JPH0839841A - 光沢信号生成方法及び光沢画像印刷方法 - Google Patents
光沢信号生成方法及び光沢画像印刷方法Info
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- JPH0839841A JPH0839841A JP6198997A JP19899794A JPH0839841A JP H0839841 A JPH0839841 A JP H0839841A JP 6198997 A JP6198997 A JP 6198997A JP 19899794 A JP19899794 A JP 19899794A JP H0839841 A JPH0839841 A JP H0839841A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱転写印刷装置により光沢を自由に表現する
ことができる光沢信号生成方法を提供する。 【構成】 被写体20には照明装置10a,10bによ
って光が照射される。照明装置10a,10bの一方に
よって被写体20を照明し、テレビカメラ等の被写体撮
像部31によって被写体20を撮像する。被写体撮像部
31から見て反射光の量が多い照明装置10bによって
照明して撮像した場合に得られる信号より、反射光の量
が少ない照明装置10aによって照明して撮像した場合
に得られる信号を減算することにより、光沢の度合いを
表す光沢信号が抽出される。
ことができる光沢信号生成方法を提供する。 【構成】 被写体20には照明装置10a,10bによ
って光が照射される。照明装置10a,10bの一方に
よって被写体20を照明し、テレビカメラ等の被写体撮
像部31によって被写体20を撮像する。被写体撮像部
31から見て反射光の量が多い照明装置10bによって
照明して撮像した場合に得られる信号より、反射光の量
が少ない照明装置10aによって照明して撮像した場合
に得られる信号を減算することにより、光沢の度合いを
表す光沢信号が抽出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写印刷装置により
光沢を自由に表現するための光沢信号生成方法及び光沢
画像印刷方法に関する。
光沢を自由に表現するための光沢信号生成方法及び光沢
画像印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写印刷装置は、図8に示すように、
ポリエステルフィルム(薄膜フィルム)1bに熱溶融性
もしくは熱昇華性のインク1aが塗布されたインクリボ
ン1と記録紙(記録媒体)2とを、インクリボン1のイ
ンク1aが記録紙2に当接するように重ね合わせ、そし
て、これらをサーマルヘッド3とプラテンローラ4との
間に送り込み、サーマルヘッド3をインクリボン1のポ
リエステルフィルム1b側からプラテンローラ4に圧着
し、この状態でサーマルヘッド3の発熱抵抗体に電流を
流すことによりインクリボン1のインク1aを1画素毎
に加熱量に応じて溶融もしくは昇華させて記録紙2に転
写するものである。
ポリエステルフィルム(薄膜フィルム)1bに熱溶融性
もしくは熱昇華性のインク1aが塗布されたインクリボ
ン1と記録紙(記録媒体)2とを、インクリボン1のイ
ンク1aが記録紙2に当接するように重ね合わせ、そし
て、これらをサーマルヘッド3とプラテンローラ4との
間に送り込み、サーマルヘッド3をインクリボン1のポ
リエステルフィルム1b側からプラテンローラ4に圧着
し、この状態でサーマルヘッド3の発熱抵抗体に電流を
流すことによりインクリボン1のインク1aを1画素毎
に加熱量に応じて溶融もしくは昇華させて記録紙2に転
写するものである。
【0003】なお、熱溶融性のインク1aを用いた溶融
型の熱転写印刷装置においては、光沢のない記録紙2に
光沢のない印刷を行う。熱昇華性のインク1aを用いた
昇華型の熱転写印刷装置においては、表面が平滑で光沢
のある記録紙2(受容紙)に光沢のある印刷を行う。即
ち、光沢のある記録紙2には光沢のある印刷画像を、光
沢のない記録紙2には光沢のない印刷画像を印刷してい
た。従って、いずれの場合にも光沢は印刷する画像に準
じてはおらず、実際の画像と印刷画像とは光沢感が著し
く異なる。
型の熱転写印刷装置においては、光沢のない記録紙2に
光沢のない印刷を行う。熱昇華性のインク1aを用いた
昇華型の熱転写印刷装置においては、表面が平滑で光沢
のある記録紙2(受容紙)に光沢のある印刷を行う。即
ち、光沢のある記録紙2には光沢のある印刷画像を、光
沢のない記録紙2には光沢のない印刷画像を印刷してい
た。従って、いずれの場合にも光沢は印刷する画像に準
じてはおらず、実際の画像と印刷画像とは光沢感が著し
く異なる。
【0004】ところで、印刷に用いられる画像には、ガ
ラス,プラスチックのように表面が平滑で光沢のあるも
のや、毛糸,木綿の織物のように表面が凹凸で光沢のな
