JPH09286788A - ジベンジリデンソルビトール組成物及びそれを含むポリオレフィン系樹脂組成物 - Google Patents

ジベンジリデンソルビトール組成物及びそれを含むポリオレフィン系樹脂組成物

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JPH09286788A
JPH09286788A JP8122724A JP12272496A JPH09286788A JP H09286788 A JPH09286788 A JP H09286788A JP 8122724 A JP8122724 A JP 8122724A JP 12272496 A JP12272496 A JP 12272496A JP H09286788 A JPH09286788 A JP H09286788A
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acid
carbon atoms
polyol
polyolefin
dbss
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JP8122724A
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English (en)
Inventor
Tsuratake Fujitani
貫剛 藤谷
Masahide Ishikawa
雅英 石川
Toshihiro Mizutani
利洋 水谷
Masafumi Yoshimura
雅史 吉村
Naoki Ikeda
直紀 池田
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New Japan Chemical Co Ltd
Original Assignee
New Japan Chemical Co Ltd
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジベンジリデンソルビトール類の安定性を改
良し、更に透明性に優れかつ成形加工時並びに最終成形
品中の臭気が大幅に抑制された新規有用なポリオレフィ
ン系樹脂組成物を提案する。 【構成】 ジベンジリデンソルビトール100重量部に
対して、1,2位又は1,3位に少なくとも2つのアル
コール性水酸基を有するポリオール1〜300重量部を
添加して安定化されたジベンジリデンソルビトール組成
物を調製する。更に、ポリオレフィン樹脂に対し、当該
安定化されたジベンジリデンソルビトール組成物を配合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安定化されたジベ
ンジリデンソルビトール類(以下「DBS類」と略称す
る。)及び当該DBS類を含有する透明性に優れ、且つ
熱成形加工時の臭気の発生の抑制されたポリオレフィン
系樹脂組成物に関する。更に詳しくは、特定の構造を有
するポリオールを配合することにより、DBS類の熱安
定性を改善し、DBS類を核剤として配合した組成物の
熱成形加工時並びに最終成形品中の臭気が大幅に改善さ
れた透明性に優れるポリオレフィン系樹脂組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】DBS類は、ポリオレフィン系樹脂、特
にポリエチレン、ポリプロピレン又はそれらを主成分と
するコポリマーの核剤として有用な化合物である。特に
透明性を向上させる効果に優れ、透明性が要求される各
種容器等の成形分野の樹脂添加剤として広く用いられて
いる。
【0003】しかし、DBS類はその安定性に問題があ
り、熱成形加工時にベンズアルデヒド類が遊離し、加工
時に臭気が発生するだけでなく、最終成形品中にもアル
デヒド臭が残存し、食品容器等の分野における需要の伸
びを大きく阻害している。
【0004】これまでにも上記問題点の改善のために様
々な提案がなされている。例えば、ヒドロキシルアミン
或いはフェニルヒドラジン類による処理(特開昭60−
32791号、特開昭60−42385号)、非芳香族
有機アミンの添加(特開昭62−4289号)、脂肪族
金属塩及び乳酸金属塩等による表面処理(特開昭62−
50355号)、脂肪族アミンの配合(特開平2−19
6841号)、ソルビン酸及び/又はソルビン酸カリウ
ムの添加(特開平5−202055号)等の方法が知ら
れているが、いずれの方法も臭気改善効果が不十分であ
ったり、安全性に問題がある等の理由から、食品包装容
器等の分野において用途が限定される等の欠点を有し、
未だ上記問題点の解決には至っていないのが現状であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、安定性の改
良されたDBS類、更に透明性に優れ、且つ成形加工時
