JPH0768808A - 溶融型熱転写印刷装置 - Google Patents

溶融型熱転写印刷装置

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JPH0768808A
JPH0768808A JP17601594A JP17601594A JPH0768808A JP H0768808 A JPH0768808 A JP H0768808A JP 17601594 A JP17601594 A JP 17601594A JP 17601594 A JP17601594 A JP 17601594A JP H0768808 A JPH0768808 A JP H0768808A
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JP
Japan
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ink
recording medium
surface porous
ink ribbon
gloss
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JP17601594A
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English (en)
Inventor
Hidefumi Tanaka
英史 田中
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面多孔性記録媒体を用いて高画質な多階調
画像印刷ができ、光沢を任意に施すことができる溶融型
熱転写印刷装置を提供する。 【構成】 インクリボン11と表面多孔性層12aを有
する表面多孔性記録媒体12とをサーマルヘッド3とプ
ラテンローラ4との間に送り込み、サーマルヘッド3の
発熱抵抗体に電流を流してインク11aを表面多孔性層
12aに浸透転写する。そして、インクリボン11に設
けられた表面平滑部11cをサーマルヘッド3とプラテ
ンローラ4との間に送り込み、サーマルヘッド3をプラ
テンローラ4に押圧加熱することにより、インク転写面
を平滑にして光沢を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱溶融性のインクと表
面多孔性記録媒体を用いた溶融型熱転写印刷装置に係
り、特に、光沢を任意に施すことができる多階調画像印
刷が可能な溶融型熱転写印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】溶融型熱転写印刷装置は、図12に示す
ように、ポリエステルフィルム(薄膜フィルム)1bに
熱溶融性のインク1aが塗布されたインクリボン1と記
録紙(記録媒体)2とを、インクリボン1のインク1a
が記録紙2に当接するように重ね合わせ、そして、これ
らをサーマルヘッド3とプラテンローラ4との間に送り
込み、サーマルヘッド3をインクリボン1のポリエステ
ルフィルム1b側からプラテンローラ4に圧着し、この
状態でサーマルヘッド3の発熱抵抗体に電流を流すこと
によりインクリボン1のインク1aを溶融させて記録紙
2に転写するものである。
【0003】この種の熱転写印刷装置においては、イン
クリボン1のインク1aを溶融させて記録紙2に直接イ
ンク1aを転写するものであるので、記録紙2としては
表面平滑性のよいものを用いる。また、インク塗布量分
一度に転写されるため、2値記録が主体となり、印刷後
の状態は光沢のついた状態となる。
【0004】ところで、熱溶融性のインクを用いてより
高画質な多階調記録を行いたいという要望があるが、従
来の溶融型熱転写印刷装置にあっては、上記のように2
値記録を行うか、あるいは解像度を犠牲にした階調記録
がなされるのみであり、昇華型熱転写印刷装置あるいは
銀塩写真に匹敵する高画質な多階調記録を行うことはで
きなかった。これに対し、本出願人では、表面に多数の
細孔を設けた表面多孔性記録媒体を用いることにより、
極めて高画質な多階調記録を行うことができることを見
いだし、特願平5−118959号により出願してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
願に記載されている溶融型熱転写印刷装置においては、
高画質な多階調記録を行うことができるものの、インク
