JPH0767829B2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH0767829B2
JPH0767829B2 JP63220818A JP22081888A JPH0767829B2 JP H0767829 B2 JPH0767829 B2 JP H0767829B2 JP 63220818 A JP63220818 A JP 63220818A JP 22081888 A JP22081888 A JP 22081888A JP H0767829 B2 JPH0767829 B2 JP H0767829B2
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義夫 岡本
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昭和精機株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/02Framework

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  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印字装置に関するものであり、特に連続用紙を
紙送り機構により長手方向に送りつつ印字機構により印
字を行う印字装置に関するものである。
〔従来の技術〕
印字装置の一例である手差し式ドット印字装置を第5図
に示す。この装置においては、互いに対向する板状用紙
ガイド10と12,紙送りローラ14と16,ドット印字ヘッド18
とプラテン20,板状用紙ガイド22と24および紙送りロー
ラ26と28が紙送り経路に沿って配置されている。それら
のうち用紙ガイド10,12,22,24,紙送りローラ14,16,26,2
8およびプラテン20の各々は、印字装置の長手方向(図
面に直角な方向)に延びて、それらの両端部が上記長手
方向において互いに対向する一対のサイドフレーム30に
支持されており、また、ドット印字ヘッド18はキャリッ
ジ32に支持されている。一対のサイドフレーム30にはま
た、ガイド軸34とキャリッジガイド36とが上記長手方向
に平行に支持されており、キャリッジ32はそれらガイド
軸34とキャリッジガイド36とに案内されてプラテン20に
沿って移動する。そして、印字装置の外側は直方体状の
合成樹脂製ケーシング40によって覆われている。
この印字装置の作動を説明する。
オペレータは電源を投入した後、単票用紙をケーシング
40の前側の壁(図において左側の壁)に形成された開口
42を経て用紙ガイド10,12の隙間に差し込んで、単票用
紙の先端を紙送りローラ14,16に接触させる。この状態
では、印字装置がそれの印字作動を制御する印字制御装
置に対してオフライン状態にあるが、オペレータが紙送
りローラ14,16を手動操作で回転させることにより、単
票用紙をドット印字ヘッド18の所定位置に位置決めし、
印字装置をオンライン状態に切り換えれば、印字装置が
印字作動を開始する。
印字作動が開始されれば、ドット印字ヘッド18がプラテ
ン20に沿って移動しつつ単票用紙上に所定のキャラクタ
を順に印字することを繰り返すとともに、紙送りローラ
14,16が回転して単票用紙を一定ピッチで送り、単票用
紙が1行ずつ印字される。そして、印字された単票用紙
がさらに前進して紙送りローラ26,28に接触すれば、こ
のとき紙送りローラ26,28は上流側の紙送りローラ14,16
と同期して回転させられているから、それら2つの紙送
りローラ26,28と14,16との双方に挟まれた単票用紙は依
然として一定ピッチで送られることとなる。単票用紙が
ドット印字ヘッド18を通過して単票用紙への印字が終了
すれば、紙送りローラ26,28の回転により単票用紙が用
紙ガイド22,24によって案内されつつケーシング40の後
側の壁に形成された開口44から排出される。そして、1
枚の単票用紙への印字が終了すれば、オンライン状態か
らオフライン状態に自動的に切り換わって次回の印字を
待つ状態となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記印字装置においては、紙送りの際に、単票用紙が予
