JPH0770415A - 二軸配向ポリエステルフィルム - Google Patents
二軸配向ポリエステルフィルムInfo
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- JPH0770415A JPH0770415A JP22261993A JP22261993A JPH0770415A JP H0770415 A JPH0770415 A JP H0770415A JP 22261993 A JP22261993 A JP 22261993A JP 22261993 A JP22261993 A JP 22261993A JP H0770415 A JPH0770415 A JP H0770415A
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
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Abstract
軸配向ポリエステルフィルムを提供する。 【構成】 平均粒径が0.05μm以上0.4μm未
満、球形比が1.0〜1.2であり、かつ二軸延伸によ
る変形度が1.0〜1.4の範囲である架橋高分子粒子
を0.01〜1重量%、および平均粒径が0.4〜2μ
m、球形比が1.0〜1.2であり、かつ二軸延伸によ
る変形度が1.5〜3.0の範囲である架橋高分子粒子
を0.005〜0.5重量%含有することを特徴とする
二軸配向ポリエステルフィルム。
Description
よび強度に優れた二軸配向ポリエステルフィルムに関す
る。
エステルフィルム、とりわけポリエチレンテレフタレー
トに代表される二軸配向フィルムは、優れた物理的およ
び化学的特性を有し、磁気記録媒体のベースフィルムや
コンデンサー誘導体として賞用されている。ところで、
近年ビデオテープの高密度記録化、長時間化かつ小型化
およびコンデンサー容量増加、小型化に伴ないベースフ
ィルムに対しては平坦易滑化、薄膜化および強度アップ
の要求が著しい。しかしながら、従来の二軸配向ポリエ
ステルフィルムでは、こうした要求を満足することが困
難である。その主たる原因は、二軸配向ポリエステルフ
ィルムの平坦易滑化のために効果的な添加粒子が、フィ
ルム製造時に強度アップのため縦、横両方向に高倍率で
延伸された際にフィルム表面から脱落してしまうことが
多く、反対にフィルム表面から脱落しにくい添加粒子
は、概して、易滑化の効果が小さい。
に鑑み、平坦易滑性と高強度であることを満足し得る優
れたフィルムを提供すべく鋭意検討を重ねた結果、ある
特定の添加粒子の組み合わせによりこの目標を達成し得
ることを見いだし、本発明を完成するに至った。
0.05μm以上0.4μm未満、球形比が1.0〜
1.2であり、かつ二軸延伸による変形度が1.0〜
1.4の範囲である架橋高分子粒子を0.01〜1重量
%、および平均粒径が0.4〜2μm、球形比が1.0
〜1.2であり、かつ二軸延伸による変形度が1.5〜
3.0の範囲である架橋高分子粒子を0.005〜0.
5重量%含有することを特徴とする二軸配向ポリエステ
ルフィルムに存する。
いうポリエステルとは、繰り返し構造単位の80%以上
がエチレンテレフタレート単位またはエチレン−2,6
−ナフタレート単位を有するポリエステルを指す。ま
た、本発明のポリエステルフィルムとは、かかるポリエ
ステルを出発原料とする二軸に配向されたポリエステル
フィルムを指すが、その製造方法としては公知の方法を
取り得る。例えば通常270〜330℃でシート状に溶
融押出しした後、40〜80℃で冷却固化し、無定形シ
ートとした後、80〜170℃で縦、横方向に面積倍率
で4〜20倍となるよう逐次あるいは同時に二軸延伸
し、その後、170〜270℃で熱処理する方法を利用
することができる。縦および横方向に延伸するに際して
は、各々一段で延伸してもよいし、また必要に応じ多段
で延伸したり多段延伸の間に配向緩和のための熱処理区
間を設けたりすることもできる。
る粒子として、次の二種類の粒子を同時に含有させる点
にある。第一の粒子は、平均粒径が0.05μm以上
0.4μm未満、好ましくは0.1〜0.3μm、さら
に好ましくは0.2〜0.3μmであり、球形比1.0
〜1.2であり、かつ二軸延伸による変形度が1.0〜
1.4、好ましくは1.0〜1.2の範囲である架橋高
