JPH0769323A - ユーザマシンに大量のカットアウトを送る装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザマシンにカットアウトの積重ね（スタ
ック）を送る装置を提供すること。 【構成】 カットアウトの少なくとも一つのスタックを
支持するのに適した支持板３８を備えたフォーク３７が
第１のモータ３６の動作によって直線ガイド２８ａに沿
って摺動可能なスライダ３０に接続されている。該ガイ
ド２８ａは第１のモータ３６と協同する第２のモータ２
６の動作によってガイド２８ａを横断する軸２２の回り
に回転して、支持板３８がスタック２の移動面Ｐに平行
にそれ自身を配列するロードステーション１５とユーザ
マシン４のマガジン１２によって形成されるアンロード
ステーション１５ａの間でフォーク３７を移動させる。
停止部材９によって、転送されたスタック２を支持板３
８から外すことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はユーザマシンにカットア
ウトの積重ね（スタック）を送る装置に関する。特に、
本発明は、完全に自動化された態様で、例えば、包装機
械によって構成された、ユーザマシンの入力マガジンに
カットアウトのスタックを転送する装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】ドイツ特許出願第３３０７６７５号は、
Ｌ字状フォークのロード（装顛）ステーションにカット
アウトのスタックを連続的に送るループ型のコンベアを
含む上記形式の転送装置（この場合、上記スタックがコ
ンベア上で進む方向と整列し、包装機械の入力マガジン
に向かって下向きに傾いている固定ガイドに沿って上記
Ｌ字状フォークが摺動可能になっている）を開示してい
る。

【０００３】上記ドイツ特許では、コンベアは、各々が
各スタックを支持するに適した複数の振動支持体または
ポケットを有し、ロードステーションで前記コンベアに
沿ったスタックの進行方向を横切る軸の回りに振動し、
Ｌ字状フォーク上で対応スタックをアンロードするよう
に構成されている。

【０００４】この公知の装置は、いくつかの技術的、機
能的欠点を有している。第一に、上記公知の装置では、
水平面でループ状に延びて、比較的大きな空間を占める
だけでなく、元々高価で、ほとんど信頼性がない多数の
揺動支持体を有している。

【０００５】また、より重要なことは、前記ロードステ
ーションでの各支持体の振動は、それが、前記揺動支持
体からＬ型フォークへ移動するにつれてスタックの制御
されない回転と同調して、結局そのスタックが壊れるこ
とになる、ことである。これは、スタックを、コンベア
に沿ったほぼ水平の前進方向からＬ字状フォークの傾斜
した前進方向へ移す際、そのスタックが、Ｌ字状フォー
クに関して全く制御を行わなくとも移動する間に回転を
行うことに起因する。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
欠点のない上記型式の装置を提供することである。特
に、本発明の目的は、各スタックが、上記回転の間に、
Ｌ字状フォークに関して何らの関連した運動を行わない
上記形式の装置を提供することである。

【０００７】本発明によれば、ユーザマシンにカットア
ウトのスタックを送る装置が提供される。この装置は、
それぞれ、第１、第２の方向に一連のカットアウトのス
タックを進行させる第１、第２のコンベア、相互に離れ
たロードステーション、アンロードステーションであっ
て、第１、第２のコンベアの間に挟まれたロードステー
ション、およびユーザマシンの入力ステーションである
アンロードステーションを備え、第２のコンベアが第２
の方向に延びるガイドと少なくとも一つのスタックを支
持するようになっていて、そのガイドに沿って移動でき
るフォーク状手段を有し、さらに、前記ガイドと結合し
て、第１の位置と第２の位置の間、すなわち第１、第２
の方向が整列している第１の位置と、ロードステーショ
ンとアンロードステーションを結合し、第１の方向とあ
る角度をなす理想軸に沿って第２の方向が位置する第２
の位置の間の横断軸の回りに前記ガイドを回転させる作
動手段を備えていることを特徴としている。

【０００８】

【実施例】本発明の好適実施例を非制限例を示す添付の
図面を参照して以下に詳述する。

【０００９】図１及び図２において、参照番号１は、ほ
ぼ平らなカットアウト３のスタック２を包装機械（一部
だけが示されている）に送る装置を示す。

【００１０】機械４は、２枚の垂直板６およびその垂直
板６の上端を接続するための傾斜板７を含むケースを備
えている。２つのＬ字状ウィング９は傾斜板７の外面８
に固定され（図１〜図６）、上記板傾斜板７に直角に延
び、板６に直交する方向に沿ったお互いに離れた位置に
配列されている。これらのウイングは、お互いに対面
し、板６と平行な板１０、及びお互いに同一面上にあり
対応する板１０からお互いに向かってそれと直角に延び
る板１１を有する角度のあるウイングである（図４）。