定外の方向に曲がったり、破れたりすることにより、例
えば、図において46で示すように、単票用紙の先端が用
紙ガイド22,24の隙間に引っ掛かって送り不能となり、
その結果、単票用紙が用紙ガイド22と24との隙間,ドッ
ト印字ヘッド18とプラテン20との隙間,用紙ガイド10と
12との隙間および紙送りローラ14と16との隙間にわたっ
て滞留するいわゆる紙詰まりが生ずることがある。
本従来装置においては、用紙ガイド10と12,紙送りロー
ラ14と16,26と28およびドット印字ヘッド18とプラテン2
0のそれぞれの対向方向に関する相対位置が固定されて
いる。そのため、詰まった単票用紙を取り除くために
は、その単票用紙の一部が紙送り経路から露出している
場合にはその一部を手で掴んで無理に引っ張り出し、単
票用紙が紙送り経路から全く露出しておらずその単票用
紙を手で掴むことができない場合には、用紙ガイド10と
12あるいは22と24の隙間からピンセット等を差し込んで
詰まった単票用紙を引っ張り出したり、厚紙のように、
用紙ガイド10と12等の隙間に入り込み得、かつ多少の力
では挫屈しない板状部材を、用紙ガイド10と12または22
と24の隙間から差し込んで詰まった単票用紙を用紙ガイ
ド22と24または10と12の隙間から押し出したりするとい
う面倒な作業が行われなければならず、詰まった単票用
紙の除去に時間がかかるという問題がある。
この問題は単票用紙の代わりに連続用紙に印字する印字
装置においても同様に存在する。
この印字装置の紙送り機構は、(a)紙送り経路に接し
つつエンドレスに循環可能な支持面を有し、かつ、その
支持面から突出する突起が支持面に沿って複数並んでお
り、支持面で連続用紙を支持し、各突起が連続用紙の送
り穴に係合する支持体と、(b)その支持体を、それに
支持される前記連続用紙が前記紙送り経路に沿って送ら
れる向きに循環させる循環機構と、(c)押え部材を有
し、その押え部材がオペレータの操作により、前記連続
用紙の前記支持面上に支持される部分を支持面とは反対
側から押えることにより、連続用紙の前記突起からの離
脱を阻止する作用位置と、支持面から離間してオペレー
タによる連続用紙の支持面上へのセットを許容する非作
用位置とに移動させられる押え機構とを含むように構成
される。
連続用紙は定常的に送られる状態になれば、紙詰まりを
起こす恐れは少ないのであるが、先端部が印字機構を通
過し、印字装置の外部に出るまでは単票用紙と事情が殆
ど同じであり、同様に紙詰まりが生ずるのである。
その上、連続用紙の印字装置へのセットにはオペレータ
の操作が不可欠である。具体的には、オペレータは、紙
送り機構の押え部材を作用位置から非作用位置に移動さ
せて押え部材を支持面から離間させ、この状態で、連続
用紙をそれの送り穴と支持面の突起とが係合する状態で
支持面上に支持させ、その後、押え部材を作用位置に復
帰させて押え部材に連続用紙の支持面上に支持される部
分を支持面とは反対側から押えさせる。
紙送り機構は、印字機構にできる限り近接して配置され
ることが、連続用紙の印字機構内における送りを安定さ
せるために望ましいにもかかわらず、従来の印字装置で
は、その紙送り機構を外部からオペレータの手の届く位
置に配置せざるを得ず、その結果、紙送り機構が印字機
構から相当離れていた。
本発明は、以上の事情を背景として、連続用紙に印字す
る印字装置において、詰まった連続用紙の除去に時間が
かかるという問題を解決するとともに、紙送り機構を印
字機構に近接させて配置することを可能にすることを課
題としてなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
この課題は、用紙受け部材に裏側から受けられた連続用
紙の表面に印字部により印字する印字機構と、連続用紙
を送る紙送り機構とが紙送り経路に沿って並び、かつ、
紙送り機構が、前記(a)支持体,(b)循環機構およ
び(c)押え機構を含む印字装置において、当該印字装
置を紙送り経路を境界にして上側部分と下側部分とに分
割し、用紙受け部材と印字部とのいずれか一方を上側部
分に設け、それら用紙受け部材と印字部との他方を支持
体および押え機構と共に下側部分に設け、かつ、上側部
分を常には下側部分に近接して用紙受け部材と印字部と
