PDF

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本発明は、PTCヒータ制御装置及び室温変化判定装置に関する。
従来より、例えば車両用エアコンディショニング装置において、PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータを利用して車室内を加温するPTCヒータ制御装置が提供されている(特許文献1参照)。このPTCヒータ制御装置は、PTCヒータに対する通電と非通電とを切り替えるパワーMOSFETと、マイコンと、冷却水温センサと、内気温度センサとを備える。マイコンは、冷却水温センサにより検出されるエンジン冷却水の温度、及び、内気温度センサにより検出される車室内温度に基づいてパワーMOSFETをオンオフさせて、PTCヒータの消費電力量を制御することで、車室内温度が目標温度になるようにしている(特許文献1参照)。
特開2007−283790公報
ところで、上記従来のPTCヒータ制御装置は、車室内温度を検出するための内気温度センサが必要である。しかし、車室内に内気温度センサが設けられていない車種もあり、このような車種には、上記従来のPTCヒータ制御装置を使用できない、という問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、室内温度を検出するための室内温度センサを利用せずに、PTCヒータの温度制御が可能なPTCヒータ制御装置、及び、室内温度変化を判定することが可能な室温変化判定装置を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、本発明の適用例1に係るPTCヒータ制御装置は、エアコンディショニング装置から室内へ送られる空気を加熱するPTCヒータを制御するためのPTCヒータ制御装置であって、前記PTCヒータに対する通電と非通電とを切り替える半導体スイッチ素子と、前記PTCヒータの消費電力に応じた検出信号を取得する取得部と、前記取得部で取得された前記検出信号に基づき、基準時点からの前記PTCヒータの消費電力を積算し、その積算量が第1目標レベルに達したことを条件に、前記室内の温度が前記基準時点から目標温度差だけ上昇したと判定する第1判定部と、前記第1判定部で前記室内の温度が前記目標温度差だけ上昇したと判定された場合に、前記半導体スイッチ素子に流れる電流量を制限するように、前記半導体スイッチ素子による切り替え動作を制御する第1制御部と、前記第1目標レベルを、前記基準時点からの経過時間に応じて増大させる目標変更部と、を備える。
PTCヒータの消費電力は、主に発熱量Q1に変換されるが、この発熱量Q1の全てが室内の加熱に使われるわけではない。即ち、この発熱量Q1には、室内に送り込まれて当該室内の加熱に利用される熱量(以下、「室内加熱熱量Q2」という)の他に、例えばPTCヒータを支持する部材などを介してPTCヒータの周囲に伝達される熱量(以下、「周囲伝達熱量Q3」という)が含まれる。
ここで、室内温度が、基準時点から所定の目標温度差分だけ上昇したかどうかを、PTCヒータの消費電力に基づき判定する場合を考える。室内温度は、室内加熱熱量Q2の積算量に応じて上昇するとすれば、この室内加熱熱量Q2を、固定の閾値レベルと比較することにより、室内温度が上記目標温度差分だけ上昇したことを判定することができる。
しかし、上述したように、PTCヒータの消費電力から把握できるのは発熱量Q1であり、この発熱量Q1は、室内加熱熱量Q2そのものではなく、周囲伝達熱量Q3をも含んでいる。従って、発熱量Q1に対応するPTCヒータの消費電力の積算量と対比すべき第1目標レベルは、室内加熱熱量Q2の積算量だけでなく、周囲伝達熱量Q3の積算量をも考慮して設定する必要がある。即ち、周囲伝達熱量Q3の積算量は時間経過とともに増大するから、上記第1目標レベルも時間経過とともに増大させる必要がある。
そこで、本発明によれば、PTCヒータの消費電力に応じた検出信号に基づき、基準時点からの上記消費電力の積算量が、第1目標レベルに達したかどうかを判定する構成において、この第1目標レベルを、時間経過とともに増大させるようにした。
これにより、室内温度を検出するための温度センサを利用することなく、PTCヒータの消費電力に基づき、室内温度が、目標温度差だけ上昇したことを判定し、その判定結果に基づきPTCヒータを適切に制御することが可能である。
適用例2として、第1目標レベルは所定レベルに収束するよう変化するようにしてもよい。
