JPH0768227A - エアシャワー装置 - Google Patents
エアシャワー装置Info
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- JPH0768227A JPH0768227A JP21778093A JP21778093A JPH0768227A JP H0768227 A JPH0768227 A JP H0768227A JP 21778093 A JP21778093 A JP 21778093A JP 21778093 A JP21778093 A JP 21778093A JP H0768227 A JPH0768227 A JP H0768227A
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Abstract
に搬入する時には荷物表面に付着した粉塵等の粒子を高
効率で除去することのできるエアシャワー装置を提供す
ることである。 【構成】 内部が荷物の搬入路2となる門型フレーム1
の一対の垂直部分に吹出ボックス3を、水平部分に吹出
室5を設ける。吹出ボックス内部に空気の清浄化手段を
設ける。吹出室と吹出ボックスの清浄化空気室11を接
続手段により連結する。搬入路側に面した壁面に清浄化
空気の吹出口を設ける。吹出ボックス底面にキャスター
を設けて進退自在とし、クリーンルームに搬入する荷物
の大きさに対応して吹出ボックスを移動させる。搬入路
の幅が変化するため、荷物表面に付着した粉塵等粒子を
高速清浄化空気により除去できる。
Description
化を維持するための荷物用のエアシャワー装置に関す
る。
業では、室内の空気が清浄化されたクリーンルームにお
いて作業が行われている。特に近年は、フィルター等の
清浄化装置の高性能化に伴い、クリーンルームの清浄度
が大幅に向上されている。
浄度を保つために、室内の維持・管理が重要となってい
る。この維持・管理が十分に行われなければ、クリーン
ルームの機能がまったく果たされないものとなる。維持
・管理のひとつとして、外部(屋外等の一般環境区域)
から搬入される荷物に付着した粉塵の除去がある。すな
わち、荷物には、それまでの搬送過程で多くの粉塵等の
粒子が表面に付着しているため、このままの状態でクリ
ーンルームに搬入してしまうと、その粒子によりクリー
ンルームを汚染することになり、清浄度が著しく悪化す
る。
を防止するため、従来は搬入前に、手拭作業により荷物
表面の粉塵等の粒子を除去していた。しかし、この方法
は効率が悪く、荷物の形状によっては清掃が不可能な部
分が発生することになる。
の除塵対策として広く使用されているエアシャワー装置
を大型化させて設備対応することも考えられる。このよ
うなエアシャワー装置は、図4及び図5に示すように構
成されている。すなわち、下方に開口するコ字形の本体
31が設けられ、本体の一対の垂直部分と水平部分とに
囲まれた内部は、クリーンルームへの荷物の搬入路32
として構成されている。このような本体31の内部側壁
面には、搬入路方向に清浄高速空気を噴出する吹出口3
3が複数個設けられている。
ンルームに搬入する荷物34は搬入路32を通過させ
る。この時、吹出口33から清浄化空気を高速噴出させ
ると、荷物表面に付着した粉塵等の粒子を除去すること
ができ、クリーンルーム内の清浄度を保つことができ
る。
エアシャワー装置による荷物の除塵方法は、次のような
問題がある。すなわちクリーンルームに搬入する荷物と
して、各種の装置や設備があるが、これらは、近年大型
化が進んでいる。このため、荷物用エアシャワー装置
は、入室者用エアシャワー装置を大型化する必要があ
る。
の荷物の搬入路も広く大きくなる。ここで、クリーンル
ームに搬入する荷物は、一定の大きさでは無い。このた
め、小型荷物を搬入する場合、前記一般にエアシャワー
装置の吹出口から小型荷物までの間の距離が大きくな
る。エアシャワー装置の清浄化空気の吹出風速は一定し
ているため、距離が大きくなれば、それだけ吹出した空
気が拡散し、流速が低下する。このため、小型荷物に吹
き付けられる空気は、流速及び量の低下したものとな
り、荷物表面に付着した粉塵を除去することが困難とな
る。これでは、クリーンルームの清浄度が悪化すること
になり、問題である。この場合、大型と小型の2つまた
は複数のエアシャワー装置を設けることも考えられる
が、クリーンルームに開口部分が増えれば、それだけ粉
塵が侵入しやすくなり、清浄度を保つことが困難とな
る。
解決するために提案されたもので、その目的は、いかな
る大きさ荷物でも、クリーンルームに搬入する時には荷
物表面に付着した粉塵等の粒子を高効率で除去すること
のできるエアシャワー装置を提供することである。
するために、本発明のエアシャワー装置では次のような
手段がとられている。
フレームと、前記フレームの各垂直部分に、一方または
両方が進退自在に設けられた清浄化空気の吹出ボックス
と、前記吹出ボックスのフレーム内部側表面に設けられ
た清浄化空気の吹出口とを備えていることを特徴とす
る。
載の吹出ボックスの両方が同時に進退するように構成さ
れていることを特徴とする。
出ボックスが、床上を進退自在に設けられていることを
特徴とする。
出ボックスが、フレームの水平部分に進退自在に吊り下
げられていることを特徴とする。
レームの水平部分に清浄化空気の吹出室が設けられ、前
記吹出室のフレーム内部側表面に清浄化空気の吹出口が
設けられていることを特徴とする。
出室が吹出ボックスと伸縮自在な接続部材により接続さ
れていることを特徴とする。
ー装置の作用は次の通りである。すなわち、フレームに
