JPH0767988B2 - 板状体の搬送装置 - Google Patents

板状体の搬送装置

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JPH0767988B2
JPH0767988B2 JP3328259A JP32825991A JPH0767988B2 JP H0767988 B2 JPH0767988 B2 JP H0767988B2 JP 3328259 A JP3328259 A JP 3328259A JP 32825991 A JP32825991 A JP 32825991A JP H0767988 B2 JPH0767988 B2 JP H0767988B2
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plate
shaped
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suction
suction device
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重久 相沢
俊明 内田
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ミヤマ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は板状体の搬送装置に関
し、更に詳細には、板状体を次工程のラインへ自動的に
搬送する板状体の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、基板等の板状体を次工程のラ
インに搬送するための装置としては、板状体の全面に対
して平均に配設された吸着装置の吸着ヘッドによって吸
着し、その板状体を持ち上げて一枚ずつ次工程のライン
搬送する板状体の搬送装置がある。この吸着装置を利
用した装置によれば、板状体の両側部から挟んだり、つ
かむことによって板状体を搬送する装置に比べ、板状体
の表面に接して吸着することから積層された板状体を確
実に一枚ずつ持ち上げて供給することが可能である。ま
た、湾曲し易いような薄い板状体を供給する際にも、板
状体の全面に対して平均に配設された吸着ヘッドによっ
て吸着して板状体を持ち上げることができるため、板状
体が折曲がるような問題がない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の技術
の進歩に伴い、たとえば、基板の配線パターンがより複
雑化しているため、基板の全面をより有効に利用する必
要性が増している。また、基板の加工工程においては、
レジストの塗布、エッチング工程等があり、それらの工
程によって処理された基板の表面に接触することは許さ
れない。このため、吸着装置を利用した板状体の搬送
置の吸着装置の吸着ヘッドが吸引のために当接できる部
分は、基板の表面上の非常に狭い部分に限られる。そし
て、基板の全面を最大限に利用した場合には、検査等
のための最小限のつかみ代として設けられる基板の一辺
の端縁付近の表面(巾10mm程度)のみが、吸着装置の
吸着ヘッドが当接可能な部分とされる。上記のような基
板等の板状体を次工程のラインに搬送する場合には、従
来のような板状体の全面に対して平均に配設された複数
の吸着ヘッドからなる吸着装置を有する板状体の搬送
置を使用することができない。もちろん、板状体を挟ん
だり、つかんだりして板状体を保持する板状体の搬送
置にあっては、前述の如くつかみ代が非常に狭い部分に
限られている板状体を一枚ずつ確実に、しかも、薄い板
状体についてはバランスよく保持して移送することは困
難である。
【0004】そこで、本発明の目的は、吸着装置が当接
可能な表面部が狭く限定された板状体に対しても、該板
状体を確実に次工程のラインに搬送することができる
共に、構成が簡単で大型化することなく汎用性に富む
状体の搬送装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、積層された
板状体を一枚宛積層位置から側方の移載位置へ搬送する
板状体の搬送装置において、前記板状体の積層位置上方
と移載位置との間に亘って往復動可能に設けられた搬送
台と、該搬送台を往復動させる駆動装置と、該搬送台に
装着され、搬送台が板状体の積層位置の上方に位置した
際に積層された板状体の一端側上方に位置し、該板状体
を吸着する吸着装置と、前記搬送台に装着され、前記吸
着装置によって吸着した板状体の一端側を持ち上げ可能
に、前記吸着装置を上下動させる上下動装置と、前記搬
送台に装着され、前記吸着装置が板状体を吸着して前記
上下動装置によって板状体を持ち上げた際に、該板状体
が持ち上げられた側からスライドして板状体の中央付近
下方に入り込み、板状体の下面に当接して板状体を
けてほぼ水平になるように支持する支持部材と、前記搬
送台に装着され、前記支持部材を板状体の下側で自在に