基準時点(例えばPTCヒータの起動時)からある程度時間が経過すると、周囲伝達熱量の熱経路では熱平衡状態となり、当該周囲伝達熱量は最終的にある熱量に収束していく。そこで、これに対応して第1目標レベルも所定レベルに収束するように変化させることで、室内の温度が目標温度差だけ上昇したかどうかをより正確に判定することができる。
適用例3として、前記第1目標レベルの変化特性は、前記エアコンディショニング装置に備えられた送風機が駆動していない無風状態における前記PTCヒータの消費電力変化に対応するようにしてもよい。
適用例4に係るPTCヒータの制御装置は、エアコンディショニング装置から室内へ送られる空気を加熱するPTCヒータを制御するためのPTCヒータ制御装置であって、前記PTCヒータに対する通電と非通電とを切り替える半導体スイッチ素子と、前記PTCヒータの消費電力に応じた検出信号を取得する取得部と、基準時点からの経過時間に応じて減少する控除電力の変化特性情報が記憶されるメモリと、前記取得部で取得された検出信号に基づく消費電力、及び、前記変化特性情報に基づく控除電力の間における差分について、前記基準時点からの積算量を算出する算出部と、前記算出部で算出された前記積算量が第2目標レベルに達した場合に、前記室内の温度が前記基準時点から目標温度差だけ上昇したと判定する第2判定部と、前記第2判定部で前記室内の温度が前記目標温度差だけ上昇したと判定された場合に、前記半導体スイッチ素子に流れる電流量を制限するように、前記半導体スイッチ素子による切り替え動作を制御する第2制御部と、を備える。
このような構成でも、室内温度を検出するための温度センサを利用することなく、PTCヒータの消費電力に基づき、室内温度が、目標温度差だけ上昇したことを判定し、その判定結果に基づきPTCヒータを適切に制御することが可能である。
適用例5として、PTCヒータ制御装置は、車両に搭載されたエアコンディショニング装置から車室内へ送られる空気を加熱する車両用のPTCヒータを制御するものであってもよい。
適用例6に係る室温変化判定装置は、エアコンディショニング装置から室内へ送られる空気を加熱するPTCヒータによる前記室内の温度変化を判定する室温変化判定装置であって、前記PTCヒータの消費電力に応じた検出信号を取得する取得部と、前記取得部で取得された前記検出信号に基づき、基準時点からの前記PTCヒータの消費電力を積算し、その積算量が第1目標レベルに達した場合に、前記室内の温度が前記基準時点から目標温度差だけ上昇したと判定する第1判定部と、前記第1目標レベルを、前記基準時点からの経過時間に応じて増大させる目標変更部と、を備える。
これにより、室内温度を検出するための温度センサを利用することなく、PTCヒータの消費電力に基づき、室内温度が、目標温度差だけ上昇したことを判定することができる。
本発明によれば、室内温度を検出するための温度センサを利用することなく、PTCヒータの消費電力に基づき、室内温度が、目標温度差だけ上昇したことを判定できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1について図を参照しつつ説明する。
図1は、車載用のエアコンディショニング装置10及びPTCヒータ制御装置14の全体構成図である。
エアコンディショニング装置10は、補助熱源としてPTCヒータ12を備え、例えばエンジン始動当初、このPTCヒータ12を駆動させて車室内E(本発明の「室内」の一例)を急速に加熱(加温)する。本実施形態のPTCヒータ制御装置14は、車両(図示せず)に搭載され、このPTCヒータ12を制御する。
(車内の空調システムの全体構成)
エアコンディショニング装置10は、ヒータコア16、上述したPTCヒータ12、ブロワ18(本発明の「送風機」の一例)、エアコンディショニング電子制御ユニット(以下、単に「エアコンECU20」という)を有する。ブロワ18からの通気路21中にヒータコア16が設けられ、その下流側にPTCヒータ12が配置されている。
エアコンECU20は上記ブロワ18やヒータコア16などを制御する。また、エアコンECU20は、冷却水温センサ22に接続されており、この冷却水温センサ22から、エンジン冷却水の温度(以下、「エンジン水温H0」という)に応じた温度測定信号S1を受ける。これにより、エアコンECU20は、エンジン水温H0を認識できるようになっている。更に、エアコンECU20は、PTCヒータ制御装置14と接続されており、互いにデータのやり取りが可能になっている。
