JPH0771250B2 - デイジタルビデオテ−プレコ−ダ - Google Patents

デイジタルビデオテ−プレコ−ダ

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JPH0771250B2
JPH0771250B2 JP61115417A JP11541786A JPH0771250B2 JP H0771250 B2 JPH0771250 B2 JP H0771250B2 JP 61115417 A JP61115417 A JP 61115417A JP 11541786 A JP11541786 A JP 11541786A JP H0771250 B2 JPH0771250 B2 JP H0771250B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術(第4図〜第8図) D 発明が解決しようとする問題点(第4図〜第8図) E 問題点を解決するための手段(第1図) F 作用(第1図) G 実施例(第1図〜第3図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明はデイジタルビデオテープレコーダ(デイジタル
VTR)に関し、特に、1フイールド、1フレーム等の映
像単位のビデオ信号を複数のトラツクに記録するものに
適用して好適なものである。
B 発明の概要 本発明は映像単位のビデオ信号を複数の磁気ヘツドを用
いて複数のトラツクに分けて同時に記録するデイジタル
ビデオテープレコーダにおいて、再生時に磁気ヘツドが
走査するトラツクと、当該磁気ヘツドが記録したトラツ
クとのシフト量を、各磁気ヘツドについて求めたシフト
量の多数決により決定すると共に、この多数決により求
められたシフト量を用いてピツクアツプデータに含まれ
ている識別信号の内容を定めるようにしたことにより、
正確なシフト量及び識別信号を得ることができ、良好な
再生画像を得られるようにしたものである。
C 従来の技術 デイジタルVTRにおいては、記録すべき情報量が多いの
で、例えば、第4図に示すようにドラム1上に4個の磁
気ヘツド2A、2B、2C、2Dを軸方向にトラツクピツチずつ
ずらせて配置し、ドラム1が1回転するごとに磁気テー
プ3上に4本の記録トラツクを形成するようにしてい
る。
このようなデイジタルVTRは、第5図に示すように入力
ビデオデータVINを記録系10においてデータ処理して磁
気ヘツド2A〜2Dに供給すると共に、磁気ヘツド2A〜2Dが
ピツクアツプしたデータを第6図に示す再生系20におい
てデータ処理してもとのビデオデータVOUTを得るように
している。
記録系10においては、先ず、1フイールドのビデオデー
タVINをデマルチプレクサ11において4チヤンネルA、
B、C、DのデータDIA、DIB、DIC、DIDに分割して誤り
検出、訂正符号付加回路12A〜12Dに与え、各付加回路12
A〜12Dにおいて誤り検出、訂正符号を付加した後、対応
するシヤフリング回路13A〜13Dに与え、付加後のデータ
をドロツプアウトが生じたときにも補間し得るように並
び換えて(以下、シヤフリングと呼ぶ)、そのシヤフリ
ングされた各チヤンネルのデータD2A〜D2Dをチヤンネル
インタリーブ回路14に与える。
チヤンネルインタリーブ回路14は、データD2A〜D2Dを相
互に混ぜ合わせて(以下、インタリーブと呼ぶ)4チヤ
ンネルA〜Dの新たなデータD3A〜D3Dを形成し、対応す
るエンコーダ15A〜15Dに与える。
各エンコーダ15A〜15Dは、1フイールド相当期間に到来
するデータD3A〜D3Dを第6図に示すように1トラツクに
記録するデータ分(以下、セグメントと呼ぶ)ずつに2
分割し、さらに、各セグメントのデータを例えば979個
のブロツクBLK1〜BLK979に分けて各ブロツクBLK1〜BLK9
79ごとに同期信号SYNC、記録に用いる磁気ヘツド、フイ
ールドの奇偶、セグメントの0、1(「0」は第1番目
のセグメントを、「1」は第2番目のセグメントを示
す)等を表す識別信号ID、及びブロツクのアドレスADD
を付加する。このようにして得られたセグメントSEG0、
SEG1は、エンコーダ15A〜15Dにおいてセグメント領域を
示すプリアンブルPRE及びポスタンブルPOSを付加された
後、パラレル/シリアル変換回路16A〜16Dに与えられて
シリアルデータD4A〜D4Dに変換される。