スライドさせるスライド駆動装置とを具備することを特
徴とする。
【0006】支持部材が板状体の中央付近で停止するよ
うに、該支持部材のスライドを規制するストッパー機構
が設けられることで、各サイズの板状体をバランスよく
持ち上げ、保持することができる。
【0007】また、前記搬送台を直交する2方向へ移動
可能に設けることで、次工程のラインの板状体の各移載
位置へ対応し、板状体を好適に搬送することができる。
【0008】さらに、前記板状体の搬送装置において、
積層された複数枚の板状体を板状体の厚み分ずつ順次上
昇させる上昇装置と、複数枚の板状体の一側端部に当接
するよう配設されると共に、上方に向かうに従って前記
板状体の上昇を妨げる方向にせり出した傾斜が形成さ
れ、前記上昇装置によって上昇される最表層の板状体を
前記吸着装置によって吸着される位置へ案内するガイド
部材とを具備することで、板状体を確実に搬送できる。
【0009】また、前記板状体の搬送装置において、
状体の幅を検出するセンサを有し、前記吸着装置は、板
状体の幅方向に所定の間隔を置いて配設された複数の吸
着ヘッドを有し、前記センサによって検出された板状体
の幅に応じて、板状体の一端側上方に位置する吸着ヘッ
ドを作動させる制御部を有することで、吸着装置による
吸引が無駄なく行われ、サイズの異なる板状体に好適に
対応できる。
【0010】
【作用】本発明の板状体の搬送装置によれば、吸着装置
によって板状体の一端側を持ち上げた際に、該板状体が
持ち上げられた側から支持部材がスライドして板状体の
中央付近の下方に入り込んで板状体を支持できる。この
ように支持部材によって 板状体をバランスよく受け、吸
着装置と共に板状体を保持した状態で、駆動装置を作動
させることで搬送台を移動させ、板状体を一枚宛積層位
置から側方の移載位置へ搬送することができる。このた
め、板状体の表面の吸着装置が当接可能な部分が狭く限
定された場合においても、板状体を一枚ずつバランス良
く保持して確実に移載位置へ搬送することができる。
た、吸着装置および支持部材等は、往復動する搬送台に
装着されて板状体を保持する機能を有しており、板状体
を保持して搬送するために別体の他装置の動作と特別に
同期をとるなどの調整をする必要がなく汎用性があり、
板状体を保持するための支持部材の駆動装置としてはス
ライド駆動装置のみで良いから、装置の構成を簡略化お
よび小型化することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は、本発明にかかる板状体
搬送装置の一実施例として、板状体の一種である基板
を積層位置から一枚ずつ次工程のラインの移載位置へ搬
する基板の搬送装置の主要部を示した側面図である。
図1に示すように、積層載置された複数枚の基板1の一
端側が位置する上方に吸着装置10と、基板1を下側か
ら支持可能な支持部材14を具備する支持機構15と
が、それぞれ装着部22に装着されている。この装着部
22は上下動装置であるシリンダ24のロッドの下端に
固定されており、このシリンダ24によって、吸着装置
10および支持機構15が装着部22を介して上下に移
動される。前記シリンダ24を中心にして両側の対称の
位置にはそれぞれに、円筒状のリニアブッシュ28が平
行に配設されており、このリニアブッシュ28に嵌挿さ
前記装着部22に一端が固定されたリニアシャフト
26が上下動可能に設けられている。このため、シリン
ダ24による吸着装置10および支持機構15の上下動
が平行かつスムースになされる。
【0012】前記支持部材14は、二つの側壁14a
(図2参照)が対向して配設され、この間に二本のロー
ラシャフト16が平行に亘されており、その各々のロー
ラシャフト16には所定の間隔をおいて複数のローラ1
8が回転可能に軸着されている。そして、この支持部材
14は、吸着装置10の吸着ヘッド12の列(図2参
照)に直交する方向(基板1の送り方向)に水平に配設
されたスライド駆動装置である第1ロッドレスシリンダ
20の移動体に装着されており、この第1ロッドレスシ
リンダ20に沿ってスライド可能に設けられている。こ
のため、吸着装置10によって基板1の一端側表面に当
接して該基板1を吸着し、シリンダ24よって基板1の
側を持ち上げた後に、支持部材14のシャフト16
に配設された複数のローラ18が、該基板1の持ち上げ
られた側からスライドして基板1の中央付近の下側に入
り込み、基板1の裏面に接触して基板を支持できる。こ
れによって、基板1を一枚ずつ基板1の積層位置から上
方に持ち上げてバランスよく保持することができる。ま
た、二つの側壁14aの間に入る基板1であれば、サイ
ズが異なっても好適に対応できる。なお、支持部材14
が、吸着装置10に吸着された基板1の下面にスライド
自在となるように、ローラシャフト16に回転可能に軸
着された複数のローラ18は、吸着装置10の吸着ヘッ
ド12の下端から基板1の厚さよりも若干下方に位置す
るように配設されている。