いもの等種々のものがある。従って、これらを実際の画
像に準ずるように印刷画像として表現するには、画像の
濃淡,カラーの他に印刷表面の光沢性の表現が必要であ
る。
ラス,プラスチックのように表面が平滑で光沢のあるも
のや、毛糸,木綿の織物のように表面が凹凸で光沢のな
いもの等種々のものがある。従って、これらを実際の画
像に準ずるように印刷画像として表現するには、画像の
濃淡,カラーの他に印刷表面の光沢性の表現が必要であ
る。
【0005】そこで、印刷画像に光沢を施す手段が種々
提案されている。例えば、特開平3−190778号に
は、印刷画像を再加熱することにより光沢を施す技術が
開示されており、特開平5−208505号には、印刷
画像の上に透明のバインダを転写することにより光沢を
施す技術が開示されている。
提案されている。例えば、特開平3−190778号に
は、印刷画像を再加熱することにより光沢を施す技術が
開示されており、特開平5−208505号には、印刷
画像の上に透明のバインダを転写することにより光沢を
施す技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の技術では、印刷する画像の光沢性に準じて光沢を
自由に表現することができず、その解決策が望まれてい
た。本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであ
り、熱転写印刷装置により光沢を自由に表現することが
できる光沢信号生成方法及び光沢画像印刷方法を提供す
ることを目的とする。
従来の技術では、印刷する画像の光沢性に準じて光沢を
自由に表現することができず、その解決策が望まれてい
た。本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであ
り、熱転写印刷装置により光沢を自由に表現することが
できる光沢信号生成方法及び光沢画像印刷方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、(1)被写体を照明装置
によって照明し、画像入力手段に対して前記被写体から
の反射光が大,小の2つの状態となるように前記画像入
力手段によって前記被写体を撮像し、前記画像入力手段
によって得られた反射光が大の状態の信号より反射光が
小の状態の信号を減算してその差成分を前記被写体の光
沢の度合いを表す光沢信号とすることを特徴とする光沢
信号生成方法を提供し、(2)被写体を照明装置によっ
て照明し、画像入力手段に対して前記被写体からの反射
光が大,小の2つの状態となるように前記画像入力手段
によって前記被写体を撮像し、前記画像入力手段によっ
て得られた反射光が大の状態の信号より反射光が小の状
態の信号を減算して前記被写体の光沢の度合いを表す光
沢信号を生成し、前記被写体を前記画像入力手段によっ
て撮像して画像信号を生成し、まず、前記画像信号を印
刷用の画像信号に変換して記録媒体に前記被写体の画像
を印刷し、その後、前記記録媒体の印刷画像を前記光沢
信号に応じて再加熱することにより前記印刷画像に光沢
を施すことを特徴とする光沢画像印刷方法を提供するも
のである。
の技術の課題を解決するため、(1)被写体を照明装置
によって照明し、画像入力手段に対して前記被写体から
の反射光が大,小の2つの状態となるように前記画像入
力手段によって前記被写体を撮像し、前記画像入力手段
によって得られた反射光が大の状態の信号より反射光が
小の状態の信号を減算してその差成分を前記被写体の光
沢の度合いを表す光沢信号とすることを特徴とする光沢
信号生成方法を提供し、(2)被写体を照明装置によっ
て照明し、画像入力手段に対して前記被写体からの反射
光が大,小の2つの状態となるように前記画像入力手段
によって前記被写体を撮像し、前記画像入力手段によっ
て得られた反射光が大の状態の信号より反射光が小の状
態の信号を減算して前記被写体の光沢の度合いを表す光
沢信号を生成し、前記被写体を前記画像入力手段によっ
て撮像して画像信号を生成し、まず、前記画像信号を印
刷用の画像信号に変換して記録媒体に前記被写体の画像
を印刷し、その後、前記記録媒体の印刷画像を前記光沢
信号に応じて再加熱することにより前記印刷画像に光沢
を施すことを特徴とする光沢画像印刷方法を提供するも
のである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の光沢信号生成方法及び光沢画
像印刷方法について、添付図面を参照して説明する。図
1及び図2は本発明の光沢信号生成方法の原理を説明す
るための図、図3は本発明の光沢信号生成方法を説明す
るための図、図4〜図6は本発明の光沢画像印刷方法を
実現するためのブロック構成図、図7は本発明の光沢画
像印刷方法を説明するための特性図である。
像印刷方法について、添付図面を参照して説明する。図
1及び図2は本発明の光沢信号生成方法の原理を説明す
るための図、図3は本発明の光沢信号生成方法を説明す
