JP2686416B2 - 棒状体曲げ加工装置 - Google Patents

棒状体曲げ加工装置

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JP2686416B2 JP8708494A JP8708494A JP2686416B2 JP 2686416 B2 JP2686416 B2 JP 2686416B2 JP 8708494 A JP8708494 A JP 8708494A JP 8708494 A JP8708494 A JP 8708494A JP 2686416 B2 JP2686416 B2 JP 2686416B2
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明光 初田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋等の棒状体の曲げ
加工装置に関し、更に詳しくは、支点ローラの周りで曲
げローラを駆動回転操作することにより、両ローラ間に
位置させた前記棒状体を曲げ加工できるようになってい
る棒状体曲げ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の棒状体曲げ加工装置においては、
支点ローラの周りに、駆動回転操作自在な曲げローラを
設け、その曲げローラの駆動回転によって前記棒状体を
曲げ加工品に加工自在な曲げ加工部が構成されていた。
そして、前記曲げ加工部において前記曲げ加工品を装置
外へ直接取り出す構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来装置に
おいては、上述したように、前記曲げ加工部において前
記曲げ加工品を直接装置外へ取り出す構成であったの
で、前記曲げ加工品を後押ししてその曲げ加工品を装置
外へ機械的に送り出し自在な放出部材を、前記曲げ加工
部に仮に設置するとしても、前記両ローラの存在が邪魔
になって、前記放出部材を、前記曲げ加工品の曲げ加工
端部を後押し自在な位置にまで延在させることができな
かった。そこで、従来装置には前記放出部材が設置され
ておらず、通常は、前記曲げ加工品の放出は作業者が手
作業で実行していた。また、従来装置に前記放出部材を
仮に設置したとしても、その放出部材によって前記曲げ
加工品の曲げ加工端部以外の部分しか後押しすることが
できず、それが原因となって、前記曲げ加工品の送り出
し時に、前記曲げ加工品の上部が下部よりも反放出側に
傾斜するように前記曲げ加工品が倒れるようになるた
め、前記曲げ加工品の送り出し時には、前記放出部材の
設置にも拘らず、前記曲げ加工品に作業者が手を添える
等の手作業が必要になっていた。本発明は、このような
実情に着目してなされたものであり、上述した従来装置
における問題、即ち、前記曲げ加工品の放出時に作業者
の手作業が必要になるという作業性の問題を解消し得る
手段を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る棒状体曲げ
加工装置(以下、本発明装置という)は、支点ローラの
周りで駆動回転操作自在な曲げローラの駆動回転によっ
て、両ローラ間の棒状体を曲げ加工自在な曲げ加工部を
設け、その曲げ加工によって得られる曲げ加工品を、前
記曲げ加工の位置とは異なる位置で載置自在な受止め支
持部を設け、前記曲げ加工品を前記曲げ加工部から前記
受止め支持部へ移送する棒状体移動装置を設け、前記曲
げ加工品の曲げ加工端部を立ち姿勢で受止め支持可能な
支持側壁部材を、その壁面と交差する方向へ出退移動操
作自在に前記受止め支持部に設け、その受止め支持部に
載置した前記曲げ加工品を放出すべく、前記支持側壁部
材を出退操作する放出駆動部を設けてある点を第1の特
徴構成として備えている。
【0005】また、第1の特徴構成を備えた上、前記支
持側壁部材の突出操作に伴って、その支持側壁部材の上
部を下部よりも突出側に傾斜する姿勢に揺動させる揺動
機構を設けてある点を第2の特徴構成として備えてい