並びに最終成形品中の臭気が大幅に抑制された新規有用
なポリオレフィン系樹脂組成物を提案することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる現
状に鑑み、上記問題点を解決すべく鋭意検討を行った結
果、DBS類に対し、特定の構造を有するポリオールを
所定量添加することにより所期の効果が得られることを
見いだし、かかる知見に基づいて本発明を完成するに至
った。
【0007】即ち、本発明に係るDBS組成物は、一般
式(1)で表されるジベンジリデンソルビトール類10
0重量部に対して、1,2位又は1,3位に少なくとも
2つのアルコール性水酸基を有するポリオール(以下
「特定ポリオール」と略称する。)1〜300重量部を
添加してなることを特徴とする。
【0008】
【化2】 [式中、R1、R2は同一又は異なって炭素数1〜8のア
ルキル基、アルコキシ基、又はハロゲン原子を表す。
m、nは夫々0〜3の整数を表す。]
【0009】特定ポリオールとしては、多価アルコール
類、多価アルコール類とカルボン酸とのエステル類を掲
げることができる。
【0010】多価アルコール類として、より具体的に
は、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、
トリメチロールプロパン、グリセリン、ジグリセリン、
トリグリセリン、ポリグリセリン、ソルビット、ソルビ
タン等の低分子多価アルコール類、ポリビニルアルコー
ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体の鹸化物等の高分子
多価アルコール類が例示される。
【0011】多価アルコール類とカルボン酸とのエステ
ル類として、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリ
トール及びトリメチロールプロパンよりなる群から選ば
れる1種若しくは2種以上のポリオールと炭素数2〜3
6の脂肪族モノカルボン酸、炭素数2〜36脂肪族ジカ
ルボン酸、炭素数6〜24の芳香族モノカルボン酸及び
炭素数6〜24の芳香族ジカルボン酸よりなる群から選
ばれる1種若しくは2種以上の酸成分とのエステルが挙
げられる。
【0012】多価アルコール類に対するカルボン酸のモ
ル数は、生成するエステル化合物が1,2位又は1,3
位に少なくとも2つのアルコール性水酸基を残存するよ
うに設定される。
【0013】炭素数2〜36の脂肪族モノカルボン酸と
して、より具体的には酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草
酸、カプロン酸、、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリ
ン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリ
スチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ヘプタデカ
ン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、エイコサン酸、ヘ
ネイコサン酸、ドコサン酸、椰子油脂肪酸、パーム油脂
肪酸、パーム核油脂肪酸、牛脂脂肪酸、米ぬかロウ、カ
ルナバロウ、キャンデリラロウ、ミツロウを鹸化分解し
て得られる炭素数22〜36のカルボン酸等の飽和カル
ボン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、魚油
を鹸化分解して得られる脂肪酸等の不飽和脂肪酸及びそ
れらの幾何異性体が例示される。
【0014】脂肪族ジカルボン酸として、蓚酸、マロン
酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、
アゼライン酸、セバチン酸及びそれらの分岐脂肪酸、マ
レイン酸、フマル酸等の不飽和二塩基酸、シクロヘキサ
ンジカルボン酸及びその位置異性体、テトラヒドロフタ
ル酸、ナジック酸等の脂環族二塩基酸を例示できる。
【0015】芳香族モノカルボン酸として、安息香酸、
炭素数1〜18のアルキル置換安息香酸、芳香族ジカル
ボン酸として、o,m,p−フタル酸、炭素数1〜18
のアルキル置換o,m,p−フタル酸を例示できる。
【0016】上記の特定ポリオールの中でも、アルデヒ
ド発生の抑制効果の上で、好ましい化合物を以下に例示
する。即ち、多価アルコールとしては、ペンタエリスリ
トール、ジペンタエリスリトール、トリメチロールプロ
パン、ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共
重合体の鹸化物が掲げられ、多価アルコール類とカルボ
ン酸とのエステル類としては、ペンタエリスリトール、
