JPH07215420A - 入出庫用走行クレーンの停止制御方法 - Google Patents

入出庫用走行クレーンの停止制御方法

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JPH07215420A
JPH07215420A JP1029394A JP1029394A JPH07215420A JP H07215420 A JPH07215420 A JP H07215420A JP 1029394 A JP1029394 A JP 1029394A JP 1029394 A JP1029394 A JP 1029394A JP H07215420 A JPH07215420 A JP H07215420A
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JP
Japan
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time
constant
stop
detected
moving device
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Pending
Application number
JP1029394A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Nakamura
富男 中村
Kenichiro Funato
憲一郎 船戸
Hitoshi Izuno
仁 伊津野
Ryohei Ishige
良平 石毛
Norio Yamamoto
範男 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH07215420A publication Critical patent/JPH07215420A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】クレーンの走行経路にはクレーンの各停止位置
に対応して、クレーン走行方向に適当長さを有する被検
出板13が設けられ、クレーンには、被検出板13を検
出する前後一対の検出器14,15が被検出板13の全
長よりも短い間隔で並設されている。 【効果】一定低速度時間を机上設計値に近づけることが
でき、所望のサイクルタイムが得られ、装置の立ち上げ
調整を自動化し、調整時間を短くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動倉庫に使用される
入出庫用走行クレーンのような移動装置を、その走行経
路上に設定された停止位置において、一定低速度の移動
時間を短く停止させるための停止制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの移動装置の停止制御方法は、
一定の走行経路を走行する移動装置の各停止位置に走行
方向に適当長さを有する被検出部材を配設し、移動装置
側には被検出部材の全長より短い間隔で並設された前後
一対の検出器を設け、移動装置を走行させて被検出部材
に対し移動装置が一定位置に到達したとき、例えば前後
両検出器の検出信号が立ち上がったときに停止制動をか
けて移動装置を停止させ、停止後において前後一対の検
出器が被検出部材を同時に検出していれば移動装置が定
位置に停止していると判断する方法であった。
【0003】本発明に関連する公知例として、特願昭61
−193612号,特願昭61−193611号明細書がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の移動装置で
は、移動体重量,走行抵抗及び制動遅れ等が設計段階で
推定した値と違うために、一定低速度時間が長くなった
り、あるいは短くなったりしていた。この一定低速度時
間が長くなると移動装置の移動時間が長くなり、サイク
ルタイムが伸びる。逆に一定低速時間が短くなると一定
減速度による減速から一定低速度に切換わるときに加減
速が急激に変化することによる移動体の振動が発生し、
この振動が減衰しないうちに目的停止位置で停止するこ
とになり、定位置外れ又は移動装置に振動が減衰するま
で次作業へ移行できない等の作業の円滑な推進が阻害さ
れる。
【0005】このような問題点を解決し得る停止制御方
法も各種実用化されているが、何れも前記のような被検
出部材と前後一対の検出器とを使用する簡便な方法と比
較して、パルスエンコーダ等の特殊な電気部品が必要と
なる等、コスト高になる欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決し得る停止制御方法を提案するもので
あって、一定走行経路を走行する移動装置の各停止位置
に走行方向に適当長さを有する被検出部材を配設し、移
動装置側には前記被検出部材の全長より短い間隔で並設
された前後一対の被検出器を設け、移動装置を一定高速
度V1 で走行させて、目的の停止位置から予め決められ
た数だけ手前の特定停止位置を通過した後、予め決めら
れた遅延時間Td1後、一定減速度で減速させて一定低速
度V2 になった後、この一定低速度にて移動し、前記被
検出部材に対し移動装置が一定位置に到達したとき停止