分子粒子(I)である。かかる粒子の平均粒径が0.0
5μm未満では、フィルムの易滑性が不十分であり、
0.4μm以上では、フィルムの表面平坦性や耐摩耗性
が不十分となる。耐摩耗性が不十分となる理由は、粒径
が大きい架橋高分子粒子(I)がフィルム表面から脱落
しやすくなるためである。なお、本発明でいう球形比と
は、フィルム中に含有させる前の粒子の最大径と最小径
との比と定義する。球形比1.0のときが真球状であ
る。球形比が1.2を超えるとフィルムの易滑性が不十
分となる。また、本発明でいう変形度とは、二軸延伸後
のフィルム中に存在する架橋高分子粒子の最大径と最小
径との比で定義する。かかる変形度が1.4を超える
と、フィルムの易滑性や耐摩耗性が不十分となる。
量は0.01〜1重量%である必要がある。0.01重
量%未満ではフィルムの易滑性が不十分となる。また、
1重量%を超えるとフィルムの表面平坦性や耐摩耗性が
不十分となる。好ましい含有量は0.01〜0.5重量
%である。本発明で用いる第二の粒子は、平均粒径が
0.4〜2μm、好ましくは0.5〜1.0μm、さら
に好ましくは0.6〜0.9μmであり、球形比1.0
〜1.2であり、かつ二軸延伸による変形度が1.5〜
3.0、好ましくは1.5〜2.0の範囲である架橋高
分子粒子(II)である。架橋高分子粒子(II)の平均粒
径が0.4μm未満では、フィルムの易滑性および耐摩
耗性が不十分となる。また、2μmを超えるとフィルム
の表面平坦性が不十分となる。上記変形度が1.5未満
では粒子がフィルムから脱落しやすくなり、変形度が
3.0を超えるとフィルムの巻き特性が劣るようにな
る。架橋高分子粒子(II)のフィルム中の含有量は0.
005〜0.5重量%である必要がある。0.005重
量%未満では、フィルムの易滑性および耐摩耗性が不十
分となる。また、0.5重量%を超えるとフィルムの表
面平坦性が不十分となる。好ましくは、0.007〜
0.1重量%である。
の製造方法は特にこだわらないが、典型的な例として
は、分子中に唯1個の脂肪族の不飽和結合を有するモノ
ビニル化合物(A)の一種以上と、架橋剤として分子中
に2個以上の脂肪族の不飽和結合を有する化合物(B)
の一種以上、さらに分子中にエチレングリコール単位を
有する化合物(C)の一種以上を用いて、いわゆる乳化
重合法を適用するのが良い。なお化合物(B)と(C)
は同一の化合物で兼ねることも可能である。ここで言う
乳化重合法とは、ソープフリー乳化重合やシード乳化重
合等の概念も包括した広義の乳化重合を指す。
リル酸およびこれらのアルキルまたはグリシジルエステ
ル、無水マレイン酸およびそのアルキル誘導体、ビニル
グリシジルエーテル、酢酸ビニル、スチレン、アルキル
置換スチレン等を挙げることができる。また化合物
(B)としてはジビニルベンゼン、ジビニルスルホン等
を挙げることができる。また化合物(C)としてはエチ
レングリコールモノアクリレート、エチレングリコール
メタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、
エチレングリコールジメタクリレート等を挙げることが
できる。
粒子とポリエステルとの親和性が劣り、逆に架橋度が小
さ過ぎると粒子の耐熱性やフィルム中での変形度が大き
くなり過ぎて好ましくない。したがって両者を満足させ
るため、架橋剤としての化合物(B)の粒子中の重量比
は10〜70%、好ましくは20〜55%、さらに好ま
しくは30〜50%とするのが良い。架橋高分子粒子中
のエチレングリコール単位の含有率は通常3重量%以上
であり、好ましくは5重量%以上、さらに好ましくは1
0重量%以上である。エチレングリコール単位の含有率
が3重量%未満では該粒子とポリエステルとの親和性お
よびポリエステル中分散性も不十分となる。
様を示すと次のとおりである。すなわち、水媒体中に水
溶性の重合開始剤である過酸化水素、過硫酸カリウム等
の開始剤を所定量溶解した後、所定量の化合物(A)、
(B)、(C)の混合溶液を添加する。しかる後、重合
開始剤の分解開始温度以上、好ましくは30〜90℃で
攪拌下、3〜10時間程度の反応を行う。その際、モノ
マー組成によっては、一部凝集粒子が生成する場合もあ
るので、この場合は、粒子の分散安定性を保持するため
乳化剤等の分散安定剤を添加すると良い。また、まず化
合物(A)、(B)により核となる粒子を製造し、次い