は表面多孔性記録媒体の表面に設けられた細孔に浸透す
るため、その印刷画像は光沢のないものであった。従っ
て、例えば画像部分に銀塩写真と同じような光沢をつけ
たいという要望があったとしても光沢をつけることがで
きず、また、画像部分には光沢をつけ文字部分には光沢
をつけないということもできず、光沢の有無を選択する
ことができないという問題点があった。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、表面多孔性記録媒体を用いて高画質な多階
調画像印刷ができ、光沢を任意に施すことができる溶融
型熱転写印刷装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、(1)薄膜フィルム上に
熱溶融性のインクが塗布されたインクリボンと、表面に
多数の細孔が形成された表面多孔性層を有する表面多孔
性記録媒体と、前記表面多孔性記録媒体の前記表面多孔
性層とは反対側に配置されたプラテンローラと、前記イ
ンクリボンの前記薄膜フィルム側に配置され、前記イン
クリボンと前記表面多孔性記録媒体とを介して前記プラ
テンローラに押圧することにより前記インクリボンの前
記インクと前記表面多孔性記録媒体の前記表面多孔性層
とを密着させるサーマルヘッドとを備え、前記表面多孔
性記録媒体に前記インクリボンのインクを転写印刷する
溶融型熱転写印刷装置において、前記インクリボンのイ
ンクによって転写印刷された前記表面多孔性記録媒体の
インク転写面を押圧加熱して平滑にすることにより光沢
を施す手段を設けたことを特徴とする溶融型熱転写印刷
装置を提供し、(2)薄膜フィルム上に熱溶融性のイン
クが塗布されたインクリボンと、表面に多数の細孔が形
成された表面多孔性層を有する表面多孔性記録媒体と、
前記表面多孔性記録媒体の前記表面多孔性層とは反対側
に配置されたプラテンローラと、前記インクリボンの前
記薄膜フィルム側に配置され、前記インクリボンと前記
表面多孔性記録媒体とを介して前記プラテンローラに押
圧することにより前記インクリボンの前記インクと前記
表面多孔性記録媒体の前記表面多孔性層とを密着させる
サーマルヘッドとを備え、前記表面多孔性記録媒体に前
記インクリボンのインクを転写印刷する溶融型熱転写印
刷装置において、前記インクリボンのインクによって転
写印刷された前記表面多孔性記録媒体のインク転写面に
透明溶融性バインダを転写することにより光沢を施す手
段を設けたことを特徴とする溶融型熱転写印刷装置を提
供するものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の溶融型熱転写印刷装置につい
て、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の溶融
型熱転写印刷装置の第1実施例の動作説明図、図2は本
発明の溶融型熱転写印刷装置の第1実施例で用いるイン
クリボンを示す図、図3は本発明の溶融型熱転写印刷装
置の第1実施例による作用を説明するための図、図4は
本発明の溶融型熱転写印刷装置の第1実施例の他の構成
を示す図、図5は本発明の溶融型熱転写印刷装置の第2
実施例の動作説明図、図6は本発明の溶融型熱転写印刷
装置の第2実施例で用いるインクリボンを示す図、図7
は本発明の溶融型熱転写印刷装置の第2実施例による作
用を説明するための図、図8は本発明の溶融型熱転写印
刷装置の第2実施例の他の構成を示す図、図9は光沢の
度合いを可変とする本発明の溶融型熱転写印刷装置の第
3実施例を説明するための特性図、図10は光沢信号を
生成するための構成を示すブロック図、図11は光沢の
度合いを可変とする本発明の溶融型熱転写印刷装置の第
3実施例の構成を示すブロック図である。なお、図1及
び図5において、図12と同一部分には同一符号が付し
てある。
【0009】まず、図1〜図4を用いて本発明の溶融型
熱転写印刷装置の第1実施例について説明する。図1
(A)に示すように、ポリエステルフィルム(薄膜フィ
ルム)11bに熱溶融性のインク11aが塗布されたイ
ンクリボン11と表面に多数の細孔が形成された表面多
孔性層12aを有する表面多孔性記録媒体12とを、イ
ンクリボン11のインク11aが表面多孔性記録媒体1
2に当接するように重ね合わせ、そして、これらをサー
マルヘッド3とプラテンローラ4との間に送り込み、サ
ーマルヘッド3をインクリボン11のポリエステルフィ
