JPH0770430B2 - 巻回形プラスチックフイルムコンデンサの製造方法 - Google Patents

巻回形プラスチックフイルムコンデンサの製造方法

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JPH0770430B2
JPH0770430B2 JP62314412A JP31441287A JPH0770430B2 JP H0770430 B2 JPH0770430 B2 JP H0770430B2 JP 62314412 A JP62314412 A JP 62314412A JP 31441287 A JP31441287 A JP 31441287A JP H0770430 B2 JPH0770430 B2 JP H0770430B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はコンデンサ素子の巻回終了後、引続いて誘導体
を構成する1枚を延長したプラスチックフイルムまたは
新たなプラスチックフイルムを前記コンデンサ素子の外
周に巻回しながら該プラスチックフイルムにペン書きに
よりライン表示し、その後透明性樹脂などで被覆外装し
てなる巻回形プラスチックフイルムコンデンサの製造方
法に関するものである。
従来の技術 従来、極性、方向性などを示すためにライン表示を必要
とする巻回形プラスチックフイルムコンデンサは、 (イ)コンデンサ素子の巻回終了後、該コンデンサ素子
の外周にラインを印刷表示した粘着テープを巻付けて表
示し、その後透明性樹脂にディップして被覆外装する方
法。
(ロ)コンデンサ素子の巻回終了後、該コンデンサ素子
の外周に絶縁フイルムを巻付けて開口部を樹脂封口し、
その後コンデンサ素子の外周にラインを印刷表示した粘
着テープを巻付けて表示またはラインを印刷表示した熱
収縮性チューブを被覆して表示する方法。
(ハ)コンデンサ素子の巻回終了後、該コンデンサ素子
を樹脂ディップして被覆外装した後、その外周にライン
を印刷表示した粘着テープを巻付けて表示またはライン
を印刷表示した熱収縮性チューブを被覆して表示する方
法。
などで製造していた。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、前記(イ)の方法は粘着テープを使用す
るため、ガイドローラなどに粘着剤が付着するため巻取
機の構造が複雑になる。前記(ロ)の方法は、作業工数
が増えるとともに、被覆外装後に粘着テープを巻付ける
ので、コンデンサ素子巻取機と別に粘着テープ巻付け機
構が必要であるが、第5図に示すようにリード線の引出
方向およびコンデンサ素子の形状により機械化すること
が困難である。前記(ハ)の方法は被覆外装後に粘着テ
ープを巻付けるので、コンデンサ素子巻取機と別に粘着
テープ巻付け機構が必要であるが、第5図に示すように
リード線の引出し方向およびコンデンサ素子の形状によ
り機械化することが困難であり、また熱収縮性チューブ
を被覆する場合はリード線の引出し方向により機械化す
ることが困難であるなどの欠点があった。
問題点を解決するための手段 本発明は前記の欠点を除去した巻回形プラスチックフイ
ルムコンデンサの製造方法を提供しようとするものであ
る。
すなわち、プラスチックフイルムと電極箔、または金属
化プラスチックフイルム、あるいは金属化プラスチック
フイルムとプラスチックフイルムによって構成するコン
デンサ素子の巻回終了後、引続いて誘電体を構成する1
枚を延長したプラスチックフイルムまたは新たなプラス
チックフイルムを前記コンデンサ素子の外周に巻回しな
がら該プラスチックフィルムにペンを接触させて保持
し、該プラスチックフィルムの巻回方向に所定の長さラ
イン表示し、その後透明性樹脂などで被覆外装してなる
巻回形プラスチックフイルムコンデンサの製造方法であ
る。
実施例 以下、本発明の巻回形プラスチックフイルムコンデンサ
の製造方法を第1図〜第4図に示す実施例について説明
する。
〔実施例1〕 第1図は金属化プラスチックフイルムコンデンサの巻取
機構を示すもので、一対の金属化プラスチックフイルム
1、2とプラスチックフイルム3、4とを交互に重ねて
所定の回転数を巻回してコンデンサ素子を形成した後、
引続いて該コンデンサ素子を保護するために新たに設け
た後巻用プラスチックフイルム5を該コンデンサ素子の
外周に所定の回数を巻回する際、前記後巻用プラスチッ
クフイルム5が走行し通過する固定ローラ部にライン表
示記入用インキペン6を設置し、前記後巻用プラスチッ