PTCヒータ12は、1または複数のPTC素子24(本実施形態では例えば4つ)を有する。PTC素子24は、電圧が印加されるとジュール熱により自己発熱し、強誘電体相から常誘電体相へ結晶移転するキュリー温度を超えると、その抵抗値は対数的に増大する特性を有する。なお、PTC素子24は、例えば、イットリウム、アンチモン、ランタン等の希土類元素を微量ドープして半導体化したチタン酸バリウム系セラミックを有して構成されている。
(PTCヒータ制御装置の構成)
PTCヒータ制御装置14は、パワーMOSFET30(本発明の「半導体スイッチ素子」の一例)、センスMOSFET32、制御回路34を有する。パワーMOSFET30は、電源36(車両用電源)とPTCヒータ12との間に接続され、このパワーMOSFET30をオンオフすることにより、PTCヒータ12に対する通電と非通電とを切り替えることができる。なお、制御回路34は、マイコンを内蔵して構成されたものであっても、ASIC(特定用途向け集積回路)によって構成されたものであってもよい。
センスMOSFET32には、パワーMOSFET30に流れる電流(以下、「負荷電流IP」という)に応じたレベルのセンス電流ISが流れる。なお、パワーMOSFET30及びセンスMOSFET32は次のような構成になっている。ドレイン端子同士が電源36に共通接続される複数のMOSFETのうち、ほとんどのMOSFET群が、ソース端子をPTCヒータ12に共通接続することでパワーMOSFET30として構成され、残りのMOSFET群が、ソース端子を制御回路34に共通接続することでセンスMOSFET32として構成されている。また、パワーMOSFET30及びセンスMOSFET32のソース端子同士は、制御回路34に内蔵された同電位回路(図示せず)により互いに同電位とされている。これにより、パワーMOSFET30に流れる負荷電流IPに対してほぼ安定した一定比率(パワーMOSFET30を構成するMOSFET群の数と、センスMOSFET32を構成するMOSFET群の数との比 以下、これを「センス比」ともいう)のセンス電流ISをセンスMOSFET32に流すことができる。
そして、制御回路34は、センスMOSFET32からソース端子を介してセンス電流IS(本発明の「検出信号」の一例)を取得する。このとき制御回路34は本発明の「取得部」として機能する。また、制御回路34は、図示しないチャージポンプ回路を有し、このチャージポンプ回路の出力をパワーMOSFET30及びセンスMOSFET32のゲート端子に与えることで、パワーMOSFET30及びセンスMOSFET32をオンオフ制御する。本実施形態では、制御回路34は、PWM(Pulse Width Modulation。パルス幅変調)制御によってパワーMOSFET30及びセンスMOSFET32をオンオフさせて、PTCヒータ12の消費電力P(当該消費電力に応じた発熱量)を調整する。
(センス電流とPTCヒータの消費電力との関係)
PTCヒータ12の消費電力Pを、PTCヒータ12に流れる負荷電流IPレベル、及び、PTCヒータ12の負担電圧から把握する構成でもよい。しかし、本実施形態では、センス電流ISレベルに基づきPTCヒータ12の消費電力を把握する。
具体的には、負荷電流IPレベルは、センス電流ISレベル及びセンス比から把握できる。一方、PTCヒータ12の負担電圧は、例えばパワーMOSFET30のソース電圧を測定することにより把握することができる。但し、PTCヒータ12の負担電圧は、主として電源36の電源電圧に連動して変化するから、電源36の電源電圧が一定であれば、PTCヒータ12の負担電圧も一定であるとみなせる。
そこで、本実施形態では、説明を簡単にするために、PTCヒータ12の負担電圧が一定であるとする。これにより、センス電流ISレベルと、PTCヒータ12の消費電力レベルとがほぼ比例することになり、センス電流ISレベルの積算量に基づき、PTCヒータ12の消費電力を把握することができる。
(PTCヒータ制御装置による制御)
PTCヒータ制御装置14は、車室内温度HX(本発明の「室内の温度」の一例)が、PTCヒータ12の起動時点(本発明の「基準時点」の一例)から所定の目標温度差ΔHT分だけ上昇した場合にPTCヒータ12を停止させる制御を行うものである。但し、本実施形態の車両には、車室内温度HXを測定するための室内温度センサが設けられていない。そのため、室内温度センサを利用することなく、車室内温度HXが目標温度差ΔHTだけ上昇したかどうかを判定する必要がある。なお、本実施形態では、車室内温度HXは、車室内Eに送り込まれた熱量の積算量にほぼ比例して上昇するものとする。
(1)判定方法
