JP2023149929A - アタッチメント、搬送装置、及び画像記録装置 - Google Patents

アタッチメント、搬送装置、及び画像記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】筐体の外において折り畳まれた状態から上方へ引き上げられるファンフォールド紙の搬送精度を向上させる。【解決手段】アタッチメント120は、開口115に取り付け可能な板151と、板151に設けられた第1ガイド部材153及び第2ガイド部材154と、を備える。第1ガイド部材153は、板151の外面151Bから、第1方向53,54と、第1方向53,54および第2方向55,56と直交する第3方向51,52とに沿って延びる第1ガイド面153abを有する。第2ガイド部材154は、板151の外面151Bから、第1方向53,54と第3方向51,52とに沿って延びる第2ガイド面153abを有する。板151が筐体30の開口115に取り付けられた取付状態において、第1ガイド面153abおよび第2ガイド面153abは、それぞれ筐体30の開口115から筐体の内部空間へ向かって延びている。【選択図】図13

Description

本発明は、記録媒体を筐体の開口へ案内するアタッチメント、搬送装置、及び搬送装置を備えた画像記録装置に関する。
記録媒体を筐体の開口へ案内するアタッチメントとしては、特許文献1の斜行規制部材が知られている。斜行規制部材は、案内板と、案内板の上に設けられた一対の規制板と、を備える。斜行規制部材は、例えば、筐体の外に載置されたファンフォールド紙が筐体の背面の開口を通じて筐体内に搬送されるときに、ファンフォールド紙を下方から支持しつつ、幅方向の両端の位置をガイドする。
特開平08-259066号公報
特許文献1の斜行規制部材は、案内板が、開口から水平方向へ延びている。開口から筐体内へ搬送されるファンフォールド紙は、折り畳まれた状態から上方へ引き上げられつつ水平方向へ向かって搬送されるので、案内板に支持されているファンフォールド紙に対して、それよりも搬送向きの上流に位置するファンフォールド紙の重力の作用が変化しやすく、案内板上でファンフォールド紙が蛇行しやすいという問題があった。
本発明の目的は、筐体の外において折り畳まれた状態から上方へ引き上げられるファンフォールド紙の搬送精度を向上させることができる手段を提供することである。
(1)本発明に係るアタッチメントは、搬送装置の筐体の開口に取付可能である。上記アタッチメントは、第1方向および上記第1方向と直交する第2方向に沿って拡がる外面を有しており、上記開口に取り付け可能な板と、上記板に設けられた第1ガイド部材及び第2ガイド部材と、を備えている。上記第1ガイド部材は、上記板の上記外面から、上記第1方向と、上記第1方向および上記第2方向と直交する第3方向とに沿って延びる第1ガイド面を有している。上記第2ガイド部材は、上記板の上記外面から、上記第1方向と上記第3方向とに沿って延びる第2ガイド面を有している。上記板が上記筐体の開口に取り付けられた取付状態において、上記第1ガイド面および上記第2ガイド面は、それぞれ上記筐体の開口から上記筐体の内部空間へ向かって延びている。
本発明によれば、筐体の開口に板が取り付けられた取付状態では、板の外面は上下方向に沿った状態になるので、例えば、記録媒体としてのファンフォールド紙は、筐体の外において折り畳まれた状態から上方へ引き上げられて筐体の開口まで搬送される。このため、ファンフォールド紙の重力の作用が変化しにくいので、ファンフォールド紙が蛇行しにくい。ファンフォールド紙は、第1ガイド面および第2ガイド面によって筐体の内部空間まで幅方向の位置が規制された状態で搬送されるので、ファンフォールド紙の搬送精度が向上する。筐体内の部品が開口を通して外部に露出することが第1ガイド面および第2ガイド面によって抑制される。
(2)上記第1ガイド部材は、上記第1ガイド面から上記第2方向へ延びる第3ガイド面を有してもよい。上記第2ガイド部材は、上記第2ガイド面から上記第2方向へ延びる第4ガイド面を有してもよい。上記取付状態において、上記第3ガイド面および第4ガイド面はそれぞれ上方を向いていてもよい。
記録媒体は、第3ガイド面および第4ガイド面に下方から支持された状態で搬送されるので、記録媒体の搬送精度が向上する。
(3)上記第1ガイド部材および上記第2ガイド部材は、互いに上記第2方向に離れて位置してもよい。上記第1ガイド面は、上記第2方向において上記第2ガイド面と対向してもよい。上記板は、上記第3方向へ貫通する一対の第1案内溝と、上記第3方向へ貫通する第2案内溝と、を有してもよい。上記一対の第1案内溝は、上記第1方向の一方向きへ向かうにつれて上記第2方向の間隔が狭まってもよい。上記第2案内溝は上記第2方向に沿って延びてもよい。上記第1ガイド部材および上記第2ガイド部材は、クロスリンク機構によって互いに連結されてもよい。上記クロスリンク機構は、支点軸周りに回転可能な第1リンク部材および第2リンク部材を有してもよい。上記第1リンク部材および上記第2リンク部材の第1端部は、上記一対の第1案内溝を通じて上記第1ガイド部材および上記第2ガイド部材にそれぞれ連結されてもよい。上記第1リンク部材および上記第2リンク部材の第2端部は、上記第2案内溝を通じて上記第1ガイド部材および上記第2ガイド部材にそれぞれ連結されていてもよい。
第1リンク部材および上記第2リンク部材の第1端部が一対の第1案内溝に沿って移動するとともに、第1リンク部材および第2リンク部材の第2端部が第2案内溝に沿って移動することにより、第1ガイド部材および第2ガイド部材が第2方向に移動するので、第1ガイド部材および第2ガイド部材の第2方向の間隔を調節することができる。このため、第1ガイド部材および第2ガイド部材は、記録媒体の幅方向の寸法に応じて記録媒体の幅方向の位置を規制することができる。
(4)上記取付状態において、上記一対の第1案内溝は、下方へ向かうにつれて上記第2方向の間隔が狭くなってもよい。上記第1リンク部材の下端部および上記第2リンク部材の下端部は、上記一対の第1案内溝に挿入されたピンを介して上記第1ガイド部材および上記第2ガイド部材にそれぞれ連結されていてもよい。
第1リンク部材および第2リンク部材の自重によってピンに下向きの力が作用するので、ピンは、一対の第1案内溝を下向きに移動しようとする。このため、第1ガイド部材および第2ガイド部材には、第1ガイド部材および第2ガイド部材の第2方向の間隔を狭くする方向の力がピンから作用するので、記録媒体の幅方向の位置をより確実に規制することができる。
(5)上記板に形成されており、上記板の上記取付状態において、上記開口を通して上記筐体の内部空間へ延びる凸部を更に備えてもよい。上記凸部は、上記筐体の内部空間に位置しており、上記開口へ向かって付勢されたテンショナを付勢力に抗して押し込んでもよい。
筐体内の部品が開口を通して外部に露出することが凸部によって抑制される。
(6)上記板の上記外面は、上記取付状態において、上記開口が位置する上記筐体の壁面に沿って拡がってもよい。
板が開口に取り付けられた取付状態では、板の外面は、上下方向に沿った状態になるので、筐体の外に載置されたファンフォールド紙は、折り畳まれた状態から上方へ引き上げられて開口まで搬送される。このため、ファンフォールド紙の重力の作用が変化しにくいので、ファンフォールド紙の蛇行が抑制される。
(7)本発明に係る搬送装置は、上記アタッチメントが取り付け可能である。上記搬送装置は、上記開口を有する筐体と、上記筐体の内部空間に位置しており上記開口と連通する搬送路と、上記搬送路に沿って記録媒体を搬送する搬送部と、を備える。
アタッチメントが取り付けられた搬送装置において、例えば、記録媒体としてファンフォールド紙を搬送する場合、筐体の外において折り畳まれた状態から上方へ引き上げられるファンフォールド紙の蛇行が抑制されるので、ファンフォールド紙の搬送精度が向上する。
(8)上記筐体は、排出口をさらに有してもよい。上記搬送路は、上記筐体内のロール紙収容空間から延びる第1搬送路と、上記第1搬送路と上記排出口とを繋ぐ第2搬送路と、を有してもよい。上記第1搬送路は、上記開口に通じていてもよい。
筐体の外部から開口に挿入された記録媒体は、第1搬送路を通して第3搬送路まで挿入されるので、第3搬送路は、筐体の外部から開口に挿入された記録媒体とロール紙収容空間に収容されたロール紙とが搬送される搬送路として兼用される。このため、搬送装置が小型化される。
(9)上記筐体は、上記開口を開閉可能なシャッタを有してもよい。
作業者が、開口を通して筐体内の部品に触れることを防止することができる。
(10)上記筐体は、上記シャッタが上記開口を閉じた位置に上記シャッタを係止する係止部を有してもよい。
作業者がシャッタを不意に開くことが係止部によって防止される。
(11)上記搬送装置は、上記シャッタが上記開口を閉じた位置にあることによってオンまたはオフとなる第1スイッチと、コントローラと、を更に備えてもよい。上記搬送部は、上記第1搬送路に位置する第1搬送部と、上記第2搬送路に位置する第2搬送部と、を有してもよい。上記コントローラは、上記シャッタが上記開口を開いた位置にあるときの上記第1スイッチの信号を受信したことに応じて、駆動指示を受け付けても上記第1搬送部を駆動せず、上記シャッタが上記開口を閉じた位置にあるときの上記第1スイッチの信号を受信したことに応じて、上記駆動指示を受け付けて上記第1搬送部を駆動してもよい。
筐体の開口が開いた状態で、記録媒体としてのロール紙が第1搬送部によって搬送されることが防止される。
(12)上記搬送装置は、上記アタッチメントの上記開口への着脱に応じてオンまたはオフとなる第2スイッチを更に備えてもよい。上記コントローラは、上記アタッチメントが上記開口に装着されたときの上記第2スイッチの信号を受信したことに応じて、駆動指示を受け付けて上記第2搬送部を駆動してもよい。
アタッチメントが筐体の開口に取り付けられていないときに、記録媒体が第2搬送部によって搬送されることが防止される。
(13)上記筐体は、上記開口が位置する回動壁材を有してもよい。上記回動壁材は、上記筐体の内部空間を塞ぐ第1回動位置と、上記筐体の内部空間を外部に対して開く第2回動位置と、に移動可能であってもよい。上記第2スイッチは、上記回動壁材の回動に応じてオンまたはオフとなってもよい。上記コントローラは、上記回動壁材が上記第2回動位置にあるときの上記第2スイッチの信号を受信したことに応じて、上記駆動指示を受け付けても上記第2搬送部を駆動しなくてもよい。
