JPH0771129A - 搬送装置の走行制御方法 - Google Patents

搬送装置の走行制御方法

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JPH0771129A
JPH0771129A JP21940593A JP21940593A JPH0771129A JP H0771129 A JPH0771129 A JP H0771129A JP 21940593 A JP21940593 A JP 21940593A JP 21940593 A JP21940593 A JP 21940593A JP H0771129 A JPH0771129 A JP H0771129A
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JP
Japan
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distance
speed
traveling
address
running
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JP21940593A
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Inventor
Takaaki Tokoro
孝明 所
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無駄なクリープ走行を短くして、現在位置か
ら目的とする格納棚の前まで、搬送台車を短時間で走行
させる。 【構成】 走行路に沿い多数の格納棚13が設置され、
各格納棚13には番地A〜Gを割り振っている。搬送台
車7は走行路に沿い走行し、目標番地Gの格納棚13ま
で走行して停止し、積載していた自動車を格納棚13に
格納する。搬送台車7の現在位置は検出され、各番地A
〜Gの絶対位置はあらかじめ決められている。そして目
標番地Gの絶対位置「エ」から現在位置「ア」を減算し
て距離Lを求め、Lの正負によって右進か左進か決め、
Lの大小によって走行速度を決め、高速走行時には、
「エ」位置からあらかじめ決めた距離はなれた「ウ」位
置で減速を開始し、中速走行時には、「エ」位置からあ
らかじめ決めた距離はなれた「イ」位置で減速を開始
し、位置「エ」に達したら停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送装置の走行制御方
法に関するものであり、機械式駐車場(立体駐車場)の
搬送台車の走行や、自動倉庫のスタッカクレーン等の走
行を制御するのに用いて有用である。
【0002】
【従来の技術】自動車を立体的に格納・駐車する装置と
して機械式駐車場がある。図5は機械式駐車場の平面
図、図6は図5のI−I断面(側面)図、図7は図5の
II−II断面(正面)図、図8は自動車を横送りする横送
り装置の斜視図である。
【0003】これらの図に示すように、横送りコンベア
6は、入庫バース10,出庫バース11,リフト12,
搬送台車7,格納棚13にそれぞれ設備されている。図
8において、4基のコンベア6A及び6は減速歯車付モ
ーター27により共通駆動軸28を介して駆動され、上
載車両を横移動することが出来る(例えば入庫バース1
0のコンベア6Aからリフト12のコンベア6へ自動車
を移載する)。
【0004】入庫する場合は自動車は入庫バース10へ
自走して乗り込む。次にコンベア6,6Aが駆動し、リ
フト12へ自動車を移載する。リフト12は下降し搬送
台車7の例えば上段へ横送り装置を駆動して自動車を移
載する。搬送台車7は格納棚13の空いている格納庫9
の位置まで走行する。そして搬送台車7から格納庫9へ
自動車を移載する。出庫の場合は、上述したのと逆の順
序で自動車を移載する。なお8は車輪、14はレールを
示す。搬送台車7は車輪8が回転することによりレール
14に沿い走行する。
【0005】搬送台車7の走行路(レール14)に沿う
位置を検出するため、走行路にドグ板を備え、これらド
グ板を検出する光電センサを搬送台車7に備えている。
各ドグ板は各格納棚13の前に1つづつ配置している。
図9に示すように格納棚13(車両格納庫9)が、レー
ル14の一方側(右側)と他方側(左側)で対称に配置
されている場合、ドグ板は、左右の格納棚13に対し一
つずつ等間隔で設置されている。
【0006】一方、高速又は中速走行の速度から、クリ
ープ速度(搬送台車が停止精度範囲内で停車できる速
度)まで減速するために必要とする距離は、搬送台車7
の減速特性から一定と考えることができる。従って高速
・中速走行それぞれの場合について目標番地(各格納棚
やリフト等各駐車設備に付けてある番地)から搬送台車
7までの距離が、減速に必要とする距離以上とれる手前
の番地を搬送台車7が通過してから、ある一定の設定タ
イマ時間後、減速指令を出力すればよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが実際には、機
械式駐車場を設置する建築物の構造上、格納棚13を左
右等間隔に設置するとスペースファクタが悪化してしま
う場合が多く、不等ピッチ,左右非対称の配置にならざ
るを得ない場合が多い。
【0008】例えば図10に示すように構造物の柱30
が左側の格納棚13の列の間に存在すると、左右で格納
棚13が非対称配列となり、また左側の列では、格納棚
13の間隔が不等になりドグ板のピッチが不等になって
しまう。
【0009】この結果ドグ板ピッチが不等ピッチとなっ
ている場合には、高速・中速走行からクリープ速度に減
速させるために減速指令を出力するタイミングを、ある