PTCヒータ制御装置14は、車室内温度HXが目標温度差ΔHTだけ上昇したことを、ヒータの消費電力Pの積算量W(電力量)と第1目標レベルWTとの比較に基づき判定する。但し、この判定を実現するためには、第1目標レベルWTを時間的に変化させる必要がある。その理由を次に説明する。なお、以下の説明では、PTCヒータ12の消費電力Pはほとんどが熱量に変換されるものとし、この消費電力Pに応じた熱量をPTCヒータ12の「発熱量Q1」という。
仮に、PTCヒータ12の発熱量Q1の全てが車室内Eの加熱に使われるのであれば、車室内温度HXは、この発熱量Q1の積算量分に応じて上昇することになるから、当該発熱量Q1の積算量を固定の閾値と比較することにより、車室内温度HXが目標温度差ΔHTだけ上昇したことを判定することが可能になる。
しかし、PTCヒータ12の発熱量Q1の全てが車室内Eの加熱に使われるわけではない。PTCヒータ12の発熱量Q1には、ブロワ18からの空気によって車室内Eに送り込まれて当該車室内Eの加熱に利用される熱量(以下、「室内加熱熱量Q2」という)の他に、例えばPTCヒータ12を支持する部材(PTC素子24の支持部品など)を介してPTCヒータ12の周囲に伝達される熱量(以下、「周囲伝達熱量Q3」という)が含まれる。このため、第1目標レベルWTを、周囲伝達熱量Q3の時間的変化や積算量を考慮して変化させる必要がある。
図2は、PTCヒータ12の起動時点(同図中のゼロ時点)からのPTCヒータ12の消費電力P(発熱量Q1)の時間的変化を示すグラフである。グラフG1〜G4は、ブロワ18の送風強度が互いに異なる状況下でPTCヒータ12を発熱駆動させつつ、消費電力Pを順次サンプリングして得たものである。グラフG1は送風強度が「強」である状況下でのサンプリング結果によるものであり、グラフG2は送風強度が「中」である状況下でのサンプリング結果によるものであり、グラフG3は送風強度が「弱」である状況下でのサンプリング結果によるものである。また、グラフG4はブロワ18を停止させた無風状態下でのサンプリング結果によるものである。
ブロワ18を駆動させている有風状態(グラフG1〜G3)では、PTCヒータ12の消費電力Pに応じた発熱量Q1の一部が、室内加熱熱量Q2として、ブロワ18による送風によって車室内Eへと送り込まれる。このため、PTCヒータ12の起動時からある程度時間が経過しても、室内加熱熱量Q2が車室内Eへと奪われる分だけ、PTC素子24自体がなかなか温度上昇せず、その結果、PTC素子24の抵抗値が比較的小さく、消費電力Pレベル(負荷電流IPレベル、センス電流ISレベル)が大きい状態が続く。
一方、ブロワ18を停止している無風状態(グラフG4)では、PTCヒータ12の消費電力Pに応じた発熱量Q1のほとんどは、車室内Eに送り込まれず、PTC素子24自体及びその周囲の温度上昇に利用される。このため、PTCヒータ12の起動後、間もなく、PTC素子24自体の温度が急速に上昇し、これによりPTC素子24の抵抗値が早期に大きくなるため、消費電力Pレベル(負荷電流IPレベル、センス電流ISレベル)も急速に低下していく。そして、その後、消費電力Pレベルは、PTCヒータ12とその周囲との間で熱平衡状態になる電力レベル(以下、「熱平衡電力レベルPB」という)に最終的に収束していく。
ここで、無風状態では、上述したように、発熱量Q1のほとんどが周囲の温度上昇に利用されることから、発熱量Q1を周囲伝達熱量Q3とほぼ同じとみなすことができる。即ち、グラフG4は、周囲伝達熱量Q3に対応する電力の時間的変化を示しているといえる。そうすると、図2において、有風状態の各グラフG1(G2、G3)と、無風状態のグラフG4との間に挟まれる領域(以下、「室内加熱分領域R1、R2、R3)という)の面積が、室内加熱熱量Q2に対応する電力の積算量を示すことになり、この面積が、車室内温度HXの温度変化量ΔTに比例することになる。
送風強度が強いほど、室内加熱熱量Q2として車室内Eに送り込まれる熱量が多いため、グラフG1に示すように、比較的に短時間T1で車室内温度HXを目標温度差ΔHTだけ上昇させることができる。一方、送風強度が弱いほど、室内加熱熱量Q2として車室内Eに送り込まれる熱量が少ないため、グラフG3に示すように、比較的に長い時間T3だけ経過しなければ車室内温度HXを目標温度差ΔHTだけ上昇させることができない。なお、経過時間T1までの室内加熱分領域R1と、経過時間T2までの室内加熱分領域R2と、経過時間T3までの室内加熱分領域R3とは、同一面積であり、この面積が、車室内温度HXを目標温度差ΔHTだけ上昇させるのに要する室内加熱熱量Q2に対応する消費電力Pの目標積算量(電力量)W0に対応する。