これらシリアルデータD4A〜D4Dは変調された後、対応す
る磁気ヘツド2A〜2D(第4図)に与えられて磁気テープ
3上に記録される。
これに対して、再生系20においては、磁気ヘツド2A〜2D
によりピツクアツプされた信号は、シリアルデータD5A
〜D5Dに復調された後、磁気ヘツド2A〜2Dに対応するシ
リアル/パラレル変換回路21A〜21Dに与えられる。この
変換されたパラレルデータD6A〜D6Dは対応する時間軸補
正装置(TBC)22A〜22Dにおいて時間軸変動分が吸収さ
れた後、インタチエンジヤ23に与えられる。
インタチエンジヤ23は、到来するパラレルデータD6A〜D
6Dの識別信号IDを取り出し、また、チヤンネルのずれを
検出して各ブロツクBLK0〜BLK979(第6図)のデータを
所定のチヤンネルデータ処理回路24A〜24D内の画像メモ
リに書込むようになされている。チヤンネルデータ処理
回路24A〜24Dから読み出された同期信号SYNC、識別信号
ID、アドレスADD等が除去されたデータD7A〜D7Dは、チ
ヤンネルデインタリーブ回路25においてチヤンネルイン
タリーブ回路14の逆処理(デインタリーブ処理)がなさ
れ、所期チヤンネルのチヤンネルデータD8A〜D8Dに変換
された後、対応するデシヤフリング回路26A〜26Dに与え
られる。
デシヤフリング回路26A〜26Dは、シヤフリング回路13A
〜13Dに対する逆処理(デシヤフリング処理)を実行し
てデータを再配列してそのデータD9A〜D9Dを対応するエ
ラー訂正回路27A〜27Dに与え、エラー訂正回路27A〜27D
において、誤り検出訂正符号に基づき誤り訂正を行い、
誤りが多いため誤り訂正ができない場合にはさらに修整
回路28A〜28Dにおいて例えば回りの画素データから補間
する等の修整を行つた後、マルチプレクサ29において各
チヤンネルのデータD10A〜D10Dを合成して再生デイジタ
ルビデオデータVOUTを得る。
D 発明が解決しようとする問題点 ところで、上述したようなデイジタルVTRにおいては、
1フイールドのビデオデータを4チヤンネルに分け、各
チヤンネルについてはドラム1の2回転でその分けられ
たデータを記録するようにしているので、磁気テープ3
上の記録された記録トラツクTRA〜TRDについてみた場
合、そのトラツクの各ブロツクBLK0〜BLK979における識
別信号IDが第8図に示すようにトラツク16本おきに同じ
内容にものが現れる。従つて、チヤンネルデータ処理回
路24A〜24D内の画像メモリにデータを書き込む場合、識
別信号IDの状態を正確に判別して捉えることがデータの
正確な再現において必要となる。
しかしながら、Aチヤンネルの磁気ヘツド2Aが例えばC
チヤンネルの磁気ヘツド2Cにより記録された記録トラツ
クTRCからのデータをピツクアツプするようなことも起
こり得、可変速再生モードにおいては必ずこのようなこ
とが起こる。しかも、そのずれ方も時々刻々と変化す
る。
そのため、所定のチヤンネルに対応しないデータがその
チヤンネルのチヤンネルデータ処理回路24A〜24D内の画
像メモリに書き込まれて、所望のビデオデータを再生し
得ない場合も生じていた。
そこで、磁気ヘツドと記録トラツクとの相対的なずれ量
(磁気ヘツドに対応するトラツクと、磁気ヘツドが走査
しているトラツクとの差、以下シフト量と呼ぶ)を何れ
かの識別信号IDに基づき判別して到来するデータD6A〜D
6Dのチヤンネルを切り換えて所定の画像メモリに書き込
むようにすることが考えられる。
しかしながら、可変速再生モードにおいては、磁気ヘツ
ドが隣合うトラツクを横切つて走査するため、ピツクア
ツプ信号のエンベロープレベルが小さくなることもあ
り、識別信号IDを正確に読み取れないおそれがある。従
つて、シフト量を正確に捉えられず、ビデオデータの再
現性に対する問題解決策としては未だ不十分であつた。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、データを
チヤンネルデータ処理回路において処理する際、そのデ
ータの状態を正確に捉えることができて再現性の良好な
画像データを出力することのできるデイジタルビデオテ
ープレコーダを提供しようとするものである。
E 問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、映像単
位のデイジタルビデオデータVINを複数チヤンネルA〜