一定のタイマに設定で決定したのでは、番地間隔の長い
箇所ではクリープ走行距離が長くなり、短い箇所では減
速が不十分なまま停止しなければならなくなる。このた
め従来では、現在番地と目標番地即ち走行区間の全ての
組み合わせについて、それぞれの減速開始番地と減速タ
イマーのマトリックスを作成しておかなければならな
い。番地の数が少ない時はこのような方式でも充分対応
できるが、大規模駐車場を実現するには、このマトリッ
クスの数が膨大になり、設定及び調整に多大の時間が必
要となる。
【0010】つまり従来の走行速度制御は、ドグ板を用
いた番地差で行っており例えば5番地差以上の時は高
速、3番地差以上5番地未満の時は中速という内容であ
った。格納棚13が左右対称・等間隔では、何の問題も
なかったが建築上の都合で左右非対称・不等間隔になる
と、レイアウトによっては同じ番地差でも走行速度が違
ったり走行時間が異なるという不具合が発生する。
【0011】このような従来技術を、図3を参照して具
体的に説明する。高速又は中速走行の速度から、クリー
プ速度まで減速するために必要とする距離は、搬送台車
7の減速特性から一定と考えることができる。従って高
速・中速走行それぞれの場合について目標番地(例えば
G)からの何番地(3番地)か手前Dで減速させれば目
標番地Gに確実に搬送台車7が停止できるかがわかる。
番地カウントは、搬送台車7に取付けてある光センサ5
が各格納棚13のドグ板15を検知し、カウントする仕
組みになっている。
【0012】左右等間隔の場合は、各格納棚13の間距
離が一定でしかも左右対称である為、高速・中速走行に
おいての減速させる番地をカウントした時に減速させれ
ばいい。しかし不等ピッチ左右非対称では、各格納棚1
3の間距離が一定でない為、場合によってはかなり手前
から減速することがある。その対策としては、減速指令
を出すタイミングを、番地Dをカウントした時からタイ
マーを使って遅らせてやればよいのだが、全てのパター
ンを考えると、ソフトが膨大になってしまう。
【0013】本発明は、ドグ板方式の問題を解決するた
め、減速開始位置をドグ板(番地や停止位置検出用の鉄
板)とタイマで検出するのではなく、搬送台車の絶対位
置(距離)で検出しようとする走行制御方法を提供する
ものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、走行路に沿い複数の格納部が設置され、各
格納部に対応して番地が割り振られており、前記走行路
に沿い搬送装置を走行させる走行制御方法において、各
番地が割り振られた各格納部の走行路上の絶対位置をあ
らかじめ記憶しておくと共に、搬送装置が高速走行及び
中速走行からクリープ速度まで減速するのに要する高速
時減速距離(SH )及び中速時減速距離(SM )をあら
かじめ記憶しておき、走行時には搬送装置の現在位置を
検出し、到着目標となる格納部の番地が入力されると、
この番地の絶対位置から現在位置を減算した距離(L)
を求め、距離Lの正,負に応じて走行方向を決め、更に
距離Lの値に応じて搬送装置の走行速度を高速・中速・
クリープ速度の中から選び、高速走行時には距離(L)
が距離(SH )に等しくなった時点から減速を開始して
クリープ速度まで減速させ、中速走行時には距離(L)
が距離(SM )に等しくなった時点から減速を開始して
クリープ速度まで減速させ、距離Lが零になったら停止
させることを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明では、搬送台車の絶対位置をアブソリュ
ート式エンコーダで算出して減速開始位置を検出するの
で、目標位置に対して高速または中速走行速度からクリ
ープ速度まで減速するために必要とする距離(高速走行
のときの距離と中速走行のときの距離をそれぞれ設定し
ている)手前で減速させれば、格納棚間が長くても短く
ても無駄走行なく正確に目標位置に停止する。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1の信号系統図及び図2の構成図に示すよ
うに、搬送台車7は、モータ4の回転力が減速機3を介
して駆動輪8aに伝わることにより走行し、また搬送台
車7の現在位置(絶対位置)は、従動輪8bに備えたア
ブソリュート式エンコーダ1により検出する。検出され
た現在位置は、シーケンサ2に送られる。シーケンサ2
は、あらかじめ設定されたプログラムを基に、高速指
令、中速指令、低速指令、正転指令、逆転指令、減速指
令、停止(ブレーキ)指令をインバータ3に送る。イン
バータ3は、各指令に応じてモータ3を駆動制御する。
このため搬送台車7は、高速指令が出力されたときには
高速走行し、中速指令が出力されたときは中速走行し、
低速指令が出力さたときには低速(クリープ速度)走行
し、正転指令が出力されたときには前進(図3では右
進)し、逆転指令が出力されたときには後進(図3では
左進)し、減速指令が出力されたときには高速または中
速からクリープ速度まで減速し、停止指令が出力された
ときには停止する。
【0017】搬送台車7は、例えば図3に示すような走
行路に沿い走行する。また各格納棚13の前にはドグ板
15を備え、各ドグ板15に番地A,B,C,D,E,
F,Gを割り振っている。
【0018】またシーケンサ2には、例えば図3に示す
ようにホームポジション「ア」を原点位置として各番地
A,B,C,D,E,F,Gが付された各格納棚13の
絶対位置(ホームポジション「ア」からの絶対距離)
が、あらかじめ記憶されている。またシーケンサ2は、
アブソリュート式エンコーダ1による検出信号から、搬
送台車7の現在位置(位置「ア」からの絶対距離)を認
識する。更にシーケンサ2には、高速走行から低速(ク