回動壁材が第2回動位置にあるときに記録媒体が第2搬送部によって搬送されることが防止される。
(14)上記第1スイッチおよび上記第2スイッチは、上記回動壁材の内面に位置してもよい。
作業者が、第1スイッチおよび第2スイッチに誤って触れることが抑制される。
(15)上記筐体は、回動上壁材を有してもよい。上記回動上壁材は、上記筐体の内部空間を塞ぐ第3回動位置と、上記筐体の内部空間を外部に対して開く第4回動位置とに回動可能であってもよい。上記第2スイッチは、上記回動上壁材の回動に応じてオンまたはオフとなってもよい。上記コントローラは、上記回動上壁材が上記第4回動位置にあるときの上記第2スイッチの信号を受信したことに応じて、上記駆動指示を受け付けても上記第2搬送部を駆動しなくてもよい。
回動上壁材が第4回動位置にあるときに記録媒体が第2搬送部によって搬送されることが防止される。
(16)上記搬送装置は、上記筐体の内部空間において上記開口に対向して位置しており、上記開口へ向かって付勢されたテンショナを備えてもよい。上記テンショナは、上記開口に取り付けられた上記アタッチメントにより上記付勢力に抗して上記開口から離れる向きへ移動してもよい。
筐体内の部品が開口を通して外部に露出することがアタッチメントによって抑制される。
(17)上記搬送部は、記録媒体としてファンフォールド紙を上記搬送路に沿って搬送してもよい。
アタッチメントが取り付けられた搬送装置では、筐体の外において折り畳まれた状態から上方へ引き上げられるファンフォールド紙の蛇行が抑制されるので、ファンフォールド紙の搬送精度が向上する。
(18)本発明に係る画像記録装置は、上記搬送装置と、上記筐体の内部空間に位置しており、上記搬送路に沿って搬送される記録媒体にインクを吐出するヘッドと、を備える。
搬送路に沿って搬送される記録媒体に好適に画像を記録することができる。
(19)上記搬送部は、記録媒体をニップしつつ回転することによって記録媒体を上記開口から上記ヘッドへ向けて搬送する搬送ローラ対を少なくとも有してもよい。
記録媒体の搬送精度が向上する。
本発明によれば、筐体の外において折り畳まれた状態から引き上げられるファンフォールド紙の搬送精度を向上できる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像記録装置100の外観斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る画像記録装置100の第1上カバー31Aが開かれた状態を示す斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る画像記録装置100の第1上カバー31Aおよびサイドカバー19が開かれた状態を示す斜視図である。 図4は、図1のIV-IV線に沿って切断した断面図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る画像記録装置100のサイドフレーム20,21の斜視図である。 図6は、画像記録装置100のブロック図である。 図7は、閉位置にあるシャッタ210、第1スイッチ303、及び第2スイッチ401を後壁部30Bの前面30BA側から視た斜視図である。 図8は、開位置にあるシャッタ210、第1スイッチ303、及び第2スイッチ401を後壁部30Bの前面30BA側から視た斜視図である。 図9は、後壁部30Bの開口115にアタッチメント120を取り付けた状態を後壁部30Bの前面30BA側から視た斜視図である。 図10は、図8の第1スイッチ303及び第2スイッチ401の右方を第2取付片403によって覆われた状態を後壁部30Bの前面30BA側から視た斜視図である。 図11は、シャッタ210が閉位置にある状態を後壁部30Bの後面30BB側から視た斜視図である。 図12は、シャッタ210が開位置にある状態を後壁部30Bの後面30BB側から視た斜視図である。 図13は、図12の開口115にアタッチメント120を取り付けた状態を後壁部30Bの後面30BB側から視た斜視図である。 図14は、アタッチメント120を板151の前面151A側から視た斜視図である。 図15は、テンショナ45がアタッチメント120の第1遮蔽壁152によって前向き51に押圧されることを説明する図である。 図16は、図13の第1ガイド部材153および第2ガイド部材154を最小幅位置に移動させた状態を示す斜視図である。 図17は、図14の第1ガイド部材153および第2ガイド部材154を最小幅位置に移動させた状態を示す斜視図である。 図18は、後壁部30Bに開口115を通してファンフォールド紙Fを搬送している状態を示す斜視図である。 図19は、変形例に係るアタッチメント120の斜視図である。 図20は、変形例に係る第1スイッチ303が第1接点位置にある状態を示す側面図である。 図21は、変形例に係る第1スイッチ303が第1規制位置にある状態を示す側面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を説明する。なお、本実施形態は本発明の一実施態様にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施態様を変更できることは言うまでもない。また、以下の説明において、排出口33が向く向きを前向き51とし、前方の反対向きを後向き52とする。前向き51と後向き52とを合せて前後方向51,52とする。前後方向51,52と直交する上下の方向を上下方向53,54とする。前後方向51,52および上下方向53、54と直交する方向を左右方向55,56とする。上下方向53,54の上向きを上向き53とし、下向きを下向き54とする。画像記録装置100を後向き52に視て、左右方向55、56の左向きを左向き55とし、右向きを右向き56とする。
[画像記録装置100の外観構成]
図1,図4に示されるように、画像記録装置100は、ロール体37からシートS(記録媒体の一例)を引き出して前向き51にシートSおよび後述の開口115から挿入されたファンフォールド紙F(記録媒体の一例)(図18参照)を搬送可能な搬送装置10と、シートSおよびファンフォールド紙Fに画像をインクジェット記録方式で記録可能なヘッド38と、を有する。なお、以下では、シートSとファンフォールド紙Fの両方を含めて説明するときは記録媒体として説明する。
搬送装置10は、筐体30、記録媒体が搬送される搬送路43、及び記録媒体を搬送する搬送部71を備える。筐体30は、全体として概ね直方体形状であって、卓上に載置可能な大きさである。筐体30は、右壁部30R及び左壁部30Lと、上壁部30U及び下壁部30Dと、前壁部30F及び後壁部30B(回動壁材の一例)と、を有する。右壁部30R及び左壁部30Lは、左右方向55,56に離れて位置する。上壁部30U及び下壁部30Dは、上下方向53,54に離れて位置する。前壁部30F及び後壁部30Bは、前後方向51,52に離れて位置する。
前壁部30Fには、ヘッド38によって記録された記録媒体が排出される排出口33が形成されている。排出口33は、前壁部30Fの上部に位置している。排出口33は、上下方向53,54よりも左右方向55,56に長い矩形状である。前壁部30Fの上部には操作パネル44が設けられている。操作パネル44は、画像記録装置100を動作させたり各種設定を確定したりするための入力を作業者から受け付ける。
筐体30は、第1上カバー31A(回動上壁材の一例)と第2上カバー31Bとサイドカバー19とを有する。第1上カバー31Aは、上壁部30Uの後方側の一部と右壁部30Rの後方側の上部を形成している(図1参照)。第1上カバー31Aは、左右方向55,56に延びる回動軸を中心に回動可能に後壁部30Bの上端部に連結されている。第1上カバー31Aは、図1に示される閉位置(第3回動位置の一例)から、上壁部30Uの後方側の一部が上方へ持ち上げられるようにして回動されて、図2に示される開位置(第4回動位置の一例)まで回動する。第1上カバー31Aが開位置まで回動すると、筐体30の内部空間30Aが外部へ露出される。
第2上カバー31Bは、第1上カバー31Aの前方に位置している。第2上カバー31Bは、左壁部30Lの上部と右壁部30Rの前方側の上部と上壁部30Uの前方側と上壁部30Uの後方側の一部とを形成している(図1参照)。第2上カバー31Bは、左右方向55,56に延びる回動軸を中心に回動可能に後壁部30Bの上端部に連結されている。第2上カバー31Bは、図1に示される閉位置から、上壁部30Uの前方側の一部が上方へ持ち上げられるようにして回動されて開位置まで回動する。閉位置の第2上カバー31Bは、筐体30の内部空間30Aを塞ぐ。開位置の第2上カバー31Bは、筐体30の内部空間30Aを外部に対して開く。
サイドカバー19は、右壁部30Rの後方側に位置している。サイドカバー19は、右壁部30Rの一部を形成している(図1参照)。サイドカバー19は、前後方向51,52に延びる回動軸を中心に回動可能に下壁部30Dに連結されている。サイドカバー19は、図1に示される閉位置から、右向き56に回動した開位置(図3参照)まで回動可能である。閉位置のサイドカバー19は、筐体30の内部空間30Aを塞ぐ。開位置のサイドカバー19は、筐体30の内部空間30Aを外部に対して開く。
図2、図3に示されるように、後壁部30B(回動壁材の一例)は、第1上カバー31Aの回動に連動して回動する。後壁部30Bは、左右方向55,56に延びる第1回動軸Aを中心に回動可能に下壁部30Dの後端部に連結されている。後壁部30Bは、下壁部30Dに対して直角になる閉位置(第1回動位置の一例)と、閉位置から後向き52に回動した開位置(第2回動位置の一例)と、に移動可能である。後壁部30Bは、第1上カバー31Aが閉位置から開位置に向かって回動することに伴って、後壁部30Bが閉位置から開位置に向かって回動する。閉位置の後壁部30Bは、筐体30の内部空間30Aを塞ぐ。開位置の後壁部30Bは、筐体30の内部空間30Aを外部に対して開く。
後壁部30Bには、筐体30の内部空間30Aと外部とを連通する開口115が形成されている(図12参照)。開口115は、後壁部30Bの上部に位置している。開口115は、上下方向53,54よりも左右方向55,56に長い矩形状に形成されている。開口115の左右方向55,56の中央は、後壁部30Bの左右方向55,56の中央よりも左方に位置している。開口115は、ファンフォールド紙Fが通過可能である。開口115には、後述のアタッチメント120が取り付け可能である。
