JP2022079536A - エアーシャワー装置 - Google Patents
エアーシャワー装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022079536A JP2022079536A JP2022043840A JP2022043840A JP2022079536A JP 2022079536 A JP2022079536 A JP 2022079536A JP 2022043840 A JP2022043840 A JP 2022043840A JP 2022043840 A JP2022043840 A JP 2022043840A JP 2022079536 A JP2022079536 A JP 2022079536A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- blowing
- blown
- human
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims abstract description 196
- 241000282414 Homo sapiens Species 0.000 claims abstract description 60
- 238000011045 prefiltration Methods 0.000 claims description 12
- 239000000428 dust Substances 0.000 abstract description 61
- 238000001035 drying Methods 0.000 abstract description 6
- 239000007921 spray Substances 0.000 abstract description 4
- 238000005507 spraying Methods 0.000 abstract description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 22
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 22
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 16
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 16
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 13
- 238000004887 air purification Methods 0.000 description 5
- 210000004247 hand Anatomy 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 description 4
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 description 4
- 210000000707 wrist Anatomy 0.000 description 4
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 3
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000002070 germicidal effect Effects 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 2
- 241000894006 Bacteria Species 0.000 description 1
- 230000003749 cleanliness Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 description 1
Images
Abstract
Description
このようなエアーシャワー装置の一例として特許文献1に記載のものが知られている。このエアーシャワー装置は、クリーンルームの入口側に設けられ、当該クリーンルームに入室する被処理体(物品)を通過させることによって該被処理体の除塵および除菌を行う除塵・除菌装置である。この除塵・除菌装置は、エアーを噴出するエアー噴出手段と、除菌液を噴霧する噴霧手段とを備え、噴出されたエアーによって前記被処理体の除塵を行った後に、噴霧された除菌液によって前記被処理体の除菌を行うようにしている。除塵を行う場合、エアーシャワー室の側壁にエアーノズルを設け、このエアーノズルから被処理体にエアーを吹き付けるようにしている。