を印字可能な相対位置に保つとともに支持体および押え
機構の少なくとも一部を覆う近接位置に保持し、必要に
応じて上側部分が下側部分から離間して支持体,押え機
構および前記用紙受け部材と印字部との一方の上方を開
放することを許容する保持装置を設けることにより解決
される。
〔作用〕
このように構成された印字装置においては、常には上側
部分が保持装置により下側部分に近接した位置に保たれ
ており、紙送り機構は連続用紙を支障なく送ることがで
き、印字機構も支障なく印字を行うことができる。
しかし、保持装置は必要に応じて上側部分が下側部分か
ら離間することを許容するものとされているため、実際
にオペレータが上側部分を下側部分から離間させれば、
あるいはオペレータが駆動装置を作動させて上側部分を
下側部分から離間させれば、紙送り経路が開放される。
〔発明の効果〕
したがって、紙詰まりが発生した場合には、オペレータ
は上側部分を下側部分から離間させて紙送り経路を開放
し、すなわち、支持体,押え機構および用紙受け
部材と印字部との一方の上方を開放し、連続用紙に直接
(前述のようにピンセット,厚紙等の特別な手段を用い
ることなく)触れて紙詰まりを容易に解消することがで
きる。
また、連続用紙を印字装置にセットする場合にも、上側
部分を下側部分から離間させて、支持体および押え機構
の上方を開放することができるため、オペレータは連続
用紙の紙送り機構へのセットを容易に行うことができ
る。具体的には、支持体および押え機構の上方が開放さ
れた状態で、押え機構の押え部材を作用位置から非作用
位置に移動させて押え部材を支持面から離間させ、この
状態で、連続用紙をそれの送り穴と支持面の突起とが係
合する状態で支持面上に支持させ、その後、押え部材を
作用位置に復帰させて押え部材に連続用紙の支持面上に
支持される部分を支持面とは反対側から押えさせるとい
う作業を容易に行うことができるのである。
そのため、紙送り機構を印字機構に近接させて配置する
ことが可能となり、連続用紙の印字機構内における送り
を安定させることができる。
なお、本発明に係る印字装置においては、印字機構はド
ット型に限らず、デイジーホイール型やその他の型式で
あってもよく、保持装置も、印字装置の上側部分と下側
部分とを相対回動により接近・離間させるものに限ら
ず、それら2部分の互いに対向する方向にほぼ平行な相
対移動や、2部分の完全な分離などによって2部分同士
の接近・離間を可能とするものであってもよい。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すトラクタ式ドット印字装置は、(a)用紙
ガイド10と12,紙送りローラ14と16,ドット印字ヘッド18
とプラテン20,用紙ガイド24および連続用紙送り機構139
と、(b)ドット印字ヘッド18をプラテン20に沿って移
動させるための、キャリッジ32,ガイド軸34およびキャ
リッジガイド36とを備えている。本実施例では、前記従
来装置における一対のサイドフレーム30に相当するフレ
ームが紙送り経路の上側と下側とで2分割され、それぞ
れ互いに対向する一対の上側サイドフレーム60と下側サ
イドブレーム62とされている。そして、一対の上側サイ
ドフレーム60に、紙送り経路の上側に位置する用紙ガイ
ド10,紙送りローラ14,ガイド軸34およびキャリッジガイ
ド36のそれぞれの両端部が支持され、一方、一対の下側
サイドフレーム62に、紙送り経路の下側に位置する用紙
ガイド12,紙送りローラ16,プラテン20,用紙ガイド24お
よび連続用紙送り機構139のそれぞれ両端部が支持され
ている。一対の上側サイドフレーム60同士は各々のほぼ
中間位置において長手方向に延びる連結フレーム64によ
って結合されている。
なお、紙送りローラ14は対応する紙送りローラ16に向か
う向きに常時付勢されるとともに、その向きに沿った移
動が一定範囲内で許容されている。その結果、上側サイ
ドフレーム60と下側サイドフレーム62とが予め定められ
た近接位置、すなわち、ドット印字ヘッド18とプラテン
20との各々の対向面の間隔が所定の値となるように位置
決めされれば、紙送りローラ14と16の間に一定の接触力
が生ずるようになっている。
また、キャリッジガイド36は従来装置とは異なって、連
結フレーム64の前側の面に固定されており、キャリッジ