一方、有風状態の各グラフG1(G2、G3)と、時間軸との間の領域(以下、「総電力領域R1'、R2'、R3'」という)の面積が、PTCヒータ12の起動時点からのPTCヒータ12の消費電力Pの積算量(電力量)Wである。具体的には、経過時間T1までの総電力領域R1'の面積が、送風強度が「強」のときに車室内温度HXを目標温度差ΔHTだけ上昇させるのに要する消費電力の積算量W1に対応する。経過時間T2までの総電力領域R2'の面積が、送風強度が「中」のときに車室内温度HXを目標温度差ΔHTだけ上昇させるのに要する消費電力の積算量W2に対応する。また、経過時間T3までの総電力領域R3'の面積が、送風強度が「弱」のときに車室内温度HXを目標温度差ΔHTだけ上昇させるのに要する消費電力の積算量W3に対応する。そして、これらの消費電力積算量W1〜W3が、各経過時間T1、T2、T3時に、センス電流ISに基づくPTCヒータ12の消費電力Pの積算量Wと比較すべき第1目標レベルWTを示す。
図3は、各有風状態での消費電力Pの積算量Wの時間的変化と、第1目標レベルWTとの関係をグラフ化したものである。グラフG1'、G1"が図2のグラフG1に対応し、グラフG2'、G2"が図2のグラフG2に対応し、グラフG3'、G3"が図2のグラフG3に対応する。グラフG1'、G2'、G3'(実線で図示)がPTCヒータ12の消費電力Pの積算量W(発熱量Q1)の変化を示す。また、グラフG1"、G2"、G3"(一点鎖線で図示)が室内加熱熱量Q2として利用される電力の積算量の変化を示し、いずれも各経過時間T1、T2、T3後に上記目標積算量W0に到達している。
室内加熱熱量Q2として利用される電力の積算量が、目標積算量W0に達するまでの経過時間(T1、T2、T3)の長さに応じて、周囲伝達熱量Q3の積算量が増加するため、その周囲伝達熱量Q3分だけ、各有風状態下での第1目標レベルWT(図3のW1〜W3)が互いに異なっている。要するに、第1目標レベルWTは、PTCヒータ12の起動時点からの経過時間に応じて増大する。換言すれば、第1目標レベルWTの変化特性は、無風状態におけるPTCヒータ12の消費電力変化に対応する。そして、第1目標レベルWTは、周囲伝達熱量Q3が、熱平衡電力レベルPBに収束するに伴って所定レベルWXに収束していく。
本実施形態では、制御回路34に連なるメモリ35が設けられており、このメモリ35に、PTCヒータ12の起動時からの経過時間と第1目標レベルWTとの対応関係を示す関係テーブル(関係情報 なお、関係式情報であってもよい)が各目標温度差ΔHTごとに対応して、予め記憶されている。
(2)PTCヒータの制御処理
例えば、エンジン始動時に、運転者の所定の操作によってエアコンディショニング装置10が起動されると、エアコンECU20は、ブロワ18を駆動しつつエアコンディショニング装置10の制御を開始する。それとともに、エアコンECU20は、エアコンディショニング装置10が起動されたことをPTCヒータ制御装置14に通知する。すると、PTCヒータ制御装置14は、PWM制御によりパワーMOSFET30及びセンスMOSFET32をオンオフさせてPTCヒータ12を起動(通電を開始)させ、この起動時点からPTCヒータ12の制御処理を実行しつつ、車室内温度HXが目標温度差ΔHTだけ上昇したことを判定するための判定処理を実行する。
図4は、その判定処理を示すフローチャートである。まずS101でPTC12の起動時からの時間カウントを開始し、また、上記温度測定信号S1に基づきエンジン水温H0を取得するとともに、運転手がエアコンディショニング装置10に対して設定した設定温度HSの情報をエアコンECU20から取得する。ここで、エンジン始動時のエンジン水温H0は、車室内温度HXとほとんど変わらないため、このエンジン始動時のエンジン水温H0を、PTCヒータ12の起動時点の車室内温度HXとみなすことができる。そこで、S103で、設定温度HSからエンジン始動時のエンジン水温H0を減算することにより、目標温度差ΔHT(=HS−H0)を算出する。
次に、S105で、メモリ35に記憶されている関係テーブル群から、上記目標温度差ΔHTに対応する関係テーブルを決定する。そして、所定の時間間隔ごとの取得タイミングが到来すると(S107:YES)、S109で、センス電流ISレベルを取得し、このセンス電流ISレベルに基づき、PTCヒータ12の起動時点から、その取得タイミング到来時点までのPTCヒータ12の消費電力Pの積算量(電力量W)を算出する。また、PTCヒータ12の起動時点から当該取得タイミング到来時点までの経過時間に対応する第1目標レベルWTを、上記決定した関係テーブルから抽出する。
