JP2000287427A - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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JP2000287427A
JP2000287427A JP11092585A JP9258599A JP2000287427A JP 2000287427 A JP2000287427 A JP 2000287427A JP 11092585 A JP11092585 A JP 11092585A JP 9258599 A JP9258599 A JP 9258599A JP 2000287427 A JP2000287427 A JP 2000287427A
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coil
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winding
winding coil
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JP11092585A
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Shinji Fukushima
慎治 福島
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K29/00Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices
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    • H02K29/06Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with position sensing devices
    • H02K29/08Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with position sensing devices using magnetic effect devices, e.g. Hall-plates, magneto-resistors
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型3相ブラシレスモータにおいて、巻線コ
イルの形状と配置を最適にするとともに、コイル数の削
減とモータ特性の向上を目的とする。 【解決手段】 磁極数Pの永久磁石を備えた平面対向3
相ブラシレスモータで、隣接するコイル間距離を(36
0/P)×(5/3)度とし、円盤状ロータ6の位置検
出を行う3個の位置検出素子HU、HV、HWを、(3
60/P)×(2/3)度間隔で配置するとともに、コ
イルの配置されていない範囲に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は3相ブラシレスモー
タに関するものであり、特にステータコイル配置に特徴
を有するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ブラシレスモータにおいて高出力
とするため、単位電流当りの発生トルクを表わすモータ
定数Ktを大きくする必要があり、モータ定数Ktを大
きくとるために、永久磁石を備えた円盤状ロータにおけ
る永久磁石の面積と同等以上の面積に巻線コイルを配置
し、各相のコイルの数Sを多くするか、各コイルの巻数
を多く取ることが一般によくとられている。しかし、偏
平空芯の巻線コイルをプリント基板に配置する構成にお
いては、コイル数Sが多くなることによって、設備費お
よび加工工数が大きくなり、高価でかつ生産性の悪いブ
ラシレスモータとなる場合が多い。
【0003】また、ブラシレスモータの小型化が進んだ
場合、巻線コイルの線束を配置可能な面積が減ることか
ら、巻数を多くとることが出来なくなり、結果としてモ
ータ定数Ktを大きくとれなくなる。
【0004】こうした課題から、ブラシレスモータの小
型化に伴って、モータ定数Ktが小さくなることを割り
切るか、あるいは小型化によるモータ定数Ktへの影響
を小さくするため、巻線やマグネット等を高性能でかつ
高価な材料に変更するかの選択を行っている。
【0005】図2に従来の平面対向型小型3相ブラシレ
スモータを示す。モータの大きさは巻線コイル群の外輪
間の直径ODで表すとする。ODがφ40mm程度の小
型3相ブラシレスモータの場合、巻線コイル群の内輪間
の直径IDは軸受等の制約から一般的にφ20mm程度
となり、また巻線コイルの径方向と周方向の長さのバラ
ンスから12極9コイルとする場合が多い。この場合、