ジペンタエリスリトール、トリメチロールプロパンと炭
素数8〜22の脂肪族モノカルボン酸及び/又は炭素数
4〜12の脂肪族ジカルボン酸とのエステル類を掲げる
ことができる。
【0017】上記特定ポリオールの中でも特に好ましい
化合物としては、樹脂成形時の金型汚れ防止、入手の容
易さから、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリト
ール、トリメチロールプロパン、それらのポリオールと
炭素数8〜22の脂肪族モノカルボン酸及び/又は炭素
数4〜12の脂肪族ジカルボン酸とのエステル類、ポリ
ビニルアルコール及びエチレン−酢酸ビニル共重合体の
鹸化物が掲げられる。
【0018】更に、樹脂に混練する場合、特に、ペンタ
エリスリトールと炭素数8〜18の脂肪族モノカルボン
酸とのエステル、トリメチロールプロパンと炭素数8〜
18の脂肪族モノカルボン酸、ポリビニルアルコール
は、ポリオレフィン等衛生協議会編「ポジティブリスト
の添加剤要覧」(1990年10月)に記載されている
添加剤であることから、食品衛生の上で最も推奨され
る。
【0019】一般式(1)で表されるDBS類として
は、1,3:2,4−ジベンジリデンソルビトール、
1,3:2,4−ジ(p−メチルベンジリデン)ソルビ
トール、1,3:2,4−ジ(p−エチルベンジリデ
ン)ソルビトール、1,3:2,4−ジ(p−クロルベ
ンジリデン)ソルビトール、1,3:2,4−ビス
(2,4−ジメチルベンジリデン)ソルビトール、1,
3:2,4−ビス(3,4−ジメチルベンジリデン)ソ
ルビトール等の同種のベンジリデン基を有する化合物、
1,3−ベンジリデン−2,4−p−メチルベンジリデ
ンソルビトール、1,3−p−メチルベンジリデン−
2,4−ベンジリデンソルビトール、1,3−ベンジリ
デン−2,4−p−エチルベンジリデンソルビトール、
1,3−p−エチルベンジリデン−2,4−ベンジリデ
ンソルビトール、1,3−ベンジリデン−2,4−p−
クロルベンジリデンソルビトール、1,3−p−クロル
ベンジリデン−2,4−ベンジリデンソルビトール、
1,3−ベンジリデン−2,4−(2,4−ジメチルベ
ンジリデン)ソルビトール、1,3−(2,4−ジメチ
ルベンジリデン)−2,4−ベンジリデンソルビトー
ル、1,3−ベンジリデン−2,4−(3,4−ジメチ
ルベンジリデン)ソルビトール、1,3−(3,4−ジ
メチルベンジリデン)−2,4−ベンジリデンソルビト
ール、1,3−p−メチル−ベンジリデン−2,4−p
−エチルベンジリデンソルビトール、1,3−p−エチ
ル−ベンジリデン−2,4−p−メチルベンジリデンソ
ルビトール、1,3−p−メチル−ベンジリデン−2,
4−p−クロルベンジリデンソルビトール、1,3−p
−クロル−ベンジリデン−2,4−p−メチルベンジリ
デンソルビトール等の異種のベンジリデン基を有する化
合物等が例示され、単独で又は2種以上の化合物を適宜
組み合わせて適用される。
【0020】本発明に係る特定ポリオールの添加量は、
DBS類100重量部に対して、特定ポリオール1〜3
00重量部、好ましくは10〜200重量部、更に好ま
しくは、20〜150重量部である。当該範囲内では所
定の効果が得られ、且つ成形物における添加剤のブリー
ドや透明性の低下等の悪影響が見られない。
【0021】本発明に係る特定ポリオールの添加方法と
しては、特に限定されるものではないが、ソルビトール
とベンズアルデヒド類よりDBS類を製造する過程で添
加する方法、DBS類に種々のミキサーを用いて粉末混
合する方法、メタノール、エタノール等のアルコール類
や水等を溶媒としたDBS類のスラリー中にそのまま或
いはそれらを溶媒に溶かした溶液を添加して混合し、そ
の後溶媒を留去する方法等が挙げられる。
【0022】特定ポリオールとDBS類は、均一に混合
されていても良く、DBS類の表面上を特定ポリオール
で皮膜を形成した状態であってもよい。特に、DBS表
面を皮膜で被覆した形態のものは、製品の流動性向上、
粉塵防止、成形時の昇華抑制に効果があり好ましい。
【0023】かくして得られた特定ポリオールを含むD
BS類は加熱時のアルデヒド類の発生量や不均化による
純度低下が少なく、従って核剤等の樹脂添加剤として用
いた場合に熱履歴による臭気の発生、性能低下の少な
い、新規有用な安定化されたDBS類である。
【0024】本発明に係る安定化されたDBS類のポリ
オレフィン系樹脂に対する配合量は、所定の効果が得ら
れる限り特に限定されるものではなく、適宜選択するこ
とができるが、通常、樹脂100重量部に当たり0.0
5〜6重量部程度、好ましくは0.07〜2重量部程度
配合される。これらの範囲内の配合によって、充分に本
発明の効果を得ることができる。
【0025】DBS類の添加方法としては、一段添加法
が好ましいが、例えば、2〜15%程度の高濃度マスタ