そして、S111で、上記PTCヒータ12の消費電力Pの積算量Wが、上記関係テーブルから抽出した第1目標レベルWT以上かどうかを判定する。このとき、制御回路34は、本発明の「第1判定部」として機能する。そして、消費電力Pの積算量Wが第1目標レベルWT未満であれば(S111:NO)、車室内温度HXは未だ目標温度差ΔHTだけ上昇していない、即ち、車室内温度HXは設定温度HSに達していないとみなし、再びS107に戻り次の取得タイミングを待つ。
次の取得タイミングが到来すると(S107:YES)、再び、S109で、第1目標レベルWTを関係テーブルから抽出する。このときの前回の取得タイミング時よりもさらに時間が経過しているため、その分だけ、今回の取得タイミング時に抽出される第1目標レベルWTは、前回の取得タイミング時のものよりも高い。このように制御回路34は、第1目標レベルWTを経過時間に応じて増大させる。このとき、制御回路34は、本発明の「目標変更部」として機能する。
一方、PTCヒータ12の消費電力Pの積算量Wが、第1目標レベルWT以上になると(S111:YES)、車室内温度HXは目標温度差ΔHTだけ上昇した、即ち、車室内温度HXは設定温度HSに達したとみなし、S113でパワーMOSFET30をオフしてPTCヒータ12の通電を停止させる。このとき、制御回路34は、本発明の「第1制御部」として機能する。この頃には、エンジン水温も十分高くなっているため、ブロワ18に加えて、ヒータコア16の駆動を開始させることで、エアコンディショニング装置10に車室内温度HXの制御を任せることができる。
例えば、送風強度が「強」の場合、図3のグラフG1'からわかるように、上記経過時間がT1に達したときに、これに対応する第1目標レベルWTが「W1」とされる。このとき、PTCヒータ12の消費電力Pの積算量Wは当該第1目標レベルWTに達しており、車室内温度HXが設定温度HSに達したと判定する。
一方、送風強度が「弱」の場合、図3のグラフG3'からわかるように、上記経過時間がT1、T2に達したときには、これに対応する第1目標レベルWTが「W1、W2」とされる。このとき、PTCヒータ12の消費電力Pの積算量Wは当該第1目標レベルWTを下回っており、車室内温度HXは未だ設定温度HSに達していないため、PTCヒータ12への通電が続行される。
その後、経過時間がT3に達すると、これに対応する第1目標レベルWTが「W3」とされ、このときPTCヒータ12の消費電力Pの積算量Wは、当該第1目標レベルWTに達する。つまり、車室内温度HXは設定温度HSに達したと判定する。
以上のように、本実施形態によれば、車室内温度HXを直接検出するための温度センサを利用することなく、PTCヒータ12の消費電力Pに基づき、車室内温度HXが、目標温度差ΔHTだけ上昇したことを判定し、その判定結果に基づきPTCヒータを適切に制御することが可能である。
<実施形態2>
図5は実施形態2を示す。前記実施形態1との相違点は、判定処理の内容にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
本実施形態では、メモリ35に、PTCヒータ12の起動時からの経過時間と、上述した無風状態(図2のグラフG4)時のPTCヒータ12の消費電力Pとの対応関係を示す関係テーブル(本発明の「変化特性情報」の一例 なお、関係式情報であってもよい)が予め記憶されている。以下、この無風状態時の消費電力Pを、控除電力P'という。また、上記実施形態1における関係テーブルは記憶されておらず、代わりに、各目標温度差ΔHTごとに、1つずつの第2目標レベルWMが定められてメモリ35に記憶されている。
図5は、判定処理を示すフローチャートである。制御回路34は、S103で目標温度差ΔHTが算出されると、S201でメモリ35から、目標温度差ΔHTに対応する第2目標レベルWMを抽出する。そして、取得タイミングが到来すると(S107:YES)、S203で、PTCヒータ12の消費電力Pと、メモリ35内の上記関係テーブルに基づく控除電力P'との差分(=P−P' 以下「電力差ΔP」という)を算出する。この電力差ΔPは、室内加熱熱量Q2として利用される電力に相当する。そして、この電力差ΔPについて、PTCヒータ12の起動時点からの積算量を算出する。このとき制御回路34は本発明の「算出部」として機能する。