る。
【0006】更に、第2の特徴構成を備えた上、前記揺
動機構を構成するに、前記支持側壁部材をその出退方向
へ揺動自在に前記放出駆動部に取り付けると共に、前記
支持側壁部材の突出移動に伴って、その下部の設定距離
以上の突出移動を阻止する接当阻止部を設けてある点を
第3の特徴構成として備えている。
【0007】
【作用】第1の特徴構成を備えた本発明装置による場
合、先ず、前記曲げ加工部にて前記曲げ加工品を得た
後、その曲げ加工品を装置外へ放出するが、その曲げ加
工品は、前記棒状体移動装置によって、前記曲げ加工の
位置と異なる位置の前記受止め支持部へ移送され、その
受止め支持部に載置状態に受け止められる。そして、そ
の受止め支持部においては、そこに設けられた前記支持
側壁部材によって、前記曲げ加工品の曲げ加工端部が立
ち姿勢で受け止められた上で、前記放出駆動部による前
記支持側壁部材の突出操作が行われることにより、前記
曲げ加工品がその曲げ加工端部を後押しされつつ放出さ
れるようになる。
【0008】
【発明の効果】従って、前記曲げ加工品の放出時に、前
記曲げ加工品の上部が下部よりも反放出側に傾斜するよ
うに前記曲げ加工品が倒れるという従来の事態が回避さ
れ、その回避によって、前記曲げ加工品の放出時におい
ても、作業者が前記曲げ加工品に手を添える等の手作業
が不必要になり、従来装置における作業性の問題が解消
されるようになる。
【0009】第2の特徴構成を備えた本発明装置による
場合、前記支持側壁部材の突出操作に伴う前記揺動機構
の作用によって、前記支持側壁部材が、その上部を下部
よりも突出側に傾斜する姿勢に揺動されることになるの
で、前記曲げ加工品の放出後に前記支持側壁部材が退去
しても、前記曲げ加工品が前記退去の方向へ倒れた状態
で前記受止め支持部に残存することがない。従って、後
から曲げ加工されて前記受止め支持部へ移送されてくる
曲げ加工品の装置外への放出作業が円滑に行われるよう
になる。
【0010】第3の特徴構成を備えた本発明装置におい
ては、前記支持側壁部材をその出退方向へ揺動自在に前
記放出駆動部に取り付けると共に、前記支持側壁部材の
突出移動に伴って、その下部の設定距離以上の突出移動
を阻止する接当阻止部を設けることにより、前記揺動機
構が構成されているので、前記揺動機構を構成するの
に、前記放出駆動部とは別個の駆動部を設ける必要がな
く、従って、後から曲げ加工されて前記受止め支持部へ
移送されてくる曲げ加工品の装置外への放出作業を円滑
に行うべく、前記揺動機構を設ける場合であっても、そ
の装置構造を簡単にすることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1〜図14には、本発明装置の一実施例
が示されている。図中、Aは、直線状態で、且つ、一定
長さに切断された棒状体(本実施例では鉄筋)であり、
その棒状体Aに対し、図1及び図2に示すように、供給
装置Xと曲げ加工部Fと排出装置Zとに大別される本発
明装置による曲げ加工、即ち、元の直線状態から端部寄
りの複数箇所(本実施例では2箇所)が曲げられる曲げ
加工を施すことにより、曲げ加工品A1(図7、図11
及び図12参照)が得られるようになっている。
【0013】先ず、前記供給装置Xについて説明する
(図3〜図6参照)。前記供給装置Xにおいては、図3
に示すように、前記棒状体Aの多数本を櫛刃状受け棒で
積み上げ状態に担持する第1ラック2と、前記多数本の
棒状体Aの中から取り出される適宜数本の棒状体Aの移
載を受け、それらを櫛刃状受け棒で1段積み状態に担持
する第2ラック3と、前記適宜数本の棒状体Aの中から
取り出される少数本(例えば、4本)の棒状体Aの移載
を受け、それらを前記曲げ装置Yへ送り込むべく櫛刃状
受け棒で整列状態に担持する第3ラック4とが機台1に
設けられている。
【0014】前記第1ラック2から前記第2ラック3へ
前記適宜数本の棒状体Aを移載するのは、図4に示すよ
うに、前記両ラック2,3間に設けられた上下ガイド5
に沿って昇降自在で、且つ、クランク機構6による駆動
