JPH0767306A - 電磁回転機 - Google Patents

電磁回転機

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Publication number
JPH0767306A
JPH0767306A JP20917193A JP20917193A JPH0767306A JP H0767306 A JPH0767306 A JP H0767306A JP 20917193 A JP20917193 A JP 20917193A JP 20917193 A JP20917193 A JP 20917193A JP H0767306 A JPH0767306 A JP H0767306A
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JP
Japan
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magnet
width
cogging torque
salient
magnetized
Prior art date
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Pending
Application number
JP20917193A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Imai
康章 今井
Yumiko Hamanaka
由美子 濱中
Takeshi Sakuma
毅 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Electronics Inc filed Critical Canon Electronics Inc
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Publication of JPH0767306A publication Critical patent/JPH0767306A/ja
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  • Brushless Motors (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁回転機において、コギングトルクを低減
させる。 【構成】 マグネットの多極着磁されたそれぞれの円周
方向の着磁幅Wpと突極のマグネットに対する面の円周
方向の幅Wsが概略Ws/Wp=0.77±0.25の
関係を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフロッピーディ
スクドライブ装置等に使われるモータ等の突極コアを持
つラジアルギャップタイプの電磁回転機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、フロッピーディスクドライブ
装置等に使われるモータとして、半径方向に多極着磁さ
れたマグネットを固着した、回転軸に対し回転自在なロ
ータと、前記マグネットの内周面または外周面に対し、
半径方向にエアギャップを保ちながら離間し、回転軸に
対し回転対称に配置された複数の突極からなるステータ
とで構成されるラジアルギャップタイプのモータが知ら
れている。
【0003】図4は、従来の3相ブラシレスモータの要
部破断平面図、図5は図4のX−X線の断面図である。
このような従来のブラシレスモータでは4つの磁気回
路、すなわち、回転駆動力を発生するための磁気回路、
回転速度信号を発生するための磁気回路、回転位置信号
を発生するための磁気回路、回転磁界を発生するための
励磁タイミングを発生するための磁気回路が形成されて
いる。
【0004】まず、図5において3相ブラシレスモータ
の概略構成を述べる。基板7は鉄等磁性材料等からな
り、中心に含油ベアリング9が圧入される一方、外周端
部に回転位置検出手段であるホール素子14が配設され
ている。回転軸5は軸固定部材6を介してロータヨーク
4と一体に設けられており、さらに、含油ベアリング9
上部に設けられたベアリング8の内輪と含油ベアリング
9に嵌着されており、ロータヨーク4、駆動マグネット
1、FGマグネット2、位置検出用マグネット13等の
一体物が基板7に対して自在に回転する。
【0005】ロータヨーク4の外縁部には駆動マグネッ
ト1(図4)が固定されており、周知のように、駆動マ
グネット1に回転磁界を作用させることによりロータヨ
ーク4を回転駆動させる。このために駆動マグネット1
は、図4に示すように、20極に半径方向に多極着磁さ
れると共に、ロータヨーク4の外縁部内側に固着されて
いる。
【0006】回転磁界を作用させるために、複数の駆動
コイル10がステータヨーク11の回りに捲着されて設
けられ、その一方、このステータヨーク11は回転軸5
の回りに放射状に複数形成されており、駆動コイル10
もステータヨーク11上において周方向に複数分設けら
れている。このステータヨーク11は、図示するように
15個の突極から構成されており、不図示のネジ等の固
定部材により鉄基板7上に固定されている。
【0007】以上の構成において、ステータヨーク11
は、駆動マグネット1、ロータヨーク4、駆動マグネッ
トヨーク3と共に閉磁気回路を形成している。なお、駆
動マグネット1が、ステータヨーク11の半径方向にこ
のステータヨーク11から離間して設けられているタイ
プのブラシレスモータを周対向型モータまたはラジアル
ギャップモータと呼ぶ。
【0008】ロータヨーク4の外周面には切り欠き部4
hが加工形成されており、この切り欠き部4hに回転位
置検出手段である位置検出用マグネット13が埋設され
ている。このマグネット13によってもう1つの磁気回
路が構成されている。
【0009】さらに、各相のコイル10の励磁タイミン
グを検出するための3個のホール素子12a,12b,
12cが基板7上に適切な位置に固着されている。駆動
マグネット1からの磁界はこれらのホール素子12a,
12b,12cを通るので、これらのホール素子12
a,12b,12cにより駆動マグネット1から磁界変
化が検出され、ステータヨーク11のコイル10が発生
させるべき磁界の、回転する駆動マグネット1の磁界に
対する位相差が検出され、適切なタイミングで駆動コイ
ルの各相に電流が流されて回転磁界が発生させられる。
この回転磁界はロータ4を図4の矢印方向Aに回転させ
る。
【0010】一方、速度検出用マグネット1がロータヨ
ーク4の最外周縁部に固着されており、全部で120極
分が着磁されている。この検出用マグネット2と対向す
る鉄基板7の表面部には120本の発電線素7aが銅パ
ターン等によりエッチング形成されている。
【0011】以上の構成により、ロータヨーク4が回転
起動されると、発電線素7aよりロータヨーク4の回転
速度に応じた周波数の正弦波が発生するので、不図示の
コントロール回路により定速回転制御を行う。
【0012】ロータヨーク4が回転すると、ロータヨー
ク4に固着されていた位置検出用マグネット13も一体
回転するので、位置検出用ホール素子14により位置検
出用マグネット13の磁界変化に感知して、ロータヨー
ク4が1回転に対して1発のパルス状のいわゆる位置検
出信号を発生するようにしている。このパルス信号によ
り、回転体の回転位置等を検出できるようにしている。
【0013】以上説明したように、上記モータは4種類
の磁気回路を備えており、ロータヨーク4が、駆動マグ
ネット1、速度検出用マグネット2、位置検出用マグネ
ット13と共に回転すると、ステータヨーク11の突極
15と駆動マグネット1との磁気的相互作用によりコギ
ングトルクが、また駆動コイル10及び突極15が発生
する回転磁界と駆動マグネット1との相互作用によりト
ルクリップルが発生し、モータの回転精度に影響を与え
る。
【0014】コギングトルクは駆動マグネット1の円周
方向の着磁幅Wp(以下着磁幅Wpと称する)と突極1
5の駆動マグネット1に対向する面の円周方向の幅Ws
(以下突極幅Wsと称する)の関係に大きく依存する
(図2参照)。図4に示す従来例では、Ws/Wp=
1.006であり、そのときのコギングトルクの実測値
を図6(b)に、回転精度の実測値を図6(a)に示
す。ロータ1回転について20回のコギングトルクが発
生し(図6(b))、回転精度の変化においてもコギン
グトルクの成分が現われていることがわかる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のモータ
は、コギングトルクがモータの回転精度に影響し、フロ
ッピーディスクドライブ等の情報の正確な記録再生を妨
害し、エラーが発生することがある。
【0016】そこで、本発明は上述の問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、コギング
トルクが低減されたラジアルギャップタイプの電磁回転
機を提供しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の電磁回転機は、半径方向に多極着磁され
たマグネットを固着した、回転軸に対し回転自在なロー
タと、前記マグネットの内周面または外周面に対し、半
径方向にエアギャップを保ちながら離間し、回転軸に対
し回転対称に配置された複数の突極から構成されるステ
ータとからなる電磁回転機において、前記マグネットの
多極着磁されたそれぞれの着磁幅Wpと前記突極のマグ
ネットに対向する面の幅Wsが概略Ws/Wp=0.7
7±0.25の関係を満足することを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明によれば、コギングトルクを低減するこ
とにより回転精度が向上するので、フロッピーディスク
ドライブ等の情報記録再生装置のスピンドルモータとし
て最適である。さらに、回転精度の確保するためのロー
タのイナーシャも小さくできるので、小型薄型化を実現
できる。
【0019】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明を、
ラジアルギャップタイプのスピンドルモータに適用した
実施例を説明する。
【0020】コギングトルクトWs/Wpの関係 図1は、図3に示す実験モデルに示すように、10極の
駆動マグネット1と単極の突極15について、その着磁
幅Wpと突極幅Wsの比Ws/Wpとコギングトルクの
関係を実測してまとめたグラフである。横軸が着磁幅W
pと突極幅Wsの比Ws/Wp、縦軸がコギングトルク
の大きさ(gfcmpp)である。実験に用いたモデル
は図3に示す通りであり、マグネット1の材質はNd−
Fe−Bプラスチック磁石である。
【0021】図1からわかるように、コギングトルクは
Ws/Wpが0.77付近で極小値を取り、8gfcm
pp程度である。図3において、駆動マグネット1を電
気角にて360°回転させたときのコギングトルクの波
形を図2(b)に示す。横軸が電気角、縦軸がコギング
トルクを示す。
【0022】Ws/Wpが大きくなるとコギングトルク
は急激に増加する。突極幅Ws/着磁幅Wpは、1.1
程度が限界であり、これ以上大きくすると突極15に捲
線を巻くことが困難になるが、従来例にて説明したモー
タは、Ws/Wp=1.006であるから捲線は可能で
ある。このときの単極突極のコギングトルクは41gf
cmppと大きい。図2(a)にこれを示す。極小値と
比較して約5倍大きい。
【0023】一方、図6(b)に示すコギングトルクの
測定値は15gfcmpp程度である。これは、モータ
のステータヨーク11が突極15が15個分で構成され
るため、単極突極のコギングトルクが合成された結果、
コギングトルクがお互いに加算しあった結果、小さくな
ったと考えられる。
【0024】本発明は、この合成コギングトルクをさら
に小さくしたモータを提供しようとするものである。
【0025】一方、0.77より小さくなると、Ws/
Wpが0.25付近でコギングトルクは極大値を取る
が、それより小さくなると減少している。これは、突極
15の幅が狭くなり、磁束を有効に集められなくなるた
めであると推測できる。
【0026】Ws/Wpの最適値 したがって、突極幅Wsと着磁幅Wpの比Ws/Wpが
0.77±0.25付近が、コギングトルクが小さく、
かつトルク発生のための磁束も充分に集められる範囲で
あることがわかる。
【0027】単極突極のとき8gfcmppであるか
ら、例えば、ステータヨーク11の突極数Sが15、駆
動マグネット1の極数Pが20、すなわち、4S=3P
の関係を満たすとき、すなわち、突極数とマグネットの
極数が従来例と同じモータを構成した場合、その合成コ
ギングトルクは3gfcmpp程度になり、従来例の約
5分の1大きくなると予想される。また、回転精度も向
上する。または、イナーシャを小さくしても回転精度は
悪化しないから、ロータを小型薄型化することが可能で
ある。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、マグネ
ットの多極着磁されたそれぞれの着磁幅Wpと前記突極
のマグネットに対向する面の幅Wsが概略Ws/Wp=
0.77±0.25の関係を満足するようにすることに
より、コギングトルクが低減され、さらにマグネットの
多極着磁の数Pと突極の数Sが3P=4Sを満足するよ
うに構成することにより、コギングトルクがさらに低減
され、回転精度が良好なスピンドルモータを提供でき、
また、イナーシャを小さくしても回転精度は悪化しない
ため、ロータを小型薄型化することが可能となる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による、単極突極のコギングト
ルクと突極幅Ws/着磁幅Wpの関係を示すグラフであ
る。
【図2】(a)は図1における従来例(Ws/Wp=
1.006)のロータ(または突極)の回転角とコギン
グトルクの大きさを説明するグラフ、(b)は図1にお
ける本発明(Ws/Wp=0.77)ロータ(または突
極)の回転角とコギングトルクの大きさを説明するグラ
フである。
【図3】本発明による、コギングトルクの実験に用いた
モデルである。
【図4】従来技術による3相ブラシレスモータの構造を
説明する平面図である。
【図5】図4のモータの部分断面図である。
【図6】(a)従来技術による3相ブラシレスモータの
回転精度の測定データ、(b)従来技術による3相ブラ
シレスモータのコギングトルクの測定データである。
【符号の説明】
1 駆動マグネット 2 FGマグネット 3 駆動マグネットヨーク 4 ロータヨーク 4h 切り欠き部 5 回転軸 6 軸固定部材 7 基板 7a 発電線素 8 ベアリング 9 含油ベアリング 10 駆動コイル 11 ステータヨーク 12a,12b,12c ホール素子 13 位置検出用マグネット 14 ホール素子 15 突極 Ws 突極の駆動マグネット1との対向面の周方向の
幅 Wp 駆動マグネット1の1極分の周方向幅

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半径方向に多極着磁されたマグネットを
    固着した、回転軸に対し回転自在なロータと、前記マグ
    ネットの内周面または外周面に対し、半径方向にエアギ
    ャップを保ちながら離間し、回転軸に対し回転対称に配
    置された複数の突極から構成されるステータとからなる
    電磁回転機において、 前記マグネットの多極着磁されたそれぞれの円周方向の
    着磁幅Wpと前記突極のマグネットに対向する面の円周
    方向の幅Wsが概略Ws/Wp=0.77±0.25の
    関係を満足することを特徴とする電磁回転機。
  2. 【請求項2】 前記マグネットの多極着磁の数Pと前記
    突極の数Sが3P=4Sの関係を満足する請求項1記載
    の電磁回転機。
JP20917193A 1993-08-24 1993-08-24 電磁回転機 Pending JPH0767306A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20917193A JPH0767306A (ja) 1993-08-24 1993-08-24 電磁回転機

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JP20917193A JPH0767306A (ja) 1993-08-24 1993-08-24 電磁回転機

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Publication Number Publication Date
JPH0767306A true JPH0767306A (ja) 1995-03-10

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ID=16568514

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JP20917193A Pending JPH0767306A (ja) 1993-08-24 1993-08-24 電磁回転機

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JP (1) JPH0767306A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004010562A1 (ja) * 2002-07-22 2004-01-29 Nsk Ltd. モータ、モータの製造方法及びモータの駆動制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004010562A1 (ja) * 2002-07-22 2004-01-29 Nsk Ltd. モータ、モータの製造方法及びモータの駆動制御装置
US7180217B2 (en) 2002-07-22 2007-02-20 Nsk Ltd. Motor, method for manufacturing motor, and motor drive controller

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