図2(c)より円盤状ロータの磁極がP=12であるこ
とから、磁極の幅は(360/P)より30度の扇形と
なり、巻線コイルの配置は、図2(b)のステータ矢視
図に示すように、コイル間距離360/9=40度とな
り、コイル間距離は磁極の幅の4/3倍となる。すなわ
ち、前記磁極の幅とコイル間距離との関係は、磁極配置
との関係を考慮すると(360/P)×(4/3)より
40度間隔になる。
【0006】図2の(b)は、前記の従来の巻線コイル
配置条件である40度間隔にコイルU、V、Wを配置し
た場合であり、前記コイルU、V、Wは、3相の各群3
個U1〜U3、V1〜V3、W1〜W3からなる計9個
で形成されていることを示す。そして、巻き線コイル
U、V、Wにおける線束の幅Aは、隣接コイルおよび各
巻線コイル端末の内周側の半田ランド4によって制限さ
れる。
【0007】特に、巻線コイルは多数の線束から構成さ
れることから、個々の線材の線径が0.01mm程度ば
らつくことで、例えば径方向に20回巻く場合、巻線の
外径が0.2mm程度ばらつきを持つことを考慮する必
要があり、また巻線コイルをプリント配線板2に固定す
る際の作業性を考慮し、隣接コイルとの隙間を1mm程
度取るのが一般的である。さらに円盤状ロータの位置検
出に使用する位置検出素子である磁気センサー5を配置
するスペースから、前記巻線コイルU、V、Wのうち磁
気センサー5を巻線コイルの内側に配置する3個の巻線
コイルU1、V1、W1について、コイル線束の幅Aが
他の巻線コイル6個の線束幅より小さくなる。こうした
巻線コイルの巻線を配置可能なスペースへの制約によっ
て、巻線コイルの巻数が小さくなり、モータ定数Ktを
大きくすることへの障害となっている。このことは、磁
気センサーおよび半田ランドをブラシレスモータと比例
して小さくすることが困難であるため、ブラシレスモー
タが小さくなる程影響が大きくなる。
【0008】さらに、巻線コイルにおける2等辺の開角
を、前記磁極を形成する30度に合わせた場合、巻線コ
イルの外側への巻線用スペースが、巻き線コイル群外輪
のφ40部で両サイドに各1.7mm程度、φ20部で
両サイドに各0.9mm程度となり、隣接する巻線コイ
ルとの隙間を考慮すると、前記開角30度より外側に巻
線を配置するスペースが殆ど無くなる。このため巻線コ
イルの巻数を多くする場合は、前記開角30度の内側方
向に巻線の殆どを配置することとなり、結果として巻線
コイルの2等辺の開角は30度より小さくなる。巻線コ
イルの2等辺の開角が小さくなった場合、巻線コイルに
おける2等辺の片方の線束が、最大トルクを発生する位
置に円盤状ロータの磁極が到達した際、2等辺のもう一
方の線束は最大トルクが発生する位置からずれることと
なり、巻線コイルとして最大トルクを発生することが出
来なくなる。この結果、巻線コイルの2等辺の開角を3
0度とした場合と比べて、モータ特性Ktは小さくな
る。
【0009】また、前記の磁極開角30度に対して、巻
線コイルの巻線を内側により多く配置した場合、ブラシ
レスモータ回転中に正規回転方向に対し逆の方向にトル
クを発生させるポイントが生じ、モータ特性Ktのロス
を生じるとともに、モータの振動の要因となる。このこ
とを図2の(a)で説明する。図2の(a)は、図2の
(b)のステータ矢視図における前記コイルの中心を半
径とする円弧上の断面を示している。円盤状ロータ6の
30度毎に配置されている磁極7に対向して巻線コイル
の巻線コイルの線束8および9が配置されいる。線束8
と9は同一の巻線コイルであり、線束8に手前から奥側
に向けて電流が流れる場合、線束9は奥側から手前に向
けて電流が流れることとなる。つまり、線束8と線束9
に対し、互いに違う磁極が対向している場合に、同方向
へトルクが発生するが、線束8と線束9が同極の磁極と
対向している状態では、トルクが逆方向に発生し打ち消
し合うこととなる。図2(a)と図2(b)から分かる
ように、30度の開角線に対し、内側に多くの巻線を配
置されており、この場合、円盤状ロータ6が回転し磁極
7が図の位置となった状態において、線束9のZ部が線
束8と同極の磁極と対向していることから、同一の線束
において逆方向にトルクが発生することとなる。
【0010】これらの課題のうち、磁気センサー5を巻
線コイルの配置されていない範囲に、集中して配置する
ことは、従来の(360/P)×(4/3)度の間隔で
巻線コイルを配置する方法、例えば10極6コイルとす
ることで改善可能であることは、公知である。図3にこ
の場合のブラシレスモータを示す。前記の従来の巻線コ
イル配置条件より、P=10から48度間隔にコイル
U、V、Wを配置した状態で、前記コイルU、V、W
は、3相の各群2個U1〜U2、V1〜V2、W1〜W
2からなる計6個で形成され、U、V、Wは各相の巻線
コイルであることを示す。ここで、巻線コイル6個を4
8×5=240度に集中配置させることによって、磁気
