JPH03228245A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は家庭用ビデオテープレコーダ（以下ＶＴＲと称
す）の正逆テープ間欠走行の方向切換え機構に関する。

〔従来の技術〕

近年、磁気記録再生装置の著しい需要増加に伴い、装置
の多機能化の要望も高くなってきている。

たとえば静止画、正逆スローモーション、正逆早送りモ
ード、正逆間欠送りモードなどにおいて、ノイズの少い
再生画像を得ることができる特殊再生は欠かすことので
きない付加機能となっている。

また装置の使い勝手として、各再生モードのモード移行
は迅速であることが要求されている。モード移行を迅速
にするためには、ピンチローラをキャプスタンに圧着し
たままで、正逆再生モードを切換えることが必要となっ
ている。

二九を実現する為、従来においては例えば特開平１−２
６７８６５号公報の様に、キャプスタンモータとは別個
に逆転巻取り専用モータを設ける方式がある。これはキ
ャプスタンモータとは別に逆転巻取り専用モータを設け
、上記公報の中にも示されている様に、キャプスタンモ
ータとは独立して専用モータにて供給側リールを巻取る
ことにより、正→逆走行切換時に磁気テープをたるませ
ることなくノイズのない再生画を得る構成となっている
。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来技術においてはキャプスタンモ
ータとは別に逆転巻取り専用のモータが必要であり、コ
スト低減に関して障害となっていた。

また、上記専用モータを用いず、キャプスタンの動力に
てリールを巻取る方式のメカニズムにおいては、正転走
行と逆転走行方向切換え時の磁気テープ張力の適正制御
が困難であり、特にキャプスタンモータの回転量が略一
定に決められてしまう間欠テープ走行時の走行方向切換
えの際は磁気テープ張力が一瞬ゆるんで磁気ヘッドと磁
気テープの接触状態が不良となり、スペースロスが生じ
結果として再生画像°にノイズが入り見にくい再生画像
になってしまうという問題を有していた。

本発明の目的は、リール巻取用の専用モータを用いるこ
となくかつ間欠テープ走行時の走行方向切換え時に生じ
る磁気テープの張力制御が容易に行なうことを低コスト
で実現することのできる磁気記録再生装置を提供するこ
とにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、巻取り専用のモータは使用
せず、リールを駆動する動力は磁気テープを駆動するキ
ャプスタンモータの動力のみを利用する方式とし１間欠
テープ走行方向切換時のテープたるみによる画面ノイズ
については記録・再生等の通常モード時に使用している
第１のトルクリミッタに加え、第２のトルクリミッタを
付加して素早く供給側リール台に動力を伝達して磁気テ
ープを巻取ることにより、テープ張力がゆるむこと無く
切換えが行われる様にしたものである。

〔作用〕

通常の記録／再生モード及び高速サーチモードすなわち
テープ間欠送り以外のモードにおいては、キャプスタン
から第１のトルクリミッタ機構を介して巻取側リール台
および供給側リール台を駆動することができる。そして
、正転間欠送りモードおよび逆転間欠送りモードにおい
ては、第１のトルクリミッタ機構に加え、第２のトルク
リミッタ機構を第１のトルクリミッタ機構の原動側に付
加することにより、第１のトルクリミッタ機構の動力伝
達が伝達、非伝達にかかわらず、キャプスタンモータが
逆転すれば直ちに第２のトルクリミッタ機構を介して供
給側リール台に動力が伝達され、キャプスタンとピンチ
ローラとによって移送された磁気テープを供給側リール
に巻取ることができる。したがって正転間欠送りから逆
転間欠送りの切換え時において磁気テープの張力がゆる
んで再生画像にノイズを生じることはない。

（実施例〕 本発明の実施例を第１図〜第６図を用いて以下に説明す
る。第１図は本発明による磁気記録再生装置のメカニズ
ム全体の逆転及び正転間欠走行状態を示す平面図、第２
図は第１のトルクリミッタ機構及び第２のトルクリミッ
タ機構の部分断面図。

第３図はメカニズム全体の記り／再生状態（間欠走行以
外の状態）を示す平面図である。

本発明による家庭用ＶＴＲは、第３図に示す様に、カセ
ット２の中に巻回し収納されている磁気テープ３はカセ
ット２より引出されて、回転するシリンダ１４に所定量
巻きつけられて、シリンダ１４に内蔵した録画再生ヘッ
ド１４ａにより、所定の映像を磁気テープ３上に記録、
再生する様に構成しているのは周知の技術である。