ルム11b側からプラテンローラ4に圧着し、この状態
でサーマルヘッド3の発熱抵抗体に電流を流すことによ
りインクリボン11のインク11aを溶融させて液体状
態とし、表面多孔性記録媒体12の表面多孔性層12a
に浸透転写する。この時、サーマルヘッド3の発熱抵抗
体に流す電流量を制御することにより、表面多孔性層1
2aへのインク11aの浸透量が制御され、光沢のない
多階調記録が行われる。
【0010】ここで、本発明の第1実施例で用いるイン
クリボン11は、一例として次のように構成される。即
ち、図2に示すように、ポリエステルフィルム(薄膜フ
ィルム)11bにY(イエロ),M(マゼンタ),C
(シアン),K(ブラック)のインク11aを順次に塗
布する共に、Kインクと次の組のYインクとの間に表面
が平滑な表面平滑部11cを設けている。この表面平滑
部11cは、図2(B)より分かるように、ポリエステ
ルフィルム11bに何も塗布しない部分(実線で示す)
を設けて形成するか、あるいは、インク11aとの高さ
を同一にするために、インク溶融温度では熱溶融しない
材料を平滑に塗布する(破線で示す)ことにより形成す
る。
【0011】再び図1に戻り、上記の如く光沢のない多
階調画像が印刷された表面多孔性記録媒体12に光沢を
つけたい場合には、図1(B)に示すように、表面多孔
性記録媒体12を巻き戻し、インクリボン11の表面平
滑部11cが表面多孔性記録媒体12の画像転写面に当
接するよう重ね合わせる。そして、これらをサーマルヘ
ッド3とプラテンローラ4との間に送り込み、サーマル
ヘッド3をインクリボン11のポリエステルフィルム1
1b側からプラテンローラ4に圧着し、この状態でサー
マルヘッド3の発熱抵抗体に電流を流すことにより、光
沢のない状態に印刷された表面多孔性記録媒体12をイ
ンクリボン11の表面平滑部11cにより加熱押圧す
る。これにより、そのインク転写面は、図3(A)に示
すような状態であったものが、図3(B)に示すように
表面が平滑な状態とされ、光沢が施されることとなる。
【0012】この時、加熱温度はインク11aの溶融温
度より高く、表面多孔性記録媒体12の熱変形を生じる
温度より低い温度に設定することにより、良好な光沢状
態の印刷画像を得ることができる。また、サーマルヘッ
ド3及びインクリボン11の表面平滑部11cによる加
熱を光沢の必要な部分のみに限定すれば、例えば光沢の
必要な画像部分には光沢をつけ、光沢の必要のない文字
部分には光沢をつけない等、同一の記録媒体上で任意に
光沢の有無を選択できる。さらに、インク11aの溶融
温度は常温より高く設定され、およそ55℃以上100
℃以下であり、このため、表面多孔性記録媒体12の変
形温度は100℃以上のものを選択する。
【0013】以上、説明した第1実施例の他の構成とし
て、例えば次のように構成してもよい。インクリボン1
1に表面平滑部11cを設けるのではなく、図4(A)
に示すように表面が平滑な加熱ローラ13を設け、光沢
のない状態に印刷された表面多孔性記録媒体12をプラ
テンローラ4と加熱ローラ13とによって加熱押圧した
り、図4(B)に示すように、インクリボン11とは別
の表面平滑フィルム14と加熱ローラ13を設け、光沢
のない状態に印刷された表面多孔性記録媒体12と表面
平滑フィルム14とをプラテンローラ4と加熱ローラ1
3とによって加熱押圧してもよい。
【0014】次に、図5〜図8を用いて本発明の溶融型
熱転写印刷装置の第2実施例について説明する。図5
(A)に示すように、ポリエステルフィルム(薄膜フィ
ルム)21bに熱溶融性のインク21aが塗布されたイ
ンクリボン21と表面に多数の細孔が形成された表面多
孔性層12aを有する表面多孔性記録媒体12とを、イ
ンクリボン21のインク21aが表面多孔性記録媒体1
2に当接するように重ね合わせ、そして、これらをサー
マルヘッド3とプラテンローラ4との間に送り込み、サ
ーマルヘッド3をインクリボン21のポリエステルフィ
ルム21b側からプラテンローラ4に圧着し、この状態
でサーマルヘッド3の発熱抵抗体に電流を流すことによ
りインクリボン21のインク21aを溶融させて液体状
態とし、表面多孔性記録媒体12の表面多孔性層12a
に浸透転写する。この時、サーマルヘッド3の発熱抵抗
体に流す電流量を制御することにより、表面多孔性層1
2aへのインク21aの浸透量が制御され、光沢のない
多階調記録が行われる。
【0015】ここで、本発明の第2実施例で用いるイン