センサー5を配置するスペースを取ることが可能とな
る。磁気センサーは(360/P)×(4/3)度もし
くは(360/P)×(2/3)度の間隔で配置可能であ
ることから、図3においては(360/P)×(2/3)
により24度間隔で配置されている。
【0011】しかし、巻線コイル群の外輪間の直径OD
が小さい場合、巻線コイル端末の外周側の半田処理用ス
ペース3と磁気センサー5との距離が近くなることか
ら、巻線コイル端末の半田作業時端末線が磁気センサー
端末とショートし易いといった問題がある。特に、巻線
コイルの端末は変形し易く作業中位置規制が困難である
こと、また端末処理作業より端末長さのばらつきが大き
いことから端末長さを長めに取るのが一般的であるこ
と、さらには端末用の半田ラウンド3がプリント配線板
2上に設けられており、その製造上の問題から半田ラウ
ンド3の位置精度のばらつきが大きく、磁気センサー5
との相対位置ずれを0.2mm程度見込む必要があると
いった点から、端末用の半田スペース3と磁気センサー
5との距離は十分取る必要がある。このことから、巻線
コイル群の外輪間の直径ODが小さい場合は、磁気セン
サーを巻線コイルの外に集中して配置することが出来な
くなり、巻線コイルの内側に磁気センサーを配置するこ
ととなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のφ40mm以下
のブラシレスモータにおいて、巻線コイルを配置するス
ペースが小さくなり、さらに、半田ランドや磁気センサ
ーの配置スペース等の配置と良好な作業性確保のため、
巻き線コイルの巻き数が多くとるのが難しくモーター常
数Ktが大きくとれないという問題があった。なかで、
半田ラウンド・磁気センサー等寸法上制約のあるものと
の面積比から、ブラシレスモータを小型化した度合いに
比べ、モータ特性Ktがより小さくなるっといった問題
があった。
【0013】また、円盤状ロータの磁極を形成する扇形
の2等辺の開角に対して、巻線コイルの2等辺の開角が
小さいことによって、発生トルクのロスが生じるととも
に、逆トルクによる発生トルクのロスやモータの振動と
いった問題があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のブラシレスモータは、複数の偏平空芯巻線
コイルを具備するステータを有する小型3相ブラシレス
モータにおいて、前記コイルは、前記磁極が発生する磁
界と鎖交する2等辺を有する略三角形または台形状であ
り、前記2等辺を形成する2つのコイル線束の中心線の
回転軸方向への延長が円盤状ロータの回転軸中心で交差
し、かつ360/P度の開角を有することを特徴とする
ものである。
【0015】さらに、隣接するコイル間距離を(360
/P)×(5/3)度とし、円盤状ロータの位置検出を
行う3個の位置検出素子を、(360/P)×(2/
3)度間隔で配置するとともに、コイルの配置されてい
ない範囲に配置することを特徴とするものである。
【0016】本発明にれば、ブラシレスモータの小型化
によるモータ特性Ktのロスを抑えることが出来、ブラ
シレスモータの小型化における、モータ特性Ktの改善
を可能とするものである。さらに、同等サイズのブラシ
レスモータにおいては、巻線コイルの最適な形状と最適
な配置により、従来使用していた巻線コイルの数を削減
することを可能とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のブラシ
レスモータは、磁極数P個(Pは2以上の整数)の永久
磁石を備えた円盤状ロータに対向して、複数の偏平空芯
巻線コイルを具備するステータを有する小型3相ブラシ
レスモータにおいて、前記コイルは、前記磁極が発生す
る磁界と鎖交する2等辺を有する略三角形または台形状
であり、前記2等辺を形成する2つのコイル線束の中心
線の回転軸方向への延長が円盤状ロータの回転軸中心で
交差し、かつ360/P度の開角を有することを特徴と
したものであり、円盤状ロータの発生する磁極に対し、
モータトルクを効率よく発生させる巻き線コイルの形状
を得ることができる。
【0018】次に、本発明の請求項2に記載されたブラ
シレスモータは、請求項1において、前記円盤状ロータ
は、その外径が略φ40以下であることを特徴としたも
のであり、小型の平板対向型モータの扁平空芯コイルの
最適なコイル形状を得ることができる。
【0019】次に、本発明の請求項2に記載されたブラ
シレスモータは、請求項1において、前記巻線コイルの
2等辺を形成するコイル線束が、前記360/P度の開
角線を中心としてその内側と外側にそれぞれ略360/
(4×P)の範囲内に配置されることを特徴としたもの
であり、モータトルクKtに対するロスとなる逆トルク
の発生を防止するものである。
【0020】次に、本発明の請求項4に記載されたブラ
シレスモータは、請求項2において、 隣接するコイル