32の紙送り経路からの高さおよび上側サイドフレーム60
の高さが小さくて済むようになっている。
本実施例では、従来装置におけるケーシング40も紙送り
経路の上側と下側とで2部分に分割されてそれぞれ上側
ケーシング70と下側ケーシング72とされている。上側ケ
ーシング70は一対の上側サイドフレーム60に固定され、
下側ケーシング72は一対の下側サイドフレーム62に固定
されている。
一対の下側サイドフレーム62はそれぞれ後端部(図にお
いて右側の端部)において上方に直角に延びてその部分
が延出し部74とされている。これら延出し部74の内側に
一対の上側サイドフレーム60の、連結フレーム64より後
方の部分が小さな隙間を隔てて差し込まれ、それら一対
の上側サイドフレーム60の各々に、各々対向する一対の
延出し部74の内面に立設された軸76が相対回転可能に挿
通されている。2つの軸76は互いに同心とされている。
上側サイドフレーム60は軸76を中心とする回動により開
閉可能とされているのである。なお、上側サイドフレー
ム60の開き限度位置は、一対の延出し部74の内面にそれ
ぞれ立設されたストッパ80の外周面に上側サイドフレー
ム60の上側の縁が当接することによって規定され、それ
らストッパ80と上側サイドフレーム60とが互いに当接す
る状態においては、上側サイドフレーム60がそれの自重
により開き限度位置に保たれる。
印字装置のケーシング70,72の左右壁の外面前側の特定
部分にそれぞれ、上側ケーシング70と下側ケーシング72
とに跨がってロック機構82と位置決め機構83とが設けら
れている。第2図に示すように、上側ケーシング70の下
端面と下側ケーシング72の上端面とからそれぞれ係合部
84,86が互いに対向する向きに延び出させられており、
それら係合部84,86の互いに対向する部分にそれぞれ、
互いに補完し合う段付き面が形成されている。係合部84
の上面と係合部86の下面とにそれぞれ、前後に延びる凹
溝87が形成され、それら一対の凹溝87に、係合部84と86
とを大きな力で弾性的に上下から挟むC字状断面を有し
て真っ直ぐに延びるばね部材88が嵌入されている。係合
部84,86の段付き面のうち左右方向外側の水平面は、両
者が互いに当接した状態で、上側ケーシング70と下側ケ
ーシング72との上下方向に関する相対位置、すなわち、
上側サイドフレーム60と下側サイドフレーム62との上下
方向に関する相対位置を規定する位置決め面90,92とさ
れ、一方、段付き面のうち肩面は、両者が互いに当接し
た状態で、上側ケーシング70と下側ケーシング72との左
右方向に関する相対位置、すなわち、上側サイドフレー
ム60と下側サイドフレーム62との左右方向に関する相対
位置を規定する位置決め面94,96とされている。それら
係合部84,86とばね部材88とが共同してロック機構82を
構成し、係合部84,86はまた位置決め機構をも構成して
いるのである。
前記連続用紙送り機構139は、幅方向の両端部に多数の
送り穴が長手方向に一定ピッチで形成された連続用紙を
トラクタユニット116により印字ヘッド18とプラテン20
との間に送り込むものである。連続用紙がトラクタユニ
ット116によって送られる際、連続用紙の幅方向の両端
部はトラクタユニット116によって支持され、連続用紙
の幅方向の中間部は用紙ガイド24に支持される。また、
印字ヘッド18により印字された連続用紙は用紙ガイド10
と12に案内され、紙送りローラ14と16とにより外部へ送
り出される。
トラクタユニット116は、一方向に循環させられるベル
ト118を備えており、このベルト118の外面にベルト118
に沿って複数の突起120が形成されている。ベルト118は
前後(図において左右)に並ぶ2つのローラ122に巻き
掛けられ、前側のローラ122の軸穴に相対回転不能に挿
通された駆動軸123に電動モータ124が連結されている。
つまり、ベルト118は電動モータ124の回転によって循環
させられるのである。ベルト118の外面は連続用紙の支
持面とされており、ベルト118の上側の直線部に連続用
紙の幅方向の両端部が載せられ、その直線部に位置する
突起120が連続用紙の送り穴に嵌入させられる。
トラクタユニット116はまた、連続用紙の送り穴がベル
ト118の突起120から離脱しないように連続用紙を上方か