ーバッチの形態による二段法を採用しても何ら差し支え
ない。
【0026】本発明に係るポリオレフィン樹脂として
は、ポリエチレン系樹脂及びポリオレフィン系樹脂が例
示され、より具体的には、高密度ポリエチレン、中密度
ポリエチレン、直鎖状ポリエチレン、エチレン含量50
重量%以上のエチレンコポリマー、プロピレンホモポリ
マー、プロピレン50重量%以上のプロピレンコポリマ
ー、ブテンホモポリマー、ブテン含量50重量%以上の
ブテンコポリマー、メチルペンテンホモポリマー、メチ
ルペンテン含量50重量%以上のメチルペンテンコポリ
マー、ポリブタジエン等が例示される。
【0027】上記コポリマーはランダムコポリマーであ
ってもよく、ブロックコポリマーであってもよい。これ
らの樹脂の立体規則性は、アイソタクチックでもシンジ
オタクチックでもよい。
【0028】上記コポリマーを構成し得るコポリマーと
して、具体的にはエチレン、プロピレン、ブテン、ペン
テン、ヘキセン、ヘプテン、オクテン、ノネン、デセ
ン、ウンデセン、ドデセン等のα−オレフィン、1,4
−エンドメチレンシクロヘキセン等のビシクロ型モノマ
ー、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル等の(メタ)アクリル酸エステル、酢酸ビニル等が
例示できる。
【0029】かかる重合体を製造するために適用される
触媒としては、一般に使用されているチーグラー・ナッ
タ型触媒はもちろん、遷移金属化合物(例えば、三塩化
チタン、四塩化チタン等のチタンのハロゲン化物)を塩
化マグネシウム等のハロゲン化マグネシウムを主成分と
する担体に担持してなる触媒と、アルキルアルミニウム
化合物(トリエチルアルミニウム、ジエチルアルミニウ
ムクロリド等)とを組み合わせてなる触媒系やメタロセ
ン触媒も使用できる。
【0030】本発明に係るポリオレフィン系樹脂の推奨
されるメルトフローレート(以下「MFR」と略記す
る。JIS K 7210−1976)は、その適用す
る成形方法により適宜選択されるが、通常、0.01〜
200g/10分、好ましくは0.05〜100g/1
0分である。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明に係るポリオレフィン系樹
脂組成物には、使用目的やその用途に応じて適宜、従来
公知のポリオレフィン用改質剤を本発明の効果を損なわ
ない範囲で添加することができる。
【0032】かかるポリオレフィン用改質剤としては、
例えば、ポリオレフィン等衛生協議会編「ポジティブリ
ストの添加剤要覧」(1990年10月)に記載されて
いる各種添加剤が挙げられ、より具体的には、安定剤
(金属化合物、エポキシ化合物、窒素化合物、燐化合
物、硫黄化合物等)、紫外線吸収剤(ベンゾフェノン系
化合物、ベンゾトリアゾール系化合物等)、酸化防止剤
(フェノール系化合物、亜リン酸エステル系化合物、イ
オウ系化合物等)、界面活性剤、滑剤(パラフィン、ワ
ックス等の脂肪族炭化水素、炭素数8〜22の高級脂肪
酸、炭素数8〜22の高級脂肪酸金属(Al、Ca、M
g、Zn)塩、炭素数8〜22の高級脂肪族アルコー
ル、ポリグリコール、炭素数4〜22の高級脂肪酸と炭
素数4〜18の脂肪族1価アルコールとのエステル、炭
素数8〜22の高級脂肪酸アマイド、シリコーン油、ロ
ジン誘導体等)、充填剤(タルク、ハイドロタルサイ
ト、マイカ、ゼオライト、パーライト、珪藻土、炭酸カ
ルシウム、ガラス繊維等)、発泡剤、発砲助剤、ポリマ
ー添加剤の他、可塑剤(ジアルキルフタレート、ジアル
キルヘキサヒドロフタレート等)、架橋剤、架橋促進
剤、帯電防止剤、難燃剤、分散剤、有機無機の顔料、加
工助剤、他の核剤等の各種添加剤が例示される。
【0033】かくして得られる本発明に係るポリオレフ
ィン樹脂組成物は、熱成形加工時の臭気の発生並びに最
終成形品中の臭気が抑制され、且つ透明性等の性能の優
れた新規有用なポリオレフィン系樹脂組成物である。
【0034】又、本発明に係る樹脂組成物を成形するに
際しては、射出成形、押出成形、ブロー成形、圧空成
形、回転成形、フィルム成形等の従来公知の成形方法の
いずれをも採用できる。
【0035】本発明に係るポリオレフィン系樹脂組成物
は、従来DBS類を核剤として配合してなるポリオレフ
ィン系樹脂組成物が用いられてきたと同様の分野におい
て適用され、より具体的には、熱や放射線等により滅菌
されるディスポーザブル注射器、輸液・輸血セット、採
血器具等の医療用器具類;放射線等により滅菌される食
品・植物等の包装物;衣料ケースや衣料保存用コンテナ
等の各種ケース類;食品を熱充填するためのカップ、レ
トルト食品の包装容器;電子レンジ用容器;ジュース、
茶等の飲料用、化粧品用、医薬品用、シャンプー用等の
缶、ビン等の容器;味噌、醤油等の調味料用容器及びキ
