JPH0770134A - 1,3−2,4−ジ(アリーリデン/ヘテロアリーリデン)−d−ソルビトール誘導体及び該誘導体を含むポリオレフィン組成物 - Google Patents

1,3−2,4−ジ(アリーリデン/ヘテロアリーリデン)−d−ソルビトール誘導体及び該誘導体を含むポリオレフィン組成物

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JPH0770134A
JPH0770134A JP6134259A JP13425994A JPH0770134A JP H0770134 A JPH0770134 A JP H0770134A JP 6134259 A JP6134259 A JP 6134259A JP 13425994 A JP13425994 A JP 13425994A JP H0770134 A JPH0770134 A JP H0770134A
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    • C07D493/02Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains two hetero rings
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリオレフィンのための核剤及び透明剤とし
ての1,3-2,4-ジ(アリーリデン/ヘテロアリーリデン)-
D-ソルビトール誘導体、並びに該誘導体を組み込むこと
により透明度が改善されたポリオレフィン組成物を提供
する。 【構成】 C2〜C8のアルファ−モノオレフィンのホモポ
リマーまたはコポリマーの少なくとも1つ及び該組成物
の重量を基準として、1,3-2,4-ジ(アリーリデン/ヘテ
ロアリーリデン)-D-ソルビトール誘導体約0.05重量%〜
約2.5 重量%から本質的になるポリオレフィン組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリオレフィン樹脂組成
物中において核剤及び透明剤として有用なソルビトール
誘導体、並びにそのような誘導体を含むことにより改善
された透明度及び改善された結晶化反応を付与したポリ
オレフィン樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来技術】ポリエチレン及びポリプロピレンのような
ポリオレフィンは、包装材料、フィルム型の容器、シー
トまたは中空品としての広範囲な利用が見出されてい
る。しかしながら、ポリオレフィンは不十分な透明度を
有する傾向があるので、それらの内容物を外側から見た
いという、包装材料または容器についての要求を十分に
は満たすことができない。核剤及び透明剤を使用し、こ
れらを添加したポリオレフィンを射出及び吹込成形作業
の間に高温で結晶化させることにより製品の成形サイク
ル時間を減少させることは、一般に知られている。その
ような添加剤を含むポリオレフィンは金型冷却に少ない
時間でよく、かつ最終生成物はより小さな結晶を有し、
光の散乱の減少及び透明度の改善という結果が生じる。
【0003】ジベンジリデンソルビトールの調製及び精
製は、米国特許No.3,721,682、No.4,131,612及びNo.4,2
67,110に開示されており、これらの文献は又、有機液体
をゲル化すること及びポリオレフィン樹脂を透明にする
ことを含む使用について開示している。ジベンジリデン
ソルビトールは透明度を改善するための添加剤として提
案されているが (特願昭49-94424) 、該添加剤は、ポリ
オレフィンとの相溶限度が報告されている。少量のトリ
ベンジリデンソルビトールをジベンジリデンソルビトー
ルに加えることによりポリオレフィン樹脂との相溶性を
改善したが(米国特許No.4,267,110)、得られた成形品
の表面にわずかにブリードアウトする傾向があり、従っ
て該成形品の表面は静電荷を収集しかつ汚染される傾向
があることが後に報告された。改善された透明度を有し
かつほとんどブリードしないポリプロピレン組成物は、
それぞれのアルキル基が(同じ) 2〜18の炭素原子を有
する1,3-2,4-ジ(アルキルベンジリデン) ソルビトール
の使用を基本とする米国特許No.4,314,039において報告
されており、該アルキル基の位置は重要ではないと報告
された。ポリオレフィンにおいて有用であるソルビトー
ルを基本とする市販の核剤のいくつかのものとして次の
ものがあげられる:1,3-2,4-ジ-(ベンジリデン)-D-ソル
ビトール(ミラッド(Millad)3905、ミリケン(Milliken)
ケミカル カンパニー);1,3-2,4-ジ-(4-トリリデン)-
D-ソルビトール(ミラッド3940、ミリケン ケミカル
カンパニー);1,3-2,4-ジ-(4-エチルベンジリデン)-D-ソ
ルビトール(NC-4、 三井石油化学工業 (株))。
【0004】ジベンジリデンソルビトール及びキシリト
ール誘導体の調製方法は、米国特許No.4,429,140及びN