【0013】30は第2ロッドレスシリンダであり、
の第2ロッドレスシリンダ30の移動体31に一体に装
着された搬送台21を往復動させる駆動装置として作用
する。そして、搬送台21には、吸着装置10、支持部
材14および第1ロッドレスシリンダ20が装着された
装着部22と、シリンダ24とが、後述する第3ロッド
レスシリンダ36を介して装着されている。すなわち、
吸着装置10、支持部材14、第1ロッドレスシリンダ
20およびシリンダ24が、搬送台21に装着された状
態となっており、その搬送台21と一体に往復動し、吸
着装置10および支持部材14によって保持された基板
1を積層位置から次工程のラインの移載位置へ搬送する
ことができる。なお、第2ロッドレスシリンダ30の両
の下方には、二本の水平方向のリニアシャフト32が
並列されて基板1の搬送方向に平行に装置の架台100
に固定されている。この水平方向のリニアシャフト32
に嵌合され、該水平方向のリニアシャフト32に沿って
水平動自在に設けられた水平方向のリニアブッシュ34
が、前記搬送台21に固定されており、装着部22等を
介して吸着装置10および支持部材14に連結されてい
る。このため、第2ロッドレスシリンダ30の駆動によ
る吸着装置10および支持機構15の水平動が平行かつ
スムースになされる。
【0014】ところで、前記第1ロッドレスシリンダ2
の駆動力によってスライドする支持部材14のストロ
ークを規制するストッパー機構としては、例えば支持部
材14の移動経路上に支持部材14に当接して該支持部
材14の移動距離を規制するように設けられたストッパ
を利用できる。このストッパーの位置を支持部材14
の移動経路上の任意の位置に固定可能とすることによっ
て、支持部材14の移動ストロークを自由に調整するこ
とができる。このため、支持部材14が基板1の下側に
入り込んで基板を支持する際に、基板1を支持する部
位であるローラ18を、基板1の中央付近に好適に位置
させることができる。これによって、支持部材14は、
基板1をその中央部の下面に接して支持することがで
き、吸着装置10と共に基板1をバランスよく持ち上
げ、保持することができる。
【0015】また、基板1の次工程への移載位置を選択
可能に、基板1を保持する吸着装置10および支持機構
15を、水平方向で、かつ吸着ヘッド12の列方向(基
板1を搬送する方向に直交する方向)へ移動自在に移動
させる幅方向の移動装置として、第3ロッドレスシリン
ダ36が設けられている。なお、この第3ロッドレスシ
リンダ36の移動体37にはシリンダ24および装着部
22を介して吸着装置10および支持機構15が装着
れている。この第3ロッドレスシリンダ36によって、
吸着装置10および支持機構15を、基板1が搬送され
る方向に直交する方向へ好適に移動することができるた
め、基板1を所望の移載位置へ搬送すべく、次工程のラ
インと基板1を搬送するた めの搬送台の往復動位置を合
わせることができる。これにより、サイズの異なる種々
の基板1に対応して使用することも可能で、装置の汎用
性を向上できる。
【0016】図2は、図1に示した基板の搬送装置へ、
複数の基板1がロットごとに搬入・載置される側の主要
部を示す本実施例の背面図である。図2に示すように、
複数の基板1がロットごと搬入・載置できる複数の棚2
が無限軌道42上に設けられている。この複数の棚2
は、二つの並列して設けられた無限軌道42上に各々所
定の間隔を置いて連結され該無期限軌道42に沿って移
動自在に設けられている。この二つの無限軌道42上に
設けられた複数の棚2の各々は、互いに向かい合った際
に同じ高さに位置するように同期し、対向する2つの棚
が一組になって複数の基板1を支持できるように設けら
れている。の無限軌道42と該無限軌道42上に設け
られた複数の棚2から成る板状体の搬入装置は、複数の
棚2の移動経路が前記吸着装置10および支持機構15
の下方で上昇するように配設されている。そして、前記
複数の棚2は載置された基板1を順次所定の高さ(最上
位置)まで搬送するために、積層された複数枚の基板1
を基板1の厚み分ずつ順次間欠的に上昇させるよう制御
される。
【0017】このため、複数の基板1を、該基板の供給
装置に連続して搬入することが可能となり、基板の供給
装置を停止することなく連続して運転することができ
る。なお、この一つの無限軌道42は並列された二つの
チェーン43と、各チェーン43を上下方向に張設する
上下に配設された二つのスプロケット46とによって構
成されている。また、図3に示すように、上方および下
方において互いに対向する二つのスプロケット46は、
シャフト48によって連結されており、これらは同時に
回転する。このシャフト48は軸受け44によって、回
転自在に軸着されており、49はテンションローラであ
り、これによって、チェーン43を適切に張設できる。
チェーン43を作動させるには、駆動モータ50の駆動
力をチェーンおよび回転方向変換ギア53等を介し、上