Dに分割し、少なくとも1種以上の識別信号IDを付与し
て各チヤンネルごとに設けられた複数の磁気ヘツド2A〜
2Dを用いて磁気テープ3上に記録し、複数のトラツクTR
A〜TRDを同時に形成させるデイジタルビデオテープレコ
ーダにおいて、各磁気ヘツド2A〜2Dが磁気テープ3から
ピツクアツプしたピツクアツプデータD6A〜D6Dに基づ
き、当該磁気ヘツドがピツクアツプ動作しているトラツ
クの当該磁気ヘツドが記録動作したトラツクに対するシ
フト量を検出する各チヤンネルごとに設けられたシフト
量検出手段(30A及び31A〜30D及び31D)と、各シフト量
検出手段(30A、31A〜30D、31D)からのシフト量の多数
決を採る多数決論理回路32と、多数決が採られたシフト
量SFTに基づいて定まる各チヤンネルの識別の複数の組
合せパターンの何れに、ピツクアツプデータD6A〜D6Dか
ら得られた各チヤンネルについての識別信号の組SINが
一致又は近似しているかを判別し、一致又は近似してい
る組合せパターンの内容を各チヤンネルの識別信号SOUT
として送出する識別信号パターン選択手段(30A〜30D、
33)とを具える。
F 作用 複数の磁気ヘツド2A〜2Dは、複数のトラツクTRA〜TRDを
同時に形成記録させるのでトラツクピツチずつずれてト
ラツクを形成させるようになされている。従つて、各磁
気ヘツド2A〜2Dについてはシフト量が本来等しくなるは
ずである。
ピツクアツプデータD6A〜D6Dにノイズ等が混入しても、
大多数の磁気ヘツドについてのシフト量は正確に検出で
きると考えられる。そこで、各磁気ヘツド2A〜2Dについ
て各別に求めたシフト量の多数決をとつて各磁気ヘツド
2A〜2Dのシフト量とするようにした。その結果、一部の
磁気ヘツドについて求めたシフト量が不正確でも正確な
シフト量を得ることができる。
シフト量SFTが定まつた場合、識別信号SEGA〜SEGDにつ
いて考えられる組合せパターンは少数に限定される。そ
こでピツクアツプデータD6A〜D6Dから得られた識別信号
SINを当該パターンと比較することによつて、ピツクア
ツプデータD6A〜D6Dから得られた識別信号SINが不正確
であつて組合せが本来考えられない組合せであつても正
確な識別信号SOUTを得ることができる。
G 実施例 以下、図面について本発明の一実施例を詳述する。
第1図は本発明を適用したデイジタルVTRのインタチエ
ンジヤ及びチヤンネルデータ処理部を示すものである。
第1図において、時間軸補正装置(第6図参照)におい
て時間軸変動分が吸収された各チヤンネルA〜Dからの
ピツクアツプデータD6A〜D6Dは、対応する識別信号検出
回路30A〜30Dに与えられる。
識別信号検出回路30A〜30Dは、データD6A〜D6Dの各ブロ
ツクの当初に位置する識別信号ID(第7図)を検出し、
その識別信号IDから当該データD6A〜D6Dを記録した磁気
ヘツドの識別信号HDA〜HDDを分離してそれぞれ対応する
ROM構成のシフト量演算回路31A〜31Dに与える。
各シフト量演算回路31A〜31Dは、到来する磁気ヘツド識
別信号HDA〜HDDに基づき、当該チヤンネルの磁気ヘツド
がピツクアツプ動作しているトラツクが当該チヤンネル
の磁気ヘツドにより記録されているトラツクからいくつ
ずれているかを示すシフト量信号SHFA〜SHFDを演算す
る。例えば、ヘッド2Aがヘッド2Cにより記録された第8
図に示すトラツクTRC(ヘツド識別信号HDCに対応してい
る)を走査している場合には、ヘツド2Aにより記録され
たトラツクTRAに比べてトラツクTRCは2本だけずれてい
るのでシフト量演算回路31Aは「2」を内容とするシフ
ト量信号SHFAを出力する。
このようにして得られたシフト量信号SHFA〜SHFDはROM
構成の多数決論理回路32に与えられる。多数決論理回路
32は、これらシフト量信号SHFA〜SHFDが示すシフト量の
うち多数のものを各磁気ヘツド2A〜2Dに対するシフト量
とし、その多数決シフト量信号SFTをセグメントパター
ン選択回路33、フイールドパターン選択回路34、スイツ
チ回路35に与える。
各磁気ヘツド2A〜2Dは1トラツクピツチずつ異なるよう
にドラム1に装着されているので、ヘッド2Aがトラツク
TRCを走査していると、他のヘッド2B、2C、2Dがトラツ
クTRD、TRA、TRBを走査するように、本来、同一のシフ
ト量を有する。しかしながら、例えば、可変速再生モー
ドにおいてはヘッド2A〜2Dはトラツクを横切つて走査す
