JPH0767461A - コンバインの脱穀装置 - Google Patents
コンバインの脱穀装置Info
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- JPH0767461A JPH0767461A JP24396793A JP24396793A JPH0767461A JP H0767461 A JPH0767461 A JP H0767461A JP 24396793 A JP24396793 A JP 24396793A JP 24396793 A JP24396793 A JP 24396793A JP H0767461 A JPH0767461 A JP H0767461A
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Abstract
(57)【要約】
[目的] 脱穀処理量の変化または作物の種類などに
対応できるスクリュ羽根を扱胴に設け、脱穀適応性を向
上させることができることを目的とする。 [構成] 円筒形胴部(26)外周に螺旋形スクリュ
羽根(27)を巻装固定させて扱胴(5)を形成すると
共に、前記スクリュ羽根(27)に扱歯(65)を固定
させるコンバインの脱穀装置において、前記スクリュ羽
根(27)外周縁の扱歯(65)取付け位置に突出部
(66)を形成すると共に、前記スクリュ羽根(27)
に螺旋形補強板(67)を重合せ固定させたことを特徴
とする。
対応できるスクリュ羽根を扱胴に設け、脱穀適応性を向
上させることができることを目的とする。 [構成] 円筒形胴部(26)外周に螺旋形スクリュ
羽根(27)を巻装固定させて扱胴(5)を形成すると
共に、前記スクリュ羽根(27)に扱歯(65)を固定
させるコンバインの脱穀装置において、前記スクリュ羽
根(27)外周縁の扱歯(65)取付け位置に突出部
(66)を形成すると共に、前記スクリュ羽根(27)
に螺旋形補強板(67)を重合せ固定させたことを特徴
とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば稲・麦・大豆など
穀物を刈取って脱穀処理するようにした普通形コンバイ
ンの脱穀装置に関する。
穀物を刈取って脱穀処理するようにした普通形コンバイ
ンの脱穀装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭58−165712号公報
に示す如く、スクリュ羽根を胴部外周に設ける扱胴を備
え、刈取った穀稈を全量投入して脱穀する技術があっ
た。
に示す如く、スクリュ羽根を胴部外周に設ける扱胴を備
え、刈取った穀稈を全量投入して脱穀する技術があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、扱胴
下側の受網とスクリュ羽根の隙間が略一定であったか
ら、脱穀処理量の増減変化に対応した扱胴処理能力を容
易に得られず、例えば扱胴前部への穀物の取込み向上な
どを容易に行い得ない等の問題があった。
下側の受網とスクリュ羽根の隙間が略一定であったか
ら、脱穀処理量の増減変化に対応した扱胴処理能力を容
易に得られず、例えば扱胴前部への穀物の取込み向上な
どを容易に行い得ない等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、円筒
形胴部外周に螺旋形スクリュ羽根を巻装固定させて扱胴
を形成すると共に、前記スクリュ羽根に扱歯を固定させ
るコンバインの脱穀装置において、前記スクリュ羽根外
周縁の扱歯取付け位置に突出部を形成すると共に、前記
スクリュ羽根に螺旋形補強板を重合せ固定させたもの
で、前記補強板の着脱または位置調節などによって突出
部以外のスクリュ羽根外周縁と扱胴下側の受網との隙間
を変更し得、例えばスクリュ羽根と受網の隙間を大きく
することによって穀物の取込みを良好に行わせ得、脱穀
処理量の変化または作物の種類などに対応した適正な扱
胴処理能力を容易に得られるものである。
形胴部外周に螺旋形スクリュ羽根を巻装固定させて扱胴
を形成すると共に、前記スクリュ羽根に扱歯を固定させ
るコンバインの脱穀装置において、前記スクリュ羽根外
周縁の扱歯取付け位置に突出部を形成すると共に、前記
スクリュ羽根に螺旋形補強板を重合せ固定させたもの
で、前記補強板の着脱または位置調節などによって突出
部以外のスクリュ羽根外周縁と扱胴下側の受網との隙間
を変更し得、例えばスクリュ羽根と受網の隙間を大きく
することによって穀物の取込みを良好に行わせ得、脱穀