ら押さえ、かつ、紙送り経路と平行な一直線を中心とす
る回動により開閉可能な押え部材126を備えており、そ
の押え部材126は常には図示しないスプリングの付勢力
によってベルト118に押し付けられている。したがっ
て、これらトラクタユニット116に連続用紙をセットす
るには、押え部材126を開き、連続用紙をベルト118上に
それの突起120が連続用紙の送り穴に嵌入する状態で載
せ、その後、押え部材126を閉じることが必要である。
次に作動を説明する。
印字装置における通常の印字作動については説明を省略
し、紙送り経路内に詰まった連続用紙を除去する場合に
ついて説明する。
連続用紙は図において134で示すように、先端が用紙ガ
イド10,12の隙間に引っ掛かって送り不能となり、紙送
り経路内で詰まることがある。この場合には、オペレー
タはロック機構82のばね部材88を凹溝87から取り外して
ロック機構82を解除し、その後、紙送り経路の上側に位
置する上側部分136、すなわち用紙ガイド10,紙送りロー
ラ14,ドット印字ヘッド18,キャリッジ32,ガイド軸34,キ
ャリッジガイド36,上側サイドフレーム60,連結フレーム
64,上側ケーシング70等を含む部分を回動させて、下側
部分138、すなわち用紙ガイド12,紙送りローラ16,プラ
テン20,用紙ガイド24,トラクタユニット116,電動モータ
124,下側サイドフレーム62,下側ケーシング72等を含む
部分から離間させれば、詰まった連続用紙が露出するこ
ととなって、オペレータはこの連続用紙に容易に触れる
ことができる。
連続用紙の詰まりを解消した後、上側部分136を下方に
回動させ、位置決め機構83により下側部分138への近接
位置に位置決めし、その後、係合部84,86をばね部材88
で上下から挟んで、下側部分138に対する上側部分136の
上下方向および左右方向への移動を阻止する。
なお、連続用紙をトラクタユニット116にセットした
り、トラクタユニット116から取り外したりするとき
に、オペレータが手で押え部材126を開閉する操作が必
要であり、そのため、従来のトラクタ式ドット印字装置
においては、トラクタユニットは、連続用紙を送り込む
べきドット印字ヘッドおよびプラテンにできる限り近接
して配置されることが連続用紙の送りを安定させるため
る上で望ましいにもかかわらず、トラクタユニットを外
部からオペレータの手の届く位置に配置せざるを得ず、
その結果、トラクタユニットがそれらドット印字ヘッド
等から相当離れていた。しかし、本実施例においては、
連続用紙のセット時等に上記のように上側部分136を開
いてトラクタユニット116の押え部材126を開閉させるこ
とができるから、トラクタユニット116を必ずしも外部
からオペレータの手の届く位置に配置することは不可欠
ではなくなり、よって、トラクタユニット116をビット
印字ヘッド18等に近接させて配置することが可能となっ
て、連続用紙の送りを安定させることが可能となるとい
う効果が得られる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
支持体としてのベルト118およびローラ122と押え部材12
6とを含むトラクタユニット116,循環機構としての駆動
軸123および電動モータ124等が共同して連続用紙送り機
構(紙送り機構)139を構成し、この連続用紙送り機構1
39が用紙ガイド10,12,24,紙送りローラ14,16等と共同し
て紙送り機構140を構成している。
また、プラテン20が用紙受け部材として機能する一方、
ドット印字ヘッド18が印字部として機能し、これらがキ
ャリッジ32,ガイド軸34,キャリッジガイド36等と共同し
て印字機構142を構成している。
さらに、一対の上側サイドフレーム60,一対の下側サイ
ドフレーム62,連結フレーム64,軸76,ストッパ80等が連
結機構143を構成し、この連結機構143が前記ロック機構
82と位置決め機構83と共同して保持装置144を構成して
いる。
なお、本実施例の印字装置は、トラクタユニット116が
ユニット印字ヘッド18の上流に配置され、連続用紙をド
ット印字ヘッド18とプラテン20との間に押し込む形式で
あるが、トラクタユニット116を印字ヘッド18の下流に
配置し、連続用紙をドット印字ヘッド18とプラテン20と