後壁部30Bには、筐体30の内部空間30Aと外部とを連通する第1スリット121が形成されている。第1スリット121は、後壁部30Bの左端において上下方向53,54の略中央に位置している。第1スリット121の大きさは、アタッチメント120を開口115に取り付けたときに、アタッチメント120の後述の挿入片122が挿入可能な大きさである。
図7に示されるように、後壁部30Bの前面30BAには、開口115の上端から前向き51に対して斜め下方に延びる庇部材123が形成されている。庇部材123は、左右方向55,56及び前後方向51,52に対して斜め下方に拡がる平板状である。庇部材123は、開口115の左端から右端に亘って形成されている。これにより、開口115を通して筐体30の内部空間30Aが外部へ露出することを抑制している。図8に示されるように、庇部材123および後壁部30Bには、庇部材123の後端部から後壁部30Bの下端部に亘って連続する貫通孔124が形成されている。貫通孔124は、庇部材123の後端部を上下方向53,54に貫通するとともに、後壁部30Bの下端部を前後方向51,52に貫通している。貫通孔124は、庇部材123の左右方向55,56の中央に位置している。
貫通孔124内には、後壁部30Bの下端から下向き54に延びて前向き51に屈曲するL字状のフック125(係止部の一例)が形成されている。フック125の左右方向55,56の長さは、貫通孔124の左右方向55,56の長さの約半分である。これにより、フック125は、前後方向51,52に弾性変形しやすくなっている。
後壁部30Bの前面30BAには、後壁部30Bの左端縁から前向き51に延びる第1取付片126が形成されている。第1取付片126は、前後方向51,52及び上下方向53,54に拡がる平板状に形成されている。第1取付片126の上下方向53,54の長さは、前後方向51,52の長さよりも長い。第1取付片126は、後壁部30Bにおける開口115の左方から後壁部30Bの下端部に亘って形成されている。
図4に示されるように、搬送路43は、筐体30の内部空間30Aにおいてロール紙収容空間30Cから上向き53に延びた後、排出口33まで前向き51に延びている。具体的には、搬送路43は、第1搬送路43Aおよび第2搬送路43Bを有する。第1搬送路43Aは、ロール紙収容空間30Cから隙間42を通って後述のテンショナ45の上端45Aまで上向き53に延びた後、搬送ローラ対36まで前向き51に延びている。第1搬送路43Aは、テンショナ45の上端45Aから開口115に通じている。第2搬送路43Bは、搬送ローラ対36から前向き51に延びて排出口33に繋がっている。第2搬送路43Bは、第2搬送路43Bを通じて開口115と繋がっている。
図5に示されるように、筐体30の内部空間30Aには、2つのサイドフレーム20,21が設けられている。各サイドフレーム20,21は、鋼板からなる平板形状であり、支持する部材に応じた形状の切り欠きや貫通孔が適宜形成されている。2つのサイドフレーム20,21は、左右方向55,56に離れて位置する。各サイドフレーム20,21は、筐体30の下壁部30Dに連結されている。各サイドフレーム20,21の連結は、ネジ止めや溶接によりなされている。
2つのサイドフレーム20,21のうち、右方に位置するサイドフレーム21の後下隅部には切欠き部21Aが形成されている。切欠き部21Aは、ロール紙収容空間30C(図4参照)へロール体37を装填するための開口である。
[画像記録装置100の内部構成]
筐体30の内部空間30Aにおけるサイドフレーム20,21の間には、図4に示されるように、ロール体ホルダ35、テンショナ45、搬送部71、ヘッド38、支持機構116、ヒータ39、支持部材46、カッターユニット26、第1スイッチ303、及び第2スイッチ401が配置されている。図4には示されていないが、内部空間30Aには、コントローラ130が配置されている(図6参照)。コントローラ130は、画像記録装置100の動作を制御するものである。
筐体30の内部空間30Aには、隔壁41が設けられている。隔壁41は、内部空間30Aの後方側の下部を仕切って、ロール紙収容空間30Cを区画する。ロール紙収容空間30Cは、隔壁41、後壁部30B、及び下壁部30Dによって包囲され、ヘッド38などから隔離された空間である。
ロール紙収容空間30Cには、ロール体37、及びロール体ホルダ35が収容される。ロール体37は、芯管と、長尺のシートSとを有している。シートSは、芯管の軸芯の周方向にロール状に芯管に巻回されている。シートSは、画像記録装置100が画像を記録可能な最小幅から最大幅までの幅をとり得る。すなわち、ロール紙収容空間30Cには、幅が異なる複数種類のロール体37が収容可能である。なお、ロール体37は、芯管を有さず、シートSがロール体ホルダ35に装着可能にロール状に巻回されていてもよい。
ロール紙収容空間30Cは、後部において上向き53に開口115している。詳細には、隔壁41と後壁部30Bとの間、すなわち、ロール体37の後端の上方に隙間42が形成されている。シートSは、搬送部71によってロール体37の後端から上方に引き出され隙間42を介してテンショナ45へと案内される。
テンショナ45は、内部空間30Aの後部において隔壁41よりも上方に位置する。テンショナ45は、後壁部30Bの開口115と前後方向51,52に対向している。テンショナ45は、筐体30の内部空間30Aに設けられたサイドフレーム20,21に回動可能に支持されている。テンショナ45は、左右方向55,56に延びる第2回動軸Bと、第2回動軸Bから延びるフラップ45Bと、を有する。第2回動軸Bは、サイドフレーム20,21に回動可能に軸支されている。フラップ45Bは、上下方向53,54及び左右方向55,56に延びる平板を後向き52に湾曲させた形状を有する。フラップ45Bは、第2回動軸Bの回動により、シートSを案内する案内位置と、案内位置よりも後方に位置する突出位置と、案内位置よりも前方に位置する引込位置と、の間を移動可能である。フラップ45Bは、開口115へ向かって付勢されている。
搬送部71は、ロール紙収容空間30Cに収納されたロール体37のシートSと、筐体30の外部から開口115を通して筐体30の内部空間30Aに挿入されたファンフォールド紙Fを搬送路43に沿って搬送可能に構成されている。具体的には、搬送部71は、第1搬送路43Aに位置する第1搬送部71Aと、第2搬送路43Bに位置する第2搬送部71Bと、を有する。
第1搬送部71Aは、ロール体ホルダ35によって構成されている。ロール体ホルダ35は、第1モータ47(図6参照)からの駆動力によって回転することでロール体37を回転させる。これにより、ロール体ホルダ35は、ロール体37からシートSを繰り出す。
第2搬送部71Bは、搬送ローラ対36から排出口33まで記録媒体を搬送する。第2搬送部71Bは、搬送ローラ対36、排出ローラ対40、及び後述の搬送ベルト117を有する。搬送ローラ対36は、テンショナ45の前方に位置する。搬送ローラ対36は、テンショナ45によって案内されたシートSまたは開口115を通して筐体30の内部空間30Aに挿入されたファンフォールド紙Fを前向き51に搬送する。具体的には、搬送ローラ対36は、搬送ローラ36Bとピンチローラ36Aとを有する。搬送ローラ36Bは、サイドフレーム20,21に回転可能に支持されている。搬送ローラ36Bは、第2モータ48(図6参照)から駆動伝達されて回転することによって、ピンチローラ36Aとの間に記録媒体をニップしつつ前向き51に記録媒体を搬送する。
排出ローラ対40は、搬送ローラ対36よりも前方に位置する。排出ローラ対40は、シートSの下面に当接する排出ローラ40Aと記録媒体の上面に当接する拍車40Bとを有する。排出ローラ40Aは、サイドフレーム20,21に回転可能に支持されている。排出ローラ40Aは、第3モータ58(図6参照)から駆動伝達されて回転することによって、拍車40Bとの間に記録媒体をニップしつつ前向き51に記録媒体を搬送する。
ヘッド38は、搬送ローラ対36の前方であって、排出ローラ対40よりも後方に位置する。ヘッド38は、複数のノズル38Aを有する。複数のノズル38Aは、支持機構116に支持された記録媒体へ向かってインクを液滴として下方へ吐出する。これにより、記録媒体の上面に画像が記録される。ヘッド38には、筐体30の内部空間30Aに配置されたインクタンク(図示せず)がチューブ(図示せず)によってインクを供給可能に接続されている。インクとしては、例えば、水、顔料、熱可塑性樹脂微粒子を含む水性インクが用いられる。本実施形態におけるインクは、加熱によって記録媒体に定着させることができるものであれば、特に限定されることはない。
支持機構116は、搬送ローラ対36よりも前方に位置する。支持機構116は、ヘッド38の下方に位置している。支持機構116は、ヘッド38と上下方向53,54に対向している。支持機構116は、搬送ベルト117と、搬送ベルト117を支持する支持部118と、を有する。搬送ベルト117は、第4モータ59(図6参照)から駆動伝達されて回転することによって、記録媒体の下面を支持しつつ前向き51に記録媒体を搬送する。搬送ベルト117は、支持機構116の一部と搬送部71の第2搬送部71Bの一部とを構成している。
ヒータ39は、搬送路43の下方においてヘッド38と排出ローラ対40との間に位置している。ヒータ39は、前後方向51,52及び左右方向55,56に拡がる平板状である。ヒータ39は、サイドフレーム20,21に支持されている。ヒータ39は、搬送ベルト117によって前向き51に搬送される記録媒体の下面を支持する。ヒータ39は記録媒体を加熱する。これにより、記録媒体がヒータ39を通過する間に、インクに含まれる熱可塑性樹脂微粒子が溶融し、ヒータ39を通過した後の大気による冷却によって溶融した樹脂が硬化して顔料が記録媒体の上面に定着する。
支持部材46は、搬送路43の下方に位置している。支持部材46は、ヘッド38及び支持機構116よりも前方に位置する。支持部材46の後部には、ヒータ39が位置している。支持部材46の前部は、排出ローラ40Aと対向している。支持部材46は、支持機構116の搬送ベルト117によって前向き51に搬送されてきた記録媒体を支持する。