処理量の変化または作物の種類などに対応した適正な扱
胴処理能力を容易に得られるものである。
【0005】また、円筒形胴部外周に螺旋形スクリュ羽
根を巻装固定させて扱胴を形成すると共に、前記スクリ
ュ羽根に扱歯を固定させるコンバインの脱穀装置におい
て、前記扱胴前半部のスクリュ羽根外周縁の扱歯取付け
位置に突出部を形成したもので、扱胴前側の穀粒が多い
部位においてスクリュ羽根と受網の隙間を大きく形成し
得、扱胴への穀物取込み性向上並びにスクリュ羽根と受
網の隙間が小さくなる扱胴後部での脱粒損失低減などを
容易に行い得、脱穀処理量増大並びに脱粒機能の向上な
どを容易に図り得るものである。
根を巻装固定させて扱胴を形成すると共に、前記スクリ
ュ羽根に扱歯を固定させるコンバインの脱穀装置におい
て、前記扱胴前半部のスクリュ羽根外周縁の扱歯取付け
位置に突出部を形成したもので、扱胴前側の穀粒が多い
部位においてスクリュ羽根と受網の隙間を大きく形成し
得、扱胴への穀物取込み性向上並びにスクリュ羽根と受
網の隙間が小さくなる扱胴後部での脱粒損失低減などを
容易に行い得、脱穀処理量増大並びに脱粒機能の向上な
どを容易に図り得るものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は扱胴部の部分拡大正面説明図、図2は全体
の側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行ク
ローラ(2)をトラックフレーム(3)に装備する機
台、(4)は軸流式のスクリュ形扱胴(5)及び処理胴
(6)及び選別機構(7)などを備えていて前記機台
(1)に搭載する脱穀部、(8)は揚穀筒(9)を介し
て取出す脱穀部(4)の穀粒を溜める穀物タンク、(1
0)は前記脱穀部(4)の下部前方に油圧シリンダ(1
1)を介して昇降可能に装設する刈取部、(12)は運
転席(13)及び運転操作部(14)を備えて前記穀物
タンク(8)の前方に配設させる運転キャビン、(1
5)は前記穀物タンク(8)の後方に備えていてエンジ
ン(16)を内設するエンジン部、(17)は前記穀物
タンク(8)内の穀粒を取出す穀粒搬出オーガである。
する。図1は扱胴部の部分拡大正面説明図、図2は全体
の側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行ク
ローラ(2)をトラックフレーム(3)に装備する機
台、(4)は軸流式のスクリュ形扱胴(5)及び処理胴
(6)及び選別機構(7)などを備えていて前記機台
(1)に搭載する脱穀部、(8)は揚穀筒(9)を介し
て取出す脱穀部(4)の穀粒を溜める穀物タンク、(1
0)は前記脱穀部(4)の下部前方に油圧シリンダ(1
1)を介して昇降可能に装設する刈取部、(12)は運
転席(13)及び運転操作部(14)を備えて前記穀物
タンク(8)の前方に配設させる運転キャビン、(1
5)は前記穀物タンク(8)の後方に備えていてエンジ
ン(16)を内設するエンジン部、(17)は前記穀物
タンク(8)内の穀粒を取出す穀粒搬出オーガである。
【0007】そして、前記刈取部(10)は、未刈り穀
稈を取入れる穀物刈取ヘッダー(18)と、該ヘッダー
(18)の後部略中央に連結させて刈取穀稈を脱穀部
(4)に送給するフィーダハウス(19)によって構成
すると共に、未刈り穀稈掻込み用リール(20)と、往
復駆動型刈刃(21)と、分草板(22)と、穀稈掻込
オーガ(23)とを前記穀物ヘッダー(18)に備え、
前記ヘッダー(18)に取込まれる刈取穀稈をフィーダ
ハウス(19)に内設する供給チェンコンベア(24)
を介し脱穀部(4)に送り込んで脱穀処理するように構
成している。
稈を取入れる穀物刈取ヘッダー(18)と、該ヘッダー
(18)の後部略中央に連結させて刈取穀稈を脱穀部
(4)に送給するフィーダハウス(19)によって構成
すると共に、未刈り穀稈掻込み用リール(20)と、往
復駆動型刈刃(21)と、分草板(22)と、穀稈掻込
オーガ(23)とを前記穀物ヘッダー(18)に備え、
前記ヘッダー(18)に取込まれる刈取穀稈をフィーダ
ハウス(19)に内設する供給チェンコンベア(24)
を介し脱穀部(4)に送り込んで脱穀処理するように構
成している。
【0008】また、前記脱穀部(4)の右外側には二番
還元筒(25)を配備させていて、二番処理物を処理胴
(6)に戻して再脱穀及び再選別するように設けてい
る。
還元筒(25)を配備させていて、二番処理物を処理胴
(6)に戻して再脱穀及び再選別するように設けてい
る。
【0009】さらに、図4に示す如く、前記スクリュ形