すなわち磁気テープ３はカセット２内の供給リール３ａ
から繰り出され、カセット２内のガイド２ａ。

ガイド２ｂを通過した後シャーシベース１上に立設した
ガイド６、適切な張力を磁気テープ３に与える為のテン
ションボール２２．ガイド７、全巾消去ヘッド８．慣性
ローラ９．ガイドローラ１０．ガイド１１．シリンダ１
４．ガイド１２．ガイドローラ１３゜音声コントロール
ヘッド１５．ガイド１６．を経由しキャプスタン１８と
ピンチローラ１７により駆動され。

さらにガイド１９．カセット２内のガイド２ｃ、ガイド
２ｄを経由し巻取りリール３ｂに巻き取られる様に構成
している。ここでキャプスタン１８は直接にキャプスタ
ンモータ１８ａにより回転駆動される。キャプスタンモ
ータ１８ａは下方に設置してありキャプスタン１８と一
体的に回転するブーＵ１８ｂと、シャーシベース１の下
面側に回転自在に軸支しているベルトブー１月０１間に
ベルト１００を架は渡しである。ベルトプーリ１０１は
上部にギヤ部１０１　ａを有しており、シャーシベース
１の下面側に回転自在に軸支している中間ギヤ１０２と
噛み合い回転する。

また更にシャーシベース１上に立設した軸１ｄには供給
側リール台４２巻取側リール台５．中間ギヤ２４．中間
ギヤ２５．中間ギヤ２８．中間ギヤ２９．第１のトルク
リミッタ機構２６が取り付けられ回転自在に軸支される
。第１のトルクリミッタ機構は第２図に示す様に原動側
ギヤ２６ａが中間ギヤ１０２と噛み合い、フェルト２６
ｂ９発条体２６ｃによって得られる所定の摩擦トルクを
持って従動側ギヤ２６ｄに動力が伝達される構成となっ
ている。また第１のトルクリミッタ機構２６の回転中心
軸１ｄを回動中心とするギヤアーム２７が取付けられ、
ギヤアーム２７の先端にはアーム軸２７ａが立設してあ
り、所定摩擦トルクを持って首捩りギヤ２７ｂが回転自
在に軸支しである。

シャーシベース１上に立設した位置決めピンｌａにカセ
ット２が装着される事によりカセット２内の供給リール
３ａと巻取リール３ｂはそれぞれ供給側リール台４と巻
取側リール台５に載置係合され、キャプスタンモータ１
８ａの回転が時計方向回転の時は首振りギヤ２７ｂがＢ
矢印方向（第３図）に移動し、巻取側リール台５の下部
に一体的に設けであるギヤ部５ａを中間ギヤ２８．中間
ギヤ２９を介して駆動でき、キャプスタン１８とピンチ
ローラ１７とにより駆動され縁り出された磁気テープ３
を巻取ることが出来る構成としている。

尚、キャプスタンモータ１８ａが反時計方向に回転する
時は前記した首振りギヤ２７ｂがＢ矢印方向と反対方向
に移動し、中間ギヤ２５．中間ギヤ２４を介して供給側
リール台４の下部に一体的に設けであるギヤ部４ａを開
動することができる。

次に正転および逆転間欠走行時の磁気テープ駆動につい
て説明する。磁気テープ間欠走行モード時には第１図に
示す第２のトルクリミッタ機構３０が付加される構成と
なっている。ここで、第２のトルクリミッタ機構３０と
、その切換機構について第１図、第２図、第４図を用い
て説明する。切換機構は第１図のモードモータ３１の動
力によって作動する０例えば第３図に示す記録／再生の
モードよりモードモータ３１が回転し、モードモータ３
１の回転軸に直結したウオーム３４によりウオームホイ
ール５０と一体的に形成されたギヤ部５０ａが回転させ
られギヤ部５０ａと噛み合っているカムギヤ３３が回転
する。カムギヤ３３に形成されているピニオンギヤ３３
ｂが回転し回転式のメカステートスイッチ３２のギヤ部
３２ａが該ピニオンギヤ３３ｂに噛み合っているため、
メカステートスイッチ３２の状態を変えることが可能と
なる構成としている。したがってメカステートスイッチ
３２が正転あるいは逆転間欠走行モードを判別した時点
でモードモータ３１の回転は停止する。すなわち第３図
の記Ｂ／再生モードの状態よりカムギヤ３３は第１図の
矢印方向に回転し、第１図の状態となる。