でこの核となる粒子の表面に化合物(A)、(B)、
(C)からなる外層を形成させた二重構造の架橋高分子
粒子も製造することができる。かかる二重構造の粒子
は、比較的粒径を大きくすることが容易なため、本発明
における第二の粒子として用いることが好ましい。
テルに配合する方法は特に限定されるものではなく、公
知の方法を採用することができる。例えば、該粒子をエ
チレングリコールスラリー分散体として得た場合は、ポ
リエステル製造工程のいずれかの段階、好ましくはエス
テル化もしくはエステル交換反応終了後、重縮合反応開
始前の段階で添加し重縮合反応を進めるとよい。
い範囲で他の粒子、例えばカオリン、タルク、炭酸カル
シウム、酸化アルミニウム等の粒子を併用することがで
きる。特に微細な酸化アルミニウム粒子を併用すると、
フィルムの耐擦傷性が改良される。また、特にフィルム
の易滑性が要求される場合は、炭酸カルシウム粒子を併
用することが好ましい。本発明のポリエステルフィルム
は、さらにその縦方向と横方向のF5 値が下記(1)式
を満足することが好ましい。
2 )、F5 TD は横方向のF5値(kg/mm2 )を示
す)
に下記(2)式または(3)式を同時に満足する場合で
ある。
ルム強度が不足となる傾向がある。強度が不足すると、
例えば長時間磁気テープ用や蒸着型高密度磁気記録テー
プ用のベースフィルムの場合、磁気テープを多数回繰り
返し走行させるとテープの走行性および電気特性が劣化
する恐れがある。
強度なフィルムを得るためには、二軸延伸後、次工程の
熱処理工程に供する前に再度延伸するという処方が採ら
れる。この再延伸は縦横いずれの方向に行うこともでき
るし、また両方向に行ってもよい。例えば、二軸延伸後
さらに110〜200℃の温度で縦方向あるいは縦横の
両方向に1.05〜4.0倍の再延伸を行った後、熱処
理する方法が採られる。この際、再延伸前熱固定、再延
伸後弛緩、再延伸前または後微小倍率延伸等の手法を適
宜採用することができる。
その表面中心線平均粗さRa値が0.003〜0.01
5μmの範囲にあることが好ましく、さらに好ましくは
0.005〜0.010μmの範囲である。0.003
μm未満ではフィルムの易滑性、耐摩耗性が不十分とな
る傾向があり、0.015μmを超えると表面が粗れす
ぎる恐れがある。本発明のポリエステルフィルムは、易
滑性、耐摩耗性に優れ、かつ機械的強度にも優れるた
め、例えば長時間磁気テープ用のベースフィルムなどに
より適したものとなる。またコンデンサー用、感熱転写
用等、種々の分野のベースフィルムとして極めて有用で
ある。
説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下
の実施例によって限定されるものではない。なお、実施
例における種々の物性および特性の測定方法、定義は下
記のとおりである。実施例および比較例中「部」とある
は「重量部」を示す。
小径を測定して、その相加平均を粒子一個の粒径(直
径)とした。少なくとも粒子100個について粒径を測
定し、それらの相加平均を平均粒径とした。 架橋高分子粒子以外の粒子の場合 島津製作所製遠心沈降式粒度分布測定装置(SA−CP
3型)で測定した等価球形分布における積算体積分率5
0%の粒径を平均粒径とした。 (2)球形比 粒子の走査電子顕微鏡観察より粒子毎の最大径および最
小径を測定して最大径/最小径の比を算出し、少なくと
も粒子100個についてその比を求め、それらの値の相
加平均を球形比と定義した。
固定成形した後、ミクロト−ムで切断し、フィルムの長
手方向(縦方向)の断面を透過型電子顕微鏡により観察
した。フィルム表面から5μm以内に存在する粒子につ
き、粒子毎に最大径および最小径を測定して最大径/最
小径の比を算出し、少なくとも粒子100個についてそ
の比を求め、それらの値の相加平均を変形比と定義し
た。 (4)フィルム表面の平均粗さ 日本工業規格JIS B0601に記載されている方法
に従い、(株)小坂研究所製 表面粗さ測定機(SE−
3F)を用いて、中心線平均粗さ(Ra)を求めた。
01型を用いて長さ50mm、幅15mmのサンプル片
を、引張速度50mm/minの条件で引張り、得られ
たS−S曲線から5%伸長時の荷重を読み取り、次式に
従ってF5 値を算出した。 F5 値=(5%伸長時の荷重[kg])/(試験片の断
面積[mm2 ]) (6)走行性 フィルムの滑り性により評価した。滑り性は、固定した