クリボン21は、一例として次のように構成される。即
ち、図6に示すように、ポリエステルフィルム(薄膜フ
ィルム)21bにY(イエロ),M(マゼンタ),C
(シアン),K(ブラック)のインク21aを順次に塗
布する共に、Kインクと次の組のYインクとの間に透明
溶融性バインダ21cを平滑に塗布している。
【0016】再び図5に戻り、上記の如く光沢のない多
階調画像が印刷された表面多孔性記録媒体12に光沢を
つけたい場合には、図5(B)に示すように、表面多孔
性記録媒体12を巻き戻し、インクリボン21の透明溶
融性バインダ21cが表面多孔性記録媒体12の画像転
写面に当接するよう重ね合わせる。そして、これらをサ
ーマルヘッド3とプラテンローラ4との間に送り込み、
サーマルヘッド3をインクリボン21のポリエステルフ
ィルム21b側からプラテンローラ4に圧着し、この状
態でサーマルヘッド3の発熱抵抗体に電流を流すことに
より、光沢のない状態に印刷された表面多孔性記録媒体
12に表面が平滑な透明溶融性バインダ21cを加熱転
写する。これにより、そのインク転写面は、図7(A)
に示すような状態であったものが、図7(B)に示すよ
うに表面が平滑な状態とされると共に、透明溶融性バイ
ンダ21cによって光沢が施されることとなる。
【0017】この時、インクリボン21の透明溶融性バ
インダ21cによる加熱転写を光沢の必要な部分のみに
限定すれば、例えば光沢の必要な画像部分には光沢をつ
け、光沢の必要のない文字部分には光沢をつけない等、
同一の記録媒体上で任意に光沢の有無を選択できる。
【0018】以上、説明した第2実施例の他の構成とし
て、例えば次のように構成してもよい。インクリボン2
1に透明溶融性バインダ21cを設けるのではなく、ポ
リエステルフィルム15bに透明溶融性バインダ15c
のみを塗布したリボン15を別に設けてもよく、また、
サーマルヘッド3の代わりに表面が平滑な加熱ローラ1
3によって加熱するようにしてもよく、さらに、これら
を合わせて図8に示すように、ポリエステルフィルム1
5bに透明溶融性バインダ15cのみを塗布したリボン
15と表面が平滑な加熱ローラ13とを設け、光沢のな
い状態に印刷された表面多孔性記録媒体12とリボン1
5とをプラテンローラ4と加熱ローラ13とによって加
熱押圧して透明溶融性バインダ15cを転写してもよ
い。
【0019】以上説明した本発明の第1実施例と第2実
施例とを比較すると、第2実施例のものは、第1実施例
よりも光沢をつけることができるという利点がある一
方、第2実施例のものは、光沢を施した(透明溶融性バ
インダ21c(15c)を転写した)印刷画像の上から
は手書きによる字が書けないが、第1実施例のものは、
光沢を施した印刷画像の上から手書きによる字が書ける
という利点がある。従って、第1実施例と第2実施例と
の双方、即ち、光沢のない状態に印刷された表面多孔性
記録媒体12の表面を平滑にする手段と、光沢のない状
態に印刷された表面多孔性記録媒体12に透明溶融性バ
インダ21c(15c)を転写する手段との双方を備え
ていれば、好みによりいずれか一方を選択でき極めて都
合がよい。
【0020】さらに、図9〜図11を用いて本発明の溶
融型熱転写印刷装置の第3実施例について説明する。第
3実施例は光沢の度合いを可変にしようとするものであ
る。図9に示すように、表面多孔性記録媒体12に印刷
される多階調画像の濃度は例えば256階調の画像信号
の階調数に応じて増大するような特性となる。前述のよ
うに、光沢のない状態に印刷された表面多孔性記録媒体
12をインク11aの溶融温度より高い加熱温度で再加
熱することにより光沢が施される。濃度特性を決定する
画像信号に対し、光沢の度合い、即ち、光沢特性を決定
する信号を光沢信号とする。光沢信号のレベルを画像信
号の256階調に合わせて256階調と表現すると、図
9に示すように、光沢の度合いは画像信号の最高濃度を
得る加熱エネルギより大きな加熱エネルギにより、光沢
信号のの階調数に応じて増大するような特性となる。従
って、この光沢特性を用いることにより、光沢の度合い
を可変とすることができる。
【0021】ここで、図10を用いて光沢信号を生成す
るための構成について説明する。図10において、テレ
ビカメラ,スキャナ等の被写体撮像部31によって被写
体を撮像し、R,G,Bの画像信号を得る。この画像信
号を画像情報記憶部32に記憶する。画像情報記憶部3