S205では、電力差ΔPの積算量が第2目標レベルWM以上かどうかを判定する。このとき制御回路34は本発明の「第2判定部」として機能する。ここで、電力差ΔPの積算量は、室内加熱熱量Q2として利用される電力の積算量に相当し、第2目標レベルは、車室内温度HXを目標温度差ΔHTだけ上昇させるのに必要な熱量(室内加熱熱量Q2の積算量)に対応する電力レベルである。そして、電力差ΔPの積算量が第2目標レベルWM未満であれば(S205:NO)、S107に戻り、PTCヒータ12への通電を続行し、電力差ΔPの積算量が第2目標レベルWM以上であれば(S205:YES)、車室内温度HXが目標温度差ΔHTだけ上昇したとして、S113へ進む。S113では、制御回路34は本発明の「第2制御部」として機能する。
以上のように、本実施形態では、PTCヒータ12の消費電力Pと、控除電力P'とから電力差ΔPを算出する。控除電力P'は周囲伝達熱量Q3に利用される熱力に対応するから、電力差ΔPは、室内加熱熱量Q2に利用される熱量に対応する。つまり、室内加熱熱量Q2に利用される熱量に対応する電力(電力差ΔP)を積算することにより、これと比較すべき第2目標レベルWMを、各目標温度差ΔHTごとに固定のレベルとすることができる。このような構成によっても、車室内温度HXを直接検出するための温度センサを利用することなく、PTCヒータ12の消費電力Pに基づき、車室内温度HXが、目標温度差ΔHTだけ上昇したことを判定し、その判定結果に基づきPTCヒータを適切に制御することが可能である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、センスMOSFET32を利用したセンス方式によって、PTCヒータ12の消費電力(負荷電流IP量)を検出する構成としたが、本発明はこれに限られない。電源36からPTCヒータ12への通電路にシャント抵抗を設けて、当該シャント抵抗の電圧降下レベルに基づきPTCヒータ12の消費電力を検出する構成であってもよい。
(2)また、上記実施形態では、PTCヒータ制御装置14は、センスMOSFET32など、電流検出機構を内蔵する構成であったが、本発明はこれに限定されない。当該電流検出機構をPTCヒータ制御装置14の外部に設けて、PTCヒータ制御装置14は、その電流検出機構からの検出信号を取得する構成であってもよい。要するに、PTCヒータ12の消費電力に応じた検出信号を取得する取得部を備えるPTCヒータ制御装置14であればよい。
(3)上記実施形態では、PTCヒータ12の起動時を基準時点として、PTCヒータ12の消費電力の積算量を求めるようにしたが、本発明はこれに限られない。例えばPTCヒータ12の起動時の直前・直後であっても、また、PTCヒータ12の起動後、ある程度時間が経過した時点であってもよい。
(4)上記実施形態では、車室内温度HXが、目標温度差ΔHTΔTT分だけ上昇した場合にPTCヒータ12を停止させるようにしたが、本発明はこれに限らない。例えば、PTCヒータ12に流れる負荷電流IPレベル(消費電力レベル)を、連続的、或いは、段階的に減少させる構成であってもよい。要するに、上記負荷電流IPの電流量を制限する構成であればよい。
(5)上記実施形態では、第1目標レベルWTは所定レベルWXに収束するよう変化させる構成であったが、本発明はこれに限られない。例えば直線状に増大するようにしてもよいし、また、段階的に傾きが緩やかになる複数の直線を繋げた線に沿って変化するようにしてもよい。但し、上記実施形態の構成であれば、第1目標レベルWTが、周囲伝達熱量の変化に対応して変化するから、車室内温度HX変化量が目標温度差ΔHTだけ上昇したかどうかをより正確に判定することができる。
(6)上記実施形態では、車室内温度HXが、目標温度差ΔHTΔTT分だけ上昇した場合にPTCヒータ12を制限するようにしたが、本発明はこれに限られない。PTCヒータ12を制御しない構成であってもよい。例えば、車室内温度HXが、目標温度差ΔHT分だけ上昇したと判定した場合に、そのことを、通知信号を外部に出力するなどして報知する構成であってもよい。この構成は、本発明の「室温変化判定装置」の一例である。
(7)上記実施形態では、車載用のPTCヒータ12を制御するためのPTCヒータ制御装置14に本発明を適用した例に挙げて説明したが、本発明の適用対象はこれに限られない。例えば建物内のエアコンディショニング装置10に補助熱源として備えられたPTCヒータ12を制御するPTCヒータ制御装置14であってもよい。