o.4,562,265に記載されている。ソルビトールまたはキ
シリトールとの反応のための方法において有用であるも
のとして記載された置換ベンズアルデヒドは、低級アル
キルまたはアルコキシ、ハロゲンまたはニトロ基及び他
の芳香族アルデヒドを含む。米国特許No.4,371,645は、
透明度を改善するためのポリオレフィンプラスチック組
成物中で使用する種々のジベンジリデンソルビトール誘
導体を開示している。しかしながら、該誘導体は塩素ま
たは臭素で2置換されなければならないと教示されてい
る。ハロゲンの存在により、透明度がかなり改善される
と言われている。改善された透明度のために種々のジベ
ンジリデンソルビトール誘導体を使用するポリオレフィ
ン樹脂組成物は、米国特許No.4,483,952に開示されてい
る。該ポリオレフィンは、ポリエチレン及びポリプロピ
レン及び少量のエチレンとプロピレンの共重合体を含
む。ジベンジリデンソルビトール上の2つの置換基はそ
れぞれ異なるものとして開示されており、該基がアルキ
ル基である場合には3以下の炭素原子に制限されてい
る。この種類の誘導体は、ポリオレフィン樹脂との非常
に良好な相溶性を有すると言われており、そのことによ
り、該組成物から成形された製品の表面上におけるブリ
ードアウトまたは静電荷の蓄積を避ける。
【0005】ハロゲン、この場合はフッ素による2置換
を開示している他の文献に米国特許No.4,808,650があ
る。該フッ素は構造上、メタの位置に存在しなければな
らないが、付加のフッ素はパラの位置に存在でき、その
結果、テトラフルオロ誘導体を生じる。後者は、0.4 〜
0.6 重量%の濃度で特に有効であると言われる。高い透
明度及び耐酸化崩壊性の両方を有するポリオレフィン組
成物は、米国特許No.4,845,137に開示されている。その
特許における改良は、ジベンジリデンソルビトールの2
つのジベンジリデン環の少なくとも1つの環上に硫黄を
含む置換基が存在することにより生ずると言われてい
る。好ましい添加剤は、それぞれの環に低級アルキルチ
オ基を含む。他の方法の特許、つまり米国特許No.4,90
2,807は、初期反応体(多価アルコール及びベンズアル
デヒド化合物)を反応器へゆっくりと供給することを基
本とする、置換または非置換のジベンジリデンソルビト
ールまたはキシリトールの回分式の生産方法について開
示している。初期反応体、及び特にベンズアルデヒド化
合物(第3欄34〜45行) は、前記文献のものと同じもの
である。生産方法上の種々の利点として反応調節の特徴
があげられている。
【0006】米国特許No.4,996,334は、-COOR1のような
エステル基及び-CONR2R3によって表されるアミド基から
選ばれた核置換基を1つ以上有するジベンジリデンソル
ビトール誘導体を開示しており、R1、R2及びR3を元素ま
たは基と定義している。該誘導体は、実証されていない
が樹脂の透明度及び剛性を高くするのに有用なものとし
て開示されている(第1欄9〜11行)。該文献の明細書
及び実施例のほとんどを占めるのは、オイル、有機溶剤
及び他の流体のためのゲル化剤としての記載された化合
物の使用についてである。ジベンジリデンソルビトール
誘導体は、米国特許No.5,001,176において、透明度及び
臭気が改善された結晶性ポリオレフィン製品を製造する
ためにシクロデキストリン化合物と共に使用することに
ついて開示されている。この文献は、第3欄に例証され
たジベンジリデンソルビトール誘導体が新規なものであ
るとは示唆していなく、シクロデキストリンの使用によ
り該組成物の臭気を減少させることが利点であるとして
いる。結晶性樹脂組成物のための核剤として有用であ
る、種々のジベンジリデンソルビトール及びキシリトー
ル誘導体の混合物は、米国特許No.5,015,684に開示され
ている。該混合物は、ジベンジリデンソルビトール及び
キシリトール自体並びに環が2または3のメチル基で置
換されている誘導体を含む(第3欄及び第4欄)。
【0007】それぞれのベンジリデン基上のC1−C4ジア
ルキル(または5炭素原子までの炭素環式環)置換を含
む、より高度に置換されたジベンジリデンソルビトール
は、米国特許No.5,049,605に開示されている。添加剤を
含む重合体組成物は改善された味及び臭気の特性を有す
ると言われている。米国特許No.5,023,354は、有機溶媒
を用いずに水性媒体中で高純度のジアセタールを調製す
る改良された方法を開示している。その改良は、その方
法の条件が詳細に規定されたものであるように考えられ
る:得られた組成物を、ポリオレフィンを透明にしかつ
安定させるために使用することがついでに記載されてお
り (要約書及び第2欄4-8 行)、特定の誘導体が新規な
ものであるとは示唆していない。米国特許No.5,041,310
で、それぞれの半結晶性重合体の粒子を、ゲル化剤とし
ての作用も誘導するソルビトール誘導体のようなポリオ
レフィン透明剤を含む液体添加剤組成物でコーティング
する方法を開示している。ゲル化剤のいくつかは、第3