カッターユニット26は、排出ローラ対40の前方に位置する。カッターユニット26は、シートSを切断するカッター28と、カッター28を保持するカッターホルダ27と、を有する。カッターユニット26は、シートSを左右方向55,56に沿って切断できれば、特に限定されない。例えば、カッターユニット26は、左右方向55,56に移動することによってシートSを切断してもよい。
図7、図8に示されるように、第1スイッチ303および第2スイッチ401は、後壁部30Bの前面30BA(内面の一例)に配置されている。第1スイッチ303および第2スイッチ401は、上下方向53,54に間隔を空けて第1取付片126に取り付けられている。第1スイッチ303は、第2スイッチ401の上方に位置している。第1スイッチ303は、左右方向55,56に延びる第3回動軸Cを中心に回動可能に第1取付片126に取り付けられている。第1スイッチ303は、第3回動軸Cから前向き51に延びる第1接点部303Aと、第1接点部303Aの後方側の下部から右向き56に延びる第1被押圧部303Bと、を有する。第1接点部303Aは、前後方向51,52及び上下方向53,54に拡がる平板状である。第1被押圧部303Bは、第3回動軸Cの下方に位置している。第1被押圧部303Bは、第1接点部303Aに対して直交する方向に拡がる平板状である。
第1スイッチ303は、第1規制部304に第1接点部303Aが自重によって接触する第1規制位置(図7参照)と、第1接点305に接触する第1接点位置(図8参照)と、の間を回動可能である。第1規制部304は、第1取付片126の右面から右向き56に延びている。第1規制部304は、第3回動軸Cの前方において第3回動軸Cよりも下方に位置している。第1接点305は、第1規制部304の上方において第3回動軸Cの前方に位置している。第1接点305は、コントローラ130と電気的に接続された電気回路(図示せず)の一部である。第1接点部303Aが第1接点305に接触して第1スイッチ303がオンになると、電気回路からコントローラ130に第1信号が送信される。第1接点部303Aが第1接点305から離れると、第1スイッチ303はオフとなる。
第2スイッチ401は、左右方向55,56に延びる第4回動軸Dを中心に回動可能に第1取付片126に取り付けられている。第2スイッチ401は、第4回動軸Dから上向き53に延びる第2接点部401Aと、第2接点部401Aの後方側から右向き56に延びる第2被押圧部401Bと、を有する。第2接点部401Aは、前後方向51,52及び上下方向53,54に拡がる平板状である。第2被押圧部401Bは、第4回動軸Dの上方に位置している。第2被押圧部401Bは、第2接点部401Aに対して直交する方向に拡がる平板状である。
第2スイッチ401は、第2規制部402に第2接点部401Aが接触する第2規制位置(図8参照)と、第2接点部401Aが第2規制部402から離れて第2接点403に接触する第2接点位置(図7参照)と、の間を回動可能である。第2規制部402は、第1取付片126の右面から右向き56に延びている。第2規制部402は、第4回動軸Dの上方に位置している。第2接点403は、第4回動軸Dの上方において第2規制部402の前方に位置している。第2接点403は、コントローラ130と電気的に接続された電気回路(図示せず)の一部である。第2接点部401Aが第2接点403に接触して第2スイッチ401がオンになると、電気回路からコントローラ130に第2信号が送信される。第2接点部401Aが第2接点403から離れると、第2スイッチ401はオフとなる。
図10に示されるように、第1スイッチ303および第2スイッチ401は、右方から第2取付片406によって覆われている。第2取付片406は、第1取付片126から右方に間隔を空けて配置されている。第2取付片406は、前後方向51,52及び上下方向53,54に拡がる平板状である。第2取付片406の前端縁および後端縁は、第1取付片126の前端縁および後端縁に略沿った形状を有する。第2取付片406の後端縁は、後壁部30Bの前面30BAから前向き51に僅かに間隔を空けて位置している。第2取付片406の後端縁には、後端縁から前向き51に切り欠かれた第1凹部404および第2凹部405が形成されている。第1凹部404および第2凹部405は、左右方向55,56に開口115している。第1凹部404は、第2凹部405の上方に位置している。第1凹部404から第1スイッチ303の第1被押圧部303Bが右向き56に突出している。第2凹部405から第2スイッチ401の第2被押圧部401Bが右向き56に突出している。
図7、図8に示されるように、後壁部30Bの前面30BAには、開口115を開閉可能なシャッタ210が設けられている。シャッタ210は、上下方向53,54及び左右方向55,56に拡がる平板状である。シャッタ210の前面および後面は、左右方向55,56の長さよりも上下方向53,54の長さが長い矩形状である。シャッタ210の左右方向55,56の長さは、開口115の左右方向55,56の長さよりも僅かに長い。シャッタ210の上下方向53,54の長さは、後壁部30Bの上下方向53,54の長さの約半分である。
図11、図12に示されるように、シャッタ210の上端から後向き52に延びる規制片211が設けられている。規制片211は、前後方向51,52及び左右方向55,56に拡がる平板状である。規制片211の上面および下面は、前後方向51,52よりも左右方向55,56に長い矩形状である。規制片211は、開口115の左右方向55,56の中央から後向き52に突出している。規制片211の上面には、逆U字状に上向き53に延びる引掛部212が形成されている。引掛部212は、規制片211の前端縁に位置している。これにより、規制片211を開口115の上端に当接させたときに、引掛部212がフック125に接触することによってフック125が後向き52に弾性変形して引掛部212の逆U字状の内部にフック125が引掛けられる(図11参照)。これにより、シャッタ210が後述の閉位置に係止される。
シャッタ210は、上下方向53,54に移動可能に後壁部30Bの前面30BAに取り付けられている。具体的には、図10に示されるように、シャッタ210は、後壁部30Bの前面30BAと、後壁部30Bの前面30BAから前方へ僅かに間隔を空けて配置された収容壁300の後面と、の間に配置されている。収容壁300は、左右方向55,56の両端から後向き52に延びる側壁300Aを有する。側壁300Aは、後壁部30Bの前面に固定されている。これにより、後壁部30Bと収容壁300との間にシャッタ210を収容可能な収容空間が形成され、この収容空間にシャッタ210が収容される。これにより、シャッタ210は、後壁部30Bの前面30BAと収容壁300の後面とによって前後方向51,52に位置決めされるとともに、左右の側壁300Aによって左右方向55,56に位置決めされる。また、シャッタ210は、規制片211が開口115の上端に当接する閉位置と、規制片211が開口115の下端に当接する開位置と、の間を上下方向53,54に移動可能である。
図8に示されるように、シャッタ210の左端部には、前後方向51,52に貫通する第2スリット213が形成されている。第2スリット213は、シャッタ210の上下方向53,54の略中間に位置している。開位置にあるシャッタ210の第2スリット213は、第2スイッチ401の第2被押圧部401Bと前後方向51,52に対向している。開位置にあるシャッタ210の第2スリット213は、後壁部30Bの第1スリット121と前後方向51,52に対向している。第2スリット213の大きさは、アタッチメント120の後述の挿入片122が挿入可能な大きさである。
図10に示されるように、シャッタ210の左端部には、第2取付片406の右方を前向き51に延びる第1押圧部214および第2押圧部215が形成されている。第1押圧部214は、第2押圧部215の上方に位置している。第1押圧部214と第2押圧部215との間の上下方向53,54の間隔は、第1スイッチ303と第2スイッチ401との間の上下方向53,54の間隔よりも大きい。
図8に示されるように、第1押圧部214は、前後方向51,52及び上下方向53,54に拡がる平板状である。第1押圧部214は、収容壁300の左端部に形成された第3スリット301を通して収容壁300から前向き51に露出している(図10参照)。第3スリット301は、収容壁300を前後方向51,52に貫通している。第1押圧部214の前端は、上下方向53,54に沿って延びる第1垂直部214Aと、第1垂直部214Aに対して傾斜する第1傾斜部214Bと、を有する。第1垂直部214Aは、第1傾斜部214Bの上側に位置している。第1傾斜部214Bは、第1垂直部214Aの下側に連続して形成されている。第1傾斜部214Bは、下方に行くほど、前後方向51,52の長さが短くなるように形成されている。第1傾斜部214Bは、第1規制位置にある第1被押圧部303Bと略平行である。第1傾斜部214Bは、第1規制位置にある第1被押圧部303Bと上下方向53,54に重なっている。これにより、シャッタ210を閉位置から開位置へ向けて下向き54に移動させたときに、第1傾斜部214Bは、第1被押圧部303Bを下向き54に摺動しつつ、前向き51に押圧する。その結果、第1スイッチ303は第1規制位置から第1接点位置へ向けて回動する。シャッタ210が開位置に到達すると、第1垂直部214Aが第1被押圧部303Bに接触した状態になる。これにより、第1スイッチ303が第1接点位置に維持される。
第2押圧部215は、前後方向51,52及び上下方向53,54に拡がる平板状である。第2押圧部215は、収容壁300の左端部に形成された第4スリット302を通して収容壁300から前向き51に露出している(図10参照)。第4スリット302は、収容壁300を前後方向51,52に貫通している。第2押圧部215の前端は、上下方向53,54に沿って延びる第2垂直部215Aと、第2垂直部215Aに対して傾斜する第2傾斜部215Bと、を有する。第2垂直部215Aは、第2傾斜部215Bの下側に位置している。第2傾斜部215Bは、第2垂直部215Aの上側に連続して形成されている。第2傾斜部215Bは、上方に行くほど、前後方向51,52の長さが短くなるように形成されている。第2傾斜部215Bは、第2規制位置にある第2被押圧部401Bと略平行である。第2傾斜部215Bは、第2規制位置にある第2被押圧部401Bと上下方向53,54に重なっている。これにより、シャッタ210を開位置から閉位置へ向けて上向き53に移動させたときに、第2傾斜部215Bは、第2被押圧部401Bを上向き53に摺動しつつ、前向き51に押圧する。その結果、第2スイッチ401が第2規制位置から第2接点位置へ向けて回動する。シャッタ210が開位置に到達すると、第2垂直部215Aが第2被押圧部401Bに接触した状態になる(図7参照)。これにより、第2スイッチ401が第2接点位置に維持される。