間距離を(360/P)×(5/3)度とすることを特
徴としたものであり、巻き線の設置可能なスペースを広
くとることを可能にしてコイル巻き線の巻き線数を多く
することができる。
【0021】次に、本発明の請求項5に記載されたブラ
シレスモータは、請求項4において、 前記モータは円
盤状ロータの位置検出を行う3個の位置検出素子を有
し、それらの位置検出素子を、(360/P)×(2/
3)度間隔で配置するとともに、コイルの配置されてい
ない範囲に配置することを特徴としたものであり、コイ
ル配置可能スペースを広くとるとともに、位置検出素子
の取り付けを容易にする事ができる。
【0022】(実施の形態1)以下に、本発明の請求項
1および請求項2および請求項3および請求項4請求項
5に記載された発明の実施の形態について、図1を用い
て説明する。
【0023】図1は、本発明によって9個の巻線コイル
を6個に削減することが可能となったモータの大きさが
約φ40程度の12極3相小型ブラシレスモータの断面
図および、ステータとロータの矢視図を示す。
【0024】図1(b)に示すステータ矢視図におい
て、本発明の請求項4に記載したコイル配置条件である
(360/P)×(5/3)度間隔にコイルU、V、W
を配置した状態を示すもので、ここで、P=12である
ことから、前記巻線コイルの配置は50度間隔となる。
すなわち、前記巻線コイルU、V、Wは3相を形成し、
3相の各群2個からなる計6個で形成され、前述の計算
式より50度の等間隔で配置されている。
【0025】ここで、巻き線コイル群の外輪の直径がφ
40程度で構成される小型3相ブラシレスモータの場
合、通常巻線コイル群の内輪の直径は軸受の構成等の制
約によってφ20程度となる。この時、巻線コイルにお
ける2等辺の巻線束の開角を、本発明の請求項1に記載
する30度に合わせた場合、前記2等辺を形成する各巻
き線束の中心から積層して形成される巻線用スペース
は、φ40部で両サイドに各々約3.5mm、φ20部
で両サイドに各々約1.7mmとなり、隣接する巻線コ
イルとの隙間を考慮しても、前記開角30度の外側に巻
線の配置可能なスペースが十分確保されることとなる。
【0026】さらに、巻線コイル1〜3の6個を50度
間隔で配置した場合、巻き線コイルが配置されない範囲
は60度を越える(実施例では65度となる)。この範
囲に、本発明の請求項5に記載された(360/P)×
(2/3)度間隔で、すなわち、20度間隔で、円盤状
ロータの位置検出を行う位置検出素子である3個の磁気
センサーHU、HV、HWを配置する。これによって、
前記磁気センサーを巻線コイルの内側に配置した場合と
比較して、巻線コイルの配置可能なスペースを大きく取
ることが可能となる。
【0027】図1(b)で巻き線コイルU、V、Wと位
置検出素子HU、HV、HWとの物理的配置関係を説明
する。U相、V相、W相の3相からなり、各相はそれぞ
れU1とU2、V1とV2,W1とW2からなる2個の
巻線コイルの直列接続から構成され、巻線コイルU1の
コイル中心と位置検出素子HUは60度の間隔、同様に
V1とHVは90度の間隔、W1とHWは180度の間
隔で位置検出素子HU、HV、HWの間隔は20度とな
っている。
【0028】ここで、本発明の請求項4に記載される巻
線コイル配置を有する3相ブラシレスモータが、従来の
ブラシレスモータと同様にモータとして成立しているこ
とを説明する。従来のブラシレスモータにおいては、巻
線コイルU相で検出される信号に対し、巻線コイルV相
で検出される信号は電気角で240度ずれており、巻線
コイルW相で検出される信号はさらに電気角で240度
ずれている。ここで、巻線コイルW相による信号は、巻
線コイルU相に対し480度ずれていることとなるが、
電気角での360度のずれは同位相であることから、結
果として巻線コイルW相は巻線コイルU相に対し120
度ずれていることとなる。この様に、3相の巻線コイル
による検出信号がそれぞれ120度ずつずれた状態であ
る事が、3相ブラシレスモータの成立条件となってい
る。
【0029】これに対し、本発明によるブラシレスモー
タにおいては、巻線コイルU1で検出される信号に対
し、巻線コイルV1で検出される信号は電気角で300
度ずれており、巻線コイルW1で検出される信号はさら
に電気角で300度ずれている。ここで、巻線コイルW
1による信号は、巻線コイルU1に対し600度ずれて
いることとなり、電気角での360度のずれは同位相で
あることから、結果として巻線コイルW1は巻線コイル
U1に対し240度ずれていることとなる。ここで、巻
線コイルV1が従来のブラシレスモータと同様に、巻線
コイルU1に対し480度ずれておれば、3相ブラシレ
スモータの成立条件を満たすこととなるが、前記に示す
通り300度のずれであることから、このままでは3相
ブラシレスモータとなり得ない。そこで、巻線コイルV