このようなハンドドライヤーの一例として特許文献2に記載のものが知られている。このハンドドライヤーは、上部に手挿入口が設けられた本体ケースの内部に、手挿入口により外部と連通する手乾燥室を形成し、手挿入口の内側に、手乾燥室の内奥側に向けて相互に交差する方向に空気を吹出す空気吹出しノズルを対向配置したものである。
このようなパスボックスの一例として特許文献3に記載のものが知られている。このパスボックスは、ノズルおよび送風機を備えており、清浄された空気を、ノズルおよび送風機により高速ジェットエアーで噴射することにより、パスボックス内に搬入された物品に付着している塵埃を強制的に取り除くようになっている。
また、上述した従来のハンドドライヤーでは、乾燥のためにエアーノズルから手にエアーを吹き付けても、手に付着している水分の一部が吹き飛ばされずに手の表面に一部残存する虞がある。
前記エアー吹付け装置は、互いに平行離間して設けられ、間に人間の手が挿入される一対の吹出しノズルを備え、
前記吹出しノズルは、前記手の挿入方向と交差する方向に沿って延在し、かつ前記手にエアーを吹き付け、
前記吹出しノズルから吹き出されるエアーの吹出し角度θが0°~35°に設定されていることを特徴とする。
但し、前記エアーの吹出し角度θは、前記吹出しノズルから手側でかつ前記手の挿入方向側に向けて吹出される吹出しエアーの気流仮想線と、前記手の挿入方向に対して垂直な垂直仮想線とのなす角度である。
エアーの吹出し角度θが0°~35°であると、一対の吹出しノズルから吹き出されたエアーがそれぞれ手の両面(手のひら面および甲面)に当たり、コアンダ効果によってエアーが手の両面に沿って脈動を打ちながら流れるので、このエアーによって手の両面に付着している水分が吹き飛ばされる。
また、手の両面と略直交する側面側においては、一対の吹出しノズルから吹き出されたエアーがぶつかり合って、手の側面ではコアンダ効果によってエアーが手の側面に沿って脈動を打ちながら流れるので、このエアーによって手の側面に付着している水分が吹き飛ばされる。
さらに、エアーの吹出し角度θが小さいほど、吹出しノズルから吹き出されたエアーの一部が手首側に流れて指の水分が吹き飛ばされ難くなる一方、手の表面に付着している水分が吹き飛ばされ易くなるので、エアーの吹出し角度θはこれらの点を考慮して設定する。
また、前記吹出しノズルの長手方向の寸法は、手の表面(手のひら面および甲面)の幅方向の寸法より長く、かつ吹出しノズルの両端部が手の表面から幅方向に突出するような長さが好ましい。
前記エアー吹付け装置は、互いに平行離間して設けられ、間に人間が進入する一対の吹出しノズルを備え、
前記吹出しノズルは、前記人間の進入方向と交差する方向に沿って延在し、かつ前記人間にエアーを吹き付け、
前記吹出しノズルから吹き出されるエアーの吹出し角度θが0°~35°に設定されていることを特徴とする。
但し、前記エアーの吹出し角度θは、前記吹出しノズルから人間側でかつ前記人間の進入方向方と逆側に向けて吹出される吹出しエアーの気流仮想線と、前記人間の進入方向に対して垂直な垂直仮想線とのなす角度である。
エアーの吹出し角度θが0°~35°であると、左右一対の吹出しノズルから吹き出されたエアーがそれぞれ人間の対向する表面(正面および背面)に当たり、コアンダ効果によってエアーが人間の両表面に沿って脈動を打ちながら流れるので、このエアーによって人間の両表面に付着している塵が吹き飛ばされて、除塵される。
また、人間の表面と略直交する肩の上面側および頭の上面側においては、一対の吹出しノズルから吹き出されたエアーがぶつかり合って、人間の肩の上面および頭の上面ではコアンダ効果によってエアーが人間の肩の上面および頭の上面に沿って脈動を打ちながら流れるので、このエアーによって人間の肩の上面および頭の上面に付着している塵が吹き飛ばされる。
さらに、エアーの吹出し角度θが小さいほど、人間の表面に付着している塵が吹き飛ばされ易くなる一方、吹き飛ばされた塵が人間の進入方向前方にあるクリーンルーム等に侵入する虞があるので、エアーの吹出し角度θはこれらの点を考慮して設定する。
前記エアー吹付け装置は、互いに平行離間して設けられ、間に物品が進入する一対の吹出しノズルを備え、
前記吹出しノズルは、前記物品の進入方向と交差する方向に沿って延在し、かつ前記物品にエアーを吹き付け、
前記吹出しノズルから吹き出されるエアーの吹出し角度θが0°~35°に設定されていることを特徴とする。
但し、前記エアーの吹出し角度θは、前記吹出しノズルから物品側でかつ前記物品の進入方向方と逆側に向けて吹出される吹出しエアーの気流仮想線と、前記物品の進入方向に対して垂直な垂直仮想線とのなす角度である。
エアーの吹出し角度θが0°~35°であると、左右一対の吹出しノズルから吹き出されたエアーがそれぞれ物品の対向する表面(両側面)に当たり、コアンダ効果によってエアーが物品の両側面に沿って脈動を打ちながら流れるので、このエアーによって物品の両側面に付着している塵が吹き飛ばされて、除塵される。