[アタッチメント120]
図13に示されるように、アタッチメント120は、ファンフォールド紙Fに画像を記録するときに、筐体30の後壁部30Bの開口115に取り付けられる。なお、以下では、アタッチメント120が開口115に取り付けられた取付姿勢を基準にアタッチメント120を説明する。
アタッチメント120は、板151、第1遮蔽壁152(凸部の一例)、第1ガイド部材153、及び第2ガイド部材154を備える。板151は、後壁部30Bの後面30BB(壁面の一例)に沿って拡がっている。板151は、上下方向53,54(第1方向の一例)及び左右方向55,56(第2方向の一例)に拡がる平板状である。板151の前面151A(外面の一例)および後面151B(外面の一例)は、上下方向53,54よりも左右方向55,56に長い矩形状である。板151の左右方向55,56の長さは、開口115の左右方向55,56の長さよりも僅かに長い。板151の右端は、開口115の右端と上下方向53,54に一致している。板151の左端は、開口115の左端よりも左方に位置している。板151の左端は、後壁部30Bの左端に前後方向51,52に一致している。板151の上端は、開口115の下端に前後方向51,52に一致している。板151の下端は、後壁部30Bの上下方向53,54の中間よりも僅かに下方に位置している。
図14に示されるように、板151の前面151Aには、板151の左端から前向き51に延びる挿入片122が形成されている。挿入片122は、板151の上下方向53,54の中央よりも僅かに下方に位置している。挿入片122は、前後方向51,52および上下方向に拡がる平板状である。挿入片122は、板151の第1スリット121およびシャッタ210の第2スリット213を前向き51に貫通して第2スイッチ401の第2被押圧部401Bを前向き51に押圧している(図9参照)。
板151は、左案内溝155(第1案内溝の一例)、右案内溝156(第1案内溝の一例)、上案内溝157(第2案内溝の一例)、及び中央案内溝158(第3案内溝の一例)を有する。各案内溝155,156,157,158は、板151を前後方向51,52に貫通している。左案内溝155および右案内溝156は、開口115の左右方向55,56の中心に対して左右対称に形成されて対になっている。左案内溝155および右案内溝156は、下方(一方向の一例)へ向かうにつれて左右方向55,56の間隔が狭くなるように形成されている。
左案内溝155は、下方に向かって左向き55に膨らむ円弧状に延びている。左案内溝155の左端は、前後方向51,52から視て開口115の左端に上下方向53,54に一致している。左案内溝155の左端は、板151の上下方向53,54の略中央に配置されている。左案内溝155の右端は、板151の下端部に配置されている。左案内溝155の右端は、前後方向51,52から視て、開口115の左右方向55,56の中央に対して僅かに左方にずれた位置に配置されている。
右案内溝156は、下方に向かって右向き56に膨らむ円弧状に延びている。右案内溝156の右端は、前後方向51,52から視て開口115の右端に上下方向53,54に一致している。右案内溝156の右端は、板151の上下方向53,54の略中央に配置されている。右案内溝156の左端は、板151の下端部に配置されている。右案内溝156の左端は、前後方向51,52から視て、開口115の左右方向55,56の中央に対して僅かに右方にずれた位置に配置されている。
上案内溝157は、左案内溝155および右案内溝156の上方に位置している。上案内溝157は、左右方向55,56に沿って延びている。上案内溝157の左右方向55,56の長さは、開口115の左右方向55、56の長さにほぼ等しい。上案内溝157の左端は、前後方向51,52から視て、左案内溝155の左端と上下方向53,54に一致している。上案内溝157の右端は、前後方向51,52から視て、左案内溝155の右端と上下方向53,54に一致している。
中央案内溝158は、上案内溝157の下方において左案内溝155と右案内溝156の間に位置している。中央案内溝158は、上下方向53,54に沿って延びている。中央案内溝158は、前後方向51,52から視て、開口115の左右方向55,56の中央に上下方向53,54に一致している。
第1遮蔽壁152は、板151に形成されている。第1遮蔽壁152は、板151の上端から開口115を通して筐体30の内部空間30Aへ延びている。第1遮蔽壁152は、前後方向51,52及び左右方向55,56に拡がる平板状である。第1遮蔽壁152の上面および下面は、前後方向51,52よりも左右方向55,56に長い矩形状である。第1遮蔽壁152は、開口115の左端に接触する位置から開口115の右端に接触する位置まで左右方向55,56に延びている。図15に示されるように、第1遮蔽壁152の前端は、テンショナ45の付勢力に抗してテンショナ45を前向き51に押し込んでいる。これにより、テンショナ45は、シートSを案内する案内位置から案内位置よりも前方に位置する引込位置へ移動する。
図16、図17に示されるように、第1遮蔽壁152の左右方向55,56の両端には、上向き53に延びる第2遮蔽壁159がそれぞれ形成されている。各第2遮蔽壁159は、前後方向51,52及び上下方向53,54に拡がる平板状である。各第2遮蔽壁159の左面および右面は、前後方向51,52よりも上下方向53,54に長い矩形状である。第2遮蔽壁159は、第1遮蔽壁152の後端から前端まで延びている。第2遮蔽壁159は、第1遮蔽壁152の上面から開口115の上端に接触する位置まで延びている。
第1ガイド部材153は、板151の後面151Bに配置されている。第1ガイド部材153は、第1ガイド部153Aおよび第2ガイド部153Bを有する。第1ガイド部153Aは、上下方向53,54及び前後方向51,52に沿って拡がる平板状である。第1ガイド部153Aは、板151の下端から板151の上端まで延びる第1板摺動部153AAと、第1板摺動部153AAの上端から開口115を通して筐体30の内部空間30Aへ延びる第1斜壁摺動部153ABと、を有する。第1板摺動部153AAの前後方向51,52の長さは、第1斜壁摺動部153ABの前後方向51,52の長さよりも短い。第1斜壁摺動部153ABは、第1板摺動部153AAの上端から開口115を通して第1遮蔽壁152の前端まで前向き51に延びている。第1斜壁摺動部153ABは、第1斜壁摺動部153ABの上面から開口115の上端に接触する位置まで延びている。第1斜壁摺動部153ABの右面153abが第1ガイド面の一例である。
第2ガイド部153Bは、第1ガイド部153Aの右面に一体に形成されている。第2ガイド部153Bは、第1板摺動部153AAの右面に隣接する第2板摺動部153BAと、第1斜壁摺動部153ABの右面153abに隣接する第2斜壁摺動部153BBと、を有する。
第2板摺動部153BAは、上下方向53,54および左右方向55,56に拡がる平板状である。第2板摺動部153BAは、板151の下端から板151の上端まで延びている。第2板摺動部153BAの前面および後面は、左右方向55,56よりも上下方向53,54に長い矩形状である。第2板摺動部153BAは、前後方向51,52に貫通する第1貫通孔160および第2貫通孔161を有する。第1貫通孔160は、第2貫通孔161の上方に位置している。第1貫通孔160は、上案内溝157と前後方向51,52に対向している。第2貫通孔161は、第2板摺動部153BAの上下方向53,54の略中間から第2板摺動部153BAの下端部まで上下方向53,54に延びている。第2貫通孔161の上端は、左案内溝155の左端と同じ高さ位置にある。第2貫通孔161の下端は、左貫通孔の右端と同じ高さ位置にある。
図13に示されるように、第2斜壁摺動部153BBは、前後方向51,52および左右方向55,56に拡がる平板を上向き53に屈曲させた形状を有する。具体的には、第2斜壁摺動部153BBは、第2板摺動部153BAの上端から第1遮蔽壁152の前後方向51,52の略中間まで前向き51に延びた後、前向き51に対して斜め上向き53に延びるように形成されている。第2斜壁摺動部153BBの前端は、テンショナ45の上端45Aに位置している(図9参照)。第2斜壁摺動部153BBの上面153bbが第3ガイド面の一例である。
第2ガイド部材154は、第1ガイド部材153に対して左右対称の形状を有する。このため、第2ガイド部材154において第1ガイド部材153と対応する要素については、第1ガイド部材153と同様の符号を付して、その説明を省略する。第2ガイド部材154の第1斜壁摺動部153ABの左面153abが第2ガイド面の一例である。第2ガイド部材154の第2斜壁摺動部153BBの上面153bbが第4ガイド面の一例である。
図13、図14に示されるように、第1ガイド部材153および第2ガイド部材154は、クロスリンク機構171によって互いに連結されている。クロスリンク機構171は、板151の前面151Aに配置された第1リンク部材172および第2リンク部材173を有する。第1リンク部材172および第2リンク部材173は、互いにクロスするように延びる棒状に形成されてる。第1リンク部材172および第2リンク部材173は、中心に配置された支点軸174周りに互いに回転可能に連結されている。支点軸174は、中央案内溝158に移動可能に挿入されている。支点軸174は、中央案内溝158から抜け止めされている。
第1リンク部材172の上端部172A(第2端部の一例)は、上案内溝157に移動可能に挿入された第1ピン175を介して第1ガイド部材153に連結されている。第1ピン175は、第1ガイド部材153の第1貫通孔160に挿入されている。第1ピン175は、第1貫通孔160から抜け止めされている。第1リンク部材172の下端部172B(第1端部の一例)は、右案内溝156に移動可能に挿入された第2ピン176(ピンの一例)を介して第2ガイド部材154に連結されている。第2ピン176は、第2ガイド部材154の第2貫通孔161に移動可能に挿入されている。第2ピン176は、第2貫通孔161から抜け止めされている。
