JP5944868B2 - 容器の搬送向き変換装置 - Google Patents
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Description
容器にテープ貼りするテープ貼付装置からテープが貼り付けられた容器を搬送する第1コンベヤと、
該第1コンベヤで搬送される容器を検知する検知手段と、
前記第1コンベヤの下流側に配設され、容器を載置して0°から270°の範囲で90°毎の回転角度で選択的に水平に正逆回転するターンテーブルと、
該ターンテーブルの下流側に配設され、容器を処理装置に向けて搬送する第2コンベヤと、
昇降移動可能に配設されると共に待機位置から搬送路内に進入して容器の搬送方向前後に移動可能に配設され、前記検知手段により容器の到来を検知して前記第1コンベヤから前記ターンテーブルに向けて容器を押送する左右一対の押送片を有する第1押送手段と、
昇降移動可能に配設されると共に待機位置から搬送路内に進入して前記押送片で押送される容器の前方に近接した位置に位置付けられて該押送片と共に前進移動する左右一対の支持片を有する支持手段と、
待機位置から搬送路内に進入して容器の搬送方向前後に移動可能に配設され、前記ターンテーブルから前記第2コンベヤに向けて容器を押送する押送体を有する第2押送手段と、
前記一対の押送片と一対の支持片との夫々の左右の相互間隔を調節可能な間隔調節手段と、を備え、
前記押送片と前記押送体とにより容器を押送する際の押送開始位置と押送終了位置とを変更可能に構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、押送片および押送体は、容器の押送開始位置と押送終了位置とを変更可能であるから、内容物が詰め合わされた弁当などの多種多様な性状や重心が中央にない容器であっても、第1コンベヤからターンテーブルに向けて安定して押送し得ると共に、ターンテーブルの適正な位置に容器を載置して水平回転できるので、安定した方向変換をなし得る。そして、下流側の処理装置が求める向きに方向変換した容器をターンテーブルから第2コンベヤに向けて安定的に押送することができる。
また、押送片で第1コンベヤからターンテーブルに向けて容器を押送する際に、容器の前方を支持片で支持可能であるから、容器が搬送される際に容器に生じる慣性を規制して容器が前方に先走りするのを防止することができる。
更に、左右に離間する一対の押送片および支持片の夫々を、容器の外形やサイズに合わせて位置調節可能であるから、外形やサイズが異なる品種の容器に対応した状態で押送してターンテーブルの所望の位置に載置することができる。
請求項2に係る発明によれば、第1コンベヤの搬送下流端での容器の停止位置にバラツキが生じても待機位置から搬送路内に進入する押送片を容器に干渉させることなく、押送片および支持片を容器の搬送方向前後に近付けた状態でターンテーブルに向けて押送することができる。
請求項3に係る発明によれば、押送片および支持片を容器の搬送方向前後に近接した位置に位置付けた状態で容器をターンテーブルに向けて押送することができ、ターンテーブルへの移送時に容器の姿勢変位が生じ難く、またコンベヤとのスリップを回避することができる。
請求項4に係る発明によれば、第1押送手段、第2押送手段および支持手段を搬送方向に往復移動させる機構をシンプルでコンパクトな構成とすることができる。
請求項5に係る発明によれば、押送体でターンテーブルから第2コンベヤに向けて押送する容器の外縁が円弧状その他の不定形状になっていても、容器の外縁が窪み部に嵌り込んで押送されるので、容器の回転や位置ズレなどを防止することができる。
本発明は実施例の構成に限定されるものではなく、例えば、以下のようにも変更実施可能である。また、以下の変更例に限らず、実施例に記載した構成については、本発明の主旨の範囲内において種々の実施形態を採用し得る。
(1)第1コンベヤおよび第2コンベヤは、平ベルト以外のコンベヤであってもよい。
(2)実施例では処理装置としての第1テープ貼付装置と第2テープ貼付装置との間に搬送向き変換装置を配設したが、第2テープ貼付装置に代えて、小袋や割りばしなどの添付品を容器表面に貼り付ける装置、内容物の配置との関係で貼り付け位置が規定されるラベルなどを容器に貼り付ける装置など、下流側については適宜の処理装置を配設することができる。