制動をかけて前記前後一対の検出器が被検出部材を同時
に検出する位置で前記移動装置を停止させるようにした
システムにおいて、一定低速度に到達してから前記前後
一対の検出器が前記被検出部分を同時に検出するまでの
所要時間の実測値Taと机上設計値Tbより、
【0007】
【数2】Td2=Td1+(Ta−Tb)×V2/V1 を演算記憶させ、移動装置の実働時には目的の停止位置
から手前の特定停止位置を通過した後、前記遅延時間を
Td2として、この時間を経過するまでは一定高速度で走
行させ、前記遅延時間Td2後に一定減速度による減速と
一定低速度での走行を行わせて目的停止位置で停止させ
るように制御する。
【0008】
【作用】本発明はこのように構成されるので、一定低速
度時間を机上設計値に近づけることができ、所望のサイ
クルタイムが得られ、装置の立ち上げ調整を自動化し、
調整時間を短くすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3を
用いて説明すると、図1において、1は自動倉庫におけ
る入出庫用走行クレーンであって、棚2に沿って配設さ
れた上下のガイドレール3,4に案内されて走行する。
クレーン1には荷移載用フォーク5を搭載した昇降体6
が設けられ、クレーン走行経路の一端ホームポジション
に隣接して設置された荷捌用荷受け台7と棚2における
各荷収納区画2aとの間で入出庫作業を行うことが出来
る。8はクレーン1の走行駆動装置であって、駆動車輪
9とこれを駆動するモータ10及び制動手段等から構成
されている。11は昇降体6の昇降駆動装置であり、1
2はフォーク5の出退駆動装置である。
【0010】図2に示すように、クレーン1の走行経路
にはクレーンの各停止位置、即ち荷受け台7が設置され
たホームポジションH.P.と棚2の各行位置(図1では
第1行から第5行まで)に対応して、クレーン走行方向
に適当長さを有する被検出板13が設けられ、クレーン
1には、被検出板13を検出する前後一対の検出器1
4,15が被検出板13の全長よりも短い間隔で並設さ
れている。図2に示す演算・記憶・制御手段16はマイ
クロコンピュータと必要な付属機器によって構成される
もので、検出器14,15の検出信号14a,15b,
両検出器14,15が両方共オンしたときにアンドゲー
ト17から出力される定位置検出信号17a,クロック
パルス発信手段から供給されるクロックパルス18、及
び行き先指令19等を入力とし、これら入力に基づいて
クレーン走行駆動装置8を制御する制御信号20を出力
するものである。
【0011】尚、クロックパルス18は、例えば、20
msに1パルスの割合で発信され、これを計数してタイム
カウント値としている。又、定位置検出信号17aの出
力時点を各停止位置への到達時点、又は各停止位置通過
時点とし、この定位置検出信号17aをクレーン前進時
には加算し、後退時には減算するように計数することに
より、各停止位置に固有の停止位置番地でクレーン1の
現在番地が求められている。
【0012】次に学習方法を図3に基づいて説明する。
このように夫々被検出板13を備えた複数のクレーン停
止位置の内から一つの停止位置が停止学習行Aに選択さ
れている。
【0013】(1)先ずクレーン1を予め設定された停
止学習行Aに向けて、ホームポジションH.P.から図3
に示す走行速度パターンに従って、前向き走行方向に一
定加速度で加速させ、一定高速度V1 に達する。図3に
示すように、目的の停止位置から予め決められた数だけ
手前の特定停止行A−1の被検出板13を前検出器14
が検出して前検出信号14aが立ち上がったときにクロ
ックパルス18の計数をスタートさせ、予め決められた
遅延時間Td1経過したときに制御信号20により一定減
速度で減速させる指令をクレーン走行駆動装置8に出
し、一定減速度で減速させる。
【0014】(2)次に図3のcに示すように、一定低
速度V2 に達したときに、再びクロックパルス18の計
数をスタートさせる。
【0015】(3)図3のdに示すように停止学習行A
の被検出板13の前後両検出器14,15が検出して定
位置検出信号17aが立上がったときのタイムカウント
値がTaとなり、且つ、制御信号20により停止制動指
令をクレーン走行駆動装置8に供給し、クレーン1を停
止学習行Aにおいて自動停止させる。
【0016】(4)以上により、計測記憶された時間T
aと机上設計値Tbから、新しい遅延時間Td2を次の式
に基づいて演算記憶させる。
【0017】
【数3】Td2=Td1+(Ta−Tb)×V2/V1 (5)次の後ろ向き走行のときの停止学習は、上記(1)
〜(4)で説明した学習方法と全く同様の要領で行うこと
ができるので、説明は省略する。
【0018】実働時の制御は次のように行われる。即ち
クレーン1は、演算・記憶・制御手段16から制御信号
20として、クレーン走行駆動装置8に供給される起動
指令,走行方向指令,加速停止指令,高速から低速への
減速指令に基づいて当該クレーン走行駆動装置8が制御
されることにより、発進→高速への加速→高速走行→低
速への減速→低速走行のパターンで、行き先指令19に
より設定された行き先停止位置に向かって走行し、最終
的には低速で行き先停止位置に到達する。
【0019】今、クレーン1がホームポジションH.
P.から遠ざかる方向に前向き走行して設定された行き