るための図、図4〜図6は本発明の光沢画像印刷方法を
実現するためのブロック構成図、図7は本発明の光沢画
像印刷方法を説明するための特性図である。
【0009】まず、本発明の光沢信号生成方法の原理に
ついて図1〜図3に沿って説明する。図1において、被
写体20には第1の位置にある照明装置10aと第2の
位置にある照明装置10bとによって光が照射されるよ
うになされている。照明装置10a,10bの一方によ
って被写体20を照明し、画像入力手段であるテレビカ
メラ等の被写体撮像部31によって被写体20を撮像す
る。なお、照明装置10a,10bの位置は、被写体撮
像部31から見て反射光が多い位置(ここでは第2の位
置)と反射光が少ない位置(ここでは第1の位置)に設
定する。この例のように、2つの照明装置10a,10
bを設けることができない場合、あるいは1つの照明装
置の位置をずらすことができない場合には、被写体撮像
部31の前に偏光フィルタ11を設ける。そして、この
偏光フィルタ11の偏光角度を切り換えることにより、
被写体撮像部31に入力する反射光の量を大,小に切り
換える。
ついて図1〜図3に沿って説明する。図1において、被
写体20には第1の位置にある照明装置10aと第2の
位置にある照明装置10bとによって光が照射されるよ
うになされている。照明装置10a,10bの一方によ
って被写体20を照明し、画像入力手段であるテレビカ
メラ等の被写体撮像部31によって被写体20を撮像す
る。なお、照明装置10a,10bの位置は、被写体撮
像部31から見て反射光が多い位置(ここでは第2の位
置)と反射光が少ない位置(ここでは第1の位置)に設
定する。この例のように、2つの照明装置10a,10
bを設けることができない場合、あるいは1つの照明装
置の位置をずらすことができない場合には、被写体撮像
部31の前に偏光フィルタ11を設ける。そして、この
偏光フィルタ11の偏光角度を切り換えることにより、
被写体撮像部31に入力する反射光の量を大,小に切り
換える。
【0010】被写体20として光沢のないものを20a
とし、光沢のあるものを20bとする。光沢のない被写
体20aを照明装置10a,10bによって照明した際
には、図2(A)に示すように、照射された光は拡散反
射されるので、第1の位置である照明装置10aでも第
2の位置である照明装置10bでも被写体撮像部31に
入力する反射光の量はほぼ同一となる。一方、光沢のあ
る被写体20bを照明装置10a,10bによって照明
した際には、図2(B)に示すように、照射された光は
鏡面反射されるので、第1の位置である照明装置10a
と第2の位置である照明装置10bとで被写体撮像部3
1に入力する反射光の量は大きく異なる。図2(C)は
光沢のある被写体20bを1つの照明装置によって照明
し、偏光フィルタ11の偏光角度を切り換えた場合を示
している。このように、被写体20を照明装置10a,
10bによって照明するか、あるいは1つの照明装置に
よって照明して偏光フィルタ11の偏光角度を切り換え
た際に、反射光量の差が大きければ光沢があり、差が小
さければ光沢がないと言うことができる。
とし、光沢のあるものを20bとする。光沢のない被写
体20aを照明装置10a,10bによって照明した際
には、図2(A)に示すように、照射された光は拡散反
射されるので、第1の位置である照明装置10aでも第
2の位置である照明装置10bでも被写体撮像部31に
入力する反射光の量はほぼ同一となる。一方、光沢のあ
る被写体20bを照明装置10a,10bによって照明
した際には、図2(B)に示すように、照射された光は
鏡面反射されるので、第1の位置である照明装置10a
と第2の位置である照明装置10bとで被写体撮像部3
1に入力する反射光の量は大きく異なる。図2(C)は
光沢のある被写体20bを1つの照明装置によって照明
し、偏光フィルタ11の偏光角度を切り換えた場合を示
している。このように、被写体20を照明装置10a,
10bによって照明するか、あるいは1つの照明装置に
よって照明して偏光フィルタ11の偏光角度を切り換え
た際に、反射光量の差が大きければ光沢があり、差が小
さければ光沢がないと言うことができる。
【0011】図3(A)には光沢のない被写体20aと
光沢のある被写体20bの例を示している。図3(B)
はそれぞれ前述のように反射光の量が多くなるようにし
て被写体撮像部31で撮像した場合に得られる信号を示
し、図3(C)は反射光の量が少なくなるようにして被
写体撮像部31で撮像した場合に得られる信号を示して
いる。図3(B)の信号より図3(C)の信号を減算す
ることにより、図3(D)に示すように光沢信号が抽出
される。光沢のない被写体20aに対しては光沢信号が
ほとんど得られないのに対し、光沢のある被写体20b
に対しては大きな光沢信号が得られることが分かる。以
上のような本発明の光沢信号生成方法によって得られた