硬質クロムメッキ金属ロール(直径6mm)にフィルム
を巻き付け角(θ)135°で接触させ、53g(T
2 )の荷重を一端にかけて、1m/minの速度でこれ
を走行させて他端の抵抗力(T1 ,g)を測定し、次式
により走行中の摩擦係数(μd)を求めた。 μd=
0.424・ln(T1 /53)
ピンにフィルムを巻きつけ角135°で接触させ、速度
は10m/min、張力200gでフィルムを1000
mにわたって走行させ、ピンに付着した摩耗白粉量を目
視評価し、下に示すランク別に評価を行った。 ランクA:全く付着しない ランクB:微量付着する ランクC:少量(ランクBよりは多い)付着する ランクD:極めて多く付着する
0部、ポリウレタン樹脂30部、ニトロセルロース10
部、塩化ビニル−酢酸セルロース共重合体10部、レシ
チン5部、シクロヘキサノン100部、メチルイソブチ
ルケトン100部、およびメチルエチルケトン300部
をボールミルにて48時間混合分散後ポリイソシアネー
ト化合物5部を加えて磁性塗料とし、これをポリエステ
ルフィルムに塗布した後、塗料が充分乾燥固化する前に
磁気配向させ、その後、乾燥し、2μmの膜厚の磁性層
を形成した。
ムにカレンダーにて表面処理を施す際に、ベースフィル
ムが接触するロール面の汚れ度を評価した。すなわち、
鏡面仕上げの金属ロールとポリエステル系複合樹脂ロー
ルとから構成されている5段のス−パ−カレンダ−を用
い、ロール温度85℃、線圧250kg/cm、走行速
度80m/minの条件下、磁気テープ5000mを7
回繰り返し走行させ樹脂ロールに付着する白粉量を目視
評価し、下に示すランク別に評価を行った。 〇…樹脂ロールに白粉の付着はほとんど見られない △…極く僅かな白粉の付着が見られる ×…明らかに白粉の付着が見られる <ドロップアウト数 DO>4.4メガヘルツの信号を
記録したビデオテープを再生し、大倉インダストリー
(株)ドロップアウトカウンターでドロップアウト数を
約20分間測定し、1分間当りのドロップアウト数に換
算した。
した磁気テープを実際にビデオデッキにかけて400回
の繰り返し走行試験を行い、そのときのテープの走行状
態、テープの変形状態を評価した。 〇…良好 △…やや不良 ×…不良 (9)耐擦傷性 幅1/2インチにスリットした磁気テープを直径6mm
の硬質クロムメッキ金属ピン(仕上げ3S)にフィルム
を巻きつけ角135°、走行速度4m/min、張力5
0gで磁気テープのベースフィルム面を1回擦過させ
た。次に擦過面にアルミニウムを約1000Å厚となる
よう真空蒸着し、傷の量を目視により観察し、下記判定
を行った。 ランク1:傷の量が極めて多い ランク2:傷の量が多い ランク3:傷の量が2、4の中間 ランク4:傷の量が少ない ランク5:傷が付かない
始剤の過硫酸カリウム3.2部と分散安定剤としてラウ
リル硫酸ナトリウム0.004部を添加し均一に溶解さ
せた後、メチルメタクリレート5部、エチレングリコー
ルジメタクリレート50部およびジビニルベンゼン45
部の混合溶液を加えた。次いで窒素ガス雰囲気下で攪拌
しながら70℃−9時間重合を行った。反応率は98%
で、得られた粒子の平均粒径は0.25μm、球形比
1.05であった。次に得られた該粒子の水スラリーに
エチレングリコール2000部を加え、加熱、減圧下で
水を留去した。
水溶性重合開始剤の過硫酸カリウム1.6部と分散安定
剤としてラウリル硫酸ナトリウム0.002部を添加し
均一に溶解させた後、スチレン70部、ジビニルベンゼ
ン30部の混合溶液を加えた。次いで窒素ガス雰囲気下
で攪拌しながら75℃で7時間重合を行い、平均粒径
0.57μm、球形比1.1の核となる粒子を得た。次
いで、この系にラウリル硫酸ナトリウム0.002部を
追添加し、さらに、メチルメタクリレート5部、エチレ
ングリコールジメタクリレート75部およびジビニルベ
ンゼン20部の混合溶液を加えた。次いで窒素ガス雰囲
気下で攪拌しながら70℃で5時間重合を行い、最終的
に平均粒径0.60μm、球形比1.1の二重構造の粒
子を得た。得られた粒子の水スラリーにエチレングリコ
ール2000部を加え加熱、減圧下で水を留去した。
テレフタレート100部、エチレングリコール60部お
よび酢酸マグネシウム4水塩0.09部を反応器にと
り、加熱昇温するとともにメタノールを留去してエステ