設けられた吹出ボックスが、対向する吹出ボックス方向
に進退自在に設けられていることにより、フレーム内部
の搬入路を通過する荷物の大きさに対応して吹出ボック
スの位置を変えることができる。これにより、いかなる
大きさの荷物でも、荷物表面に高速清浄化空気を吹き付
けることができ、効率良く表面に付着した粉塵等の粒子
を除去することができる。
ー等を設け、床面を移動させることにより進退させるこ
とや、フレームの上部水平部分に吊り下げた状態で進退
させることができる。
とこの空気を荷物に吹き付けるための吹出口を設けるこ
とにより、粉塵等の粒子の除去が高効率となる。
な接続部材により接続することにより、吹出ボックスの
進退位置に関係なく、吹出ボックスの清浄化空気を吹出
室に送ることができる。これにより、吹出ボックスと吹
出室とに個別に空気の清浄化手段を設ける必要がなく、
小型化することができる。
を、図1乃至図3に基づいて説明する。
は、門型のフレーム1が設けられ、その内部が荷物の搬
入路2として構成されている。フレーム1の各垂直部分
には、吹出ボックス3が設けられ、吹出ボックス3下部
に設けられたキャスター4により対向する吹出ボックス
3方向に進退自在となっている。また、フレーム1の水
平部分は、内部に吹出室5が設けられている。
手段として、吹出ボックス3の前面及び背面と対向する
フレーム1壁面の上部に、ボールプランジャー6が設け
られている。このボールプランジャー6には、吹出ボッ
クス3方向に付勢する回転自在な位置決め用ボール6a
が設けられている。一方、吹出ボックス3には、ボール
プランジャー6と対応する水平位置に、位置決め用ボー
ル6aの当接板7が設けられている。この当接板7に
は、一定間隔で位置決め用ボール6aと係合する位置決
め孔7aが設けられている。
手段として、吹出ボックス3の前面または背面と対向す
るフレーム1壁面の中間部には、ボールキャスター8が
設けられている。このボールキャスター8は、吹出ボッ
クス3に設けられた摺動板9表面上を回転して摺動する
ように設けられている。
から取り入れた空気を清浄化するために、次のような構
成となっている。まず、吹出ボックス3内部は、外部か
ら空気を取り入れる取入室10と、搬入路2側に面して
清浄化空気室11とが設けられている。取入室10は、
外部側下部に外部空気の取入口12が開口して設けら
れ、その開口部分に不織布よりなるプレフィルター13
が設けられている。このプレフィルター13に隣接し
て、取入室10内部に取り入れた空気を上方に吹き上げ
る送風機14が設けられている。さらに、上方に吹き上
げられた空気を清浄化するためのフィルター15が設け
られ、このフィルター15を通ることにより空気が清浄
化されて清浄化空気室11に送られる。清浄化空気室1
1の搬入路2側壁面には、清浄化空気を高速で吹き出さ
せる吹出口16が複数個設けられている。
気室11と水平部分に設けられた吹出室5とは、じゃば
ら等の伸縮自在に構成された接続手段17により接続さ
れ、吹出室5に吹出ボックス3の清浄化空気が送られる
ように構成されている。この吹出室5には、搬入路2に
面した下面に清浄化空気の吹出口18が設けられてい
る。また、吹出室5には搬入路2用の照明19が設けら
れている。
面がフレーム1の水平部分下縁を摺動することになる
が、この時に吹出ボックス3とフレーム1との間に隙間
が生じ無いように、その摺動面となる吹出ボックス3上
面には、ゴム等の弾性部材20が設けられている。ま
た、このような吹出ボックス3の進退位置を調整するた
めに、一方の吹出ボックス3の前面に操作パネル21が
設けられている。
ャワー装置では、外部(屋外等の一般環境区域)からク
リーンルームに荷物を搬入するときには、その荷物に対
応して、各吹出ボックス3を対向する吹出ボックス3方
向に移動させ、吹出ボックス3間の距離、すなわち搬入
路2の広さを変更する。
設けられているため、吹出ボックス3とフレーム1とが
密閉性を保った状態で吹出ボックス3を移動させること
ができる。また、ボールキャスター8により、吹出ボッ
クス3を円滑に一定方向に進退させることができる。さ
らに、ボールプランジャー6が設けられているため、吹
出ボックス3を必要な位置で停止させることができる。
これにより、吹出ボックス3を荷物の近傍までの移動と
停止が円滑に行うことができ短時間で荷物の大きさに対
応することができる。
1と吹出室5とが、じゃばら等の伸縮自在に構成された
接続手段21により連結されているため、吹出ボックス
3の移動位置に関係なく吹出室5に吹出ボックス3の清
浄化空気室11と同一圧力で清浄化空気を供給すること
ができる。これにより、荷物の上方からも、清浄化空気
を高速で吹き付けることができる。
では、いかなる大きさの荷物でも、荷物の表面に上部及
び側面から清浄化空気を高速状態で吹き付けることがで
きるため、荷物表面に付着した粉塵等の粒子を高効率で
除去することができる。ここで、クリーンルームは、外
部(屋外等の一般環境区域)に比べ室内圧を高く調整し
ているため、エアシャワー装置により除去された粉塵が
クリーンルーム内に侵入するこはない。これにより、ク
リーンルームの清浄度を高い状態で保つことが可能とな
る。
た実施例に限定されるものではなく、具体的な各部材の
形状、或いは各々の取付け位置及び方法は適宜変更可能
である。例えば、吹出ボックス3の移動位置の位置決め
手段や、移動方向のガイド手段は適宜変更可能である。
方だけを移動可能に設けることや、各吹出ボックス3を
それぞれ個別に移動可能に設けることもできる。また、
吹出ボックス3をフレーム1の水平部分に吊り下げられ