光沢信号を熱転写印刷装置に加え、特開平3−1907
78号で示されるように、印刷画像を表面が平滑なフィ
ルムを介してサーマルヘッド3で再加熱することにより
光沢の度合い(即ち、光沢信号の大きさ)に応じた光沢
を自由に施すことが可能となる。
光沢のある被写体20bの例を示している。図3(B)
はそれぞれ前述のように反射光の量が多くなるようにし
て被写体撮像部31で撮像した場合に得られる信号を示
し、図3(C)は反射光の量が少なくなるようにして被
写体撮像部31で撮像した場合に得られる信号を示して
いる。図3(B)の信号より図3(C)の信号を減算す
ることにより、図3(D)に示すように光沢信号が抽出
される。光沢のない被写体20aに対しては光沢信号が
ほとんど得られないのに対し、光沢のある被写体20b
に対しては大きな光沢信号が得られることが分かる。以
上のような本発明の光沢信号生成方法によって得られた
光沢信号を熱転写印刷装置に加え、特開平3−1907
78号で示されるように、印刷画像を表面が平滑なフィ
ルムを介してサーマルヘッド3で再加熱することにより
光沢の度合い(即ち、光沢信号の大きさ)に応じた光沢
を自由に施すことが可能となる。
【0012】次に、本発明の光沢画像印刷方法について
図4〜図7に沿って説明する。図4において、前述のよ
うに被写体撮像部31に入力する反射光の量が大,小の
2つの画像情報A,Bとなるように、テレビカメラ等の
被写体撮像部31によって被写体20を撮像し、R,
G,Bの画像信号を得る。この画像信号を画像情報記憶
部32に記憶する。画像情報記憶部32より出力された
画像信号を画像表示部33に表示すると共に、光沢信号
処理部34により光沢信号Reを生成する。光沢信号処
理部34は、図5に示すように、スイッチ341,画像
情報Aを記憶する画像情報記憶部342,画像情報Bを
記憶する画像情報記憶部343,画像情報Aより画像情
報Bを減じて光沢信号Reを得る減算部344より構成
される。なお、画像情報A,BにおけるR,G,Bの画
像信号の内の最大値の差分をとって光沢信号Reとして
もよい。
図4〜図7に沿って説明する。図4において、前述のよ
うに被写体撮像部31に入力する反射光の量が大,小の
2つの画像情報A,Bとなるように、テレビカメラ等の
被写体撮像部31によって被写体20を撮像し、R,
G,Bの画像信号を得る。この画像信号を画像情報記憶
部32に記憶する。画像情報記憶部32より出力された
画像信号を画像表示部33に表示すると共に、光沢信号
処理部34により光沢信号Reを生成する。光沢信号処
理部34は、図5に示すように、スイッチ341,画像
情報Aを記憶する画像情報記憶部342,画像情報Bを
記憶する画像情報記憶部343,画像情報Aより画像情
報Bを減じて光沢信号Reを得る減算部344より構成
される。なお、画像情報A,BにおけるR,G,Bの画
像信号の内の最大値の差分をとって光沢信号Reとして
もよい。
【0013】画像情報記憶部32より出力された画像信
号は色変換処理部35にも入力され、印刷用のY,M,
C,Kの画像信号とする。なお、この場合、画像情報
A,Bの内、被写体撮像部31から見て反射光が少なく
なるようにして撮像した画像情報Bを色変換処理部35
に入力すればよい。また、印刷のための画像信号Y,
M,C,Kを得るために、新たに被写体撮像部31によ
って被写体20を撮像してR,G,Bの画像信号を得て
もよい。光沢信号Re及び画像信号Y,M,C,Kは印
刷信号変換部36に入力され、これらを混合して出力す
る。印刷信号制御部37は印刷信号変換部36,印刷信
号記憶部38に各種のタイミング信号である制御信号を
供給する。そして、印刷信号記憶部38は印刷信号Y,
M,C,K,Reを記憶する。なお、これらの作業は、
被写体撮像部31を除き、コンピュータグラフィック機
能を有するパーソナルコンピュータによって容易に行う
ことが可能である。
号は色変換処理部35にも入力され、印刷用のY,M,
C,Kの画像信号とする。なお、この場合、画像情報
A,Bの内、被写体撮像部31から見て反射光が少なく
なるようにして撮像した画像情報Bを色変換処理部35
に入力すればよい。また、印刷のための画像信号Y,
M,C,Kを得るために、新たに被写体撮像部31によ
って被写体20を撮像してR,G,Bの画像信号を得て
もよい。光沢信号Re及び画像信号Y,M,C,Kは印
刷信号変換部36に入力され、これらを混合して出力す
る。印刷信号制御部37は印刷信号変換部36,印刷信
号記憶部38に各種のタイミング信号である制御信号を
供給する。そして、印刷信号記憶部38は印刷信号Y,
M,C,K,Reを記憶する。なお、これらの作業は、
被写体撮像部31を除き、コンピュータグラフィック機
能を有するパーソナルコンピュータによって容易に行う
ことが可能である。
【0014】このような印刷信号Y,M,C,K,Re
が入力される印刷装置の構成及び動作について図6を用
いて説明する。図6において、画像情報記憶部41には