欄47-62 行に開示されており、これらは環に置換した基
を有する誘導体4,4'- ジメチルジベンジリデンソルビト
ール及び4,4'- ビス(メチルチオ)ジベンジリデンソル
ビトールを含む。関連技術は利用可能だが、構造の変化
が異なる結果を導くことは明らかであり、個々の化合物
の性能を予測し利用できる、根本的な理論はない。
【0008】
【発明の内容】結晶性及び半結晶性ポリオレフィン組成
物、特にプロピレン重合体組成物において透明剤及び核
剤としての機能を有し、不均質相ポリオレフィン組成物
において核剤としての機能を有する新しくかつ有用な化
合物は、これまで合成されてきた。これらの化合物とし
て、次式を有する1,3-2,4-ジ(アリーリデン/ヘテロア
リーリデン)-D-ソルビトール誘導体があげられる。
【0009】
【化21】
【0010】式中: (a)R及びR1は同じものであり、
【0011】
【化22】
【0012】からなる群から選択される基を表し、ここ
でR2は環にモノ−、ジ−またはトリ置換しておりかつNO
2 及びCNからなる群から選択される基を表し;またR4
環にモノ−、ジ−またはトリ置換しておりかつC1-C6
ルキルまたはO-アルキル、及びNO2 からなる群から選択
される基を表し;または(b)R及びR1は異なるものであ
り、R 及びR1の1つは
【0013】
【化23】
【0014】であり、ここでR5はH、 C1-C6アルキル、
NO2 、Cl、Br及びFからなる群から選択される基を表
し、また別のR 及びR1は、
【0015】
【化24】
【0016】であり、ここでR6は環にモノ−、ジ−また
はトリ置換しておりかつ1〜8の炭素原子を有するアル
キルまたはO-アルキル基、NO2 、CN及びCOOYからなる群
から選択される基を表し、ここでYは1〜8の炭素原子
を有するアルキルであり;または(c)R及びR1は異なるも
のであり、R は
【0017】
【化25】
【0018】であり、ここでR6は上記で定義したもので
あり、R1
【0019】
【化26】
【0020】であり、ここでR3は環にモノ−、ジ−また
はトリ置換しておりかつ4〜6 の炭素原子を有するアル
キル基を表す。さらに、改良されたポリオレフィン組成
物は、C2〜C8のアルファ−モノオレフィンのホモポリマ
ーまたはコポリマーの少なくとも1つ及び該組成物の重
量を基準として約0.05重量%〜約2.5 重量%の上述の式
を有する1,3-2,4-ジ(アリーリデン/ヘテロアリーリデ
ン)-D-ソルビトール誘導体から本質的になることが見出
された。本明細書におけるすべての%及び部は別に規定
していない限り重量を基本とする。本発明の新しい透明
剤及び核剤(以後、“ソルビトール誘導体”と称するこ
とがある)は、C2〜C8のアルファ−モノオレフィンのホ
モポリマーまたはコポリマーの1つ以上から本質的にな
る結晶性及び半結晶性ポリオレフィン重合体またはポリ
オレフィン樹脂組成物、とくにプロピレン重合体材料及
びそのようなポリオレフィン重合体の混合物中におい
て、有用である。
【0021】単独単量体としてプロピレンの重合により
形成される合成重合体樹脂は、ポリプロピレンと呼ばれ
る。市販のよく知られた結晶性ポリプロピレンは、チー
グラーナッタ触媒によるプロピレンの重合体により形成
された、通常は固体で、主にアイソタクチックであり、
半結晶性で、熱可塑性のホモポリマーである。そのよう
な触媒を用いた重合において、触媒は周期表のI〜III
群の金属の有機化合物(例えば、アルミニウムアルキ
ル)、周期表のIV〜VIII群の遷移金属の化合物(例え
ば、チタンハロゲン化物)から形成されている。典型的
な結晶度は、X線回析の測定で約60%である。
【0022】本明細書で使用する半結晶性は、X線回析
の測定で少なくとも約5〜10%の結晶度を意味する。ま
た、市販されている通常の固体ポリプロピレンの典型的
な重量平均分子量(Mw)は100,000 〜4,000,000 である
が、典型的な数平均分子量(Mn)は40,000〜100,000 であ
る。さらに、市販されている通常の固体ポリプロピレン
の融点は約159 ℃〜169 ℃で、例えば162 ℃である。ま
た、シンジオタクチックポリプロピレンは、市販されて
おり入手可能でかつ本発明において有用である。本明細
書で使用する、一般的な用語“プロピレン重合体材料”
は、以下のことを意味する: (I) アイソタクチックまたはシンジオタクチックポリプ
ロピレン及びそれらのブレンド; (II)多割合のプロピレン、及びエチレン及びC4-C8 アル
ファ−モノオレフィンからなる群から選ばれた少なくと
も1つのコモノマーを含む結晶性及び半結晶性を有する
ランダム共重合体並びに三元共重合体、または該共重合
体の混合物及び該共重合体と三元共重合体との混合物;
とくに、以下の(a) 〜(d) からなる群から選ばれた重合
体。 (a)プロピレン約85〜96%、好ましくは約90〜95%、よ
り好ましくは約92〜94%、及びエチレン約1.5 〜5.0
%、好ましくは約2〜3%、より好ましくは約2.2 〜2.