ル交換反応を行い、反応開始から4時間で230℃まで
昇温し、実質的にエステル交換反応を終了させた。次い
で第一の架橋高分子粒子0.2部および第二の架橋高分
子粒子0.01部をエチレングリコールスラリーとして
添加し、さらにリン酸0.03部、三酸化アンチモン
0.003部、二酸化ゲルマニウム0.002部を加え
て重縮合反応を行い、極限粘度0.61のポリエチレン
テレフタレートを得た。
シート状に押し出し、静電印加冷却法を用いて無定形シ
ートを得た。次いで、85℃で縦方向に2.3倍、さら
に同一方向に110℃で1.3倍延伸した後、テンタ−
で横方向に140℃で3.5倍延伸し、150℃で熱固
定し、ついで再度、130℃で縦方向に1.3倍、14
0℃で横方向に1.2倍延伸し、最終的に200℃で熱
固定し、厚み8μmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルムを得、その特性を評価した。さらに得られたフィル
ムに磁性層を塗布し磁気テープを得、特性を測定した。
るポリマ−を得た。得られたポリマ−を285℃で押出
機よりシート状に押し出し、静電印加冷却法を用いて無
定形シートを得た。次いで、90℃で縦方向に4.0倍
で延伸した後、テンタ−で横方向に100℃で3.5倍
延伸し、ついで再度、130℃で縦方向に1.2倍延伸
し、最終的に200℃で熱固定し、厚み8μmのポリエ
チレンテレフタレートフィルムを得、その特性を評価し
た。さらに得られたフィルムに磁性層を塗布し磁気テー
プを得、特性を測定した。
粒径0.08μmの微細アルミナ粒子を0.3部をエチ
レングリコールスラリーとして添加すること以外は実施
例1と同様にして、これらの粒子を含有するポリマ−得
た。次いで得られたポリマ−を用いて、実施例2と同様
にして、厚み8μmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルムを得、さらに磁気テープを得た。
粒径0.08μmの微細アルミナ粒子を0.3部、さら
に平均粒径0.4μmのカルサイト型炭酸カルシウムを
0.02部をエチレングリコールスラリーとして添加す
ること以外は実施例1と同様にして、これらの粒子を含
有するポリマ−得た。次いで、得られたポリマ−を用い
て、実施例2と同様にして、厚み8μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムを得、さらに磁気テープを得
た。
−ジカルボン酸ジメチル100部を用いる以外は、実施
例1と同様にして、二種類の架橋高分子粒子を含有する
ポリエチレン−2,6−ナフタレートを得た。得られた
ポリマ−を295℃で押出機よりシート状に押し出し、
静電印加冷却法を用いて無定形シートを得た。次いで、
135℃で縦方向に2.5倍延伸した後、テンタ−で横
方向に138℃で4.2倍延伸し、ついで再度、160
℃で縦方向に1.8倍再延伸し、その後220℃で横方
向に1.1倍幅出ししながら熱処理を行い、厚み5μm
のポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムを得、
さらに得られたフィルムに磁性層を塗布し磁気テープを
得、その特性を測定した。
ち、過硫酸カリウム量を2.5部とし、かつ粒子の重合
合成条件を70℃で10時間とする以外は実施例1と同
様にして、平均粒径0.45μm、球形比1.05の架
橋高分子粒子を得た。 [第二の粒子の製造] 実施例1と同様にして製造した。 [ポリエステルフィルムの製造]上記の第一の架橋高分
子粒子0.1部をエチレングリコールスラリーとして添
加すること以外は実施例1と同様にして、二種類の架橋
高分子粒子を含有するポリエチレンテレフタレートを
得、そして実施例1と同様にして、厚み8μmのフィル
ムを得、さらに磁気テープとし、その特性を測定した。
ち、メチルメタクリレート15部、エチレングリコール
ジメタクリレート65部およびジビニルベンゼン20部
の混合溶液を用いる以外は実施例1と同様にして、平均
粒径0.25μm、球形比1.05の架橋高分子粒子を
製造した。
子粒子0.2部をエチレングリコールスラリーとして添
加すること以外は実施例1と同様にして、二種類の架橋
高分子粒子を含有するポリエチレンテレフタレートを
得、そして実施例1と同様にして、厚み8μmのフィル
ムを得、さらに磁気テープとし、その特性を測定した。