カムギヤ３３にはカム溝３３ａが形成されており、カム
溝３３ａにはアーム３５の一端に立設されたピン３５ａ
が係合している。アーム３５はシャーシベース１上に立
設された軸１ｄに回動自在に軸支され他端はアーム３６
のボス部３６ｂに係合しているアーム３６はシャーシベ
ース１上のボス１ｄに回動自在に軸支されている。また
アーム３７もシャーシベース上の軸１ｄに回動自在に軸
支され、一端に摩擦部材３７ａを有しており間欠走行モ
ード時にキャプスタンモータ１８ａの回転停止精度を向
上させるために間欠走行モード時には発条体３８の付勢
力により、摩擦部材３７ａをキャプスタンモータ１８ａ
の外周に圧接して適正なブレーキ力を発生する構成とな
っている。モードギヤ３３の回動に伴いカム溝３３ａに
より、アーム３５．アーム３６が変位回動し、アーム３
６のカム部３６ａがアーム３７より離間しアーム３７の
摩擦部材３７ａがキャプスタンモータ１８ａの外周に圧
接される。

また、アーム３７にはボス部３１ｂ７Ｊ＜Ｂけられてお
り、アーム３７の変位に伴ってボス部３７ｂによりシャ
ーシベー人１上の軸１ｄに回動自在に軸支されたアーム
３９．４０を回動させ第２のトルクリミッタ機構３０の
切換動作を行う。

第４図は第２のトルクリミッタ機構３０と切換部の部分
断面図であり、間欠走行モード時の状態を示す、第２図
は間欠走行モード時の第１のトルクリミッタ機構２６、
第２のトルクリミッタ機構３０の部分断面図であり、第
２のトルクリミッタ機構３０はシャーシベースｌの下部
に立設された軸１ｄの回りに回転自在に軸支されている
０間欠走行モード時には前述した様にアーム４０が変位
し第２の１〜ルクリミッタ機構３０は発条体４１の付勢
力により上方に移動し、第２のトルクリミッタ機構３０
の原動側ギヤ３０ａが第１のトルクリミッタ機構２６の
原動側ギヤ２６ａと噛み合う。原動側ギヤ３０ａに伝達
された動力はフェルト３０ｂ、発条体３０ｃとによって
得られる所定の摩擦トルクを持って従動側ギヤ３０ｄに
伝達される。フェルト３０ｂを圧接しているクラッチパ
ン３０ａと従動側ギヤ３０ｄのそれぞれの軸の外周には
一方向性のコイル状発条体４２が巻きついており、第１
図において第２のトルクリミッタ機構３０が時計方向回
転（すなわち逆転間欠走行）の時にはクラッチパン３０
ｅに伝達された所定の摩擦トルクは発条体４２の締まり
力によって従動側ギヤ３０ｄに伝達され、さらに中間ギ
ヤ２５．中間ギヤ２６゜供給側リール台４へと伝達され
る。また、第２のトルクリミッタ機構３０が反時計方向
回転の時（すなわち正転間欠走行）の時には発条体４２
の内径は広がる方向に働きクラッチパン３０ａの回転は
従動側ギヤ３０ｄには伝達されない。したがって正転間
欠走行時には第２のトルクリミッタ３０の動力伝達は非
伝達となり、供給側リール台４が磁気テープ３送り出す
方向の回転動力を伝達することはない。

ここで正転間欠走行から逆転間欠走行への切換時につい
て説明すると、キャプスタンモータ１８ａが正転から逆
転間欠回転に変わり、これに伴ってリールの巻取駆動も
Ｕ振りギヤ２７ｂが中間ギヤ２８と噛み合って巻取側リ
ール台５を駆動している状態から第３図Ｂ矢印方向と反
対方向に回動し、中間ギヤ２５に噛み合って供給側リー
ル台４をＩＩ動する状態に変わる。しかしキャプスタン
モータ１８ａの回転方向切換と同時にキャプスタン１８
とピンチローラ１７とに挾持された磁気テープも直ちに
第３図り矢印方向へ移送される為、首振りギヤ２７ｂが
中間ギヤ２５に噛み合い供給側リール台４が移送された
磁気テープ３を巻取り始めるまでの間、従来の技術の場
合はテープがたるみ録画再生ヘッド■４ａと磁気テープ
３との接触状態が不良となり、スペースロスが生じ結果
として再生画像にノイズが生じてしまった。第２のトル
クリミッタ機構３０はこれを解消するものであり、キャ
プスタンモータ１８ａが逆転すると同時に第１のトルク
リミッタ機構２６の原動側ギヤ２６ａから第２のトルク
リミッタ機構３０の原動側ギヤ３０ａに回転が伝達され
る為、首振りギヤ２７ｂが首を振って供給側リール台４
を駆動しはじめるまでの間も第２のトルクリミッタ機構
によって供給側リール台４を駆動することが可能であり
、キャプスタン１８とピンチローラ１７とによって移送
された磁気テープ３はたるむことなく適正な張力を保っ
たまま正方向から逆方向への走行方向切換が行われる。