2より出力された画像信号を画像表示部33に表示し、
視覚にて光沢部分を抽出し、光沢信号処理部34により
光沢信号Reを生成する。画像情報記憶部32より出力
された画像信号は色変換処理部35にも入力され、印刷
用のY,M,C,Kの画像信号とする。光沢信号Re及
び画像信号Y,M,C,Kは印刷信号変換部36に入力
され、これらを混合して出力する。印刷信号制御部37
は印刷信号変換部36,印刷信号記録部38に各種のタ
イミング信号である制御信号を供給する。そして、印刷
信号記録部38は印刷信号Y,M,C,K,Reを記憶
する。なお、これらの作業は、被写体撮像部31を除
き、コンピュータグラフィック機能を有するパーソナル
コンピュータによって容易に行うことが可能である。
【0022】このような印刷信号Y,M,C,K,Re
が入力される印刷装置の構成及び動作について図11を
用いて説明する。図11において、画像情報記憶部41
には画像信号と光沢信号とを混合した印刷信号Y,M,
C,K,Reが入力される。制御信号部42には印刷信
号制御部37より出力される制御信号が入力される。画
像情報記憶部41は制御信号部42より出力される画像
情報制御信号により印刷信号Y,M,C,K,Reを記
憶する。制御信号部42に熱転写印刷部45からの印刷
制御信号が入力されると、画像情報記憶部41より記憶
された印刷信号Y,M,C,K,Reが読み出され、色
信号・光沢信号選択部43を介して色信号と光沢信号が
選択的に熱転写印刷部45に入力される。
【0023】色信号・光沢信号選択部43及び濃度情報
・光沢情報記憶部44には制御信号部42より選択信号
が入力される。濃度情報・光沢情報記憶部44は熱転写
印刷部45に濃度情報と光沢情報を選択的に入力する。
熱転写印刷部45には制御信号部42より出力される印
刷信号制御信号も入力される。ここで、熱転写印刷部4
5とはサーマルヘッド3,プラテンローラ4等を含んで
構成される図1に示すような印刷部分である。
【0024】このような構成において、まず、色信号・
光沢信号選択部43より色信号を出力すると共に濃度情
報・光沢情報記憶部44より濃度情報を出力し、前述の
ように熱転写印刷部45においてY,M,C,Kの画像
信号を印刷する。その後、色信号・光沢信号選択部43
より光沢信号を出力すると共に濃度情報・光沢情報記憶
部44より光沢情報を出力し、前述のように熱転写印刷
部45において必要な部分に光沢の度合いを表す光沢信
号Reに応じた必要な度合いの光沢を施す。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の溶
融型熱転写印刷装置は、第1実施例によれば、インクリ
ボンのインクによって転写印刷された表面多孔性記録媒
体のインク転写面を押圧加熱して平滑にすることにより
光沢を施す手段を設け、また、第2実施例によれば、イ
ンクリボンのインクによって転写印刷された表面多孔性
記録媒体のインク転写面に透明溶融性バインダを転写す
ることにより光沢を施す手段を設けたので、同一の記録
媒体上で任意に光沢の有無を選択でき、従来、光沢がな
かった表面多孔性記録媒体の転写画像に光沢を任意に施
すことができる。さらに、第1実施例によれば、光沢を
施した後にも手書きによる字を書くことができ、第2実
施例によれば、第1実施例よりもより光沢を施すことが
できるという特長を有する。さらに、光沢の度合いを可
変とする手段を設ければ、被写体画像に応じた任意の光
沢を施すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の動作説明図である。
【図2】第1実施例で用いるインクリボンを示す図であ
る。
【図3】第1実施例による効果を説明するための図であ
る。
【図4】第1実施例の他の構成を示す図である。
【図5】第2実施例の動作説明図である。
【図6】第2実施例で用いるインクリボンを示す図であ
る。
【図7】第2実施例による効果を説明するための図であ
る。
【図8】第2実施例の他の構成を示す図である。
【図9】光沢の度合いを可変とする第3実施例を説明す
るための特性図である。
【図10】光沢信号を生成するための構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】光沢の度合いを可変とする第3実施例の構成
を示すブロック図である。
【図12】従来例を示す図である。
【符号の説明】