7 %及びC4-C8 アルファ−オレフィンからなる群から選
ばれたオレフィン約2.5 〜10.0%、好ましくは約4〜6
%、より好ましくは約4.5 〜5.6 %、から本質的になる
ランダムな結晶性プロピレン三元共重合体であり、ここ
でプロピレンとの全コモノマー濃度は約4.0 〜約15.0%
である(そのような三元共重合体の混合物が使用可能で
ある)三元共重合体。
【0023】(b)以下のものを含むランダムな結晶性プ
ロピレン重合体組成物: (1)C4-C8 アルファ−オレフィンとプロピレン約80〜98
%、好ましくは約85〜95%からなる共重合体30〜65%、
好ましくは35〜65%、より好ましくは45〜65%;及び
(2)プロピレン及びエチレン及び所望によりC4-C8 アル
ファ−オレフィン約2〜10%、好ましくは3〜6%を含
んでもよい共重合体35〜70%、好ましくは35〜65%、よ
り好ましくは35〜55%であり、該共重合体は該C4-C8
ルファ−オレフィンが存在しない場合にエチレン2〜10
%、好ましくは7〜9%を含み、該C4-C8 アルファ−オ
レフィンが存在する場合にエチレンを0.5 〜5%、好ま
しくは1〜3%を含む(そのような共重合体の混合物が
使用できる) (c)以下のものから本質的になる主にエチレン共重合体
と結晶性プロピレン重合体との組成物: (1)プロピレン約90〜93%、好ましくは約91〜93%及び
エチレン約2〜3.5 %、好ましくは約2.2 〜3.2 %及び
C4-C8 アルファ−オレフィン約5〜6%、好ましくは約
5.5 〜6.5 %からなる三元共重合体約15〜35%、好まし
くは17〜33%、より好ましくは20〜30%(及びこのよう
な三元共重合体の混合物);及び(2)C4-C8 アルファ−
オレフィンとプロピレン約80〜90%、好ましくは約85〜
95%からなる共重合体(及びそのような共重合体の混合
物)約30〜75%、好ましくは34〜70%、より好ましくは
40〜60%;及び(3)C4-C8 アルファ−オレフィンとエチ
レン約91〜95%、好ましくは約92〜94%からなる共重合
体(及びそのような共重合体の混合物)約20〜60%、好
ましくは25〜58%、より好ましくは30〜50%;及び
【0024】(d)エチレンまたはC4-C8 アルファ−オレ
フィン約1.5 〜約20.0重量%、好ましくは約3.0 〜約1
8.0%、より好ましくはエチレン約4.0 〜約8.0 %でか
つC4-C8 アルファ−オレフィン約8.0 〜約16.0%を含む
ランダム結晶性プロピレン重合体の組成物。ここでエチ
レン以外のアルファ−オレフィンを使用する場合はブテ
ン−1が好ましい。成分(c)(3)は、従来技術において線
状低密度ポリエチレンとして知られている。また、組成
物(c) を、重合の後に、成分(c)(3)を成分(c)(1)及び
(c)(2)を含む重合した組成物と混合することにより提供
することができ、好ましくは成分(a) 、(b) 及び(c) を
立体特異重合(direct polymerization) により提供す
る。また、“プロピレン重合体材料”は以下の(III) を
意味する。 (III)次のa)とb)を含む、序列共重合体または機械的配
合により得られる不均質ポリオレフィン組成物:a)プロ
ピレンのホモポリマー、またはエチレン及び/または他
のアルファ−オレフィンとの結晶性共重合体、及びb)エ
チレン−プロピレンエラストマー共重合体部分。このタ