方のシャフト48の同軸上に固定されたスプロケット5
6に伝達された動力によってシャフト48を回転させれ
ばよい。なお、51は駆動スプロケット、52は従動ス
プロケット、54および55は動力を伝達するチェーン
である。
【0018】図2に示されているように、吸着装置10
は、直線上に所定の間隔を置いて配設された複数の吸着
ヘッド12によって構成されている。装置の架台には、
基板1の幅を検出するセンサが設けられており、このセ
ンサによる信号によって、供給された基板1の幅に相当
する部分のみの吸着ヘッド12が基板1を吸着するよう
に、使用されない吸着ヘッドと吸引装置(バキュームポ
ンプ)間の通路に設けられたバルブ自動的に閉塞する
制御部(図示せず)が設けられている。このため、サイ
ズの異なる板状体に好適に対応し、吸引装置を無駄なく
利用でき、真空度を急速に高めることができるため、吸
着を確実に且つ短時間に行うことができる。
【0019】図1および図3に示すように、38は搬送
ローラであり、搬送モータ40によって回転され、載置
された基板1を次工程のラインに搬送することができ
る。なお、この搬送ローラ38は本装置側に形成されて
いるが、次工程のラインを形成する一部分として設けら
れてもよい。また、60はガイドシャフトであり、積層
された基板1が無限軌道42によって上方に搬送される
際に、吸着装置10の吸着ヘッド12の先端が基板1の
一端側縁部付近の狭い表面に確実に当接できるように、
所定の位置に揃えられるように基板1の端縁位置をガイ
ドするように設けられている。すなわち、図3に示すよ
うに、ガイドシャフト60は、複数枚の基板1の一側端
部に当接するよう配設されると共に、上方に向かうに従
って基板1の上昇を妨げる方向にせり出した傾斜を形成
しており、前記無限軌道42からなる上昇装置によって
上昇される最表層の基板1を吸着装置10によって吸着
される位置へ案内するガイド部材として作用する。
【0020】次に、本実施例の作用について説明する。
先ず、対向する一対の棚2によって形成される複数の載
置部へ積層された基板1のロットが各々搬入・載置さ
れ、棚2は無限軌道42を作動させる動力によって間欠
的に上方へ移動させられる。図3によれば、積層された
基板1のロットが同時に載置できる棚2の段は、4段に
なっており、これらの棚2は無限軌道に固定されている
ため、連続的に基板1を搬入することが可能となってい
る。次に、基板1が吸着装置10と支持機構15の下方
の所定の位置まで搬送されると、吸着装置10がシリン
ダ24によって下降し、吸着ヘッド12が基板1の一端
縁部付近の表面に当接して基板1を吸着する。そし
て、吸着装置10が、基板1を吸着した状態でシリンダ
24によって図1に示す10aの位置まで上昇される。
次に、吸着装置10に対して次工程のライン側に位置し
ていた支持部材14が、第1ロッドレスシリンダ20に
よって図1に示す14aの位置まで、基板1の下面にロ
ーラ18が接触・回転しつつスライドする。これによっ
て、一枚の基板1のみが、吸着装置10と支持機構15
とによってバランス良く上方に保持された状態になる。
【0021】この吸着装置10と支持機構15とは、装
着部22および搬送台21等を介して第2ロッドレスシ
リンダ30の移動体31に装着されており、基板1の
方向へ移動され、基板1を保持しつつ、吸着装置10
が図1に示すように10bの位置まで移動される。そし
て、吸着装置10は、支持機構15と共にシリンダ24
によって下降され、図1に示すように吸着装置が10c
の位置まで移動され、基板1が複数の搬送ローラ38上
に基板1を載置される。このとき、吸着装置10による
基板1の吸着が解除されるように同期されている。次
に、基板1は、搬送ローラ38の回転によって、次工程
のラインに供給されるのである。その搬送ローラ38に
よって基板1が搬出された後には、吸着装置10と支持
機構15とが、シリンダ24によって上昇され、支持部
材14は第1ロッドレスシリンダ20によって吸着装置
10側の原位置は戻る。そして、搬送台21に装着され
た吸着装置10と支持機構14等が、第2ロッドレスシ
リンダ30によって初期の位置まで戻されるのである。
以上の工程を繰り返すことによって、基板1が一枚ずつ
次工程のラインへ供給されるのである。
【0022】以上の実施例においは、基板1の次工程ラ
イン側の一端側縁部の表面を吸着したが、これに限られ
ることはなく、基板1が吸着される位置は任意に設定す
ることが可能である。以上、本発明につき好適な実施例
を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの実施例に限
定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内
で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
【0023】
【発明の効果】本発明の板状体の供給装置によれば、吸