(3)第1押送手段と支持手段とを一体移動可能な構成を採用することや、あるいは第1押送手段、第2押送手段および支持手段を、モータやシリンダ等の駆動手段により互いに独立して容器の搬送方向に前進・後退し得る適宜動作機構からなる構成を採用し得る。また、移動体を移動する駆動機構は、クランク機構に限定されず、ラックアンドピニオン機構やその他の機構であってもよい。更に、エアシリンダに代えて、モータ等のその他の駆動手段を用いてもよい。
(4)第1押送手段の押送片および支持手段の支持片は、棒状に限らず、板状その他ブロック状の部材として同様の局所的な支持状態になし得る各種構成を採用することができる。また、第2押送手段の押送体においても第1押送手段の押送片と同様の構成を採用し得る。
(5)押送片と支持片との両方が移動して相互間隔を狭めたり広げたりしたが、何れか一方が他方に対して接離するように移動する構成であってもよい。
18 第1押送手段,20 第2押送手段,22 支持手段,24 調節手段,
25 作動手段,28 移動体,40 押送片,50 支持片,60 押送体,
60a 窪み部,66 センサ(検知手段),P 容器
Claims (5)
- 容器(P)にテープ貼りするテープ貼付装置からテープ(T)が貼り付けられた容器(P)を搬送する第1コンベヤ(10)と、
該第1コンベヤ(10)で搬送される容器(P)を検知する検知手段(66)と、
前記第1コンベヤ(10)の下流側に配設され、容器(P)を載置して0°から270°の範囲で90°毎の回転角度で選択的に水平に正逆回転するターンテーブル(12)と、
該ターンテーブル(12)の下流側に配設され、容器(P)を処理装置に向けて搬送する第2コンベヤ(14)と、
昇降移動可能に配設されると共に待機位置から搬送路内に進入して容器(P)の搬送方向前後に移動可能に配設され、前記検知手段(66)により容器(P)の到来を検知して前記第1コンベヤ(10)から前記ターンテーブル(12)に向けて容器(P)を押送する左右一対の押送片(40)を有する第1押送手段(18)と、
昇降移動可能に配設されると共に待機位置から搬送路内に進入して前記押送片(40)で押送される容器(P)の前方に近接した位置に位置付けられて該押送片(40)と共に前進移動する左右一対の支持片(50)を有する支持手段(22)と、
待機位置から搬送路内に進入して容器(P)の搬送方向前後に移動可能に配設され、前記ターンテーブル(12)から前記第2コンベヤ(14)に向けて容器(P)を押送する押送体(60)を有する第2押送手段(20)と、
前記一対の押送片(40)と一対の支持片(50)との夫々の左右の相互間隔を調節可能な間隔調節手段と、を備え、
前記押送片(40)と前記押送体(60)とにより容器(P)を押送する際の押送開始位置と押送終了位置とを変更可能に構成した
ことを特徴とする容器の搬送向き変換装置。 - 前記第1コンベヤ(10)において容器(P)の搬送方向前後に位置付けた前記押送片(40)と前記支持片(50)とを、前記第1押送手段(18)で容器(P)を押送する前に相互間隔を狭めるよう動作させる作動手段(25)を備えたことを特徴とする請求項1記載の容器の搬送向き変換装置。
- 前記押送片(40)と前記支持片(50)との近接移動後における相互間隔を調節可能な調節手段(24)を備えたことを特徴とする請求項2記載の容器の搬送向き変換装置。
- 前記第1押送手段(18)と前記第2押送手段(20)と前記支持手段(22)とは、一体的に前進・後退可能に移動体(28)に配設したことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の容器の搬送向き変換装置。
- 前記第2押送手段(20)は、左右方向の中央部に搬送方向後側に凹む窪み部(60a)を有する押送体(60)から構成したことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の容器の搬送向き変換装置。
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