また、物品の上面側および下面側においては、一対の吹出しノズルから吹き出されたエアーがぶつかり合って、物品の上面および下面ではコアンダ効果によってエアーが物品Bの上面および下面に沿って脈動を打ちながら流れるので、このエアーによって物品の上面および下面に付着している塵が吹き飛ばされる。
さらに、エアーの吹出し角度が小さいほど、物品の表面に付着している塵が吹き飛ばされ易くなる一方、吹き飛ばされた塵が物品の進入方向前方にあるクリーンルーム等に侵入する虞があるので、エアーの吹出し角度θはこれらの点を考慮して設定する。
(第1の実施形態)
図1および図2は本発明に係るハンドドライヤーの実施形態を示すもので、図1(a)はハンドドライヤーの側面図、図1(b)は同正面図、図2はエアーの吹出し方向を説明するための図である。
ケース11は矩形箱状に形成されており、このケース11内には、シンク12が収容されている。ケース11はシンク12を収容するケース本体11aと、このケース本体11aの上部開口部に着脱可能に取り付けられた上部カバー11bとを備えている。
上部カバー11bには、シンク12の上方において開口する手挿入口11cが設けられている。この手挿入口11cは、図1(b)に示すように、横長の矩形状の開口となっている。
また、シンク12の上面側でかつ奥側には自動水栓18が設けられ、この自動水栓18には給水管18aが接続され、この給水管18aに水に含まれる異物を捕集するためのフィルタ18bが接続され、このフィルタ18bが上水道に接続されている。
また、ケース11の内側上部には殺菌灯19が設けられ、この殺菌灯19により手に付着している菌を殺菌できるようになっている。
また、ケース1の右側面側には空気流通路27が上下に延在して設けられ、当該空気流通路27の上端部と前記吹付けノズル21,21の端部とが空気流通可能に接続されている。また、空気流通路27の下端部と、ケーシング24の後面側の開口とが空気流通可能に接続されている。
そして、このような構成の空気供給部22では、送風機23が起動することによって、ケース11の内部の空気がプレフィルタ25を通ってケーシング24内に吸引され、さらに当該空気がHEPAフィルタ26を通って空気流通路27に供給される。空気流通路27に供給された空気はプレフィルタ25およびHEPAフィルタ26によって異物が捕集された清浄な空気となり、当該空気が空気流通路27を流通して吹出しノズル21,21にその端部から供給される。吹出しノズル21,21から吹き出された空気はケース11の背面側に設けられた排気口11dから下部に戻りプレフィルタ25を通って循環する。
吹出しノズル21の吹出口21aから吹き出されるエアーの吹出し角度θは0°~35°に設定されているが、-35°~35°に設定してもよい。
但し、エアーの吹出し角度θは、吹出しノズル21から手側でかつ手Hの挿入方向側に向けて吹出される吹出しエアーの気流仮想線KL1と、手Hの挿入方向に対して垂直な垂直仮想線KL2とのなす角度である。本実施の形態では、エアーの吹出し角度θは5°程度に設定されている。
エアーの吹出し角度θが0°~35°であると、上下一対の吹出しノズル21,21から吹き出されたエアーがそれぞれ手Hの両面(手のひら面および甲面)に当たり、コアンダ効果によってエアーが手Hの両面に沿って脈動を打ちながら流れるので、このエアーによって手Hの両面に付着している水分が吹き飛ばされて、手Hの両面が乾燥される。
また、手Hの両面と略直交する側面側においては、一対の吹出しノズル21,21から吹き出されたエアーがぶつかり合って、手Hの側面ではコアンダ効果によってエアーが手Hの側面に沿って脈動を打ちながら流れるので、このエアーによって手Hの側面に付着している水分が吹き飛ばされる。
さらに、エアーの吹出し角度θの絶対値が小さいほど、吹出しノズル21から吹き出されたエアーの一部が手首側に流れて指の水分が吹き飛ばされ難くなる一方、手Hの表面に付着している水分が吹き飛ばされ易くなるので、エアーの吹出し角度θはこれらの点を考慮して設定する。
1mm~2mmに設定されている。ここで、吹出しノズル21のノズル幅を1mm~2mmに設定したのは、1mm未満では、吹出されるエアーの風量が少なくなって水分の吹き飛ばし効果を得難いからであり、2mmを超えると、エアーの風速(吹出し速度)が小さくなって、水分の吹き飛ばし効果を得難いからである。
なお、本実施形態では、吹出口21aは、吹出しノズル21の長手方向に所定間隔で2つ設けられ、各吹出口21aの長さは100mmとなっている。
ここで、吹出しノズル21から吹き出されるエアーの吹出速度を100m/s~150m/sに設定したのは、100m/s未満では、エアーの吹出速度が小さくなって水分の吹き飛ばし効果を得難いからであり、150m/sを超えると、エアーの吹出速度が大きくなって吹き飛ばされた水分が飛び散ってケース11から飛散する虞があるからである。