第2リンク部材173の上端部173A(第2端部の一例)は、第1ピン175の右方において上案内溝157に移動可能に挿入された第3ピン177を介して第2ガイド部材154に連結されている。第3ピン177は、第2ガイド部材154の第1貫通孔160に挿入されている。第3ピン177は、第1貫通孔160から抜け止めされている。これにより、第2リンク部材173の上端部173Aは、第2ガイド部材154の移動に伴って上案内溝157に沿って移動する。第2リンク部材173の下端部173B(第1端部の一例)は、左案内溝155に移動可能に挿入された第4ピン178(ピンの一例)を介して第1ガイド部材153に連結されている。第4ピン178は、第1ガイド部材153の第2貫通孔161に移動可能に挿入されている。第4ピン178は、第2貫通孔161から抜け止めされている。これにより、第2リンク部材173の下端部173Bは、第2ガイド部材154の移動に伴って左案内溝155に沿って移動する。
第1ガイド部材153および第2ガイド部材154は、第2遮蔽壁159に隣接する最大幅位置(図13、図14参照)から互いに接触する最小幅位置(図16、図17参照)まで左右方向55,56に移動可能である。第1ガイド部材153および第2ガイド部材154は、クロス連結機構により、第1ガイド部材153と第2ガイド部材154との間の左右方向55,56の中央が、開口115の左右方向55,56の中央に来るように位置合せされる。
具体的には、例えば、第1ガイド部材153を最大幅位置から最小幅位置に向かって移動させると、第1ピン175が上案内溝157の左端から上案内溝157の左右方向55,56の中央に向かって移動する。これにより、第1リンク部材172の上端部172Aが上案内溝157に沿って右向き56に移動するとともに、第1リンク部材172の下端部172Bが右案内溝156に沿って下向き54に移動する。その結果、第1リンク部材172は、第2ピン176を介して第2ガイド部材154を最大幅位置から最小幅位置に向かって左向き55に移動させる。このとき、第3ピン177が上案内溝157の右端から上案内溝157の左右方向55,56の中央に向かって移動する。これにより、第2リンク部材173の上端部173Aが上案内溝157に沿って左向き55に移動するとともに、第2リンク部材173の下端部173Bが左案内溝155に沿って下向き54に移動する。その結果、第2リンク部材173は、第4ピン178を介して第1ガイド部材153を右向き56に移動させる。
図6に示されるように、コントローラ130は、CPU131、ROM132、RAM133、EEPROM134、及びASIC135を備えており、これらは内部バス137によって接続されている。ROM132には、CPU131の各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。RAM133は、CPU131が上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記録する記憶領域、或いはデータ処理の作業領域として使用される。EEPROM134には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。
ASIC135には、第1モータ47、第2モータ48、第3モータ58、及び第4モータ59が接続されている。ASIC135は、第1スイッチ303から出力される第1信号と、第2スイッチ401から出力される第2信号を受信可能である。
ASIC135は、第1スイッチ303からの第1信号および第2スイッチ401からの第2信号に基づいて各モータを回転させるための駆動信号を生成し、この駆動信号を元に各モータを制御する。コントローラ130は、第1モータ47の駆動を制御してホルダ35を回転させる。コントローラ130は、第2モータ48の駆動を制御して搬送ローラ36Bを回転させる。コントローラ130は、第3モータ58の駆動を制御して排出ローラ40Aを回転させる。コントローラ130は、第4モータ59の駆動を制御して搬送ベルト117を回転させる。
また、ASIC135には、圧電素子57が接続されている。圧電素子57は、不図示のドライブ回路を介してコントローラ130により給電されることで動作する。コントローラ130は、圧電素子57への給電を制御し、複数のノズル38Aから選択的にインク滴を吐出させる。
次に、ロール紙収容空間30Cに収納されたロール体37からシートSを引き出してシートSに画像を記録するときの画像記録装置100の動作について説明する。なお、初期状態として、シャッタ210は閉位置にある。第1スイッチ303は、自重によって第1規制位置にある。第2スイッチ401は、第2接点位置にある(図7参照)。このとき、第1スイッチ303は、第1信号を出力しない。第2スイッチ401は、コントローラ130に第2信号を出力する。コントローラ130は、第2信号を受信した状態である。
この状態で、作業者が操作パネル44で駆動指示を入力すると、コントローラ130は、駆動指示を受け付けて、第1モータ47、第2モータ48、第3モータ58、及び第4モータ59を駆動することにより、ロール体ホルダ35、搬送ローラ36B、排出ローラ40A、及び搬送ベルト117を駆動する。
ロール体ホルダ35が駆動されると、ロール体ホルダ35に装着されているロール体37が芯管の軸芯を中心に回転しながらロール体37からシートSが引き出される。このとき、シートSは、隙間42を介して上向き53に引き出される。ロール体37から引き出されたシートSは、第1搬送路43Aを通って搬送ローラ対36まで搬送される。
搬送ローラ対36まで搬送されたシートSは、搬送ローラ36Bとピンチローラ36Aとの間にニップされつつ前向き51に第2搬送路43Bを搬送される。搬送ローラ対36によって前向き51に搬送されたシートSは、支持機構116の支持部118で支持される。このとき、ヘッド38のノズル38Aからインクが下方へ吐出されることにより、シートSの上面に画像が記録される。シートSの上面に画像が記録されたシートSは、搬送ベルト117によって前向き51に搬送される。
搬送ベルト117によって前向き51に搬送されたシートSは、ヒータ39の上面で支持される。シートSがヒータ39の上面を通過する間に、ヒータ39の熱によってシートS及びインクが加熱される。これにより、インクに含まれる熱可塑性樹脂微粒子が溶融し、その後の空気による冷却により硬化して、顔料がシートSの上面に定着する。
ヒータ39で加熱されたシートSは、支持部材46に支持された状態で、排出ローラ対40の排出ローラ40Aと拍車40Bとの間にニップされつつ前向き51に搬送される。排出ローラ対40によって前向き51に搬送されたシートSは、前側部分が排出口33から筐体30の外部に露出した状態でカッターユニット26により左右方向55,56に沿って切断される。カッターユニット26によって切断されたシートSは、排出口33から排出される。
次に、筐体30の外に置かれたファンフォールド紙Fに画像を記録する場合の画像記録装置100の動作について説明する。初期状態として、シャッタ210は閉位置にある。第1スイッチ303は、自重によって第1規制位置にある。第2スイッチ401は、第2接点位置にある(図7参照)。
まず、作業者は、シャッタ210の規制片211を持ってシャッタ210を閉位置から開位置まで下向き4に移動させる。このとき、フック125が後向き52に弾性変形して引掛部212の係止が解除される。シャッタ210が開位置に到達すると、第1スイッチ303は、シャッタ210の第1押圧部214によって前向き51に押圧されることによって第1接点位置に位置する状態になる。このとき、第1スイッチ303は、コントローラ130に第1信号を出力する。同時に、第2スイッチ401は、シャッタ210の第2押圧部215が下方に離れることによって第2接点位置から第2規制位置まで自重によって回動する。このとき、第2スイッチ401は、第2信号を出力しない。コントローラ130は、第1信号を受信した状態である。この状態で、作業者が操作パネル44で駆動指示を入力すると、コントローラ130は、駆動指示を受け付けても、ロール体ホルダ35、搬送ローラ36B、排出ローラ40A、及び搬送ベルト117を駆動しない。
次に、作業者は、アタッチメント120を開口115に取り付ける。具体的には、作業者は、筐体30の外側から開口115を通して内部空間30Aにアタッチメント120の第1遮蔽壁152を挿入するとともに、後壁部30Bの第1スリット121、シャッタ210の第2スリット213、および収容壁300の第4スリット302(図10参照)に挿入片122を挿入する。このとき、第1遮蔽壁152がテンショナ45を前向き51に押圧することにより、テンショナ45が案内位置から引込位置へ移動する。同時に、第2遮蔽壁159が庇部材123から下向き54の力を受けて開口115の下端に押し付けられる。これにより、アタッチメント120は、板151の前面151Aが後壁部30Bの後面30BBに沿った状態で開口115に取り付けられる。挿入片122は、第2スイッチ401を前向き51に押圧することにより、図8に示される第2規制位置から図9に示される第2接点位置へ回動させる(図9参照)。このとき、第2スイッチ401は、第2信号をコントローラ130に出力する。コントローラ130は、第1信号および第2信号を受信した状態である。
この状態で、作業者が操作パネル44で駆動指示を入力すると、コントローラ130は、駆動指示を受け付けても、ロール体ホルダ35を駆動しない。一方、コントローラ130は、搬送ローラ36B、排出ローラ40A、及び搬送ベルト117を駆動する。
一方、作業者は、操作パネル44で駆動指示を入力する前に、図2に示されるように、第1上カバーを閉位置から開位置まで回動させて後壁部30Bを閉位置から開位置まで回動させた場合は、第1スイッチ303および第2スイッチ401が、後壁部30Bとともに、それぞれ、第1接点305および第2接点403から離れる方向に移動する。その結果、第1スイッチ303の第1接点305に対する接触及び第2スイッチ401の第2接点403に対する接触がそれぞれ解除される。このとき、第1スイッチ303は、第1信号をコントローラ130に出力せず、第2スイッチ401は、第2信号をコントローラ130に出力しない。この状態で、作業者が操作パネル44で駆動指示を入力すると、コントローラ130は、駆動指示を受け付けても、ロール体ホルダ35、搬送ローラ36B、排出ローラ40A、及び搬送ベルト117を駆動しない。