力を受けて昇降する昇降部材7の上昇動作によって行わ
れるようになっている。前記第2ラック3へ移載された
前記適宜数本の棒状体Aは、前記第2ラック3上で図5
に示すように両端部8aが横軸周りに回動自在に枢支さ
れて一定の揺動角の範囲内で揺動自在な揺動挟込板8が
前記棒状体Aの衝突を受けて揺動すること、及び、前記
第2ラック3を構成する櫛刃状受け棒の一部3a,3b
(それら櫛刃状受け棒3a,3bは、図3に示されてお
り、手前側端部が枢支され且つ奥側部が揺動できる状態
で機台1に装着されている)が後述する移載リフト9の
突起9a(図3参照)の接当(上昇時の接当)を受けて
揺動することに基づいて前記1段積み状態への整列が行
われるようになっている。尚、前記揺動挟込板8の枢支
部8bは、図5(イ)(斜視図)及び図5(ロ)(正面
図)に示すように、一定のガタツキ動作が許容されるよ
うになっており、そのガタツキ動作も前記整列のために
寄与するようになっている。
【0015】前記第2ラック3から前記第3ラック4へ
前記少数本の棒状体Aを移載するのは、図4に示すよう
に、前記両ラック3,4間での昇降が自在で、且つ、上
下シリンダ10による駆動力を受けて昇降する移載リフ
ト9の昇降動作によって行われるようになっている。
尚、前記移載リフト9には、図3に示すように、前記昇
降時における第2ラック3の櫛刃状受け棒との干渉を回
避するための凹部9b及び前記昇降時における第3ラッ
ク4の櫛刃状受け棒との干渉を回避するための凹部9d
が形成されている。
【0016】前記機台1における前記第3ラック4の設
置位置の近傍(図2参照)には、前記第3ラック4へ移
載された前記少数本の棒状体Aを、前記曲げ加工部Fに
設けた昇降機構11及び曲げローラ12(図7参照)よ
りも上方で、且つ、前記曲げ加工部Fに設けた支点ロー
ラ13(図7参照)よりも下方のスペースへ送り込み自
在な供給部Bとして機能する押出用横送り機構が付設さ
れている。尚、この押出用横送り機構は、前記曲げ加工
品A1を前記曲げ加工部Fからその部分と異なる位置で
載置自在な受止め支持部G(図14参照)へ移送する棒
状体移動装置14としても機能する。
【0017】前記押出用横送り機構(即ち、前記棒状体
移動装置14に兼用される前記供給部B)は、更に詳し
くは、図6に示すように、前記機台1に固定された左右
シリンダ14aと、その左右シリンダ14aの駆動力に
よって左右方向へ移動自在な横長部材14bと、その横
長部材14bの両端部に1個ずつ設けられたスプロケッ
ト14d,14eと、それらスプロケット14d,14
eに掛け回されたチェーン14fと、そのチェーン14
fの一部を前記機台1側に固定する固定部材14gと、
前記チェーン14fの他の部位に前記少数本の棒状体A
を後押しするために装着されている後押し部材14h
(図3参照)とを備えてなる。このような構成の押出用
横送り機構においては、前記左右シリンダ14aの駆動
力によって前記横長部材14bを移動させて前記チェー
ン14fを回動させることにより、前記後押し部材14
hを、前記横長部材14bの移動距離の2倍だけ移動さ
せ、その移動によって、前記少数本の棒状体Aを前記ス
ペースへ送り込み自在に(且つ、後述するように、前記
曲げ加工品A1を前記受止め支持部Gへ移送自在に)後
押しすることができるようになっている。
【0018】次に、前記曲げ加工部Fについて説明する
(図7〜図10参照)。前記曲げ加工部Fにおいては、
図7に示すように、前記少数本の棒状体Aを一括して挟
持自在な挟持部Dと、前記棒状体Aの曲げ中心側に位置
する支点ローラ13と、前記棒状体Aの曲げ遠心側に位
置し、前記棒状体Aを曲げるべく前記支点ローラ13の
周りを回転自在な曲げローラ12と、前記供給部Bによ
る前記棒状体Aの送り込み量を制御する制御部Eとが、
前記棒状体Aの2箇所曲げ(この2箇所曲げは2回に分
けて行われ、以下、1回目に曲げる曲げ加工を第1曲げ
と称し、2回目に曲げる曲げ加工を第2曲げと称する)
が可能なように前記機台1に設けられている。また、前