リープ速度)走行になるのに要する距離に余裕距離を加
えた高速時減速距離SH と、中速走行から低速走行にな
るのに要する距離に余裕距離を加えた中速時減速距離S
M が記憶されている。
【0019】次に制御フローを示す図4も参照して動作
状態を具体的に説明する。シーケンサ2はスタート指令
が入力されて目標番地(例えばG)が入力されると(ス
テップ1)、目標番地Gに対応した目標絶対位置「エ」
から現在位置を減算して両位置の距離Lを求める(ステ
ップ2)。更にこの距離Lの正,負に応じて進行方向
(正の場合は前進(図3では右進)、負の場合は後進
(図3では左進))を決め(ステップ3,4,5)、正
転指令や逆転指令を出力する。これにより搬送台車7が
前進走行(L≧0のとき)や後進走行(L<0のとき)
する。
【0020】距離Lが35000[mm]を越えるときに
は高速指令を出力して、搬送台車7を高速走行させる
(ステップ6,7)。目標番地Gに向い高速走行してい
くにしたがい距離Lが短くなっていく。そして距離Lが
高速時減速距離SH (例えば19200mm)よりも小さ
くなったら(L≦SH )、減速指令を出す(ステップ
8,9)。これにより高速走行時には図3に示すように
例えば位置「ウ」で減速開始され位置「オ」でクリープ
速度(低速)となり、目標番地Gに向い進む。そして目
標位置「エ」に達したら、即ち距離Lが零になったら停
止指令を出力してブレーキをかける(ステップ10,1
1)。
【0021】距離Lが5300[mm]<L≦35000
[mm]であるときには中速指令を出力して、搬送台車7
を中速走行させる(ステップ12,13)。目標番地G
に向い中速走行していくにしたがい距離Lが短くなって
いく。そして距離Lが中速時減速距離SM (例えば30
00mm)よりも小さくなったら(L≦SM )、減速指令
を出す(ステップ13,9)。これにより中速走行時に
は図3に示すように例えば位置「イ」で減速が開始され
位置「オ」でクリープ速度(低速)となり、目標番地G
に向い進む。そして目標位置「エ」に達したら、即ち距
離Lが零になったら停止指令を出力してブレーキをかけ
る(ステップ10,11)。
【0022】距離Lが0<L≦5300[mm]であると
きには低速指令を出して搬送台車7をクリープ速度で走
行させる(ステップ14)。そして目標位置「エ」に達
したら、即ち距離Lが零になったら停止指令を出力して
ブレーキをかける(ステップ10,11)。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば番地差ではなく、絶対位
置差で制御する為、不等間隔に影響されず、常に適切な
走行速度制御ができ、時間もドグ板による制御に比べて
無駄がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送台車の信号系統を示す構成図。
【図2】搬送台車を示す構成図。
【図3】実施例の制御状態を示す説明図。
【図4】実施例の動作状態を示すフロー図。
【図5】機械式駐車場を示す平面図。
【図6】図5のI−I断面図。
【図7】図5のII−II断面図。
【図8】横送り装置を示す斜視図。
【図9】機械式駐車場の走行路を示す平面図。
【図10】機械式駐車場の走行路を示す平面図。
【符号の説明】
1 アブソリュート式エンコーダ 3 減速機 4 モータ 5 光センサ 6,6A 横送りコンベア 7 搬送台車 8 車輪 9 格納庫 10 入庫バース 11 出庫バース 12 リフト 13 格納棚 15 ドグ板 27 減速歯車付モーター 28 共通駐動軸 30 柱

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行路に沿い複数の格納部が設置され、
    各格納部に対応して番地が割り振られており、前記走行
    路に沿い搬送装置を走行させる走行制御方法において、 各番地が割り振られた各格納部の走行路上の絶対位置を
    あらかじめ記憶しておくと共に、搬送装置が高速走行及
    び中速走行からクリープ速度まで減速するのに要する高
    速時減速距離(SH )及び中速時減速距離(SM )をあ
    らかじめ記憶しておき、 走行時には搬送装置の現在位置を検出し、到着目標とな
    る格納部の番地が入力されると、この番地の絶対位置か
    ら現在位置を減算した距離(L)を求め、 距離Lの正,負に応じて走行方向を決め、更に距離Lの
    値に応じて搬送装置の走行速度を高速・中速・クリープ
    速度の中から選び、 高速走行時には距離(L)が距離(SH )に等しくなっ
    た時点から減速を開始してクリープ速度まで減速させ、
    中速走行時には距離(L)が距離(SM )に等しくなっ
    た時点から減速を開始してクリープ速度まで減速させ、 距離Lが零になったら停止させることを特徴とする搬送
    装置の走行制御方法。
JP21940593A 1993-09-03 1993-09-03 搬送装置の走行制御方法 Withdrawn JPH0771129A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970027590A (ko) * 1995-11-17 1997-06-24 유상부 주차설비에서의 주행대차 가감속제어방법
JP2015161155A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 新明和工業株式会社 駐車システム

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Effective date: 20001107