着装置によって積層位置にある板状体を吸着して板状体
の一端側を持ち上げ、この板状体が持ち上げられた側か
ら支持部材がスライド駆動装置により板状体の中央部の
下方に入り込んで板状体を支持することで、板状体をバ
ランス良く保持できる。そして、搬送台に装着された
着装置および支持部材によって保持された板状体を、
装置によって、次工程のライン上である移載位置へ確
実に供給することができる。このため、吸着装置の当接
可能な表面部が狭く限定された板状体に対しても、確実
に板状体を一枚ずつバランス良く保持して、確実に移載
位置へ搬送することができるという著効を奏すると共
に、吸着装置および支持部材等は、往復動する搬送台に
装着されて板状体を保持する機能を有するから、板状体
を保持して搬送するために別体の他装置の動作と特別に
同期をとるなどの調整をする必要がなく汎用性があり、
板状体を保持するための支持部材の駆動装置としてはス
ライド駆動装置のみで良いから、装置の構成を簡略化お
よび小型化することができるとい う著効も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる板状体の供給装置の一実施例の
主要部を示す側面図。
【図2】本発明にかかる板状体の供給装置の一実施例を
示す背面図。
【図3】図2にかかる板状体の供給装置の側面図。
【符号の説明】
1 板状体 2 棚 10 吸着装置 12 吸着ヘッド 14 支持部材 15 支持装置 16 ローラ軸 18 ローラ 20 第1ロッドレスシリンダ21 搬送台 22 装着部 24 シリンダ 30 第2ロッドレスシリンダ31 移動体 36 第3ロッドレスシリンダ37 移動体 38 搬送ローラ 40 搬送モータ 42 無限軌道 43 チェーン 46 スプロケット 48 シャフト
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 3/68 8712−3F 7/02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層された板状体を一枚宛積層位置から
    側方の移載位置へ搬送する板状体の搬送装置において、 前記板状体の積層位置上方と移載位置との間に亘って往
    復動可能に設けられた搬送台と、 該搬送台を往復動させる駆動装置と、 該搬送台に装着され、搬送台が板状体の積層位置の上方
    に位置した際に積層された板状体の一端側上方に位置
    し、該 板状体を吸着する吸着装置と、前記搬送台に装着され、 前記吸着装置によって吸着した
    板状体の一端側を持ち上げ可能に、前記吸着装置を上下
    動させる上下動装置と、前記搬送台に装着され、 前記吸着装置が板状体を吸着し
    て前記上下動装置によって板状体を持ち上げた際に、該
    板状体が持ち上げられた側からスライドして板状体の
    央付近の下方に入り込み、板状体の下面に当接して板状
    体を受けてほぼ水平になるように支持する支持部材と、前記搬送台に装着され、 前記支持部材を板状体の下側で
    自在にスライドさせるスライド駆動装置とを具備するこ
    とを特徴とする板状体の搬送装置。
  2. 【請求項2】 支持部材が板状体の中央付近で停止する
    ように、該支持部材のスライドを規制するストッパー
    が設けられたことを特徴とする請求項1記載の板状体
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送台を直交する2方向へ移動可能
    に設けたことを特徴とする請求項1または2記載の板状
    体の搬送装置。
  4. 【請求項4】 積層された複数枚の板状体を板状体の厚
    み分ずつ順次上昇させる上昇装置と、 複数枚の板状体の一側端部に当接するよう配設されると
    共に、上方に向かうに従って前記板状体の上昇を妨げる
    方向にせり出した傾斜が形成され、前記上昇装置によっ
    て上昇される最表層の板状体を前記吸着装置によって吸
    着される位置へ案内するガイド部材とを具備することを
    特徴とする請求項1、2または3記載の 板状体の搬送装
    置。
  5. 【請求項5】 板状体の幅を検出するセンサを有し、
    記吸着装置は、板状体の幅方向に所定の間隔を置いて配
    設された複数の吸着ヘッドを有し、 前記センサによって検出された板状体の幅に応じて、板
    状体の一端側上方に位置する吸着ヘッドを作動させる制
    御部を有することを特徴とする請求項1、2、3または
    4記載の板状体の搬送装置。
JP3328259A 1991-11-16 1991-11-16 板状体の搬送装置 Expired - Lifetime JPH0767988B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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