イプの不均質ポリオレフィン組成物は、例えば、欧州特
許出願EP 1-416 379及び欧州特許EP B-77 532 において
開示されている。本明細書のソルビトール誘導体を不均
質組成物に組み込むことにより、改善された透明度が提
供されたことは予期できなかったことであり、通常はそ
のような目的のために使用しない。しかしながら、その
ような誘導体は、本明細書で有用な重合体組成物のそれ
ぞれにおいて核剤としての機能を有するので、該重合体
の結晶化反応を改質するのに有用であるだろう。
【0025】(III) として示した、前記不均質ポリオレ
フィン組成物は以下のものを含む(重量): a)90以上のアイソタクチック指数を有するポリプロピレ
ンホモポリマーの55〜90、好ましくは60〜80重量部、及
び/またはプロピレンとエチレン及び/または式CH2=CH
R を有するアルファ−オレフィンとの結晶性共重合体、
式中RはC2-C6アルキル基であり、エチレン及び/また
はアルファ−オレフィンを10重量%未満、好ましくは0.
5 〜9重量%、より好ましくは2〜6重量%含み、かつ b)プロピレンとエチレン及び/またはCH2=CHR を有する
アルファ−オレフィンとのエラストマー共重合体10〜4
5、好ましくは20〜40重量部、式中RはC2-C6 アルキル
基であり、コモノマー50〜70重量部、周囲温度でキシレ
ンに不溶な部分を10〜40重量%含む。C4-C8 アルファオ
レフィンは線状及び枝分かれアルファオレフィン、例え
ば1-ブテン;イソブチレン;1-ペンテン;1-ヘキセン;
1-オクテン;3-メチル-1- ブテン;4-メチル-1- ペンテ
ン;3,4-ジメチル-1- ブテン;3-メチル-1- ヘキセン等
からなる群から選択される。とくに好ましいのは1-ブテ
ンである。
【0026】不均質重合組成物は市販で入手可能である
(ハイモント(HIMONT)社、米国) 。それらは、それぞれ
の成分が連続した段階のそれぞれにおいて生成する序列
重合の方法により製造することができる;例えば、第1
段階においてプロピレンを重合し、所望により少量のエ
チレン及び/またはアルファオレフィンとともに重合
し、成分(a) を形成し、第2段階においてプロピレンと
エチレン及び/またはアルファオレフィンの配合物を重
合し、エラストマー成分(b) を形成することができる。
各段階で、前段階において得られた重合体及び使用した
触媒の存在下において作業をする。該作業は液相、気
相、または液−気相において作業することができる。さ
まざまな重合段階における温度は、同じでも異なってい
てもよく、一般的には20℃〜100 ℃の範囲である。分子
量調節剤として当技術分野において知られた従来の連鎖
移動剤、例えば水素及びジエチル亜鉛(ZnEt2) を使用す
ることができる。序列重合段階は立体特異性のチーグラ
ーナッタ触媒の存在下において行われる。そのような触
媒は必須の要素としてのアルミニウムアルキル化合物、
及び活性型のマグネシウムハロゲン化合物に担持した1
つ以上のチタン−ハロゲン化物結合を有するチタン化合
物と含む電子供与体化合物を含む固体触媒配合剤があげ
られる。このような特性を有する触媒は特許文献におい
てよく知られている。米国特許No.4,339,054及び欧州特
許EP 45 977 において開示された触媒はとくに適切なも
のであることがわかった。触媒の他の例は米国特許No.