1を巻線コイルU1と反対方向に巻線を巻くことで、電
気角として180度位相をずらしてやり、巻線コイルU
1に対する巻線コイルV1が480度ずれていることと
同じとしている。
【0030】次に、巻線コイルU1に対し巻線コイルU
2は、機械角で150度ずれていることから、電気角で
は900度ずれていることとなる。電気角360度毎に
同位相となることから、巻き線コイルU1とU2は、1
80度の位相差を持つこととなるので、巻線コイルU2
を巻線コイルU1に対し巻線方向を逆とすることで、巻
線コイルU2と巻線コイルU1とは、電気角として同位
相とすることができる。
【0031】同様に、巻線コイルV1と巻線コイルV2
および巻線コイルW1と巻線コイルW2についても、そ
れぞれ機械角で150度ずれて配置されていることか
ら、同様に互いの巻線方向を逆とすることで、電気角と
して同位相の巻線コイルを得ることが出来る。つまり、
巻線コイルのうちU2、V1、W2の3個の巻き線方向
とU1,V2,W1の3個の巻き線方向を逆にすること
で、従来のブラシレスモータと同様に、3相の各巻線コ
イルの信号を互いに電気角で120度ずつずれた形で得
ることができ、3相ブラシレスモータとして成立するこ
とが出来る。
【0032】このことは、巻線コイルの巻線方向を変え
るのではなく、プリント配線板等により、互いの巻線コ
イルの結線方向を変えることによっても対応可能であ
る。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明のブラシレスモー
タによれば、ブラシレスモータの巻線コイルを円盤状ロ
ータの磁極に対して最適な形状とすることが可能とな
り、ブラシレスモータのモータ定数Ktのロスを抑える
ことを可能とするものである。これによって、特にブラ
シレスモータの小型化における、巻線コイル配置上の制
約から生じるモータ定数Ktのロスを改善することで、
小型ブラシレスモータのモータ定数Ktを向上させるも
のである。さらに、同等サイズのブラシレスモータにお
いては、従来の巻線コイルを、巻線コイルの最適な形状
と最適な配置とすることにより、従来使用していた巻線
コイルの数を削減することを可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるブラシレスモータ
の巻き線コイルの線束とロータの配置を説明するための
断面図とステータおよびロータの矢視図
【図2】従来例の12極9コイルのブラシレスモータの
巻き線コイルの線束とロータの配置を説明するための断
面図とステータおよびロータの矢視図
【図3】従来例の10極6コイルのブラシレスモータの
ステータ部の矢視図
【符号の説明】
U1、U2、V1、V2、W1、W2 巻線コイル 2 プリント配線板 3 コイル端末の半田ランド(巻線コイル外側) 4 コイル端末の半田ランド(巻線コイル内側) HU、HV、HW、 位置検出素子(磁気センサー) 6 円盤状ロータ 7 磁極 8、9 コイル断面 10 巻線コイルの線束の中心線 A 巻線コイルの線束幅 Z 逆トルク発生部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁極数P個(Pは2以上の整数)の永久
    磁石を備えた円盤状ロータに対向して、複数の偏平空芯
    巻線コイルを具備するステータを有する小型3相ブラシ
    レスモータにおいて、前記コイルは、前記磁極が発生す
    る磁界と鎖交する2等辺を有する略三角形または台形状
    であり、前記2等辺を形成する2つのコイル線束の中心
    線の回転軸方向への延長が円盤状ロータの回転軸中心で
    交差し、かつ360/P度の開角を有することを特徴と
    するブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 前記巻線コイル群の外輪径が略φ40m
    m以下であることを特徴とする請求項1に記載のブラシ
    レスモータ。
  3. 【請求項3】 前記巻線コイルの2等辺を形成するコイ
    ル線束が、前記360/P度の開角線を中心としてその
    内側と外側にそれぞれ略360/(4×P)度の範囲内
    に配置されることを特徴とする請求項1に記載のブラシ
    レスモータ。
  4. 【請求項4】 隣接するコイル間距離を(360/P)
    ×(5/3)度とすることを特徴とする請求項3に記載
    のブラシレスモータ。
  5. 【請求項5】 前記モータは円盤状ロータの位置検出を
    行う3個の位置検出素子を有し、それらの位置検出素子
    を、(360/P)×(2/3)度間隔で配置するとと
    もに、コイルの配置されていない範囲に配置することを
    特徴とする請求項4に記載のブラシレスモータ。
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