画像信号と光沢信号とを混合した印刷信号Y,M,C,
K,Reが入力される。制御信号部42には印刷信号制
御部37より出力される制御信号が入力される。画像情
報記憶部41は制御信号部42より出力される画像情報
制御信号により印刷信号Y,M,C,K,Reを記憶す
る。制御信号部42に熱転写印刷部45からの印刷制御
信号が入力されると、画像情報記憶部41より記憶され
た印刷信号Y,M,C,K,Reが読み出され、色信号
・光沢信号選択部43を介して色信号と光沢信号が選択
的に熱転写印刷部45に入力される。
が入力される印刷装置の構成及び動作について図6を用
いて説明する。図6において、画像情報記憶部41には
画像信号と光沢信号とを混合した印刷信号Y,M,C,
K,Reが入力される。制御信号部42には印刷信号制
御部37より出力される制御信号が入力される。画像情
報記憶部41は制御信号部42より出力される画像情報
制御信号により印刷信号Y,M,C,K,Reを記憶す
る。制御信号部42に熱転写印刷部45からの印刷制御
信号が入力されると、画像情報記憶部41より記憶され
た印刷信号Y,M,C,K,Reが読み出され、色信号
・光沢信号選択部43を介して色信号と光沢信号が選択
的に熱転写印刷部45に入力される。
【0015】色信号・光沢信号選択部43及び濃度情報
・光沢情報記憶部44には制御信号部42より選択信号
が入力される。濃度情報・光沢情報記憶部44は熱転写
印刷部45に濃度情報と光沢情報を選択的に入力する。
熱転写印刷部45には制御信号部42より出力される印
刷信号制御信号も入力される。ここで、熱転写印刷部4
5とはサーマルヘッド3,プラテンローラ4等を含んで
構成される図8に示すような印刷部分である。
・光沢情報記憶部44には制御信号部42より選択信号
が入力される。濃度情報・光沢情報記憶部44は熱転写
印刷部45に濃度情報と光沢情報を選択的に入力する。
熱転写印刷部45には制御信号部42より出力される印
刷信号制御信号も入力される。ここで、熱転写印刷部4
5とはサーマルヘッド3,プラテンローラ4等を含んで
構成される図8に示すような印刷部分である。
【0016】このような構成において、まず、色信号・
光沢信号選択部43より色信号を出力すると共に濃度情
報・光沢情報記憶部44より濃度情報を出力し、前述の
ように熱転写印刷部45においてY,M,C,Kの画像
信号を印刷する。その後、色信号・光沢信号選択部43
より光沢信号を出力すると共に濃度情報・光沢情報記憶
部44より光沢情報を出力し、前述のように熱転写印刷
部45において表面が平滑なフィルムを介して印刷画像
をサーマルヘッド3で再加熱することにより、光沢信号
Reの大きさに応じた光沢を自由に施すことが可能とな
る。なお、インクリボン1のポリエステルフィルム1b
にインク1aを何も塗布しない部分を設け、この部分を
介して印刷画像を再加熱すればよい。
光沢信号選択部43より色信号を出力すると共に濃度情
報・光沢情報記憶部44より濃度情報を出力し、前述の
ように熱転写印刷部45においてY,M,C,Kの画像
信号を印刷する。その後、色信号・光沢信号選択部43
より光沢信号を出力すると共に濃度情報・光沢情報記憶
部44より光沢情報を出力し、前述のように熱転写印刷
部45において表面が平滑なフィルムを介して印刷画像
をサーマルヘッド3で再加熱することにより、光沢信号
Reの大きさに応じた光沢を自由に施すことが可能とな
る。なお、インクリボン1のポリエステルフィルム1b
にインク1aを何も塗布しない部分を設け、この部分を
介して印刷画像を再加熱すればよい。
【0017】なお、インクリボン1として熱溶融性のイ
ンク1aを用いた溶融型の熱転写印刷装置と、インクリ
ボン1として熱昇華性のインク1aを用いた昇華型の熱
転写印刷装置とでは、光沢を施す際の加熱方法が異な
る。図7(A)は溶融型の熱転写印刷装置における濃度
特性,光沢特性を示しており、図7(B)は昇華型の熱
転写印刷装置における濃度特性,光沢特性を示してい
る。
ンク1aを用いた溶融型の熱転写印刷装置と、インクリ
ボン1として熱昇華性のインク1aを用いた昇華型の熱
転写印刷装置とでは、光沢を施す際の加熱方法が異な
る。図7(A)は溶融型の熱転写印刷装置における濃度
特性,光沢特性を示しており、図7(B)は昇華型の熱
転写印刷装置における濃度特性,光沢特性を示してい
る。
【0018】溶融型の熱転写印刷装置においては、図7
(A)に示すように、記録紙2に印刷される多階調画像
の濃度は例えば256階調の画像信号の階調数に応じて
増大するような特性となる。光沢の度合いは画像信号の
最高濃度を得る加熱エネルギより大きな加熱エネルギに
より、光沢信号の階調数に応じて増大するような特性と
なる。従って、光沢信号Reのレベルを画像信号の25
6階調に合わせて256階調と表現すると、光沢のない
状態に印刷された記録紙2をインク1aの溶融温度より
高い加熱温度で光沢信号Reの大きさに応じて再加熱す