4,472,524及びNo.4,473,660に開示されている。
【0027】他に有用なポリオレフィンとして、前記プ
ロピレン重合体を含む、線状低密度ポリエチレン(LLDP
E) 、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリメチルペンテン及
びこれらの2つ以上を含む混合物があげられる。より好
ましいポリオレフィン樹脂として、プロピレンホモポリ
マー、プロピレン/エチレン共重合体、線状低密度ポリ
エチレン及び低密度ポリエチレンがあげられる。プロピ
レン単位をかなりの重量の比率で有するプロピレンポリ
マーがとくに好ましい。本発明のソルビトール誘導体の
例として以下のものがあげられる:1,3-(4- トリリデ
ン)-2,4-(2- チオフェニリデン)-D-ソルビトール;1,3-
(p- メチルチオベンジリデン)-2,4-(p- トリリデン)-D-
ソルビトール;1,3-(p-n- ブチルベンジリデン)-2,4-(p-
トリリデン)-D-ソルビトール;1,3-2,4-ジ-(4-n-ブチル
ベンジリデン)-D-ソルビトール; 及び1,3-2,4-ジ-(2-ナ
フチリデン)-D-ソルビトール 有用な組成物は、本発明のソルビトール誘導体と1,3-2,
4-ジ-(4-トリリデン)-D-ソルビトールの混合物について
得られ、ここで後者の化合物は約5〜50重量%の濃度で
該混合物に存在する。該混合物は、とくにR が
【0028】
【化27】
【0029】であり、R1
【0030】
【化28】
【0031】であり、かつR2がメチル(とくに1,3-(4-
トリリデン)-2,4-(2- チオフェニリデン)-D-ソルビトー
ル)である場合、それぞれの添加剤要素の線状の混合物
から期待した以上の透明度を生成する相乗添加剤化合物
を提供する。さらに、1,3-2,4-ジ-(2-ナフチリデン)-D-
ソルビトールと1,3-2,4-5,6-トリ-(2-ナフチリデン)-D-
ソルビトールの混合物は、重量比約1:5 〜約5:1 、例え
ば重量比3:2 の混合物において、有用な生成物を提供す
る。本発明のポリオレフィン組成物に組み込まれるソル
ビトール誘導体の量は、該組成物の重量に基づき、約0.
005 〜約2重量%、好ましくは約0.05〜約1重量%、と
くに好ましくは約0.1 〜約0.7 重量%である。本発明の
ソルビトール誘導体は、ベイシックビルディングブロッ
ク(basic building block)としてD-ソルビトールを使用
及び反応させ所望の最終生成物を得ることにより得るこ
とができる。一般的な合成の概要は次の通りである:D-
ソルビトールを水中において、0-25℃で、塩酸の存在下
において、所望のアルデヒドまたは対応するアセタール
と反応させる。理論上は、該反応は可逆反応であり、生
成物の単離は水における溶解度に依存する。該化合物が
水中において0-25℃で十分に不溶性である場合は、出発
材料へ後戻りする加水分解のまえに該反応混合物より沈
澱する。
【0032】本発明の組成物は、所定量のジベンジリデ
ンソルビトール誘導体をポリオレフィン樹脂に加え、及
び所望の混合手段、例えばバンバリーブランドインター
ナルミキサーまたは混合押出機によりそれらを混合する
ことにより得ることができる。混合条件は、ポリオレフ
ィンに均一に分散されることを要求される添加剤を含む
ポリオレフィン組成物を調製する技術と関連する技術の
範囲内である。本発明の組成物の改善された透明度及び
核形成に悪影響を及ぼさない限りは、安定剤、酸化防止
剤、滑り防止剤、難燃剤、滑剤、充填剤、着色剤、帯電
防止及び抗汚染(antisoiling) 剤等のような他の添加剤
を本発明の組成物に含ませることができる。特許請求の
範囲と記事Xの本明細書で使用する表現“・・・から本
質的になる "は、発明の基本的かつ新規な特性にかなり
な悪影響を及ぼすのに十分な濃度で記載のない物質が存
在するのを排除することを意味する。次の実施例は具体
的に説明するためのものであって、本明細書において開
示及び特許請求の範囲に記載した本発明を限定するもの
ではない。透明度及び曇り度はASTM D1003A-61A により
測定した。以下の実施例において言及したランダムなプ
ロピレン共重合体は、3.3 〜3.5 重量%のエチレンを含
みかつ溶融流量12を有するエチレン共重合体であった。
安定剤及び添加剤を該共重合体に加えることを意図して
いるので、該共重合体は、市販の商品に存在するかもし
れない安定剤及び他の添加剤を含んでいない。サンプル
の調製は一般に次のようなものであった:該ポリマー樹
脂(球状)を室温でD-ソルビトール誘導体並びにステア
リン酸カルシウム、イルガノックス(Irganox)1010 及び
イルガノックス168(チバ−ガイギー社) を含む安定剤パ
ッケージとドライブレンドし;該組成物を一軸スクリュ
ー押出機において230 ℃で押し出し;試験プラックを21
8 ℃で射出成形(3in.x3in.x40mils)した。
【0033】
【実施例】
実施例1 D-ソルビトールを水中で0 〜25℃、塩酸の存在下におい
て2-チオフェンカルボン酸アルデヒドと反応させ、2,4-
(2- チオフェニリデン)-D-ソルビトールを生成した。こ
の中間体を、0.25% の濃度で、ランダムなプロピレン共
重合体を透明にする性能について、市販の透明剤、ミラ
ッド3905(1,3-2,4- ジ-(ベンジリデン)-D-ソルビトー
ル、ミリケン(Milliken) ケミカル カンパニー) と比
較する比較試験を行った。ミラッド3905を含む組成物は
21.9% の曇り度であったが、中間体を含む組成物は54.1
% の曇り度であった。2,4-(2- チオフェニリデン)-D-ソ
ルビトールを、シクロヘキサン−ジメチルスルホキシド
混合物の還流中で、p-トルエンスルホン酸を触媒として
用いて、窒素下でp-トルアルデヒドと反応させた。該反
応で脱離した水をディーン スターク(Dean Stark)装置
を用いて分離した。生成物1,3-(4- トリリデン)-2,4-(2
- チオフェニリデン)-D-ソルビトールを、1,3-2,4-ジ-
(4-トリリデン)-D-ソルビトール( ミリケン ケミカル
カンパニーのミラッド3940として商業的に入手可能な)
との3:1 の混合物として単離した。該3:1 の混合物を0.