るため、識別信号IDのピツクアツプが十分に行われず、
各シフト量演算回路31A〜31Dから出力されたシフト量信
号SHFA〜SHFDが異なる場合も起こり得る。そこで、この
実施例においては多数決論理回路32において、シフト量
信号SHFA〜SHFDの多数決を採つてシフト量を正確に検出
するようにしている。
また、識別信号検出回路30A〜30Dは、データD6A〜D6Dの
識別信号ID(第7図)からセグメント識別信号SEGA〜SE
GDを分離してセグメントパターン選択回路33に与える。
セグメントパターン選択回路33は、多数決シフト量信号
SFT及び到来するセグメント識別信号SIN(SEGA〜SEGD)
に基づき、各チヤンネルのデータD6A〜D6Dに関するセグ
メント識別信号を決定する。
例えば、シフト量が「2」の場合としては、第1に磁気
ヘツド2A及び2Bが1フイールドの1回転目の走査によつ
て記録された記録トラツクTRC及びTRDを走査し、磁気ヘ
ツド2C及び2Dが1フイールドの2回転目の走査によつて
記録された記録トラツクTRA及びTRBを走査する場合が考
えられる。このときには、セグメント識別信号SEGA〜SE
GDの内容は、本来第2図に示すように「0011」の第1の
パターン(SPAT1)をとる。
また、シフト量が「2」の場合として、第2に、磁気ヘ
ツド2A及び2Bが1フイールドの2回転目の走査によつて
記録された記録トラツクTRC及びTRDを走査し、磁気ヘツ
ド2C及び2Dが1フイールドの1回転目の走査によつて記
録された記録トラツクTRA及びTRBを走査する場合が考え
られる。このときには、セグメント識別信号SEGA〜SEGD
の内容は、本来第2図に示すように「1100」の第2のパ
ターン(SPAT2)となる。
セグメントパターン選択回路33は識別信号検出回路30A
〜30Dから与えられるセグメント識別信号SEGA〜SEGDの
内容が到来する多数決シフト量信号SFTに応じて定まる
セグメント識別信号SEGA〜SEGDについての2つのパター
ンSPAT1、SPAT2のうち何れに一致するか又は近いかを判
別して何れかのパターンの内容に出力セグメント識別信
号SOUT(SEGA〜SEGD)を定める。例えば、シフト量が
「2」で、到来するセグメント識別信号SEGA〜SEGDの内
容が「1011」の場合には、第2図に示す第1のパターン
SPAT1に近いのでセグメントパターン選択回路33は、第
1のパターンSPAT1の内容「0011」を有する出力信号SOU
Tを送出する。
フイールドパターン選択回路34は、この出力セグメント
識別信号SOUT及び上述した多数決シフト量信号SFTに加
えて、識別信号検出回路30A〜30DにおいてデータD6A〜D
6Dの識別信号IDから分離されたフイールド識別信号FIN
(FILA〜FILD)が与えられる。あるシフト量だけずれて
磁気ヘツド2A〜2Dが走査している場合、シフト量が
「2」の場合について第3図に例示するようにフイール
ド識別信号FILA〜FILDの組合せパターンは4通り考えら
れる。しかし、セグメント識別信号SEGA〜SEGDに関する
パターンが定まると、第8図のトラツク内容から明らか
なようにフイールド識別信号FILA〜FILDのパターンとし
ては2通りになる。
例えば、シフト量が「2」でセグメント識別信号SEGA〜
SEGDの内容として第2図に示す第1のパターンSPAT1が
選択されると、フイールド識別信号FILA〜FILDの内容と
しては本来、「奇奇偶偶」の第2のパターン、又は「偶
偶奇奇」の第4のパターンの何れかとなる。フイールド
パターン選択回路34は、例えば、識別信号検出回路30A
〜30Dから与えられるフイールド識別信号FINの内容が
「偶偶奇偶」の場合には、第2のパターン又は第4のパ
ターンとの比較により、近似している第2のパターン
「偶偶奇奇」を選択する。
セグメントパターン選択回路33の出力信号SOUT及びフイ
ールドパターン選択回路34の出力信号FOUTは、チヤンネ
ルデータ処理部36に与えられる。チヤンネルデータ処理
部36には、ピツクアツプデータD6A〜D6D(D60A〜D60D)
がスイツチ回路35を介して与えられる。
スイツチ回路35は、多数決シフト量信号SFTに応じて、
記録動作がなされた磁気ヘツドと同チヤンネルのチヤン
ネルデータ処理回路36A〜36DにピツクアツプデータD6A
〜D6Dを与えるように切換動作する。例えば、シフト量