記機台1における挟持部Dの前記供給部B側の近接箇所
には、正面視形状がT字状である担持部材15が、前記
棒状体Aを下方から担持自在な状態に設けられている。
尚、その担持部材15は、前記棒状体Aの径寸法が段取
替えによって変化する場合に、適宜形状のもの、即ち、
前記T字状の上辺部の上下長さを変化させたものに交換
される。
【0019】前記挟持部Dは、図7に示すように、前記
支点ローラ13の下方に配置され、且つ、前記支点ロー
ラ13に対して接近離間自在な昇降機構11と、前記支
点ローラ13との組合せにて構成されている。また、前
記昇降機構11は、上下シリンダ11aと、その上下シ
リンダ11aの駆動力によって上下方向へ昇降自在な昇
降部材11bとの組合せにて構成されている。そして、
前記押出用横送り機構14によって前記少数本の棒状体
Aが前記第3ラック4上から後押しされて前記スペース
へ送り込まれてくる前の段階では、前記昇降部材11b
は下降して前記支点ローラ13から離間した状態となっ
ているが、前記少数本の棒状体Aが前記スペースへ送り
込まれた後には、前記昇降部材11bが上昇して前記支
点ローラ13に接近するようになり、その接近動作によ
って、前記昇降部材11bと前記支点ローラ13との間
に前記棒状体Aが挟み込まれるようになっている。
【0020】前記少数本の棒状体Aは、前記制御部Eに
よって前記棒状体Aの送り込み量が制御された状態で前
記挟持部Dによる挟持が行われた後、前記曲げローラ1
2が前記支点ローラ13の周りを上向きへ回転する(即
ち、図7中の実線の状態から仮想線の状態へ回転する)
ことにより、前記曲げ加工が有効に行われるようになっ
ている。尚、前記曲げローラ12の上向きへの回転の終
了指令は、前記曲げローラ12及び前記支点ローラ13
の近傍に設けられた被接当棒20a付きのセンサ20で
得るセンシング情報に基づいて実行されるようになって
いる。
【0021】前記制御部Eは、図1に示すように、前記
機台1に対して、前記棒状体Aの供給方向の先端側適宜
位置に左右位置変更自在に取り付けられた二つのストッ
パ16,17(更に詳しくは、前記第1曲げに対応して
前記送り込み量の制御を行う第1ストッパ16、及び、
前記第2曲げに対応して前記送り込み量の制御を行う第
2ストッパ17)にて構成されている。前記第1ストッ
パ16は、図8に示すように、前記棒状体Aの供給ライ
ンの下方にて前記棒状体Aの供給を待機し、前記棒状体
Aの供給後に上向きへ移動して前記棒状体Aに対するス
トッパ機能を果たすものであり、前記第2ストッパ17
は、図9に示すように、前記棒状体Aの供給ラインの上
方にて前記棒状体Aの供給を待機し、前記棒状体Aの供
給後に下向きへ移動して前記棒状体Aに対するストッパ
機能を果たすものである。前記両ストッパ16,17に
よる前記ストッパ機能は、具体的には、それらストッパ
16,17の各要部を構成する被接当片16d,17d
の動きを検知自在なリミットスイッチ16e,16eの
検知信号に基づいて、前記押出用横送り機構14の駆動
を停止することにより実現されるようになっている。ま
た、前記両ストッパ16,17は、いずれも、その左右
位置変更を行うために、前記機台1に設けられた左右レ
ール16a,17aに対してスライド自在に取り付けら
れ、その位置変更後の状態は、ハンドル16b,17b
の締付操作によって固定されるようになっている。
【0022】前記棒状体Aに対し、前記第1ストッパ1
6にて左右位置決めを行って前記第1曲げを施した後に
は、前記第1ストッパ16の被接当片16dを下降させ
た上で、前記棒状体Aを前記押出用横送り機構14の駆
動によって横送りすることにより、前記第2ストッパ1
7による前記棒状体Aの第2曲げのための左右位置決め
を実施するが、その第2曲げのための左右位置決めを実
施した状態では、前記少数本の棒状体Aの一部の姿勢が
前倒れ状態となって、後工程の第2曲げの実行に支障を
来すことが多いので、前記前倒れ状態の姿勢矯正を行う
ための姿勢矯正機構18が、図10に示すように設けら
れている。その姿勢矯正機構18は、具体的には、前記