25% の濃度で、ランダムなプロピレン共重合体中で透明
になる特性についての試験をし、次に示すように商業的
に入手可能なそれぞれの材料と比較した:材料 曇り度(%) ミラッド3905 18.9 ミラッド3940 9.6 実施例1(3:1混合物) 12.5 追加の比較試験を行い、実施例1で生成した混合物にお
けるミラッド3940の存在の効果について測定した。ミラ
ッド3940のみを0.05% (3:1の混合物中のおおよその濃度
=本実験で使用した添加剤の0.25% の全ての濃度の1/4)
使用すると、曇り度は48.6% であり、透明剤がないと曇
り度は52% であった。最小限、このことは、混合物にお
ける本発明の添加剤の存在による相乗効果を示すもので
ある。
【0034】実施例2 D-ソルビトールを水中で0〜25℃、塩酸の存在下におい
て4-トルアルデヒドと反応させ、2,4-(p- トリリデン)-
D-ソルビトールを生成した。実施例1に記載したよう
に、該中間体を、0.25% の濃度で、ランダムなプロピレ
ン共重合体を透明にする性能について、市販の透明剤、
ミラッド3905と比較する比較試験を行った。ミラッド39
05を含む組成物は21.9% の曇り度であったが、中間体を
含む組成物は36.3% の曇り度であった。2,4-(p- トリリ
デン)-D-ソルビトールを、触媒量のp-トルエンスルホン
酸の存在下、シクロヘキサン−ジメチルスルホキシド混
合物の還流中で、窒素下で、ある場合(A) において4-メ
チルチオベンズアルデヒドと反応させ、他の場合(B) に
おいて4-n-ブチルベンジルアルデヒド ジエチル アセ
タールと反応させた。得られた生成物は(A)1,3-(p- メ
チルチオベンジリデン)-2,4-(p- トリリデン)-D-ソルビ
トール及び(B)1,3-(p-n-ブチルベンジリデン)-2,4-(p-
トリリデン)-D-ソルビトールであった。化合物(A)を、
実施例1(0.25%の濃度で) のように試験した結果、曇り
度は20.6% であった。
【0035】実施例3 D-ソルビトールを、触媒量のp-トルエンスルホン酸の存
在下、シクロヘキサン−ジメチルスルホキシド混合物の
還流中で、窒素下で、4-n-ブチルベンズアルデヒド ジ
エチル アセタール及び2-ナフトアルデヒドと反応させ
た。比較の目的で、4-n-ブチルベンズアルデヒドを基本
とする中間体D-ソルビトールを実施例1に記載したよう
に試験をしたとき、曇りレベルは34.1% であった。この
実施例の更なる反応生成物は(A)1,3-2,4- ジ-(4-n-ブチ
ルベンジリデン)-D-ソルビトール及び(B)1,3-2,4- ジ-
(2-ナフチリデン)-D-ソルビトールであった。化合物B
は純粋な形に単離されなかったが、3:2 の混合物におい
ては1,3-2,4-5,6-トリ-(2-ナフチリデン)-D-ソルビトー
ルであったと考えられる。化合物3A及び3Bを0.25% の濃
度における透明度についてランダムなプロピレン共重合
体で試験したところ、曇り度は17.9及び20.1% であっ
た。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C2-C8 のアルファ−モノオレフィンのホ
    モポリマーまたはコポリマーの少なくとも1つ及び該組
    成物の重量を基準として、次の式で表される1,3-2,4-ジ
    (アリーリデン/ヘテロアリーリデン)-D-ソルビトール
    誘導体約0.05重量%〜約2.5 重量%から本質的になるポ
    リオレフィン組成物。 【化1】 式中: (a)R及びR1は同じものであり、 【化2】 からなる群から選択される基を表し、ここでR2は環にモ
    ノ−、ジ−またはトリ置換しておりかつNO2 及びCNから
    なる群から選択される基を表し;またR4は環にモノ−、
    ジ−またはトリ置換しておりかつC1-C6 アルキルまたは
    O-アルキル、及びNO2 からなる群から選択される基を表
    し;または (b)R及びR1は異なるものであり、R 及びR1の1つは 【化3】 であり、ここでR5はH、 C1-C6アルキル、NO2 、Cl、Br
    及びFからなる群から選択される基を表し、また別のR