ャップ;水、米、パン、漬物等の食品用ケース及び容
器;冷蔵庫用ケース等の雑貨;文具;電気・機械部品;
自動車用部品等の素材として好適である。
【0036】
【実施例】以下、実施例及び比較例を掲げ、本発明を詳
しく説明する。
【0037】実施例1〜34 1,3:2,4−ジ(p−メチルベンジリデン)ソルビ
トール(以下「Me−DBS」と略記する。)5gをメ
タノール30g中で攪拌して分散させながら、第1表に
記載の特定ポリオールをイソプロパノール20mlに所
定量溶解若しくは分散した溶液を添加した。得られた分
散溶液を加熱し、還流条件下、1時間攪拌したものを乾
燥して、試料を得た。
【0038】得られた試料を用いて、以下の方法により
耐熱性試験を行った。得られた結果を第1表に示す。
【0039】耐熱性試験 試料6〜8mgを直径6mmφのアルミニウム製シーラ
ーセル(島津製作所製DSC用シーラーセル;P/N2
01ー53090)中に密封し、オーブン中で260
℃、5分間加熱する。冷却後、シーラーセルを開封し、
約2mlのジメチルホルムアミドに溶解した溶液のベン
ズアルデヒド類の発生量及びDBS類の熱不均化率を測
定した。測定は高速液体クロマトグラフィーにより行っ
た。ベンズアルデヒド類の発生量が少ないほど加熱によ
る分解が少なく、DBS類の熱不均化率が小さいほど加
熱による純度低下が少ないことを示す。
【0040】比較例1 特定ポリオールを添加しない以外は、実施例1と同様の
操作により得られた試料の耐熱性試験を行った。得られ
た結果を第1表に示す。
【0041】
【表1】
【0042】実施例10 1,3:2,4−ジベンジリデンソルビトール(以下
「DBS」と略記する。)200gとペンタエリスリト
ール・モノステアレート200gとイソプロパノール1
00gを100℃に加熱しながら1時間攪拌した後、減
圧しながら攪拌を続けて、特定ポリオールで被覆した形
態のDBSを得た。この試料を実施例1と同様の耐熱性
試験を行ったところ、ベンズアルデヒドの発生量は、D
BSに対して1000ppmであり、熱不均化率は0%
であった。
【0043】比較例2 ペンタエリスリトール・モノステアレートを添加しない
以外は、実施例10と同様の操作を行った結果、ベンズ
アルデヒドの発生量は、DBSに対して9000ppm
であり、熱不均化率は30%であった。
【0044】実施例11 DBS類として、1,3:2,4−ジ(3,4−ジメチ
ルベンジリデン)ソルビトール(以下「3,4−DMB
S」と略記する。)を使用した以外は、実施例10と同
様に試料調製、耐熱性試験を行ったところ、3,4−ジ
メチルベンズアルデヒドの発生量は、3,4−DMBS
に対して1000ppmであり、熱不均化率は0%であ
った。
【0045】比較例3 ペンタエリスリトール・モノステアレートを添加しない
以外は、実施例11と同様な操作を行った結果、3,4
−ジメチルベンズアルデヒドの発生量は3,4−DMB
Sに対して7000ppmであり、熱不均化率は30%
であった。
【0046】実施例12 DBS類として、1,3:2,4−ジ(p−エチルベン
ジリデン)ソルビトール(以下「Et−DBS」と略記
する。)を使用した以外は、実施例10と同様に試料調
製、耐熱性試験を行ったところ、p−エチルベンズアル
デヒドの発生量は、Et−DBSに対して1000pp
mであり、熱不均化率は0%であった。
【0047】比較例4 ペンタエリスリトール・モノステアレートを添加しない
以外は、実施例12と同様な操作を行った結果、p−エ
チルベンズアルデヒドの発生量はEt−DBSに対して
8000ppmであり、熱不均化率は30%であった。
【0048】実施例13 DBS類として、ベンズアルデヒドと2,4−ジメチル
ベンズアルデヒドの混合物とソルビトールとの反応生成
物(以下「反応生成物A」と略記する。)を使用した以
外は、実施例10と同様に試料調製、耐熱性試験を行っ
たところ、ベンズアルデヒド類の発生量は、反応生成物
Aに対して1200ppmであり、熱不均化率は0%で
あった。
【0049】比較例5 ペンタエリスリトール・モノステアレートを添加しない
以外は、実施例13と同様な操作を行った結果、2,4
−ジメチルベンズアルデヒドとベンズアルデヒドの合計
の発生量は反応生成物Aに対して8000ppmであ
り、熱不均化率は30%であった。
【0050】実施例14〜23 エチレン含有量3.0重量%のアイソタクチックランダ
ムポリプロピレン樹脂(以下「r−PP」と略記す
る。)100重量部に対して第2表に記載の特定ポリオ
ールを添加して安定化されたMe−DBS 0.4重量
部、テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタ
ン(商品名、イルガノックス1010、チバ・ガイギー
社製)0.05重量部及びステアリン酸カルシウム0.