た状態で対向する吹出ボックス3方向に移動するように
設けることも可能である。これによっても、搬入路2を
荷物の形状に合わせ、荷物に清浄化空気を確実に吹き付
けることができる。
出ボックス3の位置決めや清浄化空気の噴出についての
操作は、手動、自動、または手動と自動との切替を適宜
選択可能に設けることができる。
段を吹出ボックス3に設け、接続手段17により吹出室
5に接続することに限定されず、各吹出ボックス3と吹
出室5に個別に設けることもできる。または、吹出室5
に設け、伸縮可能な接続手段により各吹出ボックス3に
接続することも可能である。
も、クリーンルームに搬入する時には荷物表面に付着し
た粉塵等の粒子を高効率で除去することができ、クリー
ンルームの清浄度を高い状態で保つことが可能となる優
れたエアシャワー装置を提供することができる。
面一部断面図。
Claims (6)
- 【請求項1】 門型のフレームと、 前記フレームの各垂直部分に、一方または両方が進退自
在に設けられた清浄化空気の吹出ボックスと、 前記吹出ボックスのフレーム内部側表面に設けられた清
浄化空気の吹出口とを備えていることを特徴とするエア
シャワー装置。 - 【請求項2】 前記吹出ボックスの両方が同時に進退す
るように構成されていることを特徴とする請求項1記載
のエアシャワー装置。 - 【請求項3】 前記吹出ボックスが、床上を進退自在に
設けられていることを特徴とする請求項1記載のエアシ
ャワー装置。 - 【請求項4】 前記吹出ボックスが、フレームの水平部
分に進退自在に吊り下げられていることを特徴とする請
求項1記載のエアシャワー装置。 - 【請求項5】 前記フレームの水平部分に清浄化空気の
吹出室が設けられ、前記吹出室のフレーム内部側表面に
清浄化空気の吹出口が設けられていることを特徴とする
請求項1記載のエアシャワー装置。 - 【請求項6】 前記吹出室が吹出ボックスと伸縮自在な
接続部材により接続されていることを特徴とする請求項
5記載のエアシャワー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21778093A JP3302795B2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | エアシャワー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21778093A JP3302795B2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | エアシャワー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0768227A true JPH0768227A (ja) | 1995-03-14 |
JP3302795B2 JP3302795B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=16709618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21778093A Expired - Fee Related JP3302795B2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | エアシャワー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3302795B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008185265A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Sanki Eng Co Ltd | エアシャワー装置 |
JP2014129896A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | エアシャワー装置 |
KR102040319B1 (ko) * | 2019-04-17 | 2019-11-04 | 김동영 | 주택 현관에 설치되는 에어샤워장치 |
CN113909217A (zh) * | 2021-11-05 | 2022-01-11 | 芜湖贝塔电子科技有限公司 | 一种汽车座椅加热控制器程序写入设备 |
JP2022079536A (ja) * | 2020-03-19 | 2022-05-26 | 日本エアーテック株式会社 | エアーシャワー装置 |
-
1993
- 1993-09-01 JP JP21778093A patent/JP3302795B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014129896A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | エアシャワー装置 |
KR102040319B1 (ko) * | 2019-04-17 | 2019-11-04 | 김동영 | 주택 현관에 설치되는 에어샤워장치 |
JP2022079536A (ja) * | 2020-03-19 | 2022-05-26 | 日本エアーテック株式会社 | エアーシャワー装置 |
CN113909217A (zh) * | 2021-11-05 | 2022-01-11 | 芜湖贝塔电子科技有限公司 | 一种汽车座椅加热控制器程序写入设备 |
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