    及びR1は、 【化4】 であり、ここでR6は環にモノ−、ジ−またはトリ置換し
    ておりかつ1〜8の炭素原子を有するアルキルまたはO-
    アルキル基、NO2 、CN及びCOOYからなる群から選択され
    る基を表し、式中のYは1〜8の炭素原子を有するアル
    キルであり;または (c)R及びR1は異なるものであり、R は 【化5】 であり、ここでR6は上記で定義したものであり、R1は 【化6】 であり、ここでR3は環にモノ−、ジ−またはトリ置換し
    ておりかつ4〜6 の炭素原子を有するアルキル基を表
    す。
  2. 【請求項2】 C2-C8 アルファモノオレフィンがエチレ
    ン、プロピレン、ブテン-1及び4-メチルペンテンからな
    る群から選択される請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 ポリオレフィンがポリエチレン及びプロ
    ピレン重合体材料からなる群から選択される請求項1に
    記載の組成物。
  4. 【請求項4】 プロピレン重合体材料がプロピレンホモ
    ポリマー、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン
    −ブテン-1共重合体、及びプロピレン−エチレン−ブテ
    ン-1三元共重合体からなる群から選択される請求項3に
    記載の組成物。
  5. 【請求項5】 R が 【化7】 であり、R1が 【化8】 でありかつR2がメチルである請求項1に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 1,3-2,4-ジ-(4-トリリデン)-D-ソルビト
    ールを含む請求項5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 R が 【化9】 であり、R6がメチルであり、R1が 【化10】 でありかつR3がn-C4H9である請求項1に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 以下の式を有するD-ソルビトール誘導
    体。 【化11】 式中: (a)R及びR1は同じものであり、 【化12】 からなる群から選択される基を表し、ここでR2は環にモ
    ノ−、ジ−またはトリ置換しておりかつNO2 及びCNから
    なる群から選択される基を表し;またR4は環にモノ−、
    ジ−またはトリ置換しておりかつC1-C6 アルキルまたは
    O-アルキル、及びNO2 からなる群から選択される基を表
    し;または (b)R及びR1は異なるものであり、R 及びR1の1つは 【化13】 であり、ここでR5はH、 C1-C6アルキル、NO2 、Cl、Br
    及びFからなる群から選択される基を表し、また別のR
    及びR1は、 【化14】 であり、ここでR6は環にモノ−、ジ−またはトリ置換し
    ておりかつ1〜8の炭素原子を有するアルキルまたはO-
    アルキル基、NO2 、CN及びCOOYからなる群から選択され
    る基を表し、式中のYは1〜8の炭素原子を有するアル
    キルであり;または (c)R及びR1は異なるものであり、R は 【化15】 であり、ここでR6は上記で定義したものであり、R1は 【化16】 であり、ここでR3は環にモノ−、ジ−またはトリ置換し
    ておりかつ4〜6 の炭素原子を有するアルキル基を表
    す。
  9. 【請求項9】 R が 【化17】 であり、R1が 【化18】 でありかつR2がメチルである請求項8に記載のD-ソルビ
    トール誘導体。
  10. 【請求項10】 R が 【化19】 であり、R6がメチルであり、R1が 【化20】 でありかつR3がn-C4H9である請求項8に記載のD-ソルビ
    トール誘導体。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載のD-ソルビトール誘導
    体、及び1,3-2,4-ジ-(4-トリリデン)-D-ソルビトールか
    ら本質的になる混合物。
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