ることにより光沢が施される。一方、昇華型の熱転写印
刷装置においては、図7(B)に示すように、記録紙2
に印刷される多階調画像の濃度は例えば256階調の画
像信号の階調数に応じて増大するような特性となる。し
かし、光沢の度合いは加熱量の増大に伴って減少するよ
うな特性となる。従って、例えば破線で示す加熱エネル
ギ以上の加熱量の範囲内の加熱エネルギを用い、光沢信
号Reが表す光沢の度合いとなるように再加熱すること
により光沢が施される。
(A)に示すように、記録紙2に印刷される多階調画像
の濃度は例えば256階調の画像信号の階調数に応じて
増大するような特性となる。光沢の度合いは画像信号の
最高濃度を得る加熱エネルギより大きな加熱エネルギに
より、光沢信号の階調数に応じて増大するような特性と
なる。従って、光沢信号Reのレベルを画像信号の25
6階調に合わせて256階調と表現すると、光沢のない
状態に印刷された記録紙2をインク1aの溶融温度より
高い加熱温度で光沢信号Reの大きさに応じて再加熱す
ることにより光沢が施される。一方、昇華型の熱転写印
刷装置においては、図7(B)に示すように、記録紙2
に印刷される多階調画像の濃度は例えば256階調の画
像信号の階調数に応じて増大するような特性となる。し
かし、光沢の度合いは加熱量の増大に伴って減少するよ
うな特性となる。従って、例えば破線で示す加熱エネル
ギ以上の加熱量の範囲内の加熱エネルギを用い、光沢信
号Reが表す光沢の度合いとなるように再加熱すること
により光沢が施される。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の光
沢信号生成方法及び光沢画像印刷方法によれば、印刷す
る画像の光沢性に準じて光沢を自由に表現することがで
きるので、印刷画像を実際の画像に準じた光沢感とする
ことができるという特長を有する。
沢信号生成方法及び光沢画像印刷方法によれば、印刷す
る画像の光沢性に準じて光沢を自由に表現することがで
きるので、印刷画像を実際の画像に準じた光沢感とする
ことができるという特長を有する。
【図1】本発明の光沢信号生成方法の原理を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図2】本発明の光沢信号生成方法の原理を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図3】本発明の光沢信号生成方法を説明するための図
である。
である。
【図4】本発明の光沢画像印刷方法を実現するためのブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
【図5】本発明の光沢画像印刷方法を実現するためのブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
【図6】本発明の光沢画像印刷方法を実現するためのブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
【図7】本発明の光沢画像印刷方法を説明するための特
性図である。
性図である。
【図8】熱転写印刷装置の構成を示す図である。
1 インクリボン 2 記録紙(記録媒体) 3 サーマルヘッド 4 プラテンローラ 10a,10b 照明装置 11 偏光フィルタ 20,20a,20b 被写体 31 被写体撮像部(画像入力手段) 32 画像情報記憶部 33 画像表示部 34 光沢信号処理部 35 色変換処理部 36 印刷信号変換部 37 印刷信号制御部 38 印刷信号記憶部 41 画像情報記憶部 42 制御信号部 43 色信号・光沢信号選択部 44 濃度情報・光沢情報記憶部 45 熱転写印刷部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 3/08 A 7267−2H B41M 5/26 101 H
Claims (2)
- 【請求項1】被写体を照明装置によって照明し、画像入
力手段に対して前記被写体からの反射光が大,小の2つ
の状態となるように前記画像入力手段によって前記被写
体を撮像し、 前記画像入力手段によって得られた反射光が大の状態の
信号より反射光が小の状態の信号を減算してその差成分
を前記被写体の光沢の度合いを表す光沢信号とすること
を特徴とする光沢信号生成方法。 - 【請求項2】被写体を照明装置によって照明し、画像入
力手段に対して前記被写体からの反射光が大,小の2つ
の状態となるように前記画像入力手段によって前記被写
体を撮像し、前記画像入力手段によって得られた反射光
が大の状態の信号より反射光が小の状態の信号を減算し
て前記被写体の光沢の度合いを表す光沢信号を生成し、 前記被写体を前記画像入力手段によって撮像して画像信
号を生成し、 まず、前記画像信号を印刷用の画像信号に変換して記録
媒体に前記被写体の画像を印刷し、 その後、前記記録媒体の印刷画像を前記光沢信号に応じ