クフイルム5に所定の長さだけライン表示を行い、極
性、方向性が判別できるようにする。このようにして巻
回したコンデンサ素子はプレスして偏平状にし所定の熱
処理などを施した後、透明性樹脂で前記コンデンサ素子
を被覆外装して巻回形金属化プラスチックフイルムコン
デンサを製造する。
〔実施例2〕 第2図は第1図と同様に金属化プラスチックフイルムコ
ンデンサの巻取機構を示すもので、一対の金属化プラス
チックフイルム1、2とプラスチックフイルム3、4と
を交互に重ねて所定の回転数を巻回してコンデンサ素子
を形成した後、引続いて該コンデンサ素子を保護するた
めに後巻用として前記プラスチックフイルム4のみを切
断することなく連続して前記コンデンサ素子の外周に所
定の回数を巻回する際、前記プラスチックフイルム4が
走行し、通過する固定ローラ部にライン表示記入用イン
キペン6を設置し、前記プラスチックフイルム4が後巻
用として使用するときにのみ該インキペン6が該プラス
チックフイル4に接触する上下駆動機構とし、前記プラ
スチックフイルム4に所定の長さだけライン表示を行
い、極性、方向性が判別できるようにする。
このようにして巻回してコンデンサ素子はプレスして偏
平状にし所定の熱処理などを施した後、透明性樹脂で前
記コンデンサ素子を被覆外装して巻回形金属化プラスチ
ックフイルムコンデンサを製造する。
〔実施例3〕 第3図は第1図および第2図と同様に金属化プラスチッ
クフイルムコンデンサの巻取機構を示すもので、一対の
金属化プラスチックフイルム1、2を重ねて所定の回転
数を巻回してコンデンサ素子を形成した後、引続いて該
コンデンサ素子を保護するために新たに設けた後巻用プ
ラスチックフイルム5を該コンデンサ素子の外周に所定
の回数を巻回する際、前記後巻用プラスチックフイルム
5が走行し、通過する固定ローラ部にライン表示記入用
インキペン6を設置し、前記後巻用プラスチックフイル
ム5に所定の長さだけライン表示を行い、極性、方向性
が判別できるようにする。
このようにして巻回したコンデンサ素子はプレスして偏
平状にし所定の熱処理などを施した後、透明性樹脂で前
記コンデンサ素子を被覆外装して巻回形金属化プラスチ
ックフイルムコンデンサを製造する。
〔実施例4〕 第4図はプラスチックフイルムコンデンサの巻取機構を
示すもので、プラスチックフイルム11、12、13、14と電
極箔15、16重ねて所定の回転数を巻回してコンデンサ素
子を形成した後、引続いて前記プラスチックフイルム14
のみを切断することなく連続して前記コンデンサ素子の
外周に所定の回数を巻回する際、前記プラスチックフイ
ルム14が走行し、通過する固定ローラ部にライン表示記
入用インキペン17を設置し、前記プラスチックフイルム
14が後巻用として使用するときにのみ該インキペン17が
該プラスチックフイルム14に接触する上下駆動機構と
し、前記プラスチックフイルム14に所定の長さだけライ
ン表示を行い、極性、方向性が判別できるようにする。
このようにして巻回したコンデンサ素子はプレスして偏
平状にし所定の熱処理などを施した後、透明性樹脂で前
記コンデンサ素子を被覆外装して巻回形金属化プラスチ
ックフイルムコンデンサを製造する。
前記実施例は金属化プラスチックフイルムとプラスチッ
クフイルムを重ねて巻回したコンデンサ素子に後巻用と
して新たなプラスチックフイルムを巻回して金属化フイ
ルムコンデンサ、金属化プラスチックフイルムとプラス
チックフイルムを重ねて巻回したコンデンサ素子に後巻
用として前記プラスチックフイルムのいずれか1枚を引
続いて巻回して金属化プラスチックフイルムコンデン
サ、金属化プラスチックフイルムのみを重ねて巻回した
コンデンサ素子に後巻用としてプラスチックフイルムを
巻回した金属化プラスチックフイルムコンデンサおよび
プラスチックフイルムと電極箔を重ねて巻回したコンデ
ンサ素子に後巻用として前記プラスチックフイルムのい
ずれか1枚を引続いて巻回したプラスチックフイルムコ
ンデンサについて記述したが、金属化プラスチックフイ
ルムコンデンサにおいて、コンデンサ素子を巻回後に金
属化プラスチックフイルムの蒸着金属をバーンオフして
後巻用フイルムとして用いることもできる。
また両面金属化プラスチックフイルムとプラスチックフ
イルムを重ねて巻回したコンデンサ素子に後巻用として
該プラスチックフイルムを巻回した金属化プラスチック
フイルムコンデンサにおいても同様である。
プラスチックフイルムおよび金属化プラスチックフイル
ムは、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、