先停止位置から予め決められた数だけ手前の特定停止位
置に到達し、図3のbに示すように前検出器14が被検
出板13を検出するに至ったとき、即ち、前検出信号1
4aが立ち上がったときから更に前向き走行学習によっ
て得られた遅延時間Td2を経過するまでは、そのまま高
速走行を継続させ、遅延時間Td2を経過したときに制御
信号20により、一定減速度で減速させる指令をクレー
ン走行駆動装置8に出し、一定低速度に達する。さら
に、前向き走行して設定された行き先停止位置に到達
し、図4のdに示すように両検出器14,15が共に被
検出板13を検出するに至ったとき、即ち定位置検出信
号17aが立ち上がったときに制御信号20により停止
制動指令をクレーン走行駆動装置8に供給してクレーン
1に停止制動をかける。この結果、クレーン1は一定低
速度の時間が机上設計値に近づけることができ、所望の
サイクルタイムが得られることになる。
【0020】移動の体重量,走行抵抗及び制御遅れ等が
設計段階で推定した値と違うために、一定低速度時間が
長くなったり、あるいは短くなるという問題が発生し、
装置立ち上がり調整に時間がかかっていた。この一定低
速度時間が長くなると移動装置の移動時間が長くなり、
サイクルタイムが伸びる。逆に一定低速時間が短くなる
と一定減速度による減速から一定低速度に切換わるとき
に加速度が急激に変化することによる移動体の振動が発
生し、この振動が減衰しないうちに目的停止位置で停止
することになり、定位置外れ又は移動装置の振動が減衰
するまで次作業へ移行できない等の円滑な作業が進めら
れないという問題が発生していた。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、一定低速度時間を机上
設計値に近づけることができ、所望のサイクルタイムが
得られ、且つ、装置の立ち上げ調整を走行学習により、
自動化することにより、短くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動倉庫の説明図。
【図2】制御手段のブロック図。
【図3】学習方法の説明図。
【符号の説明】
1…入出庫用走行クレーン、2…棚、8…クレーン走行
駆動装置、13…被検出板、14,15…前後一対の検
出器、16…演算・記憶・制御手段、18…クロックパ
ルス。
フロントページの続き (72)発明者 石毛 良平 茨城県土浦市神立東二丁目28番4号 日立 土浦エンジニアリング株式会社土浦事業所 内 (72)発明者 山本 範男 茨城県土浦市神立東二丁目28番4号 日立 土浦エンジニアリング株式会社土浦事業所 内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定の走行経路を走行する移動装置の各停
    止位置に走行方向に適当長さを有する被検出部材を配設
    し、前記移動装置側には前記被検出部材の全長より短い
    間隔で並設された前後一対の検出器を設け、前記移動装
    置を一定高速度V1 で走行させて、目的の停止位置から
    予め決められた数だけ手前の特定停止位置を通過した
    後、予め決められた遅延時間Td1後、一定減速度で減速
    させて一定低速度V2 になった後、この一定速度で移動
    し、前記被検出部材に対し前記移動装置が一定位置に到
    達したとき停止制動をかけて前記前後一対の検出器が該
    当被検出部材を同時に検出する位置で前記移動装置を停
    止させるようにしたシステムにおいて、前記一定低速度
    に到達してから前記前後一対の検出器が前記被検出部分
    を同時に検出するまでの所要時間の実測値Taと机上設
    計値Tbより、 【数1】Td2=Td1+(Ta−Tb)×V2/V1 を演算記憶させ、前記移動装置の実働時には目的の停止
    位置から手前の特定停止位置を通過した後、遅延時間を
    Td2として、この時間を経過するまでは一定高速度で走
    行させ、前記遅延時間Td2後に一定減速度による減速と
    一定低速度での走行を行わせて目的停止位置で停止させ
    ることを特徴とする入出庫用走行クレーンの停止制御方
    法。
JP1029394A 1994-02-01 1994-02-01 入出庫用走行クレーンの停止制御方法 Pending JPH07215420A (ja)

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ID=11746247

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JP (1) JPH07215420A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103387108A (zh) * 2012-05-11 2013-11-13 株式会社大福 基板检测装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103387108A (zh) * 2012-05-11 2013-11-13 株式会社大福 基板检测装置

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