機台1に設けられた枢支点周りに回転自在な側面視コ字
状の姿勢矯正部材18aと、その姿勢矯正部材18aの
一部にシリンダロッドの先端部が枢支連係されて、その
姿勢矯正部材18aを、前記第2曲げのための左右位置
決めを行った状態で、前記姿勢矯正のために左右軸周り
に回転させる前後シリンダ18bとを備えてなる。
【0023】次に、前記排出装置Zについて説明する
(図11〜図14参照)。前記第1曲げ、第2曲げを終
えた前記棒状体Aは、所望の形状に折り曲げられて曲げ
加工品A1となるが、その曲げ加工品A1は、前記昇降
機構11の昇降部材11bが下降すること(図11
(イ)中の矢印参照)に基づいて、左向きに回動するよ
うに傾斜するようになる(図11(ロ)中の矢印参
照)。尚、この段階では、前記支点ローラ13は図11
(ロ)に示すように機台内へ退避している。そして、上
述したように左向きに傾斜した前記曲げ加工品A1は、
それを図12に示すように受け取りにいく受取用横送り
機構19(その受取用横送り機構19における曲げ加工
品受取部の供給装置X側端部は、前記棒状体Aの曲げ加
工時には、前記排出装置Z側に退避している)によって
受け取られた上で、前記棒状体移動装置14(即ち、前
記供給部Bとしての押出用横送り機構)によって前記排
出装置Zの中枢部まで横送りされた後、その中枢部にお
いて背後から手前へ後押し排出されて、装置外の方向へ
放出されるようになっている。前記受取用横送り機構1
9は、更に詳しくは、前記機台1側に取り付けられた左
右シリンダ19aと、その左右シリンダ19aの駆動に
て左右方向への移動力が付与され、且つ、前記機台1側
に取り付けられた案内部材19bに沿って左右方向へス
ライド移動自在なスライド部材19dとを備えてなる。
尚、この受取用横送り機構19における曲げ加工品受取
部の供給装置X側端部を、前記棒状体Aの曲げ加工時
に、上述したように前記排出装置Z側に退避させておく
のは、それを退避させておかないと、前記曲げ加工時
に、前記供給装置X側端部が前記曲げローラ12の回転
を邪魔するようになるからである。
【0024】前記排出装置Zの中枢部は、図13及び図
14に示すように構成されている。即ち、前記中枢部に
は、前記棒状体移動装置14の作用で前記曲げ加工部F
から移送されてきた前記曲げ加工品A1(図13及び図
14には図示せず)を受止め支持可能な受止め支持部G
(図14参照)が設けられている。そして、その受止め
支持部Gには、前記曲げ加工品A1の曲げ加工端部を立
ち姿勢で受止め支持可能な支持側壁部材21を、その壁
面と交差する方向へ出退移動操作自在に設けてある。そ
して、前記受止め支持部Gに載置した前記曲げ加工品A
1を放出すべく前記支持側壁部材21を出退操作する放
出駆動部22,23を設けてある。前記支持側壁部材2
1は、更に詳しくは、前記受止め支持部Gに載置された
前記曲げ加工品A1を放出必要時に背後から手前へ後押
し放出する横長板状体にて構成されており、その両端上
縁部に設けられた被枢支部21aが、前記機台1の内部
に設けられた左右二つの前後シリンダ22,23(これ
らが、前記放出駆動部22,23を構成する)のシリン
ダロッド先端に両端部が連係されて前進・後退自在な横
長の連結部材24の両端部に枢支連結されている。しか
も、前記支持側壁部材21の両端部背後には、その下側
適宜箇所を前方へ押圧付勢自在なスプリング25,26
が設けられ、且つ、前記支持側壁部材21の両端部背後
の機台1側には、その両端部背後の上側適宜箇所に先端
部が接当自在なストッパ27,28が設けられている。
このような構成の前記支持側壁部材21は、前記スプリ
ング25,26の押圧付勢力によって押圧付勢され、且
つ、前記ストッパ27,28による上端側の接当規制に
よって略垂直姿勢とされた当初の姿勢を維持したまま、
前記放出駆動部22,23(即ち、前記前後シリンダ2
2,23)の前進駆動力により、前記機台1の適宜位置
に設けられた接当阻止部29(図14参照)に下端部が
接当するまで前進動作した後、前記接当阻止部29との