次に、図18に示されるように、作業者は、ファンフォールド紙Fを開口115に通して筐体30の内部空間30Aに挿入する。これにより、ファンフォールド紙Fは、搬送ローラ対36にニップされて前向き51に搬送される。このとき、ファンフォールド紙Fは、筐体30の外において折り畳まれた状態から上向き53に筐体30の開口115まで引き上げられる。開口115まで引き上げられたファンフォールド紙Fは、第1ガイド部材153の第1斜壁摺動部153ABの右面153abおよび第2ガイド部材154の第1斜壁摺動部153ABの左面153abによって左右方向55,56の位置が規制されながら、第2遮壁摺動部の上面に下方から支持されてテンショナ45の上端45Aまで案内される。
搬送ローラ対36に前向き51に搬送されたファンフォールド紙Fは、シートSと同様に、ヘッド38およびヒータ39を前向き51に通過して排出口33から排出される。このとき、カッターユニット26は動作しないため、ファンフォールド紙Fは切断されない。排出口33から排出されたファンフォールド紙Fを作業者がミシン目に沿って切断する。
[実施形態の作用効果]
アタッチメント120では、筐体の開口115に板151が取り付けられた取付状態では、板151の後面151Bは上下方向53,54に沿った状態になるので、ファンフォールド紙Fは、筐体30の外において折り畳まれた状態から上方へ引き上げられて筐体30の開口115まで搬送される。このため、ファンフォールド紙Fの重力の作用が変化しにくいので、ファンフォールド紙Fが蛇行しにくい。ファンフォールド紙Fは、第1ガイド部材153の第1斜壁摺動部153ABの右面153abおよび第2ガイド部材154の第1斜壁摺動部153ABの左面153abによって筐体30の内部空間30Aまで幅方向(左右方向55,56)の位置が規制された状態で搬送されるので、ファンフォールド紙Fの搬送精度が向上する。筐体30内の部品が開口115を通して外部に露出することが第1ガイド部材153の第1斜壁摺動部153ABおよび第2ガイド部材154の第1斜壁摺動部153ABによって抑制される。
アタッチメント120では、ファンフォールド紙Fは、第1ガイド部材153の第2斜壁摺動部153BBの上面153bbおよび第2ガイド部材154の第2斜壁摺動部153BBの上面153bbに下方から支持された状態でテンショナ45の上端45Aまで搬送されるので、ファンフォールド紙Fの搬送精度が高い。
アタッチメント120では、第1リンク部材172の下端部172Bおよび第2リンク部材173の下端部173Bが一対の左案内溝155および右案内溝156に沿って移動するとともに、第1リンク部材172および第2リンク部材173の上端部173Aが上案内溝157に沿って移動することにより、第1ガイド部材153および第2ガイド部材154が左右方向55,56に移動するので、第1ガイド部材153および第2ガイド部材154の左右方向55,56の間隔を調節することができる。このため、第1ガイド部材153および第2ガイド部材154は、ファンフォールド紙Fの幅方向の寸法に応じてファンフォールド紙Fの幅方向の位置を規制することができる。
アタッチメント120では、第1リンク部材172および第2リンク部材173の自重によって第2ピン176および第3ピン177に下向きの力が作用するので、第2ピン176および第3ピン177は、一対の左案内溝155および右案内溝156を下向き54に移動しようとする。このため、第1ガイド部材153および第2ガイド部材154には、第1ガイド部材153および第2ガイド部材154の左右方向55,56の間隔を狭くする方向の力が第2ピン176および第3ピン177から作用するので、ファンフォールド紙Fの幅方向(左右方向55,56)の位置をより確実に規制することができる。
アタッチメント120では、アタッチメント120の板151が開口115に取り付けられた取付状態において、第1遮蔽壁152は、筐体30の内部空間30Aに位置しており、開口115へ向かって付勢されたテンショナ45を付勢力に抗して押し込んでいる。このため、筐体30の内部空間30Aの部品が開口115を通して外部に露出することが第1遮蔽壁152によって抑制される。
アタッチメント120では、取付状態における板151の後面151Bは、上下方向53,54に沿った状態になるので、筐体30の外に載置されたファンフォールド紙Fは、折り畳まれた状態から上方へ引き上げられて開口115まで搬送される。このため、ファンフォールド紙Fの重力の作用が変化しにくいので、ファンフォールド紙Fの蛇行が抑制される。
画像記録装置100では、筐体30の外において折り畳まれた状態から上方へ引き上げられるファンフォールド紙Fの蛇行が抑制されるので、ファンフォールド紙Fの搬送精度が高い。
画像記録装置100では、第2搬送路43Bは、第1搬送路43Aを通じて開口115と通じているので、筐体30の外部から開口115に挿入されたファンフォールド紙Fとロール紙収容空間30Cに収容されたロール体37のシートSとが搬送される搬送路43として兼用される。このため、画像記録装置100は小型化されている。
画像記録装置100では、筐体30は、開口115を開閉可能なシャッタ210を有するので、作業者が、開口115を通して筐体30の内部空間30Aの部品に触れることを防止することができる。
画像記録装置100では、筐体30は、シャッタ210が開口115を閉じた閉位置にシャッタ210を係止するフック125を有するので、作業者がシャッタ210を不意に開くことがフック125によって防止される。
画像記録装置100では、コントローラ130は、シャッタ210が開口115を開いた位置にあるときの第1スイッチ303の第1信号を受信したことに応じて、駆動指示を受け付けても第1搬送部としてのロール体ホルダ35を駆動しない。一方、コントローラ130は、シャッタ210が開口115を閉じた位置にあるときに第1スイッチ303の第1信号を受信しないことに応じて、駆動指示を受け付けて第1搬送部としてのロール体ホルダ35を駆動する。このため、筐体30の開口115が開いた状態で、ロール体37のシートSがロール体ホルダ35によって搬送されることが防止される。
画像記録装置100では、コントローラ130は、アタッチメント120が開口115に装着されたときの第2スイッチ401の第2信号を受信したことに応じて、駆動指示を受け付けて第2搬送部としての搬送ローラ36Bを駆動するので、アタッチメント120が筐体30の開口115に取り付けられていないときに、ファンフォールド紙Fが搬送ローラ36Bによって搬送されることが防止される。
画像記録装置100では、コントローラ130は、後壁部30Bが開位置にあるときの第2信号を受信しないことに応じて、駆動指示を受け付けても搬送ローラ36Bを駆動しないので、後壁部30Bが開位置にあるときにファンフォールド紙Fが搬送ローラ36Bによって搬送されることが防止される。
画像記録装置100では、第1スイッチ303および第2スイッチ401は、後壁部30Bの前面30BAに位置しているので、作業者が、第1スイッチ303および第2スイッチ401に誤って触れることが抑制される。
画像記録装置100では、コントローラ130は、第1上カバー31Aが開位置にあるときの第2スイッチ401の第2信号を受信しないことに応じて、駆動指示を受け付けても搬送ローラ36Bを駆動しないので、第1上カバー31Aが開位置にあるときにファンフォールド紙Fが搬送ローラ36Bによって搬送されることが防止される。
画像記録装置100では、テンショナ45は、開口115に取り付けられたアタッチメント120により付勢力に抗して開口115から離れる向きへ移動するので、筐体30の内部空間30Aの部品が開口115を通して外部に露出することがアタッチメント120によって抑制される。
画像記録装置100では、筐体30の外において折り畳まれた状態から上方へ引き上げられるファンフォールド紙Fの蛇行が抑制されるので、ファンフォールド紙Fの搬送精度が高い。
画像記録装置100では、搬送路43に沿って搬送されるシートSまたはファンフォールド紙Fに好適に画像を記録することができる。
画像記録装置100では、搬送部71は、シートSまたはファンフォールド紙Fをニップしつつ回転することによってシートSまたはファンフォールド紙Fを開口115からヘッド38へ向けて搬送する搬送ローラ対36を少なくとも有するので、シートSまたはファンフォールド紙Fの搬送精度が高い。
[変形例]
上記実施形態の画像記録装置100では、第1スイッチ303は、シャッタ210が開位置にあることによってオンとなったが、シャッタ210が閉位置にあることによってオンとなってもよい。この場合、コントローラ130は、第1スイッチ303の第1信号を受信したことに応じて、駆動指示を受け付てロール体ホルダ35を駆動する。一方、コントローラ130は、第1スイッチ303の第1信号を受信しないことに応じて、駆動指示を受け付けてもロール体ホルダ35を駆動しない。
上記実施形態の画像記録装置100では、第2スイッチ401は、アタッチメント120の開口115への装着に応じてオンとなったが、アタッチメント120の開口115への装着に応じてオフとなってもよい。この場合、コントローラ130は、第2スイッチ401の第2信号を受信しないことに応じて、駆動指示を受け付けて搬送ローラ36Bを駆動する。一方、コントローラ130は、第2スイッチ401の第2信号を受信したことに応じて、駆動指示を受け付けても搬送ローラ36Bを駆動しない。
上記実施形態のアタッチメント120では、第1ガイド部材153および第2ガイド部材154は、それぞれ第1ガイド部153Aおよび第2ガイド部153Bを備えたが、図19に示されるように、第3ガイド部153Cを更に備えてもよい。第3ガイド部153Cは、左右方向55,56に沿って延びる第5回動軸Eを中心に回動可能に第1ガイド部153Aに取り付けられている。第3ガイド部153Cは、上下方向53,54および前後方向51,52に拡がる平板状である。第3ガイド部153Cは、第1ガイド部153Aの第1板摺動部153AAの下端部から上端部まで上向き53に延びる基端部153CAと、基端部153CAの上端から前向き51に延びる延出部CBと、を有する。第3ガイド部153Cは、略L字状に形成されている。第5回動軸Eは、第1ガイド部153Aおよび第3ガイド部153Cの下端部に配置されている。第3ガイド部153Cは、延出部CBの全体が第1ガイド部153Aの第1斜壁摺動部153ABと左右方向55,56に重なる収納位置と、延出部CBの一部が第1ガイド部153Aよりも後方に位置する引出位置と、の間を回動可能である。