3 サーマルヘッド 4 プラテンローラ 11,21 インクリボン 11a,21a インク 11b,21b ポリエステルフィルム(薄膜フィル
ム) 11c 表面平滑部 21c 透明溶融性バインダ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 31/04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄膜フィルム上に熱溶融性のインクが塗布
    されたインクリボンと、 表面に多数の細孔が形成された表面多孔性層を有する表
    面多孔性記録媒体と、 前記表面多孔性記録媒体の前記表面多孔性層とは反対側
    に配置されたプラテンローラと、 前記インクリボンの前記薄膜フィルム側に配置され、前
    記インクリボンと前記表面多孔性記録媒体とを介して前
    記プラテンローラに押圧することにより前記インクリボ
    ンの前記インクと前記表面多孔性記録媒体の前記表面多
    孔性層とを密着させるサーマルヘッドとを備え、 前記表面多孔性記録媒体に前記インクリボンのインクを
    転写印刷する溶融型熱転写印刷装置において、 前記インクリボンのインクによって転写印刷された前記
    表面多孔性記録媒体のインク転写面を押圧加熱して平滑
    にすることにより光沢を施す手段を設けたことを特徴と
    する溶融型熱転写印刷装置。
  2. 【請求項2】前記インクリボンのインク塗布部以外の箇
    所に表面平滑部を設け、 前記サーマルヘッドを前記表面多孔性記録媒体のインク
    転写面と前記表面平滑部とを介して前記プラテンローラ
    に押圧加熱することにより、前記インク転写面を平滑に
    して光沢を施すことを特徴とする請求項1記載の溶融型
    熱転写印刷装置。
  3. 【請求項3】前記表面多孔性記録媒体に前記インクリボ
    ンのインクを転写印刷する際の加熱量より大きな加熱量
    で前記表面多孔性記録媒体のインク転写面を押圧加熱す
    ると共に、その加熱量を可変することにより光沢の度合
    いを可変する手段を設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは2のいずれかに記載の溶融型熱転写印刷装置。
  4. 【請求項4】薄膜フィルム上に熱溶融性のインクが塗布
    されたインクリボンと、 表面に多数の細孔が形成された表面多孔性層を有する表
    面多孔性記録媒体と、 前記表面多孔性記録媒体の前記表面多孔性層とは反対側
    に配置されたプラテンローラと、 前記インクリボンの前記薄膜フィルム側に配置され、前
    記インクリボンと前記表面多孔性記録媒体とを介して前
    記プラテンローラに押圧することにより前記インクリボ
    ンの前記インクと前記表面多孔性記録媒体の前記表面多
    孔性層とを密着させるサーマルヘッドとを備え、 前記表面多孔性記録媒体に前記インクリボンのインクを
    転写印刷する溶融型熱転写印刷装置において、 前記インクリボンのインクによって転写印刷された前記
    表面多孔性記録媒体のインク転写面に透明溶融性バイン
    ダを転写することにより光沢を施す手段を設けたことを
    特徴とする溶融型熱転写印刷装置。
  5. 【請求項5】前記透明溶融性バインダは、前記インクリ
    ボンの前記インク塗布部以外の箇所に平滑に塗布され、 前記サーマルヘッドを前記表面多孔性記録媒体のインク
    転写面と前記透明溶融性バインダとを介して前記プラテ
    ンローラに押圧加熱することにより、前記インク転写面
    に前記透明溶融性バインダを転写して光沢を施すことを
    特徴とする請求項3記載の溶融型熱転写印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004042481A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Make Softwear:Kk プリンタ装置および写真プリント作成装置ならびに印刷方法および写真プリント作成方法
JP2012047897A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Canon Inc 画像形成装置
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