本発明の一実施形態に係るエアコンディショニング装置、及び、PTCヒータ制御装置の全体構成図 PTCヒータ起動時からの負荷電流の時間的変化を示すグラフ 各有風状態での消費電力の積算量の時間的変化と第1目標レベルWTとの関係のグラフ PTCヒータの制御処理を示すフローチャート 実施形態2のPTCヒータの制御処理を示すフローチャート
符号の説明
10...エアコンディショニング装置
12...PTCヒータ
14...PTCヒータ制御装置
18...ブロワ(送風機)
30...パワーMOSFET(半導体スイッチ素子)
34...制御回路(取得部、第1判定部、第1制御部、目標変更部、算出部、第2判定部、第2制御部)
35...メモリ
E...車室内(室内)
HX...車室内温度(室内の温度)
ΔHT...目標温度差
IS...センス電流(検出信号)
P...消費電力
W...積算量(電力量)
WX...所定レベル
WT...第1目標レベル
WM...第2目標レベル

Claims (6)

  1. エアコンディショニング装置から室内へ送られる空気を加熱するPTCヒータを制御するためのPTCヒータ制御装置であって、
    前記PTCヒータに対する通電と非通電とを切り替える半導体スイッチ素子と、
    前記PTCヒータの消費電力に応じた検出信号を取得する取得部と、
    前記取得部で取得された前記検出信号に基づき、基準時点からの前記PTCヒータの消費電力を積算し、その積算量が第1目標レベルに達したことを条件に、前記室内の温度が前記基準時点から目標温度差だけ上昇したと判定する第1判定部と、
    前記第1判定部で前記室内の温度が前記目標温度差だけ上昇したと判定された場合に、前記半導体スイッチ素子に流れる電流量を制限するように、前記半導体スイッチ素子による切り替え動作を制御する第1制御部と、
    前記第1目標レベルを、前記基準時点からの経過時間に応じて増大させる目標変更部と、を備えるPTCヒータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のPTCヒータ制御装置であって、
    前記第1目標レベルは所定レベルに収束するよう変化する。
  3. 請求項1または2に記載のPTCヒータ制御装置であって、
    前記第1目標レベルの変化特性は、前記エアコンディショニング装置に備えられた送風機が駆動していない無風状態における前記PTCヒータの消費電力変化に対応する。
  4. エアコンディショニング装置から室内へ送られる空気を加熱するPTCヒータを制御するためのPTCヒータ制御装置であって、
    前記PTCヒータに対する通電と非通電とを切り替える半導体スイッチ素子と、
    前記PTCヒータの消費電力に応じた検出信号を取得する取得部と、
    基準時点からの経過時間に応じて減少する控除電力の変化特性情報が記憶されるメモリと、
    前記取得部で取得された検出信号に基づく消費電力、及び、前記変化特性情報に基づく控除電力の間における差分について、前記基準時点からの積算量を算出する算出部と、
    前記算出部で算出された前記積算量が第2目標レベルに達した場合に、前記室内の温度が前記基準時点から目標温度差だけ上昇したと判定する第2判定部と、
    前記第2判定部で前記室内の温度が前記目標温度差だけ上昇したと判定された場合に、前記半導体スイッチ素子に流れる電流量を制限するように、前記半導体スイッチ素子による切り替え動作を制御する第2制御部と、を備えるPTCヒータの制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のPTCヒータ制御装置であって、
    当該PTCヒータ制御装置は、車両に搭載されたエアコンディショニング装置から車室内へ送られる空気を加熱する車両用のPTCヒータを制御する。
  6. エアコンディショニング装置から室内へ送られる空気を加熱するPTCヒータによる前記室内の温度変化を判定する室温変化判定装置であって、
    前記PTCヒータの消費電力に応じた検出信号を取得する取得部と、
    前記取得部で取得された前記検出信号に基づき、基準時点からの前記PTCヒータの消費電力を積算し、その積算量が第1目標レベルに達した場合に、前記室内の温度が前記基準時点から目標温度差だけ上昇したと判定する第1判定部と、
    前記第1目標レベルを、前記基準時点からの経過時間に応じて増大させる目標変更部と、を備える室温変化判定装置。
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