て再加熱することにより前記印刷画像に光沢を施すこと
を特徴とする光沢画像印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6198997A JPH0839841A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 光沢信号生成方法及び光沢画像印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6198997A JPH0839841A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 光沢信号生成方法及び光沢画像印刷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0839841A true JPH0839841A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16400388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6198997A Pending JPH0839841A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 光沢信号生成方法及び光沢画像印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0839841A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6733105B2 (en) | 2001-11-08 | 2004-05-11 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Image recording method and ink jet printer |
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US7381443B2 (en) | 2002-12-03 | 2008-06-03 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method for forming print with surface textures corresponding to printed image |
US7633645B2 (en) | 2003-07-29 | 2009-12-15 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Hard copy producing method, hard copy producing device, and hard copy |
WO2017199522A1 (ja) * | 2016-05-18 | 2017-11-23 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、画像形成装置、およびそれらの制御方法、プログラム |
US10837903B2 (en) | 2016-05-18 | 2020-11-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, method of deriving reflection characteristics, program, and reflection characteristic profile |
JP2021146579A (ja) * | 2020-03-18 | 2021-09-27 | 大日本印刷株式会社 | 画像プリントシステム及び印画物の製造方法 |
-
1994
- 1994-08-01 JP JP6198997A patent/JPH0839841A/ja active Pending
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US10837903B2 (en) | 2016-05-18 | 2020-11-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, method of deriving reflection characteristics, program, and reflection characteristic profile |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050420 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050531 |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051115 |