扱胴(5)は、脱穀部(4)前後長と略等しい長さの円
筒形胴部(26)と、この胴部(26)外周に巻装して
放射状に立設させる螺旋形スクリュ羽根(27)と、前
記胴部(26)の後端外周に設ける排塵突起(28)と
を備えるもので、前記スクリュ形扱胴(5)を機体前後
方向に軸支し、前記フィーダハウス(19)に連通する
扱室(29)前側の投入口(30)に扱胴(5)前端部
を臨ませて設けると共に、扱室(29)後側の排塵口
(31)に扱胴(5)の後端部を臨ませるもので、前記
排塵口(31)を除く前記扱胴(5)下側に受網(3
2)を張設し、フィーダハウス(19)から刈取り穀稈
を全量投入して脱穀するように構成している。
扱胴(5)は、脱穀部(4)前後長と略等しい長さの円
筒形胴部(26)と、この胴部(26)外周に巻装して
放射状に立設させる螺旋形スクリュ羽根(27)と、前
記胴部(26)の後端外周に設ける排塵突起(28)と
を備えるもので、前記スクリュ形扱胴(5)を機体前後
方向に軸支し、前記フィーダハウス(19)に連通する
扱室(29)前側の投入口(30)に扱胴(5)前端部
を臨ませて設けると共に、扱室(29)後側の排塵口
(31)に扱胴(5)の後端部を臨ませるもので、前記
排塵口(31)を除く前記扱胴(5)下側に受網(3
2)を張設し、フィーダハウス(19)から刈取り穀稈
を全量投入して脱穀するように構成している。
【0010】また、前記選別機構(7)を構成する前後
の揺動選別盤(33)(34)を備え、揺動リンク(3
5)を介して前後方向に前記選別盤(33)(34)を
揺動駆動すると共に、前記扱胴(5)前部下方に位置さ
せるフィードパン(36)と、穀物漏下量を調節自在な
第1チャフシーブ(37)と、そのチャフシーブ(3
7)下方に設ける一番選別網(38)と、前記チャフシ
ーブ(37)後側に連設するふるい線(39)とを前揺
動選別盤(33)に設ける一方、前記ふるい線(39)
後側下方に設ける第2チャフシーブ(40)と、該チャ
フシーブ(40)後側に連設するふるい線(41)と、
前記ふるい線(41)上方で受網(32)後端部下方に
位置させる戻し板(42)と、一番及び二番流穀板(4
3)(44)とを、前記の後揺動選別盤(34)に設け
るもので、前端側をふるい線(41)前部上方にまた後
端側を受網(32)終端下方に夫々臨ませる前低後高の
姿勢に前記戻し板(42)を取付けている。
の揺動選別盤(33)(34)を備え、揺動リンク(3
5)を介して前後方向に前記選別盤(33)(34)を
揺動駆動すると共に、前記扱胴(5)前部下方に位置さ
せるフィードパン(36)と、穀物漏下量を調節自在な
第1チャフシーブ(37)と、そのチャフシーブ(3
7)下方に設ける一番選別網(38)と、前記チャフシ
ーブ(37)後側に連設するふるい線(39)とを前揺
動選別盤(33)に設ける一方、前記ふるい線(39)
後側下方に設ける第2チャフシーブ(40)と、該チャ
フシーブ(40)後側に連設するふるい線(41)と、
前記ふるい線(41)上方で受網(32)後端部下方に
位置させる戻し板(42)と、一番及び二番流穀板(4
3)(44)とを、前記の後揺動選別盤(34)に設け
るもので、前端側をふるい線(41)前部上方にまた後
端側を受網(32)終端下方に夫々臨ませる前低後高の
姿勢に前記戻し板(42)を取付けている。
【0011】さらに、前記フィードパン(36)上面に
選別風を供給する塵埃除去ファン(45)と、第1チャ
フシーブ(37)及び一番選別網(38)の下方に第1
及び第2風路(46)(47)を介して選別風を供給す
る唐箕ファン(48)と、一番選別網(38)からの穀
粒を受取って揚穀筒(9)に送出する一番樋(49)及
び一番コンベア(50)と、第2チャフシーブ(40)
下方及び二番流穀板(44)上面に選別風を供給する二
番選別ファン(51)と、二番流穀板(44)からの還
元物を二番還元筒(25)に送出する二番樋(52)及
び二番コンベア(53)と、前記選別盤(34)後端の
ふるい線(41)を臨ませる三番口(54)とを備え、
一番樋(49)の穀粒をタンク(8)に、また二番樋
(52)の還元物を処理胴(6)に送出するように構成
している。
選別風を供給する塵埃除去ファン(45)と、第1チャ
フシーブ(37)及び一番選別網(38)の下方に第1
及び第2風路(46)(47)を介して選別風を供給す
る唐箕ファン(48)と、一番選別網(38)からの穀
粒を受取って揚穀筒(9)に送出する一番樋(49)及
び一番コンベア(50)と、第2チャフシーブ(40)
下方及び二番流穀板(44)上面に選別風を供給する二