接当に基づいて上部が下部よりも突出側に傾斜する姿勢
へ傾斜する状態に姿勢変更するようになり、もって、前
記支持側壁部材21の突出操作に伴って、その支持側壁
部材21の上部を下部よりも突出側に傾斜する姿勢に揺
動させる揺動機構Hが構成されている。そして、前記放
出駆動部22,23による前進動作、及び、前記接当阻
止部29との接当を利用した姿勢変更に基づいて、前記
曲げ加工品A1の手前への後押し排出が確実に行われる
ようになっている。
【0025】次に、別実施例について説明する。上述の
実施例は、棒状体Aに対して第1曲げ及び第2曲げを実
行して、所望形状の曲げ加工品を得るものであったが、
前記棒状体Aに対して上述の第1曲げ及び第2曲げを実
行した上で、更に別の箇所の曲げを実行して、所望形状
の曲げ加工品を得る場合においても、本発明装置を用い
て、上述の第1曲げ又は第2曲げを実行するときの一連
の操作を適宜繰り返すことにより、前記棒状体に対する
3番目以降の曲げを施して、前記所望形状の曲げ加工品
を得ることができる。
【0026】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の全体構成を示す斜視図
【図2】その平面図
【図3】本発明装置の一部である供給装置を示す平面図
【図4】その側面図
【図5】前記供給装置の一部である挟込板を示す説明図
【図6】前記供給装置の要部である供給部を示す正面図
【図7】本発明装置の一部である曲げ装置を示す正面図
【図8】前記曲げ装置の一部である第1ストッパを示す
正面図
【図9】前記曲げ装置の一部である第2ストッパを示す
正面図
【図10】前記曲げ装置の一部である姿勢矯正機構を示
す側面図
【図11】前記曲げ装置から加工品を受取用横送り機構
へ移載する状況を示す説明図
【図12】前記受取用横送り機構を示す正面図
【図13】本発明装置の要部である排出装置を示す平面
【図14】その側面図
【符号の説明】
12 曲げローラ 13 支点ローラ 14 棒状体移動装置 21 支持側壁部材 22,23 放出駆動部 29 接当阻止部 A 棒状体 A1 曲げ加工品 F 曲げ加工部 G 受止め支持部 H 揺動機構

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支点ローラ(13)の周りで駆動回転操
    作自在な曲げローラ(12)の駆動回転によって、両ロ
    ーラ(13),(12)間の棒状体(A)を曲げ加工自在
    な曲げ加工部(F)を設け、その曲げ加工によって得ら
    れる曲げ加工品(A1)を、前記曲げ加工の位置とは異
    なる位置で載置自在な受止め支持部(G)を設け、前記
    曲げ加工品(A1)を前記曲げ加工部(F)から前記受
    止め支持部(G)へ移送する棒状体移動装置(14)を
    設け、前記曲げ加工品(A1)の曲げ加工端部を立ち姿
    勢で受止め支持可能な支持側壁部材(21)を、その壁
    面と交差する方向へ出退移動操作自在に前記受止め支持
    部(G)に設け、その受止め支持部(G)に載置した前
    記曲げ加工品(A1)を放出すべく前記支持側壁部材
    (21)を出退操作する放出駆動部(22),(23)を
    設けてある棒状体曲げ加工装置。
  2. 【請求項2】 前記支持側壁部材(21)の突出操作に
    伴って、その支持側壁部材(21)の上部を下部よりも
    突出側に傾斜する姿勢に揺動させる揺動機構(H)を設
    けてある請求項1記載の棒状体曲げ加工装置。
  3. 【請求項3】 前記揺動機構(H)を構成するに、前記
    支持側壁部材(21)をその出退方向へ揺動自在に前記
    放出駆動部(22),(23)に取り付けると共に、前記
    支持側壁部材(21)の突出移動に伴って、その下部の
    設定距離以上の突出移動を阻止する接当阻止部(29)
    を設けてある請求項2記載の棒状体曲げ加工装置。
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