が「2」の場合には、スイツチ回路35は、Aチヤンネル
の磁気ヘツド2AによるデータD6AをCチヤンネルのチヤ
ンネルデータ処理回路36Cに与え、同様に、B、C、D
チヤンネルの磁気ヘツド2B、2C、2DによるデータD6B、D
6C、D6DをD、A、Bチヤンネルのチヤンネルデータ処
理回路36D、36A、36Bに与える。
各チヤンネルデータ処理回路36A〜36Dは、画像メモリを
具え、到来するデータD60A〜D60Dのうちデータ部DATA
(第7図)のデータを、データD60A〜D60Dに含まれてい
るアドレスADD、セグメントパターン選択回路33から与
えられるセグメント識別信号SOUT、フイールドパターン
選択回路34から与えられるフイールド識別信号FOUTに基
づき定まる画像メモリの所定領域に記憶し、順次読み出
してデータ部DATA(第7図)だけの信号D7A〜D7Dを出力
する。
この実施例においても。これ以降の回路は従来装置(第
6図)と同様であり、説明は省略する。
以上の構成において、可変速再生モードが選択されて変
速再生が行われると、磁気ヘツド2A〜2Dはトラツクを横
切りながらテープ幅方向に走査して行く。
今、仮に、磁気ヘツド2Aがセグメントが「0」、フイー
ルドが「奇」のトラツクTRC上を走査しているとする。
このとき、磁気ヘツド2B〜2DはトラツクTRD、TRA、TRB
上を走査する。かかる走査によりピツクアツプされたデ
ータD6A〜D6Dは、識別信号検出回路30A〜30Dに与えら
れ、セグメント識別信号SEGA〜SEGD、ヘツド識別信号HD
A〜HDD、フイールド識別信号FILA〜FILDが分離され、セ
グメントパターン選択回路33、シフト量演算回路31A〜3
1D、フイールドパターン選択回路34に与えられる。
シフト量演算回路31A〜31Dにおいて、ヘツド識別信号HD
A〜HDDに基づき形成されたシフト量信号SHFA〜SHFDは本
来「2」を内容とするものであるのでノイズ等が混入し
たとしても多くは「2」を内容とし、多数決論理回路32
からは「2」を内容とする多数決シフト量信号SFTがセ
グメントパターン選択回路33、フイールドパターン選択
回路34、スイツチ回路35に与えられる。
セグメントパターン選択回路33においては、多数決シフ
ト量信号SFTに応じて定まるパターンの何れに、到来す
るセグメント識別信号SINが一致しているか又は近似し
ているかを判別し、一致または近似しているパターン
(この場合,非常に高い確率で第1のパターンSPATIと
なる)を内容とするセグメント識別信号SOUTがセグメン
トパターン選択回路33からフイールドパターン選択回路
34及びチヤンネルデータ処理部36に送出される。
フイールドパターン選択回路34において、多数決シフト
量信号SFT及びセグメント識別信号SOUTに応じて定まる
パターンの何れに、到来するフイールド識別信号FINが
一致又は近似しているかを判別し、この場合には非常に
高い確率で第2のパターンを選択してそのパターンを内
容とするフイールド識別識別FOUTがチヤンネルデータ処
理部36に送出される。
ピツクアツプデータD6A〜D6Dは、スイツチ回路35におい
て多数決シフト量信号SFTに応じて、記録時の磁気ヘツ
ドに対応するチヤンネルになるように切換えられて、各
チヤンネルデータ処理回路36A〜36Dに与えられ、各チヤ
ンネルデータ処理回路36A〜36Dにおいてセグメント識別
信号SOUT及びフイールド識別信号FOUTに応じて処理され
て、記録時のチヤンネルと同一のチヤンネルのデータと
して出力される。
さらに、磁気ヘツド2A〜2Dの走査が進み、シフト量が
「3」となると、上述と同様に動作し、多数決シフト量
信号SFT、セグメント識別信号SOUT、フイールド識別信
号FOUTを決定してスイツチ回路35及びチヤンネルデータ
処理部36の動作を制御する。
従つて、上述の実施例によれば、全てのチヤンネルから
のピツクアツプデータD6A〜D6Dに基づきシフト量を求め
るようにしているので、1チヤンネルのデータに基づき
シフト量を求める場合に比べて非常に正確にシフト量を
求めることができる。
また、シフト量が定まつた場合に、セグメント識別信号
SEGA〜SEGD、フイールド識別信号FILA〜FILDのパターン
が限定されていることに着目し、現実に得られたセグメ
ント識別信号SEGA〜SEGD、フイールド識別信号FILA〜FI
LDがどのパターンに近いかを判別してセグメント識別信