Ｕ振りギヤ２７ｂが中間ギヤ２５に噛み合った後には第
１の１〜ルクリミッタ機構２６にて発生するトルクと第
２のトルクリミッタ機構３０にて発生するトルクが加算
されて供給側リール台４を駆動する二とになる。

また、第３図に示す記録／再生状態においては前述した
第２のトルクリミッタ機構３０は切換機構のアーム４０
によって押し下げられた状態（第５図）となり、非伝達
状態となる。第６図にはメカモードとモードギヤ３３の
回転角、第２のトルクリミッタ機構３０の接続状態（Ｏ
Ｎ−伝達、０ＦＦ−非伝達）を示している。この様に正
転及び逆転の間欠走行モード以外は第２のトルクリミッ
タ機構を非伝達として、第２のトルクリミッタ機構３０
が伝達状態にあることによってキャプスタンモータ１８
ａに余分な外乱を与えることを避け、ワウ・フラッタ−
あるいはジッター等の性能劣化を防止している゛。

以上述べた様に本発明によれば、正転から逆転の間欠送
り切換時にテープをたるませることなくノイズのない高
品位の再生画像を得ることができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、リール専用モータを使用せずに正転か
ら逆転の間欠走行切換をテープをたるませることなく、
ノイズのない高品位な再生画像を得ることができるので
、従来高級機のみにしか搭載されなかった１フレ一ム単
位の正逆間欠送り機能がいわゆる低価格機へまで搭載す
ることが可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図から第６図は本発明による磁気記録再生装置を示
し、第１図はメカニズム全体の平面図、（逆転および正
転間欠走行モード）、第２図は第１のトルクリミッタ機
構及び第２のトルクリミッタ機構の部分断面図、第３図
はメカニズム全体の平面図（記８／再生モード）、第４
図は第２のトルクリミッタ機構の切換部の部分断面図（
間欠走行モード）、第５図は第２のトルクリミッタ機構
の切換部の部分断面図（間欠走行モード以外のモード）
、第６図はメカモードと第２のトルクリミッタ機構の状
態を示す図である。 ２・・・カセット、 ３・・・磁気テープ、 １４・・シリンダ、 １７・・・ピンチローラ、 １８・・・キャプスタン。 １８・・キャプスタンモータ。 ３ａ、３ｂ・・・リール、 ４・・供給側リール台、 ５・・・巻取側リール台。 ２６・・・第１のトルクリミッタ機構、３０・・・第２
のトルクリミッタ機構。 吊 第 乙 １べ 子 ３ 閑 第 乙

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、磁気テープを巻回した一対のリールを左右に配する
   カセットの該磁気テープを引出して磁気ヘッドを内蔵す
   る回転シリンダに添接させる手段と、ピンチローラとに
   より該磁気テープを定速移送するキャプスタンと、この
   キャプスタンを回転駆動するキャプスタンモータと、前
   記カセット内のリールに係合する供給側リール台および
   巻取側リール台と、該リールを駆動する手段として該キ
   ャプスタンモータの動力を利用する磁気記録再生装置に
   おいて、前記キャプスタンモータと前記リールとの間に
   前記キャプスタンによって定速移送された該磁気テープ
   を巻取る為の第１のトルクリミッタ機構および第２のト
   ルクリミッタ機構と、該第２のトルクリミッタ機構によ
   る回転動力伝達を磁気テープが逆転間欠走行時のみ前記
   供給側リール台に伝達し該逆転間欠走行時以外の時には
   非伝達とする手段を備えたことを特徴とする磁気記録再
   生装置。