の間に引き込む形式の印字装置に本発明を適用すること
も可能である。
第3図に本発明のさらに別の実施例を示す。これは、上
記実施例とロック機構の態様が異なり、それ以外の要素
は同様なものである。以下、ロック機能について詳細に
説明し、上記実施例と共通する要素については同一の符
号を付して説明を省略する。
一対の上側サイドフレーム60の各々の下端面には第3図
に示すように、原位置でプラテン20に向かって突出する
係合部160が形成され、それら係合部160と対向するプラ
テン20の上面の部分に、第4図に示すように、係合部16
0が嵌入すべき凹溝162が形成されている。一対の係合部
160が各々対応する凹溝162に嵌入した状態では、ドット
印字ヘッド18とプラテン20との対向面の間隔が所定の値
となり、しかも、それらドット印字ヘッド18とプラテン
20とのそれらの長手方向に関する相対位置も所定のもの
となる。すなわち、本実施例においては、一対の係合部
160と一対の凹溝162とが共同して位置決め機構164を構
成しているのである。なお、凹溝162の両側面の上部は
底面からの高さが増大するに従って対向間隔が広がるテ
ーパ面とされており、係合部160の凹溝162への嵌入がス
ムーズに行い得るようになっている。
第4図に示すように、プラテン20の両端部の下部にはそ
れぞれ左右を向いた肩面166を有する段付き部168が形成
されている。なお、図は右端部のみを示す。両肩面166
間の距離は一対の下側サイドフレーム62の内面の間隔と
ほぼ等しくされている。また、下側サイドフレーム62の
上部の、プラテン20と対向する部分には、第3図に示す
ように、プラテン20の横断面形状に対応する凹溝170が
形成されている。プラテン20は、それの両端部が下側サ
イドフレーム62の凹溝170に嵌入した状態で下側サイド
フレーム62によって支持されているのである。
一対の上側サイドフレーム60の各々とそれに対向する上
側ケーシング70との間にL字状のレバー176が配設され
ている。各レバー176は、一対の上側サイドフレーム60
の各々の面に立設された軸178に、それの回りに上側サ
イドフレーム60の面に平行な面内で回動可能に取り付け
られている。各レバー176の一端部は操作部180とされて
図示しない上側ケーシング70から外部へ突出させられ、
他端部はプラテン20の段付き部168に係合すべき係合部1
82とされている。各レバー176は、両端がレバー176とそ
れに対応する上側サイドフレーム60とに取付られたスプ
リング184によって常に図において反時計方向に付勢さ
れており、上側部分102と下側部分104とが図示の近接位
置に位置する状態では、係合部182の、反時計方向を向
いて形成された係合面186が段付き部168の下部の、レバ
ー176側の角部に接触し、上側部分102が下側部分104か
ら離間することが阻止されるようになっている。したが
って、レバー176の係合時に、上側部分102および下側部
分104同士が上下に離間するのを抑える力と前後に離間
するのを抑える力とが同時に作用するから、それら2部
分102,104が上下方向にも前後方向にもがたつくことが
防止される。
このロック状態を解除するには、オペレータが2つのレ
バー176をスプリング184の付勢力に抗して図において時
計方向に回動操作して、両レバー176の係合部182を段付
き部168から前方へ遠ざけ、この状態で、上側部分102を
下側部分104から離間させればよい。この状態で、オペ
レータがレバー176を回動操作することを止めれば、レ
バー176は、それがスプリング184の付勢力によって反時
計方向に回動させられて一対の上側サイドフレーム60の
各々の面に立設されたストッパ190の外面に当接する解
除位置に至る。このように、本実施例においては、レバ
ー176の解除操作の向きと上側部分102の離間操作の向き
とが同じであるから、それら2つの操作を容易に連続し
て行い得、紙送り経路の開放が迅速に行い得るという効
果が得られる。なお、レバー176のオペレータによる回
動操作限度は、レバー176が一対の上側サイドフレーム6
0の各々の面に立設されたストッパ194の外面に当接する
ことによって規定される。
一方、上側部分102を下側部分104の近接位置に位置させ