05重量部を配合し、ヘンシェルミキサーで混合後、2
40℃に設定した25mmφの一軸押出機で溶融混練し
てペレット化した。次に、得られたペレットを樹脂温度
240℃、金型温度40℃の条件下で射出成形し、試験
片を調製した。成形時の臭気の有無を第2表に示す。
【0051】次に、得られた試験片を用いて、以下の方
法により結晶化温度(Tc)、ヘイズ値を測定した。得
られた結果を第2表に示す。
【0052】結晶化温度(Tc)の測定方法 示差走査熱量計(商品名「DSC7」、PERKIN-ELMER社
製)を用いて、JISK 7121に準じて測定した。
Tcが高い程、結晶化速度が速く、成形サイクルの短縮
が可能である。
【0053】ヘイズ値の測定方法 東洋精機製作所製のヘイズメータを用いて、JIS K
6714、JIS K6717に準じて測定した。得ら
れた数値が小さい程、透明性に優れている。
【0054】次に、得られた試験片の臭気評価を以下の
乾式法、湿式法にて評価した。得られた結果を第2表に
示す。
【0055】乾式法による臭気評価 試験片20gを225mlのガラス瓶中に密封、110
℃の恒温槽に2時間放置した後、その臭気の有無を判定
した。
【0056】湿式法による臭気評価 試験片20gと脱イオン水140gを225mlのガラ
ス瓶中に密封し、80℃の恒温槽中に2時間放置し、冷
却後その臭気の有無を判定した。
【0057】比較例6 特定ポリオールを添加しない以外は、実施例14と同様
にして評価を行った。得られた結果を第2表に示す。
【0058】実施例17 DBS類としてDBSを用いた以外は、実施例15と同
様にして評価を行った。得られた結果を第2表に示す。
【0059】比較例7 特定ポリオールを添加しない以外は、実施例17と同様
にして評価を行った。得られた結果を第2表に示す。
【0060】実施例18 DBS類としてEt−DBSを用いた以外は、実施例1
5と同様にして評価を行った。得られた結果を第2表に
示す。
【0061】比較例8 特定ポリオールを添加しない以外は、実施例18と同様
にして評価を行った。得られた結果を第2表に示す。
【0062】実施例19 DBS類として3,4−DMBSを用いた以外は、実施
例15と同様にして評価を行った。得られた結果を第2
表に示す。
【0063】比較例9 特定ポリオールを添加しない以外は、実施例19と同様
にして評価を行った。得られた結果を第2表に示す。
【0064】実施例20 DBS類として反応生成物Aを用いた以外は、実施例1
5と同様にして評価を行った。得られた結果を第2表に
示す。
【0065】比較例10 特定ポリオールを添加しない以外は、実施例20と同様
にして評価を行った。得られた結果を第2表に示す。
【0066】比較例11 特定ポリオール及びDBS類共に配合しない以外は実施
例15と同様にして評価を行った。得られた結果を第2
表に示す。
【0067】実施例21 樹脂としてアイソタクチックホモポリプロピレン樹脂
(MFR=25g/10分、以下「h−PP」と略記す
る。)を用いた以外は実施例15と同様にして評価を行
った。得られた結果を第2表に示す。
【0068】比較例12 特定ポリオールを添加しない以外は、実施例21と同様
にして評価を行った。得られた結果を第2表に示す。
【0069】比較例13 特定ポリオール及びDBS類共に配合しない以外は実施
例21と同様にして評価を行った。得られた結果を第2
表に示す。
【0070】実施例22 直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(密度=0.926g/
cm3、MFR=20g/10分、以下「LLDPE」
と略記する。)100重量部に対して第2表に記載の特
定ポリオールを添加して安定化されたMe−DBS
0.4重量部を配合し、ヘンシェルミキサーで混合後、
200℃に設定した25mmφの一軸押出機で溶融混練し
てペレット化した。次に、得られたペレットを樹脂温度
200℃、金型温度30℃の条件下で射出成形し、試験