また、吹出しノズル21は、空気供給部22のプレフィルタ25およびHEPAフィルタ26によって異物が捕集された清浄な空気を吹き出すので、手Hに吹き出しエアーによって塵が付着するのを防止しながら、手Hの水分を吹き出して乾燥させることができる。
図3~図5は本発明に係るエアーシャワー装置の実施形態を示すもので、図3(a)はエアーシャワー装置の側断面図、図3(b)は同正面図、図4は同平面図、図5はエアーの吹出し方向を説明するための図である。
本体ケース32には隔壁33,33が対向して設けられ、当該隔壁33,33間が本体ケース32内を前面側から背面側にかけて貫通するシャワー室34とされている。また、隔壁33と本体ケース32との間は、空気清浄化室35とされている。シャワー室34の両端にはドア36,36が設けられ、一方は外部に、他方はクリーンルームに連なっている。そして、一方のドア36を開けて人間N(図5参照)が外部からシャワー室34に入り、他方のドア36を開けて人間Nがシャワー室34からクリーンルームに入るようになっている。
空気清浄化室35,35にはエアー吹付け装置40を構成する左右一対の吹出しノズル41,41が設けられている。つまり、一方の空気清浄化室35に一方の吹出しノズル41が設けられ、他方の空気清浄化室35に他方に吹出しノズル41が設けられている。
吹出しノズル41は人間Nの通過方向(図3(a)において左右方向)と交差する方向(図3において上下方向、図4において紙面と直交する方向)に沿って延在し、かつシャワー室34に居る人間Nにエアーを吹き付けるようになっている。また、吹付けノズル41は隔壁33にその幅方向中央部において固定されている。
また、空気流通路35aの上部には、メインフィルタ35bが吹出しノズル41と対向して設けられている。
さらに、空気清浄化室35には、メインフィルタ35bより下方位置において仕切壁35cが設けられ、この仕切壁35cによって空気清浄化室35は上下に区画されている。
また、図5に示すように、吹出しノズル41の吹出口41aから吹き出されるエアーの吹出し角度θは0°~35°に設定されているが、-35°~35°に設定してもよい。
但し、エアーの吹出し角度θは、吹出しノズル41から人間側でかつ人間Nの進入方向方と逆側に向けて吹出される吹出しエアーの気流仮想線KL1と、人間Nの進入方向に対して垂直な垂直仮想線KL2とのなす角度である。また、本実施の形態では、エアーの吹出し角度θは5°程度に設定されている。
エアーの吹出し角度θが0°~35°であると、左右一対の吹出しノズル41,41から吹き出されたエアーがそれぞれ人間Nの対向する表面(正面および背面)に当たり、コアンダ効果によってエアーが人間Nの両表面に沿って脈動を打ちながら流れるので、このエアーによって人間Nの両表面に付着している塵が吹き飛ばされて、除塵される。
また、人間Nの表面と略直交する肩の上面側および頭の上面側においては、一対の吹出しノズル41,41から吹き出されたエアーがぶつかり合って、人間Nの肩の上面および頭の上面ではコアンダ効果によってエアーが人間Nの肩の上面および頭の上面に沿って脈動を打ちながら流れるので、このエアーによって人間Nの肩の上面および頭の上面に付着している塵が吹き飛ばされる。
さらに、エアーの吹出し角度θが小さいほど、人間Nの表面に付着している塵が吹き飛ばされ易くなる一方、吹き飛ばされた塵が人間Nの進入方向前方にあるクリーンルーム等に侵入する虞があるので、エアーの吹出し角度θはこれらの点を考慮して設定する。
ここで、吹出しノズル41から吹き出されるエアーの吹出速度を18m/s~30m/sに設定したのは、18m/s未満では、エアーの吹出速度が小さくなって除塵効果を得難いからであり、30m/sを超えると、エアーの吹出速度が大きくなって吹き飛ばされた塵が飛び散って、隔壁33,33で反射して人間Nに再付着する虞があるからである。
また、吹出しノズル41は、空気清浄化室35のプレフィルタ39およびメインフィルタ35bによって異物が捕集された清浄な空気を吹き出すので、人間Nに吹き出しエアーによって塵が付着するのを防止できる。
図6~図8は本発明に係るパスボックスの実施形態を示すもので、図6(a)はパスボックスの側断面図、図6(b)は同正面図、図7は同平面図、図8はエアーの吹出し方向を説明するための図である。
本体ケース52には隔壁53a,53aが対向して設けられ、当該隔壁53a,53aの上端部には天井壁53bが隔壁53a,53aを連結するようにして設けられ、隔壁53a,53aの下端部には底壁53cが隔壁53a,53aを連結するようにして設けられている。そして、隔壁53a,53aと天井壁53bと底壁53cとで囲まれた空間が本体ケース52内を前面側から背面側にかけて貫通するシャワー室54とされている。
また、隔壁53a,53aおよび天井壁53bの外側でかつ本体ケース52の内側には内ケース55が設けられ、この内ケース55と本体ケース52との間に空気流通路56が設けられている。この空気流通路56は正面視において略門形に形成されている。