ポリスルホン、ホリカーボネートなどのフイルムであ
り、電極箔はアルミニウム箔を用いた。またコンデンサ
素子を被覆外装する樹脂はエポキシ樹脂、ウレタン樹
脂、エステル樹脂などの透明性のもので、コンデンサと
して要求される性能に応じて使用する。さらにライン表
示用インキペンは前記プラスチックフイルムに書くこと
ができ、しかもペン先が乾きにくく、かつ前記外装樹脂
に溶解しないものを選択することが好ましい。そしてラ
イン表示するプラスチックフイルムの面はコンデンサ素
子に対して内側または外側のいずれでもよい。前記実施
例では、コンデンサの形状は偏平状にした場合について
示したが、円筒状、その他の形状であってもよい。また
外装として透明性樹脂にて被覆する場合を示したが、用
途的に無外装であってもよい。
発明の効果 叙上のように本発明の巻回形プラスチックフイルムコン
デンサの製造方法は、コンデンサ素子を巻回後、引続い
て後巻用のプラスチックフイルムにペンと接触させて保
持するだけで巻回方向にライン表示記入しながら巻回
し、その後コンデンサ素子をプレスして偏平状に形成し
樹脂により被覆外装などした構造で、第5図に示すよう
にリード線の引出し部が種々異なっても、またコンデン
サの形状が偏平状以外の円筒状、その他の形状であって
も簡単かつ容易に製造することができ、さらに本発明に
かかる製造方法であれば、ライン表示記入用インキペン
1本だけによるライン表示にとどまらず、ライン表示記
入用インキペンを複数本設置すれば、複数本のライン表
示が同時にでき、従って、予めライン表示した後巻用の
プラスチックフイルムを新たに設ける必要がなく、かつ
多くの種類の後巻用プラスチックフイルムを揃える必要
もなく、工業的ならびに実用的価値の大なるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明にかかる金属化プラスチックフ
イルムコンデンサの各実施例の巻取機構図、第4図は本
発明にかかるプラスチックフイルムコンデンサの実施例
の巻取機構図、第5図(イ)、(ロ)、(ハ)は巻回形
金属化プラスチックフイルムコンデンサまたは巻回形プ
ラスチックフイルムフイルムコンデンサの各種例の斜視
図を示す。 1、2:金属化プラスチックフイルム 3、4、11、12、13、14:プラスチックフイルム、5:後
巻用プラスチックフイルム 6、17:ライン表示記入用インキペン 15、16:電極箔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックフィルムと電極箔、または金
    属化プラスチックフィルム、あるいは金属化プラスチッ
    クフィルムとプラスチックフィルムによって構成するコ
    ンデンサ素子の巻回終了後、引続いて誘電体を構成する
    1枚を延長したプラスチックフィルムまたは新たなプラ
    スチックフィルムを前記コンデンサ素子の外周に巻回し
    ながら該プラスチックフィルムにペンを接触させて保持
    し、該プラスチックフィルムの巻回方向に所定の長さラ
    イン表示してなる巻回形プラスチックフィルムコンデン
    サの製造方法。
JP62314412A 1987-12-11 1987-12-11 巻回形プラスチックフイルムコンデンサの製造方法 Expired - Fee Related JPH0770430B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102008000266A1 (de) 2008-02-11 2009-08-13 Evonik Goldschmidt Gmbh Die Erfindung betrifft die Verwendung von Schaumstabilisatoren, die auf Basis nachwachsender Rohstoffe hergestellt werden, zur Herstellung von Polyurethanschäumen
CN103709358A (zh) * 2012-10-04 2014-04-09 赢创工业集团股份有限公司 基于多元醇和异氰酸酯的反应产物的模塑体

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JPS4891438U (ja) * 1972-02-09 1973-11-02

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