JPH0767333B2 - 歩行型苗植機 - Google Patents

歩行型苗植機

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JPH0767333B2
JPH0767333B2 JP16445188A JP16445188A JPH0767333B2 JP H0767333 B2 JPH0767333 B2 JP H0767333B2 JP 16445188 A JP16445188 A JP 16445188A JP 16445188 A JP16445188 A JP 16445188A JP H0767333 B2 JPH0767333 B2 JP H0767333B2
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seedling
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seedlings
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石田  伊佐男
建之 大内
神谷  寿
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、上下2段の予備苗載台を設けた歩行型苗植
機に関するものである。
〔従来技術とその課題〕
従来、実公昭61−6731号公報に示すように、上段及び下
段の予備苗載台を共に走行車輪の接地点の上方位置に配
置して機体に固定した歩行型苗植機がある。併し乍ら、
従来の構成では予備苗載台の操縦者側端部の位置が、操
縦者から遠く離れた位置となっているため、予備苗が取
り出し難いという問題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、先に述べた従来技術のもつ課題を解決する
ために、機体の前部にエンジン9を配置し、機体の後部
に苗載台22及び操縦ハンドル8を配置すると共に、機体
の左右両側に左右走行車輪10・11を設けた歩行型苗植機
において、該左右走行車輪10・11の間に一つの予備苗を
載置する下段予備苗載台2を設け、左右走行車輪10・11
の上方に左右横方向に並置して複数の予備苗を載置する
上段予備苗載台1を設けると共に、該上段予備苗載台1
をその前後中間位置が左右走行車輪10・11の接地点より
も前方に位置してその前端部が機体前部のエンジン9後
端部上方に接近した位置と、上段予備苗載台1の操縦ハ
ンドル8側の端部1aを下段予備苗載台2の操縦ハンドル
8側の端部2aよりも操縦ハンドル8側に接近させた位置
とに移動調節自在に設けたことを特徴とする歩行型苗植
機としたものである。
〔発明の作用効果〕
この発明は前記の構成により、苗植作業時には上段予備
苗載台1をその前後中間位置が左右走行車輪10・11の接
地点よりも前方に位置してその前端部が機体前部のエン
ジン9後端部上方に接近した位置に移動しておくことに
より、多数の予備苗を載せた状態にもかかわらず、機体
の前後バランスが良好となり機体の走行性能及び苗の植
付け性能が良くて苗の植付け姿勢が良好となり、適正な
苗植付け作業が行なえる。
そして、苗補給時に下段予備苗載台2から苗を取り出す
ときには、上段予備苗載台1をその前後中間位置が左右
走行車輪10・11の接地点よりも前方に位置してその前端
部が機体前部のエンジン9後端部上方に接近した位置に
移動しておくことにより、上段予備苗載台1が邪魔にな
らず容易に下段予備苗載台2より苗を取り出すことがで
きる。次に、上段予備苗載台1より苗を取り出すときに
は、上段予備苗載台1の操縦ハンドル8側の端部1aを下
段予備苗載台2の操縦ハンドル8側の8部2aよりも操縦
ハンドル8側に接近させた位置に移動すれば、操縦者は
非常に容易に上段予備苗載台1より苗を取り出すことが
でき苗補給作業が能率良く容易に行なうことができる。
このように、上段及び下段予備苗載台1・2に多数の予
備苗を載せる歩行型苗植機であるにもかかわらず、機体
の前後バランスが良好な状態で苗植付け作業が行なえ、
且つ、能率良く容易に苗補給作業が行なえる歩行型苗植