また、内ケース55の上壁はメインフィルタ59に密接しており、当該上壁には空気を通す開口がメインフィルタ59に対向して設けられている。
また、内ケース55の両側壁と前記隔壁53a,53aとの間および内ケース55の上壁と前記天井壁53bとの間は空気清浄化室60とされている。また、底壁53cとケース架台52aとの間は排気室61とされ、この排気室61と空気流通路56,56とが連通している。さらに、底壁53cは多数の吸入口を有する吸込板62を備えており、シャワー室54と排気室61とは吸込板62を介して連通している。また、吸込板62には不織布等で形成されたプレフィルタ63が設けられている。
また、シャワー室54の両端にはドア64,64が設けられ、一方は外部に、他方はクリーンルームに連なっている。そして、一方のドア64を開けて物品B(図8参照)が外部からシャワー室54に搬入され、他方のドア64を開けて物品Bがシャワー室54からクリーンルームに搬出されるようになっている。
吹出しノズル71は物品Bの通過方向(図6(a)において左右方向)と交差する方向(図6において上下方向、図7において紙面と直交する方向)に沿って延在し、かつシャワー室54に搬入される物品Bにエアーを吹き付けるようになっている。また、吹付けノズル71は隔壁53aにその幅方向中央部において固定されている。
また、図8に示すように、吹出しノズル71の吹出口71aから吹き出されるエアーの吹出し角度θは0°~35°に設定されているが、-35°~35°に設定してもよい。
但し、エアーの吹出し角度θは、吹出しノズル71から物品側でかつ物品Bの進入方向方と逆側に向けて吹出される吹出しエアーの気流仮想線KL1と、物品Bの進入方向に対して垂直な垂直仮想線KL2とのなす角度である。また、本実施の形態では、エアーの吹出し角度θは5°程度に設定されている。
エアーの吹出し角度θが0°~35°であると、左右一対の吹出しノズル71,71から吹き出されたエアーがそれぞれ物品Bの対向する表面(両側面)に当たり、コアンダ効果によってエアーが物品Bの両側面に沿って脈動を打ちながら流れるので、このエアーによって物品Bの両側面に付着している塵が吹き飛ばされて、除塵される。
また、物品Bの上面側および下面側(物品Bの下面と底壁53cとの間に所定の間隔がある場合の下面側)においては、一対の吹出しノズル71,71から吹き出されたエアーがぶつかり合って、物品Bの上面および下面ではコアンダ効果によってエアーが物品Bの上面および下面に沿って脈動を打ちながら流れるので、このエアーによって物品Bの上面および下面に付着している塵が吹き飛ばされる。
さらに、エアーの吹出し角度が小さいほど、物品Bの表面に付着している塵が吹き飛ばされ易くなる一方、吹き飛ばされた塵が物品Bの進入方向前方にあるクリーンルーム等に侵入する虞があるので、エアーの吹出し角度θはこれらの点を考慮して設定する。
ここで、吹出しノズル71から吹き出されるエアーの吹出速度を18m/s~30m/sに設定したのは、18m/s未満では、エアーの吹出速度が小さくなって除塵効果を得難いからであり、30m/sを超えると、エアーの吹出速度が大きくなって吹き飛ばされた塵が飛び散って、隔壁53a,53aで反射して物品Bに再付着する虞があるからである。
また、吹出しノズル71は、プレフィルタ63およびメインフィルタ59によって異物が捕集された清浄な空気を吹き出すので、物品Bに吹き出しエアーによって塵が付着するのを防止できる。
N 人間(物体)
B 物品(物体)
θ エアーの吹出し角度
KL1 気流仮想線
KL2 垂直仮想線
10 ハンドドライヤー
30 エアーシャワー装置
50 パスボックス
20,40,70 エアー洗浄装置
21,41,71 吹出しノズル
Claims (2)
- エアーを吹き付けるエアー吹付け装置を備えたエアーシャワー装置であって、
前記エアー吹付け装置は、互いに平行離間して設けられ、間に人間が進入する一対の吹出しノズルを備え、
前記吹出しノズルは、前記人間の進入方向と交差する方向に沿って延在し、かつ前記人間にエアーを吹き付け、
前記吹出しノズルから吹き出されるエアーの吹出し角度θが0°~35°に設定されていることを特徴とするエアーシャワー装置。
但し、前記エアーの吹出し角度θは、前記吹出しノズルから人間側でかつ前記人間の進入方向と逆側に向けて吹出される吹出しエアーの気流仮想線と、前記人間の進入方向に対して垂直で、かつ、前記吹出しノズルの延在方向に対して垂直な垂直仮想線とのなす角度である。 - 前記吹出しノズルは、前記エアー吹付け装置に備えられたプレフィルタおよびメインフィルタによって異物が捕集された清浄な空気を吹き出すことを特徴とする請求項1に記載のエアーシャワー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022043840A JP7348339B2 (ja) | 2020-03-19 | 2022-03-18 | エアーシャワー装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020048841A JP2021145900A (ja) | 2020-03-19 | 2020-03-19 | ハンドドライヤー |