号SEGA〜SEGD、フイールド識別信号FILA〜FILDを定める
ようにしたので、非常に正確なセグメント識別信号及び
フイールド識別信号を得ることができる。
このように、正確なシフト量、セグメント識別信号、フ
イールド識別信号を得ることができるので、ノーマル再
生時だけでなく、可変速再生時においても当該デイジタ
ルVTRによる再生画像として良好なものを得ることがで
きる。
因に、フイールド識別信号のパターンを定める場合、シ
フト量と到来するフイールド識別信号から定めることも
考えられるが、この場合、選択肢としてのパターンが4
つになるのに対して、さらに選択されたセグメント識別
信号SOUTの情報を用いると、選択肢としてのパターンが
2つとなり、より正確にフイールド識別信号FOUTを定め
ることができる。
一般的には、複数の識別信号を定める場合、周期の短い
識別信号の内容(パターン)を決定し、その決定された
識別信号を用いて次に周期の短い識別信号を決定してい
くようにすると、決定時におけるパターンの選択肢が少
なくなり、正確に決定していくことができる。
なお、上述の実施例によれば、4個のヘツドを用いてド
ラム1回転で4本の記録トラツクを形成すると共に、ド
ラム2回転で1フイールドのビデオデータを記録するデ
イジタルVTRに本発明を適用したものを示したが、本発
明はこれに限らず、単位ビデオ信号を複数トラツクに記
録するデイジタルVTRに広く適用することができる。
また、インタチエンジヤにおいて内容を決定する識別信
号としては、セグメント識別信号、フイールド識別信号
に限られず、フレーム、カラーフレームに関する識別信
号等であつても良い。
H 発明の効果 以上のように、本発明によれば、全てのチヤンネルのピ
ツクアツプデータを用いてシフト量を決定すると共に、
その決定されたシフト量を用いて各種識別信号の内容を
決定するようにしたので、ピツクアツプデータの一部が
不正確であつても正確なシフト量、識別信号を得ること
ができ、これらシフト量及び識別信号を用いてデータ処
理して得られる再生画像を格段的に良好なものとするこ
とのできるビデオテープレコーダを容易に得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるビデオテープレコーダの一実施例
を示すブロツク図、第2図及び第3図はその動作の説明
に供する図表、第4図は磁気ヘツド2A〜2Dの配置を示す
略線図、第5図及び第6図はデイジタルVTRの記録系及
び再生系の構成を示すブロツク図、第7図はその記録デ
ータのフオーマツトを示す略線図、第8図はトラツクと
各種識別信号との関係を含めてテープフオーマツトを示
す略線図である。 30A〜30D……識別信号検出回路、31A〜31D……シフト量
演算回路、32……多数決論理回路、33……セグメントパ
ターン選択回路、34……フイールドパターン選択回路、
35……スイツチ回路、36……チヤンネルデータ処理部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像単位のデイジタルビデオデータを複数
    チヤンネルに分割し、少なくとも1種以上の識別信号を
    付与して各チヤンネルごとに設けられた複数の磁気ヘツ
    ドを用いて磁気テープ上に記録し、複数のトラツクを同
    時に形成させるデイジタルビデオテープレコーダにおい
    て、 上記各磁気ヘツドが上記磁気テープからピツクアツプし
    たピツクアツプデータに基づき、当該磁気ヘツドがピツ
    クアツプ動作している上記トラツクについて、当該磁気
    ヘツドが記録動作したトラツクに対するシフト量を検出
    する各チヤンネルごとに設けられたシフト量検出手段
    と、 上記各シフト量検出手段からのシフト量の多数決を採る
    多数決論理回路と、 多数決が採られたシフト量に基づいて定まる各チヤンネ
    ルの識別信号の複数の組合せパターンの何れに、上記ピ
    ツクアツプデータから得られた各チヤンネルについての
    上記識別信号の組が一致又は近似しているかを判別し、
    一致又は近似している上記組合せパターンの内容を上記
    各チヤンネルの識別信号として送出する識別信号パター
    ン選択手段と を具えることを特徴とするデイジタルビデオテープレコ
    ーダ。
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