片を調製した。成形時の臭気の有無を第2表に示す。
【0071】次に、得られた試験片を用いて、結晶化温
度(Tc)、ヘイズ値を測定し、臭気評価を行った。得
られた結果を第2表に示す。
【0072】比較例14 特定ポリオールを添加しない以外は、実施例22と同様
にして評価を行った。得られた結果を第2表に示す。
【0073】比較例15 特定ポリオール及びDBS類共に配合しない以外は実施
例22と同様にして評価を行った。得られた結果を第2
表に示す。
【0074】実施例23 樹脂として高密度ポリエチレン樹脂(密度=0.967
g/cm3、MFR=6.7g/10分、以下「HDP
E」と略記する。)を用いた以外は実施例15と同様に
して評価を行った。得られた結果を第2表に示す。
【0075】比較例16 特定ポリオールを添加しない以外は、実施例23と同様
にして評価を行った。得られた結果を第2表に示す。
【0076】比較例17 特定ポリオール及びDBS類共に配合しない以外は実施
例23と同様にして評価を行った。得られた結果を第2
表に示す。
【0077】
【表2】
【0078】
【発明の効果】本発明に係る特定ポリオールを添加する
ことにより、DBS類の熱安定性が著しく向上し、加熱
時のアルデヒド類の発生や不均化による純度低下が少な
くなり、核剤等の樹脂添加剤として用いた場合における
熱成形加工時の臭気の発生並びに最終成形品中の臭気が
抑制され、且つ透明性に優れたポリオレフィン系樹脂組
成物が得られる。更に本発明の安定化されたDBS類
は、樹脂混練時のDBS類の昇華等も抑制され、成形時
のロールや金型等の汚れも改善される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 雅史 京都府京都市伏見区葭島矢倉町13番地 新 日本理化株式会社内 (72)発明者 池田 直紀 京都府京都市伏見区葭島矢倉町13番地 新 日本理化株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表されるジベンジリデン
    ソルビトール100重量部に対して、1,2位又は1,
    3位に少なくとも2つのアルコール性水酸基を有するポ
    リオール1〜300重量部を添加してなることを特徴と
    するジベンジリデンソルビトール組成物。 【化1】 [式中、R1、R2は同一又は異なって炭素数1〜8のア
    ルキル基、アルコキシ基、又はハロゲン原子を表す。
    m、nは夫々0〜3の整数を表す。]
  2. 【請求項2】 ポリオールが、ペンタエリスリトール、
    ジペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、そ
    れらのポリオールと炭素数2〜36の脂肪族モノカルボ
    ン酸、炭素数2〜36の脂肪族ジカルボン酸、炭素数6
    〜24の芳香族モノカルボン酸及び炭素数6〜24の芳
    香族ジカルボン酸よりなる群から選ばれる1種若しくは
    2種以上の酸成分とのエステルである請求項1に記載の
    ジベンジリデンソルビトール組成物。
  3. 【請求項3】 ポリオールが、ポリビニルアルコール及
    び/又はエチレン−酢酸ビニル共重合体の鹸化物である
    請求項1に記載のジベンジリデンソルビトール組成物。
  4. 【請求項4】 ポリオレフィン系樹脂並びに請求項1〜
    3のいずれかの請求項に記載のジベンジリデンソルビト
    ール組成物を含有してなることを特徴とするポリオレフ
    ィン系樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 ポリオレフィン系樹脂100重量部に対
    し、請求項1〜3に記載のジベンジリデンソルビトール
    組成物0.05〜6重量部を含有してなることを特徴と
    する請求項4に記載のポリオレフィン系樹脂組成物。
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