始剤の過硫酸カリウム1.5部と分散安定剤としてラウ
リル硫酸ナトリウム0.003部を添加し均一に溶解さ
せた後、メチルメタクリレート5部、エチレングリコー
ルジメタクリレート50部およびジビニルベンゼン45
部の混合溶液を加えた。次いで窒素ガス雰囲気下で攪拌
しながら70℃で12時間重合を行った。反応率は99
%で得られた粒子の平均粒径は0.60μm、球形比
1.1であった。 [ポリエステルフィルムの製造]上記の第二の架橋高分
子粒子0.01部をエチレングリコールスラリーとして
添加すること以外は実施例1と同様にして、二種類の架
橋高分子粒子を含有するポリエチレンテレフタレートを
得、そして実施例1と同様にして、厚み8μmのフィル
ムを得、さらに磁気テープとし、その特性を測定した。
するポリエチレンテレフタレートを得た。得られたポリ
マ−を285℃で押出機よりシート状に押し出し、静電
印加冷却法を用いて無定形シートを得た。次いで、90
℃で縦方向に3.8倍で延伸した後、テンタ−で横方向
に100℃で3.8倍延伸し、最終的に200℃で熱固
定し、厚み8μmのポリエチレンテレフタレートフィル
ムを得、さらに磁気テープを得た。以上、得られた結果
をまとめて下記表1〜3に示す。
は平坦易滑性、耐摩耗性および強度に優れ、その工業的
価値は高い。
Claims (1)
- 【請求項1】 平均粒径が0.05μm以上0.4μm
未満、球形比が1.0〜1.2であり、かつ二軸延伸に
よる変形度が1.0〜1.4の範囲である架橋高分子粒
子を0.01〜1重量%、および平均粒径が0.4〜2
μm、球形比が1.0〜1.2であり、かつ二軸延伸に
よる変形度が1.5〜3.0の範囲である架橋高分子粒
子を0.005〜0.5重量%含有することを特徴とす
る二軸配向ポリエステルフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22261993A JP3296897B2 (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 二軸配向ポリエステルフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22261993A JP3296897B2 (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 二軸配向ポリエステルフィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0770415A true JPH0770415A (ja) | 1995-03-14 |
JP3296897B2 JP3296897B2 (ja) | 2002-07-02 |
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ID=16785295
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP22261993A Expired - Fee Related JP3296897B2 (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 二軸配向ポリエステルフィルム |
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JP (1) | JP3296897B2 (ja) |
Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
CN102358032A (zh) * | 2011-08-25 | 2012-02-22 | 锦西化工研究院 | 均匀定向度有机玻璃的制备方法 |
JP2018076542A (ja) * | 2013-02-08 | 2018-05-17 | 三井化学株式会社 | 固体状ポリアルミノキサン組成物、オレフィン重合用触媒、オレフィン重合体の製造方法、および固体状ポリアルミノキサン組成物の製造方法 |
-
1993
- 1993-09-07 JP JP22261993A patent/JP3296897B2/ja not_active Expired - Fee Related
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