る場合には、係合部160を凹溝162に嵌入させて上側部分
102を下側部分104に接近させる。このとき、解除位置に
あるレバー176の係合部182の先端面が、上側部分102が
下側部分104へ接近するのに伴ってプラテン20の前面192
に接近し、やがて、前面192に当接する。この当接によ
りレバー176が図において時計方向に回動させられ、そ
して、その先端面がプラテン20の前面192を下方へ通過
したときにレバー176の、スプリング184の付勢力による
反時計方向の回動が許容され、レバー176が段付き部168
に係合する。このように、本実施例においては、上側部
分102を下側部分104の近接位置に位置させるだけで、レ
バー176の段付き部168への係合が自動的に行われるので
ある。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
レバー176,スプリング184,プラテン20の段付き部168等
がロック機構196を構成し、このロック機構196が前記位
置決め機構164および連結機構109と共同して保持装置20
0を構成している。
以上本発明の2つの実施例を図面に基づいて詳細に説明
したが、これらは文字通り例示であって、当業者の知識
に基づいて種々の変形,改良等を施した態様で本発明を
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるトラクタ式ドット印字
装置の側面断面図、第2図は上記装置におけるロック機
構の側面断面図である。第3図は上記実施例とはロック
機構の形式が異なるトラクタ式ドット印字装置を上側ケ
ーシングおよび下側ケーシングを取り外して示す側面
図、第4図は第3図におけるIV−IV断面図である。第5
図は従来の印字装置の一例である手差し式ドット印字装
置の側面断面図である。 18:ドット印字ヘッド 20:プラテン 82,196:ロック機構 83,164:位置決め機構 102,136:上側部分 104,138:下側部分 106,140:紙送り機構 108,142:印字機構 109,143:連結機構 110,144,200:保持装置 116:トラクタユニット 118:ベルト 120:突起 122:ローラ 123:駆動軸 124:電動モータ 126:押え部材 139:連続用紙送り機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙受け部材に裏側から受けられた連続用
    紙の表面に印字部により印字する印字機構と、連続用紙
    を送る紙送り機構とが紙送り経路に沿って並び、かつ、
    紙送り機構が、 前記紙送り経路に接しつつエンドレスに循環可能な支持
    面を有し、かつ、その支持面から突出する突起が支持面
    に沿って複数並んでおり、支持面で連続用紙を支持し、
    各突起が連続用紙の送り穴に係合する支持体と、 その支持体を、それに支持される前記連続用紙が前記紙
    送り経路に沿って送られる向きに循環させる循環機構
    と、 押え部材を有し、その押え部材がオペレータの操作によ
    り、前記連続用紙の前記支持面上に支持される部分を支
    持面とは反対側から押えることにより、連続用紙の前記
    突起からの離脱を阻止する作用位置と、支持面から離間
    してオペレータによる連続用紙の支持面上へのセットを
    許容する非作用位置とに移動させられる押え機構と を含む印字装置において、 当該印字装置を前記紙送り経路を境界にして上側部分と
    下側部分とに分割し、前記用紙受け部材と前記印字部と
    のいずれか一方を上側部分に設け、それら用紙受け部材
    と印字部との他方を前記支持体および前記押え機構と共
    に下側部分に設け、かつ、上側部分を常には下側部分に
    近接して用紙受け部材と印字部とを印字可能な相対位置
    に保つとともに支持体および押え機構の少なくとも一部
    を覆う近接位置に保持し、必要に応じて上側部分が下側
    部分から離間して支持体,押え機構および前記用紙受け
    部材と印字部との一方の上方を開放することを許容する
    保持装置を設けたことを特徴とする印字装置。
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