このようにすると、第3ガイド部153Cを収納位置から引出位置に回動させた状態でファンフォールド紙Fを搬送することができるので、ファンフォールド紙Fの幅方向(左右方向55,56)の位置を第3ガイド部153Cの基端部153CAおよび延出部CBによって規制しつつ、ファンフォールド紙Fを開口115まで引き上げることができる。このため、ファンフォール紙の搬送精度がより向上する。
上記実施形態のアタッチメント120では、第1スイッチ303は、第1接点部303Aおよび第1被押圧部303Bを備えたが、図20に示されるように、第3被押圧部303Cを更に備えてもよい。第3被押圧部303Cは、第3回動軸Cを上下方向53,54に挟むように第1被押圧部303Bの上方に位置している。第3被押圧部303Cは、第2接点部401Aの後方側の上部から右向き56に延びている。第3被押圧部303Cは、第1接点部303Aに対して直交する方向に拡がる平板状である。第1接点位置にある第3被押圧部303Cは、シャッタ210の第1押圧部214と上下方向53,54に重なっている。
変形例の第1スイッチ303では、シャッタ210を図20に示される開位置から図21に示される閉位置に移動させたときに、第3被押圧部303Cが第1押圧部214によって前向き51に押圧される。その結果、第1スイッチ303は、第1接点位置から第1規制位置へ回動する。このため、シャッタ210の開閉に応じた第1スイッチ303の切替えがより確実に行われる。
10・・・搬送装置
30・・・筐体
30A・・・内部空間
30B・・・後壁部
30BA・・・前面
30BB・・・後面
31A・・・第1上カバー
33・・・排出口
36・・・搬送ローラ対
38・・・ヘッド
43・・・搬送路
43A・・・第1搬送路
43B・・・第2搬送路
45・・・テンショナ
71・・・搬送部
71A・・・第1搬送部
71B・・・第2搬送部
100・・・画像記録装置
115・・・開口
120・・・アタッチメント
125・・・フック
130・・・コントローラ
151・・・板
151A・・・前面
152・・・第1遮蔽壁
153・・・第1ガイド部材
153ab・・・右面
153ab・・・左面
153bb・・・上面
154・・・第2ガイド部材
155・・・左案内溝
156・・・右案内溝
157・・・上案内溝
171・・・クロスリンク機構
172・・・第1リンク部材
172A・・・上端部
172B・・・下端部
173・・・第2リンク部材
173A・・・上端部
173B・・・下端部
174・・・支点軸
176・・・第2ピン
178・・・第4ピン
210・・・シャッタ
303・・・第1スイッチ
401・・・第2スイッチ
F・・・ファンフォールド紙

Claims (19)

  1. 搬送装置の筐体の開口に取付可能なアタッチメントであって、
    第1方向および上記第1方向と直交する第2方向に沿って拡がる外面を有しており、上記開口に取り付け可能な板と、
    上記板に設けられた第1ガイド部材及び第2ガイド部材と、
    を備えており、
    上記第1ガイド部材は、上記板の上記外面から、上記第1方向と、上記第1方向および上記第2方向と直交する第3方向とに沿って延びる第1ガイド面を有しており、
    上記第2ガイド部材は、上記板の上記外面から、上記第1方向と上記第3方向とに沿って延びる第2ガイド面を有しており、
    上記板が上記筐体の開口に取り付けられた取付状態において、
    上記第1ガイド面および上記第2ガイド面は、それぞれ上記筐体の開口から上記筐体の内部空間へ向かって延びているアタッチメント。
  2. 上記第1ガイド部材は、上記第1ガイド面から上記第2方向へ延びる第3ガイド面を有しており、
    上記第2ガイド部材は、上記第2ガイド面から上記第2方向へ延びる第4ガイド面を有しており、
    上記取付状態において、上記第3ガイド面および第4ガイド面はそれぞれ上方を向いている請求項1に記載のアタッチメント。
  3. 上記第1ガイド部材および上記第2ガイド部材は、互いに上記第2方向に離れて位置しており、
    上記第1ガイド面は、上記第2方向において上記第2ガイド面と対向しており、
    上記板は、上記第3方向へ貫通する一対の第1案内溝と、上記第3方向へ貫通する第2案内溝と、を有しており、
    上記一対の第1案内溝は、上記第1方向の一方向きへ向かうにつれて上記第2方向の間隔が狭まっており、
    上記第2案内溝は上記第2方向に沿って延びており、
    上記第1ガイド部材および上記第2ガイド部材は、クロスリンク機構によって互いに連結されており、
    上記クロスリンク機構は、支点軸周りに回転可能な第1リンク部材および第2リンク部材を有しており、
    上記第1リンク部材および上記第2リンク部材の第1端部は、上記一対の第1案内溝を通じて上記第1ガイド部材および上記第2ガイド部材にそれぞれ連結されており、
    上記第1リンク部材および上記第2リンク部材の第2端部は、上記第2案内溝を通じて上記第1ガイド部材および上記第2ガイド部材にそれぞれ連結されている請求項1又は2に記載のアタッチメント。
  4. 上記取付状態において、
    上記一対の第1案内溝は、下方へ向かうにつれて上記第2方向の間隔が狭くなり、
    上記第1リンク部材の下端部および上記第2リンク部材の下端部は、上記一対の第1案内溝に挿入されたピンを介して上記第1ガイド部材および上記第2ガイド部材にそれぞれ連結されている請求項3に記載のアタッチメント。
  5. 上記板に形成されており、上記板の上記取付状態において、上記開口を通して上記筐体の内部空間へ延びる凸部を更に備えており、
    上記凸部は、上記筐体の内部空間に位置しており、上記開口へ向かって付勢されたテンショナを付勢力に抗して押し込む請求項1から4のいずれかに記載のアタッチメント。
  6. 上記板の上記外面は、上記取付状態において、上記開口が位置する上記筐体の壁面に沿って拡がる請求項1から5のいずれかに記載のアタッチメント。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のアタッチメントが取り付け可能な搬送装置であって、
    上記開口を有する筐体と、
    上記筐体の内部空間に位置しており上記開口と連通する搬送路と、
    上記搬送路に沿って記録媒体を搬送する搬送部と、を備える搬送装置。
  8. 上記筐体は、排出口をさらに有しており、
    上記搬送路は、
    上記筐体内のロール紙収容空間から延びる第1搬送路と、
    上記第1搬送路と上記排出口とを繋ぐ第2搬送路と、を有しており、
    上記第1搬送路は、上記開口に通じている請求項7に記載の搬送装置。
  9. 上記筐体は、上記開口を開閉可能なシャッタを有する請求項8に記載の搬送装置。
  10. 上記筐体は、上記シャッタが上記開口を閉じた位置に上記シャッタを係止する係止部を有する請求項9に記載の搬送装置。
  11. 上記シャッタが上記開口を閉じた位置にあることによってオンまたはオフとなる第1スイッチと、
    コントローラと、を更に備えており、
    上記搬送部は、
    上記第1搬送路に位置する第1搬送部と、
    上記第2搬送路に位置する第2搬送部と、
    を有しており、
    上記コントローラは、上記シャッタが上記開口を開いた位置にあるときの上記第1スイッチの信号を受信したことに応じて、駆動指示を受け付けても上記第1搬送部を駆動せず、上記シャッタが上記開口を閉じた位置にあるときの上記第1スイッチの信号を受信したことに応じて、上記駆動指示を受け付けて上記第1搬送部を駆動する請求項10に記載の搬送装置。
  12. 上記アタッチメントの上記開口への着脱に応じてオンまたはオフとなる第2スイッチを更に備えており、
    上記コントローラは、上記アタッチメントが上記開口に装着されたときの上記第2スイッチの信号を受信したことに応じて、駆動指示を受け付けて上記第2搬送部を駆動する請求項11に記載の搬送装置。
  13. 上記筐体は、上記開口が位置する回動壁材を有しており、
    上記回動壁材は、上記筐体の内部空間を塞ぐ第1回動位置と、上記筐体の内部空間を外部に対して開く第2回動位置と、に移動可能であり、
    上記第2スイッチは、上記回動壁材の回動に応じてオンまたはオフとなり、
    上記コントローラは、上記回動壁材が上記第2回動位置にあるときの上記第2スイッチの信号を受信したことに応じて、上記駆動指示を受け付けても上記第2搬送部を駆動しない請求項12に記載の搬送装置。
  14. 上記第1スイッチおよび上記第2スイッチは、上記回動壁材の内面に位置する請求項13に記載の搬送装置。
  15. 上記筐体は、回動上壁材を有しており、
    上記回動上壁材は、上記筐体の内部空間を塞ぐ第3回動位置と、上記筐体の内部空間を外部に対して開く第4回動位置とに回動可能であり、
    上記第2スイッチは、上記回動上壁材の回動に応じてオンまたはオフとなり、
    上記コントローラは、上記回動上壁材が上記第4回動位置にあるときの上記第2スイッチの信号を受信したことに応じて、上記駆動指示を受け付けても上記第2搬送部を駆動しない請求項12から14のいずれかに記載の搬送装置。
  16. 上記筐体の内部空間において上記開口に対向して位置しており、上記開口へ向かって付勢されたテンショナを備えており、
    上記テンショナは、上記開口に取り付けられた上記アタッチメントにより上記付勢力に抗して上記開口から離れる向きへ移動する請求項7から15のいずれかに記載の搬送装置。
  17. 上記搬送部は、記録媒体としてファンフォールド紙を上記搬送路に沿って搬送する請求項7から16のいずれかに記載の搬送装置。
  18. 請求項7から17のいずれかに記載の搬送装置と、
    上記筐体の内部空間に位置しており、上記搬送路に沿って搬送される記録媒体にインクを吐出するヘッドと、を備える画像記録装置。
  19. 上記搬送部は、記録媒体をニップしつつ回転することによって記録媒体を上記開口から上記ヘッドへ向けて搬送する搬送ローラ対を少なくとも有する請求項18に記載の画像記録装置。
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