番選別ファン(51)と、二番流穀板(44)からの還
元物を二番還元筒(25)に送出する二番樋(52)及
び二番コンベア(53)と、前記選別盤(34)後端の
ふるい線(41)を臨ませる三番口(54)とを備え、
一番樋(49)の穀粒をタンク(8)に、また二番樋
(52)の還元物を処理胴(6)に送出するように構成
している。
【0012】また、第1及び第2チャフシーブ(37)
(40)よりも上方で、二番選別ファン(51)の選別
風路よりも上方で、受網(32)後端と揺動選別盤(3
4)後部にわたって前記戻し板(42)を配設させ、受
網(32)後端部から漏下する穀粒を前方に戻して第2
チャフシーブ(40)上に落下させ、受網(32)後端
部から漏下する穀粒の選別損失を低減させ、また受網
(32)後端位置と揺動選別盤(34)後端位置を略一
致させ、排塵口(31)からの排藁が三番口(54)に
直接放出されるように構成している。
(40)よりも上方で、二番選別ファン(51)の選別
風路よりも上方で、受網(32)後端と揺動選別盤(3
4)後部にわたって前記戻し板(42)を配設させ、受
網(32)後端部から漏下する穀粒を前方に戻して第2
チャフシーブ(40)上に落下させ、受網(32)後端
部から漏下する穀粒の選別損失を低減させ、また受網
(32)後端位置と揺動選別盤(34)後端位置を略一
致させ、排塵口(31)からの排藁が三番口(54)に
直接放出されるように構成している。
【0013】さらに、図5、図6に示す如く、脱穀部
(4)右側後方のPTOケース(55)を介して扱胴駆
動プーリ(56)及び選別駆動プーリ(57)にエンジ
ン(16)出力を伝達させ、処理胴(6)に扱胴(5)
をこれらの前側のプーリ(58)(59)を介して連結
させ、扱胴(5)、処理胴(6)、選別機構(7)各部
を駆動すると共に、脱穀部(4)左側面前端の支点軸
(60)に扱室左側面カバー(61)前端を連結させ、
支点軸(60)を中心に後端側を左側に開放自在に前記
カバー(61)を取付けている。
(4)右側後方のPTOケース(55)を介して扱胴駆
動プーリ(56)及び選別駆動プーリ(57)にエンジ
ン(16)出力を伝達させ、処理胴(6)に扱胴(5)
をこれらの前側のプーリ(58)(59)を介して連結
させ、扱胴(5)、処理胴(6)、選別機構(7)各部
を駆動すると共に、脱穀部(4)左側面前端の支点軸
(60)に扱室左側面カバー(61)前端を連結させ、
支点軸(60)を中心に後端側を左側に開放自在に前記
カバー(61)を取付けている。
【0014】さらに、図1、図7、図8、図9に示す如
く、前記扱胴(5)前端の円錐台形胴部(26)外周に
巻装させる取込み羽根(62)と、扱胴(5)前半部の
胴部(26)外周に巻装させる小幅羽根(63)と、扱
胴(5)後半部の胴部(26)外周に巻装させる大幅羽
根(64)とを、前記スクリュ羽根(27)に備え、2
条の取込み羽根(62)(62)と1条の小幅及び大幅
羽根(63)(64)によってスクリュ羽根(27)を
形成すると共に、小幅及び大幅羽根(63)(64)に
複数の扱歯(65)…を略等間隔に設けている。
く、前記扱胴(5)前端の円錐台形胴部(26)外周に
巻装させる取込み羽根(62)と、扱胴(5)前半部の
胴部(26)外周に巻装させる小幅羽根(63)と、扱
胴(5)後半部の胴部(26)外周に巻装させる大幅羽
根(64)とを、前記スクリュ羽根(27)に備え、2
条の取込み羽根(62)(62)と1条の小幅及び大幅
羽根(63)(64)によってスクリュ羽根(27)を
形成すると共に、小幅及び大幅羽根(63)(64)に
複数の扱歯(65)…を略等間隔に設けている。
【0015】そして、円筒形胴部(26)外周に螺旋形
スクリュ羽根(27)を巻装固定させて扱胴(5)を形
成すると共に、前記スクリュ羽根(27)に扱歯(6
5)を固定させるコンバインの脱穀装置において、前記
スクリュ羽根(27)の小幅羽根(63)外周縁の扱歯
(65)取付け位置に突出部(66)を形成すると共
に、前記スクリュ羽根(27)の小幅羽根(63)に螺
旋形補強板(67)を重合せ固定させるもので、図9の
如く、小幅羽根(63)の幅(L1)を大幅羽根(6
4)の幅(L2)より小さく形成し、突出部(66)を
含む小幅羽根(63)の扱歯(65)取付け位置幅(L
3)を大幅羽根(64)の幅(L2)と略等しく形成
し、図1の如く、突出部(66)に重合せたときの補強
板(67)または大幅羽根(64)と受網(32)との
隙間(L4)に比べ、小幅羽根(63)と受網(32)
との隙間(L5)を大きく形成し、扱胴(5)前半部の
スクリュ羽根(27)と受網(32)の隙間が、扱胴
(5)後半部のスクリュ羽根(27)と受網(32)の
隙間よりも大きくなるように構成している。
スクリュ羽根(27)を巻装固定させて扱胴(5)を形
成すると共に、前記スクリュ羽根(27)に扱歯(6
5)を固定させるコンバインの脱穀装置において、前記
スクリュ羽根(27)の小幅羽根(63)外周縁の扱歯
(65)取付け位置に突出部(66)を形成すると共
に、前記スクリュ羽根(27)の小幅羽根(63)に螺
旋形補強板(67)を重合せ固定させるもので、図9の
如く、小幅羽根(63)の幅(L1)を大幅羽根(6
4)の幅(L2)より小さく形成し、突出部(66)を
含む小幅羽根(63)の扱歯(65)取付け位置幅(L
3)を大幅羽根(64)の幅(L2)と略等しく形成
し、図1の如く、突出部(66)に重合せたときの補強
板(67)または大幅羽根(64)と受網(32)との
隙間(L4)に比べ、小幅羽根(63)と受網(32)
との隙間(L5)を大きく形成し、扱胴(5)前半部の
スクリュ羽根(27)と受網(32)の隙間が、扱胴
(5)後半部のスクリュ羽根(27)と受網(32)の
隙間よりも大きくなるように構成している。
【0016】また、図9、図10に示す如く、端面コ字
形のホルダ(68)を小幅羽根(63)の突出部(6
6)並びに大幅羽根(64)に溶接固定させ、ホルダ
(68)のコ字形部に扱歯(65)を嵌入させてボルト
(69)止め固定させるもので、扱歯(65)の回転方
向の力をホルダ(68)によって受止めるから、ボルト
(69)によって扱歯(65)を止める力が小さくて済
むと共に、前記補強板(67)の長孔(70)にボルト
(69)を挿入させるから、扱胴(5)軸芯を中心とす
る放射線方向に前記長孔(70)とボルト(69)の案
内によって補強板(67)位置を変化させることによ
り、小幅羽根(63)と受網(32)との隙間(L5)
が変更されると共に、図9のように突出部(66)に補
強板(67)を重合せた状態と、補強板(67)を取外
した状態とで、小幅羽根(63)と受網(32)との隙
間(L5)が変更されるもので、前記補強板(67)の
位置調節または着脱により、扱胴(5)前半部の小幅羽
根(63)で形成するスクリュ羽根(27)と受網(3
2)の隙間を変更させ、脱穀処理量の変化または作物の
種類(米、麦、豆)などに対応させるように構成してい
る。
形のホルダ(68)を小幅羽根(63)の突出部(6
6)並びに大幅羽根(64)に溶接固定させ、ホルダ
(68)のコ字形部に扱歯(65)を嵌入させてボルト
(69)止め固定させるもので、扱歯(65)の回転方
向の力をホルダ(68)によって受止めるから、ボルト
(69)によって扱歯(65)を止める力が小さくて済
むと共に、前記補強板(67)の長孔(70)にボルト
(69)を挿入させるから、扱胴(5)軸芯を中心とす
る放射線方向に前記長孔(70)とボルト(69)の案
内によって補強板(67)位置を変化させることによ
り、小幅羽根(63)と受網(32)との隙間(L5)
が変更されると共に、図9のように突出部(66)に補
強板(67)を重合せた状態と、補強板(67)を取外
した状態とで、小幅羽根(63)と受網(32)との隙
間(L5)が変更されるもので、前記補強板(67)の
位置調節または着脱により、扱胴(5)前半部の小幅羽
根(63)で形成するスクリュ羽根(27)と受網(3
2)の隙間を変更させ、脱穀処理量の変化または作物の
種類(米、麦、豆)などに対応させるように構成してい
る。
【0017】さらに、図11、図12は扱歯(65)を
取付ける変形例を示すもので、扱歯(65)の横断面を
くさび形に形成し、くさび形開口を有する筒形ホルダ
(68)をスクリュ羽根(27)に一体固定させ、扱胴
(5)の回転により、回転抵抗に比例した力でホルダ
(68)のくさび形開口に扱歯(65)がくい込んで挾
持されるように構成するもので、上記実施例のようなボ
ルト(69)及びナットを用いることなく、扱歯(6
5)をスクリュ羽根(27)に取付けることができるも
のである。
取付ける変形例を示すもので、扱歯(65)の横断面を
くさび形に形成し、くさび形開口を有する筒形ホルダ
(68)をスクリュ羽根(27)に一体固定させ、扱胴
(5)の回転により、回転抵抗に比例した力でホルダ
(68)のくさび形開口に扱歯(65)がくい込んで挾
持されるように構成するもので、上記実施例のようなボ
ルト(69)及びナットを用いることなく、扱歯(6
5)をスクリュ羽根(27)に取付けることができるも
のである。
【0018】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、円筒形胴部(26)外周に螺旋形スクリュ羽根(2
7)を巻装固定させて扱胴(5)を形成すると共に、前
記スクリュ羽根(27)に扱歯(65)を固定させるコ
ンバインの脱穀装置において、前記スクリュ羽根(2
7)外周縁の扱歯(65)取付け位置に突出部(66)
を形成すると共に、前記スクリュ羽根(27)に螺旋形
補強板(67)を重合せ固定させたもので、前記補強板
(67)の着脱または位置調節などによって突出部(6
6)以外のスクリュ羽根(27)外周縁と扱胴(5)下
側の受網(32)との隙間を変更することができ、例え
ばスクリュ羽根(27)と受網(32)の隙間を大きく
することによって穀物の取込みを良好に行わせることが
でき、脱穀処理量の変化または作物の種類などに対応し
た適正な扱胴処理能力を容易に得ることができるもので
ある。
は、円筒形胴部(26)外周に螺旋形スクリュ羽根(2
7)を巻装固定させて扱胴(5)を形成すると共に、前
記スクリュ羽根(27)に扱歯(65)を固定させるコ
ンバインの脱穀装置において、前記スクリュ羽根(2
7)外周縁の扱歯(65)取付け位置に突出部(66)
を形成すると共に、前記スクリュ羽根(27)に螺旋形
補強板(67)を重合せ固定させたもので、前記補強板
(67)の着脱または位置調節などによって突出部(6
6)以外のスクリュ羽根(27)外周縁と扱胴(5)下
側の受網(32)との隙間を変更することができ、例え
ばスクリュ羽根(27)と受網(32)の隙間を大きく
することによって穀物の取込みを良好に行わせることが
でき、脱穀処理量の変化または作物の種類などに対応し
た適正な扱胴処理能力を容易に得ることができるもので
ある。
【0019】また、円筒形胴部(26)外周に螺旋形ス
クリュ羽根(27)を巻装固定させて扱胴(5)を形成
すると共に、前記スクリュ羽根(27)に扱歯(65)
を固定させるコンバインの脱穀装置において、前記扱胴
(5)前半部のスクリュ羽根(27)外周縁の扱歯(6
5)取付け位置に突出部(66)を形成したもので、扱
胴(5)前側の穀粒が多い部位においてスクリュ羽根
(27)と受網(32)の隙間を大きく形成することが
でき、扱胴(5)への穀物取込み性向上並びにスクリュ
羽根(27)と受網(32)の隙間が小さくなる扱胴
(5)後部での脱粒損失低減などを容易に行うことがで
き、脱穀処理量増大並びに脱粒機能の向上などを容易に
図ることができるものである。
クリュ羽根(27)を巻装固定させて扱胴(5)を形成
すると共に、前記スクリュ羽根(27)に扱歯(65)
を固定させるコンバインの脱穀装置において、前記扱胴
(5)前半部のスクリュ羽根(27)外周縁の扱歯(6
5)取付け位置に突出部(66)を形成したもので、扱
胴(5)前側の穀粒が多い部位においてスクリュ羽根
(27)と受網(32)の隙間を大きく形成することが
でき、扱胴(5)への穀物取込み性向上並びにスクリュ
羽根(27)と受網(32)の隙間が小さくなる扱胴
(5)後部での脱粒損失低減などを容易に行うことがで
き、脱穀処理量増大並びに脱粒機能の向上などを容易に
図ることができるものである。
【図1】扱胴部の部分拡大正面説明図。
【図2】コンバインの全体側面図。
【図3】同平面図。
【図4】脱穀部の側面図。
【図5】同平面図。
【図6】同正面図。
【図7】扱胴の側面図。
【図8】同正面図。
【図9】スクリュ羽根の拡大説明図。
【図10】扱歯取付け平面説明図。
【図11】前図の変形例を示す平面説明図。
【図12】同正面説明図。
(5) 扱胴 (26) 胴部 (27) スクリュ羽根 (65) 扱歯 (66) 突出部 (67) 補強板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上 窪 啓 太 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 (72)発明者 高 木 幹 雄 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内
Claims (2)
- 【請求項1】 円筒形胴部外周に螺旋形スクリュ羽根を
巻装固定させて扱胴を形成すると共に、前記スクリュ羽
根に扱歯を固定させるコンバインの脱穀装置において、
前記スクリュ羽根外周縁の扱歯取付け位置に突出部を形
成すると共に、前記スクリュ羽根に螺旋形補強板を重合
せ固定させたことを特徴とするコンバインの脱穀装置。 - 【請求項2】 円筒形胴部外周に螺旋形スクリュ羽根を
巻装固定させて扱胴を形成すると共に、前記スクリュ羽
根に扱歯を固定させるコンバインの脱穀装置において、
前記扱胴前半部のスクリュ羽根外周縁の扱歯取付け位置
に突出部を形成したことを特徴とするコンバインの脱穀
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24396793A JP3407145B2 (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | コンバインの脱穀装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24396793A JP3407145B2 (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | コンバインの脱穀装置 |
Related Child Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000260474A Division JP2001078552A (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 脱穀装置 |
JP2000260473A Division JP2001078551A (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | コンバイン |
JP2000260472A Division JP3808694B2 (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | コンバインの脱穀装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0767461A true JPH0767461A (ja) | 1995-03-14 |
JP3407145B2 JP3407145B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=17111716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24396793A Expired - Fee Related JP3407145B2 (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | コンバインの脱穀装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3407145B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010172212A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Yanmar Co Ltd | コンバイン |
JP2019146522A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | 株式会社クボタ | 脱穀装置 |
CN110786151A (zh) * | 2015-03-30 | 2020-02-14 | 洋马株式会社 | 脱粒筒 |
-
1993
- 1993-09-03 JP JP24396793A patent/JP3407145B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010172212A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Yanmar Co Ltd | コンバイン |
CN110786151A (zh) * | 2015-03-30 | 2020-02-14 | 洋马株式会社 | 脱粒筒 |
CN110786151B (zh) * | 2015-03-30 | 2022-07-08 | 洋马动力科技有限公司 | 脱粒筒 |
JP2019146522A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | 株式会社クボタ | 脱穀装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3407145B2 (ja) | 2003-05-19 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |