JPH0619295Y2 - ブラシレスモ−タ - Google Patents
ブラシレスモ−タInfo
- Publication number
- JPH0619295Y2 JPH0619295Y2 JP1985109118U JP10911885U JPH0619295Y2 JP H0619295 Y2 JPH0619295 Y2 JP H0619295Y2 JP 1985109118 U JP1985109118 U JP 1985109118U JP 10911885 U JP10911885 U JP 10911885U JP H0619295 Y2 JPH0619295 Y2 JP H0619295Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulse signal
- rotor
- signal generating
- salient pole
- magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Brushless Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はブラシレスモータに係り、特に、パルス信号出
力装置を備えたブラシレスモータの改良に関する。
力装置を備えたブラシレスモータの改良に関する。
(ロ)従来の技術 従来、例えばビデオテープレコーダのシリンダーヘッド
を回転させるとともに、そのシリンダーヘッドに配置し
た複数のヘッドを切り換える同期用のパルス信号を出力
するブラシレスモータとしては、第4図および第5図に
示す構成がある(実開昭59-103578号公報)。
を回転させるとともに、そのシリンダーヘッドに配置し
た複数のヘッドを切り換える同期用のパルス信号を出力
するブラシレスモータとしては、第4図および第5図に
示す構成がある(実開昭59-103578号公報)。
すなわち、カップ状のロータ板(1)の内側に環状の多
極マグネット(2)を取付けたロータ(3)において、
そのロータ板(1)の側面に一対の除去部(4)を対角
位置に形成して多極マグネット(2)の一部を露出させ
るか突出させてパルス信号発生用マグネット(5)を形
成し、ステータ側にはそのロータ板(1)の側面に向け
たパルス信号発生コイル(6)を配置し、そのロータ
(3)の回転に伴って接近するパルス信号発生用マグネ
ット(5)をそのパルス信号発生コイル(6)で検出し
てパルス信号を出力するものである。
極マグネット(2)を取付けたロータ(3)において、
そのロータ板(1)の側面に一対の除去部(4)を対角
位置に形成して多極マグネット(2)の一部を露出させ
るか突出させてパルス信号発生用マグネット(5)を形
成し、ステータ側にはそのロータ板(1)の側面に向け
たパルス信号発生コイル(6)を配置し、そのロータ
(3)の回転に伴って接近するパルス信号発生用マグネ
ット(5)をそのパルス信号発生コイル(6)で検出し
てパルス信号を出力するものである。
なお、図中符号(7)、(8)はステータヨークおよび
駆動コイルである。
駆動コイルである。
しかし、このようなブラシレスモータでは、一対のパル
ス信号発生用マグネット部(5)がロータ(3)の外側
に向けて配置されているから、このパルス信号発生用マ
グネット(5)間の磁束径路Aがロータ(3)の外側に
形成され、外部の電子回路や電子部品の影響を与え易
く、ノイズの発生原因となり易い。
ス信号発生用マグネット部(5)がロータ(3)の外側
に向けて配置されているから、このパルス信号発生用マ
グネット(5)間の磁束径路Aがロータ(3)の外側に
形成され、外部の電子回路や電子部品の影響を与え易
く、ノイズの発生原因となり易い。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 本考案はこのような従来の欠点を解決するためになされ
てもので、パルス信号発生用マグネットからの磁束をロ
ータ内に形成させ、その影響を外部の電子回路や電子部
品に与え難くするものである。
てもので、パルス信号発生用マグネットからの磁束をロ
ータ内に形成させ、その影響を外部の電子回路や電子部
品に与え難くするものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 このような問題点を解決するために本考案は、放射状に
突出する複数の突極片をステータ側コアに形成し、その
突極片に駆動コイルを巻き、それら突極片の外周を囲む
ように間隔を置いて環状の多極着磁された駆動用マグネ
ットを有するロータを回転自在に軸支させ、それら突極
片に近づけてパルス発生用マグネットをそのロータに配
置させ、隣合う突極片の間に形成されたスロットにロー
タの回転に伴ってパルス信号を出力するパルス信号発生
コイルを配置したものである。
突出する複数の突極片をステータ側コアに形成し、その
突極片に駆動コイルを巻き、それら突極片の外周を囲む
ように間隔を置いて環状の多極着磁された駆動用マグネ
ットを有するロータを回転自在に軸支させ、それら突極
片に近づけてパルス発生用マグネットをそのロータに配
置させ、隣合う突極片の間に形成されたスロットにロー
タの回転に伴ってパルス信号を出力するパルス信号発生
コイルを配置したものである。
(ホ)作用 このような手段によれば、パルス信号発生用マグネット
からの磁束がロータ内側に形成される一方、パルス信号
発生コイルがスロットに配置されてそのスロットのスペ
ースが有効に利用される。
からの磁束がロータ内側に形成される一方、パルス信号
発生コイルがスロットに配置されてそのスロットのスペ
ースが有効に利用される。
(ヘ)実施例 以下本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案のブラシレスモータの一実施例を示す縦
断面図である。
断面図である。
図において、ケース(9)に取付けられた軸受(10)には
ロータ回転軸(11)が回転自在に軸支されている。
ロータ回転軸(11)が回転自在に軸支されている。
ケース(9)には支持板(12)を介してステータコア(13)
が取付けられている。このコア(13)は複数枚の鋼板を積
層して一体化して形成され、第2図に示すように、放射
状に延びる複数の突極片(14)を有している。
が取付けられている。このコア(13)は複数枚の鋼板を積
層して一体化して形成され、第2図に示すように、放射
状に延びる複数の突極片(14)を有している。
各突極片(14)には複数相の駆動コイル(15)が分割して巻
かれている。
かれている。
ステータコア(13)における隣合う突極片(14)間で形成さ
れるスロット(16)の1個にはパルス信号発生コイル(17)
が配置されている。このパルス信号発生コイル(17)は、
例えばドラム状コアに導線を巻いて形成され、コア(13)
に塗布する塗料等によって巻軸を後述するパルス信号発
生用マグネット(24)に向けて配置されている。
れるスロット(16)の1個にはパルス信号発生コイル(17)
が配置されている。このパルス信号発生コイル(17)は、
例えばドラム状コアに導線を巻いて形成され、コア(13)
に塗布する塗料等によって巻軸を後述するパルス信号発
生用マグネット(24)に向けて配置されている。
支持板(12)には前記各相の駆動コイル(15)を切り換え駆
動する駆動回路の形成されたプリント基板(18)が取付け
られ、これらのケース(9)、支持板(12)、コア(13)お
よびプリント基板(18)によってステータ(19)が構成され
ている。
動する駆動回路の形成されたプリント基板(18)が取付け
られ、これらのケース(9)、支持板(12)、コア(13)お
よびプリント基板(18)によってステータ(19)が構成され
ている。
ロータ回転軸(11)はコア(13)の中空部(20)を貫通して延
び、その先端にはカップ状のロータ板(21)が取付けられ
ている。そのロータ板(21)の内側には多極着磁された環
状の駆動用マグネット(22)が、ステータ(19)側の突極片
(14)の先端と間隔を置いて取付けられて、ロータ(23)が
構成されている。
び、その先端にはカップ状のロータ板(21)が取付けられ
ている。そのロータ板(21)の内側には多極着磁された環
状の駆動用マグネット(22)が、ステータ(19)側の突極片
(14)の先端と間隔を置いて取付けられて、ロータ(23)が
構成されている。
ロータ板(21)の内面には、駆動用マグネット(22)内側に
これと一体的に形成された環状のパルス信号発生用マグ
ネット(24)が配置され、パルス信号発生コイル(17)と対
向するように取付けられている。このパルス信号発生用
マグネット(24)は機械角180°毎に異なる着磁が施され
ている。
これと一体的に形成された環状のパルス信号発生用マグ
ネット(24)が配置され、パルス信号発生コイル(17)と対
向するように取付けられている。このパルス信号発生用
マグネット(24)は機械角180°毎に異なる着磁が施され
ている。
このように構成されたブラシレスモータは、各相の駆動
コイル(15)を切り換え駆動することによってロータ(23)
が回転する。
コイル(15)を切り換え駆動することによってロータ(23)
が回転する。
この時、パルス信号発生コイル(17)には機械角180°毎
にパルス信号発生用マグネット(24)の磁極の変化部が通
過し、その通過毎にパルス信号発生コイル(17)を通る磁
束が強くなり、第3図のように半周期毎にパルス信号が
出力される。第3図の横軸は回転角、縦軸はパルス電気
の大きさである。
にパルス信号発生用マグネット(24)の磁極の変化部が通
過し、その通過毎にパルス信号発生コイル(17)を通る磁
束が強くなり、第3図のように半周期毎にパルス信号が
出力される。第3図の横軸は回転角、縦軸はパルス電気
の大きさである。
パルス信号発生コイル(17)の巻軸をパルス信号発生用マ
グネット(24)に向ければ、パルス信号発生コイル(17)は
パルス信号発生用マグネット(24)の磁束の強い部分、す
なわち磁極の変化部を検出してパルス信号を出力するか
ら、パルス信号には所謂はねかえりが生じ難い。
グネット(24)に向ければ、パルス信号発生コイル(17)は
パルス信号発生用マグネット(24)の磁束の強い部分、す
なわち磁極の変化部を検出してパルス信号を出力するか
ら、パルス信号には所謂はねかえりが生じ難い。
なお、本考案のブラシレスモータにおけるパルス信号発
生用マグネット(24)は、駆動用マグネット(22)と別個の
ものを用いてもよい。また、半円状の単極着磁されたパ
ルス信号発生用マグネットを用いることも可能である。
生用マグネット(24)は、駆動用マグネット(22)と別個の
ものを用いてもよい。また、半円状の単極着磁されたパ
ルス信号発生用マグネットを用いることも可能である。
さらに、パルス信号発生コイル(17)の固定方法は、任意
であり、スロット(16)に接着剤等で固定すればよい。
であり、スロット(16)に接着剤等で固定すればよい。
また、本考案のブラシレスモータでは、パルス信号発生
コイル(17)を配置するスロット(16)のみを他のスロット
よりも幅広に形成してもよい。
コイル(17)を配置するスロット(16)のみを他のスロット
よりも幅広に形成してもよい。
(ト)考案の効果 以上説明したように本考案のブラシレスモータは、パル
ス信号発生用マグネット(24)をロータ板(21)内に配置す
るとともに、ステータコア(13)の突極片(14)間のスロッ
ト(16)にパルス信号発生コイル(17)を配置したから、パ
ルス信号発生用マグネット(24)からの磁束がロータ(23)
の外側に出にくくなって外部の電子回路や電子部品に影
響を与え難く、ノイズの発生を小さく抑えることができ
る。
ス信号発生用マグネット(24)をロータ板(21)内に配置す
るとともに、ステータコア(13)の突極片(14)間のスロッ
ト(16)にパルス信号発生コイル(17)を配置したから、パ
ルス信号発生用マグネット(24)からの磁束がロータ(23)
の外側に出にくくなって外部の電子回路や電子部品に影
響を与え難く、ノイズの発生を小さく抑えることができ
る。
しかも、パルス信号発生コイル(17)がスロット(16)に配
置されているから、スロット(16)のスペースを有効に活
用可能となって小型化が容易である。
置されているから、スロット(16)のスペースを有効に活
用可能となって小型化が容易である。
第1図は本考案のブラシレスモータの一実施例を示す縦
断面図、第2図は第1図のブラシレスモータにおけるス
テータコアおよびパルス信号発生コイルを示す部分平面
図、第3図は第1図のブラシレスモータのパルス信号発
生コイルからの出力波形図、第4図および第5図は従来
のブラシレスモータを示す斜視図および平面図である。 (1)、(21)……ロータ板、(2)、(22)……駆動用マ
グネット、(3)(23)……ロータ、(5)(24)……パル
ス信号発生用マグネット、(6)(17)……パルス信号発
生コイル、(8)(13)……ステータコア、(9)……ケ
ース、(11)……ロータ回転軸、(14)……突極片、(15)…
…駆動コイル、(19)……ステータ。
断面図、第2図は第1図のブラシレスモータにおけるス
テータコアおよびパルス信号発生コイルを示す部分平面
図、第3図は第1図のブラシレスモータのパルス信号発
生コイルからの出力波形図、第4図および第5図は従来
のブラシレスモータを示す斜視図および平面図である。 (1)、(21)……ロータ板、(2)、(22)……駆動用マ
グネット、(3)(23)……ロータ、(5)(24)……パル
ス信号発生用マグネット、(6)(17)……パルス信号発
生コイル、(8)(13)……ステータコア、(9)……ケ
ース、(11)……ロータ回転軸、(14)……突極片、(15)…
…駆動コイル、(19)……ステータ。
Claims (1)
- 【請求項1】放射状に突出する複数の突極片を有するス
テータ側コアと、 前記突極片に巻かれた駆動コイルと、 前記各突極片の外周を囲むように間隔を置いて配置され
た環状の多極駆動用マグネットを有し回転自在に軸支さ
れたロータと、 前記突極片に近づけて前記ロータに配置されたパルス発
生用マグネットと、 隣合う前記突極片の間に形成されたスロットに配置され
前記ロータの回転に伴って前記パルス発生用マグネット
を検出してパルス信号を出力するパルス信号発生コイル
と、 を具備してなることを特徴とするブラシレスモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985109118U JPH0619295Y2 (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | ブラシレスモ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985109118U JPH0619295Y2 (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | ブラシレスモ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6219073U JPS6219073U (ja) | 1987-02-04 |
JPH0619295Y2 true JPH0619295Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=30986931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985109118U Expired - Lifetime JPH0619295Y2 (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | ブラシレスモ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619295Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59110396A (ja) * | 1982-12-15 | 1984-06-26 | Matsushita Electric Works Ltd | ブラシレスモ−タ |
JPH0626065Y2 (ja) * | 1983-09-27 | 1994-07-06 | 日本サ−ボ株式会社 | ブラシレスモ−タ |
-
1985
- 1985-07-17 JP JP1985109118U patent/JPH0619295Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6219073U (ja) | 1987-02-04 |
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