機を得ることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
3は走行ミッションケースであり、その後側面には後方
に向けて延出する円筒上のフレーム4の前端が固着され
ている。そして、フレーム4の後端部には後記苗植付具
5を装着して駆動する伝動ケース6が固着されている。
7は角筒上の後部フレームであって、その前端を伝動ケ
ース6の後部に固定し後端を後方斜上方に向けて延出
し、後端部には操縦ハンドル8が設けられている。
9はエンジンであって、走行ミッションケース3の前部
に固着連結されている。
10・11は左右走行車輪で、走行ミッションケース3の左
右両側に突出する駆動軸を包むボス12・13に回動自由に
取付けられた左右チェンケース14・15の後方先端に軸支
されていて伝動回転されながら上下にスイング可能に設
けられている。16・17は左右チェンケース14・15に一体
に設けられた上記ボス12・13に各々一体的に設けられた
アームである。
18は左右走行車輪10・11を上下動せしめる油圧シリンダ
ー19及びピストン20よりなる油圧装置である。そして、
ピストン20の後端部には、前記左右アーム16・17の上端
にその前端が連結された天秤装置21の左右中央部を縦軸
回りに回動自在に枢着し、左右走行車輪10・11が背反的
に上下動すべく構成している。
苗植付具5…は、前記伝動ケース6に回転クランクと揺
動アームとで取付けられ上下に罷動運動し後記の苗載台
22より1株分づつの苗を取りだして圃場に植付けるよう
設けられている。
苗載台22は、伝動ケース6内の左右往復動機構にて左右
往復動する移動棒23に左右連結体を介して連結されて、
後部フレーム7及び操縦ハンドル8の上方に左右往復動
すべく上下支持装置26・27に支架されている。尚、下支
持装置27には、苗載台22に載置された苗の下側を摺接案
内する側面視L字状の苗受支枠27aが一体に形成されて
おり、この苗受支枠27aには苗分割口27b…が設けられ、
前記苗植付具5の苗分割爪5aがこの苗分割口27bへ上か
ら介入して苗載台22に収容された苗を1株分づつ取出す
よう構成されている。
28はエンジン9及び走行ミッションケース3に固着され
た平面視U字状のバンパーである。
29・30・30はそれぞれ中央整地フロート・左右整地フロ
ートであって、各々後部が軸支31され前部が上下動自在
に遊動機構32にて支持されている。
33は油圧ポンプ34からの圧油を油圧シリンダー19に送り
込んだり油圧シリンダー19の圧油を走行ミッションケー
ス3内に戻したりするピッチング用の油圧バルブであっ
て、その切換レバー33aが中央整地フロートの前部上面
とロツド33bにて連結されており、中央整地フロート29
の前部の適正範囲を超える上下動にて油圧バルブ33は切
換られるように構成されている。
35は機体の上部を覆うボンネットである。
36は予備苗載台支持フレームであって、正面視四角形状
の前フレーム36aと前フレーム36aの上部左右角部より後
方に向けて延出された左右フレーム36b・36bとにより構
成されており、前フレーム36aの下部をフレーム4の上
面に固着し、左右フレーム36b・36bの後端を伝動ケース
6の上部に固着された後部予備苗載台フレーム37の上端
部に固定している。そして、後部予備苗載台フレーム37
の上下中間位置の左右両側から上方に向けて延出部37a
・37aを一体に延出し背面視凹状に形成して苗の入って
いる育苗箱若しくは苗が載置された苗掬い板の後部下面
を受ける台38を構成し、一方、ボンネット35の中央部上
面には苗の入っている育苗箱若しくは苗が載置された苗
掬い板の前部下面を受ける平面部35aと平面部35aより上
方に突出する係止部35b…とにより構成される台39が一
体的に形成されている。然して、この両台38・39により
下部予備苗載台2が構成さており、従って、ボンネット
35上方に一枚の予備苗が載置できるように構成されてい
る。
1は上段予備苗載台であって、コ字状左右レール状40・
41に平面視四角形状の杆体よりなる苗載フレーム42を固
着し、この苗載フレーム42に先端を上方に曲げた縦杆43
…及び苗載部仕切杆44・44を固着して構成されている。
そして、左右フレーム体40・41の各々の前端部には上下
2個のローラ45・45が回転自在に軸支されており、この
上下2個のローラ45・45の間に前記フレーム36bを挾ん
だ状態で装着し、且つ、左右レール体40・41各々が左右
フレーム36b・36bの後部に回転自在に軸支されたローラ
46・46に上方より係合するように装着され、上段予備苗
載台1が前後に移動できるように構成している。47は上
段予備苗載台1を前後方向に移動調節して固定する調節
部材てあって、苗載フレーム42の中央下側に固着された
支持体48と、該支持体48の前後支持部48a・48aに回動自
在に軸支されたレバー49と、該レバー49にその両端が固
着された移動制限杆50と、レバー49に固定された中央部
に係合凹部51aと前部に切欠き状係合部51bとを有する位
置固定板51とにより構成されている。そして、レバー49
と移動制限杆50との間の空間部に前記左右フレーム36b
・36bの後部を連結する横杆36cを挿通し、位置固定板51
の下側が該横杆36cに摺接するように構成している。
尚、位置固定板51の下側が横杆36cに摺接するように、
レバー49は巻バネ52によりイ方向に回転する方向に付勢
されている。然して、レバー49の握り部49aを持って、
第1図の実線の位置P1から後方に引くと位置固定板51の
係合凹部51aが横杆36cの位置に来ると、該係合凹部51a
が横杆36cに係合して上段予備苗載台1をP2の位置に固
定することができる。更に、レバー49を反イ方向に回動
して係合凹部51aを横杆36cから外して後方に引くと位置
固定板51の切欠き状係合部51bが横杆36cの位置に来た
時、該切欠き状係合部51bが横杆36cに係合して上段予備
苗載台1をP3の位置に固定することができる。そして、
この上段予備苗載台1には、苗載部仕切杆44・44にて仕
切られた3つの苗載台に各々1枚づつの苗が載置でき、
合計3枚の苗が横に並列して載置できるように構成され
ている。
第3図・第4図は、走行ミッションケース3の拡大断面
図であるが、走行ミッションケース3は、左右ケース3a
・3bをボルト53…にて締結して構成しているが、走行ミ
ッションケース3の最下部の位置の左ケース3aのボルト
締め付け部に油通路54を凹ませて一体的に形成し、該最
下部の位置に有るボルト53のみを取り外したとき、該油
通路54を介して走行ミッションケース3内の油を抜くこ
とができるように構成している。即ち、走行ミッション
ケース3の左右ケース3a・3bの締め付け用のボルト53…
のうちの最下部のボルト53をドレーンプラグに兼用して
いる。
上例の構成の歩行型田植機を水田圃場に入れたのち、上
段・下段予備苗載台1・2と苗載台22とに苗を載置収容
し、エンジン9で回転各部を駆動すると、走行車輪10,1
1の回転により、中央整地フロート29・左右整地フロー
ト30・30が水田の土壌表面に接地した状態で機体が推進
される。
そして、左右方向に並列する苗植付具5が上下に楕円状
の植付軌跡を描いて運動し、左右に往復動されている苗
載台22上の苗を一株分づつ苗分割口27b…より分割して
各整地フロートで整地される土壌表面に次々と植付けて
行く。
このような苗植付作業中において、耕盤面が浅くなった
り深くなったり変化していると、左右走行車輪10・11は
次の通りに自動的に上下動される。前後方向に耕盤が深
くなっているときは、左右走行車輪10・11が土壌表面か
ら深く沈むために、各整地フロート29・30・30が共に上
方へ押上げられることになる。そして、中央整地フロー
ト29が一定以上(苗植付け作業に適正な範囲以上に機体
側へ押上げられたとき)になると、油圧切換バルブ33の
切換レバー33aが、中央整地フロート29からロッド33bを
介して、油圧装置18のピストン20が突出する側へ切換え
られ、このため、ピストン20,天秤装置21,左右アーム16
・17,チェンケース14・15を介して左右走行車輪10・11
が下動される。
そして、この走行車輪10・11が次第に耕盤に対して強く
当接してきて、機体が浮上すると、各整地フロート29・
30・30の接地圧が減少し、適正な状態になると油圧切換
バルブ33が中立状態になり、走行車輪10・11の下動が停
止される。
前後方向に耕盤が浅くなる場合は、前述の逆であり、各
整地フロート29・30・30が浮き気味で機体から下動する
から切換レバー33aが切替られピストン20が油圧シリン
ダー19内に引込まれ走行車輪10・11が上動する。そし
て、適正な接地状態になると油圧切換バルブ33が中立に
復帰する。
従って、耕盤の深さの変化に応じて左右走行車輪10・11
が上下動して、常に適正深さに苗が植付けられる。
一方、耕盤の深さが浅い圃場においては、上段予備苗載
台1をP2位置にして苗植作業を行なうと、上段予備苗載
台1が左右走行車輪10・11の接地点の略々上方に位置
し、非常に前後バランスの良い状態で苗植作業が行なえ
る。また、耕盤の深さが深い圃場においては、大きな駆
動反力を受けて機体後部が沈み込みがちになるが、上段
予備苗載台1をP1位置にして苗植作業を行なうと、上段
予備苗載台1が左右走行車輪10・11の接地点よりも前方
に位置するために、大きな駆動反力を受けても機体の後
部が沈み込むことを適正に防止し、適正な苗の植付け深
さが維持される。
そして、苗載台22の苗が少なくなると、機体を停止し、
上下段予備苗載台1・2より苗を取り出して、苗載台22
に苗を供給するのであるが、その場合、下段予備苗載台
2から苗を取り出すときには、上段予備苗載台1の操縦
者側端部1aを下段予備苗載台2の操縦者側端部2aよりも
操縦者と反対側に位置する状態に移動しておくことによ
り、上段予備苗載台1が邪魔にならず容易に下段予備苗
載台2より苗を取り出すことができ、上段予備苗載台1
より苗を取り出すときには、上段予備苗載台1の操縦者
側端部1aを下段予備苗載台2の操縦者側端部2aよりも操
縦者側に位置する状態(P3状態)に移動すれば、操縦者
は非常に容易に上段予備苗載台1より苗を取り出すこと
ができ苗補給作業を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例である歩行型の田植機を示し
たもので、第1図は側面図、第2図及び第3図は要部斜
視図、第4図は第3図のA−A断面図、第5図は走行ミ
ッションケース3の断面図、第6図は第5図のB−B矢
視図である。 図中符号、1は上段予備苗載台、2は下段予備苗載台、
8は操縦ハンドル、9はエンジン、10・11は左右走行車
輪、22は苗載台、1aは上段予備苗載台1の操縦ハンドル
8側の端部、2aは下段予備苗載台2の操縦ハンドル8側
の端部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体の前部にエンジン9を配置し、機体の
    後部に苗載台22及び操縦ハンドル8を配置すると共に、
    機体の左右両側に左右走行車輪10・11を設けた歩行型苗
    植機において、該左右走行車輪10・11の間に一つの予備
    苗を載置する下段予備苗載台2を設け、左右走行車輪10
    ・11の上方に左右横方向に並置して複数の予備苗を載置
    する上段予備苗載台1を設けると共に、該上段予備苗載
    台1をその前後中間位置が左右走行車輪10・11の接地点
    よりも前方に位置してその前端部が機体前部のエンジン
    9後端部上方に接近した位置と、上段予備苗載台1の操
    縦ハンドル8側の端部1aを下段予備苗載台2の操縦ハン
    ドル8側の端部2aよりも操縦ハンドル8側に接近させた
    位置とに移動調節自在に設けたことを特徴とする歩行型
    苗植機。
JP16445188A 1988-06-30 1988-06-30 歩行型苗植機 Expired - Fee Related JPH0767333B2 (ja)

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JP2581213Y2 (ja) * 1992-03-25 1998-09-21 三菱農機株式会社 移植機の予備苗支持装置

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