【００１１】ウイング９と板７は、装置１の一部であ
り、かつ機械４の入力（図示しない）に送られるべき複
数個のカットアウト３のスタックを収容するのに適した
マガジン１２を構成する。機械４は通常はマガジン１２
に対するベース板となる板７を介して構成される。

【００１２】再び、図１及び図２を参照する。装置１
は、さらに、板７の上端の上に且つそれに隣接して配列
され、スタック２を連続して、かつ板６にほぼ水平で且
つ平行な方向１４でロードステーション１５に進める入
力コンベア１３を備え、またスタック２を方向１６ａに
連続して進め、そのスタック２をロード位置１５から、
マガジン１２によって形成され、そのステーション１５
から下向きの方向に離れているアンロードステーション
１５ａに転送する転送コンベア１６も備えている。

【００１３】コンベア１３は、それぞれのローラ１９、
２０の回りに（その二つのみが図２、図３に図示されて
いる）ループ状に巻かれ、方向１４と平行な転送面Ｐを
形成し、さらに表面８とゼロでない角度Ａ（図５）を形
成する２本の互いに隣接したベルト１７、１８を備えて
いる。ケース５に隣接したローラ１９および２０は、ス
テーション１５に配列され、軸２２に沿う共通の動力化
中空支持シャフト２１に固定されている。シャフト２１
は方向１４と直角にあり、表面８および平面Ｐと平行で
あり、前記ケース５から上方へ垂直に延びる２本のポス
ト２３によって支持されている。

【００１４】転送コンベア１６は軸２２に垂直の２本の
アーム２４によって形成された支持ブラケットを備えて
いる。各アームは対応するポスト２３の外側にあり、共
通の作動シャフト２５上に固定された各端部を有する。
この作動シャフト２５はシャフト２１と同軸で内側にあ
り、ポスト２３の一つによって支持されたモータ２６の
動作によって軸２２の回りに回転できる。アーム２４は
シャフト２５に固定された端部と対向した端部を有し、
軸２２と平行なビーム（梁）２７に固定されている。２
本の互いに平行でかつ離れている円筒ロッド２８の端部
はビーム２７の対向端部に固定されている。これらのロ
ッドは軸２２及びアーム２４に垂直の方向１６ａに前記
ビームから片持ち梁状に延び、ビーム２７と平行な付加
的なビーム２９によって互いに固定された対向端を有し
ている。

【００１５】ロッド２８はモータ２６の動作によって軸
２２の回りに、方向１６ａが方向１４と平行になってい
る図１に示された第１のストローク限定位置と方向１６
ａが板７の表面と平行になっている図６に示された第２
のストローク限定位置との間で振動できる。

【００１６】ロッド２８は二つのスリーブ３１を含むス
ライダ３０用のガイド２８ａを構成する。この場合、各
スリーブはそれが軸方向に摺動可能なように対応のロッ
ド２８と結合し、ビーム２７、２９と平行なビームによ
ってお互いに接続されている。スライダ３０は、スクリ
ュー・ナットトランスミッシション３３（図２）の動作
によって２つの極端ストローク限定位置の間でロッド２
８に沿って移動できる。このトランスミッション機構
は、ビーム３２を介して形成されたナット３４、及び２
本のロッド２８の間に位置しナット３４と噛み合い、ビ
ーム２７によって支持された、それ自身のモータによっ
て作動されるスクリュウ３４を有している（ロッド２８
はスクリュー３４と平行）。

【００１７】ステーション１５でスタック２をピックア
ップし、そのスタック２をマガジン１２に転送するフォ
ーク３７は、スライダ３０に固定されている。フォーク
３７はＬ字状で、お互いに垂直で、且つ固定的に結合さ
れた板３８とポスト３９を有している。軸２２に平行に
測定されたそれらの幅はベルト１７、１８の間の距離、
マガジン１２の板１１の間の距離、及びスタック２の幅
より小さい。板３８はロッド２８に平行であるが、ポス
ト３９は一対のブラケット４０によってビーム３２に固
定されている。

【００１８】ブラケット４０とアーム２４の長さは、次
のような条件を満足するように選択される。すなわち、
ロッド２８がそれらの第１のストローク限定位置に配列
され、フォーク３７がステーション１５の内側に配列さ
れているとき、上記フォーク３７の板３８は平面Ｐと同
一平面にある位置において、ベルト１７と１８の間にあ
り、他方、ロッド２８がそれらの第２のストローク限定
位置に配列され、フォーク３７がマガジン１２に近接し
た位置に配列されているときは、板３８が、ウイング９
の長さより小さい表面８からの距離に存する（図５及び
図６）ようにロッド２８と表面８の間の空間に上記フォ
ーク３７が存在する。

【００１９】以下の状態から出発する、装置１の動作を
説明する。ガイド２８ａは第１の位置に置かれ、スタッ
ク２はステーション１５に置かれ、スライダ３０はビー
ム２７と２９の間に置かれ、プレゼンスセンサ（存在感
知）（公知であり、図示しない）がマガジン１２に近接
した位置に置かれ、上記マガジン１２に置かれたスタッ
ク２ａが終了していることを検知する。

【００２０】この状態から出発して、公知の制御装置
（図示しない）はモータ３６を作動させてスライダ３０
をビーム２７の方へ移動させる。この場合、スライダ３
０は、フォーク３７の板３８がベルト１７、１８の間に
存在し、スタック２の第１のカットアウト３と接触し、
ポスト３９が上記スタック２の側面に接触するまで移動
される。この時点で、制御装置（図示しない）はモータ
３６を停止し、モータ２６を作動させ、図１において軸
２２の回りに反時計回りにアーム２４を回転させる。こ
れをガイド２８ａが第２のストローク限定位置に到達
し、従って板３８が表面８と平行になるまで続ける。そ
の時、上記制御装置（図示しない）はモータ２６を停止
し、モータ３６を作動させる。それによって、トランス
ミッション３３を介してスライダ３０をビーム２９の方
へスライダ３０を徐々に移動させる。この移動の間に、
フォーク３７はマガジン１２を通って前進し、ウイング
９の間を通過する一方、最初に転送させれているスタッ
ク２は板１０の間の空間を占め、板１１によって停止さ
れる。これによって、スタック２がマガジン１２の内部
に保持され、それによって、板３８が取り出せるように
なり、又、結局、スタック２ａの残りのカットアウト３
の上にスタック２が載ることになる（図６）。

【００２１】スタック２を一旦解放しても、マガジン１
２を越えて、フォーク３７が移動し続け、スライダ自身
がビーム２９と近接するストローク限定位置で停止す
る。マガジン１２に配置されたスタック２の高さが限界
値に達すると、上記センサ（図示しない）は制御装置
（図示しない）に信号を送る。制御装置は受信した信号
に応答して、まず、モータ２６を作動させてアーム２４
によってガイド２８ａを第１の動作位置に戻し、次にモ
ータ３６を作動させてフォーク３７をステーション１５
に移動させる。

【００２２】上記したものとは別に次のようにしても、
スタック２はステーション１５からマガジン１２に移動
できる。すなわち、スライダ３０を第１のストローク位
置に保ったままガイド２８に沿って移動することによっ
てスタック２をコンベア１３から取り出し、その後で、
ガイド２８ａが第２の位置に達する前、フォーク３７が
ガイド２８ａに沿ってスタック２ａと衝突する位置に来
る前に、モータ２６を作動させる。もちろん、モータ２
６および３６を同時に作動させて、ガイド２８ａの軸２
２の回りの回転とガイド２８ａに沿った方向１６ａのス
ライダ３０の移動が同時に起こるようにもできる。いず
れにしても、モータ２６、３６の動作順序はどうであ
れ、フォーク３７が何らかの転送動作を行う前に、転送
させたスタック２がそれ自身を板３８上でかつポスト３
９と接触する明確に確定された位置に配列し、フォーク
３７に関して固定されたこの位置を、マガジン１２に向
かうその転送を通じて維持し、それによってスタックの
破壊を生じさせるような制御されない移動を避けること
が重要である。

【００２３】請求の範囲に技術的特徴が参照番号付きで
記載されているけれども、これらの参照番号は、ただ単
に理解を助けるため目的で追加したもので、本発明の各
構成要素の効果を何等限定する趣旨ではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１動作位置における本発明の装置の好適実施
例の側面図。

【図２】図１の装置の部分平面図。

【図３】図１の平面ＩＩＩ−ＩＩＩに沿った断面図。

【図４】図１の矢印ＩＶ−ＩＶに沿った図。

【図５】図１に似た、二つの付加的位置における図１の
装置の図。

【図６】図１に似た、二つの付加的位置における図１の
装置の図。

【符号の説明】

１ 転送装置 ２ スタック ３ カットアウト ４ ユーザマシン ５ ケース ６ 垂直板 ７ ベースプレート ８ 外面 ９ ウイング １０、１１ 板 １２ マガジン １３ 第１のコンベア １４ 第１の方向 １５ ロードステーション １５ａ アンロードステーション １６ 第２のコンベア １６ａ 第２の方向 １７、１８ ベルト １９、２０ ローラ ２２ 横断軸 ２３ ポスト ２４ アーム ２５ シャフト ２６ モータ ２７ ビーム ２８ 円筒ロッド ２８ａ ガイド ３０ スライダ ３３ スクリュー・ナットトランスミッション ３５ スクリュー ３６ モータ ３７ フォーク状手段 ３８ 支持板 ３９ ポスト

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カットアウト（３）のスタック（２）を
   ユーザマシンに送る装置（１）であって、第１の方向
   （１４）及び第２の方向（１６ａ）において、互いに離
   れたロードステーション（１５）とアンロードステーシ
   ョン（１６ａ）に連続したカットアウトのスタックを進
   行させる第１のコンベア（１３）および第２のコンベア
   （１６）を備え、前記ロードステーション（１５）は第
   １のコンベア（１３）と第２のコンベア（１６）の間に
   位置し、前記アンロードステーションは前記ユーザマシ
   ン（４）の入力ステーションであり、前記第２のコンベ
   アは第２の方向（１６ａ）に延びるガイド（２８ａ）お
   よび少なくとも一つのスタックを支持しガイド（２８
   ａ）に沿って移動できるフォーク状手段（３７）を備え
   ており、さらに前記装置は、ガイド（２８ａ）に結合さ
   れ、第１の位置と第２の位置の間の横断軸（２２）の回
   りに前記ガイドを回転させる作動手段を有し、その第１
   の位置では前記第１の方向が整列しており、第２の位置
   では第２の方向（１６ａ）が、ロードステーション（１
   ５）とアンロードステーション（１５ａ）を接続し、前
   記第１の方向（１４）に対して角度Ａを形成する理想線
   に沿って存在する、ことを特徴とする前記装置。
2. 【請求項２】 前記回転軸（２２）は前記ロードステー
   ション（１５）に配列されている請求項１に記載の装
   置。
3. 【請求項３】 前記ガイド（２８ａ）は前記第２の方向
   （１６ａ）を横切り、前記軸（２２）の回りに回転でき
   るようになっている支持ブラケット（２４）を備え、前
   記作動装置（２６）は前記ブラケット（２４）に結合さ
   れていることを特徴とする請求項１または２に記載の装
   置。
4. 【請求項４】 前記フォーク手段（３７）はＬ字状で、
   少なくとも一つの前記スタック（２）を支持する支持板
   （３８）と該スタック（２）用の横型支持ポスト（３
   ９）を有し、前記支持板（３８）は前記方向（１６ａ）
   と平行になっていることを特徴とする先行する請求項の
   一つに記載の装置。
5. 【請求項５】 前記第１のコンベア（１３）は、第１の
   方向（１４）と平行であり、前記軸（２２）を横切り、
   お互いに隣接し、かつ前記軸（２２）と平行な方向にお
   いて測定された前記支持板（３８）の寸法より大きく離
   れた２本ベルトを備えている請求項４に記載の装置。
6. 【請求項６】 前記アンロードステーション（１５ａ）
   は前記カットアウト（３）用のマガジン（１２）によっ
   て形成され、前記マガジン（１２）は、前記第１の方向
   （１４）に対して前記角度（Ａ）をなすベースプレート
   （７）、該ベースプレート（７）に垂直に固定され、そ
   こから前記ガイド（２８ａ）の方へ延びる２つのウイン
   グ（９）を有し、該ウイング（９）前記軸（２２）と平
   行な方向に並んで、且つその方向に測定された前記支持
   板（３８）の長さより大きく、同一方向で測定されたス
   タックの寸法より小さい間隔で並んで配列されているこ
   とを特徴とする請求項４または５に記載の前記装置。
7. 【請求項７】 前記ガイド（２８ａ）がその第２の位置
   にあるとき、前記フォーク手段（３７）はガイド（２８
   ａ）から吊り下げられ、前記ガイド（２８ａ）と前記ベ
   ースプレート（７）との間の空間に位置することを特徴
   とする請求項６に記載の装置。
8. 【請求項８】 前記フォーク状手段（３７）は前記ガイ
   ド（２８ａ）に摺動可能に結合されたスライダ（３０）
   を有し、スクリュー・ナットトランスミッション（３
   ３）が該スライダ（３０）をガイド（２８ａ）に沿って
   移動させるように前記スライダ（３０）とガイド（２８
   ａ）の間に挟まれ、モータ（３６）が該スクリュー・ナ
   ットトランスミッション（３３）のスクリュー（３５）
   に結合されていることを特徴とする先行する請求項のい
   ずれか一つに記載の装置。