JP2022043840A JP7348339B2 (ja) | 2020-03-19 | 2022-03-18 | エアーシャワー装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020048841A Division JP2021145900A (ja) | 2020-03-19 | 2020-03-19 | ハンドドライヤー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022079536A true JP2022079536A (ja) | 2022-05-26 |
JP7348339B2 JP7348339B2 (ja) | 2023-09-20 |
Family
ID=77849900
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020048841A Pending JP2021145900A (ja) | 2020-03-19 | 2020-03-19 | ハンドドライヤー |
JP2022043840A Active JP7348339B2 (ja) | 2020-03-19 | 2022-03-18 | エアーシャワー装置 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020048841A Pending JP2021145900A (ja) | 2020-03-19 | 2020-03-19 | ハンドドライヤー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP2021145900A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5170974A (ja) * | 1974-12-16 | 1976-06-19 | Takasago Thermal Engineering | Eaashawaasochi |
JPH0566441U (ja) * | 1992-02-15 | 1993-09-03 | 日本電気株式会社 | エアシャワー装置 |
JPH0635843U (ja) * | 1992-10-14 | 1994-05-13 | 日本無機株式会社 | エアシャワー |
JPH0768227A (ja) * | 1993-09-01 | 1995-03-14 | Techno Ryowa:Kk | エアシャワー装置 |
JP2009293862A (ja) * | 2008-06-05 | 2009-12-17 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | エアシャワー装置 |
WO2020050228A1 (ja) * | 2018-09-06 | 2020-03-12 | 日本スピンドル製造株式会社 | ブース及び噴出装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3094687B2 (ja) * | 1992-02-12 | 2000-10-03 | 三菱電機株式会社 | 手乾燥装置 |
JPH09135788A (ja) * | 1995-11-15 | 1997-05-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 手乾燥装置 |
JP2004097740A (ja) * | 2002-09-09 | 2004-04-02 | Figla Co Ltd | 手指乾燥装置 |
JP2004154288A (ja) * | 2002-11-06 | 2004-06-03 | Miyako Jidosha Kogyo Kk | 手乾燥装置 |
JP2005342529A (ja) * | 2004-03-08 | 2005-12-15 | Susumu Urisawa | 手指乾燥装置 |
JP3760469B1 (ja) * | 2004-10-01 | 2006-03-29 | 東陶機器株式会社 | 手乾燥装置 |
KR200466657Y1 (ko) * | 2011-02-23 | 2013-04-30 | (주)티에스자바 | 핸드 드라이어의 물 튀김 방지 및 물받이 수위 정보 제공 시스템 |
-
2020
- 2020-03-19 JP JP2020048841A patent/JP2021145900A/ja active Pending
-
2022
- 2022-03-18 JP JP2022043840A patent/JP7348339B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5170974A (ja) * | 1974-12-16 | 1976-06-19 | Takasago Thermal Engineering | Eaashawaasochi |
JPH0566441U (ja) * | 1992-02-15 | 1993-09-03 | 日本電気株式会社 | エアシャワー装置 |
JPH0635843U (ja) * | 1992-10-14 | 1994-05-13 | 日本無機株式会社 | エアシャワー |
JPH0768227A (ja) * | 1993-09-01 | 1995-03-14 | Techno Ryowa:Kk | エアシャワー装置 |
JP2009293862A (ja) * | 2008-06-05 | 2009-12-17 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | エアシャワー装置 |
WO2020050228A1 (ja) * | 2018-09-06 | 2020-03-12 | 日本スピンドル製造株式会社 | ブース及び噴出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7348339B2 (ja) | 2023-09-20 |
JP2021145900A (ja) | 2021-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101828942B1 (ko) | 다용도 클린부스 | |
TWI415589B (zh) | 手乾燥裝置 | |
ES2322053T3 (es) | Sistema de autolimpieza para la recuperacion en seco de neblinas en maquinas automaticas para pulverizar pinturas. | |
TWI457103B (zh) | 手乾燥裝置 | |
JP5095511B2 (ja) | エアシャワー装置 | |
JP2022079536A (ja) | エアーシャワー装置 | |
JP2004357820A (ja) | 手乾燥装置 | |
JP2015045418A (ja) | エアシャワー装置 | |
WO2018179085A1 (ja) | 手乾燥装置 | |
KR20180065594A (ko) | 의류 클리닝 장치 | |
JP5014815B2 (ja) | エアシャワー装置 | |
RU2753559C1 (ru) | Воздухоочистительное устройство | |
JP2016158960A (ja) | プラズマジェットで除菌する手指乾燥機 | |
JP4236446B2 (ja) | 手洗い機付きエアーシャワー装置 | |
KR101399089B1 (ko) | 에어 셔터를 가지는 에어 샤워 및 몸 소독기 | |
JP2008000211A (ja) | 手乾燥装置 | |
KR200407992Y1 (ko) | 기둥덕트 분사형 에어샤워장치 | |
JP7136961B2 (ja) | 手乾燥装置 | |
JP2000189915A (ja) | エアシャワ装置 | |
JP7165642B2 (ja) | エアシャワー装置 | |
KR101268517B1 (ko) | 터널형 차량 소독기 | |
JP2004337424A (ja) | 手乾燥装置 | |
KR20100042314A (ko) | 데미스터필터가 장착된 습식 에어샤워장치 | |
JP6848400B2 (ja) | 手乾燥装置 | |
JP3972333B2 (ja) | 手乾燥装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220318 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221220 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230509 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230518 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230905 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7348339 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |